JPH07274368A - ケーブル布設用牽引具 - Google Patents
ケーブル布設用牽引具Info
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- JPH07274368A JPH07274368A JP6055639A JP5563994A JPH07274368A JP H07274368 A JPH07274368 A JP H07274368A JP 6055639 A JP6055639 A JP 6055639A JP 5563994 A JP5563994 A JP 5563994A JP H07274368 A JPH07274368 A JP H07274368A
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 37
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブルの先端にケーブル布設用牽引具を容
易に固定させる。 【構成】 電力ケーブル1の扇形導体1a、1b、1c
を挿入する牽引具本体11と、この牽引具本体11の導
体挿入孔11aを仕切るスペーサ12とを備える。スペ
ーサ12には扇形導体1a、1b、1cそれぞれを挿入
するための空間を設けるために、120゜ピッチ間隔で
放射状に仕切板12a、12b、12cが形成されてい
る。 【効果】 これにより、扇形導体においても形状を変形
させることなく、容易に牽引具を固定させることができ
るので、作業時間の短縮が図れ、而も導体の挿入、固定
を確実に行なうことができる。
易に固定させる。 【構成】 電力ケーブル1の扇形導体1a、1b、1c
を挿入する牽引具本体11と、この牽引具本体11の導
体挿入孔11aを仕切るスペーサ12とを備える。スペ
ーサ12には扇形導体1a、1b、1cそれぞれを挿入
するための空間を設けるために、120゜ピッチ間隔で
放射状に仕切板12a、12b、12cが形成されてい
る。 【効果】 これにより、扇形導体においても形状を変形
させることなく、容易に牽引具を固定させることができ
るので、作業時間の短縮が図れ、而も導体の挿入、固定
を確実に行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーブル布設用牽引
具に係り、特にケーブルを洞道内に引入れる際に使用さ
れるケーブル布設用牽引具に関する。
具に係り、特にケーブルを洞道内に引入れる際に使用さ
れるケーブル布設用牽引具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電力ケーブルを洞道内に引き入
れるために、ウインチ車で延線車のケーブルドラムに巻
取られた電力ケーブルを牽引している。このケーブルド
ラムに巻取られた電力ケーブルの巻き終わり先端にはケ
ーブル布設用牽引具が取り付けられ、このケーブル布設
用牽引具にはウインチ車に備えられた引入れ用ワイヤよ
りもどし器を介して固定させる。
れるために、ウインチ車で延線車のケーブルドラムに巻
取られた電力ケーブルを牽引している。このケーブルド
ラムに巻取られた電力ケーブルの巻き終わり先端にはケ
ーブル布設用牽引具が取り付けられ、このケーブル布設
用牽引具にはウインチ車に備えられた引入れ用ワイヤよ
りもどし器を介して固定させる。
【0003】ケーブル布設用牽引具は図4に示すよう
に、例えば電力ケーブル30の3本の円形導体30a、
30b、30cを挿入する円筒ブロックから成る治具本
体21と、この治具本体21に設けられた雄ネジ部21
dに螺合されるアイナット22とから構成される。治具
本体21には電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cを挿入するための有底の挿入穴21a、21
b、21cが設けられている。この挿入穴21a、21
b、21cに電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cそれぞれを挿入後、治具本体21を圧縮変形
させることにより円形導体31a、31b、31cを固
定させるものである。したがって、挿入穴21a、21
b、21cの穴径は円形導体31a、31b、31cの
直径に対して、径で1〜2mm程度しか大きくすること
ができない。
に、例えば電力ケーブル30の3本の円形導体30a、
30b、30cを挿入する円筒ブロックから成る治具本
体21と、この治具本体21に設けられた雄ネジ部21
dに螺合されるアイナット22とから構成される。治具
本体21には電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cを挿入するための有底の挿入穴21a、21
b、21cが設けられている。この挿入穴21a、21
b、21cに電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cそれぞれを挿入後、治具本体21を圧縮変形
させることにより円形導体31a、31b、31cを固
定させるものである。したがって、挿入穴21a、21
b、21cの穴径は円形導体31a、31b、31cの
直径に対して、径で1〜2mm程度しか大きくすること
ができない。
【0004】このように使用されるケーブル布設用牽引
具20は、図5に示すような円形導体31a、31b、
31cの公称断面積と同じ公称断面積を有する扇形導体
41a、41b、41cを有する電力ケーブル41にも
適用される。この扇形導体41a、41b、41cを治
具本体21の挿入穴21a、21b、21cに挿入する
には、この挿入穴21a、21b、21cの穴径が円形
導体31a、31b、31cの直径に対応した直径なの
で、扇形導体41a、41b、41cを円形に変形させ
てから挿入作業を行なっている。
具20は、図5に示すような円形導体31a、31b、
31cの公称断面積と同じ公称断面積を有する扇形導体
41a、41b、41cを有する電力ケーブル41にも
適用される。この扇形導体41a、41b、41cを治
具本体21の挿入穴21a、21b、21cに挿入する
には、この挿入穴21a、21b、21cの穴径が円形
導体31a、31b、31cの直径に対応した直径なの
で、扇形導体41a、41b、41cを円形に変形させ
てから挿入作業を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、扇形導
体41a、41b、41cは線心の撚りもあり、更に導
体径が円形導体31a、31b、31cより実質的に大
きくなることから、扇形導体41a、41b、41cを
治具本体21の挿入穴21a、21b、21cに挿入す
る作業が難しくなる問題点があった。また、これに伴
い、作業時間が掛かるので作業性の低下を招いていた。
体41a、41b、41cは線心の撚りもあり、更に導
体径が円形導体31a、31b、31cより実質的に大
きくなることから、扇形導体41a、41b、41cを
治具本体21の挿入穴21a、21b、21cに挿入す
る作業が難しくなる問題点があった。また、これに伴
い、作業時間が掛かるので作業性の低下を招いていた。
【0006】
【目的】この発明は、このような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、ケーブルドラムに巻取られた
ケーブルの巻き終わり先端に容易に固定することができ
るケーブル布設用牽引具を提供することを目的としてい
る。
るためになされたもので、ケーブルドラムに巻取られた
ケーブルの巻き終わり先端に容易に固定することができ
るケーブル布設用牽引具を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル布設用
牽引具は、ケーブルの先端に取り付けられるケーブル布
設用牽引具において、ケーブルの導体を挿入する導体挿
入孔を有する牽引具本体と、牽引具本体の導体挿入孔内
に嵌入されて導体を挿入するための空間を形成する仕切
部材とを備えたものである。
牽引具は、ケーブルの先端に取り付けられるケーブル布
設用牽引具において、ケーブルの導体を挿入する導体挿
入孔を有する牽引具本体と、牽引具本体の導体挿入孔内
に嵌入されて導体を挿入するための空間を形成する仕切
部材とを備えたものである。
【0008】また、ケーブルの先端に取り付けられるケ
ーブル布設用牽引具において、ケーブルの導体を挿入す
る導体挿入孔を有する牽引具本体と、牽引具本体の導体
挿入孔内に嵌入されて導体を挿入するための空間を形成
する仕切部材とを備え、仕切部材は空間をケーブルの導
体の本数に対応して仕切るものである。さらに、ケーブ
ルの先端に取り付けられるケーブル布設用牽引具におい
て、ケーブルの導体を挿入する導体挿入孔を有する牽引
具本体と、牽引具本体の導体挿入孔内に嵌入されて導体
を挿入するための空間を形成する仕切部材とを備え、仕
切部材は空間をケーブルの導体の本数に対応して放射状
に仕切るものである。
ーブル布設用牽引具において、ケーブルの導体を挿入す
る導体挿入孔を有する牽引具本体と、牽引具本体の導体
挿入孔内に嵌入されて導体を挿入するための空間を形成
する仕切部材とを備え、仕切部材は空間をケーブルの導
体の本数に対応して仕切るものである。さらに、ケーブ
ルの先端に取り付けられるケーブル布設用牽引具におい
て、ケーブルの導体を挿入する導体挿入孔を有する牽引
具本体と、牽引具本体の導体挿入孔内に嵌入されて導体
を挿入するための空間を形成する仕切部材とを備え、仕
切部材は空間をケーブルの導体の本数に対応して放射状
に仕切るものである。
【0009】
【作用】ケーブルの先端にケーブル布設用牽引具を取り
付ける際、予め露出された複数の導体の間に仕切部材を
挿入する。その後、この複数の導体が保持された仕切部
材を牽引具本体の導体挿入孔に挿入し、この牽引具本体
を圧縮変形させて牽引具本体の導体挿入孔および仕切部
材間に導体を固定する。したがって扇形導体においても
形状を変形させることなく、容易に牽引具に固定させる
ことができるので、作業時の時間短縮が図れ、而も導体
の挿入を確実に行なうことができる。
付ける際、予め露出された複数の導体の間に仕切部材を
挿入する。その後、この複数の導体が保持された仕切部
材を牽引具本体の導体挿入孔に挿入し、この牽引具本体
を圧縮変形させて牽引具本体の導体挿入孔および仕切部
材間に導体を固定する。したがって扇形導体においても
形状を変形させることなく、容易に牽引具に固定させる
ことができるので、作業時の時間短縮が図れ、而も導体
の挿入を確実に行なうことができる。
【0010】また、仕切部材をケーブルの導体の本数に
対応して仕切ることにより、それぞれの導体を牽引具本
体の導体挿入孔および仕切部材間に挿入させることがで
きるので、導体の挿入を確実に行なうことができる。ま
た、仕切部材をケーブルの導体の本数に対応して放射状
に仕切ることにより、それぞれの導体を牽引具本体の導
体挿入孔および仕切部材間に均等に挿入、固定させるこ
とができるので、導体の挿入を確実に行なうことができ
ると共に、導体を確実に固定させることができる。
対応して仕切ることにより、それぞれの導体を牽引具本
体の導体挿入孔および仕切部材間に挿入させることがで
きるので、導体の挿入を確実に行なうことができる。ま
た、仕切部材をケーブルの導体の本数に対応して放射状
に仕切ることにより、それぞれの導体を牽引具本体の導
体挿入孔および仕切部材間に均等に挿入、固定させるこ
とができるので、導体の挿入を確実に行なうことができ
ると共に、導体を確実に固定させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のケーブル布設用牽引具の一実
施例について図面を参照して説明する。本発明のケーブ
ル布設用牽引具は電力ケーブルの布設工事等に使用され
ている。電力ケーブルの布設工事は管路布設の場合、図
3に示すように地中に設けられたマンホール2を介して
管路3に電力ケーブル1を引き入れるために、電力ケー
ブル1を送出するための延線車4と、送出された電力ケ
ーブル1を巻取るためのウインチ車5とを使用する。
施例について図面を参照して説明する。本発明のケーブ
ル布設用牽引具は電力ケーブルの布設工事等に使用され
ている。電力ケーブルの布設工事は管路布設の場合、図
3に示すように地中に設けられたマンホール2を介して
管路3に電力ケーブル1を引き入れるために、電力ケー
ブル1を送出するための延線車4と、送出された電力ケ
ーブル1を巻取るためのウインチ車5とを使用する。
【0012】延線車4には電力ケーブル1を所定長さに
巻取ったケーブルドラム6が設置されており、このケー
ブルドラム6に巻取られた電力ケーブル1の巻き終わり
先端と、ウインチ車5に備えられた引入れ用ワイヤ7に
固定されるよりもどし器8とを連結ワイヤ9を介してケ
ーブル布設用牽引具10で連結させる。なお、引入れ用
ワイヤ7に固定されるよりもどし器8は、電力ケーブル
1の布設中に引入れ用ワイヤ7の撚りが電力ケーブル1
に伝わらないようにするためのものである。
巻取ったケーブルドラム6が設置されており、このケー
ブルドラム6に巻取られた電力ケーブル1の巻き終わり
先端と、ウインチ車5に備えられた引入れ用ワイヤ7に
固定されるよりもどし器8とを連結ワイヤ9を介してケ
ーブル布設用牽引具10で連結させる。なお、引入れ用
ワイヤ7に固定されるよりもどし器8は、電力ケーブル
1の布設中に引入れ用ワイヤ7の撚りが電力ケーブル1
に伝わらないようにするためのものである。
【0013】このように使用されるケーブル布設用牽引
具10は図1、図2に示すように、電力ケーブル1の扇
形導体1a、1b、1cを挿入する導体挿入孔11aを
有する牽引具本体11と、牽引具本体11の導体挿入孔
11aを仕切る仕切部材であるスペーサ12とを備えて
いる。牽引具本体11の導体挿入孔11a側に位置する
底部11b側には雄ネジ部11cが設けられ、この雄ネ
ジ部11cにはアイナット13が螺合される。このアイ
ナット13は引入れ用ワイヤ9に固定されるよりもどし
器8に連結ワイヤ14で固定させるためのものである。
スペーサ12には電力ケーブル1の扇形導体1a、1
b、1cそれぞれを挿入するための空間を設けるため
に、120゜ピッチ間隔で放射状に仕切板12a、12
b、12cが形成されている。これによりそれぞれの扇
形導体1a、1b、1cを牽引具本体11およびスペー
サ12の仕切板12a、12b、12c間に均等に挿
入、固定させることができる。
具10は図1、図2に示すように、電力ケーブル1の扇
形導体1a、1b、1cを挿入する導体挿入孔11aを
有する牽引具本体11と、牽引具本体11の導体挿入孔
11aを仕切る仕切部材であるスペーサ12とを備えて
いる。牽引具本体11の導体挿入孔11a側に位置する
底部11b側には雄ネジ部11cが設けられ、この雄ネ
ジ部11cにはアイナット13が螺合される。このアイ
ナット13は引入れ用ワイヤ9に固定されるよりもどし
器8に連結ワイヤ14で固定させるためのものである。
スペーサ12には電力ケーブル1の扇形導体1a、1
b、1cそれぞれを挿入するための空間を設けるため
に、120゜ピッチ間隔で放射状に仕切板12a、12
b、12cが形成されている。これによりそれぞれの扇
形導体1a、1b、1cを牽引具本体11およびスペー
サ12の仕切板12a、12b、12c間に均等に挿
入、固定させることができる。
【0014】このような牽引具本体11とスペーサ12
とは、容易に圧縮変形させることができるように軟銅が
好ましい。以上のように構成された本発明のケーブル布
設用牽引具10をケーブルドラム6に巻取られた電力ケ
ーブル1の巻き終わり先端に固定する作業について以下
に説明する。
とは、容易に圧縮変形させることができるように軟銅が
好ましい。以上のように構成された本発明のケーブル布
設用牽引具10をケーブルドラム6に巻取られた電力ケ
ーブル1の巻き終わり先端に固定する作業について以下
に説明する。
【0015】ケーブルドラム6に巻取られた電力ケーブ
ル1の巻き終わり先端のシース等を順次、段剥ぎして扇
形導体1a、1b、1cを露出させ、この扇形導体1
a、1b、1c間に仕切板12a、12b、12cを挿
入することによりスペーサ12を電力ケーブル1に取着
する。そして、スペーサ12が取着された電力ケーブル
1を牽引具本体11の導体挿入孔11aに挿入し、牽引
具本体11を圧縮変形させて牽引具11およびスペーサ
12間に扇形導体1a、1b、1cを固定させる。この
ように、電力ケーブル1の扇形導体1a、1b、1cを
牽引具本体11に挿入する際、扇形導体1a、1b、1
cの形状を変形させることなく、容易にケーブル布設用
牽引具10を電力ケーブル1に固定させることができる
ので、作業効率を向上させることができる。
ル1の巻き終わり先端のシース等を順次、段剥ぎして扇
形導体1a、1b、1cを露出させ、この扇形導体1
a、1b、1c間に仕切板12a、12b、12cを挿
入することによりスペーサ12を電力ケーブル1に取着
する。そして、スペーサ12が取着された電力ケーブル
1を牽引具本体11の導体挿入孔11aに挿入し、牽引
具本体11を圧縮変形させて牽引具11およびスペーサ
12間に扇形導体1a、1b、1cを固定させる。この
ように、電力ケーブル1の扇形導体1a、1b、1cを
牽引具本体11に挿入する際、扇形導体1a、1b、1
cの形状を変形させることなく、容易にケーブル布設用
牽引具10を電力ケーブル1に固定させることができる
ので、作業効率を向上させることができる。
【0016】なお、本実施例においては、3心の扇形導
体を有する電力ケーブルを使用して説明したが、これに
限らず2心、4心等の扇形導体を有する電力ケーブルに
使用してもよい。この場合、各扇形導体を均等に挿入、
固定するために、スペーサの仕切板を扇形導体の本数に
対応した枚数だけ形成させるのが好ましい。さらに、本
実施例のケーブル布設用牽引具は円形導体を有する電力
ケーブルにおいても、スペーサを設置したこの電力ケー
ブルを牽引具本体に挿入し、この牽引具本体を圧縮変形
させることにより、円形導体がスペーサの形状に添って
変形するので、ケーブル布設用牽引具を確実に電力ケー
ブルに固定させることができる。
体を有する電力ケーブルを使用して説明したが、これに
限らず2心、4心等の扇形導体を有する電力ケーブルに
使用してもよい。この場合、各扇形導体を均等に挿入、
固定するために、スペーサの仕切板を扇形導体の本数に
対応した枚数だけ形成させるのが好ましい。さらに、本
実施例のケーブル布設用牽引具は円形導体を有する電力
ケーブルにおいても、スペーサを設置したこの電力ケー
ブルを牽引具本体に挿入し、この牽引具本体を圧縮変形
させることにより、円形導体がスペーサの形状に添って
変形するので、ケーブル布設用牽引具を確実に電力ケー
ブルに固定させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明によるケーブル布設用牽引具は、ケーブルの先端に
取り付けられるケーブル布設用牽引具において、ケーブ
ルの導体を挿入する導体挿入孔を有する牽引具本体と、
牽引具本体の導体挿入孔内に嵌入されて導体を挿入する
ための空間を形成する仕切部材とを備えているので、扇
形導体においても形状を変形させることなく、容易に牽
引具を固定させることができる。これにより作業時間の
短縮が図れ、而も導体の挿入、固定を確実に行なうこと
ができる。
発明によるケーブル布設用牽引具は、ケーブルの先端に
取り付けられるケーブル布設用牽引具において、ケーブ
ルの導体を挿入する導体挿入孔を有する牽引具本体と、
牽引具本体の導体挿入孔内に嵌入されて導体を挿入する
ための空間を形成する仕切部材とを備えているので、扇
形導体においても形状を変形させることなく、容易に牽
引具を固定させることができる。これにより作業時間の
短縮が図れ、而も導体の挿入、固定を確実に行なうこと
ができる。
【図1】本発明のケーブル布設用牽引具を示す分解斜視
図。
図。
【図2】図1の組立斜視図。
【図3】電力ケーブルの布設状態を示す概要図。
【図4】従来のケーブル布設用牽引具を示す分解斜視
図。
図。
【図5】扇形導体を有する電力ケーブルの断面図。
10・・・ケーブル布設用牽引具 11・・・牽引具本体 11a・・・導体挿入孔 12・・・スペーサ(仕切部材) 12a、12b、12c・・・仕切板 13・・・アイナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】ケーブル布設用牽引具は図4に示すよう
に、例えば電力ケーブル31の3本の円形導体31a、
31b、31cを挿入する円筒ブロックから成る治具本
体21と、この治具本体21に設けられた雄ネジ部21
dに螺合されるアイナット22とから構成される。治具
本体21には電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cを挿入するための有底の挿入穴21a、21
b、21cが設けられている。この挿入穴21a、21
b、21cに電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cそれぞれを挿入後、治具本体21を圧縮変形
させることにより円形導体31a、31b、31cを固
定させるものである。したがって、挿入穴21a、21
b、21cの穴径は円形導体31a、31b、31cの
直径に対して、径で1〜2mm程度しか大きくすること
ができない。
に、例えば電力ケーブル31の3本の円形導体31a、
31b、31cを挿入する円筒ブロックから成る治具本
体21と、この治具本体21に設けられた雄ネジ部21
dに螺合されるアイナット22とから構成される。治具
本体21には電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cを挿入するための有底の挿入穴21a、21
b、21cが設けられている。この挿入穴21a、21
b、21cに電力ケーブル31の円形導体31a、31
b、31cそれぞれを挿入後、治具本体21を圧縮変形
させることにより円形導体31a、31b、31cを固
定させるものである。したがって、挿入穴21a、21
b、21cの穴径は円形導体31a、31b、31cの
直径に対して、径で1〜2mm程度しか大きくすること
ができない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】延線車4には電力ケーブル1を所定長さに
巻取ったケーブルドラム6が設置されており、このケー
ブルドラム6に巻取られた電力ケーブル1の巻き終わり
先端と、ウインチ車5に備えられた引入れ用ワイヤ9に
固定されるよりもどし器8とを連結ワイヤ14を介して
ケーブル布設用牽引具10で連結させる。なお、引入れ
用ワイヤ9に固定されるよりもどし器8は、電力ケーブ
ル1の布設中に引入れ用ワイヤ9の撚りが電力ケーブル
1に伝わらないようにするためのものである。
巻取ったケーブルドラム6が設置されており、このケー
ブルドラム6に巻取られた電力ケーブル1の巻き終わり
先端と、ウインチ車5に備えられた引入れ用ワイヤ9に
固定されるよりもどし器8とを連結ワイヤ14を介して
ケーブル布設用牽引具10で連結させる。なお、引入れ
用ワイヤ9に固定されるよりもどし器8は、電力ケーブ
ル1の布設中に引入れ用ワイヤ9の撚りが電力ケーブル
1に伝わらないようにするためのものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (3)
- 【請求項1】ケーブルの先端に取り付けられるケーブル
布設用牽引具において、前記ケーブルの導体を挿入する
導体挿入孔を有する牽引具本体と、前記牽引具本体の前
記導体挿入孔内に嵌入されて前記導体を挿入するための
空間を形成する仕切部材とを備えたことを特徴とするケ
ーブル布設用牽引具。 - 【請求項2】ケーブルの先端に取り付けられるケーブル
布設用牽引具において、前記ケーブルの導体を挿入する
導体挿入孔を有する牽引具本体と、前記牽引具本体の前
記導体挿入孔内に嵌入されて前記導体を挿入するための
空間を形成する仕切部材とを備え、前記仕切部材は前記
空間を前記ケーブルの前記導体の本数に対応して仕切る
ものであることを特徴とするケーブル布設用牽引具。 - 【請求項3】ケーブルの先端に取り付けられるケーブル
布設用牽引具において、前記ケーブルの導体を挿入する
導体挿入孔を有する牽引具本体と、前記牽引具本体の前
記導体挿入孔内に嵌入されて前記導体を挿入するための
空間を形成する仕切部材とを備え、前記仕切部材は前記
空間を前記ケーブルの前記導体の本数に対応して放射状
に仕切るものであることを特徴とするケーブル布設用牽
引具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055639A JPH07274368A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ケーブル布設用牽引具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055639A JPH07274368A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ケーブル布設用牽引具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274368A true JPH07274368A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13004381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6055639A Pending JPH07274368A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ケーブル布設用牽引具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274368A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100601590B1 (ko) * | 2006-04-13 | 2006-07-19 | 주식회사 라인엔지니어링 | 공동주택에 설치하는 케이블 풀링아이 |
JP2017208950A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル端末牽引構造及びその組立方法 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6055639A patent/JPH07274368A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100601590B1 (ko) * | 2006-04-13 | 2006-07-19 | 주식회사 라인엔지니어링 | 공동주택에 설치하는 케이블 풀링아이 |
JP2017208950A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル端末牽引構造及びその組立方法 |
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