JP2595830B2 - 静磁波装置 - Google Patents

静磁波装置

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JP2595830B2
JP2595830B2 JP9270291A JP9270291A JP2595830B2 JP 2595830 B2 JP2595830 B2 JP 2595830B2 JP 9270291 A JP9270291 A JP 9270291A JP 9270291 A JP9270291 A JP 9270291A JP 2595830 B2 JP2595830 B2 JP 2595830B2
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田 剛 和 岡
村 悟 新
土 恭 秀 鎌
谷 文 夫 金
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静磁波装置に関し、特
に、たとえばYIG(イットリウム,アイアン,ガーネ
ット)素子などのフェリ磁性素子と、そのフェリ磁性素
子に磁界を印加するための磁石と、そのフェリ磁性素子
に関連して設けられるトランスデューサとを有する、静
磁波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は実願平1−148370号に開示
され、かつ、この発明の背景となる従来の静磁波装置の
一例を示す断面図解図である。この静磁波装置1は、金
属からなる筐体2を含み、この筐体2内には、その高さ
方向の中間に、たとえばアルミナからなる誘電体基板3
が設けられる。この誘電体基板3の下面には、たとえば
短冊状のYIG素子4が設けられ、さらに、YIG素子
4の下には、アース板5が設けられる。また、誘電体基
板3の上面には、2つのトランスデューサ(図示せず)
が間隔を隔てて設けられる。これらのトランスデューサ
は、筐体2の側壁を貫通する2つの同軸コネクタ(図示
せず)に、それぞれ接続される。さらに、筐体2内に
は、誘電体基板3などを挟むようにして、YIG素子4
に直流磁界を印加するための磁石6aおよび6bが、そ
れぞれ設けられる。この静磁波装置1では、たとえば、
一方の同軸コネクタに信号を入力して一方のトランスデ
ューサに信号を与えれば、その信号が体積前進静磁波
(MSFVW)として励起される。そして、その体積前
進静磁波は、YIG素子4上で他方のトランスデューサ
側に伝搬され、そのトランスデューサで受信され、他方
の同軸コネクタから信号として出力される。なお、この
静磁波装置1には、その筐体2の上壁に、2つの調整ね
じ7aおよび7bが螺合されている。これらの調整ねじ
7aおよび7bは、YIG素子4に印加する磁界の分布
を調整するためのものである。さらに、その筐体2の下
壁には、別の調整ねじ8が螺合され、その調整ねじ8の
先端には、別の磁石9が固着されている。これらの調整
ねじ8および磁石9は、YIG素子4に印加する磁界の
大きさを変えて、この静磁波装置1の周波数特性を変え
るためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この静磁波
装置1では、2つの磁石6aおよび6bの間隔や筐体2
および磁石6aの間隔をそれぞれ所定の間隔に維持しな
ければならなく、YIG素子,磁石およびトランスデュ
ーサの位置決めが困難であって、組立を行う時に作業性
および生産性が悪い。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、フ
ェリ磁性素子,磁石およびトランスデューサを容易にか
つ正確に位置決めすることができる、静磁波装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる静磁波
装置は、フェリ磁性素子と、フェリ磁性素子に磁界を印
加するための磁石と、フェリ磁性素子に関連して設けら
れるトランスデューサとを有する静磁波装置であって、
フェリ磁性素子を収納するためのフェリ磁性素子収納部
と、磁石をフェリ磁性素子に対して所定の位置に収納す
るための磁石収納部と、トランスデューサをフェリ磁性
素子に対して所定の位置に収納するためのトランスデュ
ーサ収納部とを有するホルダを含む、静磁波装置であ
る。
【0006】
【作用】ホルダのフェリ磁性素子収納部には、フェリ磁
性素子が収納される。また、ホルダの磁石収納部には、
磁石が収納される。この場合、磁石は、フェリ磁性素子
に対して所定の位置に収納される。さらに、ホルダのト
ランスデューサ収納部には、トランスデューサが収納さ
れる。この場合、トランスデューサは、フェリ磁性素子
に対して所定の位置に収納される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、フェリ磁性素子,磁
石およびトランスデューサを容易にかつ正確に位置決め
できる、静磁波装置が得られる。そのため、この発明に
かかる静磁波装置は、組立時に作業性および生産性がよ
い。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す底面図であ
り、図2は図1の線II−IIにおける断面図である。
この静磁波装置10は、たとえば、金属からなる矩形板
状のホルダ12を含む。
【0010】図3,図4および図5は、それぞれ、その
ホルダ12の斜視図,平面図および底面図であり、図6
は図5の線VI−VIにおける断面図である。このホル
ダ12は、磁石収納部として、たとえば平面矩形の凹部
14を有する。この凹部14は、ホルダ12の上面に開
口部を有する。さらに、ホルダ12には、フェリ磁性素
子収納部として、たとえばその下面に開口部を有しかつ
凹部14に連通する貫通孔16が形成される。この貫通
孔16は、ホルダ12の一方の対角線上に延びるよう
に、長方形に形成される。また、ホルダ12の下面に
は、トランスデューサ収納部として、たとえば2つの凹
部18aおよび18bが形成される。この場合、一方の
凹部18aは、貫通孔16の長手方向の一端側を横切り
かつホルダ12の一端に抜けるように、たとえば略J字
形に形成される。同様に、他方の凹部18bは、貫通孔
16の長手方向の他方側を横切りかつホルダ12の他端
に抜けるように、たとえば略J字形に形成される。さら
に、ホルダ12には、一方の凹部18aの一端部におい
て、凹部14に通じる2つのスルーホール20aが形成
され、同様に、他方の凹部18bの一端部においても、
凹部14に通じる2つのスルーホール20bが形成され
る。
【0011】このホルダ12の凹部14には、特に図2
に示すように、アース導体としての銅箔22が収納さ
れ、さらに、磁石24が収納され固着される。
【0012】また、ホルダ12の貫通孔16には、図1
および図2に示すように、フェリ磁性素子としてのYI
G素子26が配置される。このYIG素子26は、銅箔
22に固着される。
【0013】さらに、ホルダ12の凹部18aおよび1
8bには、トランスデューサ28aおよび28bが、そ
れぞれ収納される。この場合、トランスデューサ28a
および28bは、たとえばアルミナなどの誘電体からな
る略J字状の誘電体基板30aおよび30bの一方主面
にそれぞれ形成され、これらの誘電体基板30aおよび
30bが、ホルダ12の凹部18aおよび18bにそれ
ぞれ嵌め込まれる。したがって、トランスデューサ28
aおよび28bは、平面的に見て、YIG素子26の一
端および他端をそれぞれ横切る。
【0014】また、一方の誘電体基板30aの一端部に
は2つのスルーホール32aが形成され、他方の誘電体
基板30bの一端部にも2つのスルーホール32bが形
成されている。そして、一方のトランスデューサ28a
の一端は、誘電体基板30aのスルーホール32aとホ
ルダ12のスルーホール20aとを通して、銅箔22に
接続される。同様に、他方のトランスデューサ28bの
一端は、誘電体基板30bおよびホルダ12のスルーホ
ール32bおよび20bを通して、銅箔22に接続され
る。
【0015】さらに、必要に応じて、ホルダ12は、た
とえば金属からなる筐体(図示せず)に収納され、2つ
のトランスデューサ28aおよび28bの他端は、筐体
を貫通する入出力端子としての2つの同軸コネクタ(図
示せず)の中心導体に、それぞれ接続される。なお、こ
れらの同軸コネクタの外導体は、筐体およびホルダ12
を介して、アース導体としての銅箔22に接続される。
【0016】この静磁波装置10では、ホルダ12によ
って、磁石24とYIG素子26とトランスデューサ2
8aおよび28bとを容易にかつ正確に位置決めするこ
とができる。そのため、この静磁波装置10は、その組
立時の作業性および生産性がよい。
【0017】なお、上述の実施例では、トランスデュー
サ28aおよび28bが、磁石24およびYIG素子2
6などより先にあるいは後で、ホルダ12に取り付けら
れてもよい。
【0018】また、上述の実施例では、フェリ磁性素子
としてのYIG素子26が磁石24とトランスデューサ
28aおよび28bとの間に配置されているが、この発
明では、トランスデューサがフェリ磁性素子と磁石との
間に配置されるようにホルダを構成してもよい。
【0019】また、上述の実施例では、フェリ磁性素子
の一方側のみに磁石が配置されているが、この発明で
は、フェリ磁性素子の両側にそれぞれ磁石が配置される
ようにホルダを構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す底面図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1および図2に示す実施例に用いられるホル
ダを示す斜視図である。
【図4】図3に示すホルダを示す平面図である。
【図5】図3に示すホルダを示す底面図である。
【図6】図5の線VI−VIにおける断面図である。
【図7】従来の静磁波装置の一例を示す断面図解図であ
る。
【符号の説明】
10 静磁波装置 12 ホルダ 14 凹部 16 貫通孔 18a,18b 凹部 24 磁石 26 YIG素子 28a,28b トランスデューサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェリ磁性素子と、前記フェリ磁性素子
    に磁界を印加するための磁石と、前記フェリ磁性素子に
    関連して設けられるトランスデューサとを有する静磁波
    装置であって、前記フェリ磁性素子を収納するためのフ
    ェリ磁性素子収納部と、前記磁石を前記フェリ磁性素子
    に対して所定の位置に収納するための磁石収納部と、前
    記トランスデューサを前記フェリ磁性素子に対して所定
    の位置に収納するためのトランスデューサ収納部とを有
    するホルダを含む、静磁波装置。
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