JPH0727681B2 - 情報再生方法 - Google Patents

情報再生方法

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JPH0727681B2
JPH0727681B2 JP8672086A JP8672086A JPH0727681B2 JP H0727681 B2 JPH0727681 B2 JP H0727681B2 JP 8672086 A JP8672086 A JP 8672086A JP 8672086 A JP8672086 A JP 8672086A JP H0727681 B2 JPH0727681 B2 JP H0727681B2
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英宏 石井
泉 上田
正幸 吉田
隆史 芝
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、情報再生方法に関し、特にディジタル信号が
記録されている情報記録ディスク(以下、単にディスク
と称する)を再生する装置における情報再生方法に関す
る。
背景技術 ディジタル信号が記録されているディスクとしては、コ
ンパクト・ディスク(CD)と称される直径約12cmの小型
のディジタル・オーディオ・ディスクが知られている
が、近時、当該ディスクと同一寸法で、PCM(Pulse Cod
e Modulation)信号の他に、FM変調されたビデオ信号と
PCM信号とが重畳されて記録されたディスク(以下、CDV
ディスクと称する)が開発されつつある。このCDVディ
スクの場合、例えばオーディオ情報がPCM化されて記録
された内周側の第1の領域(以下、CD領域と称する)
と、例えば半径37.5mmより外周側の領域であって、FM変
調されたビデオ信号とPCM化されたオーディオ信号とが
重畳されて記録された第2の領域(以下、ビデオ領域と
称する)とに領域が分けられて情報が記録される。
ところで、ビデオ信号にはPCM信号に比して高い周波数
成分が含まれており、ビデオ領域に記憶される信号の周
波数スペクトルは、第1図に示す如くなる。同図におい
て、Aで示す成分がPCM信号、Bで示す成分がビデオFM
信号である。このため、ビデオ領域への信号の記録時に
はCD領域への記録時に比してディスクの回転速度を高く
する必要があり、その結果当然のことながら、再生時に
もCD領域に比してビデオ領域でのディスクの回転速度を
高くした状態で再生しなければならない。その回転速度
は、第2図に示すように、CD領域においては領域の最内
周で約600rpm、領域の最外周で約300rpmであるのに対
し、ビデオ領域では領域の最内周で約2700rpm、最外周
で約1700rpmと、非常に高い回転速度となる。
このように、CDVディスクを再生するには、CD領域とビ
デオ領域とでディスクの回転速度が極端に異なるので、
再生領域が変る毎にディスクの回転速度を迅速に変化さ
せる必要があり、更には単一の再生装置でCDディスク及
びCDVディスクの双方を再生可能とするにも種々の制約
が生じ、特に両ディスクの再生方式が異なる故、セット
されたディスクの種別を判別できない場合の対策が望ま
れる。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、CDディス
ク及びCDVディスクの双方の再生に対応できると共に、
特にセットされたディスクの種別を判別できない場合に
も十分に対応できる情報再生方法を提供することを目的
とする。
本発明による情報再生方法は、所定情報がディジタル変
調処理されかつパルス列化されて記録された内周側の第
1の領域とビデオ情報が周波数変調処理された信号と所
定ディジタル信号とが重畳されて記録された外周側の第
2の領域とを有する第1のディスク、及び全領域に亘っ
て所定情報がディジタル変調処理されかつパルス列化さ
れて記録された第2のディスクに対しスピンドルサーボ
をかけつつこれらディスクの記録情報を読取再生する再
生装置における情報再生方法であって、装着ディスクの
再生に際し、リードインエリアに記録されているディス
ク種別情報を読み取って前記装着ディスクが前記第1の
ディスクかあるいは前記第2のディスクかを判定する処
理を行い、この処理が不可能な場合、一時的に前記第1
のディスクであると判定してその判定結果に対応する再
生モードに移行し、前記再生モードにおいて前記第2の
領域についての再生が指定された場合、前記第2の領域
において前記記録情報の読取用ピックアップの情報読取
点にて前記第2の領域に対応の前記スピンドルサーボの
引き込み動作を行い、前記スピンドルサーボのロックイ
ンが確認できないときは、前記装着ディスクは前記第2
のディスクであるとする内容に前記判定結果を訂正する
ことを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第3図は、本発明に係る情報記録ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。図において、ディスク1は
スピンドルモータ2によって回転駆動され、その記録情
報は光学式ピックアップ3により読み取られる。このピ
ックアップ3には、光源であるレーザダイオード、対物
レンズを含む光学系、ディスク1からの反射光を受光す
るフォトディテクタ、更にはディスク1の情報記録面に
対する対物レンズの位置制御をなすフォーカスアクチュ
エータ、ピックアップ3から発せられるレーザスポット
光(情報読取点)の記録トラックに対するディスク半径
方向の位置制御をなすトラッキングアクチュエータ等が
内蔵されている。ピックアップ3の出力は、RF(高周
波)アンプ4、フォーカスエラー信号生成回路5及びト
ラッキングエラー信号生成回路6に供給される。RFアン
プ4を経たピックアップ出力は、ビデオ情報復調系7及
びディジタル情報復調系8に供給される。
ビデオ情報復調系7において、RFアンプ4からの再生RF
信号は映像復調回路70で映像信号に復調され、しかる後
時間軸補正回路71に供給される。時間軸補正回路71は、
例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の可変遅延素
子からなり、当該素子の遅延量を時間軸制御回路72から
の制御信号に応じて変化させることによって時間軸補正
を行なう構成となっている。時間軸制御回路72は、映像
復調回路70から出力される映像信号中の例えば水平同期
信号に同期して発振する水晶発振器(VCXO)73の発振出
力及びその分周出力と、時間軸補正回路71を経た映像信
号中の水平同期信号及びカラーバースト信号との位相差
に応じた制御信号を出力する構成となっており、その具
体的な構成は特開昭56−102182号公報等に示されてお
り、ここでは詳述しない。この時間軸補正回路71によっ
て時間軸補正がなさた映像信号は映像信号処理回路74を
経て映像信号出力端子9に供給される。映像信号処理回
路74では、映像信号の出力を禁止する映像ミュートや、
キャラクタジェネレータ75からの文字情報或はブルー
(青)画面情報等に基づく文字挿入或はブルー画面挿入
等の処理が行なわれる。
一方、ディジタル情報復調系8には、CDVディスクの再
生時において再生する領域(CD領域とビデオ領域)に応
じて切り替わる選択スイッチ80が設けられており、この
スイッチ80はCD領域の再生時にはa側に、ビデオ領域の
再生時にはb側にあり、その切替えは後述するシステム
コントローラ27から発せられる切替指令に応じて行なわ
れる。CDVディスクの場合、第2図において説明した如
くCD領域とビデオ領域とでディスクの回転速度が極端に
異なり、またPCMオーディオ信号は例えばEFM(Eight to
Fourteen Modulation)信号であり、ビデオ領域におい
ては、記録時にディジタル信号をそのままFM変調処理さ
れたビデオ信号に重畳したのでは、EFM信号がFMビデオ
信号の低域成分に悪影響を及ぼすことになるので、変調
度は同等であるが、EFM信号がビデオキャリアに対して
約27dB程度信号レベルが抑えられた状態で記録されてい
る(第1図参照)。従って、同じ再生EFM信号でもCD領
域再生時とビデオ領域再生時とで周波数特性及び振幅が
異なることになるので、CD領域とビデオ領域とで再生EF
M信号の信号処理系を切り替えることによって、復調系
の共用化を図っているのである。
すなわち、CD領域の再生時には、再生RF信号はEFM信号
であり、このEFM信号は所定のイコライジング特性を有
するイコライザ回路81で周波数特性を補償され、更にア
ンプ82において所定のゲインで増幅される。一方、ビデ
オ領域の再生の場合には、再生RF信号中にFMビデオ信号
と共に含まれたEFM信号のみが、LPF(ローパスフィル
タ)等からなるEFM抽出回路83で抽出され、イコライザ
回路81とは異なるイコライジング特性を有するイコライ
ザ回路84で周波数特性が補償され、更にアンプ82よりも
大なるゲインを有するアンプ85で増幅されることによっ
て、CD領域再生時と同等の周波数特性及び振幅のEFM信
号として出力されるのである。
なお、CDディスクの再生時には、選択スィッチ80は常時
a側を選択した状態にある。
選択スイッチ80で選択された再生EFM信号は復調・訂正
回路86に供給される。この復調・訂正回路86は、EFM信
号をEFM復調してRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等
のメモリ(図示せず)に書き込むと共に、基準クロック
発生器87からの基準クロックに基づいてRAMをコントロ
ールし、データをやり取りしてデ・インターリーブ及び
そのデータに含まれているパリティを用いてエラー訂正
を行なう。また、復調・訂正回路86においては、基準ク
ロック発生器87からの基準クロックを分周した信号と、
EFM信号から検出したフレーム同期信号を分周した信号
との周波数誤差及び位相誤差を検出し、これら誤差に応
じたスピンドルエラー信号の生成も行なわれる。復調・
訂正回路86で復調・訂正されたディジタル音声信号は、
D/A(ディジタル/アナログ)コンバータ、ディグリッ
チャー回路等からなる音声信号処理回路88で信号処理さ
れた後、左右チャンネルの音声信号出力端子10L,10Rに
供給される。
フォーカスエラー信号生成回路5は、ディスク1の情報
記録面上に収束されるスポット光の集光点の該記録面に
対する垂直方向のズレ量を検出するためのものであり、
非点収差法等の周知の検出方法によってフォーカスエラ
ー信号の生成を行なう。一方、トラッキングエラー信号
生成回路6は、ディスク1の記録トラックに対するスポ
ット光のディスク半径方向における偏倚量を検出するた
めのものであり、3ビーム法等の周知の検出方法によっ
てトラッキングエラー信号の生成を行なう。フォーカス
エラー信号生成回路5及びトラッキングエラー信号生成
回路6の各出力は、各エラー信号の周波数特性の補償を
なすイコライザ回路11,12及び各信号の振幅の制御をな
すアンプ13,14を介してドライバー15,16に供給され、ピ
ックアップ3に内蔵されたフォーカスアクチュエータ及
びトラッキングアクチュエータ(共に図示せず)の各駆
動信号となる。
ところで、先述したように、CDVディスクにおいては、C
D領域とビデオ領域とで再生時のディスクの回転速度が
極端に異なるので(第2図参照)、ビデオ領域の再生時
にはCD領域再生時に比べフォーカス、トラッキングのデ
ィスク加速度スペックは増加することになる。
そこで、これらを補償するために、フォーカス及びトラ
ッキングのサーボ系におけるイコライザ回路11,12及び
アンプ13,14は、各回路構成要素を切り替えることによ
ってCD領域とビデオ領域とで各イコライジング特性及び
ゲインを変化させるようになされている。すなわち、CD
領域からビデオ領域へ再生動作が移行したときシステム
コントローラ27から発せられるサーボ切替指令に応じて
イコライザ回路11,12の各イコライジング特性を切り替
えて各エラー信号の周波数特性を一致せしめ、更にアン
プ13,14の各ゲインを増大させて各エラー信号の振幅を
一致せしめることにより、ビデオ領域の再生時に各エラ
ー信号の周波数が高くなってもCD領域の再生時と同様
に、フォーカス動作及びトラッキング動作を良好に行な
うことができることになる。
なお、本実施例においては、イコライザ回路11,12及び
アンプ13,14の各回路構成要素を切り替えることによっ
て各イコライジング特性及びゲインが可変な構成とした
が、各サーボ系毎にイコライジング特性及びゲインが異
なる一対のイコライザ回路及びアンプを用意し、これら
をCD領域再生時とビデオ領域再生時とで選択する構成で
あっても良いことは勿論である。
トラッキングエラー信号生成回路6で生成されたトラッ
キングエラー信号はLPF17にも供給されてその低域成分
が抽出される。この低域成分はイコライザ回路18及びア
ンプ19を介してドライバー20に供給され、ピックアップ
3をディスク半径方向において移動せしめるキャリッジ
(図示せず)の駆動源であるキャリッジモータ21の駆動
信号となり、これによってキャリッジサーボ系が構成さ
れている。また、ディシタル情報復調系8における復調
・訂正回路86で生成されたスピンドルエラー信号はイコ
ライザ回路22及びアンプ23を介してドライバー24に供給
され、ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2の
駆動信号となり、これによってスピンドルサーボ系が構
成されている。
このキャリッジ及びスピンドルの両サーボ系において
も、フォーカス及びトラッキングの両サーボ系の場合と
同様に、イコライザ回路18,22及びアンプ19,23の各イコ
ライジング特性及びゲインをCD領域とビデオ領域とで切
り替えることによってビデオ領域再生時のサーボ系の安
定化を図っている。また、イコライジング特性及びゲイ
ンの切替えは、本実施例の如く各回路構成要素を切り替
えることによって行なっても良く、又各サーボ系毎にイ
コライジング特性及びゲインが異なる一対のイコライザ
回路及びアンプを用意し、これらをCD領域再生とビデオ
領域再生時とで選択する構成であっても良い。
なお、本実施例では、フォーカス、トラッキング、キャ
リッジ及びスピンドルのすべてのサーボ系において各イ
コライジング特性及びゲインをCD領域とビデオ領域とで
切り替える場合について説明したが、必ずしもすべての
サーボ系に適用する必要はなく、少なくとも1のサーボ
系、例えばトラッキングサーボ系のみに適用した場合で
あっても、実用上十分な効果が得られる。
ところで、サーチ時に、トラッキングサーボループをオ
ープン状態にし、トラッキングアクチュエータに対して
第4図(a)に示す如きキックパルスA及びブレーキパ
ルスBを印加することによって1トラックジャンプが行
なわれ、又トラッキングアクチュエータに対して第5図
(a)に示す如きキックパルスA及びブレーキパルスB
を印加すると共に、キャリッジモータ21に対して第5図
(b)に示す如き駆動パルスCを印加することによって
例えば10〜100トラック程度のジャンプが行なわれるこ
とは良く知られている。このキックパルスA、ブレーキ
パルスB及び駆動パルスCは、システムコントローラ27
で生成されドライバー16及び20に供給される。なお、第
4図(b)には、ピックアップ3のスポット光がトラッ
クを横切る時のトラッキングエラー信号の波形が示され
ている。
このジャンプ動作時においても、CD領域再生時とビデオ
領域再生時とで各パルスのパルス幅a,b,cを切り替える
ことによってディスクの回転速度の違いに対応してい
る。すなわち、ディスクに偏心等があった場合、ビデオ
領域の場合のようにディスクの回転速度が速い状態で
は、ジャンプ動作を早く完了した方がディスクの偏心等
による影響を最少限に抑えることができる訳であるか
ら、ビデオ領域ではCD領域に比して各パルスのパルス幅
a,b,cを広くすることによってトラッキングアクチュエ
ータ及びキャリッジモータ21の駆動力を増大せしめる動
作が行なわれる。これらパルス幅a,b,cの設定及び切替
えは、システムコントローラ27を構成するマイクロコン
ピュータによって容易に行なうことができる。
また、各パルスのパルス幅a,b,cを切り替える代りに、
第6図に示すように、ドライバー16,24に印加される各
パルスA,B,Cの経路を、切替スイッチ34a,34bを用いてCD
領域とビデオ領域とで切り替えてビデオ領域では各パル
スの波高値d,eを大きくすることによっても、トラッキ
ングアクチュエータ及びキャリッジモータ21の駆動力を
増大できるから、同様の効果が得られる。
なお、本願発明者による実験結果によれば、例えば1ト
ラックジャンプ時には、ビデオ領域ではCD領域に比し
て、キックパルスA及びブレーキパルスBの各波高値d
を大きくしかつブレーキパルスBのパルス幅を狭くする
ことによって最適なジャンプ動作が得られている。
ピックアップ3のディスク半径方向における移動路近傍
には、ピックアップ3から発せられるスポット光がCDV
ディスクにおけるCD領域及びビデオ領域の境界近傍に対
応する位置に到来したことを検出して検出信号を発生す
る位置検出器26が設けられている。この検出信号の発生
によってピックアップ3がビデオ領域に到達したことを
検知できるのである。位置検出器26としては、移動中の
ピックアップ3の位置を検出するものであるから、ピッ
クアップ3に負荷がかかる構造のものは不適当であり、
例えば、発光及び受光素子の組合わせからなり、ピック
アップ3が所定の位置に到達したとき発光素子から発せ
られた光が反射又は透過若しくは遮断して受光素子に入
射するように配置された反射形又は透過形フォトカプ
ラ、或はピックアップ3に連動してその移動位置に応じ
た出力を発生するスライダーポット等のボリューム及び
上記所定の位置に対応した基準レベルを有してボリュー
ム出力を比較入力とするコンパレータからなる構成のも
の等が考えられる。また、検出位置としては、ピックア
ップ3のスポット光が、第2図におけるオーディオリー
ドアウトエリア、このリードアウトエリアとビデオリー
ドインエリアとの境界線、ビデオリードインエリアの中
間部、ビデオリードインエリアとビデオプログラムエリ
アとの境界線、或はビデオプログラムエリアに入り込ん
だ位置等が考えられるが、機械的誤差やディスクのバラ
ツキ等を考慮すると、ビデオリードインエリアの中間部
位置とするのが好ましい。
位置検出器26から出力される検出信号はシステムコント
ローラ27に供給される。システムコントローラ27には操
作部28から、再生するディスクがCDディスクかCDVディ
スクかを示すディスク指定情報、CDVディスクの再生時
の再生領域がCD領域のみか、ビデオ領域のみか、或は両
領域かを示すモード指定情報等も供給される。このモー
ド指定の切替えは、操作部28におけるタクトスイッチの
トグル動作、或はスライドスイッチやプッシュスイッチ
よる切替え動作等、更には操作部28のみならず外部から
のリモコン(ワイヤレス、ワイヤード)操作等によって
も行なわれる。
システムコントローラ27はマイクロコンピュータからな
るもので、ビデオ情報復調系7、ディジタル情報復調系
8等の各部との間でのバスライン25を介してのデータの
やり取り、位置検出器26からの検出信号に応答してディ
ジタル情報復調系8における選択スイッチ80並びに各種
サーボ系における各イコライザ回路及びアンプに対する
切替指令の発生、装置筺体のディスク挿入口とディスク
再生位置との間でディスクの搬送を自動的に行なうロー
ディング機構(図示せず)の駆動源であるモータ29のド
ライバー30に対する各種指令の供給、或は表示部31の制
御等を行なう。システムコントローラ27には更に、スピ
ンドルモータ2に連動する周波数発電機(FG)32で発生
されるFGパルスも供給される。そして、システムコント
ローラ27は1FGパルスの発生期間に発生する所定周波数
のクロックの数をカウントし、このカウント数とクロッ
ク周波数とに基づいてスピンドルモータ2の回転数、即
ちディスク1の回転速度を検出する。
なお、上記実施例においては、CDVディスクの再生領域
に関係なく、ディジタル情報復調系8の復調・訂正回路
86において、EFM信号中のフレーム同期信号と基準クロ
ックとの周波数及び位相誤差からスピンドルエラー信号
を生成し、このエラー信号に基づいてスピンドルモータ
2の回転制御を行なう構成としたが、第7図に示すよう
に、CD領域の再生時にはディジタル情報復調系8の復調
・訂正回路86で生成されたエラー信号に基づいて、また
ビデオ領域の再生時には再生水平同期信号と基準水平同
期信号との位相誤差によるエラー信号に基づいてスピン
ドルモータ2の回転制御を行なう構成とすることも可能
である。
すなわち、第7図において、ビデオ情報復調系7′にお
ける時間軸制御回路72′は、映像信号中から抽出した再
生水平同期信号と基準水平同期信号発生器76からの基準
水平同期信号との位相差信号に応じて時間軸補正回路71
を制御する。また、時間軸補正される前の映像信号から
抜き出された水平同期信号と基準水平同期信号との位相
差がスピンドルエラー信号生成回路77で比較され、その
位相差信号はスピンドルエラー信号として切替スイッチ
33の一入力となる。一方、ディジタル情報復調系8′に
おけるクロック発生器87′は、システムコントローラ27
からの切替指令によってCD領域再生時にa側、ビデオ領
域再生時にb側に切り替わるスイッチ88によって、CD領
域再生時には所定周波数の基準クロックを発生し、ビデ
オ領域の再生時にはEFM信号中の再生クロックに同期し
て発振する。そして、このクロック発生器87′からのク
ロックに基づいてエラー訂正等が行なわれるのである
が、CD領域再生時に基準クロックとフレーム同期信号と
の周波数及び位相誤差から生成されるエラー信号をスピ
ンドルエラー信号として切替スイッチ33の他入力とす
る。切替スイッチ33はシステムコントローラ27からの切
替指令によってCD領域再生時にはa側に、ビデオ領域再
生時にはb側にそれぞれ切り替わる。これにより、CD領
域再生時にはディジタル情報復調系8の復調・訂正回路
86で生成されたスピンドルエラー信号に基づいて、また
ビデオ領域の再生時には再生水平同期信号と基準水平同
期信号との位相誤差によるスピンドルエラー信号に基づ
いてスピンドルサーボが行なわれることになる。
次に、本発明に係るディスク再生装置において、システ
ムコントローラ27を構成するマイクロコンピュータによ
って実行されるCDVディスク再生時の手順について第8
図乃至第11図のフローチャートに従って説明する。
CDVディスクには、第2図に示すように、CD領域及びビ
デオ領域の各領域毎にリードインエリアが設けられてお
り、各リードインエリアには各領域のプログラム内容を
示すTOC(Table of Contents)が記録され、又オーディ
オリードインエリアのTOCには、そのディスクがCDVディ
スクであるか否かを示すデータも含まれている。また、
カラーテレビジョン方式には主に、日本、アメリカ等で
採用されているNTSC方式とヨーロッパ諸国で採用されて
いるPAL方式があり、CDVディスクにも両方式によるもの
があるので、オーディオリードインエリアのTOCには、
そのディスクがNTSC方式によるものか、PAL方式による
ものかを示すデータも含まれている。なお、基本的に
は、NTSC方式のCDVディスクなNTSC方式の再生装置で、P
AL方式のCDVディスクはPAL方式の再生装置でそれぞれ再
生されるものとする。
以下の説明においては、NTSC方式の再生装置によりディ
スク再生を行なう場合について説明する。第8図におい
て、ディスクがすでに再生位置にセットされているもの
とし、この状態において操作部28からスタート指令が発
せられると、まず、キャリッジモータ21を駆動すること
によってピックアップ3をディスク最内周位置へ移動さ
せる(ステップ1)。ピックアップ3が最内周位置に到
達したことが図示せぬ見地スイッチで検知されると、ピ
ックアップ3のフォーカシングを行なった後、ディスク
最内周のリードインエリアのTOC情報の読取りを行なう
(ステップ2)。このリードインエリアの再生終了後、
TOC情報を読み取ったか否かを判定し(ステップ3)、T
OC情報を読み取っている場合には、そのTOC内容に基づ
いて再生するディスクがCDVディスクであるか否かの判
定を行ない(ステップ4)、更にはNTSC方式のディスク
であるか否かの判定を行なう(ステップ5)。
ステップ4でCDVディスクでないと判定した場合には、
再生中のディスクはCDディスクであるからCDプレイモー
ド(ステップ6)に移行し、ステップ5において、NTSC
方式であると判定した場合には、NTSC方式CDVディスク
プレイモード(ステップ7)に移行し、NTSC方式でない
と判定した場合には、PAL方式CDVディスクプレイモード
(ステップ8)に移行する。また、ステップ3におい
て、ディスクの傷や汚れ等によりTOC情報を読み取れな
かった場合には、ディスクの種類の判定が不可能である
から、再生中のディスクがCDVディスクであると一時的
に判断し、CDV判定によるプレイモード(ステップ9)
に移行する。そして、これら各プレイモードにおいて、
後述するフローチャートに従って再生動作が行なわれる
のである。なお、CDプレイモード(ステップ6)での再
生動作に関しては、良く知られているのでここでは説明
を省略する。
各プレイモードでの動作を終了してメインフローに戻
り、すべてのプログラム情報の再生が終了したと判定す
ると(ステップ10)、キャリッジモータ21を駆動してピ
ックアップ3をホームポジションに移動させ(ステップ
11)、更にローディングモータ29を駆動してローディン
グ機構(図示せず)によってディスクをイジェクトし
(ステップ12)、一連の再生動作を終了する。
次に、NTSC方式CDVディスクプレイモード(ステップ
7)での再生動作について、第9図のフローチャートに
従って説明する。
CDVディスクの再生時には操作部28において再生領域の
指定が予め行なわれるので、この操作部28から供給され
るCD領域のみ再生、ビデオ領域のみ再生、或は両領域再
生かを示すモード指定情報に基づいて、指定がビデオ領
域のみの再生か否かの判定を行ない(ステップ20)、ビ
デオ領域のみの指定でない場合には、CD領域の再生動作
に移行する(ステップ21)。このCD領域の再生時には、
オーディオ情報が再生されるのは当然であるが、テレビ
モニタ(図示せず)には、ビデオ情報復調系7における
映像信号処理回路74の信号切替え動作によってキャラク
タジェネレータ75からの例えばブルー画像情報に基づい
てブルー画面が写し出される。CD領域の再生が終了した
ことを検出すると(ステップ22)、続いて取り込んでお
いた上記モード指定情報に基づいてCD領域のみの指定で
あったか否かの判定を行ない(ステップ23)、CD領域の
みの指定であった場合には、第8図のメインフローに戻
る。なお、CD領域のみの指定の場合、CD領域内だけでの
サーチ、スキャン、プログラムプレイ、リピート等の動
作が可能である。
ステップ23でDC領域のみの指定でないと判定した場合に
は、両領域再生の指定であるから、スピンドルモータ2
をビデオ領域における最大規定回転速度(約270rpm)に
向けて加速し(ステップ24)、しかる後位置検出器26の
検出出力に基づいてピックアップ3のスポット光が例え
ばビデオリードインエリアの中央部に到来したことを検
出すると(ステップ25)、ビデオリードインエリア内の
TOC情報の読取りを行なう(ステップ26)。このとき、T
OC情報を読み取れたか否かを判定し(ステップ27)、読
み取れなかった場合には、ピックアップ3のスポット光
の停止位置がビデオリードインエリアを越えていると判
断し、ピックアップ3のトラッキングアクチュエータを
駆動してスポット光を所定のトラック数だけジャンプバ
ックさせ(ステップ28)、ステップ26に移行して再度TO
C情報の読取りを行なう。この動作をステップ27でTOC情
報を読み取れたと判定するまで繰り返す。TOC情報を読
み取れた場合には、ビデオ領域の再生動作に移行する
(ステップ29)。このビデオ領域にはFM変調されたビデ
オ情報及びPCMオーディオ情報が重畳されて記録されて
おり、両情報の再生が行なわれる。
なお、ピックアップ3のスポット光の停止位置がビデオ
リードインエリアを越えていると判断において、その位
置でプログラム情報を読み取ることができた場合には、
読み込んだデータからディスク上のスポット光の位置情
報を得ることができるので、その位置情報に基づいてビ
デオリードインエリアまでのジャンプ量を計算してその
ジャンプ量だけジャンプバックすることも可能である。
また、ビデオリードインエリアには、同一内容のTOC情
報が繰り返し記録されているので、必ずしも当該エリア
の頭部分から情報の読取りを開始する必要はない。
この両領域再生の指定の場合には、CD領域内だけ、或は
ビデオ領域だけでのサーチ、スキャン、プログラムプレ
イ、リピート等の動作が可能であると共に、CD領域から
ビデオ領域へ、或はビデオ領域からCD領域へのサーチ等
の動作及び両領域を通してのリピート動作等も可能であ
る。
ステップ20において、ビデオ領域のみの再生指定である
と判定した場合には、スピンドルモータ2をビデオ領域
における最大規定回転速度(約2700rpm)に向けて加速
し(ステップ30)、同時にキャリッジモータ21を高速回
転駆動してピックアップ3をビデオリードインエリアに
向けて高速移動せしめ(ステップ31)、しかる後ステッ
プ25に移行する。このビデオ領域のみの指定の場合に
は、ビデオ領域だけでのサーチ、スキャン、プログラム
プレイ、リピート等の動作が可能である。
なお、ビデオ領域において、コントロール(アドレス)
データの読取りをCDフォーマットのサブコード信号のチ
ャンネルQのデータで行なう場合には、先述した如くEF
M信号がビデオキャリアに対して約27dB程度信号レベル
が抑えられた状態で記録されているので(第1図参
照)、データ読取りの誤り率がCD領域に比して3倍程度
高くなることになる。
そこで、Qデータを複数回、例えば最高3回読み込み、
これらデータ間の相互関係を見ることによってデータの
正誤を判断して正しいデータを採用し、相互関係がなけ
れば正しいデータを読み込めるまで上述の動作を繰り返
すことにより、データ読取りの誤り率を低く抑えること
できる。このデータの読込み及び正誤の判断は、マイク
ロコンピュータによって実行されるのであり、その手順
を第12図のフローチャートに従って説明する。
第12図において、1回目の読込みデータをA、2回目を
B、3回目をCとし、アドレスは各回毎に1個づつ増え
ていくものとする。まず、データAを読み込み(ステッ
プ70)、続いてデータBを読み込み(ステップ71)、し
かる後(B=A+1)であるか否かの判定を行ない(ス
テップ72)、一致していれば両データA,Bが正しいと判
断して2回目に読み込んだデータBを採用する(ステッ
プ73)。両データA,Bに相互関係がなければ、いずれか
のデータに誤りがあるとして3回目のデータCを読み込
む(ステップ74)。そして、(C=A+2)であるか否
かの判定を行ない(ステップ75)、一致していれば両デ
ータA,Cが正しいと判断して3回目に読み込んだデータ
Cを採用し(ステップ76)、一致していなければ、更に
(C=B+1)であるか否かの判定を行ない(ステップ
77)、一致していればステップ76に移行してデータCを
採用する。ステップ77でも一致していないと判定した場
合には、ステップ70に戻って上述の動作を繰り返す。
すなわち、上述した動作においては、まず続けて2回デ
ータA,Bを読み込み、両データに相互関係があれば、3
回目のデータの読込みは行なわずに2回目に読み込んだ
データBを採用し、両データに相互関係がなければ3回
目のデータCを読み込み、このデータCがデータA及び
Bのいずれか一方と相互関係があれば、3回目に読み込
んだデータCを採用するのである。なお、最高3回のデ
ータの読み込みを行なうとしたが、これに限定されるも
のではない。
次に、第8図におけるPAL方式CDVディスクプレイモード
(ステップ8)での再生動作について、第10図のフロー
チャートに従って説明する。
本フローチャートにおいて、ステップ40〜ステップ45及
びステップ50,ステップ51での各動作は第9図のフロー
チャートにおけるステップ20〜ステップ25及びステップ
30,ステップ31での各動作と全く同じである。ステップ4
5で位置検出器26の検出信号の発生を検知し、ビデオ領
域と判定すると、スピンドルサーボがディジタル情報復
調系8における復調・訂正回路86でEFM信号のフレーム
同期信号に基づいて生成されたスピンドルエラー信号に
よるサーボ(いわゆるEFMサーボ)であるか否かを判定
し(ステップ46)、EFMサーボでない場合には、EFMサー
ボに切り替える(ステップ47)。すなわち、第3図に示
した再生装置では、再生領域に関係なくEFMサーボによ
るスピンドルサーボを行なっているが、第7図に示した
再生装置では、EFMサーボはCD領域のみで行なってお
り、ビデオ領域に移行するとビデオ情報復調系7′にお
いて再生水平同期信号に基づいて生成されたスピンドル
エラー信号によるサーボ(いわゆるビデオサーボ)に自
動的に切り替わるので、当該再生装置の場合にはスピン
ドルサーボをEFMサーボに切り替える動作を行なうので
ある。
NTSC方式の再生装置でPAL方式のCDVディスクを再生する
場合、ビデオ領域においてビデオサーボを行なったので
は、カラーテレビジョン方式が違うので同期がとれず、
ビデオ情報のみならず、オーディオ情報の再生も不可能
となる。しかしながら、CDフォーマットはいずれのディ
スクでも共通であるので、ビデオ領域においてEFMサー
ボを行なうことにより、ビデオ情報は再生できないが、
オーディオ情報は正常に再生できることになる。なお、
EFMサーボへの切替えは、第7図に示した再生装置の場
合にのみ行なわれる。そして、ビデオ情報の再生は不可
能であるから、映像信号処理回路74においてビデオ出力
にミュートをかけ、オーディオ情報のみを出力する(ス
テップ48)。また、このとき同時に、NTSC方式の再生装
置に対してPAL方式のCDVディスクがセットされているこ
との表示を表示部31にて行ない(ステップ49)、しかる
後第8図のメインフローに戻る。表示部31での表示方法
としては、発光ダイオード等を点滅駆動する方法等が考
えられるが、これに限定されるものではなく、又表示部
31で表示を行なう代りに、テレビモニタ(図示せず)に
おいて文字情報等により表示を行なうことも可能であ
る。
なお、本実施例では、NTSC方式の再生装置に対してPAL
方式のCDVディスクがセットされた場合について説明し
たが、PAL方式の再生装置に対してNTSC方式のCDVディス
クがセットされた場合にも同様のことが言え、この場合
も、ビデオ領域においてはビデオ情報は再生できない
が、オーディオ情報は再生できるのである。
また、本実施例では、所定方式の再生装置に対して異な
る方式のCDVディスクがセットされた場合、ビデオ領域
においてはオーディオ情報のみを再生するとしたが、ビ
デオ領域を全く再生しないようにしたり、ディスクをイ
ジェクトするようにすることも可能である。
続いて、第8図におけるCDV判定によるプレイモード
(ステップ9)での再生動作について、第11図のフロー
チャートに従って説明する。
まず、操作部28からのCD領域のみ再生、ビデオ領域のみ
再生、或は両領域再生かを示すモード指定情報に基づい
て、指定がビデオ領域のみの再生か否かの判定を行ない
(ステップ60)、ビデオ領域のみの指定でない場合に
は、CD領域の再生動作に移行する(ステップ61)。この
CD領域の再生時には、オーディオ情報が再生されるのは
当然であるが、テレビモニタ(図示せず)には、ビデオ
情報復調系7における映像信号処理回路74の信号切替え
動作によってキャラクタジェネレータ75からの例えばブ
ルー画面情報に基づいてブルー画面が写し出される。こ
のCD領域の再生中において、操作部28からビデオ領域の
みの再生指定があったか否かの判定を行ない(ステップ
62)、その指定が無い場合には第9図のフローにおける
ステップ22に移行する。
CD領域の再生中にビデオ領域の指定があった場合又はス
テップ60でビデオ領域のみの指定であると判定した場合
には、スピンドルモータ2をビデオ領域における最大規
定回転速度(約2700rpm)に向けて加速し(ステップ6
3)、同時にキャリッジモータ21を高速回転駆動してピ
ックアップ3をビデオリードインエリア方向に高速移動
せしめる(ステップ64)。しかる後位置検出器26の検出
信号の発生を検知し、ビデオ領域であると判定すると
(ステップ65)、スピンドルサーボがロックインしたか
否かの判定を行ない(ステップ66)、ロックインした場
合には、第9図のフローにおけるステップ26に移行す
る。なお、スピンドルサーボのロックインはスピンドル
サーボ系で検出されるものであり(実開昭57−134774号
公報等参照)、検出時点で当該サーボ系からシステムコ
ントローラ27に対してロックイン検出信号が供給され
る。
一方、スピンドルサーボがロックインできない場合に
は、TOC内容を読み取れなかった時点(第8図のフロー
におけるステップ3)で再生中のディスクを一時的にCD
Vディスクと判別したが、スピンドルサーボがロックイ
ンできないということは、ビデ信号の基準同期信号に対
応した再生同期信号が得られないということであるか
ら、再生中のディスクはCDVディスクではなくCDディス
クであると訂正し(ステップ67)、ピックアップ3を所
定の位置へ移動させる(ステップ68)。所定の位置とし
ては、CD領域の再生中にビデオ領域が指定された場合に
は、指定された時点に再生していた位置、その時点に再
生していた曲の頭位置、その時点に再生していた曲の次
の曲の頭位置、その時点に再生していた曲が最終曲であ
れば1曲目の頭位置等が考えられる。また、CDディスク
と訂正した後ストップ状態とすることも可能である。CD
ディスクと訂正した場合、それ以降はビデオについての
再生の指定は受け付けない。
ところで、ビデオ領域の再生中に、アクセス、ポーズ、
ストップ等の動作或はCD領域へのサーチ動作等を行なう
場合、テレビモニタの画面は再生映像画面から例えばブ
ルー(青)画面に切り替えられるのであるが、この切替
えの際に、再生映像信号の垂直(V)同期信号とブルー
画面の映像信号(以下、ブルー映像信号と称する)の垂
直同期信号とが同期していないと、ブルー画面に乱れが
生じることになる。
そこで、システムコントローラ27は再生映像画面からブ
ルー画面に切り替える際には、第13図に示すように、ま
ず再生映像信号中の垂直同期信号のエッジの到来を監視
し(ステップ80)、当該エッジを検知した時点でブルー
映像信号を発生するキャラクタジェネレータ75(第3図
参照)をリセットし(ステップ81)、これにより再生映
像信号の垂直同期信号にブルー映像信号の垂直同期信号
を合わせ込む。しかる後、映像信号処理回路74(第3図
参照)における再生映像信号からブルー映像信号への信
号切替えを行なう(ステップ82)。
このように、再生映像信号の垂直同期信号にブルー映像
信号の垂直同期信号を合わせ込んだ後信号の切替えを行
なうことにより、ブルー画面の乱れを防止できるのであ
る。
逆に、ポーズ解除、アクセス終了時等、或はCD領域から
ビデオ領域へのサーチ動作等により、ブルー画面から再
生映像画面に切り替える際にも、ブルー映像信号の垂直
同期信号と再生映像信号の垂直同期信号とが同期してい
ないと、再生映像画面に乱れを生ずることになる。
この際には、再生映像信号の垂直同期信号に対してブル
ー映像信号の垂直同期信号を、見掛け上、ブルー画面が
乱れない範囲で水平(H)同期信号を徐々に削減又は増
加させ、少しづつ移動させることにより再生映像信号の
垂直同期信号に合わせ込み、しかる後信号の切替えを行
なうことによって再生映像画面の乱れの防止を行なう。
以下、この場合の具体的な動作手順について、第15図の
フローチャートに従って説明する。なお、第14図には、
再生映像信号の水平同期信号(a)、垂直同期信号
(b)及びブルー映像信号の垂直同期信号(c)の位相
関係が示されている。
第15図において、Iは再生映像垂直同期信号の立下がり
エッジとブルー映像垂直同期信号の立下がりエッジとの
間における水平同期パルスの個数、I0は再生映像垂直同
期信号の立下がりエッジ間における水平同期パルスの個
数である。また、本実施例では、削減又は増加する水平
同期パルスの個数を例えば4段階に変化させる場合を示
し、a,b,c,dは削減又は増加する水平同期パルスの個
数、A,B,C,Dはa,b,c,dの削減又は増加を行なう回数であ
る。なお、a,b,c,dの数及びA,B,C,Dの回数は、予め任意
に組み立ててマイクロコンピュータ内のメモリに記憶し
ておくものとする。
まず、再生映像垂直同期信号の立下がりエッジとブルー
映像垂直同期信号の立下がりエッジとの間における水平
同期パルス数Iをカウントし(ステップ83)、続いて
(I<I0/2)であるか否か、即ち再生映像垂直同期信号
の立下がりエッジとブルー映像垂直同期信号の立下がり
エッジとの間隔が再生映像垂直同期信号の立下がりエッ
ジ間の間隔の1/2以下であるか否かの判定を行ない(ス
テップ84)、1/2以下の場合には水平同期パルスを削減
するものとして、Iに基づいてA〜Dの計算を行なう
(ステップ85)。そして、ステップ86を経てまず、a個
だけ水平同期パルスを削減し(ステップ87)、同時にセ
ット回数Aを1回減じ(ステップ88)、続いて再生映像
垂直同期信号の立下がりエッジから水平同期パルスをカ
ウントしてI個目でキャラクタジェネレータ75をリセッ
トし(ステップ89)、以上の動作をステップ86でA=0
と判定するまで繰返す。
ステップ86でA=0と判定すると、ステップ90を経てb
個だけ水平同期パルスを削減し(ステップ91)、同時に
セット回数Bを1回減じ(ステップ92)、しかる後ステ
ップ89に移行し、以上の動作をステップ90でB=0と判
定するまで繰り返す。B回だけ繰り返すと、続いて、ス
テップ93を経てc個だけ水平同期パルスを削減し(ステ
ップ94、同時にセット回数Cを1回減じ(ステップ9
5)、しかる後ステップ89に移行し、以上の動作をステ
ップ93でC=0と判定するまで繰り返す。更に、ステッ
プ96を経てc個だけ水平同期パルスを削減し(ステップ
97)、同時にセット回数Dを1回減じ(ステップ98)、
しかる後ステップ89に移行し、以上の動作をステップ96
でD=0と判定するまで繰り返す。ステップ96でD=0
と判定した時点でブルー映像垂直同期信号の再生映像垂
直同期信号に対する合わせ込みが完了し、しかる後信号
の切替えを行なう(ステップ99)。
なお、ステップ84において、(I≧I0/2)であると判定
した場合には、水平同期パルスの増加動作を行なうので
あるが、その動作フローは、削減のフローにおけるステ
ップ87,ステップ91,ステップ94,ステップ97を、a〜d
を増加させる動作に置き替えればそのまま適用できる。
更には、水平同期パルスの削減又は増加を上述の如く段
階的に行なう場合、削減又は増加する個数を徐々に増や
しかつ徐々に減らすようにした方が好ましく、又水平同
期パルスの最大削減又は増加個数は画面が乱れない範
囲、例えば10個程度とする。
また、再生映像垂直同期信号に対するブルー映像垂直同
期信号の合わせ込みを行なう際の、システムコントロー
ラ27とビデオ情報復調系7との間での再生映像垂直同期
信号、再生映像水平同期信号、ブルー映像垂直同期信号
およびキャラクタジェネレータ75に対するリセット信号
等のやり取りはバスライン25を介して行なわれる。
なお、上記実施例においては、位置検出器26の検出信号
に基づいてピックアップ3のスポット光がビデオ領域に
到達したことを検出するようにしたが、例えば第16図に
示すように、BPF(バンドパスフィルタ)40を用いて再
生RF信号からビデオキャリアを抽出し、ピークホールド
回路41を介してコンパーレータ42で基準レベルと比較す
ることによっても、ビデオ領域を検出することができ
る。この場合、BPF40の通過帯域は、第17図に一点鎖線
で示すように、ビデオFM信号における輝度情報信号成分
Cに対応して設定される。なお、AはPCM信号である。
発明の効果 以上説明したように、本発明による情報再生方法によれ
ば、装着ディスクの再生に際し、リードインエリアに記
録されているディスク種別情報を読み取って装着ディス
ク第1のディスク(実施例におけるCDVディスク)かあ
るいは前記第2のディスク(実施例におけるCDディス
ク)かを判定する処理を行い、この処理が不可能な場
合、一時的に第1のディスクであると判定してその判定
結果に対応する再生モードに移行し、その再生モードに
おいて第2の領域についての再生が指定された場合、第
2の領域において記録情報の読取用ピックアップの情報
読取点にて第2の領域に対応のスピンドルサーボの引き
込み動作を行い、スピンドルサーボのロックインが確認
できないときは、当該装着ディスクは第2のディスクで
あるとする内容に上記判定結果を訂正することにより、
ディスクの種別を一時的に誤認識しても誤動作は全く生
じないので、セットされたディスクの種別を判別できな
い場合にも十分に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCDVディスクのビデオ領域に記録されている信
号の周波数スペクトルを示す図、第2図はCDVディスク
における情報の記録領域の区分を示す図、第3図は本発
明に係る情報記録ディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図、第4図及び第5図はジャンプ動作時に用いられる
各種パルスの波形図、第6図は該各種パルスの波高値を
切り替える回路の回路図、第7図は本発明に係る情報記
録ディスク再生装置の他の構成を示すブロック図、第8
図乃至第13図は再生動作時にマイクロコンピュータによ
って実行される各種動作手順を示すフローチャート、第
14図は再生映像水平同期信号(a)、再生映像垂直同期
信号(b)及びブルー映像垂直同期信号(c)の位相関
係を示す波形図、第15図は再生映像信号の垂直同期信号
に対してブルー映像信号の垂直同期信号を合わせ込む場
合の動作手順を示すフローチャート、第16図はビデオ領
域を検出する手段の一例の構成を示すブロック図、第17
図は第16図におけるBPFの通過帯域を示す図である。 主要部分の符号の説明 1……情報記録ディスク 2……スピンドルモータ 3……ピックアップ 5……フォーカスエラー信号生成回路 6……トラッキングエラー信号生成回路 7……ビデオ情報復調系 8……オーディオ情報復調系 21……キャリッジモータ 27……システムコントローラ 29……ローディングモータ 32……周波数発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 隆史 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 中島 郁弘 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定情報がディジタル変調処理されかつパ
    ルス列化されて記録された内周側の第1の領域とビデオ
    情報が周波数変調処理された信号と所定ディジタル信号
    とが重畳されて記録された外周側の第2の領域とを有す
    る第1のディスク、及び全領域に亘って所定情報がディ
    ジタル変調処理されかつパルス列化されて記録された第
    2のディスクに対しスピンドルサーボをかけつつこれら
    ディスクの記録情報を読取再生する再生装置における情
    報再生方法であって、 装着ディスクの再生に際し、リードインエリアに記録さ
    れているディスク種別情報を読み取って前記装着ディス
    クが前記第1のディスクかあるいは前記第2のディスク
    かを判定する処理を行い、この処理が不可能な場合、一
    時的に前記第1のディスクであると判定してその判定結
    果に対応する再生モードに移行し、前記再生モードにお
    いて前記第2の領域についての再生が指定された場合、
    前記第2の領域において前記記録情報の読取用ピックア
    ップの情報読取点にて前記第2の領域に対応の前記スピ
    ンドルサーボの引き込み動作を行い、前記スピンドルサ
    ーボのロックインが確認できないときは、前記装着ディ
    スクは前記第2のディスクであるとする内容に前記判定
    結果を訂正することを特徴とする情報再生方法。
  2. 【請求項2】前記判定結果の訂正に応答して、前記第2
    の領域についての再生が指定された時点で再生していた
    前記記録情報に基づく前記装着ディスク記録位置へ前記
    ピックアップを移動させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の情報再生方法。
  3. 【請求項3】前記判定結果の訂正に応答して、前記ピッ
    クアップを停止させることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の情報再生方法。
  4. 【請求項4】前記判定結果を訂正した後は、前記装着デ
    ィスクに関して前記第2の領域についての再生の指定は
    受け付けないことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の情報再生方法。
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