JPH0727481Y2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0727481Y2
JPH0727481Y2 JP7627189U JP7627189U JPH0727481Y2 JP H0727481 Y2 JPH0727481 Y2 JP H0727481Y2 JP 7627189 U JP7627189 U JP 7627189U JP 7627189 U JP7627189 U JP 7627189U JP H0727481 Y2 JPH0727481 Y2 JP H0727481Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はレーザプリンタや複写機等のように記録用紙上
に画像の記録を行う記録装置に係わり、詳細には感光体
上に形成されたトナー像を記録用紙上に位置的に正確に
転写するようにした記録装置に関する。
「従来の技術」 レーザプリンタや通常の静電複写機あるいは静電記録方
式のファクシミリ装置等の多くの記録装置では、感光体
上に静電潜像を形成してこれを現像してトナー像を作成
し、記録用紙に転写するようになっている。転写された
トナー像は加熱あるいは加圧によって定着される。
このような記録装置では、感光体に一度画像を形成しこ
れを転写する点で、記録用紙に直接画像を形成するイン
パクトタイプのプリンタ等と異なっている。通常の場
合、記録用紙はカセットトレイや手差しトレイから送り
出され、あるいはロール紙のカッタ機構から裁断されて
送り出される。送り出された記録用紙は所定の距離だけ
搬送された後に感光体上に到達する。したがって、この
途中で記録用紙が送り方向と直交する方向にずれてしま
うと、感光体上に形成されたトナー像がこれと逆の方向
にずれて転写されてしまう。
搬送路上に送り出された記録用紙の送り方向と直交する
方向のずれを補正する機構としては、搬送路の片側にガ
イドを設け、これに記録用紙の一辺を沿わせて搬送する
装置が用いられている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、このような補正機構を用いても、記録用紙は
各種要因の組み合わせによって突発的に送り方向と直交
する方向にかなりのずれを発生させる場合がある。この
ようなずれの発生は、結局は記録装置の修理または調整
によってなくすことができるが、ずれが多数の記録用紙
の中のわずか1〜2枚に生じているときは、これを検出
することがほとんど不可能な場合が多い。特に高速記録
装置で大量の記録を行っているような場合には、記録し
た用紙を1枚宛点検することは事実上不可能である。こ
のため、罫線をプレプリントした記録用紙等に対して記
録を行ったような場合には、そのごく一部に罫線と文字
が重なり合ったような不的確な書類が発生してしまって
もこれを見つけ出すことができず、対外的な書類のよう
な場合にはその書類の配布によって記録装置の所有者あ
るいは使用者の信用を傷つけるような事態を招くことが
あった。
そこで本考案の目的は、何らかの原因によって記録用紙
がその送り方向と直交する方向に画像の転写位置をある
程度ずらしたときには、これを検出して必要な措置をと
ることができるようにした記録装置を提供することにあ
る。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の考案では第1図に原理的に示すように、
感光体ドラム等の静電潜像形成用の感光体11と、この感
光体11上における使用する記録用紙のサイズと同一サイ
ズの画像形成領域にこの記録用紙に画像を記録するため
の静電潜像を形成する画像記録用静電潜像形成手段12
と、前記した画像形成領域から記録紙の送り方向と直交
する方向にわずかにずれた感光体上の位置にずれ検出用
の静電潜像を形成するずれ検出用静電潜像形成手段13
と、これら両静電潜像形成手段12、13の形成した静電潜
像を現像し、画像記録用トナー像およびずれ検出用トナ
ー像を形成する現像手段14と、感光体11に記録用紙を供
給する記録用紙供給手段15と、この記録用紙供給手段に
よって供給された記録用紙にトナー像を転写する転写手
段16と、この転写手段16によってトナー像の転写が行わ
れた後の感光体上におけるずれ検出用トナー像のトナー
濃度を測定するトナー濃度測定手段17と、このトナー濃
度測定手段17の測定結果から記録用紙の送り方向と直交
する方向におけるずれが許容範囲内か否かの判別を行う
判別手段18とを記録装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の考案では、本来、記録用紙には
転写されないトナー像としてのずれ検出用トナー像が記
録用紙に転写されたら、その部分のトナー濃度の変化が
生じるので、これをもって記録用紙の搬送によって生じ
るずれを検出する。
請求項2記載の発明では、同じく第1図に原理的に示す
ように、感光体11と、この感光体11上における使用する
記録用紙のサイズと同一サイズの画像形成領域にこの記
録用紙に画像を記録するための静電潜像を形成する画像
記録用静電潜像形成手段12と、前記した画像形成領域か
ら記録紙の送り方向と直交する両方向にそれぞれわずか
にずれた感光体上の2箇所の位置にずれ検出用の静電潜
像を形成するずれ検出用静電潜像形成手段19と、これら
両静電潜像形成手段12、19の形成した静電潜像を現像
し、画像記録用トナー像およびずれ検出用トナー像を形
成する現像手段21と、感光体に記録用紙を供給する記録
用紙供給手段22と、この記録用紙供給手段22によって供
給された記録用紙にトナー像を転写する転写手段23と、
この転写手段によってトナー像の転写が行われた後の感
光体上における2箇所のずれ検出用トナー像のトナー濃
度を測定するトナー濃度測定手段25と、これらのトナー
濃度の比を求める演算手段26と、求められたトナー濃度
の比が所定の値よりも大きいとき記録用紙の送り方向と
直交する方向におけるずれが許容範囲外であることを判
別する判別手段27とを記録装置に具備させる。
すなわち請求項2記載の考案では、検出用静電潜像形成
手段を用い、記録紙の送り方向と直交する両方向であっ
て、感光体上における記録用紙のサイズと同一サイズの
画像形成領域からそれぞれわずかにずれた2箇所の位置
にずれ検出用の静電潜像を形成し、記録用紙の位置がず
れたときにはこれらの静電潜像を基にしたトナー像の一
方が転写によって薄くなることを利用して、ずれが許容
範囲外であることの判別を行う。
「実施例」 以下、実施例につき本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例における記録装置の概要を表
わしたものである。
この記録装置は静電潜像形成用の感光体ドラム31を備え
ている。感光体ドラム31の周囲には、帯電用のチャージ
コロトロン32および転写用のトランスファコロトロン33
の2種類のコロトロンが配置されている。感光体ドラム
31は矢印34方向に定速回転するようになっており、チャ
ージコロトロン32で帯電されたドラム表面はレーザビー
ム35によってスキャンされ、静電潜像の形成が行われる
ようになっている。このレーザビーム35は、レーザ装置
36から射出されレーザ変調装置37によって変調されたビ
ームが回転多面鏡38によって偏向されたものである。レ
ーザ変調装置37には、信号源39から1ラインごとに変調
用の信号41が供給されるようになっている。
感光体ドラム31上に形成された静電潜像は、現像装置43
によって現像されてトナー像が作成される。このトナー
像はトランスファコロトロン33の真上の場所でドラム表
面から記録用紙44に転写される。記録用紙44は、図示し
ない用紙供給源から送り出され、第1の送りロール46に
よって搬送された後、ゲート47によってその先端が位置
決めされて停止され、再び送り出しを開始されて第2の
送りロール48によってトランスファコロトロン33の上方
に送り込まれたものである。
トランスファコロトロン33によるトナー像の転写後に感
光体ドラム31上に残ったトナー粒子は、第1および第2
のトナー濃度検出センサ51、52によって検出され、後に
説明するようにこれによって記録用紙44の搬送のずれの
有無が判別される。感光体ドラム31上に残ったトナー粒
子は、ブレード状の部材からなるクリーニング装置53に
よって除去され、この後、ドラム表面はチャージコロト
ロン32によって再び帯電され、次の記録サイクルが開始
するようになっている。
第3図は、第2図に示した第1および第2のトナー濃度
検出センサの配置を表わしたものである。感光体ドラム
31の周面から所定の間隔を置いて、ドラム軸に平行に1
本のガイドレール61が配置されている。このガイドレー
ル61の右端近傍には第1のトナー濃度検出センサ51がそ
の検出面をドラム表面に向けて配置されている。ガイド
レール61にはこれに往復動自在にラック63が取り付けら
れており、その右端には第2のトナー濃度検出センサ52
がその検出面をドラム表面に向けて配置されている。ラ
ック63にはピニオン64が歯合しており、このピニオン64
にはセンサモータ63の回転軸が取り付けられている。
この記録装置では、各種のサイズの記録用紙を使用して
記録を行うことができるが、感光体ドラム31上に設定さ
れる画像形成用の静電潜像形成領域66のドラム軸方向の
一端(図で右端)は常に一定位置に固定され、用紙サイ
ズに応じてドラム軸方向の他端の位置が変動するように
なっている。
第3図に示した例では、感光体ドラム31上に最も幅の狭
い静電潜像形成領域66が設定された場合も表わしてい
る。第1のトナー濃度検出センサ51は、この静電潜像66
の図で右端位置よりも更に右方向にわずかに離れた位置
に形成された右ずれ検出用第2トナー像67−2と対向
し、そのトナー濃度の検出を行っている。これに対して
第2のトナー濃度検出センサ52は、図で示したサイズの
静電潜像形成領域66における左端位置よりも更に左方向
にわずかに離れた位置に形成された左ずれ検出用第2ト
ナー像68−2と対向し、そのトナー濃度の検出を行って
いる。使用される記録用紙の送り方向に直交する方向の
長さがこれよりも大きい場合には、静電潜像形成領域66
の左端の位置もこれに伴って更に左の方向に移動し、第
2のトナー濃度検出センサ52の設定される位置もこれに
伴って同一量だけ左の方向に移動することになる。
ところで、この第3図で静電潜像形成領域66のわずかに
上流側には右ずれ検出用第2トナー像67−2とドラム軸
上の同一位置に右ずれ検出用第1トナー像67−1が形成
されており、左ずれ検出用第2トナー像68−2とドラム
軸上の同一位置に左ずれ検出用第1トナー像68−1が形
成されている。これらは同じく第1および第2のトナー
濃度検出センサ51、52によって検出されるもので、記録
用紙にトナー像が転写されない領域におけるトナー濃度
を参考的に調べるために用いられる。
第4図は、このような記録装置の回路構成の概要を表わ
したものである。この記録装置のCPU(中央処理装置)7
1はデータバス等のバス72を通じて次の各部と接続され
ており、各種制御を行うようになっている。
(i)ROM73: 記録用紙44(第2図)の搬送時のずれ等を検出制御する
プログラムや一般的な記録制御のためのプログラムを格
納したリード・オンリ・メモリである。装置によっては
磁気ディジタル等の外部記憶装置を用意してこれにプロ
グラムを格納するようになっていてもよい。
(ii)RAM74: 記録情報を格納したり、各種制御のためのデータを格納
するランダム・アクセス・メモリである。
(iii)操作パネル75: テンキーや記録操作のための各種キーを備えており、装
置の上部に配置されている。
(iv)第1および第2のトナー濃度検出センサ51、52。
(v)通信制御装置76: 回線77を通じて図示しないホストコンピュータと接続さ
れ、記録情報をコード情報等で入力するようになってい
る。装置によっては1次元イメージセンサ等からなる読
取機構を備え、原稿の読み取りを行うようになっていて
もよい。
(vi)センサモータ駆動回路78: 第3図で説明したセンサモータ65の駆動を制御して、第
2のトナー濃度検出センサ52を左ずれ検出用第1および
第2トナー像68−1、68−2に対向するようにドラム軸
方向に移動制御を行う回路である。
(vii)メインモータ駆動回路79: この記録装置の感光体ドラム31や記録用紙44の搬送系を
駆動するためのメインモータ81の駆動回路である。
(viii)クラッチ駆動回路82: 第1のクラッチ83および第2のクラッチ84のオン・オフ
制御を行う回路である。第1のクラッチ83は、第2図に
示した第1の送りロール46の駆動を制御し、第2のクラ
ッチ84は第2の送りロール48の駆動を制御する。これら
の送りロール46、48の駆動源はメインモータ81である。
(ix)ソレノイド駆動回路85: 第2図に示したゲート47の開閉を行うゲートソレノイド
86の励磁および解磁を行う回路である。
(x)ディスプレイ制御回路87: 装置上面の操作パネル75の近傍に設けられた液晶ディス
プレイ88に、必要なデータを表示するための制御回路で
ある。例えば記録用紙44の搬送に許容範囲外のずれが生
じた場合には、記録装置が停止するが、このときにはそ
の原因が表示される。
第5図は、この記録装置の搬送系の一部を表わしたもの
である。この装置では記録用紙44の送り方向91と直交す
る方向92におけるずれを極小にする工夫が行われてい
る。すなわち、搬送路の一部を構成する下側ガイド板93
の図で手前側には送り方向91と厳密に平行に側板94が設
けられている。下側ガイド板93は第2図におけるチャー
ジコロトロン33と第2の送りロール48の間、あるいはゲ
ート47と第1の送りロール46の間に配置されている。下
側ガイド板93の上には図示しないが所定の間隔を置いて
上側ガイド板が配置されており、記録用紙44は側板94に
その一端を沿わせた状態で下側ガイド板93と上側ガイド
板の間を搬送されるようになっている。記録用紙44が側
板94にその一端を沿わした状態で搬送されると、感光体
ドラム31の下部に到達したときその側板側の側端が静電
潜像形成領域66の図で手前側の端部95と正確に一致する
ように側板94の位置決めが行われている。
下側ガイド板93からは、送り方向91よりも所定の角度だ
け側板94側に偏った方向97に記録用紙44の搬送力を与え
るように回転軸を感光体ドラム31のドラム軸から所定の
角度だけ偏位させた4個の送りロール101〜104の頭部が
露出している。これらの送りロール101〜104の作用によ
って、記録用紙44は通常の状態では側板94に沿って搬送
されるようになり、送り方向91と直交する方向92におけ
るずれが許容範囲に収まるようになっている。
第6図は、以上のような構成の記録装置で記録動作を行
う際の制御の流れを表わしたものである。図示しないホ
ストコンピュータ等から記録データが送られて記録の開
始が指示されると、記録用紙44が図示しない供給源から
送り出される(第6図ステップ)。これと同期して感
光体ドラム31の回転が開始され、所定の時刻T0に右ず
れ検出用第1トナー像67−1および左ずれ検出用第1ト
ナー像68−1を形成するためのずれ検出用信号が出力さ
れる(ステップ)。
第7図aは、このとき出力されるずれ検出用信号を表わ
したものである。ずれ検出用信号111、112は静電潜像形
成領域に対応する画信号期間Lの両端に相当するタイミ
ングで例えば50ライン分発生する。各ずれ検出用信号11
1、112はROM73内に書き込まれた各ラインのビデオデー
タを読み出すことによって発生する。ここで各ずれ検出
用信号111、112が感光体ドラム31上で“黒”の画像とし
て記録される長さを主走査方向で約5mmとすれば、1mm当
たり10本のラインで記録が行われる場合、ドラム表面上
にそれぞれ5mm平方の“黒”の静電潜像が形成されるこ
とになる。
CPU71はこのようにしてレーザビームによるずれ検出用
信号111、112が変調用の信号41(第2図)としてレーザ
変調装置37に供給を開始された時刻T0で計時動作も開
始させる(ステップ)。
この後、第3図で示した位置関係で静電潜像形成領域66
における画信号の出力が開始される(ステップ)。第
7図bは、各ラインにおける画信号114の出力されるタ
イミングを表わしたものである。この第7図bに示した
ラインでは画信号114のみが出力されている。時刻T0
ら時刻T1が経過した時点で、再び50ライン分だけずれ
検出用信号111、112が付加された形の信号41がレーザ変
調装置37に供給される(第7図c)。これにより、第3
図における右ずれ検出用第2トナー像67−2と左ずれ検
出用第2トナー像68−2を形成するためのそれぞれ5mm
平方の“黒”の静電潜像が形成される。
このようにして感光体ドラム31上に静電潜像の形成が行
われ、第2図に示した現像装置43はこれを現像してトナ
ー像を作成する。これにより、第3図に示した右ずれ検
出用第1トナー像67−1、左ずれ検出用第1トナー像68
−1、静電潜像形成領域66における本来記録する画像の
トナー像、右ずれ検出用第2トナー像67−2および左ず
れ検出用第2トナー像68−2がそれぞれ作成される。
一方、ゲート47によって送り方向の位置合わせが行われ
た後の44は現像済みのドラム表面からトナー像を転写さ
れ、転写部分のトナー粒子は例えばその半分程度の量が
ドラム表面に残存することになる。
さて、CPU71は計時動作を継続しており、時刻T2になる
と(ステップ;Y)、第1および第2のトナー濃度検出
センサ51、52を用いてトナー像の濃度検出を行う(ステ
ップ)。すなわち、この時刻T2には第1のトナー濃
度検出センサ51は右ずれ検出用第1トナー像67−1に対
向し、また第2のトナー濃度検出センサ52は左ずれ検出
用第1トナー像68−1に対向している。これらの濃度検
出を行うのは、記録用紙44に転写されない状態における
濃度を測定して、各トナー濃度検出センサ51、52に微妙
な位置設定誤差が生じている場合でも、あるいは紙粉等
のセンサ表面への付着や長時間の使用による感度の低下
があった場合でも、これを基準として補正作業を行うた
めである。補正作業については後述する。第1および第
2のトナー濃度検出センサ51、52の濃度検出結果は、そ
れぞれディジタル量としてRAM74の所定の領域に保存さ
れる(ステップ)。
この後、時刻T3になると(ステップ;Y)、第1およ
び第2のトナー濃度検出センサ51、52を用いて再びトナ
ー像の濃度検出が行われる(ステップ)。このときに
は、第3図に示しているように第1のトナー濃度検出セ
ンサ51は右ずれ検出用第2トナー像67−2に対向し、ま
た第2のトナー濃度検出センサ52は左ずれ検出用第2ト
ナー像68−2に対向している。
これらのトナー濃度測定結果が得られたら、ステップ
で格納したトナー濃度との関係でこれらの濃度値の補正
が行われる(ステップ)。例えば、何らかの原因で第
2のトナー濃度検出センサ52の位置決めが微妙にずれて
いたような場合、あるいは何らかの原因によってセンサ
の感度が低下していたような場合、濃度の補正を行って
おかないと記録用紙44が許容範囲のずれで搬送されたよ
うな場合にも許容範囲外のずれで搬送されたものとして
処理されてしまう。この実施例では実施していないが、
ステップで第1トナー像の濃度測定を行った結果、こ
れらの濃度のいずれかが所定の閾値よりも低かった場合
には、第1または第2のトナー濃度検出センサ51、52に
何らかの障害があるものとして、搬送時のずれを検出す
る動作自体をキャンセルするようにしてもよい。この場
合には、これらトナー濃度検出センサ51、52の検査を行
った後にこれらのずれ検出の動作を再開させることにな
る。
第8図は、記録用紙が送り方向と直交する方向に許容範
囲外のずれを発生させた場合の一例を表わしたものであ
る。この図で破線で区画した領域が感光体ドラム31上の
静電潜像形成領域66であり、実線で区画した領域121が
記録用紙に転写された領域である。記録用紙44の送り方
向と直交する方向にΔxだけのずれを発生された結果、
本来転写されない右ずれ検出用第2トナー像67−2の半
分以上の領域が転写されている。左ずれ検出用第2トナ
ー像68−2の方は、そのまま感光体ドラム31上に残存し
ている。この結果、右ずれ検出用第2トナー像67−2の
濃度を測定する第1のトナー濃度検出センサ51の検出濃
度の方が第2のトナー濃度検出センサ5の検出濃度より
も低くなる。
第6図のステップでは、これら2つの第2トナー像67
−2、68−2の比を演算する。そしてこれが所定の値以
上となったときには(ステップ;Y)、許容値以上のず
れが生じたことが判別され、記録装置の停止が行われる
と共に、液晶ディスプレイ88に異常表示が行われる(ス
テップ)。この場合に、オペレータはすでに排出され
たこの記録済みの記録用紙をトラブルの生じた用紙とし
て除去すると共に、サービスマンを呼んで装置の修理を
依頼することになる。所定値未満の場合には(ステップ
;N)、ずれが許容値以内であるとして記録作業は中断
しない。なお、2つの第2トナー像67−2、68−2の濃
度比が例えば1対2以上に開いたような場合には、ずれ
が許容値以上であるとすることができる。
以上説明した実施例では、画像形成領域すなわち静電潜
像形成領域66を跨いで存在するずれ検出用第2トナー像
の濃度の比を求めて、これにより記録用紙のずれを検出
したが、単にこれらの濃度を基準値と比較して、記録用
紙の位置ずれの有無を判別するようにしてもよい。
「考案の効果」 このように本考案によれば画像形成領域外にずれ検出用
のトナー像を形成することにしたので、単に機械でずれ
の判別を行うことができるだけでなく、このずれ検出用
のトナー像がどの程度記録用紙上に現われているかによ
ってオペレータが記録の位置ずれの状況を簡易に判別す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を示す原理図、第2図〜第8図は
本考案の一実施例を説明するためのもので、このうち第
2図は記録装置の概略構成図、第3図は第1および第2
のトナー濃度検出センサの配置と感光体ドラムのトナー
像との関係を示す斜視図、第4図は記録装置の回路構成
の概要を示すブロック図、第5図は記録装置の搬送系の
一部を表わした要部斜視図、第6図は記録動作の制御を
示す流れ図、第7図は変調用の信号の時間変化を示す各
種タイミング図、第8図は記録用紙が送り方向と直交す
る方向に許容範囲外のずれを発生させた場合の一例を示
すドラム表面の展開図である。 11……感光体、12……画像記録用静電潜像形成手段、1
3、19……ずれ検出用静電潜像形成手段、14、21……現
像手段、15、22……記録用紙供給手段、16、23……転写
手段、17……トナー濃度測定手段、18、27……判別手
段、25……トナー濃度測定手段、26……演算手段、31…
…感光体ドラム、32……チャージコロトロン、33……ト
ランスファコロトロン、41……変調用の信号、43……現
像装置、44……記録用紙、46……第1の送りロール、48
……第2の送りロール、51……第1のトナー濃度検出セ
ンサ、52……第2のトナー濃度検出センサ、65……セン
サモータ、66……静電潜像形成領域、67−1……右ずれ
検出用第1トナー像、67−2……右ずれ検出用第2トナ
ー像、68−1……左ずれ検出用第1トナー像、68−2…
…左ずれ検出用第2トナー像、71……CPU、73……ROM、
74……RAM、111、112……ずれ検出用信号。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、 この感光体上における使用する記録用紙のサイズと同一
    サイズの画像形成領域にこの記録用紙に画像を記録する
    ための静電潜像を形成する画像記録用静電潜像形成手段
    と、 前記画像形成領域から前記記録紙の送り方向と直交する
    方向にわずかにずれた感光体上の位置にずれ検出用の静
    電潜像を形成するずれ検出用静電潜像形成手段と、 これら両静電潜像形成手段の形成した静電潜像を現像
    し、画像記録用トナー像およびずれ検出用トナー像を形
    成する現像手段と、 感光体に記録用紙を供給する記録用紙供給手段と、 この記録用紙供給手段によって供給された記録用紙にト
    ナー像を転写する転写手段と、 この転写手段によってトナー像の転写が行われた後の感
    光体上におけるずれ検出用トナー像のトナー濃度を測定
    するトナー濃度測定手段と、 このトナー濃度測定手段の測定結果から記録用紙の送り
    方向と直交する方向におけるずれが許容範囲内か否かの
    判別を行う判別手段 とを具備することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】感光体と、 この感光体上における使用する記録用紙のサイズと同一
    サイズの画像形成領域にこの記録用紙に画像を記録する
    ための静電潜像を形成する画像記録用静電潜像形成手段
    と、 前記画像形成領域から前記記録紙の送り方向と直交する
    両方向にそれぞれわずかにずれた感光体上の2箇所の位
    置にずれ検出用の静電潜像を形成するずれ検出用静電潜
    像形成手段と、 これら両静電潜像形成手段の形成した静電潜像を現像
    し、画像記録用トナー像およびずれ検出用トナー像を形
    成する現像手段と、 感光体に記録用紙を供給する記録用紙供給手段と、 この記録用紙供給手段によって供給された記録用紙にト
    ナー像を転写する転写手段と、 この転写手段によってトナー像の転写が行われた後の感
    光体上における2箇所のずれ検出用トナー像のトナー濃
    度を測定するトナー濃度測定手段と、 これらのトナー濃度の比を求める演算手段と、 求められたトナー濃度の比が所定の値よりも大きいとき
    記録用紙の送り方向と直交する方向におけるずれが許容
    範囲外であることを判別する判別手段 とを具備することを特徴とする記録装置。
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