JPH0727694Y2 - 可変ディレイ回路 - Google Patents

可変ディレイ回路

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JPH0727694Y2
JPH0727694Y2 JP1987137073U JP13707387U JPH0727694Y2 JP H0727694 Y2 JPH0727694 Y2 JP H0727694Y2 JP 1987137073 U JP1987137073 U JP 1987137073U JP 13707387 U JP13707387 U JP 13707387U JP H0727694 Y2 JPH0727694 Y2 JP H0727694Y2
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JPS6442625U (ja
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貫二 鈴木
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可変ディレイ回路の改善に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第5図に従来例を示す。同図において、41はバッファ,4
2は抵抗,43はコンデンサ,44はコンパレータである。第
6図に第5図各部の信号のタイムチャートを示す。バッ
ファ41には第6図(1)に示すような入力信号が加えら
れ、バッファ41からは第6図(2)のような信号aが出
力される。バッファ出力の信号aは抵抗42(抵抗値R)
とコンデンサ43(容量値C)で構成される積分器へ加え
られる。従って、RCの時定数により積分器の出力bは第
6図(3)の波形となり、コンパレータ44の(+)入力
端子に加えられる。コンパレータ44の(−)入力端子に
は比較電圧Vrが加えられている。コンパレータ44の
(−)入力端子に付した○印は導入した信号の“high"
と“low"の反転作用を意味する。コンパレータ44は
(+)入力である積分器出力bと(−)入力である比較
電圧Vrの大小を比べ(第6図(3)参照)、積分器出力
bの電圧が比較電圧Vrより高い期間t2、“high"レベル
を出力する(第6図(4)参照)。
第5図の回路は、抵抗42とコンデンサ43の値を選び、比
較電圧Vrを変化させることで、ディレイ時間δを変化
させることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図の回路では例えばパルス幅t1の入力信号
をバッファ41に加えた場合、遅延された信号(コンパレ
ータ44の出力c)のパルス幅はt2と異なってしまう。
即ち、第5図で得られる信号のディレイは、入力信号の
立上がりエッジ部の遅延量δと、入力信号の立下りエ
ッジ部の遅延量δとが一致しないのである。
従って第5図のような回路は、波形の立上がりだけ、又
は立下りだけに着目した用途にしか使用できないという
問題がある。
本考案の目的は、入力信号の幅が変化しない可変ディレ
イ回路を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するためにパルス状の入力
信号を受け、その入力信号と同一の波形(a)および反
転した波形(d)を出力するバッファと、 同一の時定数を有し、前記バッファの出力をそれぞれ積
分する2つの積分器(21,22)と、 この2つの積分器(21,22)の出力信号(b,e)を調整可
能な比較電圧(Vr)と比較しパルス状の信号を出力する
第1および第2のコンパレータ(6,7)と、 同一の時定数を有し、前記第1および第2のコンパレー
タ(6,7)の出力信号(c,f)をそれぞれ積分する2つの
積分器(23,24)と、 この2つの積分器(23,24)の出力信号(g,h)の大小を
比較してパルス状の信号を出力する第3のコンパレータ
(12) を備えたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係る可変ディレイ回路の一実施例を示
した図、第2図は第1図各部の信号のタイムチャートで
ある。
第1図において、1は差動出力を持つバッファである。
21,22,23,24は積分器であり、それぞれ抵抗2,3,8,9とコ
ンデンサ4,5,10,11とで構成される。6,7,12はコンパレ
ータである。入力信号は、差動出力a,bを持つバッファ
1に入力される。バッファ1の非反転出力aは積分器21
に加えられ、ここで信号bに変換されてコンパレータ6
の(+)入力端子に加えられる。バッファ1の反転出力
dは積分器22に加えられ、ここで信号eに変換されてコ
ンパレータ7の(+)入力端子に加えられる。ディレイ
量を決める比較電圧Vrは、コンパレータ6,7の(−)入
力端子に加えられる。コンパレータ6の出力cは積分器
23に加えられ、ここで信号gに変換されてコンパレータ
12の(+)入力端子に加えられる。コンパレータ7の出
力fは積分器24に加えられ、ここで信号hに変換されて
コンパレータ12の(−)入力端子に加えられる。コンパ
レータ12の出力S0が入力信号を所定量遅延させたディレ
イ出力となる。なお、バッファ1と各コンパレータ6,7,
12に付した○印は、上述と同様に信号の“high"と“lo
w"を反転する機能を表わす。
以上のように構成された第1図回路の動作を第2図を参
照しながら説明する。
バッファ1には、第2図(1)に示すようなパルス幅t1
の入力信号が加えられ、バッファ1から非反転出力a
(第2図(2)参照)と、反転出力d(第2図(5)参
照)が得られる。非反転出力aは積分器21により信号b
(第2図(3)参照)となり、反転出力dは積分器22に
より信号e(第2図(6)参照)となる。なお、ここで
積分器21と22の積分定数CRは等しく選ばれている。例え
ば、抵抗2,3の抵抗値を等しくし、コンデンサ4と5の
容量値を等しく選んでいる。
コンパレータ6は、信号bと比較電圧Vrの大小を比べ
(第2図(3)参照)、信号c(第2図(4)参照)を
出力する。コンパレータ7は、信号eと比較電圧Vrの大
小を比べ(第2図(6)参照)、信号f(第2図(7)
参照)を出力する。
ここで、2つの積分器21と22の積分定数CRが等しく、2
つのコンパレータ6,7に加えられる比較電圧Vrが共通で
あることから、次のことが成立つ。即ち、入力信号(第
2図(1)参照)の立上がりエッジと信号c(第2図
(4)参照)の立上がりエッジとの時間差をδ(第2
図参照)とすると、この時間差δは、入力信号の立下
りエッジと信号f(第2図(7)参照)の立上がりエッ
ジとの時間差δと等しくなる。
コンパレータ6の出力cは積分器23により信号gとなり
(第2図(8)参照)、コンパレータ7の出力fは積分
器24により信号hとなる(第2図(8)参照)。なお、
ここで積分器23と24の積分定数CRは等しく選ばれてい
る。例えば、抵抗8,9の抵抗値を等しくし、コンデンサ1
0,11の容量値を等しく選んでいる。
信号gとhはコンパレータ12で大小を比較され(第2図
(8)参照)、出力信号S0が得られる。本考案では、入
力信号における立上がりエッジのディレイ量と、立下り
エッジのディレイ量とが同じになり、その結果、出力信
号S0のパルス幅は入力信号のパルス幅t1と同じになる。
この理由を述べる。信号gの立上がり時点p1(第2図
(8)参照)は、信号cの立上がり時点p1と同じであ
る。また、信号hの立上がり時点p2(第2図(8)参
照)は、信号fの立上がり時点p2と同じである。信号h
の立下りスロープSL1(第2図(8)参照)と、信号g
の立下りスロープSL2(第2図(8)参照)は同じであ
る。また、信号gの立上がりスロープSL3と信号hの立
上がりスロープSL4は同じである。従って、入力信号に
おける立上がりエッジのディレイ量と、立下りエッジの
ディレイ量とは同じになる。
なおディレイ量を変化させるには比較電圧Vrの値を変え
ることにより行う。
第3図は本考案の別の構成例を示す図であり、第4図は
第3図回路の各部の信号のタイムチャートである。第3
図の構成は、第1図から4つの積分器21,22,23,24を取
去ったものであるので、バッファと、3つのコンパレー
タに第1図と同一番号を付してその構成説明は省略す
る。
第3図の回路は高速回路で使用するものである。速い時
間軸で見ると、バッファ1の出力も、コンパレータ6,7,
12の出力も、その立上がりエッジ,立下りエッジが斜め
に傾いた波形となる。バッファ1と各コンパレータを構
成する電子回路(図示せず)のスピードに限界があるか
らである。そのため、第3図と第4図に示す信号Bは第
1図の信号bに相当し、第3図と第4図に示す信号Cは
第1図の信号eに相当し、第3図と第4図に示す信号D
は第1図の信号gに相当し、第3図と第4図の信号Eは
第1図の信号hに相当する。
従って第3図の動作は第1図のバッファ1や各コンパレ
ータ6,7の内部に積分回路が内蔵されていると想定すれ
ば、第1図と同様にその動作を理解できる。
このようにバッファやコンパレータの応答スピードが問
題となる程の高速な回路では積分器21〜24は、省略する
ことができる。
〔本考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば入力信号のパルス幅を
変化させることなく、パルス全体をディレイさせること
ができる。しかも、そのディレイ量は比較電圧Vrの値を
変化させるだけで連続的に変化させることができる(所
謂タップ式のディレイラインではステップ状のディレイ
量しか得られない)。このようなことから、本願は立上
がりエッジ、又は立下りエッジに着目した回路以外にも
適用できる。特に多くの出力を有し、その1つ1つの出
力のディレイ量を調整する必要がある装置においては効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可変ディレイ回路の一実施例を示
した図、第2図は第1図各部の信号のタイムチャート、
第3図は本考案の別の構成例を示す図、第4図は第3図
回路の各部の信号のタイムチャート、第5図は従来例を
示す図、第6図は第5図各部の信号のタイムチャートで
ある。 1……バッファ、6,7,12……コンパレータ、21〜24……
積分器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス状の入力信号を受け、その入力信号
    と同一の波形(a)および反転した波形(d)を出力す
    るバッファと、 同一の時定数を有し、前記バッファの出力をそれぞれ積
    分する2つの積分器(21,22)と、 この2つの積分器(21,22)の出力信号(b,e)を調整可
    能な比較電圧(Vr)と比較しパルス状の信号を出力する
    第1および第2のコンパレータ(6,7)と、 同一の時定数を有し、前記第1および第2のコンパレー
    タ(6,7)の出力信号(c,f)をそれぞれ積分する2つの
    積分器(23,24)と、 この2つの積分器(23,24)の出力信号(g,h)の大小を
    比較してパルス状の信号を出力する第3のコンパレータ
    (12) を備え、前記入力信号を前記比較電圧(Vr)に関連した
    遅延量で遅延したパルス状の信号が前記第3のコンパレ
    ータ(12)より出力されるように構成したことを特徴と
    する可変ディレイ回路。
JP1987137073U 1987-09-08 1987-09-08 可変ディレイ回路 Expired - Lifetime JPH0727694Y2 (ja)

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JPS6442625U JPS6442625U (ja) 1989-03-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043917A (ja) * 1983-08-22 1985-03-08 Fujitsu Ltd クロツク位相調整回路
JPS6068714A (ja) * 1983-09-26 1985-04-19 Hitachi Ltd 遅延回路

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