JPH07274572A - 直流電動機制御装置 - Google Patents

直流電動機制御装置

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JPH07274572A
JPH07274572A JP6521294A JP6521294A JPH07274572A JP H07274572 A JPH07274572 A JP H07274572A JP 6521294 A JP6521294 A JP 6521294A JP 6521294 A JP6521294 A JP 6521294A JP H07274572 A JPH07274572 A JP H07274572A
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JP6521294A
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Akishi Mitsube
晃史 三辺
Hideo Nishijima
英男 西島
Kouji Kaniwa
耕治 鹿庭
Hirochika Abe
弘哉 安部
Yoshio Narita
芳雄 成田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation

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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気記録再生装置の小型化又は低価格化を実現
するため、同装置に使用する直流電動機制御装置、特に
誤差信号処理回路を全面的にディジタル化することが可
能である新規な回路構成を提案すること。 【構成】被制御電動機から検出した回転周波数信号(必
要があれば回転周波数信号及び回転位相信号)を演算処
理することによってディジタル誤差信号を生成するため
の手段に加えて、電動機駆動電源の電圧値を演算処理す
ることによって求めたディジタル補正信号を用いて前記
ディジタル誤差信号の値を補正するための手段を新たに
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電動機制御装置、
特に磁気記録再生装置等に使用して好適な直流電動機制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン式磁気記録再生装置に
おける直流電動機制御装置の一従来例を図1に示す
(“SONY Semiconductor IC Data Book (1989)”第33
8頁〜第339頁、第361頁〜第362頁及び第37
6頁〜第377頁参照)。同図において、201はドラ
ム電動機、202はキャプスタン電動機、203はピン
チローラ、204は磁気テープをそれぞれ示す。ドラム
電動機201には、その回転周波数及び回転位相を検出
するための検出器205,206がそれぞれ取り付けら
れている。周波数検出器205は、例えばドラム電動機
201の回転に伴う磁界変化を静止コイルに用いて検出
するものであり、回転位相検出器206は、例えばドラ
ム電動機201の回転子の特定の場所に取り付けたマグ
ネットによる磁界変化を静止コイルを用いて検出するも
のであ 検出器205,206によって検出された回転周波数信
号SDF及び回転位相信号SDPは、増幅器207,208
を介して波形整形器209,210に送り込まれて矩形
波信号に変換された後、回転周波数(回転数)の誤差及
び回転位相の誤差を演算するための回路211に送り込
まれる。誤差演算回路211は、周波数信号SDF及び位
相信号SDPを演算処理することによって得た誤差の値を
mビットのディジタル信号として出力する。
【0003】ディジタル周波数誤差信号ADF及びディジ
タル位相誤差データADPは、DA変換器212,213
によってアナログ信号に変換され、かつ、低域通過フィ
ルタ214,215によって帯域制限された後、加算器
216によってアナログ加算される。得られたアナログ
誤差信号SADは、アナログ増幅器217及びアナログ位
相補償器218によって必要な利得の補償及び位相の補
償を受けた後、アナログ差動増幅器219を介して制御
信号発生回路220に送り込まれる。
【0004】制御信号発生回路220は、アナログ誤差
信号SADの値に応じてパルスの幅が変化するパルス幅変
調信号(PWM信号)を発生し、当該信号をチョッパ回
路221の制御信号SPWM として同回路に供給する。チ
ョッパ回路221は、制御信号SPWM の制御のもとで、
直流電源220から供給される電圧E0 を断続し、電動
機駆動信号SDRを発生する。この駆動信号は、平滑回路
222によって平滑化された後、ドラム電動機201の
励磁コイル(図示せず)に供給されて同電動機の回転周
波数及び回転位相を制御する。なお、平滑化後の駆動信
号SDRは、帰還回路223を介して差動増幅器219の
−端子に帰還され、電源電圧E0 の変動を補償するため
の負帰還信号として使用する。
【0005】記録再生装置の小型化又は低価格化の観点
から見た場合、ドラム電動機201の制御装置、特に誤
差信号(周波数誤差信号ADF及び位相誤差信号ADP)の
処理回路は、可能な限りディジタル化することが望まし
い。同回路をディジタル化することが可能であれば、装
置の大型化やコストの増大をもたらす要因であるDA変
換器や低域通過フィルタなどのアナログ回路部品を省略
することができるからである。しかし、差動増幅器21
9、制御信号発生回路221、チョッパ回路221、平
滑回路222及び帰還回路からなる駆動信号SDRの生成
回路は、実質的に負帰還電力増幅器として機能するもの
であるから、それを動作させるためのディジタル誤差信
号ADF,ADPは、アナログ信号に変換して差動増幅器2
19に送り込んでやることが必要である。このため、図
1に示した従来の回路構成によっては、これらの誤差信
号の処理回路を全てディジタル化することが技術的に困
難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、磁気
記録再生装置の小型化又は低価格化を実現するため、同
装置に使用する直流電動機制御装置、特にその誤差信号
処理回路を全面的にディジタル化することが可能である
新規な回路構成を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来技術が実質的な
負帰還電力増幅器である電動機駆動信号の発生回路を採
用した理由は、好ましくない電源電圧の変動を補償する
必要があったからである。このため、本発明の直流電動
機制御装置は、被制御電動機から検出した回転周波数信
号(必要があれば回転周波数信号及び回転位相信号)を
演算処理することによってディジタル誤差信号を生成す
るための従来の手段に加え、新たな電源電圧変動補償手
段として、電源電圧の値を演算処理することによってデ
ィジタル補正信号を求め、当該補正信号を用いて前記デ
ィジタル誤差信号を補正する手段を採用した。
【0008】本発明の電動機制御装置の原理を図2を参
照して説明する。同図は、被制御電動機の駆動電源を断
続するためのチョッパ回路に供給するPWM変調信号S
PWMの波形と、チョッパ回路の出力である電動機駆動信
号SDRの波形を比較して例示したものである。図2a
は、被制御電動機から取り出した誤差信号が何等かの原
因によって変化した結果、制御信号SPWM のデューティ
比が50%から40%に変化した場合を示す。
【0009】いま、電源電圧の値E0 が9Vであると仮
定する。電動機駆動信号SDRは、図5bに示すように、
平滑化前は0Vと9Vとの間で変化する電圧波形とな
り、平滑化後は制御信号SPWMのデューティ比50%の
期間が4.5V、同信号のデューティ比40%の期間が
3.6Vになる。従って、制御信号SPWMのデューティ比
が50%から40%に変化した場合、それに伴って平滑
化後の駆動信号SDRの電圧が変化する量は、0.9V
(4.5V−3.6V)である。次に、電源電圧E0が9
Vから6Vに低下したと仮定する。駆動信号SDRは、図
5cに示すように、平滑化前は0Vと6Vとの間で変化
する電圧波形となり、平滑化後は制御信号SPWMのデュ
ーティ比50%の期間が 3.0V、同信号のデューティ
比40%の期間が2.4Vになる。従って、制御信号S
PWMのデューティ比が50%から40%に変化した場
合、それに伴って平滑化後の駆動信号SDRの電圧が変化
する量は 0.6V(3.0V−2.4V)である。このこ
とは、電源電圧の変動があった場合、被制御電動機に供
給すべき駆動信号が同電動機から求めた誤差信号の変化
に追随して変化しなくなること、換言すれば、電動機制
御回路のループ利得が全体として変わってしまうことを
意味するものであり、制御系の不安定化を招く主な原因
となる。
【0010】このため、本発明では、電源電圧の値E0
をディジタル信号に変換し、 補正係数K×電源電圧E0≒一定 の関係を満足するような補正係数Kをディジタル演算に
よって求め、その補正係数をディジタル誤差信号の値に
乗算することにより、同信号の補正を行なうのである。
この結果、電源電圧E0が9Vの場合が 1.0、電源電
圧E0が6Vの場合が1.5となるように補正係数Kを設
定すると、電源電圧E0が9Vから6Vに低下した場
合、誤差信号の変化に伴う制御信号SPWMのデューティ
比の変化が 9Vの場合の1.5倍となるように PWM
制御信号発生回路を動作させることが可能となり、電源
電圧E0 の変動に拘わらず、誤差信号の変化に追随して
電動機駆動信号SDRを変化させることができる。
【0011】即ち、補正係数K=1.5 をもってディジ
タル誤差信号を補正した場合、制御信号SPWMのデュー
ティ比が 補正前の40%(図a右側)から35%(図
a’右側)に変化するため、電源電圧E0が 6Vに低下
した場合の駆動信号SDR(平滑化後)も補正前の2.4
V(図7c右側)から2.1V(図7c’右側)に変化
する結果、電源電圧E0 の変動に拘わらず、誤差信号の
変化の前後における駆動信号SDR(平滑化後)の差を
0.9Vに維持することができる。
【0012】しかし、このような補正を行なった場合で
も、平滑化後の駆動信号SDRの絶対値は、電源電圧E0
が 例えば9Vから6Vに変化した場合、4.5Vから
3.0Vに低下してしまう(図7b左側及び図7c左
側)。このため、係数Kによる補正に加えて、オフセッ
ト値Hによる補正をすることが望ましい。この補正は、
電源電圧の値E0をディジタル信号に変換し、 オフセット値H×電源電圧E0≒一定 の関係を満足するようなオフセット値Hをディジタル演
算によって求め、そのオフセット値をディジタル誤差信
号値に加算することによって行なうことが可能である。
即ち、電源電圧E0が 例えば9Vである場合のオフセッ
ト値Hとして、ディジタル誤差信号の最大値の1/2の
値(デューティ比50%の制御信号SPWMを発生するよ
うな誤差値)に相当する値を設定すると、ディジタル誤
差信号が0(零)の状態で電源電圧E0が 9Vから6V
に変化した場合、デューティ比75%の制御信号SPWM
(図7a”左側)が制御信号発生回路から出力され、か
つ、電源電圧E0が9Vの場合と同じ4.5Vの駆動信号
DR(平滑化後)を発生することができる(図7c”左
側参照)。
【0013】
【実施例】以下、図面に示した実施例を参照して本発明
に係る電動機制御回路を更に詳細に説明する。
【0014】〈実施例1〉図3は、キャプスタン式音声
信号記録再生装置に本発明を適用した実施例を示す。同
図において、1はキャプスタン電動機、2はピンチロー
ラ、3は磁気テープ、4は周波数検出器、5は波形整形
器をそれぞれ示す。周波数検出器4は、キャプスタン電
動機1の回転周波数に比例した信号SCFを出力する。検
出した周波数信号SCFは、正弦波信号であるため、波形
整形器5を用いて矩形波信号に変換した後、ディジタル
信号処理回路6の誤差演算回路7に供給する。同回路
は、周波数信号SCFを演算処理することによって得た周
波数誤差をmビットのディジタル信号として出力する。
ここまでの信号処理の過程は、図1に示した従来技術の
場合と同様である。
【0015】ディジタル信号処理回路6は、前記誤差演
算回路7のほか、ディジタルフィルタ8、ディジタル掛
算器9、ディジタル加算器10、回路遮断器11、PW
M制御信号発生回路12、係数演算器13、オフセット
演算器14、短絡判別器15及びAD変換器16をもっ
て構成されている。誤差演算回路7の出力である周波数
誤差信号ACFは、ディジタルフィルタ8に供給されて平
滑化及び位相補償の処理を受けた後、ディジタル掛算器
9、ディジタル加算器10及び回路遮断器11(これら
の動作については後で説明する)を介して制御信号発生
回路12に送り込まれる。
【0016】制御信号発生回路12は、図4に示すよう
に、ディジタルカウンタ42及びディジタルコンパレー
タ43をもって構成されている。カウンタ42は、入力
端子40から送り込まれたクロックパルスCKを計数
し、その計数結果を周波数誤差信号ACFと同じmビット
のディジタル信号としてコンパレータ43の−側端子に
送り込む。一方、周波数誤差信号ACFは、別の入力端子
41からコンパレータ43の+側端子に送り込まれる。
コンパレータ43は、図5(概念図)に示すように、周
波数誤差信号ACFとクロックパルス計数値を比較し、両
者の値が一致した時に出力をローレベルとし、カウンタ
が一巡した時(例えば桁上信号が出力されたタイミン
グ)に出力をハイレベルとするように構成されている。
従って、コンパレータ43は、周波数誤差信号ACFの値
の大小に対応してハイレベルの期間が変化するPWM制
御信号SPWM を発生して出力端子44から出力する。
【0017】図3において、制御信号発生回路12から
出力された制御信号SPWM は、パルス増幅器17を介し
てチョッパ回路18に送り込まれる。同回路は、従来技
術の場合と同様、直流電源22を 制御信号SPWMを用い
て断続し、キャプスタン電動機1に対する駆動信号SDR
を発生する。この駆動信号は、平滑回路19によって平
滑化された後、電動機1の励磁コイル(図示せず)に供
給され、その回転数を制御する。
【0018】一方、ディジタル信号処理回路6のAD変
換器16は、切換スイッチ21を介して電源電圧の値E
0を取り込んで mビットのディジタル信号に変換した
後、係数演算器13、オフセット演算器14及び短絡判
別器15に送り込む。係数演算器13は、電源電圧E0
に基づいて 補正係数K×電源電圧E0≒一定 の関係を満足する補正係数Kを演算してディジタル掛算
器9に送り込む。同掛算器は、ディジタルフィルタ8を
介して供給されたディジタル周波数誤差信号ACFの値に
補正係数Kを乗算して同信号を補正する。オフセット演
算器14は、同じく電源電圧E0に基づいて オフセット値H×電源電圧E0≒一定 の関係を満足するようなオフセット値Hを演算してディ
ジタル加算器10に送り込む。同加算器は、掛算器9に
よって係数補正された後の誤差信号ACFの値にオフセッ
ト値Hを加算して同信号を補正し、回路遮断器11を介
して制御信号発生回路12に送り込む。
【0019】平滑回路19からドラム電動機1に至る回
路に接地短絡が発生すると、電源22の電流が異常に増
加して電源回路を破損する可能性がある。このような破
損事故を防ぐため、本実施例の装置は、平滑回路19の
出力側の電圧(平滑後の駆動信号SDR)の値を切換スイ
ッチ21の一方の端子を介して信号処理回路6内に取り
込むように構成されている。取り込まれた駆動信号SDR
の電圧値は、AD変換器16によってディジタル信号に
変換され、短絡判別回路15に送り込まれる。
【0020】接地短絡事故が発生すると、平滑回路19
の出力側の電圧が急減するから、AD変換器16の出力
側のディジタル信号の値も急減する。短絡判別器15
は、当該ディジタル信号の値と周波数誤差信号ACFの値
を比較し、両者の差が所定の値を超えた場合は、接地短
絡事故が発生したと判別して回路遮断器11を動作させ
る。その結果、制御信号発生回路12に対する周波数誤
差信号ACFの供給が遮断され、電源断続回路18の動作
が停止する。
【0021】係数演算器13、オフセット演算器14及
び短絡判別器15に対するディジタル信号(監視信号)
は、必ずしも連続して行なう必要がない。このため、本
実施例では、係数演算器13、オフセット演算器14、
短絡判別器15及び切換スイッチ21を時間的に分割し
て動作させるためのシステムコントローラ20が設けら
れている。このように構成すると、電源電圧の監視中
は、接地短絡の監視動作を停止させる一方、接地短絡の
監視中は、電源電圧の監視動作を停止させることができ
る。
【0022】なお、本実施例では、電源電圧に基づいて
オフセット値を演算しているが、オフセット演算器14
を省略し、ディジタル誤差信号ACFの最大値の1/2に
相当する固定のオフセット値を同誤差信号に加算するこ
とも可能である。このような構成を採用した場合は、オ
フセット値及び補正系数を独立して制御することはでき
ないが、通常の電動機制御においては特に不都合はな
く、回路規模を更に削減することができる。
【0023】〈実施例2〉ヘリカルスキャン式の磁気記
録再生装置に本発明を適用した別の実施例を図6に示
す。同図において、図1と同一の記号は、同一物又は類
似物を表わすものとする。本実施例では、キャプスタン
電動機1の回転周波数を検出するための検出器4並びに
ドラム電動機52の回転周波数及び回転位相を検出する
ための検出器53,54がそれぞれ配設されているほ
か、制御信号記録再生磁気ヘッド51がキャプスタン電
動機1の回転位相の検出器として使用されている。
【0024】図面左右の2個のディジタル信号処理回路
6は、実施例1において使用したものと実質的に同一で
あるが、本実施例の場合は、1個の信号処理回路がそれ
ぞれ2種類の検出信号を処理するため、図7に示した構
造のものを採用した。同図において、91は、位相検出
器51,53(図6参照)からの位相信号SCP,SDP
入力端子であり、92は、周波数検出器4,54(図6
参照)からの周波数信号SCS,SDFの入力端子である。
また、93は、位相誤差の演算の際に使用する基準信号
REFの入力端子、94は、システムコントローラ20
(図6参照)から供給されるシステム制御信号の入力端
子、95は、AD変換器16(図6参照)から送り込ま
れる各種のディジタル信号の入力端子、96は、誤差演
算回路7の出力信号(位相誤差信号ACP,ADP及び周波
数誤差信号ACF,ADF)の加算するための加算器であ
る。誤差演算回路7は、図1に示した従来技術において
使用されているものと実質的に同じであるから、ここで
は、その具体的な説明を省略する。
【0025】本実施例では、回路規模削減の観点から、
キャプスタン電動機1及びドラム電動機52の両方を制
御のために1個のAD変換器16を共用し、かつ、シス
テムコントローラ20の制御のもとでスイッチ56を切
り換えることにより、目的に応じて時間的に切り換えて
使用することができるようにした。また、本実施例で
は、制御信号記録再生用磁気ヘッドをキャプスタン電動
機の位相検出器として使用しているが、例えば、隣接す
るトラックからのパイロット信号を使用し、これらの信
号のクロストーク量が等量となる点を求めて回転位相信
号を生成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】 本発明の電動機制御装置は、被制御電動機の駆動電
源の電圧値を演算処理することによってディジタル補正
信号を求め、その信号を用いてディジタル誤差信号を補
正するものであるから、電圧変化が大きい乾電池等を被
制御電動機の駆動電源とする場合であって、安定に動作
させることができる。
【0027】 本発明によれば、電動機制御装置の信
号処理回路の全部を半導体集積回路からなるディジタル
回路部品をもって構成することが可能であるから、装置
の大幅な小型化及び低価格化を実現することができる。
また、信号処理回路は、ドラム電動機及びキャプスタン
電動機の両方に共用することできるから、回路規模の削
減による大幅な小型化とコストの低減を期待することが
可能である。なお、信号処理回路の一部又は全部をマイ
クロコンピュータ等に置き換えることも可能である。
【0028】 本発明の電動機制御装置は、接地短絡
の判定回路を設けることが可能であるから、特に小型化
が要求される磁気記録再生装置の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0029】 本発明の電動機制御装置は、磁気記録
再生装置の電動機のほか、例えばコンパクトディスクや
フロッピーディスクの駆動用電動機等、広い範囲の用途
に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電動機制御装置を示す系統図。
【図2】本発明の電動機制御装置の原理を説明するため
の波形図。
【図3】本発明に係る電動機制御装置の第1の実施例を
示す系統図。
【図4】本発明の電動機制御装置において使用するPW
M制御信号の生成回路の具体例を示す系統図。
【図5】図4に示したPWM制御信号生成回路の動作説
明図。
【図6】本発明に係る電動機制御装置の第2の実施例を
示す系統図。
【図7】図6に示した実施例において使用するディジタ
ル信号処理回路の具体例を示す系統図。
【符号の説明】
1…キャプスタン電動機 4…回転周波数
検出器 6…ディジタル信号処理回路 7…誤差演算回
路 9…ディジタル掛算器 10…ディジタル
加算器 11…回路遮断器 12…PWM制
御信号発生回路 13…係数演算器 14…オフセッ
ト演算器 15…短絡判別器 16…AD変換
器 18…チョッパ回路 19…平滑回路 20…システムコントローラ 21…切換スイ
ッチ 22…電動機電源 42…ディジタ
ルカウンタ 43…ディジタルコンパレータ 51…回転位相
検出器 52…ドラム電動機 53…回転周波
数検出器 54…回転位相検出器 56…切換スイ
ッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 弘哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 成田 芳雄 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所AV機器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被制御電動機から検出した回転周波数信号
    (必要ある場合は回転周波数信号及び回転位相信号)を
    演算処理することによってディジタル誤差信号を得るた
    めの誤差演算手段と、当該誤差信号を用いてパルス幅変
    調制御信号を発生するための制御信号発生手段と、当該
    制御信号を用いて直流電源を断続することによって電動
    機駆動信号を生成するための駆動信号生成手段と、当該
    駆動信号を平滑化して被制御電動機に供給するための駆
    動信号供給手段と、前記電源の電圧値を演算処理するこ
    とによってディジタル補正信号を生成し、当該補正信号
    を用いて前記誤差信号を補正するための誤差信号補正手
    段とを少なくとも備えたことを特徴とする直流電動機制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記制御信号発生手段は、クロックパルス
    を計数するためのカウンタと、クロックパルスの計数値
    が前記ディジタル誤差信号の値と一致した時に出力をロ
    ーレベルとし、クロックパルスの計数が一巡した時に出
    力をハイレベルとするディジタルコンパレータをもって
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の直流
    電動機制御装置。
  3. 【請求項3】前記誤差信号補正手段は、 補正係数×電源電圧≒一定 の関係を満足する補正係数を求め、当該補正係数を前記
    ディジタル誤差信号の値に乗算することによって同誤差
    信号を補正する手段を有するものであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の直流電動機制御装置。
  4. 【請求項4】前記誤差信号補正手段は、補正係数によっ
    て前記誤差信号を補正する手段に加え、 オフセット値×電源電圧≒一定 の関係を満足するオフセット値を求め、当該オフセット
    値を前記ディジタル誤差信号の値に加算することによっ
    て同誤差信号を補正する手段を有するものであることを
    特徴とする請求項3に記載の直流電動機制御装置。
  5. 【請求項5】平滑化後の前記駆動信号の電圧値を演算処
    理することによって接地短絡を判別するための手段と、
    その判別結果に基づいて前記制御信号生成手段に対する
    前記ディジタル誤差信号の供給を遮断するための手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    一に記載の直流電動機制御装置。
  6. 【請求項6】被制御電動機から検出した回転周波数信号
    (必要ある場合は回転周波数信号及び回転位相信号)を
    演算処理することによってディジタル誤差信号を得るた
    めの誤差演算手段と、当該誤差信号を用いてパルス幅変
    調制御信号を発生するための制御信号発生手段と、当該
    制御信号を用いて直流電源を断続することによって電動
    機駆動信号を生成するための駆動信号生成手段と、当該
    駆動信号を平滑化して被制御電動機に供給するための駆
    動信号供給手段と、前記電源の電圧値を演算処理するこ
    とによってディジタル補正信号を生成し、当該補正信号
    を用いて前記誤差信号を補正するための誤差信号補正手
    段と、平滑化後の前記駆動信号の電圧値を演算処理する
    ことによって接地短絡を判別し、その判別結果に基づい
    て前記制御信号生成手段に対する前記誤差信号の供給を
    遮断するための誤差信号遮断手段を備えたことを特徴と
    する直流電動機制御装置。
  7. 【請求項7】前記電源の電圧値及び平滑化後の前記駆動
    信号の電圧値を選択して取り込むための切換スイッチ
    と、取り込んだ電圧値をディジタル信号に変換して前記
    誤差信号補正手段及び前記誤差信号遮断手段に供給する
    ためのAD変換器と、前記誤差信号補正手段、前記誤差
    信号遮断手段及び前記切換スイッチを時間的に分割して
    動作させるための制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項6に記載の直流電動機制御装置。
  8. 【請求項8】複数の被制御電動機から検出した回転周波
    数信号(必要ある場合は回転周波数信号及び回転位相信
    号)を電動機ごとに演算処理することによってディジタ
    ル誤差信号を得るための複数の誤差演算手段と、当該誤
    差信号を用いて電動機ごとに個別のパルス幅変調制御信
    号を発生するための複数の制御信号発生手段と、当該制
    御信号を用いて電動機ごとに設けた直流電源を断続する
    ことによって各電動機に対する駆動信号を生成するため
    の複数の駆動信号生成手段と、当該駆動信号を平滑化し
    て各被制御電動機に供給するための複数の駆動信号供給
    手段と、前記電源の各々の電圧値を電動機ごとに演算処
    理することによってディジタル補正信号を生成し、当該
    補正信号を用いて前記誤差信号を電動機ごとに補正する
    ための複数の誤差信号補正手段と、平滑化後の前記駆動
    信号の各々の電圧値を電動機ごとに演算処理することに
    よって接地短絡を判別し、その判別結果に基づいて前記
    制御信号生成手段の各々に対する前記誤差信号の供給を
    遮断するための複数の誤差信号遮断手段を備えたことを
    特徴とする直流電動機制御装置。
  9. 【請求項9】前記電源の電圧値及び平滑化した前記駆動
    信号の電圧値を電動機ごとに選択して取り込むための共
    通の切換スイッチと、取り込んだ電圧値をディジタル信
    号に変換して電動機ごとに設けた前記誤差信号補正手段
    及び前記誤差信号遮断手段に供給するための共通のAD
    変換器と、これらの誤差信号補正手段及び誤差信号遮断
    手段並びに前記切換スイッチを時間的に分割して動作さ
    せるための共通の制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項8に記載の直流電動機制御装置。
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