JPH07274647A - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型田植機

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JPH07274647A
JPH07274647A JP1944895A JP1944895A JPH07274647A JP H07274647 A JPH07274647 A JP H07274647A JP 1944895 A JP1944895 A JP 1944895A JP 1944895 A JP1944895 A JP 1944895A JP H07274647 A JPH07274647 A JP H07274647A
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fertilizer
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planting
fertilizing
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Shinichiro Yano
真一郎 矢野
Toshio Tamai
玉井  利男
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 肥料詰まりの発生が少なく機体構成が簡単で
適切な駆動を行うことができる施肥装置付き乗用型田植
機を得る。 【構成】 田植作業機に施肥装置を装着した施肥装置付
き乗用型田植機において、副伝動ケース15b、後部上
方に機体左右方向に並設した肥料タンク41と該肥料タ
ンク41から肥料を繰り出す肥料繰出装置と肥料繰出装
置を作動させる施肥従動軸53とを設けると共に、副伝
動ケース15b、後部の軸受ケース部よりも後方に該軸
受ケース部よりも幅狭い施肥伝動ケース100を設け
て、植付装置への駆動系から回転動力を受けて回転する
施肥駆動軸102を該施肥伝動ケース100の側方に突
出して設け、該施肥駆動軸102にて前記施肥従動軸5
3を駆動回転するように連繋した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粒状の肥料を圃場に
施す施肥装置を装着した乗用型田植機に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術とその課題】この種の従来技術としては、特
開昭59−213319号公報に開示されたような施肥
装置を装着した乗用型田植機がある。然し乍ら、従来の
ものは、施肥装置の駆動系と植付装置の駆動系とが別
で、複雑な駆動構成であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来の課題
を解決するために、後部が複数の副伝動ケース15b…
に分岐構成された植付伝動ケース15と、該植付伝動ケ
ース15の上方で左右往復動する苗載台16と、副伝動
ケース15bの各々の後部に設けた軸受ケース部(リ)に
支架された植付装置駆動軸98に装着されて苗載台16
に載置された苗から一株分の苗を取り出して圃場に植付
ける植付装置19…と、植付伝動ケース15の下方に装
着された整地フロ−ト20・21等により構成される田
植作業機14を昇降機構22を介して乗用型走行車体1
に装着すると共に、該田植作業機14に施肥装置39を
装着した施肥装置付き乗用型田植機において、前記副伝
動ケース15b…後部上方に機体左右方向に並設した肥
料タンク41と該肥料タンク41から肥料を繰り出す肥
料繰出装置45…と該肥料繰出装置45を作動させる施
肥従動軸53とを設けると共に、前記副伝動ケース15
b…後部の軸受ケース部(リ)よりも後方に該軸受ケース
部(リ)よりも幅狭い施肥伝動ケース100を設けて、植
付装置19への駆動系から回転動力を受けて回転する施
肥駆動軸102を該施肥伝動ケース100の側方に突出
して設け、該施肥駆動軸102にて前記施肥従動軸53
を駆動回転するように連繋したことを特徴とする施肥装
置付き乗用型田植機としたものである。
【0004】
【発明の作用効果】この発明は、副伝動ケース15b…
後部上方に機体左右方向に並設した肥料タンク41と該
肥料タンク41から肥料を繰り出す肥料繰出装置45…
と該肥料繰出装置45を作動させる施肥従動軸53とを
設けたので、複数の副伝動ケース15b…後部上方に施
肥装置39の肥料タンク41及び肥料タンク41から肥
料を繰り出す肥料繰出装置45…と該肥料繰出装置45
を作動させる施肥従動軸53を機体左右方向にコンパク
トに配置できる。また、肥料繰出装置45は、副伝動ケ
ース15b…の後部に装着された植付装置19…の上方
に位置するようになるから、肥料繰出装置45から繰出
された肥料はすぐ下方の植付け位置の近くに適切に施さ
れ、肥料詰まり等の発生も少なくて適切な施肥作業が行
える。
【0005】然も、副伝動ケース15b…後部の軸受ケ
ース部(リ)よりも後方に該軸受ケース部(リ)よりも幅狭
い施肥伝動ケース100を設けて、植付装置19への駆
動系から回転動力を受けて回転する施肥駆動軸102を
該施肥伝動ケース100の側方に突出して設け、該施肥
駆動軸102にて前記施肥従動軸53を駆動回転するよ
うに連繋したので、肥料繰出装置45を駆動する特別の
駆動系を乗用型走行車体1側から配設する必要がなく、
単に、副伝動ケース15b…の後部に設けた植付装置1
9への駆動系から回転動力を受けて回転する施肥駆動軸
102にて駆動でき、然も、施肥駆動軸102と施肥従
動軸53とは比較的に近い位置に配置されることになる
ので機体構成が簡単で適切な駆動を行うことができる。
【0006】更に、軸受ケース部(リ)よりも後方に該軸
受ケース部(リ)よりも幅狭い施肥伝動ケース100を設
けて、植付装置19への駆動系から回転動力を受けて回
転する施肥駆動軸102を該施肥伝動ケース100の側
方に突出して設けたので、該施肥装置39への駆動及び
機体構成が非常に簡潔な構成で然もコンパクトになり、
小型の施肥装置付き乗用型田植機を得ることができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例である施肥装置付き乗用
型田植機を図面に基づき詳細に説明する。1は乗用型走
行車体で、前端側のミッションケ−ス2と後端側に後輪
伝動ケ−ス3とをフレ−ムパイプ4で連結した車体1a
の前部左右両側に前輪5・5を操行可能に設け、後部左
右両側に前記後輪伝動ケ−ス3の両端に取付けたサイド
ケ−ス6・6を介して後輪7・7を設け、車体1aの前
後中間にエンジン8を装着し、この車体1aの上部に左
右に幅の広いステップ9を張設に、この前側にステップ
部を左右両側に残す状態で操縦枠10を立設してこれの
上部にハンドル11を設け、後側部分に前記エンジン8
を囲むエンジンカバ−12をステップ9から突出ならし
め、このカバ−12の上部に操縦席13を設けている。
【0008】14は田植作業機で、植付伝動ケース15
の前側上部に、前位が上位に傾斜する苗載台16を左右
に往復可能に設け、後側部に、回転ケ−ス17に2基の
移植具18が装着された植付装置19を装着し、下部側
に整地フロ−ト20・21を装着した構成になってい
る。そして、この植付伝動ケース15はその前側を苗載
台16の左右往復機構や変速伝動機構を内装する主伝動
ケース15aに、後側を左右に所定の間隔で分岐させて
前記回転ケ−ス17を装着伝動する副伝動ケース15b
に構成している。
【0009】22は昇降機構で、前記後輪伝動ケ−ス3
に設けた支柱23に基部を枢着した上下リンク24・2
5の先端部を縦リンク26で枢着状態に連結して構成
し、この上リンク24を車体側から油圧装置27で昇降
可能に構成し、前記縦リンク26にロ−リング可能に支
軸28を介して前記田植作業機14を装着している。2
9a・29bはブラケットで、前記ミッションケ−ス2
の前側に設けた前枠30の左右両側及び前記車体4の前
後中間部の両側に、ステップ9の外方へ喰みださないよ
うにして突出され、これに適宜な部材を着脱可能に構成
している。
【0010】31は予備苗載置装置で、前記ブラケット
29a・29bに基部側を装着できる着脱枠32に略々
門型状の支柱33をピン33aを介して回動自在に取付
け、この支柱33に苗載せ台34を三段にして取付け、
この支柱33をばね35で外方へ回動付勢するように設
けると共にその外方への回動状態を数段に規制できる規
制装置36を前記着脱枠32と支柱33との間に設けて
いる。図例の規制装置36は着脱枠32に回動可能に取
付けられた鋸歯状のノッチを一体的に設けたペダル37
と支柱33側に設けられて前記ノッチに係脱するピン3
8とからなっている。
【0011】39は施肥装置で、前記田植作業機14の
植付伝動ケース15の各副伝動ケ−ス15bの上面に着
脱自在に装着される施肥フレーム40に、肥料タンク4
1と、該肥料タンクから肥料を繰り出す肥料繰出装置4
2と、この肥料繰出装置の下部に繰り出された肥料を受
けて下部の圃場に導き所定の間隔で放出する肥料案内管
43とこの案内管43の終端側に設けた作溝器44とで
構成される肥料排出装置45と、送風機46と、空気タ
ンク47と、風導管48等を一体的になるようにして装
着したものである。
【0012】この施肥装置39の各部を詳細に説明する
と次の通りである。施肥フレーム40は、前記副伝動ケ
−ス15bに固着される支柱40aの上部を前方へ屈曲
させてその先端に横枠40bを止着して各支柱40aを
連結し、この横枠40bに側面視でL字型、逆L字型の
屈局枠40c・40dを介して横方向に延びる上枠40
eを止着し、前記横枠40bに筒状の空気タンク47と
前記施肥装置の肥料繰出装置45の肥料繰出ケ−ス本体
45aを取付けるブラケット48a・49を取付けた構
成になっている。
【0013】肥料繰出装置45は、内部に繰出ロ−ル4
6が収納架設されるケ−ス本体45aと繰出ロ−ル46
を軸架する左枠45bとクラッチケ−ス部を構成する右
枠45cとに分割可能に繰出ケ−スを構成し、ケ−ス本
体45aの前側に位置する取付け部(イ)を前記ブラケッ
ト49に螺着可能に構成し、前記左枠45bには基部が
螺軸(ロ)で先端側が非螺軸(ハ)に設けられた筒軸50を
一体的に設け、該螺軸(ロ)部に平歯車51を螺合し、非
螺軸(ハ)部にブッシュ52・52を圧入して、この部分
に溝付繰出ロ−ル46aを回転自在に設け、この溝付繰
出ロ−ル46aの溝に嵌合して軸方向に移動自在な繰出
調節ロ−ル46bを前記平歯車51のボス部51a部に
回転自在に係合して軸方向には該平歯車51と一体的に
動くように構成し、施肥従動軸53を前記右枠45c側
から挿通して前記筒軸50に回転自在な状態に嵌合なら
しめ、この施肥従動軸53からクラッチ機構54を介し
て溝付繰出ロ−ル46aを回転するように構成されてい
る。
【0014】前記平歯車51のボス部51aと繰出調節
ロ−ル46bとの連結は、該ボス部51aにブッシュ5
5を圧入し、繰出調節ロ−ル46bの内周に形成した突
状リング(ニ)を前記ブッシュ55の端面に接当するよう
にしてボス部51aに嵌合し、ボス部51aの端面に抜
止リング56を螺着した構造にしている。前記クラッチ
機構54は、次の構成である。
【0015】前記溝付繰出ロ−ル46aの外側面にクラ
ッチ爪を一体的に形成し、このクラッチ爪に前記施肥従
動軸53に軸方向に移動自在に楔着されるクラッチ体5
7に一体に形成したクラッチ爪をばね58で弾発係合な
らしめ、該クラッチ体57の操作溝57aに係合される
クラッチピン59bを前記繰出ケ−ス本体45a外から
偏心回動することでクラッチ爪とクラッチ爪との係脱を
可能ならしめ、クラッチの断続ができるように構成して
いる。尚、前記クラッチピン59bは、前記ケ−ス本体
45aと右枠45cとの合体時に、その両合体面に形成
する半円状の切欠部(ホ)・(ホ)で形成される円周面で抜
け止めされた状態で前記ケ−ス本体45a側に軸受け保
持されたクラッチ軸59の内端面に偏心して一体的に設
けられ、このクラッチ軸59の外端部に操作レバ−59
aが一体に形成されている。
【0016】前記クラッチ機構54のばね58の一端側
はクラッチ体57に接圧され、他端は右枠54c内面に
接圧されるが、この右枠54c内面に接圧する部分にブ
レ−キがかかるようにばね58と右枠54cとの間にブ
レ−キ板60を介装している。このようにすると、常に
施肥従動軸53にブレ−キがかかって回転し難くなり、
ラチェット伝動機構で該施肥従動軸53を回転するよう
な場合に軸が揺動せず不測に繰出ロ−ルが揺動して肥料
が垂れ流しになるようなことがなくなり的確な繰出が可
能になる。
【0017】61は肥料取出樋で、前記ケ−ス本体45
aの背面側開口部(ヘ)にピン62で回動自在に枢着さ
れ、常にケ−ス内に挿入されている部分はケ−ス内幅一
杯の板体にできていて、ケ−ス外に開く部分は側板と底
板とでできた流し樋の形状に構成され、この肥料取出樋
61で前記開口部(ヘ)を開閉可能に構成し、閉じた状態
ではケ−ス内の板体部はケ−スの内面に沿う状態になっ
て肥料の繰出し流下の邪魔にならず、開いた状態では繰
り出される肥料を受けて肥料がケ−スの外側に排出され
るように構成している。尚、該肥料取出樋61のケ−ス
内の板体の少なくとも先端側にゴム板やブラシ等のシ−
ル体63を取付け、取出樋61の開放時にシ−ル体63
が繰出ロ−ルの回転周面、特に繰出溝面に接合して肥料
の流下を確実に防止している。
【0018】64は連れ出し防止用の堰止ブラシで、前
記ケ−ス本体45aの背面側開口部(ヘ)の左右内壁面に
外側上部から内側下部に向かう樋65に嵌合して抜き差
し自在に設けた移動部材66に、前後方向に移動調節設
定可能に止着されている。67は移動部材66に固着の
板体であり、繰出ロ−ルの外周面にその端面が接近して
肥料を受ける機能を行なうものである。
【0019】そして、前記堰止ブラシ64及び板体67
が一体的に取付けられた移動部材66を樋65に嵌合し
て差し込み、前記肥料取出樋61を閉じると、この樋6
1で該移動部材66が動かないように接圧されて固定さ
れるように構成されている。ケ−ス本体54a側の外側
面の各所に設けられている回動自在な係止爪68…は、
前記左枠45b、右枠45c、肥料取出樋61を取付け
たとき、閉鎖したときに係止するもので、69…はその
係合ピン、70…は接合時のノックピンを示す。
【0020】尚、71は肥料流入口、72は肥料排出口
を示す。前記の肥料タンク41は、下部側が漏斗状に形
成されていて、前記ケ−ス本体45aの肥料流入口71
に漏斗が臨むようにして該ケ−ス本体45に固着されて
いる。74は漏斗で、前記ケ−ス本体45aの肥料排出
口72の外周に嵌合させて取付けられ、この漏斗の下部
側は筒状態に構成され、この筒状部に空気吹き込み筒7
5が一体的に形成されている。
【0021】76は肥料排出装置で、前記田植作業機1
4の整地フロ−ト20・21に取付けられた作溝器44
の開口部に臨む案内管43が前記漏斗74の下端に連通
ならしめた構成になっている。46は送風機で、本体部
が筒状の電動モ−タ80の一側面に回転送風羽根が内装
された送風ケ−ス81を一体的に設け、前記屈曲枠40
dに締め付けバンド82を介して電動モ−タの筒部外周
を取り巻くようにして着脱自在に取付けている。83は
前記バンドの係止バックルを示す。
【0022】47は空気タンクで、左右方向に長い気密
のタンクに形成され、前記ブラケット48に固着されて
いる。そして、この空気タンク47に前記送風機46か
ら空気が吹き込まれるように、両者を送風管85で連設
している。48は風導管で、前記空気タンク47と前記
漏斗74の吹き込み筒75とを連結している。
【0023】87は繰出し調節装置で、各肥料繰出装置
45の繰出量を格別に調節する夫々の前記平歯車51
と、前記施肥フレーム40の左右両側に支持されて、そ
の一端側に設けられたレバ−88で回転可能な回転軸8
9に取付けた歯車90とを噛み合わせて、該軸89を正
逆回転ならしめることにより前記平歯車51を前記筒軸
50の軸芯方向に移動ならしめ、繰出調節ロ−ル46b
を左右に移動調節して肥料の繰出量が一挙に調節できる
ように構成している。尚、前記歯車90は、軸89の軸
方向に移動できて、前記平歯車51との噛み合いが外せ
るように構成してあり、これを外した状態で平歯車51
を手動回転させるとその肥料繰出装置45のみの繰出量
が調節できるように構成されている。
【0024】具体的には、第14図・第15図の通り、
軸89に外周形状が六角の固定部材91をロ−ルピン8
4で固定し、この固定部材91に歯車90を嵌合ならし
め、ばね92で軸に固定のストッパ93側に弾圧して該
歯車90をばね92に抗して移動できるように構成して
いる。尚、前記平歯車51の外側面に繰出量を決める目
安になる目盛と数字を歯形に対応して設け、この所定の
目盛数字歯形を前記左枠45bの横方行目盛枠部(ト)に
位置させることによって微量調節設定ができ、平歯車5
1の外側面を前記目盛枠部(ト)の適当な目盛数字に合せ
ることによって多量調節設定ができるように構成してい
る。
【0025】前記作溝器44は、鉄板や合成樹脂で平面
視がV型或はU型状の後部が開口された形状に設けられ
ていて、上下方向に長く、前記整地フロ−ト20・21
の苗植付け部を整地する部分の横側に土壌面に下端が突
っ込まれる状態で該フロ−トに取付けられている。そし
て、前記植付装置19の回転ケ−ス17との関係位置
は、該回転ケ−ス17の前側に近い位置にあり、この作
溝器44のV字或はU字の空間内に上方から介入する前
記案内管43は、前記植付伝動ケース15の副伝動ケー
ス15bと植付装置19の先端側外側部に取付けられて
首振り移植運動をする移植具18との間に介装され、し
かも、回転ケ−ス17の前側に位置ならしめている。換
言すれば、副伝動ケース15bと回転ケ−ス17と移植
具18と苗載台16とで形成される空間(チ)内に案内管
43が介入される構成になっている。このようにする
と、構成が非常にコンパクトになるばかりでなく、案内
管43を左右に折曲げないで配設できて肥料詰りを少な
くすることができる。尚、前記肥料繰出装置45の排出
口72とこれに連設される漏斗74は回転ケ−ス17の
上方部に位置して前記案内管43が左右に曲げられない
でストレ−トに配設され回転ケ−ス17や移植具18の
作動を阻害しない構成になっている。
【0026】前記施肥従動軸53の伝動は、該施肥従動
軸53に一方向回転機構としてのラチェット機構94を
前記施肥従動軸53に装着し、その作動レバ−95を駆
動ロッド96を介して前記副伝動ケース15bの後端部
側方に突出している施肥駆動軸102にて回転されるよ
うに設けたクランク97に連設し、このクランク97の
回転によってレバ−95が上下に揺動されて施肥従動軸
53が一定の方向に伝動回転されるようにリンク機構に
て連繋されている。
【0027】前記クランク97は、前記回転ケ−ス17
の植付装置駆動軸98に平歯車99を取付け、前記副伝
動ケース15bの後端に施肥装置39を装着しない場合
に取付けられる蓋の代わりに施肥伝動ケース100を装
着すると、この施肥伝動ケース100の内部にあらかじ
め軸架した従動中間平歯車101が前記平歯車99と噛
み合い、これに噛合う歯車70が取付けられる施肥駆動
軸102が回転され、この施肥駆動軸102に取付けら
れているクランク97が作動される構成になっている。
そして、このクランク97は、前記副伝動ケ−ス15b
から側方へ大きく突出する前記植付装置駆動軸98を包
む軸受ケース部(リ)の後方位でやや高い位置に配設され
ている。このような位置にクランク97が配設されると
該クランク97に泥土や泥水が掛かり難くなって極めて
有効である。
【0028】前記肥料タンク41内に設けられた肥料切
れセンサ−103は、該タンク41内の下部側斜面に装
着されていて、肥料圧を受けてセンシングするように構
成されている。そして、該肥料タンク41はバランスの
関係でできるだけ前方に位置するようにするため、タン
ク内面の壁面を前方側が緩くなる傾斜に構成し、この緩
い傾斜面に貼付られる格好にして該センサ−103が設
けられている。このようにすると肥料が少なくなっても
センサ−が肥料圧を充分に受けることができて的確に肥
料切れを検出できる。尚、このセンサ−103はブザ−
あるいは警告灯に連結されることは謂うまでまない。ま
た、このセンサ−103の前側には、前記空気タンク4
7が位置する状態に延びている構成にしているから、セ
ンサ−部分が充分に保護され、不測にこのセンサ−部分
に異物が衝突して破損されたり検出性能が変わってしま
う等の事態を防止できる。104は肥料詰り表示器で、
前記施肥フレーム40に回動可能に設けた後板84の背
面に装着され、前記作溝器44の内壁前面から適当間隔
離して垂下した電導杆105と該作溝器44壁面との間
に肥料が詰ったり、作溝器内に進入する泥水に肥料が充
分溶けた肥料詰りの状態になったときに両者間に難なく
電気が流れるのを検出してこれを表示するものである。
尚、この肥料詰り検出機構106によると、水田の泥土
や、泥水にほとんど影響されないで正確な検出ができ
る。107は該検出機構106の調整装置で、検出感度
を圃場に応じて調整するものである。即ち、電導抵抗を
調整することによって、未だ肥料が撒かれていない時点
の圃場における泥水が充分に電導性を有するとき、検出
機構が働らいて誤報するのを防止するものである。
【0029】次に、上例の作用について説明する。先
ず、乗用型走行車体1側に予備苗を多量搭載するとき
は、第1図及び第2図に示した通り、予備苗載置装置3
1を前側及び後側の各ブラケット29a・29bに装着
して多量の苗を搭載する。多量の苗を搭載する必要がな
いときは、前側の両サイドあるいは後側の両サイドの予
備苗載置装置31を外しておくとよい。
【0030】この状態において、田植作業機14の苗載
台16に苗を搭載すると共に、各肥料タンク41に粒状
の肥料を収納して、乗用型走行車体1を前進しながら各
伝動回転部を駆動すると、苗載台16が左右に往復移動
して、その下端側に苗が繰り出される。そして、回転ケ
−ス17の回転と共に移植具18が揺動してその移植爪
が上下に長い閉ル−プ状の移植軌跡を描いて運動し、前
記苗載台16から一株分づつの苗を分割保持して整地フ
ロ−ト20・21で整地した水田の土壌面に苗が植付け
られる。
【0031】一方、回転ケ−ス17の植付装置駆動軸9
8から歯車99・101を介して伝動されるクランク9
7で施肥装置39の各施肥従動軸53が駆動ロッド9
6、レバ−95ラチェット機構94を介して一定方向に
回転伝動される。このため、クラッチ54を「入」にし
ておくと繰出ロ−ル46が回転されて肥料タンク41か
ら肥料が繰り出されて下部の漏斗74に排出され、案内
管43内を流下して作溝器44の開口部に排出される。
このとき、送風機46による圧風が空気タンク47で溜
められ、この高圧空気が風導管48を介して漏斗74下
部の案内管43内へ吹き込まれ強制的に案内管43内を
流下する肥料を作溝器44内へ的確に案内するこのよう
にして、作溝器44で開口される溝内に撒かれた肥料
は、その後に覆土板107で溝が埋め戻されて土壌面下
に埋没される。
【0032】このようにして、苗植付け作業と施肥作業
とが同時に行われるが、各肥料繰出装置45の繰出量を
夫々調節するには、歯車90を移動させて歯車51との
噛み合いを外し、該歯車51を正あるいは逆に回転して
筒軸50の螺子で該歯車51を左右に移動させ、これに
より繰出調節ロ−ル46bを移動して調節するとよい。
また、各肥料繰出装置45の繰出量を一挙に調節するに
は、レバ−88で回転軸89を正逆回転すると歯車90
で歯車51が回転されて前記と同じように調節ができ
る。
【0033】次に、作業が終わり、肥料タンク41内の
肥料を排出する場合には、肥料取出樋61を第8図の仮
想線のように開口ならしめ、堰止ブラシ64が装備され
た移動部材66を引き抜くとタンク41内の肥料が肥料
取出樋61で受けられてそのまま後側の外部へ排出され
る。排出される肥料は適宜収容器で受けるとよい。ま
た、この肥料繰出装置45の繰出ロ−ル46部分やその
他の適宜な部分を掃除したり、洗浄後の水切りをすると
きには、送風機46を外して風を吹き付けると簡単に清
掃、水切りができる。そして、特に、副伝動ケース15
b…後部上方に機体左右方向に並設した肥料タンク41
と該肥料タンク41から肥料を繰り出す肥料繰出装置4
5…と該肥料繰出装置45を作動させる施肥従動軸53
とを設けたので、複数の副伝動ケース15b…後部上方
に施肥装置39の肥料タンク41及び肥料タンク41か
ら肥料を繰り出す肥料繰出装置45…と該肥料繰出装置
45を作動させる施肥従動軸53を機体左右方向にコン
パクトに配置できる。また、肥料繰出装置45は、副伝
動ケース15b…の後部に装着された植付装置19…の
上方に位置するようになるから、肥料繰出装置45から
繰出された肥料はすぐ下方の植付け位置の近くに適切に
施され、肥料詰まり等の発生も少なくて適切な施肥作業
が行える。
【0034】然も、副伝動ケース15b…後部の軸受ケ
ース部(リ)よりも後方に該軸受ケース部(リ)よりも幅狭
い施肥伝動ケース100を設けて、植付装置19への駆
動系から回転動力を受けて回転する施肥駆動軸102を
該施肥伝動ケース100の側方に突出して設け、該施肥
駆動軸102にて前記施肥従動軸53を駆動回転するよ
うに連繋したので、肥料繰出装置45を駆動する特別の
駆動系を乗用型走行車体1側から配設する必要がなく、
単に、副伝動ケース15b…の後部に設けた植付装置1
9への駆動系から回転動力を受けて回転する施肥駆動軸
102にて駆動でき、然も、施肥駆動軸102と施肥従
動軸53とは比較的に近い位置に配置されることになる
ので機体構成が簡単で適切な駆動を行うことができる。
【0035】更に、軸受ケース部(リ)よりも後方に該軸
受ケース部(リ)よりも幅狭い施肥伝動ケース100を設
けて、植付装置19への駆動系から回転動力を受けて回
転する施肥駆動軸102を該施肥伝動ケース100の側
方に突出して設けたので、該施肥装置39への駆動及び
機体構成が非常に簡潔な構成で然もコンパクトになり、
小型の施肥装置付き乗用型田植機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機の全体側面図
【図2】施肥装置付き乗用型田植機の全体平面図
【図3】要部の正断面図
【図4】要部の一部断面右側面図
【図5】要部の一部断面背面図
【図6】要部の一部断面左側面図
【図7】要部の背面図
【図8】要部の側断面図
【図9】要部の背断面図
【図10】要部を分解した状態の斜視図
【図11】要部の背面図
【図12】要部の一部断面右側面図
【図13】要部の断面図
【図14】要部の断面図
【図15】要部の側面図
【符号の説明】
1 乗用型走行車体 14 田植作
業機 15 植付伝動ケース 15b 副伝
動ケース 16 苗載台 19 植付
装置 20 整地フロ−ト 21 整地
フロ−ト 22 昇降機構 39 施肥
装置 41 肥料タンク 45 肥料
繰出装置 53 施肥従動軸 100 施肥
伝動ケース 102 施肥駆動軸 (リ) 軸
受ケース部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部が複数の副伝動ケース15b…に
    分岐構成された植付伝動ケース15と、該植付伝動ケー
    ス15の上方で左右往復動する苗載台16と、副伝動ケ
    ース15bの各々の後部に設けた軸受ケース部(リ)に支
    架された植付装置駆動軸98に装着されて苗載台16に
    載置された苗から一株分の苗を取り出して圃場に植付け
    る植付装置19…と、植付伝動ケース15の下方に装着
    された整地フロ−ト20・21等により構成される田植
    作業機14を昇降機構22を介して乗用型走行車体1に
    装着すると共に、該田植作業機14に施肥装置39を装
    着した施肥装置付き乗用型田植機において、前記副伝動
    ケース15b…後部上方に機体左右方向に並設した肥料
    タンク41と該肥料タンク41から肥料を繰り出す肥料
    繰出装置45…と該肥料繰出装置45を作動させる施肥
    従動軸53とを設けると共に、前記副伝動ケース15b
    …後部の軸受ケース部(リ)よりも後方に該軸受ケース部
    (リ)よりも幅狭い施肥伝動ケース100を設けて、植付
    装置19への駆動系から回転動力を受けて回転する施肥
    駆動軸102を該施肥伝動ケース100の側方に突出し
    て設け、該施肥駆動軸102にて前記施肥従動軸53を
    駆動回転するように連繋したことを特徴とする施肥装置
    付き乗用型田植機。
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