JPH07276241A - サンドブラスト装置及びそれに用いるブラストガン - Google Patents

サンドブラスト装置及びそれに用いるブラストガン

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JPH07276241A
JPH07276241A JP6090686A JP9068694A JPH07276241A JP H07276241 A JPH07276241 A JP H07276241A JP 6090686 A JP6090686 A JP 6090686A JP 9068694 A JP9068694 A JP 9068694A JP H07276241 A JPH07276241 A JP H07276241A
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JP
Japan
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blast
cabinet
workpiece
abrasive
gun
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JP6090686A
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English (en)
Inventor
Keisaku Omasa
圭作 大政
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AASU GIKEN KK
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AASU GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のキャビネット内に脱着自在な仕切板を
配設し、収容する被加工物の大きさに合わせたブラスト
室を形成できるようにし各ブラスト室毎に扉を備え小物
部品からオートバイのフレーム等の大型の被加工物まで
収容でき、研磨材の回収及び交換作業が簡単で、かつ作
業用透視窓や照射窓のガラス等の傷つきにくい低原価で
生産性、汎用性、保守性に優れたサンドブラスト装置の
提供。 【構成】 キャビネット2aと、キャビネット2a内を
2以上のブラスト室29a,29bに分割する脱着自在
な仕切板28と、ブラスト室29a,29b毎に配設さ
れた作業台8a,8bと、被加工物を搬出入するための
開閉扉5a,5bと、ブラスト室内を透視するための作
業用透視窓6a,6bと、ブラスト室毎に形成された係
合部32a,32bと、係合部32a,32bに脱着自
在に係合される研磨材収納容器31a,31bと、を備
えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャビネット本体内で圧
縮空気等を用いて砂等の粒状の研磨材を被加工物に噴射
して表面加工等を行うサンドブラスト装置及びそれに用
いるブラストガンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種金型の研掃、熱処理品のスケ
ール落とし、エンジン部品等の再生等を目的とした各種
のサンドブラスト装置が開発されている。例えば、特
開平4−87772号公報には研磨材の回収能力を向上
させたブラスト加工装置が、実開平4−60661号
公報にはキャビネット内に被加工物を収納するタンブラ
を有するエアブラスト装置が開示されている。また、そ
の他にも操作者がキャビネットの外からブラスト用の手
袋を介して被加工物に研磨材を噴射するスタンドアロン
タイプのサンドブラスト装置等が広く知られている。ま
た、ブラストガンについても直圧式や吸引式等に応じた
各種のブラストガンが開発されている。
【0003】以下に従来のサンドブラスト装置及びそれ
に用いるブラストガンについて説明する。図8は従来の
サンドブラスト装置の全体斜視図であり、図9は従来の
サンドブラスト装置のホッパー部の要部断面図であり、
図10は従来のサンドブラスト装置の作業用透視窓の要
部断面図である。1′は従来のサンドブラスト装置の本
体、2′はブラスト処理を行うためのキャビネット、
3′は本体1′の下部四方に配設され、キャビネット
2′を支持するための脚部、4′はキャビネット2′の
両側部に開閉自在に蝶着され、被加工物等を搬出入する
ための側部扉、5′はキャビネット2′の前面部に開閉
自在に蝶着され、側部扉4′と同様に被加工物等を搬出
入するための前部扉、6′はキャビネット2′の前部上
方に配設された透明な硬質ガラスが挟着された作業用透
視窓、7は前部扉5に装着されたブラスト用手袋、8は
キャビネット2′の内側側に配設され、被加工物を載上
しブラスト処理を行うための作業台、9は作業台8の中
央部に回動自在に配設された脱着自在なターンテーブ
ル、10′は被加工物に研磨材を噴射するためのセラミ
ック製ノズルを有するエアジェットスライド式のブラス
トガン、11′は被加工物やキャビネット2′の内部を
清掃するためのエアガン、12′はキャビネット2′の
天板部に配設された照明部、13′はキャビネット2′
の下方に配設され、研磨材を貯溜しブラストガン10′
に循環送給するためのホッパー部、14はホッパー部1
3′の底部に設けられた研磨材を抜き取る際に螺着され
た蓋を外して研磨材を回収するための研磨材回収口、1
5′はキャビネット前面中段に配設された操作パネル、
16はブラストガン10′及びエアガン11′に送給す
る圧縮空気の圧力を調整するための調圧弁、17は調圧
弁16の圧力を示す圧力計、18は照明部12′のON
/OFFを行う照明用スイッチ、19はコンプレッサ
(図示せず)からの圧縮空気を清浄するためのエアフィ
ルタ、20はコンプレッサ(図示せず)からエアフィル
タ19に圧縮空気を送給するための高圧送給管、21′
はブラストガン10′に送給する圧縮空気を断続するた
めのフットスイッチ、22′は調圧弁16で調圧後の圧
縮空気をエアガン11に送給するための高圧送給管、2
3′はフットスイッチ21′からブラストガン10′に
圧縮空気を送給する高圧送給管、24′はホッパー部1
3からブラストガン10′に研磨材を送給する研磨材送
給管、25は集塵機(図示せず)を接続するための集塵
機用接続口である。図9において、10′はブラストガ
ン、13′はホッパー部、14は研磨材回収口、23′
は高圧送給管、24′は研磨材送給管、26は研磨材で
ある。図10において、27′はキャビネット2′の壁
部に装着された硬質ガラスである。ここで、作業台8に
は被加工物に噴射した研磨材26がホッパー部13′に
自然落下して再利用されるようにメッシュ状に無数の小
孔が形成されている。また、キャビネット2′の下方は
研磨材26がホッパー部13′に自然堆積されるように
側壁部が傾斜して逆錘台状に形成されている。次に、従
来のブラストガンについて説明する。図11は従来の吸
引式のブラストガンの要部断面図である。10′aはブ
ラストガン10′のガンフレーム、10′bは一端が円
錐台状で他端部が円錐状(以下、円錐台柱状という)に
形成され中央部に研磨材を噴射するための中空部を備え
たセラミックス等からなる噴射ノズル、10′cは噴射
ノズル10′bの円柱部をガンフレーム10′aに挿着
固定するための固定用ビス、10′dは研磨材26を吸
引する負圧室、10′eは前後に移動させて負圧を調整
することができるエアジェットスライドノズル、10′
fはエアジェットスライドノズル10′eを所定のブラ
スト圧になるようにガンフレーム10′aに固定するた
めの固定用ビスである。
【0004】以上のように構成されたサンドブラスト装
置及びそれに用いるブラストガンについて、以下その動
作について説明する。まず、一般的な被加工物のブラス
ト処理について説明する。操作者は側部扉4′又は前部
扉5′を開け、被加工物の仕上げの程度に応じた研磨材
26を作業台8の小孔からキャビネット2′内下方に配
設されたホッパー部13′に投入する。次に、被加工物
をキャビネット2′内に搬入し、作業台8に載上して、
側部扉4′又は前部扉5′を閉める。操作者はキャビネ
ット2′の前面からブラスト用手袋7′に手を挿入し、
このブラスト用手袋7′を介して、ブラストガン10′
を用いて被加工物に研磨材26を噴射してブラスト作業
を行う。ブラストガン10′からの研磨材26の噴射の
制御はエアジェットスライドノズル10′eの位置を変
えたり、調圧弁16の圧力調整やフットスイッチ21′
でブラストガン10′に送給される圧縮空気の送給を断
続することによって行う。つまり、コンプレッサ(図示
せず)からの圧縮空気は常時高圧送給管20′を介して
エアフィルタ19′に供給される。エアフィルタ19′
で清浄された圧縮空気は調圧弁16で所定の圧力に調整
された後、2系統に分かれ、一方は高圧送給管22′を
介してキャビネット2′内のエアガン11′に送給され
る。他方はフットスイッチ21′,高圧送給管23′を
介してキャビネット2′内のブラストガン10′に送給
される。通常ブラスト用の圧縮空気はフットスイッチ2
1′で遮断されており、フットスイッチ21′を踏むと
圧縮空気は高圧送給管23′を介しブラストガン10′
に送給される。また、ブラストガン10′にはホッパー
部13′の端部から研磨材送給管24′も挿着されてお
り、研磨材26はエアジェットスライドノズル10′e
から噴射される圧縮空気による負圧によって吸引され、
研磨材送給管24′を介してブラストガン10′に送給
されて噴射される。被加工物への研磨材26の噴射圧は
操作パネル15′に設けられた調圧弁16によって圧力
計17を見ながらコントロールする。操作者はキャビネ
ット2′の所定部に配設された作業用透視窓6′から被
加工物の仕上げの状態を透視しながら上記作業を行う。
一方、被加工物に噴射された研磨材26はブラストされ
た錆等と共に作業台8の孔部を通して落下し、キャビネ
ット2′の下方のホッパー部13′に自然堆積される。
この自然堆積された研磨材26等はホッパー部13′の
端部に配設された研磨材送給管24′を介してブラスト
ガン10′に循環送給され、被加工物に再噴射される。
また、ブラスト作業によって発生した粉塵はキャビネッ
ト2′の内側上方に配設された吸込口(図示せず)から
吸入されて集塵機用接続口25を介して別途用意した集
塵機(図示せず)に排出される。次に研磨材26の回収
及び交換作業について説明する。研磨材26は研磨工程
において、研磨の程度に応じて使いわけられ、JIS規
格で#8〜#3000まで35階級に区分されている。
また研磨材26としては、アルミナ質,炭化珪素,合成
ダイヤモンド,窒化ホウ素,エメリーガーネット,珪
砂,スピネル,コランダム,ガラス粉,カーボランダム
等が用いられ被加工物の種類や研磨工程の各段階におい
て使い分けられている。従って、被加工物の材質の種類
や研磨工程の各段階によって研磨材26は交換される。
研磨材26を回収又は交換する場合は、まずエアガン1
1′を用いてキャビネット2′内に付着した研磨材26
を全てホッパー部13′内に吹き落とす。次にホッパー
部13′の下部の研磨材回収口14から予め用意した研
磨材回収容器(図示せず)に研磨材26を抜き取った
後、研磨材回収口14を密栓する。また、研磨工程に応
じて研磨材26の種類を換えるときは、その都度、前工
程で使用した研磨材26を完全に抜き取り新たな研磨材
26を前部扉5等から所定量計量してキャビネット2′
内に投入して研磨材26の交換が行われる。次にブラス
トガンについて説明する。吸引式のブラストガンには図
11に示すような圧縮空気を送給する高圧送給管23′
と、ホッパー部13′から研磨材26を送給するための
研磨材送給管24が接続されている。高圧送給管23か
ら送給された圧縮空気は負圧室10′dでエアジェット
スライドノズル10′eから噴射される。この噴射の際
に生じる負圧によって、研磨材送給管24′からの研磨
材26が吸引されて噴射ノズル10′bから圧縮空気と
研磨材26が一緒に噴射される。また、吸引力の調整は
固定用ビス10′fを緩めてエアジェットスライドノズ
ル10′eを前後に移動させて負圧の生じる位置を変え
て吸引力の最適化を図る。また、長時間ブラスト処理を
行い研磨材26で噴射ノズル10′bの内径が摩耗した
場合には、固定用ビス10′cを緩めて噴射ノズル1
0′bの交換を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、自動車のエンジン本体等のブラスト処理を
行う場合、キャビネットに配設された被加工物の搬出入
用の開口部が小さすぎてエンジン本体を収容することが
できないという問題点があった。また、オートバイのフ
レーム等の大型の被加工物はキャビネット本体が小さい
ので収容することができないという問題点があった。単
にキャビネットを大型化して開口部を大きくしただけで
は扉が大型になり重量も増大し、容易に扉の開閉ができ
ないばかりでなく開閉時にバランスをくずして転倒した
り、重い扉で手を挟む等、安全性に欠けるという問題点
があった。更に、ブラスト室が一つのために、被加工物
の研磨工程に合わせて、その都度研磨材の回収,交換の
作業を行わなければならず作業性に欠けるという問題点
があった。研磨材の回収や交換を行う場合、ホッパー部
からの研磨材の抜き取り作業やホッパー部への投入作業
が煩雑で作業性に欠けるという問題点があった。ブラス
ト作業中に被加工物に噴射した研磨材やブラストされた
錆等が作業用透視窓に飛散し硬質ガラス等の内側を傷つ
け、短期間でキャビネット内の透視性が低下するために
作業性が著しく低下したり、また高価な硬質ガラス等を
頻繁に交換しなければならず保守管理に多大の労力がか
かるという問題点を有していた。キャビネットの天井部
等に配設された照明部の照射窓のキャビネット側も同様
に飛散した研磨材等で傷つきキャビネット内の照度が低
下し作業性に欠けるという問題点を有していた。一方、
ブラストガンにおいては、噴射ノズルをガンフレームに
挿着する際、ガンフレームの先端に形成された噴射ノズ
ル挿着用孔部に噴射ノズルを挿入し、ガンフレームの側
壁部から噴射ノズルの外周壁を固定用ビスで押圧して固
定していたために、固定用ビス側の噴射ノズルの外周壁
とガンフレームの噴射ノズル挿着用孔部の内壁との間に
間隙が生じるとともに、噴射ノズルはブラスト処理中、
圧縮空気及び研磨材により常時挿着方向とは反対の方向
に噴射圧を受けているので、噴射ノズルとガンフレーム
との当接面にも間隙が生じ易く、ここから圧縮空気が漏
れブラスト圧が下がり作業性に欠けるという問題点を有
していた。また、噴射ノズルの固定用ビスが緩んだ場
合、噴射圧により噴射ノズルが抜けて跳ばされたりして
被加工物を傷つける等の問題点があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、大型のキャビネット内に脱着自在な仕切板を配設
し、収容する被加工物の大きさに合わせたブラスト室を
形成できるようにし各ブラスト室毎に扉を備え小物部品
からオートバイのフレーム等の大型の被加工物まで収容
でき、研磨材の回収及び交換作業が簡単で、かつ作業用
透視窓や照射窓のガラス等の傷つきにくい低原価で生産
性、汎用性、保守性に優れたサンドブラスト装置及び噴
射ノズルの脱落や圧縮空気の漏れのない信頼性や作業性
に優れたブラストガンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のサンドブラスト装置は次の構成からなる。請
求項1に記載のサンドブラスト装置は、被加工物を収納
し前記被加工物のブラスト処理を行うための底部が開設
された逆錐台状のホッパー部を2以上有するキャビネッ
トと、前記キャビネット内を前記ホッパー部に対応して
2以上のブラスト室に分割するように脱着自在又は回動
自在に配設された仕切板と、前記ブラスト室毎に配設さ
れた作業台と、前記ブラスト室毎に前記被加工物を搬出
入するために前記キャビネットの正面に配設された開閉
扉と、前記キャビネットの所定部に配設された前記ブラ
スト室内を透視するための作業用透視窓と、前記キャビ
ネットの前記各ホッパー部の底部に形成された係合部
と、前記係合部に前記ホッパー部と連通して脱着自在に
係合される研磨材等を収納する研磨材収納容器と、を備
えた構成を有している。請求項2に記載のサンドブラス
ト装置は、請求項1において、前記開閉扉の側部等に少
なくとも1以上の開閉駆動部を備えている構成を有して
いる。請求項3に記載のサンドブラスト装置は、請求項
1乃至2の内いずれか1において、前記作業用透視窓及
び/又は前記ブラスト室内の照射窓の内側に透明で軟質
の合成樹脂製のシート又はフィルムからなる保護部材が
被着されている構成を有している。請求項4に記載のサ
ンドブラスト装置は、請求項1乃至3の内いずれか1に
おいて、前記作業台上に前記被加工物を載置するための
ターンテーブルが配設されている構成を有している。請
求項5に記載のブラストガンは、略円錐台状に形成され
中空の噴射口を有する噴射ノズルと、内径が前記噴射ノ
ズルの外周壁に略密嵌するようにテーパ状に形成され前
記噴射ノズルをガンフレームに脱着自在に螺合して装着
する締付キャップと、前記締付キャップと螺合して前記
噴射ノズルの一端面と当接して前記噴射口に研磨材及び
圧縮空気を供給するガンフレームと、を備えた構成を有
している。
【0008】ここで、仕切板はポリカーボネート,AB
S,HIポリスチレン,ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂やFRP等の熱硬化性樹脂,金属製,木製,硬質ガラ
ス製等を板状体に形成したものが用いられる。仕切板の
設置は、キャビネット内の底部又は作業台上及び/又は
キャビネット内の背面に形成された1乃至複数の挟着部
に脱着自在に装着されるか、又は摺動自在に装着される
か、又は、キャビネット内の背面の枢着(蝶着)部で回
動自在に配設され作業台等に形成された係止部でキャビ
ネット内を仕切った際に係止するように装着される。被
加工物をブラスト室内に収納するための開閉扉は、自動
車のエンジン本体等が出し入れできるように開口部を広
くするために例えば、前面開口部の扉を上に跳ね上げる
方式や前面開口部の扉を中央部で開閉する観音開き方式
等が好ましい。開閉扉の所定部に配設する開閉駆動部
は、前面開口部の扉とキャビネットの側壁部及び/又は
側面開口部の扉とキャビネットの側壁部等に扉の大きさ
や形状に合わせて1乃至複数個用いてもよい。キャビネ
ットが大型化した場合、側部扉にもブラスト用手袋を配
設してもよい。側部扉からも被加工物をブラスト処理で
きるので、被加工物が大きい場合に作業性を向上させる
ことができる。ブラスト室の底部に形成された研磨材収
納容器との係合部は、研磨材の回収や交換を容易に行う
ために例えば螺孔を形成して螺着するか嵌着部等を形成
して嵌着等で係合固定するようにしてもよい。研磨材収
納容器の大きさは、ブラスト工程で使用される研磨材を
全て回収できる大きさであれば形状は特に限定されない
が脱着作業が容易なように側壁部等に取手等を設けると
便利である。また、研磨材収納容器はキャビネット内と
連通して係合固定されており、その内部には、研磨材を
ブラストガンの負圧を利用して循環送給するための研磨
材送給管が挿入される。従って、研磨材収納容器の開口
部(ブラスト室内との連通口)はこの研磨材送給管を通
す広さの外に噴射済の研磨材等がブラスト室内を自然落
下して研磨材収納容器内に流下するだけの広さがあれば
よい。
【0009】作業用透視窓の内側に被着された透明で軟
質の合成樹脂製のフィルムやシートは、ブラスト作業中
に飛散した研磨材や錆等を弾性で跳ね返すことにより透
明なガラス等が傷つき透視性が低下するのを防止するも
のであり、例えば軟質のポリ塩化ビニル,ポリオレフィ
ン,ポリアミド,ポリオール,ポリアセタール,ポリエ
ステル,その他の軟質透明な合成樹脂が好ましい。この
透明で軟質の合成樹脂フィルム等を被着することにより
窓用の外層材は高価な硬質ガラスに代えて手軽で割れに
くいアクリル板等を用いることができる。また、各ブラ
スト室内の天板部等に配設された照明部の照射窓のブラ
スト室側にも同様の透明な軟質の合成樹脂板を被着する
ことで、飛散した研磨材等で照射窓が傷つくのを防止で
き、ブラスト室内の照度の低下を防ぐことができる。被
着は感圧性接着剤等で接着して行うか、前記軟質合成樹
脂板を積層したものが用いられる。また、作業台の中央
部に配設された大型のターンテーブルには重量の重い被
加工物でもいろいろな角度からブラスト作業が行えるよ
うに作業台に軸着されており、必要に応じて脱着できる
ようになっている。
【0010】噴射ノズルの外周部はガンフレームに装着
側がテーパ状で軸太に形成されており、締付キャップの
内径と略密嵌してガンフレームに装着される。噴射ノズ
ルの材質としては、研磨材の摩耗に強いセラミックスの
他に焼き入れ鉄,白銃鉄,タングステンカーバイト,ボ
ロンカーバイト等が好適に用いられる。
【0011】
【作用】この構成によって、1つのキャビネット内に脱
着自在な仕切板を配設することによって被加工物の大き
さに合わせて独立したブラスト室を形成することができ
る。キャビネット内に配設された仕切板は摺動式や螺着
により容易に脱着するか、回動自在に背板に固定されて
いるので、被加工物の大きさや個数に合わせて複数のブ
ラスト室を設けたり、仕切板を取り外したり、回動させ
ることにより被加工物の大きさに合わせたブラスト室を
形成でき、効率的なブラスト処理を行うことができる。
画設された複数のブラスト室毎に研磨工程毎の異なる研
磨材を予めセットしておくこともできるので、作業性を
向上させることができる。ブラスト室毎に配設された開
閉扉の所定部にガスダンパ等の自在式開閉駆動部を配設
することにより重量の重い大型の開閉扉もスムーズに安
全でかつ容易に開閉することができる。ブラスト室の底
部の研磨材収納容器が脱着自在のカートリッジ式になっ
ているので、研磨材の回収や交換を簡単に行うことがで
きる。研磨材の大部分は常時研磨材収納容器に収納され
ており、回収や交換時にブラスト室内に残ることがない
ので、他の研磨材と混ることがなく均一で高品質のブラ
スト処理を行うことができる。作業用透視窓の内側に被
着された透明で軟質の合成樹脂板等がブラスト作業中に
飛散した研磨材や錆等の衝撃力を吸収するので、窓ガラ
ス等に傷がつきにくく、高い透視性を維持することがで
きる。これによって正確なブラスト作業ができ、仕上げ
品質を向上させることができる。ブラスト室内の天板部
等に配設された照明部の照射窓のブラスト室側にも同様
に被着された透明で軟質の合成樹脂板で飛散した研磨材
等の衝撃力を吸収し照射窓が傷つくのを防止でき、ブラ
スト室内の照度の低下を防止することができる。また、
各作業台上の大型ターンテーブルは重量の重い被加工物
を容易に回転させることができ、研磨材の噴射斑のない
均一な仕上げを行うことができる。噴射ノズルのガンフ
レーム装着側端部がテーパ状に軸太に形成されており、
このテーパ部に締付キャップの内径が密嵌し、更に締付
キャップによってガンフレームに螺着されるので噴射圧
等によって噴射ノズルの外周部から圧縮空気の漏れを防
止することができる。噴射ノズルは締付キャップで装着
するだけで緊着できるので該ノズルの取付作業の作業性
を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (実施例1)図1は本発明の第1実施例におけるサンド
ブラスト装置の全体斜視図であり、図2は本発明の第1
実施例におけるサンドブラスト装置のホッパー部の要部
断面図であり、図3は本発明の第1実施例におけるサン
ドブラスト装置の作業用透視窓の要部斜視図である。1
は本発明の第1実施例におけるサンドブラスト装置の本
体、2は下方が逆錐台状に形成され底部が開設された複
数のホッパー部を備えた大型のキャビネット、3は本体
1の下部四方に配設され、キャビネット2を支持するた
めの脚部、4はキャビネット2の両側部に開閉自在に蝶
着又は螺着された側部扉、5a,5bは大型の被加工物
でも収容できるように各ブラスト室の前面一杯に開口し
た跳ね上げ式の前部扉、6a,6bは各前部扉5a,5
bに配設された作業用透視窓、7a,7bは前部扉5
a,5bに装着された各一対のブラスト用手袋、8a,
8bは各ブラスト室29a,29bに内設され、大型の
被加工物でも耐えられるように支持部材(図示せず)を
横架して、強度重視の設計がされたメッシュ状の作業
台、9a,9bは重量物でもいろいろな角度からブラス
ト処理ができるように作業台8a,8b上に脱着自在に
配設された大型のターンテーブル、10は各ブラスト室
毎に配設された本発明の一実施例におけるブラストガ
ン、12a,12bは各ブラスト室の天井部に配設され
た照明部、13a,13bは各ブラスト室の底部に形成
されたホッパー部、15はキャビネット2の前面中段に
各ブラスト室毎に配設された操作パネル、16a,16
bは各ブラストガン10及びエアガン11に送給する圧
縮空気の圧力を調整するための調圧弁、17a,17b
は各調圧弁16a,16bの圧力を示す圧力計、18
a,18bは照明部12a,12bのON/OFFを行
う照明用スイッチ、21a,21bは各ブラストガン1
0への圧縮空気を断続するための電磁弁36a,36b
をON/OFFするためのフットスイッチ、28はキャ
ビネット2内の中央部に配設され複数のブラスト室を形
成するための脱着自在の仕切板、29a,29bは仕切
板28により形成されたブラスト室、30a,30bは
前部扉5a,5bの開閉がスムーズにできるように前部
扉5a,5bの片側部に配設したガスダンパ等からなる
開閉駆動部、31a,31bは各ブラスト室29a,2
9bに対応したホッパー部13a,13bの底部に形成
された各係合部32a,32bに脱着自在に螺着された
カートリッジ式の研磨材収納容器、33a,33bは集
塵機用コンセント34a,34bに電源を供給するため
の集塵機用スイッチ、35a,35bは集塵機用電源の
ヒューズである。図2において、37は研磨材送給管2
4a,24bの端部に挿着された研磨材吸入管である。
図3において、38は作業用透視窓6a,6bの外側の
透明なアクリル板、39はアクリル板38の内側に被着
された透明なポリ塩化ビニル等の軟質の合成樹脂フィル
ムである。ここで、各ブラスト室29a,29bの天井
部に配設された照明部12a,12bの照射窓(図示せ
ず)の内側にも作業用透視窓6a,6bと同様に透明で
軟質の合成樹脂フィルム39が被着されており、研磨材
26等による照射窓の傷つきを防止している。
【0013】以上のように構成されたサンドブラスト装
置について、以下その動作を説明する。まず、複数の分
割されたブラスト室29a,29bを使用して、複数の
研磨工程に要するブラスト処理について説明する。操作
者は、被加工物の仕上げの程度に応じた研磨材26が入
ったカートリッジ式の研磨材収納容器31aを一方のブ
ラスト室29aの底部に形成された係合部32aに螺着
する。このとき、図2に示すように研磨材吸入管37を
研磨材収納容器31a内の研磨材26の中に挿入する。
次に、次工程又は同時に使用する種類の異なった研磨材
26が入った研磨材収納容器31bを、他方のブラスト
室29bの底部に形成された係合部32bに同様にして
螺着する。次に、被加工物を該当する研磨材26がセッ
トされた方のブラスト室29aの作業台8a上に搬入す
る。小物部品等の場合は側部扉4から、大型のものは前
部扉5aを開けてターンテーブル9aに載上した後、該
扉を閉める。次に、操作パネル15のブラスト室29a
に対応した集塵機用スイッチ33aをONにしてフット
スイッチ21aのロックを解除した後、フットスイッチ
21aをON/OFFしながら従来例と同様にしてブラ
ストガン10で研磨材26を被加工物に噴射してブラス
ト処理を行う。被加工物の研磨状態は、作業用透視窓6
aを介して行うが、必要に応じて前部扉5a等を開けて
直接確認等を行う。次に、この被加工物に種類の異なる
研磨材26でブラスト処理を行う場合、予めその研磨材
26がセットされている側のブラスト室29bに被加工
物を移動させた後、同様にしてブラストガン10で研磨
材26を被加工物に噴射してブラスト処理を行う。また
研磨途中で前工程での研磨が必要な場合は、被加工物を
該当する研磨剤26が入った研磨剤収納容器31aがセ
ットされているブラスト室29aに移してブラスト処理
を行う。
【0014】次に、個々のブラスト室29aや29bで
収納できないような大型の被加工物のブラスト処理を行
う場合について説明する。まず、キャビネット2内の仕
切板28を取り外し仕切板28によって画設されていた
ブラスト室29a,29bを連通させキャビネット大の
ブラスト室を形成する。次に、連通した各ブラスト室2
9a,29bの底部の係合部32a,32bに同じ種類
の研磨材26が入った研磨材収納容器31a,31bを
各々螺着する。次に、各ブラスト室29a,29b毎に
配設された前部扉5a,5bを開けて、被加工物を搬入
した後、該扉を閉じてブラスト処理を行う。
【0015】次に、本発明の一実施例におけるブラスト
ガンについて、図面を参照しながら説明する。図4は本
発明の一実施例におけるブラストガンの全体斜視図であ
り、図5は本発明の一実施例におけるブラストガンの要
部断面図である。10aはブラストガン10のガンフレ
ーム、10bは略円錐台状に形成されたセラミックス等
からなる噴射ノズル、10dは負圧室、10eはエアジ
ェットスライドノズル、10fは固定用ビス、10gは
ガンフレーム10aに螺合して噴射ノズル10bを密着
させるために内径が噴射ノズル10bの形状に合わせて
テーパ状に形成された締付キャップである。ブラストガ
ン10は吸引式のブラストガンであり、圧縮空気を送給
する高圧送給管23と研磨材収納容器31a又は31b
からの研磨材送給管24が接続されている。高圧送給管
23から送給される圧縮空気は従来例と同様に負圧室1
0dでエアジェットスライドノズル10eの先端から噴
射される。この噴射の際に生じる負圧によって研磨材送
給管24から研磨材26が吸引されて噴射ノズル10b
から圧縮空気と研磨材26が一緒に噴射される。吸引力
の調整は固定用ビス10fを緩めてエアジェットスライ
ドノズル10eを前後に移動させて吸引力の最適化を図
る。また、長時間ブラスト処理を行い研磨材26で噴射
ノズル10bの内径が摩耗した場合は、締付キャップ1
0gを緩めて噴射ノズル10bをガンフレーム10aか
ら外して噴射ノズル10bの交換を行う。
【0016】以上のように本実施例によれば、被加工物
の研磨工程に応じた種類の異なる研磨材を予めセットし
た複数のブラスト室を備えることで、研磨工程毎に研磨
材を交換する必要がない。また、被加工物を移動させる
だけで、一時的に前工程のブラスト処理も容易に行うこ
とができる。また、キャビネット内に脱着自在な仕切板
を配設することにより、被加工物の大きさに合わせたブ
ラスト室を形成でき、効率のよいブラスト処理を行うこ
とができる。また、研磨材をカートリッジ式にしたこと
で、被加工物の種類や研磨の程度に応じて研磨材の交換
や研磨材の回収が簡単に行え、作業性を向上させること
ができる。更に、作業用透視窓の内側及び照明部の照射
窓内側に透明で軟質の合成樹脂フィルム等を被着するこ
とによって、作業用透視窓の透視性及びブラスト室内の
照度の低下を防止でき、作業性を向上させることができ
る。また、硬質ガラス等の交換が不要なので取り換え作
業が不要であり、作業性を向上させることができる。ブ
ラストガンにおいては、噴射ノズルの外周部からの圧縮
空気の漏れや噴射ノズルの脱落を防止することができ
る。また、噴射ノズルの交換は締付キャップを緩めるだ
けで特別な工具を用いることなく簡単に行うことができ
る。尚、本実施例において、各ブラスト室底部の研磨材
収納容器との係合部は図6に示すように嵌着式としても
よい。
【0017】(実施例2)図7は本発明の第2実施例に
おけるサンドブラスト装置の全体斜視図である。実施例
1と異なるのは、ブラスト室を互いに対向して配設し、
ブラスト室の奥壁が脱着自在な仕切板28aで画設され
ている点である。1aは本発明の第2実施例におけるサ
ンドブラスト装置の本体、28aはキャビネット2aを
2分し、ブラスト室29′a,29′bを形成する脱着
自在な仕切板である。ここで、仕切板28aのキャビネ
ット2aとの係止部(図示せず)を外してキャビネット
の下方に押し下げることによりブラスト室29′a,2
9′bは連通して一つのブラスト室を形成することがで
きる。以上のように本実施例によれば、一台のサンドブ
ラスト装置を用いて2人の操作者が同時に互いに異なる
ブラスト処理を行う場合、ブラスト室を互いに対向して
配設することで、操作者の作業性を向上させるととも
に、互いに被加工物の受渡し作業もスムーズに行うこと
ができる。また、仕切板を取り外すことによりキャビネ
ット大のブラスト室を形成することができるので、大型
の被加工物を収納することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、1つのキャビネ
ット内に脱着自在な仕切板を配設することにより独立し
た複数のブラスト室を形成し予め研磨工程に応じた研磨
材をセットすることができるので、研磨工程毎に研磨材
の交換が必要なく、作業効率を向上させることができ
る。また、仕切板を取り外すことにより、キャビネット
大の大型のブラスト室を形成でき、オートバイ等の大型
のフレーム等もブラスト処理することができ汎用性に優
れている。また、ブラスト室の開閉扉の開閉部に自在式
開閉駆動部を配設することにより大型の扉もスムーズに
安全で、かつ容易に開閉できる。また、ターンテーブル
によって重量の重い被加工物も回転させて、噴射を行う
ことができ著しく作業性を向上させることができる。ま
た、研磨材が脱着自在のカートリッジ式の容器に収容さ
れながら循環使用されるので回収や被加工物の種類や研
磨工程等に応じて研磨材の交換を簡単に行うことがで
き、作業性を向上させることができる。更に作業用透視
窓の内側や照明部の照射窓のキャビネット側に傷つきに
くい透明で軟質の合成樹脂板が被着されているので高い
透視性及び照度を維持することができ作業性に優れ効率
のよいブラスト処理を行うことができる。また、硬質ガ
ラス等の保守部品の交換も不要である等、低原価で量産
性、汎用性、保守性に優れたサンドブラスト装置を実現
できるものである。また、噴射ノズルの交換が容易で脱
落や圧縮空気の漏れのない信頼性に優れたフラストガン
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるサンドブラスト装
置の全体斜視図
【図2】本発明の第1実施例におけるサンドブラスト装
置のホッパー部の要部断面図
【図3】本発明の第1実施例におけるサンドブラスト装
置の作業用透視窓の要部斜視図
【図4】本発明の一実施例におけるブラストガンの全体
斜視図
【図5】本発明の一実施例におけるブラストガンの要部
断面図
【図6】キャビネット底部の係合部の他の応用例を示す
【図7】本発明の第2実施例におけるサンドブラスト装
置の全体斜視図
【図8】従来のサンドブラスト装置の全体斜視図
【図9】従来のサンドブラスト装置のホッパー部の要部
断面図
【図10】従来のサンドブラスト装置の作業用透視窓の
要部断面図
【図11】従来の吸引式のブラストガンの要部断面図
【符号の説明】
1,1′,1a 本体 2,2′,2a キャビネット 3,3′ 脚部 4,4′ 側部扉 5′,5a,5b 前部扉 6′,6a,6b 作業用透視窓 7′,7a,7b ブラスト用手袋 8,8a,8b 作業台 9,9a,9b ターンテーブル 10,10′ ブラストガン 10a,10′a ガンフレーム 10b,10′b 噴射ノズル 10′c 固定用ビス 10d,10′d 負圧室 10e,10′e エアジェットスライドノズル 10f,10′f 固定用ビス 10g 締付キャップ 11,11′ エアガン 12,12′,12a,12b 照明部 13a,13b,13′ ホッパー部 14 研磨材回収口 15,15′ 操作パネル 16,16a,16b 調圧弁 17,17a,17b 圧力計 18,18a,18b 照明用スイッチ 19,19′ エアフィルタ 20,22,22′,22a,22b,23,23′,
23a,23b 高圧送給管 21,21′,21a,21b フットスイッチ 24,24′,24a,24b 研磨材送給管 25 集塵機用接続口 26 研磨材 27,27′ 硬質ガラス 28,28′,28a 仕切板 29a,29′a,29b,29′b ブラスト室 30a,30b 開閉駆動部 31a,31b 研磨材収納容器 32a,32b 係合部 33a,33b 集塵機用スイッチ 34a,34b 集塵機用コンセント 35a,35b ヒューズ 36a,36b 電磁弁 37 研磨材吸入管 38 アクリル板 39 軟質の合成樹脂フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を収納し前記被加工物のブラス
    ト処理を行うための底部が開設された逆錐台状のホッパ
    ー部を2以上有するキャビネットと、前記キャビネット
    内を前記ホッパー部に対応して2以上のブラスト室に分
    割するように脱着自在又は回動自在に配設された仕切板
    と、前記ブラスト室毎に配設された作業台と、前記ブラ
    スト室毎に前記被加工物を搬出入するために前記キャビ
    ネットの正面に配設された開閉扉と、前記キャビネット
    の所定部に配設された前記ブラスト室内を透視するため
    の作業用透視窓と、前記キャビネットの前記各ホッパー
    部の底部に形成された係合部と、前記係合部に前記ホッ
    パー部と連通して脱着自在に係合される研磨材等を収納
    する研磨材収納容器と、を備えたことを特徴とするサン
    ドブラスト装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉扉の側部等に少なくとも1以上
    の開閉駆動部を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載のサンドブラスト装置。
  3. 【請求項3】 前記作業用透視窓及び/又は前記ブラス
    ト室内の照射窓の内側に透明で軟質の合成樹脂製のシ−
    ト又はフィルムからなる保護部材が被着されていること
    を特徴とする請求項1乃至2の内いずれか1に記載のサ
    ンドブラスト装置。
  4. 【請求項4】 前記作業台上に前記被加工物を載置する
    ためのターンテーブルが配設されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3の内いずれか1に記載のサンドブラス
    ト装置。
  5. 【請求項5】 略円錐台状に形成され中空の噴射口を有
    する噴射ノズルと、内径が前記噴射ノズルの外周壁に略
    密嵌するようにテーパ状に形成され前記噴射ノズルをガ
    ンフレームに脱着自在に螺合して装着する締付キャップ
    と、前記締付キャップと螺合して前記噴射ノズルの一端
    面と当接して前記噴射口に研磨材及び圧縮空気を供給す
    るガンフレームと、を備えたことを特徴とするサンドブ
    ラスト装置用のブラストガン。
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