JPH07276726A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07276726A
JPH07276726A JP6067101A JP6710194A JPH07276726A JP H07276726 A JPH07276726 A JP H07276726A JP 6067101 A JP6067101 A JP 6067101A JP 6710194 A JP6710194 A JP 6710194A JP H07276726 A JPH07276726 A JP H07276726A
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JP
Japan
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recording
recording medium
ink
cover
platen
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Application number
JP6067101A
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English (en)
Inventor
Yasushi Koike
寧 小池
Nozomi Nishihata
西端  望
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Ink Jet (AREA)
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジ交換の際の操作性を向上すると
共に、拍車の損傷等を原因とする記録品位の劣化を防止
すること。 【構成】 記録媒体を排出搬送する排出手段が記録手段
よりも記録媒体搬送方向下流側であって前記記録手段の
近傍に位置する回転体対を有し、装置本体に開閉可能に
支持されたカバーに揺動可能に保持され且つ前記回転体
対のうち記録媒体の被記録面側に位置する回転体を回動
可能に保持する回転体保持手段と、前記回転体保持手段
に作用して前記回転体をプラテン方向へ圧接する圧接手
段とによって、前記カバーの開閉角度に伴って前記回転
体のプラテン方向への圧接力を解除し、更に前記回転体
の接触状態を解除するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から記録媒体
へインクを吐出して画像等の記録を行うインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、或いはコンピュータやワードプロ
セッサ等を含む複合機やワークステーションの出力機器
として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて用紙
やプラスチック薄板(例えば、OHP等に用いる)等の
記録媒体に画像を記録するように構成されている。前記
記録装置は、使用する記録手段の記録方法により、イン
クジェット式、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レ
ーザービーム式等に分けられる。
【0003】記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差
する方向(主走査方向)に走査する記録方式を採用する
シリアルタイプの記録装置においては、記録媒体を所定
の記録位置にセットした後、記録媒体に沿って移動する
キャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を記録
(主走査)し、1行分の記録を終了した後にピッチ搬送
(副走査)を行い、その後に次の行の画像を記録(主走
査)するという動作を繰り返すことにより、記録媒体全
域の画像記録が行われる。
【0004】一方、記録媒体を搬送方向に送る副走査の
みで記録するラインタイプの記録装置においては、記録
媒体を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記
録を行った後、ピッチ搬送を行い、更に次の行の記録を
一括して行うという動作を繰り返すことにより、記録媒
体全域の画像記録が行われる。
【0005】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別な処理
を必要とせずに記録することができ、ランニングコスト
が安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、
しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するの
が容易である等の利点を有している。中でも、記録媒体
の幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの記録
手段を使用するライン型の記録装置は、記録の一層の高
速化が可能である。
【0006】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録ヘッドは、エッチング、
蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、
基板上に成膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板
等を形成することにより、高密度の液路配置(吐出口配
置)を有するものを容易に製造することができ、一層の
コンパクト化を図ることができる。
【0007】上記インクジェット記録装置においては、
記録ヘッドとして一般に微細な吐出口を配列したものが
用いられるので、吐出口内方への気泡や塵埃の混入が生
じた場合、或いはインク溶剤の蒸発に伴う増粘等によっ
てインクが吐出ないし記録に適さない状態となった場合
等において、インクをリフレッシュすることにより吐出
不良要因を除去する吐出回復処理が行われる。
【0008】上述の如きインクジェット記録装置の要部
構成を図12を用いて説明する。図に示すように、記録媒
体(不図示)は搬送ローラ105 とフィードローラ106 に
挟持されて搬送される。記録媒体が記録位置に達する
と、対向するヘッドカートリッジ101 から信号に応じて
インクが吐出されて記録がなされる。更に搬送された記
録媒体は送りローラ対110 ,111 と排出ローラ対112 ,
113 により装置外へ排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のインクジェ
ット記録装置において、送りローラ対は送りローラ110
と拍車111 、排出ローラ対は排出ローラ112 と拍車113
により構成されており、前記拍車111 ,113 は装置本体
に開閉可能に支持されたカバー115 に配設されている。
【0010】上記装置においてヘッドカートリッジ101
内のインクがなくなり交換する場合は、前記カバー115
を図13に示すように左方向へ回転して開き、前記カート
リッジ101 の交換を行っている。これは前記カバー115
を図中右方向に回転して開くようにすると、拍車111 が
ヘッドカートリッジ101 と干渉してしまうためである。
【0011】また図12に示すように、上記装置ではノイ
ズによる動作不良防止のために、LCD121 を配設した
パネル設定基板120 をシャーシの図中左側部に固定して
いる。従って、記録装置の操作者の位置は図12中左側と
なる。
【0012】上述の如き位置関係で、前記カバー115 を
図13に示すように開くと、ヘッドカートリッジ101 の交
換するためには前記カバー115 を乗り越えて作業する必
要がある。また、前記カートリッジ101 を交換する際に
適当な位置まで移動させるためにパネル操作を行う場
合、操作者から見て前記カートリッジ101 が前記カバー
115 のかげに隠れているため、操作が行いにくいという
問題があった。
【0013】更に、前記カバー115 を装置本体から取り
外して前記カートリッジ101 の交換を行う場合に、前記
カバー115 に設けた拍車111 ,113 に対して外力が加え
られると、前記拍車111 ,113 の撥水性が失われ、前記
拍車111 ,113 に付着したインクを記録媒体に再転写さ
せてしまう可能性があり、記録品位が劣化するという問
題があった。
【0014】そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、カートリッ
ジ交換の際の操作性を向上すると共に、拍車の損傷等を
原因とする記録品位の劣化を防止することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の代表的なインクジェット記録装置の構成は、インク
を吐出して記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録
媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体の被記録面の
位置を規制するプラテンと、前記記録媒体を排出する排
出手段と、装置本体に開閉可能に支持されたカバーと、
を有し、前記排出手段は、前記記録手段よりも記録媒体
搬送方向下流側であって前記記録手段の近傍に位置する
回転体対を有し、前記カバーに揺動可能に保持され且つ
前記回転体対のうち記録媒体の被記録面側に位置する回
転体を回動可能に保持する回転体保持手段と、前記回転
体保持手段に作用して前記回転体をプラテン方向へ圧接
する圧接手段とによって、前記カバーの開閉角度に伴っ
て前記回転体のプラテン方向への圧接力を解除し、更に
前記回転体の接触状態を解除するように構成したことを
特徴としている。
【0016】
【作用】上記構成にあっては、カバーの開閉角度に伴っ
て前記回転体のプラテン方向への圧接力が解除した後、
前記回転体の接触状態が解除するため、前記回転体がそ
の近傍にある記録手段と干渉するのを防ぐことができ
る。
【0017】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、本発明を適用したインクジェット
記録装置の一実施例について図面を参照して説明する。
図1はインクジェット記録装置の概略構成を示す模式断
面図である。
【0018】図1において、1は後述する記録手段とし
てのヘッドカートリッジであって、記録ヘッドとインク
タンクを一体化した形態を有している。2は前記ヘッド
カートリッジ1を着脱自在に搭載するキャリッジであっ
て、記録媒体の搬送方向と交差する方向(主走査方向)
に往復移動する。3はガイド軸であって、前記キャリッ
ジ2を主走査方向に案内する。4はリアガイドであっ
て、前記キャリッジ2の後端側を規制しつつ主走査方向
への移動をガイドする。
【0019】5は搬送手段としての搬送ローラであっ
て、不図示の搬送モータによって駆動されて記録媒体
(紙やプラスチック薄板等)を搬送すると共に、記録ヘ
ッドに対する記録媒体の被記録面の位置を規制する。6
はフィードローラであって、前記搬送ローラ5に圧接さ
れて従動回転する。前記フィードローラ6はローラホル
ダー7に回動可能に保持されており、前記ホルダー7に
作用するローラバネ8によって圧接力を付与されてい
る。
【0020】9は記録媒体の被記録面の位置を規制する
プラテンであって、前記ヘッドカートリッジ1を構成す
る記録ヘッドの吐出口と対向しており、前記カートリッ
ジ1の主走査方向に対する移動可能領域の全範囲に亘っ
て設けられている。このプラテン9は記録ヘッドのイン
ク吐出面と記録媒体の被記録面との間隔を一定に保持す
るように記録媒体の位置を規制するものである。
【0021】10は送りローラであって、記録位置よりも
記録媒体搬送方向下流側であって前記ヘッドカートリッ
ジ1の近傍に配置されており、前記プラテン9と共に記
録媒体の位置を規制するものである。11は高撥水性部材
からなる拍車であって、前記送りローラ10に対向して設
けられおり、記録媒体を前記送りローラ10に押圧して前
記送りローラ10による記録媒体の搬送力を生じさせるも
のである。12は排出ローラであって、前記送りローラ10
よりも更に記録媒体搬送方向下流側に配置されており、
記録のなされた記録媒体を装置外へ排出搬送するもので
ある。13は高撥水性部材からなる拍車であって、前記排
出ローラ12に対向して設けられており、記録媒体を前記
排出ローラ12に押圧して前記排出ローラ12による記録媒
体の搬送力を生じさせるものである。
【0022】尚、図示していないが、前記排出ローラ12
は異なる直径部分を長手方向に交互に形成した櫛歯状に
構成されており、前記拍車13は前記排出ローラ12の小径
部分と対向している。これにより、排出ローラ12による
記録媒体の搬送力を大きくしている。更に、前記排出ロ
ーラ12の搬送速度は、送りローラ10の搬送速度に対して
+1.0 %、搬送ローラ5の搬送速度に対して+1.5 %、
増速してある。この構成により、記録媒体にはプラテン
部(記録位置)で常に張力がかかっており、記録媒体に
波打ち現象が生じたときに、この波打ち現象を抑えるこ
とが可能となる。
【0023】14は前記拍車11,13を回動可能に保持する
ための拍車ホルダーであって、装置本体に開閉可能に支
持されたカバー15に揺動可能に保持されている。16は圧
接バネであって、前記拍車ホルダー14に作用して圧接力
を付与し、前記拍車ホルダー14に配設された拍車11,13
を夫々送りローラ10,排出ローラ12に圧接させるための
ものである。
【0024】次に、記録手段であるヘッドカートリッジ
1の構成について図2及び図3を用いて具体的に説明す
る。図2はヘッドカートリッジの分解斜視図、図3はヘ
ッドカートリッジの吐出口形成面を示す斜視図である。
【0025】このヘッドカートリッジ1は前述したよう
に記録ヘッド1aとインクタンク1bとを一体化した形
態を有しており、前記搬送ローラ5によって搬送された
記録媒体にインク像を記録するものである。この装置に
おける記録方法としては、記録ヘッドからインクを吐出
して記録するインクジェット記録方式を用いている。即
ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィ
ス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー
作用部、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネ
ルギーを発生するエネルギー発生手段等を備えている。
【0026】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、或いは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。
【0027】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0028】本実施例の記録ヘッド1aは電気熱変換体
をエネルギー発生手段として用いて構成されている。即
ち、図2において、ヒータボード21はシリコン基板上に
列状に配された複数の吐出ヒータと、この吐出ヒータに
電力を供給する電気配線等が形成されている。また天板
22には、複数のノズルと、このノズルに対応した吐出口
を有するオリフィスプレート部と、ノズルに供給するイ
ンクを収納するための共通液室等が一体成形されてい
る。
【0029】配線基板23は、配線の一方がヒータボード
21にワイヤボンディング等で結線され、他方の端部側に
は記録装置本体からの電気信号を受けるパッド24が設け
られている。前記配線基板23やヒータボード21は、金属
からなるベースプレート25に接着剤等で貼り付けられ
る。
【0030】更に、押さえバネ26によってヒータボード
21と天板22を挟むと共に、押さえバネ26の足部をベース
プレート25の穴25aに係合することにより、ヒータボー
ド21及び天板22はベースプレート25に圧着固定される。
【0031】インク供給部材27はインク導管28を有し、
このインク導管28によってインクタンク1bのインク供
給穴29と天板22のインク受け30とを接続している。これ
により、インクタンク1bからオリフィスプレート部の
吐出口までのインク流路が形成される。
【0032】また、図3に示すように、天板22の吐出口
形成面は記録媒体の被記録面と平行な面に対して所定角
度θだけ傾いており、且つ吐出口近傍で段差22aを有し
ている。これは天板22に設けた流路側からレーザービー
ムを照射して吐出口を形成するために、オリフィスプレ
ート部内の流路と、その後方の流路とが所定角度をなす
ことに対応して行われたものである。
【0033】次に、本実施例に係るインクジェット記録
装置の制御系の構成例について図4を参照して説明す
る。図4は制御系の構成例を示すブロック図である。
【0034】制御部40において、41はMPUであって、
後述するROM等からプログラムや各種データを読み出
し、必要な演算や判断を行い、制御プログラムに従って
各種制御信号を出力して装置全体の駆動制御を行うもの
である。42はROMであって、前記MPU41が動作する
ための各種プログラムや各種データ等を格納している。
43はRAMであって、前記MPU41が命令中のデータや
演算結果を一時貯えておくワーキングエリア、各種デー
タを保存しておくテキストエリア等からなっている。44
はタイマーであって、前記MPU41からの指示信号をも
とに計時を行い、時間情報の出力を行うものである。45
は外部インターフェース部であって、コンピュータ等の
ホストシステムとの通信に用いられる。46は内部インタ
ーフェース部であって、制御部40と後述する機構部50と
を接続するものである。
【0035】機構部50において、51はヘッドドライバー
であって、記録データに応じてヘッドカートリッジ1を
構成する記録ヘッドを駆動するためのものである。52は
モータドライバーであって、キャリッジ2を主走査方向
に往復移動させるキャリッジモータ55を駆動するための
ものである。53はモータドライバーであって、搬送ロー
ラ5等の回転体を駆動する搬送モータ56を駆動するため
のものである。54はモータドライバーであって、ヘッド
カートリッジ1を構成する記録ヘッドをキャップした状
態で前記ヘッドのノズル(吐出口)からインクを吸引し
インクの吐出状態を安定化させる回復系を動作させる回
復系モータ57を駆動するためのものである。58はキャリ
ッジホームセンサであって、キャリッジ2がホームポジ
ションにあるか否かを検出するものである。59は回復系
ホームセンサであって、回復系がホームポジションにあ
るか否かを検出するものである。
【0036】次に、カートリッジ交換時等におけるカバ
ーの開閉に伴う拍車の動きについて図5及び図6を用い
て説明する。図5及び図6はカバーを所定角度まで開け
た状態を示す断面図である。
【0037】図5に示すように、上記構成のインクジェ
ット装置においてカートリッジ交換時等にカバー15を開
けると、拍車ホルダー14は圧接バネ16の作用により、拍
車11がプラテン9に対して圧接状態を保ちながら支点14
aを中心に揺動する。ここで前記カバー15を所定角度α
開けると、前記圧接バネ16の作用により拍車ホルダー14
はプラテン方向に揺動し、前記カバー15に設けられた不
図示のストッパーによって所定角度βの位置で停止され
固定される。この状態から更に前記カバー15を開ける
と、図6に示すように、前記拍車ホルダー14は前記所定
角度βの位置に停止固定されたまま前記カバー15と共に
回動していく。
【0038】従って、本発明によれば、カートリッジ交
換時等にカバー15を開けても前記拍車11とヘッドカート
リッジ1とが干渉することはない。これにより拍車の損
傷等を原因とする記録品位の劣化を防止することができ
る。更にカバーの開閉支点が記録ヘッドに対してプラテ
ン側に位置するため、操作者によるカートリッジ交換の
際の操作性が向上する。
【0039】尚、前記角度α,βの関係は、α<βとな
るように設定されており、本実施例では、α=25°,β
=42°に設定することによって拍車11とヘッドカートリ
ッジ1との干渉を防止している。
【0040】〔第2実施例〕次に本発明を適用したイン
クジェット記録装置の第2実施例について図面を参照し
て説明する。尚、前述した実施例と同等の機能及び機構
を有する部材には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0041】前述した実施例では、排出手段として2組
の回転体対を配設した例を示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば前記回転体対を1組、或
いは2組以上の複数組配設した構成としても良い。また
本実施例では、後述するコックリングを防止するため
に、前記回転体対のうち少なくとも1組の回転体対を記
録ヘッドの吐出口近傍に配設した構成としている。以
下、図7を用いて前記記録ヘッドと前記回転体対との位
置関係について説明する。
【0042】尚、ここでいうコックリングとは、記録媒
体の表面に吐出されたインクの有無、或いはインクの吐
出デューティの違いによって、記録媒体が搬送方向に向
かって直交する方向に波打つ現象をいう。
【0043】図7において、ヘッドカートリッジ1を構
成する記録ヘッド1aと搬送ローラ5に圧接するピンチ
ローラ17との間隔L1、及び記録ヘッド1aと送りロー
ラ10に圧接する拍車11との間隔L2は、記録ヘッドの主
走査方向への移動に影響せず且つ上記コックリングを防
止することが可能な値に設定されている。尚、本実施例
では、記録ヘッドの走査に対し充分な余裕を見込んで前
記間隔L1,L2を約2mm程度に設定している。
【0044】ここで、上記コックリングによって引き起
こされた記録ヘッドと記録媒体との間隔の変化が、実際
に記録時に及ぼす影響について図8及び図9を用いて説
明する。図8は記録ヘッドの吐出口形成面が記録媒体の
記録面と平行な面に対し90°の角度を持って形成されて
いる場合の説明図であり、図9は記録ヘッドの吐出口形
成面が記録媒体の記録面と平行な面に対し所定角度を持
って形成されている場合の説明図である。
【0045】図において、インクの吐出速度をVi、キ
ャリッジの移動速度をVcとし、その合成ベクトルをV
rとする。またVcとVrとのなす角をθrとする。
尚、前述のインクジェット記録装置においては、 Vi=10m/秒 Vc=216.7 mm/秒=64(cps )×48(dot )×1/
360 (inch) に設定されており、ViとVcとの比は約46となる。ま
た記録ヘッドと記録媒体との間隔は約1mm程度に設定
されている。このため、図8及び図9は共に模式的な説
明図である。
【0046】先ず、図8に示す吐出口形成面が記録媒体
の記録面と平行な面に対し90°の角度を持って形成され
ている場合について説明すると、Vr,θrは次式によ
って算出される。
【0047】|Vr|2 =|Vi+Vc|2 =|Vi|2 +|Vc|2 +2|Vi||Vc|cos
90° =|Vi|2 +|Vc|2
【0048】|Vi|2 =|Vr−Vc|2 =|Vr|2 +|Vc|2 −2|Vr||Vc|cos
θr
【0049】上式に前述したVi,Vcの値を代入して
θrを計算すると、θr=88.76 °となる。従って、記
録媒体に生じたコックリング等の影響によって、例え
ば、上端に位置する吐出口と対向する記録媒体が記録ヘ
ッドとの距離1mmを保持しており、且つ下端に位置す
る吐出口と対向する記録媒体が記録ヘッドとの距離0.6
mmとなった場合の記録倒れ量dxは、
【0050】dx=0.4 ×tan(90−θr) =0.00867 mm =8.67μm となる。
【0051】次に、図9に示す吐出口形成面が記録媒体
の記録面と平行な面に対し所定角度θ(例えば100 °)
傾斜している場合について説明する。傾斜角θは、図に
示すように記録ヘッドの進行方向に向かうものとし、V
i,Vc,Vr,θrを上記と同様に定義すると、
【0052】|Vr|2 =|Vi+Vc|2 =|Vi|2 +|Vc|2 +2|Vi||Vc|cos
θ
【0053】|Vi|2 =|Vr−Vc|2 =|Vr|2 +|Vc|2 −2|Vr||Vc|cos
θr
【0054】上式に前述したVi,Vcの値を代入して
θrを計算すると、θr=98.77 °となる。従って、コ
ックリング等の影響による記録媒体と記録ヘッドとの距
離関係が前述と同様である場合の記録倒れ量dxは、
【0055】dx=0.4 ×tan(90−θr) =0.06173 mm =61.73 μm となり、吐出口形成面が記録媒体の記録面と平行な面に
対して傾斜しているほど記録媒体の浮きによる記録ズレ
への影響が大きくなることが判明する。
【0056】従って、前記拍車11を記録ヘッド1aから
遠ざけることはコックリングの発生を許すことになり、
即ち記録ヘッドと記録媒体との間隔の変化を大きくする
ことになる。これらを鑑みて本実施例では上記コックリ
ングの影響を抑えるために、拍車を記録ヘッドの吐出口
近傍に配設して構成している。
【0057】尚、前記拍車11を図7に示す如く支点Aを
中心に回転させると、記録ヘッド1aと干渉してしまう
こととなるが、本実施例では前述した実施例と同様にし
て、拍車11のプラテン方向への圧接力をカバー15の開閉
角度に伴って解除し、更にはその接触状態を解除するよ
うに構成しているため、前記記録ヘッド1aと干渉する
ことはない。
【0058】〔第3実施例〕次に本発明を適用したイン
クジェット記録装置の第3実施例について図面を参照し
て説明する。尚、前述した実施例と同等の機能及び構成
を有する部材には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0059】前述した実施例では、拍車11,13のプラテ
ン方向への圧接力を共通の圧接バネ16によって付与する
ように構成したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば前記拍車11,13のプラテン方向への圧接力
を夫々独立した圧接手段によって付与するように構成し
ても良い。以下、図10を参照して詳しく説明する。尚、
図10は各拍車のプラテン方向への圧接力を独立させる機
構を示す要部構成図である。
【0060】図10に示すように、本実施例における拍車
ホルダー14は、カバー(不図示)に揺動可能に保持され
た拍車ホルダー14Aと、前記ホルダー14Aに揺動可能に
保持された拍車ホルダー14Bとによって構成されてい
る。前記ホルダー14Aには拍車11が回動可能に保持さ
れ、前記ホルダー14Bには拍車13が保持されている。前
記拍車11は前記ホルダー14Aに作用する圧接バネ(不図
示)によってプラテン方向(図中矢印X方向)への圧接
力を付与され、前記拍車13は前記ホルダー14Bに作用す
る圧接バネ(不図示)によってプラテン方向(図中矢印
Y方向)への圧接力を付与される。従って、カバーを開
くと、前記拍車ホルダー14Aは前述した実施例と同様に
して図中矢印X方向へ回転してストッパー(不図示)に
よって所定角度で停止固定され、前記ホルダー14Bは図
中矢印Y方向へ回転して前記ホルダー14Aに設けられた
ストッパー18によって所定角度で停止固定される。そし
て、前述状態から更にカバーを開くと、前記拍車11,13
の接触状態が解除される。
【0061】上述の如く構成することによって、拍車1
1,13のプラテン方向への圧接力を各圧接バネ(不図
示)によって調節することができる。従って、各ローラ
対ごとに記録媒体の搬送力を調節することができる。
【0062】〔第4実施例〕次に本発明を適用したイン
クジェット記録装置の第4実施例について図面を参照し
て説明する。尚、前述した実施例と同等の機能及び構成
を有する部材には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0063】前述した実施例では、拍車ホルダーには拍
車のみを保持した構成例について説明したが、本実施例
では更に拍車に付着したインクを除去するためのクリー
ナを配設した構成としている。以下、図11を参照して詳
しく説明する。尚、図11は拍車及びクリーナを備えた拍
車ホルダーを示す分解斜視図である。
【0064】図11に示すように、拍車11,13及び拍車ク
リーナ19は夫々拍車ホルダー14の軸14b,14c,14dに
回転可能に保持され、更に拍車ホルダー14のカバー14C
によってホルダーからの脱落を防止している。また前記
拍車クリーナ19は、前記拍車11,13の記録媒体接触面と
常に接触するように配設されている。これにより、記録
媒体上に吐出されたインクが前記拍車11,13を介して記
録媒体に再転写するのを防止することができる。
【0065】〔他の実施例〕前述した実施例では記録手
段としてインクジェット記録方式を用いたが、記録信号
に応じて電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によ
って印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜
沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長,収縮によ
り、インクを吐出口より吐出して記録を行うように構成
すると更に好ましい。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成でき、より好ましい。
【0067】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。前記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細書に
記載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行
うことができる。
【0068】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0069】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことができるようになるからである。
【0070】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成の何れでも良い。
【0071】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッドを用いても良い。
【0072】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱
素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した
記録を行うために有効である。
【0073】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類乃至個数についても、例えば単色のインクに対応し
て1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録
ヘッドを一体的に構成するか或いは複数個の組合せによ
るか何れでも良いが、異なる色の複色カラー、又は混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適
用し得る。
【0074】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、何れにしても熱エネルギーの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録シートに到達する時点では
既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによっ
て初めて液化する性質のインクを使用する場合も適用可
能である。
【0075】このような場合のインクは、特開昭54-568
47号公報或いは特開昭60-71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するよ
うな形態としても良い。上述した各インクに対して最も
有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するものであ
る。
【0076】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0077】尚、前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明の記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等の記録方式、或いはそれ以外の記録方式で
あっても適用し得る。またシリアル記録方式に限定する
必要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体を排出搬送する排出手段が、前記記録手段より
も記録媒体搬送方向下流側であって前記記録手段の近傍
に位置する回転体対を有し、前記回転体対のうち記録媒
体の被記録面側に位置する回転体のプラテン方向への圧
接力を、装置本体に開閉可能に支持されたカバーの開閉
角度に伴って解除し、更には前記回転体の接触状態を解
除するように構成しているので、前記回転体がその近傍
にある記録手段と干渉するのを防ぐことができる。依っ
て、前記回転体の損傷等を防ぐことができると共に、こ
の回転体の損傷を原因とする記録品位の劣化を防止する
ことができる。
【0079】また上記構成により、排出手段の有する回
転体対のうち、少なくとも1組の回転体対を記録手段の
近傍に配設することができ、これにより上述したコック
リング(記録媒体の波打ち現象)を防ぐことができる。
【0080】また上記排出手段を複数組の回転体対で構
成し、更に前記回転体対のうち記録媒体の被記録面側に
位置する回転体のプラテン方向への圧接力を夫々独立し
た圧接手段によって付与するように構成することによっ
て、前記回転体のプラテン方向への圧接力を各圧接手段
によって調節することができる。従って、各回転体対ご
とに記録媒体の搬送力を調節することができる。
【0081】更に前記記録媒体の被記録面側に位置する
回転体を高撥水性部材で成形すると共に、前記回転体保
持手段に前記回転体をクリーニングするクリーニング手
段を配設することによって、記録媒体上に吐出されたイ
ンクが前記回転体を介して記録媒体に再付着するのを防
止することができる。
【0082】また、前記カバーの開閉支点を記録手段に
対してプラテン側に配置する、即ち前記回転体近傍に配
置することによって、カートリッジ交換等の装置の操作
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の概
略構成図である。
【図2】ヘッドカートリッジの分解斜視図である。
【図3】ヘッドカートリッジの吐出口形成面を示す斜視
図である。
【図4】インクジェット記録装置の制御系の構成例を示
すブロック図である。
【図5】カバーを任意角度開けた状態を示す模式断面図
である。
【図6】カバーを全開した状態を示す模式断面図であ
る。
【図7】拍車と記録ヘッドとの位置関係を説明する図で
ある。
【図8】インクジェット記録装置における記録ズレを説
明する図である。
【図9】インクジェット記録装置における吐出口形成面
が記録媒体の記録面と平行な面に対し所定角度傾斜して
いる場合の記録ズレを説明する図である。
【図10】プラテン方向への圧接力を拍車ごとに独立さ
せる拍車ホルダーを示す説明図である。
【図11】拍車及び拍車クリーナを配設した拍車ホルダ
ーを示す分解斜視図である。
【図12】従来のインクジェット記録装置の断面図であ
る。
【図13】従来のインクジェット記録装置のカバーを任
意角度開けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ヘッドカートリッジ、1a…記録ヘッド、1b…イ
ンクタンク、2…キャリッジ、3…ガイド軸、4…リア
ガイド、5…搬送ローラ、6…フィードローラ、7…ロ
ーラホルダー、8…ローラバネ、9…プラテン、10…送
りローラ、11…拍車、12…排出ローラ、13…拍車、14…
拍車ホルダー、14A,14B…拍車ホルダー、14C…カバ
ー、14a…支点、14b,14c,14d…軸、15…カバー、
16…圧接バネ、17…ピンチローラ、18…ストッパー、19
…拍車クリーナ、21…ヒータボード、22…天板、22a…
段差、23…配線基板、24…パッド、25…ベースプレー
ト、25a…穴、26…押さえバネ、27…インク供給部材、
28…インク導管、29…インク供給穴、30…インク受け、
40…制御部、41…MPU、42…ROM、43…RAM、44
…タイマー、45…外部インターフェース部、46…内部イ
ンターフェース部、50…機構部、51…ヘッドドライバ
ー、52,53,54…モータドライバー、55…キャリッジモ
ータ、56…搬送モータ、57…回復系モータ、58…キャリ
ッジホームセンサ、59…回復系ホームセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録媒体に記録を行う
    記録手段と、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録媒体の被記録面の位置を規制するプラテンと、 前記記録媒体を排出する排出手段と、 装置本体に開閉可能に支持されたカバーと、 を有し、 前記排出手段は、前記記録手段よりも記録媒体搬送方向
    下流側であって前記記録手段の近傍に位置する回転体対
    を有し、前記カバーに揺動可能に保持され且つ前記回転
    体対のうち記録媒体の被記録面側に位置する回転体を回
    動可能に保持する回転体保持手段と、前記回転体保持手
    段に作用して前記回転体をプラテン方向へ圧接する圧接
    手段とによって、前記カバーの開閉角度に伴って前記回
    転体のプラテン方向への圧接力を解除し、更に前記回転
    体の接触状態を解除するように構成したことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排出手段は、記録媒体搬送方向に複
    数の回転体対を有することを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の回転体対は、記録媒体の被記
    録面側に位置する回転体をプラテン方向へ圧接する圧接
    手段を夫々独立して備えていることを特徴とする請求項
    2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体対のうち、記録媒体の被記録
    面側に位置する回転体は高撥水性部材からなることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体保持手段は回転体をクリーニ
    ングするクリーニング手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記カバーの開閉支点は記録手段に対し
    てプラテン側に位置することを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段がインク吐出用の熱エネル
    ギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段が前記電気熱変換体によっ
    て印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸
    騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴
    とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
JP6067101A 1994-04-05 1994-04-05 インクジェット記録装置 Pending JPH07276726A (ja)

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JP6067101A JPH07276726A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 インクジェット記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212766B2 (en) 2004-04-26 2007-05-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Wet-type electrophotographic image forming apparatus and a setting method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7212766B2 (en) 2004-04-26 2007-05-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Wet-type electrophotographic image forming apparatus and a setting method thereof

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