JPH0233366Y2 - - Google Patents

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JPH0233366Y2
JPH0233366Y2 JP19663185U JP19663185U JPH0233366Y2 JP H0233366 Y2 JPH0233366 Y2 JP H0233366Y2 JP 19663185 U JP19663185 U JP 19663185U JP 19663185 U JP19663185 U JP 19663185U JP H0233366 Y2 JPH0233366 Y2 JP H0233366Y2
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JP
Japan
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circulator
outer diameter
magnetic
steel plate
ferrimagnetic
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JP19663185U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はマイクロ波帯で使用するストリツプラ
イン形のサーキユレータに関するものである。
(従来技術) 従来のサーキユレータは、第5図及び第6図に
示すように、Y字状をなす板状の中心導体1の両
面にフエリ磁性体2が配設され、これらフエリ磁
性体2の各外面には非磁性体よりなる外部導体3
がそれぞれ配設され、両外部導体3の各外面側に
はこれら外部導体3をそれぞれ介して各フエリ磁
性体2に直流磁界を印加するマグネツト4がそれ
ぞれ配設され、これらマグネツト4の各外部導体
3に対向する面には温度補償用の整磁鋼板5がそ
れぞれ配設され、各整磁鋼板5と各外部導体3と
が対向する面間には空隙6がそれぞれ設けられ、
両マグネツト4はコ字状の鉄板よりなるヨーク7
で磁気的に相互に連結され、中心導体1のY字状
の各端部にはコネクタ8がそれぞれ設けられた構
造であつた。
このようなストリツプライン形をしたサーキユ
レータでは、フエリ磁性体2に均一な直流磁界を
印加するために該フエリ磁性体2のサーキユレー
タ動作領域の直径(以下、外径という)よりも1
〜割程度のマグネツト4の外径を大きく設定する
のが一般的であり、この組合せを基本にして温度
補償用金属板即ち整磁鋼板5の外径を実験的に決
定していた。
この場合、フエリ磁性体2の半径Rの最適値は
次式により求められる。
R=1.84/[2πf0(1−P2) ×εrε0μ0]1/2 ここで、P=γ×4πMs/f0≒0.7 4πMs:飽和磁束密度(ガウス) γ:磁気回転比(=2.8MHz/Oe) f0:中心周波数(Hz) εr:比誘電率 ε0:真空中の誘電率 μ0:真空中の透磁率 このような半径Rより大きなフエリ磁性体2を
用いたサーキユレータも一部にはあるが、これは
フエリ磁性体2を単に誘電体として伝送線路を構
成したに過ぎないもので、サーキユレータ動作領
域は半径Rに限られている。
第7図は整磁鋼板5によりマグネツト4の温度
補償状態を示した説明図である。一般にマグネツ
ト4は磁界の強さにおいて負の温度係数をもち、
温度が上昇すると磁界が弱くなり、フエリ磁性体
2の動作条件が変動し、サーキユレータとしての
電気的特性が劣化する。また、温度が低下する
と、磁界が強くなり、同様にサーキユレータとし
ての電気的特性が劣化する。一方、整磁鋼板5も
透磁率において負の温度係数をもつが、第7図に
示すようにマグネツト2の外径よりも整磁鋼板2
の外径を大きくし、フエリ磁性体2へ向かう磁界
の反対側に漏れる磁界を利用して温度補償を行う
ことができる。つまり、温度が上昇した場合、整
磁鋼板2の透磁率が低下し、これによつて漏れる
磁界成分が減少し、フエリ磁性体2へ向う磁界成
分が増加する。
第8図はマグネツト4の外径を一定とした条件
かで整磁鋼板5の外径を変えたときの磁界の強さ
における温度係数の変化を示したものである。
従つて、マグネツト4の外径に対して整磁鋼板
5の外径を適当な値(図のA点の位置の外径)に
することにより磁界の強さにおいて温度係数を零
に近づけることができる。
(考案を解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のサーキユレー
タでは、マグネツト4の温度補償を行うために
は、フエリ磁性体5の外径よりも大きな外径をも
つマグネツト4と、更に大きな外径をもつ整磁鋼
板2が必要となり、サーキユレータの小形化の妨
げとなつていた。
本考案の目的は、整磁鋼板を有しても小形化を
図ることができるサーキユレータを提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1図乃至第3図を参照して説
明すると、本考案は各マグネツト4の外径を各フ
エリ磁性体2のサーキユレータ動作領域の外径よ
り小さくし、各整磁鋼板2の外径を各フエリ磁性
体2の外径と同程度にしたものである。
(作用) このようにすると、サーキユレータ特性を悪化
させないでサーキユレータを小形とすることがで
き、温度特性の優れた小型のサーキユレータが実
現できる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。第1図及び第2図は本考案に係るサーキ
ユレータの一実施例を示したものである。なお、
前述した第5図及び第6図と同一部分には同一符
号を付して示している。本実施例では、マグネツ
ト4の外径はフエリ磁性体2の動作領域外径より
小さく設定されている。また、整磁鋼板5の外径
はフエリ磁性体2を動作領域外径と同程度に設定
されている。
第3図は本考案におけるフエリ磁性体2、マグ
ネツト4及び整磁鋼板5における磁界の様子を示
したものである。図は、マグネツト4の外径を小
さくしても整磁鋼板5の存在によりフエリ磁性体
2に印加される磁界の分布が均一化されることを
示している。
第4図は整磁鋼板5の外径を一定とした条件下
でマグネツト4の外径を変えたときの磁界の強さ
における温度係数の変化を示したものである。図
から明らかなように、整磁鋼板5の外径に対して
マグネツト4の外径を適当値(図のB点の位置の
外径)とすることにより、磁界の強さにおいて温
度係数を零に近づけることができる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るサーキユレー
タでは、整磁鋼板の外径をフエリ磁性体の動作領
域外径と同程度とし、マグネツトの外径をフエリ
磁性体の動作領域外径よりも小さくしたので、サ
ーキユレータ特性を悪化させないでサーキユレー
タの小形化を図ることができ、温度特性の優れた
小形のサーキユレータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るサーキユレー
タの一実施例の90゜異なる位置での縦断面図、第
3図は第1図における整磁鋼板の温度補償を説明
する説明図、第4図は整磁鋼板の外径が一定でマ
グネツトの外径を変えたときの磁界の強さにおけ
る温度係数の変化を示した特性図、第5図及び第
6図は従来のサーキユレータの90゜異なる位置で
の縦断面図、第7図は第6図における整磁鋼板の
温度補償を説明する説明図、第8図マグネツトの
外径が一定で整磁鋼板の外径を変えたときの磁界
の強さにおける温度係数の変化を示した特性図で
ある。 1……中心導体、2……フエリ磁性体、3……
外部導体、4……マグネツト、5……整磁鋼板、
6……空隙、7……ヨーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心導体の両面にフエリ磁性体がそれぞれ配設
    され、前記両フエリ磁性体の各外面には非磁性体
    よりなる外部導体がそれぞれ配設され、前記両外
    部導体の各外面側にはこれら外部導体をそれぞれ
    介して前記各フエリ磁性体に直流磁界を印加する
    マグネツトがそれぞれ配設され、前記両マグネツ
    トの前記外部導体に対向する面には温度補償用の
    整磁鋼板がそれぞれ配設され、前記各整磁鋼板と
    前記各外部導体とが対向する面間には空隙がそれ
    ぞれ設けられ、前記両マグネツトはヨークで磁気
    的に相互に連結されているサーキユレータにおい
    て、前記各マグネツトの外径は前記各フエリ磁性
    体のサーキユレータ動作領域直径より小さく設定
    され、前記各温度補償用整磁鋼板は前記各フエリ
    磁性体の動作領域直径と同程度に設定されている
    ことを特徴とするサーキユレータ。
JP19663185U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0233366Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19663185U JPH0233366Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

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JP19663185U JPH0233366Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105603U JPS62105603U (ja) 1987-07-06
JPH0233366Y2 true JPH0233366Y2 (ja) 1990-09-07

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