JPH0715205Y2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH0715205Y2
JPH0715205Y2 JP1988142788U JP14278888U JPH0715205Y2 JP H0715205 Y2 JPH0715205 Y2 JP H0715205Y2 JP 1988142788 U JP1988142788 U JP 1988142788U JP 14278888 U JP14278888 U JP 14278888U JP H0715205 Y2 JPH0715205 Y2 JP H0715205Y2
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JP
Japan
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capacitance
pattern
insulating substrate
central conductor
chip
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JP1988142788U
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JPH0264208U (ja
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孝 岩田
正治 桜井
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、無線通信装置(固定局、移動局)に使用され
るサーキュレータ、アイソレータ等のマイクロ波帯用の
非可逆回路素子に関する。
(考案の概要) 本考案はサーキュレータ、アイソレータ等のマイクロ波
帯用の非可逆回路素子において、中心導体部を構成する
ストリップ導体が接続された静電容量パターンに櫛状の
容量調整部を形成し、そこに誘電体チップ又は金属チッ
プを設けて周波数調整を容易に実行できるようにしたも
のである。
(従来の技術) 従来よりストリップ導体を少なくとも3個以上相互に交
差させて中心導体部を構成した非可逆回路素子は、実開
昭62−49304号等で知られている。
第2図及び第3図はこの種の非可逆回路素子としての集
中定数形サーキュレータの従来例を示す。この図におい
て、1はアルミナ等の絶縁基板であり、この中心部に円
形穴2が形成され、ここに円板形のフェリ磁性体3が配
置されている。このフェリ磁性体3上には、ストリップ
導体板4A,4B,4Cを絶縁シート5で互いに絶縁して交差さ
せた中心導体部6が載置されている。ここで、各ストリ
ップ導体板は一対の導電線路を両端で短絡した形状であ
る。そして、各ストリップ導体板4A,4B,4Cの一端は接地
導体を兼ねた金属ケース7の底部にそれぞれ接続され、
他端は絶縁基板1上の静電容量パターン8A,8B,8Cにそれ
ぞれ接続される。各静電容量パターンは厚膜、薄膜作成
技術により絶縁基板上に形成される導電膜である。
各静電容量パターン8A,8B,8Cは外部接続用線路(又は端
子)を接続する機能と、絶縁基板裏面の接地導電膜9と
の間で周波数調整用静電容量を構成する機能とを有する
ものであり、細幅の容量補正パターン部10がそれぞれ設
けられている。
なお、第3図に示す如く、中心導体部6の上側にも円板
形のフェリ磁性体3A(フェリ磁性体3と同一形状)が配
置され、さらにフェリ磁性体3,3Aに直流磁界を印加する
永久磁石11が金属ケース7の内側に固定される。また、
前記絶縁基板1は裏面の接地導電膜9の部分で金属ケー
ス7の底部に接続固定され、フェリ磁性体3も金属ケー
ス底部に固着される。図示は省略したがフェリ磁性体3,
3Aはシールド部材で覆われて金属ケース7側に固定され
る。
(考案が解決しようとする課題) さて、第2図の従来例では、各静電容量パターン8A,8B,
8Cを最適値よりもやや大きめに形成しておき、サーキュ
レータの組立時に周波数調整用静電容量を変化させる必
要性が生じた場合には、導電膜パターン8A,8B,8Cの容量
補正パターン部10を斜線部Pのように削り落として容量
補正を実施していた。
しかし、このようなパターンの削り落としは作業時間が
長くなる嫌いがあり、削り工具にダイヤモンドドリルを
使用するため加工費も高くなっていた。さらに、削りく
ずがサーキュレータ内部に付着して動作に不都合を引き
起こす可能性もあった。
本考案は、周波数調整作業が容易で作業時間が短くて済
む非可逆回路素子を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、ストリップ導体
を少なくとも3個以上絶縁して相互に交差させ、中心導
体部を構成し、該中心導体部をフェリ磁性体上又はこれ
に近接させて配置し、前記ストリップ導体の端部を絶縁
基板上の静電容量パターンに接続した非可逆回路素子に
おいて、前記静電容量パターンに櫛状の容量調整部を形
成し、該容量調整部に誘電体チップ又は金属チップを設
けた構成としている。
(作用) 本考案の非可逆回路素子は、中心導体部を構成するスト
リップ導体が接続された静電容量パターンに櫛状の容量
調整部を形成し、そこに誘電体チップ又は金属チップを
設けて周波数調整を行っており、パターン削り落とし作
業を不要(もしくは必要最小限)にして極めて作業性良
く周波数調整を実行できる。
(実施例) 以下、本考案に係る非可逆回路素子の実施例を図面に従
って説明する。
第1図において、8X,8Y,8Zは厚膜又は薄膜技術で絶縁基
板1上に形成された静電容量パターンであり、外部接続
用線路(又は端子)を接続する機能と、絶縁基板裏面の
接地導電膜との間で周波数調整用静電容量を構成する機
能とを有するものであり、櫛状の容量調整部15をそれぞ
れ持つ。そして、中心導体部6を構成するストリップ導
体板4A,4B,4Cがそれぞれ静電容量パターン8X,8Y,8Zに接
続されている。
なお、その他の部分の構成は前述の第2図及び第3図と
同様である。
さて、上記実施例では、各静電容量パターン8X,8Y,8Zを
最適値よりもやや小さめに形成しておき、サーキュレー
タの組立時に周波数調整用静電容量を変化させる必要性
が生じた場合には、静電容量パターン8X,8Y,8Zの櫛状容
量調整部15の先端部に誘電体チップ16を貼り付けたり、
又は金属チップ17を貼り付け接続したりして静電容量を
僅かに増やして容量補正を実行する。
上記実施例の場合、誘電体チップ又は金属チップの付加
という極めて簡単な作業で周波数調整ができ、従来の導
電パターンの削り落としに比べ作業時間が大幅に短縮さ
れ、削り粉による不都合の発生もなく、また、加工費も
安い。これによって、絶縁基板1の誘電率、厚さのばら
つきによる容量の変化を気にしなくてもよくなった。
なお、上記実施例ではサーキュレータを構成した場合を
例示したが、静電容量パターンのいずれか1つを絶縁基
板裏面の接地導電膜又は金属導体を兼ねた金属ケースに
終端抵抗で接続することによってアイソレータを構成で
きることは明らかである。
また、上記実施例では中心導体部6を構成するストリッ
プ導体板4A,4B,4Cは相互に絶縁シート5で絶縁して交差
させているが、ストリップ導体4A,4B,4Cの各一対の導電
線路を編み合わせる如く交差させる構造としてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の非可逆回路素子によれ
ば、中心導体部を構成した各ストリップ導体の端部を絶
縁基板上の静電容量パターンに接続し、該静電容量パタ
ーンに櫛状の容量調整部を形成し、該容量調整部に誘電
体チップ又は金属チップを設けた構成であり、極めて作
業性良く周波数調整ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る非可逆回路素子の実施例を示す平
面図、第2図は従来例の平面図、第3図は同側面図であ
る。 1……絶縁基板、3,3A……フェリ磁性体、4A,4B,4C……
ストリップ導体板、6……中心導体部、7……金属ケー
ス、8A,8B,8C,8X,8Y,8Z……静電容量パターン、15……
容量調整部、16……誘電体チップ、17……金属チップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップ導体を少なくとも3個以上絶縁
    して相互に交差させ、中心導体部を構成し、該中心導体
    部をフェリ磁性体上又は当該フェリ磁性体に近接させて
    配置し、前記ストリップ導体の端部を絶縁基板上の静電
    容量パターンに接続した非可逆回路素子において、前記
    静電容量パターンに櫛状の容量調整部を形成し、該容量
    調整部に誘電体チップ又は金属チップを設けたことを特
    徴とする非可逆回路素子。
JP1988142788U 1988-11-02 1988-11-02 非可逆回路素子 Expired - Lifetime JPH0715205Y2 (ja)

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JPH0264208U JPH0264208U (ja) 1990-05-15
JPH0715205Y2 true JPH0715205Y2 (ja) 1995-04-10

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143908A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kao Corp 歯ブラシ
JP2016198651A (ja) * 2016-09-07 2016-12-01 花王株式会社 歯ブラシ

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