JPH07276166A - Xyテーブル - Google Patents

Xyテーブル

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JPH07276166A
JPH07276166A JP8911394A JP8911394A JPH07276166A JP H07276166 A JPH07276166 A JP H07276166A JP 8911394 A JP8911394 A JP 8911394A JP 8911394 A JP8911394 A JP 8911394A JP H07276166 A JPH07276166 A JP H07276166A
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Hideaki Miyoshi
秀明 三好
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Kaijo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて高い精度を実現でき、しかも応答性良
好にして作業環境を清浄に保ち得るXYテーブルを提供
すること。 【構成】 移動テーブル2を加圧気体の膜を以て支持す
ると共に、駆動手段としてリニア電磁アクチュエータを
使用することにより上記の効果を得ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物等の物品を担
持してこれを二次元的に移動させるXYテーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図16に従来のXYテーブルを示す。な
お、このXYテーブルは、特開平2−116442号公
報において開示されている。
【0003】図示のように、当該XYテーブルは、固定
側としてのベッド151と、可動側として作動する移動
テーブル152とを有している。移動テーブル152
は、下記の構成の支持案内手段によって支持、案内さ
れ、ベッド151に対して二次元的に移動自在となって
いる。
【0004】すなわち、ベッド151の上面側に2本の
トラックレール154が平行に固設されており、移動テ
ーブル152の下面側に該トラックレール154と直交
するように他の2本のトラックレール155が平行に取
り付けられている。そして、これら上下のトラックレー
ル154及び155の相互交差部間に各々摺動台157
が配設されており、該各摺動台157は各トラックレー
ル154,155の両者に対して相対運動自在に係合し
ている。かかる構成の故、移動テーブル152がX方向
及びY方向に二次的に移動自在となっている。なお、摺
動台157には転動体循環路(図示せず)が形成されて
おり、例えばボール等の転動体がこの転動体循環路内に
配列収容され、上記トラックレール154,155に対
する該摺動台157の相対運動に伴って該各トラックレ
ールに沿って転動しつつ循環する。
【0005】次に、上記移動テーブル152を駆動する
駆動手段について説明する。
【0006】図示のように、ベッド151及び移動テー
ブル152には、各々の回転中心軸が上記Y方向及びX
方向と一致するようにモータ(回転形)161及び16
2がブラケット161a,162aを介して取り付けら
れている。該各モータには、そのロータコア(図示せ
ず)と一体に回転するようにボールナット(図示せず)
が内装されており、これらのボールナットに螺合するね
じ軸164及び165が設けられている。そして、該各
ねじ軸164,165の一端が、連結プレート167,
168を介して上記摺動台157に連結されている。駆
動手段はこのように構成されており、この構成において
各モータ161,162が適宜回転することによって移
動テーブル152が作動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成のXYテ
ーブルにおいては、摺動台157内に循環可能に設けら
れた転動体が各トラックレール154,155に形成さ
れた軌道に対して転がり接触することによって移動テー
ブル152の支持、案内がなされる。また、移動テーブ
ル152に対する駆動力の付与は、上記ボールナット内
に転動体として循環可能に収容されたボールの各ねじ軸
164及び165に対する転がり接触を以て行われる。
【0008】近時、半導体部品等を製造する分野におい
てサブミクロンあるいはナノメータの精度を必要とする
XYテーブルが要望されているが、かかる接触形式のX
Yテーブルにおいては次の理由によりこの要望に未だ充
分には応えられないのが実情である。
【0009】すなわち、転動体の転がり接触によって軌
道の不整や誤差の影響を受けると共に、スティックスリ
ップが起こり得、転がり摩擦も比較的大であるからであ
る。また、他方、上記のようにボールねじを使用した場
合はモータ161,162の回転数を高めようとも移動
テーブル152の作動速度はそれ程上がらないから作動
指令に対する応答性を高めることはできず、更に、潤滑
油を用いることからこれによる汚染の恐れもある。
【0010】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、極めて高
い精度を実現でき、しかも、応答性良好にして作業環境
を清浄に保ち得るXYテーブルを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるXYテーブ
ルは、移動テーブルと、該移動テーブルを支持し且つ二
次元的に移動自在に案内する支持案内手段と、該移動テ
ーブルを駆動する駆動手段とを備え、前記支持案内手段
は前記移動テーブルとの間に加圧気体の膜を形成するこ
とによって支持し、前記駆動手段はリニア電磁アクチュ
エータからなるように構成したものである。
【0012】
【作用】かかる構成のXYテーブルにおいては、移動テ
ーブルは加圧気体の膜の作用により非接触にて支持さ
れ、且つ非接触にて駆動力を付与され、作動する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
参照しつつ説明する。
【0014】まず、本発明の第1実施例としてのXYテ
ーブルを、図1乃至図5に基づいて説明する。
【0015】図1乃至図3に示すように、当該XYテー
ブルは、固定側としてのベッド1と、可動側として作動
する移動テーブル2とを有している。当該XYテーブル
は、これが組み込まれるべき工作機械等(図示せず)が
具備する架台上に取り付けられるのであるが、具体的に
はベッド1が該架台に対してボルト等を使用して締結さ
れる。但し、このベッド1は必ずしも必要とするもので
はなく、本実施例において該ベッド1上に搭載されてい
る後述の各機構を該架台に対して直接固定してもよい。
【0016】なお、当該XYテーブルが装備されるべき
工作機械等としては、例えば、半導体部品であるICチ
ップをリードフレームのアイランド上に順次自動的に装
着するダイボンディング装置や、該ICチップ上のパッ
ド(電極)と該ICチップを囲むようにリードフレーム
に形成されたリードとを導電性のワイヤを用いて接続す
ることを行なうワイヤボンディング装置が挙げられる。
【0017】上記移動テーブル2は、下記の構成の支持
案内手段によって支持、案内され、ベッド1に対して二
次元的、この場合水平面内において移動自在となってい
る。
【0018】すなわち、該支持案内手段は、略矩形板状
に形成されて上記移動テーブル2を支持し且つこれを第
1の方向としてのX方向(図参照)において案内する第
1の可動案内部材5と、上記ベッド1上に固設されて該
第1の可動案内部材5を支持し且つこれを該第1の方向
に対して垂直な第2の方向たるY方向(図参照)におい
て案内する略直方体状の第1の固定案内部材6と、略矩
形板上に形成されて移動テーブル2を支持し且つこれを
上記Y方向において案内する第2の可動案内部材7と、
上記ベッド1上に固定されて該第2の可動案内部材7を
支持し且つこれを上記X方向において案内する略直方体
状の第2の固定案内部材8とを有している。これら移動
テーブル2、第1の可動案内部材5、第1の固定案内部
材6、第2の可動案内部材7及び第2の固定案内部材8
の各部材に関して、支持、案内をする側の部材とされる
側の部材との相互組付の構成について次に詳述する。ま
ず、移動テーブル2と第1の可動案内部材5との関係に
ついて説明する。
【0019】上記第1の可動案内部材5については、そ
の上面中央部に案内突部としての矩形状の案内プレート
5aが固着されており、該案内プレート5aは長手状に
して上記X方向において延在するようになされている。
また、上記移動テーブル2の下面側であって該案内プレ
ート5aと対応する部位には、該案内プレート5aより
も所定分だけ長くX方向において伸長するように矩形状
にして長手状の案内溝2aが形成されており、該案内プ
レート5aはこの案内溝2aに相対運動自在に挿入され
ている。
【0020】上記案内プレート5a及び案内溝2aの間
には加圧気体の膜、この場合、圧搾空気の膜が形成さ
れ、これによって移動テーブル2の支持、案内がなされ
る。詳しくは、図1乃至図3に示すように、移動テーブ
ル2の側部にニップル11が取り付けられており、該ニ
ップル11にはホース(図示せず)が接続され、図示し
ないコンプレッサ等から供給される圧搾空気が該ホース
を通じて該ニップル11に達する。図4にも示すよう
に、移動テーブル2の内部にはこのニップル11に一端
にて連通する主通路2bが上記Y方向において伸長する
ように形成されている。そして、該主通路2bから上記
X方向に向かって分岐する複数の分岐通路2c及び2d
が形成されており、該各分岐通路2c,2dはその先端
部が直角の屈曲させられ、上記案内プレート5aの上面
及び両側面に対応する給気出口2e及び2fとして上記
案内溝2aにて開口している。
【0021】上記のように供給される圧搾空気は該各給
気出口2e,2fから噴射されて上記案内プレート5a
及び案内溝2aの間に膜として形成され、その静圧に基
づく軸受作用によって移動テーブル2が浮揚し、且つ、
X方向において円滑に案内される。なお、このように形
成される圧搾空気の膜の厚さは、図4において参照符号
1 及びe2 にて示す値、すなわち、案内プレート5a
の上面及び両側面とこれらに対向する案内溝2aの各面
との間の隙間の大きさとなり、夫々例えば10μm以下
に設定される。また、移動テーブル2の浮揚時の剛性及
び負荷能力を与えるために、上記各給気出口2e,2f
には絞りが設けられ、本実施例の場合、図4から明らか
なように表面溝絞りとなっている。但し、絞りの形式と
してはこれに限らず、自成絞り、オリフィス絞り、多孔
質絞り及びスロット絞り等、種々のものを採用し得、上
記の膜厚などの条件に最も適した絞りが選定される。こ
れら各種の絞りの選定は、後述する他の給気出口に関し
ても同様であり、条件に適合した絞りが採用される。
【0022】次に、上記した第1の可動案内部材5と該
第1の可動案内部材5の支持、案内をなす第1の固定案
内部材6との相互組付の構成を説明する。
【0023】図3から特に明らかなように、上記第1の
固定案内部材6の上部には、断面略矩形状の案内溝6a
が上記Y方向において伸長するように形成されている。
上記第1の可動案内部材5はこの案内溝6aに相対運動
自在に挿入されている。そして、該第1の可動案内部材
5及び案内溝6aの間に、下記の構成によって圧搾空気
の膜が形成され、これにより該第1の可動案内部材5の
支持、案内がなされる。
【0024】図1乃至図3に示すように、上記第1の固
定案内部材6の上記Y方向における両端部に、夫々2つ
ずつ、合計4つのニップル15が取り付けられている。
該各ニップル15にはホース(図示せず)が接続され、
前述したコンプレッサ等より供給される圧搾空気が該ホ
ースを通じて該各ニップル15に達する。図5にも示す
ように、第1の固定案内部材6の内部にはこれらのニッ
プル15に一端にて連通する主通路6bが上記Y方向に
おいて伸長するように形成されている。該主通路6bの
他端は上記X方向に向って屈曲し、上記第1の可動案内
部材5の両側面に対応する給気出口6cとして上記案内
溝6aにて開口している。また、該主通路6bから分岐
する分岐通路6dが形成されており、該分岐通路6dは
主通路6bから下方及びX方向に向って屈曲した後、上
方に向って屈曲し、第1の可動案内部材5の下面に対応
する給気出口6eとして上記案内溝6aにて開口してい
る。
【0025】上記各給気出口6c,6eから圧搾空気が
噴射され、上記第1の可動案内部材5と案内溝6aとの
間に膜として形成され、その静圧に基づく軸受作用によ
って第1の可動案内部材5が浮揚し、且つ、Y方向にお
いて円滑に案内される。なお、このように形成される圧
搾空気の膜の厚さは、図5において参照符号e3 及びe
4 にて示す値、すなわち、第1の可動案内部材5の下面
及び両側面とこれらに対向する案内溝6aの各面との隙
間の大きさとなり、夫々例えば10μm以下に設定され
る。また、該第1の可動案内部材5の浮揚時の剛性及び
負荷能力を与えるために、上記各給気出口6c,6eに
は絞りが設けられている。図5から明らかなように、本
実施例の場合、表面溝絞りが採用されている。
【0026】続いて、前述した移動テーブル2と第2の
可動案内部材7との相互組付の構成について詳述する。
【0027】まず、上記第2の可動案内部材7について
は、その上面中央部に案内突部としての矩形状の案内プ
レート7aが固着されており、該案内プレート7aは長
手状にして上記Y方向において延在するようになされて
いる。また、上記移動テーブル2の下面側であって該案
内プレート7aと対応する部位には、該案内プレート7
aよりも所定分だけ長くY方向において伸長するように
矩形状にして長手状の案内溝2hが形成されており、該
案内プレート7aはこの案内溝2hに相対運動自在に挿
入されている。
【0028】上記案内プレート7a及び案内溝2hの間
には圧搾空気の膜が形成され、これによって移動テーブ
ル2の支持、案内がなされる。詳しくは、図1乃至図3
に示すように、移動テーブル2の端部にニップル17が
取り付けられており、該ニップル17にはホース(図示
せず)が接続され、図示しないコンプレッサ等から供給
される圧搾空気が該ホースを通じて該ニップル17に達
する。移動テーブル2の内部にはこのニップル17に一
端にて連通する主通路2iが上記X方向において伸長す
るように形成されている。そして、該主通路2iから上
記Y方向に向って分岐する複数の分岐通路2j及び2k
が形成されており、該各分岐通路2j,2kはその先端
部が直角に屈曲させられ、上記案内プレート7aの上面
及び両側面に対応する給気出口2m及び2nとして上記
案内溝2hにて開口している。
【0029】上記のように供給される圧搾空気は該各給
気出口2m,2nから噴射されて上記案内プレート7a
及び案内溝2hの間に膜として形成され、その静圧に基
づく軸受作用によって移動テーブル2が浮揚し、且つ、
Y方向において円滑に案内される。なお、このように形
成される圧搾空気の膜の厚さは、前述した案内プレート
5aの上面及び両側面とこれらに対向する案内溝2aの
各面との間の隙間の大きさと同等(図示せず)であり、
夫々例えば10μm以下に設定される。また、移動テー
ブル2の浮揚時の剛性及び負荷能力を与えるために、上
記各給気出口2m,2nには絞りが設けられ、本実施例
の場合、表面溝絞り(図示せず)となっている。
【0030】次に、上述した第2の可動案内部材7と第
2の可動案内部材7の支持、案内をなす第2の固定案内
部材8との相互組付の構成を説明する。
【0031】図3から特に明らかなように、上記第2の
固定案内部材8の上部には、断面略矩形状の案内溝8a
がX方向において伸長するように形成されている。上記
第2の可動案内部材7はこの案内溝8aに相対運動自在
に挿入されている。そして、該第2の可動案内部材7及
び案内溝8aの間に、下記の構成によって圧搾空気の膜
が形成され、これにより該第2可動案内部材7の支持、
案内がなされる。
【0032】図1乃至図3に示すように、上記第2の固
定案内部材8の上記X方向における両端部に、夫々2つ
ずつ、合計4つのニップル19が取り付けられている。
該各ニップル19にはホース(図示せず)が接続され、
前述したコンプレッサ等より供給される圧搾空気が該ホ
ースを通じて該各ニップル19に達する。第2の固定案
内部材8の内部にはこれらのニップル19に一端にて連
通する主通路8bが上記X方向において伸長するように
形成されている。該主通路8bの他端は上記Y方向に向
って屈曲し、上記第2の可動案内部材7の両側面に対応
する給気出口8cとして上記案内溝8aにて開口してい
る。また、該主通路8bから分岐する分岐通路8dが形
成されており、該分岐通路8dは主通路8bから下方及
びY方向に向って屈曲した後、上方に向って屈曲し、第
2の可動案内部材7の下面に対応する給気出口8eとし
て上記案内溝8aにて開口している。
【0033】上記各給気出口8c,8eから圧搾空気が
噴射され、上記第2の可動案内部材7と案内溝8aとの
間に膜として形成され、その静圧に基づく軸受作用によ
って第2の可動案内部材7が浮揚し、且つ、X方向にお
いて円滑に案内される。なお、このように形成される圧
搾空気の膜の厚さは、前述した第1の可動案内部材5の
下面及び両側面とこれらに対向する案内溝6aの各面と
の間の隙間の大きさと同等(図示せず)であり、夫々例
えば10μm以下に設定される。また、該第2の可動案
内部材7の浮揚時の剛性及び負荷能力を与えるために、
上記各給気出口8c,8eには絞りが設けられている。
本実施例の場合、表面溝絞り(図示せず)が採用されて
いる。
【0034】移動テーブル2を支持し且つ二次元的に移
動自在に案内する支持案内手段は上記のように構成され
ている。なお、本実施例においては、移動テーブル2、
第1の可動案内部材5及び第2の可動案内部材7の浮揚
支持状態を得るために圧搾空気の膜を形成(図4、図5
における隙間e1 及びe3 に形成)すると共に、該浮揚
支持の方向すなわち重力方向に対して垂直な水平方向に
おいても圧搾空気の膜を形成(図4,図5における隙間
2 ,e4 に形成)することにより該各部材を高精度に
案内する作用を得ているが、圧搾空気の膜は重力方向に
おける浮揚支持状態を得るためのみに用いて、水平方向
における案内の作用については次に示す接触方式の案内
手段を用いていることとしてもよい。
【0035】すなわち、図6及び図7に示すように、例
えば第1の可動案内部材5について、これに固設された
案内プレート5aの両側面に対応して3つの軸受、この
場合ラジアルボールベアリング51を配置する。そし
て、ボルト52を用いて、該各ラジアルボールベアリン
グ51をその内輪にて移動テーブル2の下面側に対して
締結する。詳しくは、移動テーブル2の下面側に座ぐり
部2sを形成し、ラジアルボールベアリング51をこの
座ぐり部2s内に挿入する。また、図6に示すように、
該座ぐり部2sの天井面とラジアルボールベアリング5
1の内輪との間にはカラー53を介装する。
【0036】ここで、上記各ラジアルボールベアリング
51は、上記案内プレート5aに対する移動テーブル2
の浮揚作動を可能とするため、下記のように構成する。
【0037】図8に示すように、ボール51aを挟んで
位置する内輪51b及び外輪51cのうち少なくともい
ずれか一方、この場合外輪51cに関し、その軌道が、
重力方向に平行な短い平面51dを有するように形成し
ている。
【0038】かかる構成においては、移動テーブル2が
X方向(図3等を参照)において移動するに際して、上
記各ラジアルボールベアリング51が案内プレート5a
の両側面に沿って転動する状態となるが、このとき、各
ラジアルボールベアリング51の内輪51b及びボール
51aが外輪51cに対して該外輪51cの平面51d
の範囲内で上下動可能であるため、移動テーブル2が圧
搾空気の作用により浮揚し得る訳である。
【0039】なお、本例においては、ボールベアリング
51の外輪51cの軌道に平面51dを含ませて上記の
動作を可能としているが、この他、外輪の軌道全面がボ
ールの半径よりもかなり大きな曲率半径を以て形成され
た調心型のベアリングを用いても、ほぼ同様の作動状態
が得られる。
【0040】図9及び図10は、上述したボールベアリ
ング形式に代えて、直動型式の接触式案内手段を採用し
た例を示すものである。
【0041】図示のように、本例においては、上記案内
プレート5aの両側部に移動テーブル2が移動すべき方
向、この場合X方向(図3等を参照:図9及び図10に
おいては紙面に垂直な方向)に沿ってV字状の軌道溝5
gを形成する。そして、移動テーブル2について、該軌
道溝5gに対応する部位に、該X方向において延在すべ
く長尺の軌道駒55を配設する。該軌道駒55にも案内
プレート5aの軌道溝5gと同様のV字状軌道溝55a
を対向して形成し、該両軌道溝5g、55a間に転動体
としての複数のローラ56を配列する。なお、これらの
ローラ56は、隣り合うもの同士の回転中心軸が互いに
直交するように交互に配列される。また、リテーナ57
が設けられ、各ローラ56はこのリテーナ57によって
互いに分離しないように保持される。但し、ローラ56
に代えてボールを用いた構成としてもよい。
【0042】本例においては、上記案内プレート5aに
対する移動テーブル2の浮揚作動を可能とするため、下
記の構成が付加される。
【0043】すなわち、上記軌道駒55を取り付けるべ
く移動プレート2に形成された凹部2tが、該軌道駒5
5の高さ寸法よりも大なる寸法にて形成されている。こ
の構成においては、移動テーブル2が上記X方向におい
て移動するに際して、上記各ローラが転動するのである
が、このとき、移動テーブル2が上記軌道駒55に対す
る凹部2tの寸法差の範囲内で可動であるため、圧搾空
気の作用によって浮揚し得るのである。
【0044】なお、上述した各例においては第1の可動
案内部材5(の案内プレート5a)に対する移動テーブ
ル2の案内の構成に関して説明しているが、第2の可動
案内部材7(の案内プレート7a)に対する移動テーブ
ル2の案内(Y方向)の構成についても同様である故、
その説明は省略する。
【0045】また、圧搾空気の膜により浮揚支持するの
は移動テーブル2のみとし、第1の可動案内部材5及び
第2の可動案内部材7の支持に関しては上記のような接
触方式の案内手段の他、図11に示した装置が装備して
いる案内手段(トラックレール及び摺動台からなる)を
代用してもよい。また、これらのことは、後述する第2
実施例としてのXYテーブルに関しても同様である。
【0046】次に、移動テーブル2に対し、上述した支
持案内手段によって案内される方向への駆動力を付与す
る駆動手段について説明する。
【0047】この駆動手段としてはリニア電磁アクチュ
エータが採用されており、本実施例の場合リニア直流モ
ータが使用されている。なお当該リニア直流モータは可
動コイル型のものであるが、他に可動マグネット型のリ
ニア直流モータや、リニアパルスモータ等、種々のリニ
ア電磁アクチュエータが適用可能である。
【0048】図2及び図3に示すように、前述した第1
の固定案内部材6にはこれを上記X方向において貫通す
る貫通孔6gが形成されており、第2の固定案内部材8
にもこれを上記Y方向において貫通する貫通孔8gが形
成されている。そして、図1からも明らかなように、こ
れらの貫通穴6g,8g内に、リニア直流モータ21及
び22が各々組み込まれている。すなわち、前述した第
1の可動案内部材5及び第2の可動案内部材7に夫々個
別に対応するように2つのリニア直流モータ21及び2
2が設けられ、これらリニア直流モータ21,22によ
って該第1の可動案内部材5及び第2の可動案内部材7
に推力が付与され、移動するものである。該各リニア直
流モータ21及び22は次のように構成されている。な
お、該両リニア直流モータ21,22は互いに同様に構
成されている故、一方のリニア直流モータ21について
のみ詳しい説明を行い、他方のリニア直流モータ22に
関しては説明を省略する。但し、各図において、この説
明を省くリニア直流モータ22が具備する各構成部材に
つき、説明を行うリニア直流モータ21が具備する各構
成部材と対応するものに、同じアルファベットa,b,
c,・・・を付して22a,22b,22c、・・・と
して示している。
【0049】図11及び図12から特に明らかなよう
に、このリニア直流モータ21は、夫々矩形板状にして
同形状、同寸法にて形成された4枚の界磁マグネット2
1a乃至21dを有している。図12に示すように、2
枚の界磁マグネット21a及び21bが水平に並べて上
側に配置され、他の2枚の界磁マグネット21c及び2
1dがこれらと対向するように下側に並べて配設されて
おり、夫々上記貫通孔6gの天井面及び底面に固着さ
れ、両者間に磁気ギャップeが形成されている。図12
に示すように、該各界磁マグネット21a乃至21d
は、隣接するもの同士及び対向するもの同士の磁極
(N,S)が互いに相違するようになされている。な
お、界磁マグネット21a及び21b、並びに界磁マグ
ネット21c及び21dは、これら2枚ずつを一体化し
て1枚ものとして、着磁形式のみをこのようにしてもよ
い。また、各界磁マグネットが装着される上記第1の固
定案内部材6(他方のリニア直流モータ22については
第2の固定案内部材8)は好ましくは磁性体からなり、
ヨークとして作用し、強力な磁気回路が形成される。
【0050】上記磁気ギャップe内に電機子コイル21
eが配設されている。該電機子コイル21eは矩形板状
のコイル巻装材21fの外周に巻回され、矩形環状とな
っている。そして、図11から明らかなように、該電機
子コイル21eは、その2辺の長辺部、すなわち推力に
寄与する導体部21h,21iのみが上記界磁マグネッ
トに対向し、推力に寄与しない短辺部については磁気ギ
ャップ外に位置するように寸法設定されている。また、
図11及び図12において、電機子コイル21eがその
往復動の移動限界位置にある状態を夫々一点鎖線及び二
点鎖線にて示しているが、該電機子コイル21eがいか
なる位置にあるときでも、上記導体部21hが界磁マグ
ネット21a及び21cの間に位置し、他方の導体部2
1iは界磁マグネット21b及び21dの間に位置する
ようになされている。
【0051】かかる構成のリニア直流モータ21におい
ては、電機子コイル21eに所定の電流を供給すること
により、該電機子コイル21eと界磁マグネットとの間
にフレミングの左手の法則に基づく推力が生じ、この推
力によって電機子コイル21eが移動する。具体的に
は、図12において、電機子コイル21eの左側の導体
部21hで手前に、右側の導体部21iで向うに流れる
向きに電流を流せば電機子コイル21eを左方向に移動
させる推力が生じ、反対の向きに電流を流せば右方向へ
の推力が生じる。
【0052】前述した第1の可動案内部材5及び第2の
可動案内部材7は、上記両リニア直流モータ21,22
が夫々具備する電機子コイル21e及び22eと一体に
結合され、連動する。すなわち、図1乃至図3並びに図
5に示すように、該第1の可動案内部材5及び第2の可
動案内部材7に案内突部として各々固設された案内プレ
ート5a及び7aの両端部下面に、直方体状に形成され
た結合部材5b,7bがその上端にて固着されている。
そして、該各結合部材5b,7bの下端が、上記各電機
子コイル21e,22eが夫々巻装されているコイル巻
装材21f,22fに対して図示しないボルトにより締
結されている。なお、図11において、該ボルトが挿通
されるべくコイル巻装材21fに形成された挿通孔を、
参照符号21kにて示している。
【0053】ところで、当該XYテーブルにおいては、
前述のX方向及びY方向夫々における移動テーブル2の
位置を検知するための位置検知手段として、下記の構成
のものが設けられている。
【0054】すなわち、該位置検知手段は、図1及び図
2に示すように、上記各結合部材5b及び7bの外側面
に各々取り付けられたリニア磁気スケール25a及び2
6aと、該各リニア磁気スケール25a,26aに対応
すべくベッド1上に固設された磁気センサ部25b,2
6bとからなる。一方の組のリニア磁気スケール25a
及び磁気センサ部25bはY方向における位置検知を行
うためのものであり、他方の組のリニア磁気スケール2
6a及び磁気センサ部26bはX方向における位置検知
をなすためのものである。
【0055】上記両リニア磁気スケール25a,26a
は、夫々上記Y方向及びX方向において延在するように
配設され、その長手方向に沿ってN,Sの磁極(図示せ
ず)が交互に微細ピッチで多極着磁されると共に、一端
に原点信号着磁部が形成されている。そして、対する両
磁気センサ部25b及び26bには、原点検出用のホー
ル効果素子(図示せず)を設けると共に、A相及びB相
の他の2つのホール効果素子(図示せず)を互いに上記
ピッチの2分の1だけずらせて配置している。かかる構
成により、A相、B相の信号が得られ、位置の検知と共
に移動方向の判別ができる。
【0056】次に上記した構成のXYテーブルの動作に
ついて簡単に説明する。
【0057】移動テーブル2をY方向において移動させ
る場合、リニア直流モータ21が具備する電機子コイル
21eに対する給電が行われる。これによりY方向の推
力が生じ、該電機子コイル21e及びこれと一体的に結
合されている第1の可動案内部材5が該Y方向に移動す
る。よって、該第1の可動案内部材5に固設された案内
プレート5aに対して案内溝2aにて係合している移動
テーブル2が同方向に移動する。但し、このY方向の移
動のストロークは、該移動テーブル2に該Y方向におい
て伸長すべく形成された他の案内溝2h内を案内プレー
ト7aが移動し得る範囲である。
【0058】移動テーブル2をX方向に移動させる場合
も同様であり、他方のリニア直流モータ22が備える電
機子コイル22eに所定の電流が供給される。すると、
X方向の推力が生じ、該電機子コイル22e及びこれと
結合されている第2の可動案内部材7が該X方向に移動
し、該第2の可動案内部材7に固設された案内プレート
7aに対して案内溝2hにて係合している移動テーブル
2は該X方向に移動する。なお、このX方向の移動スト
ロークは、移動テーブル2に該X方向において伸長すべ
く形成された上記案内溝2a内を案内プレート5aが移
動し得る範囲である。
【0059】上述したY方向とX方向の移動が選択的及
び複合して行われることにより、移動テーブル2は二次
元的な座標を与えられるべく移動させられ、位置決めさ
れる。
【0060】次に、本発明の第2実施例としてのXYテ
ーブルについて、図13乃至図15に基づいて説明す
る。なお、当該XYテーブルは、以下に説明する部分以
外は図1乃至図12に示した第1実施例としてのXYテ
ーブルと同様に構成されている故、全体としての説明は
省略して要部のみの説明に留める。また、以下の説明に
おいて、該第1実施例としてのXYテーブルの構成部分
と同一又は対応する構成部分については同じ参照符号を
用いている。
【0061】当該XYテーブルにおいては、第1の可動
案内部材5及び第2の可動案内部材7による移動テーブ
ル2の支持、案内の構成と、第1の固定案内部材6及び
第2の固定案内部材8による該両可動案内部材5,7の
支持、案内の構成が、上記第1実施例としてのXYテー
ブルの構成と相違する。まず、移動テーブル2と第1の
可動案内部材5との関係について説明する。
【0062】図13に示すように、上記第1の可動案内
部材5については、その上面中央部に、断面矩形状にし
て長手状の案内溝5dがX方向において伸長するように
形成されている。また、該移動テーブル2の下面側であ
って該案内溝5dと対応する部位には、該案内溝5dよ
りも所定分だけ短い案内突部としての矩形板状の案内プ
レート28が上記X方向において延在するように固着さ
れており、且つ、上記案内溝5dに相対運動自在に挿入
されている。
【0063】上記案内プレート28及び案内溝5aの間
には圧搾空気の膜が形成され、これによって移動テーブ
ル2の支持、案内がなされる。詳しくは、図13に示す
ように、移動テーブル2の一端にニップル31が取り付
けられており、該ニップル31にはホース(図示せず)
が接続され、図示しないコンプレッサ等から供給される
圧搾空気が該ホースを通じて該ニップル31に達する。
図14にも示すように、移動テーブル2の内部にはこの
ニップル31に一端にて連通する主通路2pが上記X方
向において伸長するように形成されている。該主通路2
pの他端は下方に向けて屈曲し、案内プレート28の内
部にX方向に伸長して形成された副主通路28aの中央
部に連通している。該副主通路28aの両端部から両側
方すなわちY方向と下方向に向けて3本ずつ分岐する合
計6本の分岐通路28b及び28cが形成されており、
上記案内溝5dの両内側面及び底面に対応する給気出口
28d及び28eとして開口している。
【0064】上記のように供給される圧搾空気は該各給
気出口28d,28eから噴射されて上記案内プレート
28及び案内溝5dの間に膜として形成され、その静圧
に基づく軸受作用によって移動テーブル2が浮揚し、X
方向において円滑に案内される。なお、この圧搾空気の
膜の厚さは、図14において参照符号e5 及びe6 にて
示す値、すなわち、案内プレート28の下面及び両側面
とこれらに対向する案内溝5dの各面との間の隙間の大
きさとなり、夫々例えば10μm以下に設定される。ま
た、移動テーブル2の浮揚時の剛性及び負荷能力を与え
るために、上記各給気出口28d,28eには絞りが設
けられ、本実施例の場合、図14から明らかなように表
面溝絞りとなっている。
【0065】次に、上記した第1の可動案内部材5と該
第1の可動案内部材5の支持、案内をなす第1の固定案
内部材6との相互組付の構成を説明する。
【0066】図13から明らかなように、上記第1の固
定案内部材6の上部には、断面矩形状の案内突部6iが
上記Y方向において延在するように形成されている。ま
た、上記第1の可動案内部材5の下部に断面矩形状の案
内溝5eが同じくY方向において伸長するように形成さ
れており、上記案内突部6iに対して該案内溝5eにて
相対運動自在に係合している。そして、該案内突部に6
i及び案内溝5eの間に、下記の構成によって圧搾空気
の膜が形成され、これによって該第1の可動案内部材5
の支持、案内が行われる。
【0067】図13において、上記第1の固定案内部材
6の上記Y方向における両端部に、夫々1つずつ、合計
2つのニップル33が取り付けられている。但し、図1
3には該第1の固定案内部材6の一端部のみが示されて
おり、他端部は示されてはいないが、両者は対称に構成
されている。
【0068】上記ニップル33にはホース(図示せず)
が接続され、前述したコンプレッサ等より供給される圧
搾空気が該ホースを通じて該ニップル33に達する。図
15にも示すように、該第1の固定案内部材6の内部に
は該ニップル33に一端にて連通する主通路6jが上記
Y方向において伸長するように形成されている。該主通
路6jの該一端近傍及び他端から両側方すなわちX方向
と、上方向に向けて3本ずつ分岐する合計6本の分岐通
路6k及び6mが形成されており、上記案内溝5eの両
内側面及び天井面に対応する給気出口6n及び6oとし
て開口している。
【0069】上記各給気出口6n,6oから圧搾空気が
噴射され、上記第1の可動案内部材5の案内溝5eと第
1の固定案内部材6の案内突部6iとの間に膜として形
成され、その静圧に基づく軸受作用によって第1の可動
案内部材5が浮揚し、且つY方向において円滑に案内さ
れる。なお、このように形成される圧搾空気の膜の厚さ
は、図15において参照符号e7 及びe8 にて示す値、
すなわち、上記案内突部6iの上面及び両側面とこれら
に対向する案内溝5eの各面との隙間の大きさとなり、
夫々例えば10μm以下に設定される。また該第1の可
動案内部材5の浮揚時の剛性及び負荷能力を与えるた
め、上記各給気出口6n,6oには絞りが形成されてい
る。図15から明らかなように、本実施例の場合、表面
溝絞りとなっている。
【0070】続いて、前述した移動テーブル2と第2の
可動案内部材7との相互組付の構成について詳述する。
【0071】まず、第2の可動案内部材7については、
その上面中央部に、断面矩形状にして長手状の案内溝7
dがY方向において伸長するように形成されている。ま
た、該移動テーブル2の下面側であって該案内溝7dと
対応する部位には、該案内溝7dよりも所定分だけ短い
案内突部としての矩形板状の案内プレート38が上記Y
方向において延在するように固着されており、且つ、上
記案内溝7dに相対運動自在に挿入されている。
【0072】上記案内プレート38及び案内溝7dの間
には圧搾空気の膜が形成され、これによって移動テーブ
ル2の支持、案内がなされる。詳しくは、図13に示す
ように、移動テーブル2の端部にニップル39が取り付
けられており、該ニップル39にはホース(図示せず)
が接続され、図示しないコンプレッサ等から供給される
圧搾空気が該ホースを通じて該ニップル39に達する。
移動テーブル2の内部にはこのニップル39に一端にて
連通する主通路2qが上記X方向において伸長するよう
に形成されている。該主通路2qの他端は下方に向けて
屈曲し、案内プレート38の内部にY方向に伸長して形
成された副主通路38aの中央部に連通している。該副
主通路38aの両端部から両側方すなわちX方向と、下
方に向けて3本づつ分岐する合計6本の分岐通路38b
及び38cが形成されており、上記案内溝7dの両内側
面及び底面に対応する給気出口38d及び38eとして
開口している。
【0073】上記のように供給される圧搾空気は該各給
気出口38d,38eから噴射されて上記案内プレート
38及び案内溝7dの間に膜として形成され、その静圧
に基づく軸受作用によって移動テーブル2が浮揚し、Y
方向において円滑に案内される。なお、この圧搾空気の
膜の厚さは、前述した案内プレート28の下面及び両側
面とこれらに対向する案内溝5dの各面との隙間の大き
さと同等であり、夫々例えば10μm以下に設定され
る。また、移動テーブル2の浮揚時の剛性及び負荷能力
を与えるために、上記各給気出口38d,38eには絞
りが設けられ、本実施例の場合、表面溝絞り(図示せ
ず)となっている。
【0074】次に、上述した第2の可動案内部材7と該
第2の可動案内部材7の支持、案内をなす第2の固定案
内部材8との相互組付の構成を説明する。
【0075】図13から明らかなように、上記第2の固
定案内部材8の上部には、断面矩形状の案内突部8iが
上記X方向において延在するように形成されている。ま
た、上記第2の可動案内部材7の下部に断面矩形状の案
内溝7eが同じくX方向において伸長するように形成さ
れており、上記案内突部8iに対して該案内溝7eにて
相対運動自在に係合している。そして、該案内突部8i
及び案内溝7eの間に、下記の構成によって圧搾空気の
膜が形成され、これによって該案内部材7の支持、案内
が行われる。
【0076】図13において、上記第2の固定案内部材
8の上記X方向における両端部に、夫々1つずつ、合計
2つのニップル40が取り付けられている。但し、図1
3には該第2の固定案内部材8の一端部のみが示されて
おり、他端部は示されてはいないが、両者は対称に構成
されている。
【0077】上記ニップル40にはホース(図示せず)
が接続され、前述したコンプレッサ等より供給される圧
搾空気が該ホースを通じて該ニップル40に達する。該
第2の固定案内部材8の内部には該ニップル40に一端
にて連通する主通路8jが上記X方向において伸長する
ように形成されている。該主通路8jの該一端近傍及び
他端から両側方すなわちY方向と、上方に向けて3本ず
つ分岐する合計6本の分岐通路8k及び8mが形成され
ており、上記案内溝7eの両内側面及び天井面に対応す
る給気出口8n及び8oとして開口している。
【0078】上記各給気出口8n,8oから圧搾空気が
噴射され、上記第2の可動案内部材7の案内溝7eと第
2の固定案内部材8の案内突部8iとの間に膜として形
成され、その静圧に基づく軸受作用によって第2の可動
案内部材7が浮揚し、且つ、X方向において円滑に案内
される。なお、このように形成される圧搾空気の膜の厚
さは、前述した第1の可動案内部材6の案内突部6iの
上面及び両側面とこれらに対向する案内溝5eの各面と
の間の隙間の大きさと同等であり、夫々例えば10μm
以下に設定される。また、該第2の可動案内部材7の浮
揚時の剛性及び負荷能力を与えるため、上記各給気出口
8n,8oには絞りが形成されている。本実施例の場
合、表面溝絞りとなっている。
【0079】上記した構成の第2実施例としてのXYテ
ーブルの動作に関しては、前述した第1実施例としての
XYテーブルと同様である故、その説明は省略する。
【0080】以上から明らかなように、本発明に係るX
Yテーブルにおいては、移動テーブル2を二次元的に移
動自在に支持するために圧搾空気等の加圧気体を用い、
リニア直流モータなどのリニア電磁アクチュエータによ
って駆動力を付与している。すなわち、移動テーブル2
は非接触にて支持され且つ駆動力を付与されて作動する
ものであり、それ故にある程度の軌道の不整及び誤差は
ならされ、スティックスリップは起こり得ず、作動に伴
う摩擦もほとんど零に等しく、非常に高い精度を以て作
動、位置決めを行うことが出来るという効果が得られ
る。
【0081】また、リニア電磁アクチュエータを用いた
ことによって、該リニア電磁アクチュエータ自体の作動
速度が即ち上記移動テーブル2の作動速度となり、作動
指令に対する応答性が高まっている。
【0082】更に、潤滑油等を使用する必要性が低いか
ら、作業環境が清浄に保たれるという効果が奏される。
【0083】加えて、本発明に係るXYテーブルにおい
ては、上記移動テーブル2を支える方向に対して垂直な
方向においても該移動テーブル2に対して加圧気体の膜
を介在させ、以て、該移動テーブル2の移動の案内が行
われる。かかる構成の故、移動テーブル2は完全に非接
触の状態となり、上述した各効果が確実に発揮される。
【0084】また、本発明に係るXYテーブルにおいて
は、上記移動テーブル2の支持、案内をなす支持案内手
段と、該移動テーブルを駆動する駆動手段とが具体的に
は次のように構成されている。
【0085】すなわち、該支持案内手段は、上記移動テ
ーブル2を支持し且つ第1の方向(X方向)において案
内する第1の可動案内部材5と、該第1の可動案内部材
5を支持し且つ該第1の方向に対して垂直な第2の方向
(Y方向)において案内する第1の固定案内部材6と、
上記移動テーブル2を支持し且つ該第2の方向において
案内する第2の可動案内部材7と、該第2の可動案内部
材7を支持し且つ上記第1の方向において案内する第2
の固定案内部材8とを有し、少なくとも上記第1の可動
案内部材5及び第2の可動案内部材7と上記移動テーブ
ル2との間に加圧気体の膜が形成され、前述のリニア電
磁アクチュエータは該第1の可動案内部材5及び第2の
可動案内部材7に夫々個別に対応して複数設けられて該
第1の可動案内部材5及び第2の可動案内部材7に推力
を付与してこれらを移動させる。
【0086】この表現は要するに、上記第1の可動案内
部材5と第1の固定案内部材6とが互いに上下に重なっ
た状態で移動テーブル2の下方の所定位置に配設される
一方、上記第2の可動案内部材7及び第2の固定案内部
材8については移動テーブル2の下方の他の所定位置、
すなわち、移動テーブル2が作動を行う二次元座標内で
上記第1の可動案内部材5及び第1の固定案内部材6か
ら離間した位置に配設され、しかもリニア電磁アクチュ
エータが該第1の可動案内部材5及び第2の可動案内部
材7の夫々に対応して配置されることを示すものであ
る。これを更に要約するならば、上記支持案内手段及び
駆動手段の各々を夫々2つの部分に分け、これらを平面
的に分散させて配置しているのである。かかる構成の
故、XYテーブル全体の薄型化が達成されている。
【0087】また、本発明に係るXYテーブルにおいて
は、上記移動テーブル2、第1の可動案内部材5、第1
の固定案内部材6、第2の可動案内部材7及び第2の固
定案内部材8の各部材に関し、支持案内をする側の部材
とされる側のいずれか一方に案内溝が形成され、他方に
は該案内溝に相対運動自在に挿入される案内突部が設け
られ、上記加圧気体の膜は該案内溝及び案内突部の間に
形成される。この構成によれば、移動テーブル2の支
持、案内のための構造が簡略化されると共に、加圧気体
の圧力が有効に作用してその消費量も低く抑えることが
出来る故、コストの低減が達成されるものである。
【0088】そして、本発明に係るXYテーブルにおい
ては、上記リニア電磁アクチュエータとしてリニア直流
モータを採用することにより、下記の効果が奏される。
【0089】すなわち、大推力が得られ、また効率良好
である。また、非常に小形かつ軽量のものが得られる。
【0090】なお、前述した各実施例のXYテーブルに
おいては加圧気体として圧搾空気が使用されているが、
許容され、あるいは必要とされるならば他の種々の気体
を使用可能であることは勿論である。
【0091】また、本発明は、前述した第1実施例及び
第2実施例のXYテーブルの構成に限らず、これら両実
施例の構成を互いに少なくともその一部ずつでも応用さ
せ合うことなどによって、多岐に亘る構成を実現し得る
ものある。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるXY
テーブルにおいては、移動テーブルを二次元的に移動自
在に支持するために加圧気体を用い、リニア電磁アクチ
ュエータによって駆動力を付与している。すなわち、移
動テーブルは非接触にて支持され且つ駆動力を付与され
て作動するのであり、それ故にある程度の軌道の不整及
び誤差はならされ、スティックスリップは起こり得ず、
作動に伴う摩擦もほとんど零に等しく、非常に高い精度
を以て作動、位置決めを行うことが出来るという効果が
得られる。またリニア電磁アクチュエータを用いたこと
によって、該リニア電磁アクチュエータ自体の作動速度
が即ち上記移動テーブルの作動速度となり、作動指令に
対する応答性が高まっている。更に、潤滑油等を使用す
る必要性が低いから、作業環境が清浄に保たれるという
効果が奏される。加えて、本発明によるXYテーブルに
おいては、上記移動テーブルを支える方向に対して垂直
な方向においても該移動テーブルに対して加圧気体の膜
を介在させ、以て、該移動テーブルの移動の案内が行わ
れる。かかる構成の故、移動テーブルは完全に非接触の
状態となり、上述した各効果が確実に発揮される。ま
た、本発明によるXYテーブルにおいては、上記移動テ
ーブルの支持、案内をなす支持案内手段と、該移動テー
ブルを駆動する駆動手段とが具体的には次のように構成
されている。すなわち、該支持案内手段は、上記移動テ
ーブルを支持し且つ第1の方向において案内する第1の
可動案内部材と、該第1の可動案内部材を支持し且つ該
第1の方向に対して垂直な第2の方向において案内する
第1の固定案内部材と、上記移動テーブルを支持し且つ
該第2の方向において案内する第2の可動案内部材と、
該第2の可動案内部材を支持し且つ上記第1の方向にお
いて案内する第2の固定案内部材とを有し、少なくとも
上記第1の可動案内部材及び第2の可動案内部材と上記
移動テーブルとの間に加圧気体の膜が形成され、前述の
リニア電磁アクチュエータは該第1の可動案内部材及び
第2の可動案内部材に夫々個別に対応して複数設けられ
て該第1の可動案内部材及び第2の可動案内部材に推力
を付与してこれらを移動させる。この表現は要するに、
上記第1の可動案内部材と第1の固定案内部材とが互い
に重なった状態で移動テーブルの下方の所定位置に配設
される一方、上記第2の可動案内部材及び第2の固定案
内部材にについては移動テーブルの下方の他の所定位
置、すなわち、移動テーブルが作動を行う二次元座標内
で上記第1の可動案内部材及び第1の固定案内部材から
離間した位置に配設され、しかも、リニア電磁アクチュ
エータが該第1の可動案内部材及び第2の可動案内部材
の夫々に対応して配置されることを示すものである。こ
れを更に要約するならば、上記支持案内手段及び駆動手
段の各々を夫々2つの部分に分け、これらを平面的に分
散させて配置しているのである。かかる構成の故、XY
テーブル全体の薄型化が達成されている。また、本発明
によるXYテーブルにおいては、上記移動テーブル、第
1の可動案内部材、第1の固定案内部材、第2の可動案
内部材及び第2の固定案内部材の各部材に関し、支持案
内をする側の部材とされる側の部材のいずれか一方に案
内溝が形成され、他方には該案内溝に相対運動自在に挿
入される案内突部が設けられ、上記加圧気体の膜は該案
内溝及び案内突部の間に形成される。この構成によれ
ば、移動テーブルの支持、案内のための構造が簡略化さ
れると共に加圧気体の圧力が有効に作用してその消費量
も低く抑えることが出来る故、コストの低減が達成され
るものである。そして、本発明によるXYテーブルにお
いては、上記リニア電磁アクチュエータとしてリニア直
流モータを採用することにより、下記の効果が奏され
る。すなわち、大推力が得られ、また効率良好である。
また、非常に小形かつ軽量のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としてのXYテー
ブルの、断面を含む平面図である。
【図2】図2は、図1に関するA−A矢視にして、断面
を含む正面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示したXYテーブルの
拡散分解斜視図である。
【図4】図4は、図1乃至図3に示したXYテーブルの
要部の縦断面図である。
【図5】図5は、図1乃至図3に示したXYテーブルの
要部の縦断面図である。
【図6】図6は、図1乃至図3に示したXYテーブルの
一部の変形例を示す縦断面図である。
【図7】図7は、図6に関するA−A矢視図である。
【図8】図8は、図6及び図7に示した構成の一部の拡
大図である。
【図9】図9は、図1乃至図3に示したXYテーブルの
一部の他の変形例を示す縦断面図である。
【図10】図10は、図9に示した構成の一部の拡大図
である。
【図11】図11は、図1乃至図3に示したXYテーブ
ルが具備するリニア直流モータの平面図である。
【図12】図12は、図11に示したリニア直流モータ
の縦断面図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施例としてのXY
テーブルの、断面を含む拡散分解斜視図である。
【図14】図14は、図13に示したXYテーブルの要
部の縦断面図である。
【図15】図15は、図13に示したXYテーブルの要
部の縦断面図である。
【図16】図16は、従来のXYテーブルの一部断面を
含む斜視図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 移動テーブル 5 第1の可動案内部材 6 第1の固定案内部材 7 第2の可動案内部材 8 第2の固定案内部材 21,22 リニア直流モータ 25a,26a リニア磁気スケール 25b,26b 磁気センサ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 32/06 A H02K 33/18 A 41/02 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動テーブルと、該移動テーブルを支持
    し且つ二次元的に移動自在に案内する支持案内手段と、
    該移動テーブルを駆動する駆動手段とを備え、 前記支持案内手段は前記移動テーブルとの間に加圧気体
    の膜を形成することによって支持し、 前記駆動手段はリニア電磁アクチュエータからなること
    を特徴とするXYテーブル。
  2. 【請求項2】 前記支持案内手段は、前記移動テーブル
    を支える方向に対して垂直な方向においても前記移動テ
    ーブルに対して加圧気体の膜を介在させ、案内をなすこ
    とを特徴とする請求項1記載のXYテーブル。
  3. 【請求項3】 前記支持案内手段は、前記移動テーブル
    を支持し且つ第1の方向において案内する第1の可動案
    内部材と、該第1の可動案内部材を支持し且つ該第1の
    方向に対して垂直な第2の方向において案内する第1の
    固定案内部材と、前記移動テーブルを支持し且つ前記第
    2の方向において案内する第2の可動案内部材と、該第
    2の可動案内部材を支持し且つ前記第1の方向において
    案内する第2の固定案内部材とを有し、 少なくとも前記第1の可動案内部材及び第2の可動案内
    部材と前記移動テーブルとの間に加圧気体の膜が形成さ
    れ、 前記リニア電磁アクチュエータは前記第1の可動案内部
    材及び第2の可動案内部材に夫々個別に対応して複数設
    けられて前記第1の可動案内部材及び第2の可動案内部
    材に推力を付与してこれらを移動させることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のXYテーブル。
  4. 【請求項4】 前記移動テーブル、第1の可動案内部
    材、第1の固定案内部材、第2の可動案内部材及び第2
    の固定案内部材の各部材に関し、支持、案内をする側の
    部材とされる側の部材のいずれか一方に案内溝が形成さ
    れ、他方には該案内溝に相対運動自在に挿入される案内
    突部が設けられ、前記加圧気体の膜は該案内溝及び案内
    突部の間に形成されることを特徴とする請求項3記載の
    XYテーブル。
  5. 【請求項5】 前記リニア電磁アクチュエータはリニア
    直流モータからなることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のうちいずれか1記載のXYテーブル。
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