JPH0727681Y2 - ラッチングサーキュレータ - Google Patents
ラッチングサーキュレータInfo
- Publication number
- JPH0727681Y2 JPH0727681Y2 JP1987181004U JP18100487U JPH0727681Y2 JP H0727681 Y2 JPH0727681 Y2 JP H0727681Y2 JP 1987181004 U JP1987181004 U JP 1987181004U JP 18100487 U JP18100487 U JP 18100487U JP H0727681 Y2 JPH0727681 Y2 JP H0727681Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrimagnetic material
- waveguide
- ferrimagnetic
- latching circulator
- circulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、導波管回路分岐部にフェリ磁性体を配置した
導波管内磁路形ラッチングサーキュレータに関する。
導波管内磁路形ラッチングサーキュレータに関する。
[従来技術とその問題点] 従来、導波管回路分岐部にフェリ磁性体を配置した導波
管内磁路形ラッチングサーキュレータは、マイクロ波周
波数帯や準ミリ波周波数帯切替素子として広く使用され
ている。このラッチングサーキュレータは第3図,第4
図に示すような構成となっており、導波管回路分岐部に
誘電体シート8a,8bとフェリ磁性体励磁用コイル9を設
けたフェリ磁性体7を配置したものであった。
管内磁路形ラッチングサーキュレータは、マイクロ波周
波数帯や準ミリ波周波数帯切替素子として広く使用され
ている。このラッチングサーキュレータは第3図,第4
図に示すような構成となっており、導波管回路分岐部に
誘電体シート8a,8bとフェリ磁性体励磁用コイル9を設
けたフェリ磁性体7を配置したものであった。
このラッチングサーキュレータの特性は、フェリ磁性体
7の大きさやフェリ磁性体励磁用コイル9を巻く貫通孔
の形成位置により左右され、ばらつきを生じることが多
かった。このため、インピーダンスのマッチングをとる
ことが難しく、広帯域な特性が得にくくなるという問題
があった。
7の大きさやフェリ磁性体励磁用コイル9を巻く貫通孔
の形成位置により左右され、ばらつきを生じることが多
かった。このため、インピーダンスのマッチングをとる
ことが難しく、広帯域な特性が得にくくなるという問題
があった。
本考案は上述した問題点にかんがみてなされたもので、
フェリ磁性体の特性のばらつきを調整することによりイ
ンピーダンスのマッチングをとることができ、広帯域な
電気的特性を得ることができるとともに、フェリ磁性体
を堅固に支持し、かつ、フェリ磁性体で発生する熱を効
果的に放熱できるラッチングサーキュレータの提供を目
的とする。
フェリ磁性体の特性のばらつきを調整することによりイ
ンピーダンスのマッチングをとることができ、広帯域な
電気的特性を得ることができるとともに、フェリ磁性体
を堅固に支持し、かつ、フェリ磁性体で発生する熱を効
果的に放熱できるラッチングサーキュレータの提供を目
的とする。
[問題点の解決手段] 上記目的を達成するために本考案のラッチングサーキュ
レータは、導波管回路分岐部に励磁導線を巻いた三角形
のフェリ磁性体を配置し、このフェリ磁性体の励磁導線
に励磁電流を流し、上記フェリ磁性体を磁化させる導波
管内磁路形ラッチングサーキュレータにおいて、上記フ
ェリ磁性体の三つの側面に、それぞれ少なくとも一本の
誘電体の棒を接触させて設けるとともに、この誘電体の
棒の両端を導波管H面に固定した構成としてある。
レータは、導波管回路分岐部に励磁導線を巻いた三角形
のフェリ磁性体を配置し、このフェリ磁性体の励磁導線
に励磁電流を流し、上記フェリ磁性体を磁化させる導波
管内磁路形ラッチングサーキュレータにおいて、上記フ
ェリ磁性体の三つの側面に、それぞれ少なくとも一本の
誘電体の棒を接触させて設けるとともに、この誘電体の
棒の両端を導波管H面に固定した構成としてある。
[作用] 上記構成からなる本考案のラッチングサーキュレータに
よれば、フェリ磁性体の三側面に接触させてある誘電体
の棒によってフェリ磁性体が強固に支持され、また、誘
電体の棒の両端を介して、フェリ磁性体で発生した熱を
熱導波管H面に効果的に放熱する。
よれば、フェリ磁性体の三側面に接触させてある誘電体
の棒によってフェリ磁性体が強固に支持され、また、誘
電体の棒の両端を介して、フェリ磁性体で発生した熱を
熱導波管H面に効果的に放熱する。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るラッチングサーキュレータのフェ
リ磁性体部を示す平面図、第2図は同じく第1図のA−
A線断面図である。
リ磁性体部を示す平面図、第2図は同じく第1図のA−
A線断面図である。
図面において、1はフェリ磁性体であり、平面形状三角
形に形成するとともに、導波管回路分岐部に配置されて
いる。このフェリ磁性体1の上部と下部には誘電体シー
ト2a,2bがそれぞれ設けてあり、下部の誘電体シート2b
によってフェリ磁性体1は、導波管の内面から浮いた状
態となっている。また、上部の誘電体シート2aは、イン
ピーダンスマッチング用に設けられている。そして、フ
ェリ磁性体1の上面と導波管H面3の間には、空隙部が
形成されている。
形に形成するとともに、導波管回路分岐部に配置されて
いる。このフェリ磁性体1の上部と下部には誘電体シー
ト2a,2bがそれぞれ設けてあり、下部の誘電体シート2b
によってフェリ磁性体1は、導波管の内面から浮いた状
態となっている。また、上部の誘電体シート2aは、イン
ピーダンスマッチング用に設けられている。そして、フ
ェリ磁性体1の上面と導波管H面3の間には、空隙部が
形成されている。
4はフェリ磁性体励磁用コイルであり、フェリ磁性体1
の側面に設けたコイル用の貫通孔に巻いてある。このフ
ェリ磁性体励磁用コイル4に励磁電流を流すことによ
り、フェリ磁性体1は磁化される。
の側面に設けたコイル用の貫通孔に巻いてある。このフ
ェリ磁性体励磁用コイル4に励磁電流を流すことによ
り、フェリ磁性体1は磁化される。
5はフェリ磁性体1を導波管内面に固定する誘電体の棒
であり、三角形をしたフェリ磁性体1の各側面に接する
ように設けてある。この誘電体の棒5の両端は、導波管
H面5にそれぞれ固定されている。
であり、三角形をしたフェリ磁性体1の各側面に接する
ように設けてある。この誘電体の棒5の両端は、導波管
H面5にそれぞれ固定されている。
したがって、フェリ磁性体1は導波管内において堅固に
支持され、特性の安定化を高めるとともに、ラッチング
サーキュレータが高出力系に使用された場合に、フェリ
磁性体1が発する熱を両方の導波管H面3から効果的に
放熱する。
支持され、特性の安定化を高めるとともに、ラッチング
サーキュレータが高出力系に使用された場合に、フェリ
磁性体1が発する熱を両方の導波管H面3から効果的に
放熱する。
6は接着剤のフィレットであり、フェリ磁性体1,誘電体
の棒,導波管内面を固定し、表面はなめらかな曲面に形
成してある。
の棒,導波管内面を固定し、表面はなめらかな曲面に形
成してある。
上述したラッチングサーキュレータによれば、フェリ磁
性体1を導波管内面に固定する誘電体の棒5の形状およ
び固定位置を選択することにより、インピーダンスのマ
ッチングを得るための調整をすることができる。
性体1を導波管内面に固定する誘電体の棒5の形状およ
び固定位置を選択することにより、インピーダンスのマ
ッチングを得るための調整をすることができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のラッチングサーキュレータ
は、フェリ磁性体の特性のばらつきを調整することによ
りインピーダンスのマッチングをとることができ、広帯
域な電気的特性を得ることができる。
は、フェリ磁性体の特性のばらつきを調整することによ
りインピーダンスのマッチングをとることができ、広帯
域な電気的特性を得ることができる。
また、フェリ磁性体の三側面に誘電体の棒を接触させて
あるので、フェリ磁性体を強固に支持でき、さらに、誘
電体の棒の両端を導波管H面に固定してあるので、フェ
リ磁性体で発生する熱を効果的に放熱できる。
あるので、フェリ磁性体を強固に支持でき、さらに、誘
電体の棒の両端を導波管H面に固定してあるので、フェ
リ磁性体で発生する熱を効果的に放熱できる。
第1図は本考案実施例に係るラッチングサーキュレータ
のフェリ磁性体を示す平面図、第2図は同じく第1図の
A−A線断面図、第3図は従来のラッチングサーキュレ
ータのフェリ磁性体部を示す平面図、第4図は同じく第
3図のB−B線断面図である。 1:フェリ磁性体 2a,2b:誘電体シート 3:導波管H面 4:フェリ磁性体励磁用コイル 5:誘電体の棒 6:接着剤のフィレット
のフェリ磁性体を示す平面図、第2図は同じく第1図の
A−A線断面図、第3図は従来のラッチングサーキュレ
ータのフェリ磁性体部を示す平面図、第4図は同じく第
3図のB−B線断面図である。 1:フェリ磁性体 2a,2b:誘電体シート 3:導波管H面 4:フェリ磁性体励磁用コイル 5:誘電体の棒 6:接着剤のフィレット
Claims (1)
- 【請求項1】導波管回路分岐部に励磁導線を巻いた三角
形のフェリ磁性体を配置し、このフェリ磁性体の励磁導
線に励磁電流を流し、上記フェリ磁性体を磁化させる導
波管内磁路形ラッチングサーキュレータにおいて、 上記フェリ磁性体の三つの側面に、それぞれ少なくとも
一本の誘電体の棒を接触させて設けるとともに、この誘
電体の棒の両端を導波管H面に固定したことを特徴とす
るラッチングサーキュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987181004U JPH0727681Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラッチングサーキュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987181004U JPH0727681Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラッチングサーキュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0186301U JPH0186301U (ja) | 1989-06-07 |
JPH0727681Y2 true JPH0727681Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31472503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987181004U Expired - Lifetime JPH0727681Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | ラッチングサーキュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727681Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1997184B1 (en) * | 2005-12-20 | 2018-08-15 | EMS Technologies, Inc. | Ferrite waveguide circulator with thermally-conductive dielectric attachments |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4873542U (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-13 | ||
JPS56111504U (ja) * | 1980-01-29 | 1981-08-28 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP1987181004U patent/JPH0727681Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1997184B1 (en) * | 2005-12-20 | 2018-08-15 | EMS Technologies, Inc. | Ferrite waveguide circulator with thermally-conductive dielectric attachments |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0186301U (ja) | 1989-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005340812A (ja) | コイル構造及びその製造方法 | |
US4163884A (en) | Induction heating core for adhesive fastening systems | |
JPH0727681Y2 (ja) | ラッチングサーキュレータ | |
US4223292A (en) | Hall element | |
US3971126A (en) | Method of fabricating magnetic field drive coils for field accessed cylindrical domain memories | |
US3761938A (en) | Ferrite dipole antenna radiator | |
JPS598403A (ja) | マイクロストリツプ線路サ−キユレ−タ | |
US4857875A (en) | Yoke | |
JPS6221045Y2 (ja) | ||
JPH0210642Y2 (ja) | ||
JPS607405B2 (ja) | 導波管形移相器 | |
JPH082959Y2 (ja) | 高周波加熱コイル体 | |
JPS6236325Y2 (ja) | ||
JPH0715205Y2 (ja) | 非可逆回路素子 | |
JPH09246814A (ja) | 高周波用伝送線路 | |
JPH10341545A (ja) | 非接触給電装置 | |
JPH01174101A (ja) | マイクロ波回路 | |
SU1492402A1 (ru) | Невзаимное устройство СВЧ | |
RU1805514C (ru) | СВЧ-нагрузка | |
JPH04158601A (ja) | 導波管型終端器 | |
JPH06151185A (ja) | 平面型インダクタンス素子 | |
JPH0314801U (ja) | ||
JPH0547561A (ja) | 平面形インダクタンス素子 | |
JPH0233366Y2 (ja) | ||
JPS58201403A (ja) | 超高周波回路 |