JPH07276880A - 触指繰り出し式シャープペンシル - Google Patents

触指繰り出し式シャープペンシル

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JPH07276880A
JPH07276880A JP9704094A JP9704094A JPH07276880A JP H07276880 A JPH07276880 A JP H07276880A JP 9704094 A JP9704094 A JP 9704094A JP 9704094 A JP9704094 A JP 9704094A JP H07276880 A JPH07276880 A JP H07276880A
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Seiichi Kobayashi
小林  清一
Masafumi Hamada
雅文 濱田
Hiroyuki Muto
広行 武藤
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 触指繰り出し式シャープペンシルの構造及び
操作上の欠点を改良するとともに、大幅なコストダウン
を可能とする。また、強い筆圧が懸かった場合の芯折れ
を防止し、芯把持機能の寿命を延ばす。 【構成】 チャックケース2の後方に摺動管21を介し
て強いコイルスプリング12を設け、芯の先端に強い筆
圧が懸かった時に芯固定チャック3と共にチャックケー
ス2を後退させる。口金13の内部にガイドスリット1
7を挿入し、摺動自在な係止片18を有した繰り出し体
14を装着する。繰り出し体と一体に連動する触指部1
9を口金13の外部に設ける。触指部を前方に押圧状態
とし、その後方への可動ストロークを、繰り出し体の段
部14aが締め筒6の先端に当接する間隔と芯固定チャ
ック3の後端が芯ケース9の先端に当接して芯の把持を
開放する間隔とを加算した量より適宜大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記時に芯が消耗した
場合などに、筆記状態を維持したまま軸の先端部に設け
られた触指部に指先で軽く後方へ引いて放すという操作
を加えることによって、必要量の芯の繰り出しを可能と
する触指繰り出し式シャープペンシルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、同出願人は実公昭64ー
1107号公報で触指繰り出し式シャープペンシルを開
示している。それによれば、チャックケース2の前端部
外周には接合筒6が軸筒7に圧入固定されており、この
接合筒6の前端内径部に軸継ぎ手8が螺着されている。
軸継ぎ手8の前端外径部には螺子部が形成されており、
ここに先端パイプ9を固定した口金10が螺着してい
る。軸継ぎ手8の内径部には保持チャック12を中心に
嵌装した繰り出し体13の中心部14が内装されてお
り、繰り出し体13はこの中心部から外方に片部15を
突出させその先端に短筒状の触指部16を構成してい
る。繰り出し体13の片部15は軸継ぎ手8の先端から
後方に向かって軸方向に設けられたスリ割り17を貫通
しておりその触指部16を軸継ぎ手8の外周部に露呈さ
せている。触指繰り出しとは別に、普通に芯を繰り出す
場合には、ノック操作部に連結する芯ガイド1が接合筒
6との間に介装されたコイルスプリング20を圧縮しな
がらチャックケース2を軸継ぎ手8の後端に衝合するま
で前進させ、次いで芯固定チャック4が開放されて芯の
繰り出しが行われる。ノックを解除するとチャックケー
ス2が後退するが、その時には芯固定チャック4が開放
されたまま後退する必要がある。その為に、芯ガイド1
はチャックケース2の外周にコイルスプリング5より強
い力で摩擦係合するように構成される必要がある。以上
示したように、従来例は軸継ぎ手8の螺子部にスリ割り
17を設けたことにより変形し易い欠点がある。その
為、繰り出し体13の摺動不良や口金10の緩みが起き
やすい。従って、実際上それらの部材は金属加工品で設
けられており部材費が割り高と成っている。又、従来例
は部品点数も多く、螺合部が多いので更にコストアップ
という問題がある。又、従来例は触指繰り出し操作で必
要以上に芯を突出させてしまった場合に、後端をノック
して芯固定チャックの芯把持を開放した状態で芯の先端
を押圧して先端パイプ内に芯を没入させる操作がいる
が、この場合軸筒を持ち変えるので面倒である。又、上
記従来例では先端パイプが口金の先端に固定されている
為に、筆記時に芯の先端が先端パイプの先端と面一にな
った状態で筆記をすると紙面を破く問題がある。そのよ
うな問題が起こらないように触指繰り出し操作をすれば
済むことではあるが、まま忘れることがある。長い先端
パイプを有した製図用のシャープペンシルの場合には先
端パイプがしっかり固定される方が利点となるが、一般
の筆記に際しては欠点となる場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
例の構造上及び操作上の欠点を改良すると共に、主要部
材のほとんどを樹脂化可能として、且つ部材の省略を計
り大幅なコストダウンにより安価な触指繰り出し式シャ
ープペンシルを提供せんとするものである。又、従来例
では芯の先端に強い筆圧が懸かった時に芯が折れやすい
問題ある。又、強い筆圧を繰り返し受けた場合に、芯固
定チャックはボールによる点接触で支えられている為に
変形や磨耗の影響を受けやすく、又、芯把持部が磨耗す
ると芯の把持力が低下して芯滑り(筆圧が懸かると芯が
もぐってしまう)が起こる問題がある。特に、芯固定チ
ャックが樹脂製の場合には顕著に起こる。本発明はその
問題も合わせて解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の触指繰り出し式シャープペンシルは、芯固
定チャックを弱いコイルスプリングを附勢してボールで
締めつける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力
を有するが、芯のチャックからの引出しには僅かな力し
か必要としないシャープペンシルであって、芯固定チャ
ックをボールで締めつける締め筒を有したチャックケー
スの後方に摺動管を介して強いコイルスプリングを配設
し、芯の先端に強い筆圧が懸かった時に芯固定チャック
と共にチャックケースが後退するように成すと共に、軸
側面の中央やや前方にガイドスリットを穿設した口金を
軸筒の先端に螺合又は圧入等により固定して、口金の内
部にガイドスリットに嵌入して摺動自在な係止片を有し
た繰り出し体を嵌装し、繰り出し体の中心に保持チャッ
クを設け、係止片の外周にリング状の触指部を係合して
繰り出し体と一体に連動する触指部を口金の外部に露呈
して設けて、触指部と口金の間に上記弱いコイルスプリ
ングよりやや強いコイルスプリングを介在させて触指部
を前方に押圧状態に成し、上記触指部の後方への可動ス
トロークを繰り出し体の段部が締め筒の先端に当接する
間隔と芯固定チャックの後端が芯ケースの先端に当接し
て芯の把持を開放する間隔とを加算した量より適宜大き
く設定して成る。
【0005】
【実施例】図1乃至図5は本発明の実施例を示してい
る。図に示すように軸筒1の後端より適宜突出した芯ケ
ース9の後端孔に消しゴム27を取付けた消しゴム止め
具26が止着され、芯ケース9の後端外周にはノックカ
バー28が着脱自在に嵌着されている。又、軸筒1の後
端側面にはスリットい22a、テーパー部23を有して
小スリットろ22b、段部24を有してスリットは22
cで構成されたスリット部22が穿設され、同位置で、
芯ケース9の側面には前端に突起25aを有したリブ状
の膨出部25が設けられて、突起25aがスリットい2
2aに嵌装されテーパー部23を弾性変形させて突起2
5aの後端がスリットは22cの段部24に当接して芯
ケース9が軸筒1の後方に抜け止めされている。又、ノ
ックカバー28の側面にはクリップ29が一体に設けら
れ、芯ケース9に嵌着する孔部の一側には溝30が設け
られてリブ状の膨出部25が嵌入して、ノックカバー2
8、芯ケース9、軸筒1は回転方向で一体化されてい
る。
【0006】又、芯ケース9の先端には芯ガイド10が
一体に形成され、芯ガイド10の外周には突部11が設
けられている。又、後述するチャックケース2の後端側
面にはスリット部7が形成され、その側面部には係止部
8が設けられている。芯ガイド10はチャックケース2
の後端孔に嵌入して突部11と係止部8が係合する。
又、芯ケース9はその鍔部9bと後述する摺動管21の
後端部21cとの間でコイルスプリング12により常時
は後方に附勢されている。又、鍔部9bの後端は軸筒1
に設けた段部1aに当接している。(鍔部9bは弾性変
形を利用して段部1aに係止される)尚、段部1aを設
ける場合には前記突起25aを段部24に当接させる構
成は必要がない。(設計都合でどちらかに選択)
【0007】ところで、前記チャックケース2の先端に
は締め筒6が固着されている。締め筒6の前端内径部は
テーパー状を呈しており、そのテーパー面に接触するボ
ール4、4`を外面凹部に嵌入した芯固定チャック3が
内装され、この芯固定チャック3は締め筒6の後端で形
成される段部との間に介装されたコイルスプリング5に
より後方へ押圧されている。尚、芯固定チャック3は弾
性にすぐれ、耐磨耗性に強い合成樹脂成形品で二つ割り
状の筒体を合わせた状態で構成される。又、芯に筆記圧
が働くとボール4、4`が転動して芯固定チャック3は
楔効果により締まり芯は保持されるが、芯を前方へ引き
出す場合には上記コイルスプリング5のばね力を弱く設
定しておくことにより数グラム程度の小さい力により可
能となるように構成されている。
【0008】ところで、上記チャックケース2は樹脂成
形品で形成され締め筒6は金属加工で形成される。本
来、チャックケースと締め筒は一体で形成されるもので
あるが加工が複雑な為に金属だとコスト高となる。又、
樹脂製だと耐久性不足となる。締め筒6を金属としてい
る理由はボールの転動による耐磨耗性とテーパー部の剛
性を配慮したことによる。尚、後述するが、本実施例の
構成によればチャックケース2と締め筒6は一体の樹脂
成形品とすることも可能となる。
【0009】又、軸筒1の前端内径部には螺子部が形成
されており、ここに樹脂製の口金13が螺着している。
尚、口金13は軸筒1の前端内径部に圧入する場合もあ
る。又、口金13の軸側面の中央やや前方にガイドスリ
ット17が穿設されており、口金13の内部には繰り出
し体14が摺動自在に嵌装されている。
【0010】繰り出し体14は中心に保持チャック16
が固定され、後端側外周には上記ガイドスリット17に
対応する所定位置で係止溝18aを有した係止片18が
一体に形成され、係止片18はガイドスリット17に嵌
入して摺動自在と成されている。又、前記締め筒6の先
端と、繰り出し体14が口金13の最前端位置にある時
の対向面との間には、ノック操作による繰り出し量だけ
の間隔(図示a)が設けられている。又、繰り出し体1
4の上記保持チャック16の前方には先端パイプ15が
固着されて、当該先端パイプ15の先方が口金13の先
端から適宜突出して設けられ、繰り出し体14の前後動
と連動して先端パイプ15は口金13の先端で前後動す
る。
【0011】又、触指部19はリング状を呈した樹脂製
で、略先端の内周部には前記繰り出し体14の係止溝1
8aに対応した箇所で突部19aが形成されている。触
指部19は口金13の外部に嵌装され、突部19aが弾
性的に係止溝18aに嵌入して相互が係合され、触指部
19と繰り出し体14は一体に連動する。又、触指部1
9の後端と口金13の段部13aとの間には後述する間
隔Sが設けられている。
【0012】又、触指部19の内部で、触指部19と口
金13との間にコイルスプリング20を介在させて触指
部19を前方に押圧状態に附勢している。このスプリン
グ20のばね力は芯固定チャック3から芯を引き出す力
よりも大きくて構わないので10グラム乃至20グラム
程度に設定できる。
【0013】ところで、前記チャックケース2の略中央
外周には溝部2aと鍔部2bが設けられ、その後方にス
リット部7を有した筒部がある。一方、摺動管21の前
端には外径側にリング状の突部21aと内径側にリング
状の突部21bが形成され、摺動管21はチャックケー
ス2の後方部に被嵌されて突部21bが溝部2aに相互
間の弾性変形により嵌装される。又、摺動管21の前端
は口金13の後端面に当接し、且つチャックケース2の
溝部2aの前端に当接している。即ち、チャックケース
2はコイルスプリング12の附勢力に抗して後退を阻止
される。
【0014】
【作用】芯が先端パイプ15の先端まで挿通した状態に
於いて、繰り出し体14は外部の触指部19を指でもっ
て軽く後方に引いて係止片18をガイドスリット17に
沿わせることによって後方に摺動させることができる。
次に、指を放すと保持チャック16が芯を保持して前方
へ戻るので芯を繰り出すことができる。芯の繰り出し量
は触指部19の後端が対向する口金13の段部14aに
当接する間隔aの略同値となる。
【0015】又、先端パイプ15の先端を紙面に押し当
てて筆記すると、芯の消耗と共に先端パイプ15及び繰
り出し体14が後退して筆記を行うことが可能である。
従って、触指部19の操作(即ち、繰り出し体14の作
動)を忘れても紙面を破る問題が無く筆記できる。尚、
先端パイプ15が紙面に擦れて筆感が悪いと感じた時に
触指部19の操作を行えばよい。
【0016】次に、先端パイプ15から芯が必要以上の
長さに突出してしまった場合の収納方法であるが、触指
部19は前記間隔Sのストロークで可動可能となってお
り、間隔Sは前記触指繰り出しの間隔aにチャックケー
ス2を後退させる間隔cを加算した量である。間隔cは
芯固定チャック3の後端が芯ガイド10の先端に当接す
る間隔bより大きく設定されて、触指部19を間隔Sで
後退させた時には芯固定チャック3の芯把持が解除され
る。従って、その状態で芯の先端を押圧すれば突出した
芯は先端パイプ15内に没入する。尚、触指部19の間
隔aから間隔cに移るLラインでコイルスプリング20
に対し強いコイルスプリング12が作用するので操作上
の判別はハッキリするので使い勝手の違和感はない。
【0017】尚、後端をノックして芯を繰り出す場合に
は、ノックカバー28の後端をノックする。ノックカバ
ー28に連結した芯ケース9先端の芯ガイド10が鍔部
9bと摺動管21の後端部21cとの間に介装されたコ
イルスプリング12を圧縮しながらチャックケース2と
一体の締め筒6を前進して、(図4に示すように突部1
1が係止部8を構成する突部8bに当接すると芯ガイド
10とチャックケース2は連動する。)その先端を対向
する繰り出し体14の段部14aに衝合する。芯が先端
パイプ15から突出している場合には締め筒6の先端が
繰り出し体14の段部14aに衝合する間隔で芯が前進
する。
【0018】この状態でチャックケース2の前進が阻止
されるので突部11が弾性的に突部8bを乗り越えて前
進して、芯ガイド10の先端が芯固定チャック3の後端
に当接して芯固定チャック3が開放される。(芯が芯固
定チャック3を挿通していない状態ではこの時に芯が落
下して保持チャック16に当接又は前の芯の後端に当接
する。)
【0019】次いで、ノックカバー28の後端ノックを
解除すると、突部11の後端が突部8bに当接するので
芯が保持チャック16に固定された状態で固定チャック
3は開放されたまま芯ケース9と共にチャックケース2
が後退して、チャックケース2が摺動管21の前端で後
退を阻止されると、芯ケース9、即ち芯ガイド10のみ
が後退して再び突部11が突部8bを乗り越えて突部8
aとの間に位置する。以上を繰り返すことで芯は順次繰
り出される。(芯が保持チャック16に当接又は前の芯
の後端に当接している場合にも上記ノック操作を繰り返
すことで芯が前進する)
【0020】又、芯が先端パイプ15から突出した状態
で強い筆圧が懸かった場合には、芯固定チャック3と共
にチャックケース2が後退するので、最初に先端パイプ
15と芯が後退し、先端パイプ15の後退限(触指部の
後退限)で芯のみが後退して芯折れが防止される。又、
突出した芯が長い場合には、芯固定チャック3の後端が
芯ガイド10の前端に当接すると芯固定チャック3が僅
かに前進して芯の把持が解除されるので芯固定チャック
3に無理が懸からない。
【0021】芯に強い筆圧が懸かって芯と先端パイプ1
5が後退した場合、筆圧を解除すれば元の状態に芯と先
端パイプ15が突出するが、芯が長い場合には芯固定チ
ャック3の後端が芯ガイド10の前端に当接した状態で
芯のみが後退して、その当接する間隔に相当する長さが
芯の突出量となる。即ち、当接する間隔を適宜寸法に設
定すれば先端パイプ15から突出する芯の長さを適正な
寸法に調節する作用を持たせることが可能となる。尚、
チャックケース2が後退する荷重は筆記作業の適正から
400〜700g程度に設定されることが望ましい。即
ち、それ以上の筆圧が懸かると芯と先端パイプ15が後
退することになる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、従来の軸継
ぎ手の先端まで切欠いたスリ割りがないので触指部の摺
動不良や螺合部の緩み等の構造上の欠点が解消される。
又、軸筒、口金、繰り出し体、触指部を夫々合成樹脂成
形品として形成し、部材の単純化を計ったことにより大
幅なコストダウンが可能となる。又、従来の複雑な金属
加工や螺合部は加工ばらつきによる品質の問題が存在す
るが、本願では金型による樹脂成形で形成できるので部
材間のばらつきが無く品質が安定化する効果も奏する。
又、触指部の操作を忘れても筆記可能なので筆記で紙面
を破る問題が防止可能である。又、必要以上に芯が長く
突出した場合など、先端パイプ内に芯を没入させる手段
が触指部の操作で行えるので、軸の持ち替えの必要がな
く使い勝手がよい。又、強い筆圧が懸かった時には最初
に芯と先端パイプが後退し、その後芯のみが先端パイプ
内に後退するので芯折れが防止され、且つ芯固定チャッ
クに対して無理な荷重が懸からないので芯の把持機能に
係わる変形や磨耗が軽減されて寿命を著しく延ばすこと
が可能となる。又、芯が先端パイプから長く突出した場
合には、強い筆圧で芯が先端パイプと同面まで後退した
後、筆圧を解除すると適正な芯の突出量に調整すること
も可能となるなど効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である触指繰り出し式シャープ
ペンシルの要部拡大の縦断面図で、一部が半断面されて
いる。
【図2】実施例である触指繰り出し式シャープペンシル
の全体の縦断面図で、一部が半断面されている。
【図3】実施例である触指繰り出し式シャープペンシル
の外観を示す正面図である。
【図4】実施例の芯ガイドとチャックケースとの係合部
位を示した要部断面図で、一部非断面と成っている。
【図5】実施例の芯ケースと軸筒との止着部位を示す図
である。
【符号の説明】
1 軸筒 1a 段部 2 チャックケース 2a 溝部 2b 鍔部 3 芯固定チャック 4 ボール 4` ボール 5 コイルスプリング 6 締め筒 7 スリット部 8 係止部 8a 突部 8b 突部 9 芯ケース 10 芯ガイド 11 突部 12 コイルスプリング 13 口金 13a 段部 14 繰り出し体 14a 段部 14b 繰り出し体の中心部 15 先端パイプ 16 保持チャック 17 ガイドスリット 18 係止片 18a 係止溝 19 触指部 19a 突部 20 コイルスプリング 21 摺動管 21a 突部 21b 突部 21c 後端部 22 スリット部 22a スリットい 22b 小スリットろ 22c スリットは 23 テーパー部 24 段部 25 リブ状の膨出部 25a 突起 26 消しゴム止め具 27 消しゴム 28 ノックカバー 29 クリップ 30 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯固定チャック3を弱いコイルスプリン
    グ5を附勢してボールで締めつける構造により筆記に対
    しては充分な芯の保持力を有するが、芯の当該芯固定チ
    ャック3からの引出しには僅かな力しか必要としないシ
    ャープペンシルに於いて、上記芯固定チャック3をボー
    ルで締めつける締め筒6を有したチャックケース2の後
    方に摺動管21を介して強いコイルスプリング12を配
    設し、芯の先端に強い筆圧が懸かった時に芯固定チャッ
    ク3と共にチャックケース2が後退するように成すと共
    に、軸側面の中央やや前方にガイドスリット17を穿設
    した口金13を軸筒1の先端に螺合又は圧入等により固
    定して、口金13の内部にガイドスリット17に嵌入し
    て摺動自在な係止片18を有した繰り出し体14を嵌装
    し、該繰り出し体14の中心に保持チャック16を設
    け、上記係止片18の外周にリング状の触指部19を係
    合して繰り出し体14と一体に連動する触指部19を口
    金13の外部に露呈して設けて、触指部19の内部で、
    触指部19と口金13との間に上記コイルスプリング5
    よりやや強いコイルスプリング20を介在させて触指部
    19を前方に押圧状態に成し、上記触指部19の後方へ
    の可動ストロークを繰り出し体の段部14aが締め筒6
    の先端に当接する間隔と芯固定チャック3の後端が芯ケ
    ース9の先端に当接して芯の把持を開放する間隔とを加
    算した量より適宜大きく設定したことを特徴とする触指
    繰り出し式シャープペンシル。
  2. 【請求項2】 少なくとも、繰り出し体14、触指部1
    9が夫々合成樹脂成形品として形成され、繰り出し体1
    4の先方に一体に先端パイプを固着して先端パイプが口
    金13の先端から貫出するように設けて、係止片18の
    外周に設けた係止溝18aにリング状の触指部19の内
    面に形成した突部19aが弾性的に係合して構成された
    上記請求項1記載の触指繰り出し式シャープペンシル。
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