JPH07275781A - 実装基板用コーティングシステム - Google Patents

実装基板用コーティングシステム

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JPH07275781A
JPH07275781A JP6093690A JP9369094A JPH07275781A JP H07275781 A JPH07275781 A JP H07275781A JP 6093690 A JP6093690 A JP 6093690A JP 9369094 A JP9369094 A JP 9369094A JP H07275781 A JPH07275781 A JP H07275781A
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JP
Japan
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coating
pallet
mounting
conveyor
drying device
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JP6093690A
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Inventor
Katsuhiko Komori
克彦 古森
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 実装基板の表裏2面に塗装を施す場合であっ
ても、均一な膜厚を確保することができる実装基板用コ
ーティングシステムを提供し、また表裏2面の塗布の間
に乾燥工程を挟む場合であっても、全体がコンパクトに
収まることができるシステムを提供する。 【構成】 実装基板を搬送する経路の途中にコーティン
グロボット3、乾燥装置6及び反転装置8を順に配設
し、前記実装基板が前記各機器3,6,8を循環可能な
ようにコンベア2,4,5,7を配設したことを要旨と
する実装基板用コーティングシステムにし、実装基板の
表側を塗装し、乾燥させてから反転し、裏側を塗装し再
び乾燥させる順番になるようにした。また、システムの
コンパクト化の観点から、乾燥装置6は、実装基板が多
数段に差し込まれるマガジンラックを乾燥装置内で循環
させるものを採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所望の回路素子が取り
付けられ、プリント配線された実装基板の所定部位に防
湿・絶縁用フィルムコーティングを塗布することができ
る実装基板用コーティングシステムに関し、特に表裏両
面の塗布が必要な実装基板をコンパクトなシステムで実
現でき、また種々の大きさの実装基板に対応できるもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】実装基板の生産量は年々増大しており、
これに伴って上述した実装基板用コーティングシステム
には自動化による高い生産性が求められるようになっ
た。この要請に対応できる実装基板用コーティングシス
テムとしては、図5に示すものがある。
【0003】図5のコーティングシステム101は、ロ
ーダ部102と、コーティング部103と、アンローダ
兼乾燥部104とからなるワンウェイラインである。
【0004】ローダ部102は、実装基板11を多数段
に差し込んで収納するマガジンラック105から、実装
基板11を一枚ずつコーティング部103に送り込むも
のである。実装基板11を収納する実マガジンラック1
05をプラチェーンコンベア106で受け入れ、実マガ
ジンラック105をリフトアップコンベア107で段ピ
ッチ毎に上昇させ、エヤーシリンダ式プッシャ108で
実装基板11を一枚ずつ押し出す。そして、空マガジン
ラック105′はプラチェーンコンベア109を経てロ
ーダ部102から排出する。この空マガジンラック10
5′に実装基板11を差し込んでから、再びローダ部1
02に戻す。
【0005】コーティング部103は、搬入ベルトコン
ベア111、リフトアップベルトコンベア112及び搬
出コンベア113からなる搬送経路と、コーティングロ
ボット114を備えてなっている。ベルトコンベア11
1,112,113は四角形の実装基板の両側だけが載
るように細幅ベルトを並走させるタイプのものであり、
基板の実装部分はフリーになっている。コーティングロ
ボット114は専用5軸(X,Y,Z,θ1,θ2)ロ
ボットであり、薄膜フィルムを形成するノードソン方式
の塗布ガンを高速移動させながらオンオフさせる機能を
有している。そのため、マスキング無しで実装基板の必
要な部分のみに正確に塗布でき、きわめて均一な膜厚が
得られる。
【0006】実装基板11は、搬入ベルトコンベア11
1を経て、90°水平旋回機能付のリフトアップベルト
コンベア112に至る。このリフトアップベルトコンベ
ア112によって実装基板11がコーティングロボット
114に対して位置決めされる。コーティング後の実装
基板11はリフトアップベルトコンベア112を経て搬
出ベルトコンベア113に至り、更に二つのシリンダで
上昇前進と下降後退を繰り返すプッシャ115によって
開閉扉116を通ってアンローダ兼乾燥装置104に押
し出される。
【0007】また、実装基板11の裏側にも薄膜フィル
ムを形成する必要がある場合には、搬入コンベア111
に反転機能を組み込み、実装基板11の反転させる。す
なわち、表面を塗布後の実装基板11をリフトアップベ
ルトコンベア112から搬入コンベア111に戻して反
転し、搬入コンベア111から再びリフトアップベルト
コンベア112に送り込んで裏面を塗布する。
【0008】アンローダ兼乾燥部104は、空のマガジ
ンラック105′に塗布済の実装基板11を一枚ずつ多
数段に差し込んで収納し、実マガジンラック105にし
た状態で温風乾燥機121からの温風で実装基板の塗膜
を乾燥させるものである。空マガジンラック105′を
プラチェーンコンベア122で受け入れ、リフトアップ
コンベア123で段ピッチ毎に下降させ、プッシャ11
5から押し出される実装基板11を一枚ずつ収納する。
そして、実マガジンラック105はプラチェーンコンベ
ア124に載置された状態のまま温風にさらされてから
排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】実装基板11の表裏2
面に塗装を施す必要がある場合、コーティングロボット
部103で片面を塗装した後に、直ちに反転させてもう
片面を塗装するシステムになっているため、膜厚が厚い
ときには、反転時に塗布液がたれて均一な膜厚が得られ
なくなるという問題点がある。
【0010】また、実装基板11の外形は四角形が一般
であるが、外形寸法は一定ではない。実装基板11の大
きさが変わると、マガジンラック105の棚の幅を調整
したり、コーティング部103のベルトコンベア11
1,112,113の細幅ベルトの間隔を変更したりす
る調整を行う。近年、実装基板11の大きさはどんどん
小さくなると共に専用化が進んでおり、そのため多品種
少量の種々の実装基板11が増えている。そのため、実
装基板11の大きさが変わる度にコーティングシステム
の段取り変えが必要になり、人手が掛かり、生産性も低
下するという問題点もあった。
【0011】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、第一に、実装基板の表裏2面に塗布を施す場合
であっても、均一な膜厚を確保することができる実装基
板用コーティングシステムを提供するところにある。ま
た、表裏2面の塗布の間に乾燥工程を挟む場合であって
も、全体がコンパクトに収まることができるシステムも
提供する。第二に、多品種少量の種々のサイズの実装基
板11に対応できる実装基板用コーティングシステムを
提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する実装
基板用コーティングシステムは、実装基板を搬送する経
路の途中にコーティングロボット、乾燥装置及び反転装
置を順に配設し、前記実装基板が前記各機器を循環可能
なようにコンベアを配設したことを要旨とするシステム
である。また、システムのコンパクト化の観点から、実
装基板を搬送する経路の途中にコーティングロボット、
乾燥装置及び反転装置を順に配設し、前記実装基板が前
記各機器を循環可能なようにコンベアを配設し、前記乾
燥装置は、前記実装基板が多数段に差し込まれるマガジ
ンラックを乾燥装置内で循環させるものであって、乾燥
装置入口で前記コンベアからの実装基板を該マガジンラ
ックに一枚ずつ差し込み、前記ガジンラックを温風にさ
らして実装基板を乾燥させ、乾燥装置出口で前記マガジ
ンラックから実装基板を一枚ずつ前記コンベアに押し出
すように構成したシステムが好ましい。
【0013】また、実装基板を搬送する経路の途中にコ
ーティングロボットを配設し、前記実装基板はパレット
を介して搬送され、このパレットは種々のサイズの前記
実装基板を保持可能であることを要旨とするシステムで
ある。
【0014】
【作用】実装基板がコーティングロボット、乾燥装置及
び反転装置を順に循環可能なシステムであるため、実装
基板の表側を塗布し、乾燥させてから反転し、裏側を塗
布し再び乾燥させる順番になる。また、乾燥装置がマガ
ジンラックを循環するタイプであると、機長が短くな
り、製造ラインに組み込みやすくなる。
【0015】種々のサイズの前記実装基板を保持可能で
あるパレットを用いると、コーティングシステムは均一
外形のパレットの搬送ですむ。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の実装基板用コーティングシステ
ムの機器構成を示す上面図である。
【0017】実装基板用コーティングシステム1は、第
1コンベアベルト2→コーティングロボット部3(図示
されない第2コンベアベルトが内設されている)→第3
コンベアベルト4→第4コンベアベルト5→乾燥装置6
→第5コンベアベルト7→反転装置8→第1コンベアベ
ルト2という循環経路を形成するように各機器を配設し
てなっている。
【0018】第1コンベアベルト2は、後述する四角形
のパレット9における長辺部分が載る2本の細幅ベルト
12を走行自在に張設し、長辺部分に対するサイドガイ
ド13を設けたものである。なお、第3コンベアベルト
4、第4コンベアベルト5及び第5コンベアベルト7も
同様の構造である。
【0019】第1コンベアベルト2の反転装置8に対す
る接続部分、第3コンベアベルト4の第4コンベアベル
ト5に対する接続部分、第4コンベアベルト5の乾燥装
置6入口に対する接続部分及び第5コンベアベルト7の
乾燥装置6出口に対する接続部分には、リフトアップコ
ンベアベルト14が昇降自在に設けられている。
【0020】このリフトアップコンベアベルト14は、
コンベアベルト2,4,5,7の細幅ベルト12の搬送
方向と直交する搬送方向の直交細幅ベルトを細幅ベルト
12の間に張設したものである。直交細幅ベルトにはパ
レット9の短辺部分が載り、基板の実装部分と干渉しな
い。
【0021】リフトアップコンベアベルト14がコンベ
アベルト2,7より上昇すると、パレット9を反転装置
8又は乾燥装置6から引き込むことができる。引込が終
わった後にリフトアップコンベア14が下降すると、パ
レット9はコンベアベルト2,7に移載される。
【0022】リフトアップコンベアベルト14がコンベ
アベルト4,5より上昇すると、パレット9がコンベア
ベルト4,5から移載され、コンベアベルト5又は乾燥
装置6にパレット9を送り出すことができる。なお、乾
燥装置6の場合は、後述するプッシャ44との連動でパ
レット9を送り出す。
【0023】特に第1コンベアベルト2の細幅ベルト1
2は両方向に走行可能であり、図面右方向へ走行する
と、パレット9をコーティングロボット部3に送り出す
循環経路になり、細幅ベルト12が図面左方向へ走行す
ると、パレット9を循環経路から排出コンベア16へと
排出できる。また、第1コンベアベルト2のAポジショ
ンは未塗布パレット9の載置点であり、人手により未塗
布パレット9を載せる。未塗布パレット9はストッパー
16で停止してロボット部3内の実装基板がなくなるま
で待機する。
【0024】図2はコンベアベルト2,4,5,7及び
リフトアップコンベアベルト14で搬送されるパレット
9の斜視図である。パレット9は種々の外形寸法の実装
基板11を保持するものであり、長辺部分21と短辺部
分22からなる四角枠である。短辺部分21の内側に凹
溝23が加工され、この凹溝23に係合して摺動するス
ライドバー24が設けられている。このスライドバー2
4の内側にも凹溝25が加工されている。長辺部分21
にはスリット26が加工され、このスリット26に係合
して摺動するスライドプレート27が設けられている。
このスライドプレート27の折り曲げ部27aにも凹溝
28が形成されている。更に、スライドバー24の凹溝
25に対向する長辺部分21にも凹溝29が加工されて
いる。
【0025】実装基板11の端の部分を凹溝23,29
に嵌め込み、スライドバー24とスライドプレート27
を摺動させてそれぞれの凹溝25,28に実装基板11
の残りの端の部分を嵌め込むと、実装基板11はパレッ
ト9に保持される。スライドバー24とスライドプレー
ト27は摺動自在であるので、種々の外形寸法の実装基
板11を保持できる。
【0026】このパレット9は表裏があり、表側を目視
で区別するための貫通孔30が加工されている。また、
パレット9に保持された実装基板11の塗布仕様の出力
のための表側バーコード31と裏側バーコード32が張
り付けられている。
【0027】図1に戻り、第1コンベアベルト2の出口
側に、バーコードリーダ35が設置され、コーティング
ロボット部3に送り出されるパレット9のバーコードが
読み込まれる。ロボット制御盤36内にパソコン37が
接続されており、パソコン37にコーティングロボット
部3を作動させるプログラムが保管されている。バーコ
ードによって所定のプログラムが作動し、実装基板11
の表裏を区別し、所定場所に所定膜厚の塗布を施す。な
お、38は周辺機器の制御盤であり、コンベアベルト
2,4,5,7、乾燥装置6及び反転装置8の作動を制
御している。
【0028】コーティングロボット部3は図5で説明し
たコーティング部103と同様の構成であるが、反転装
置は内蔵しておらず、温風吹き出し防止の開閉扉116
が設けられていない。反転装置8はパレット9を上下の
ベルトで挟み込んだ状態のまま、軸39を中心軸にして
180°毎の回転が可能になっている。パレット9が送
られてきると、毎回パレット9を反転させてから送り出
す。また、乾燥装置6は温風送風機40が接続されてい
る。
【0029】図3は乾燥装置6の機器構成を示す側面図
である。乾燥装置6は、実装基板を多数段(例えば6
段)に差し込めるマガジンラック41を装置内で循環さ
せる構成になっている。上側プラチェーンコンベア列4
2a,42b,42cで順送りされる空マガジンラック
41は入側リフトアップコンベア43で段ピッチ毎に下
降し、リフトアップコンベアベルト14のパレット9は
エヤーシリンダ式プッシャ44によって開閉扉46を通
ってマガジンラック41に一枚ずつ多数段に差し込んで
収納される。そして、実マガジンラック41は下側プラ
チェーンコンベア列47a,47b,47cで順送りさ
れる。コンベア列47b,47cには温風ノズル48,
49が向けられ、温風送風機40からの温風を実マガジ
ンラック41に吹き付ける。乾燥が終わった実マガジン
ラック41は出側リフトアップコンベア43で段ピッチ
毎に上昇させ、エヤーシリンダ式プッシャ50でパレッ
ト9をリフトアップコンベアベルト14に向かって押し
出す。
【0030】このように、マガジンラック41を装置内
で循環させると、乾燥装置6の全長が短くなる。その結
果、反転の為に実装基板を循環させる本発明のシステム
にこの乾燥装置を組み込むと、システムがコンパクトに
なる。一般的なインライン型乾燥装置は、図4の乾燥装
置6Aのように、一台のコンベア52にパレット9を載
せたまま搬送し、温風ヒータ53で徐々に乾燥させるタ
イプである。このインライン型の乾燥装置を循環ライン
に組み込むことは可能であるものの、乾燥に必要とする
加熱時間の長さに比例したコンベアとなり実装基板循環
のためのライン形成が直線的に長くなってしまう。
【0031】つぎに、上述したコーティングシステムに
よる塗布工程を説明する。まず、図2の実装基板11を
パレット9に保持する作業を行う。この場合、貫通孔3
0が手前右側に位置する状態のパレット9に対して表を
上にした実装基板11を嵌め込み、スライドバー24及
びスライドプレート27を摺動させて実装置基板11を
保持固定する。このとき、パレット9のバーコード3
1,32に対応する塗布プログラムを図1のパソコン3
7に予め入力しておき、バーコード31,32が読み込
まれると、そのバーコードに対応する塗布プログラムが
ロボット制御盤36に出力される。
【0032】実装基板11を保持するパレット9は図1
のポジションAに人手で載せられる。ロボット部3に実
装基板があると、ストッパー16で停止する。しかし、
ロボット部3に実装基板がないと、ストッパー16を素
通りする。コーティングロボット部3に実装基板がなく
なると、ストッパー16が退出して、パレット9がコー
ティングロボット部3内に送り出される。そして、図5
と同様のコーティングロボット114の塗布ガンがプロ
グラムに従って5軸(X,Y,Z,θ1,θ2)で作動
し、実装基板の表側の所定部位に所定膜厚の塗布が施さ
れる。
【0033】塗布を終えた実装基板を保持するパレット
9はロボット部3内の図示されない第2コンベアで送ら
れて、第3コンベアベルト4の端まで搬送される。端に
至ると、リフトアップコンベアベルト14が上昇してパ
レット9を載せ、第4コンベアベルト5に送り出す。送
り出されたパレット9は第4コンベアベルト5で端まで
搬送され、端に至るとリフトアップコンベアベルト14
が上昇してパレット9を載せる。
【0034】図3のエヤーシリンダ式プッシャ44がリ
フトアップコンベアベルト14で送り出されるパレット
9をマガジンラック41の空の段に引き込む。マガジン
ラック41が満杯になると、下側プラチェーンコンベア
列47a,47b,47cで搬送され、その途中で温風
ノズル48,49からの温風が吹き付けられて実装基板
の塗布液が乾燥させられる。乾燥を終えた実装基板を保
持するパレット9はエヤーシリンダ式プッシャ50でマ
ガジンラック41から上昇したリフトアップコンベアベ
ルト14まで押し出される。
【0035】図1の乾燥装置6の出口にあるリフトアッ
プコンベアベルト14が下降すると、パレット9は第5
コンベアベルト7に載る。そして、端まで搬送されて、
反転装置8に引き込まれる。反転装置8が軸39を中心
にして180°回転すると、パレット9が表裏が逆にな
る。反転されたパレット9は反転装置8から上昇したリ
フトアップコンベアベルト14へと押し出され、リフト
アップコンベアベルト14が下降するとパレット9は第
1コンベアベルト2に載る。第1コンベアベルト2が図
面右側に走行すると、裏返しになったパレット9は貫通
孔30で確認され、そのバーコード32が読み込まれて
再びコーティングロボット部3に送り出される。そし
て、実装基板の裏側の所定部位に所定膜厚の塗布が施さ
れる。
【0036】上述した工程と同じ手順で、実装基板の裏
側の塗布が終わったパレット9は、第3コンベアベルト
4、第4コンベアベルト5、乾燥装置6及び第5コンベ
アベルト7を経て反転装置8に至る。反転装置8により
180°反転させられたパレット9はそのまま第1コン
ベアベルト2に戻される。第1コンベアベルト2が図面
左側に走行し、実装基板の表裏の塗布が終わったパレッ
ト9が排出コンベア16に排出され、塗布が完了する。
実装基板は排出コンベア16のストッパー16aで停止
しているので、人手またはロボットにより取り出す。
【0037】そして、空になった第1コンベアベルト2
のA点に、人手またはロボットによって未塗布パレット
9を載せ、スタートボタン51を押すと、未塗布パレッ
ト9がコーティングロボット部3に送り込まれる。ま
た、A点の前に主操作盤52が立設されており、パレッ
ト9の一枚分を移動させるサイクル操作や、手動又は自
動の切換ができる。制御装置38はシステム構成機器
(ロボット周辺機器)の各部におけるパレット9の搬送
制御を行い。また、反転装置8で行うパレット9の反転
によって、パレット9の表裏を判断する必要があるが、
この判断は貫通孔30の有無の確認により自動的に行
う。この表裏の判断によって、第1コンベアベルト2の
搬送方向の切換を自動的に行う。すなわち、A点でパレ
ット9を載せる場合には、貫通孔30が図示のように手
前下側になるように載せる。片面の塗布と乾燥が終わっ
て反転させられると、パレット9の貫通孔30が奥の上
側になる。この状態のパレットのまま、もう片面の塗布
と乾燥が終わって搬送装置8に入った状態では、パレッ
ト30の貫通孔30の奥の上側になっている。この貫通
孔30の位置を反転装置に組み込まれた光電管等で検出
し、第1コンベアベルトを図面左側へ送り込む動作に切
り替える。
【0038】上述した工程は実装基板の表裏両面を塗布
するためにパレット9が2回循環する場合であったが、
表側塗装だけでよい場合には、パレット9の循環は一回
だけであり、片側塗布になるように、操作盤52の選択
スイッチを切り替えておけばよい。
【0039】なお、パレット9を使用するコーティング
システムは図1の循環経路2,3,4,5,6,7,8
に限らず、図5のワンウエイ経路であってもよい。
【0040】つぎに、マガジンラックを循環させる方式
の乾燥装置の小型化を通常のインライン型乾燥装置と具
体例に基づいて比較する。パレット9の長さが420m
mであり、ロボット部3で30秒に一枚の割りでコーテ
ィングが行われ、塗布後の指触乾燥(触れてもべとべと
しない程度の乾燥)には50℃の温風に10分程度さら
される必要があるとする。また、マガジンラックはパレ
ット9を6段積みであるとする。すると、マガジンラッ
ク循環方式の乾燥装置は機長が2.5mであるのに対し
て、インライン方式の乾燥装置では機長が約9mにな
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の実装基板用コーティングシステ
ムは、コーティングロボット、乾燥装置及び反転装置を
順に配設し、実装基板を循環させて表裏2面を別々に塗
布して乾燥させるため、厚い膜厚の場合であっても、反
転時に膜厚が変わることがなく、均一な膜厚が確保され
る。また、乾燥装置をマガジンラックを循環させるタイ
プにしたので、乾燥装置の機長が短くなり、システム全
体の構成がコンパクトになる。
【0042】また、本発明の実装基板用コーティングシ
ステムは、種々のサイズの前記実装基板を保持可能であ
るパレットを用い、均一外形のパレットを搬送しつつ塗
布が完了するようにしたので、実装基板の外形が異なる
毎に段取り変えを行う必要がなくなり、多品種少量の実
装基板であっても、高い生産性を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実装基板用コーティングシステムの機
器構成を示す上面図である。
【図2】実装基板を保持するパレットの斜視図である。
【図3】乾燥装置の機器構成を示す側面図である。
【図4】他の乾燥装置の機器構成を示す側面図である。
【図5】従来の実装基板用コーティングシステムの機器
構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コーティングシステム 2 第1コンベアベルト 3 コーティングロボット部 4 第3コンベアベルト 5 第4コンベアベルト 6 乾燥装置 7 第5コンベアベルト 8 反転装置 9 パレット 11 実装基板 2,3,4,5,6,7,8 循環経路 2,4,5,7 搬送経路 14 リフトアップコンベアベルト 24 スライドバー(保持可能手段) 25 スライドプレート(保持可能手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装基板を搬送する経路の途中にコーテ
    ィングロボット、乾燥装置及び反転装置を順に配設し、
    前記実装基板が前記各機器を循環可能なようにコンベア
    を配設したことを特徴とする実装基板用コーティングシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 実装基板を搬送する経路の途中にコーテ
    ィングロボット、乾燥装置及び反転装置を順に配設し、
    前記実装基板が前記各機器を循環可能なようにコンベア
    を配設し、前記乾燥装置は、前記実装基板が多数段に差
    し込まれるマガジンラックを乾燥装置内で循環させるも
    のであって、乾燥装置入口で前記コンベアからの実装基
    板を該マガジンラックに一枚ずつ差し込み、前記ガジン
    ラックを温風にさらして実装基板を乾燥させ、乾燥装置
    出口で前記マガジンラックから実装基板を一枚ずつ前記
    コンベアに押し出すように構成したものである実装基板
    用コーティングシステム。
  3. 【請求項3】 実装基板を搬送する経路の途中にコーテ
    ィングロボットを配設し、前記実装基板はパレットを介
    して搬送され、このパレットは種々のサイズの前記実装
    基板を保持可能であることを特徴とする実装基板用コー
    ティングシステム。
JP6093690A 1994-04-06 1994-04-06 実装基板用コーティングシステム Pending JPH07275781A (ja)

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JP6093690A JPH07275781A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 実装基板用コーティングシステム

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