JP2007151234A - 多重外装ケーブル引留め装置及び多重外装ケーブル引留め方法 - Google Patents
多重外装ケーブル引留め装置及び多重外装ケーブル引留め方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】外装線部材の最外層の外周側を引留めるための引留め面とする円錐形状の内テーパー面を備えた第1のリングと、外装線部材の最内層の内周側を引留めるための引留め面とする第1のリングの内テーパー面の形状と対応して傾斜した円錐形状の外テーパー面を備えた第2のリングと、多層の外装線部材の層間に配され、第1のリングの内テーパー面及び第2のリングの外テーパー面の形状と対応して傾斜した引留め面とする円錐形状の内周側テーパー面、外周側テーパー面を備えた1つ又は複数の多重外装線部材間リングとを備え、多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面がいずれも粗面に形成され、第1のリングの内テーパー面及び第2のリングの外テーパー面が、いずれも多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面よりも滑らかな平滑面に形成されている。
【選択図】 図1
Description
特許文献1に記載の外装ケーブルの引留め装置を設置したジョイントボックスを、図10、図11、図12を参照して説明する。
ジョイントボックス30は、外装ケーブル51a、51bを機械的、電気的、及び光学的に接続するものである。外装ケーブル51a、51bが引き込まれるジョイントボックス30の両端の最外部には、それぞれゴム製のブーツ40、40が取り付けられており、例えば布設時に受ける屈曲からケーブルを保護するようにしている。
特許文献3に記載の二重の外装線層を備えた外装ケーブルの引留め装置を、特許文献1に記載の外装ケーブル引留め装置に適用したものとして、図8,図9を参照して説明する。
また、1回の圧入で引留めることが可能である。
本発明におけるジョイントボックスは、多重外装ケーブルを機械的、電気的、及び光学的に接続するものであり、外装ケーブル51a、51bが引き込まれるジョイントボックス30の両端の最外部には、それぞれゴム製のブーツ40、40が取り付けられており、例えば布設時に受ける屈曲からケーブルを保護するようにされており、ジョイントボックス30の中央には、ケーブルコア56内の光ファイバを相互に接続する接続部20が置かれ、その両側に外装ケーブル51a、51bのケーブルコアを引留める引留め部10が設置されて、耐圧シリンダ38内に収容されている。耐圧シリンダ38は、その内部に収納される光ファイバの接続部20を水圧や屈曲等の外力から保護するとともに、ケーブルコア相互の張力の伝達や給電路の電気的な接続を行っている。このため、耐圧シリンダ38は高強度の金属により形成されている(図10参照)。
図2、図5に示されるように、外装鉄線引留め部41は、カバー36、第1のリングであるアンカー42(以下、「第1のリング42」という。)、第2のリングであるウェッジ43(以下、「第2のリング43」という。)、中間リングである外装線部材間リング48(以下、「中間リング48」という。)をその基本的構成としている。
第2のリング43は、外テーパー面43aを持った円錐台形状に円板状のフランジ部分を結合した形状とされ、外テーパー面43aのテーパーの傾斜角は第1のリング42の内テーパー面42aのテーパーの傾斜角とほぼ同一形状とされている。また、第2のリング43の中心部にケーブルコア50を挿通する貫通孔43cが設けられている。第2のリング43は、例えば、第1のリング42と同等の材料、例えば鉄鋼材料で作成される。外テーパー面43aは、平滑に形成されている。
そして、外テーパー面48a、内テーパー面48bには、凹凸加工がされており、凹凸加工部の方向が傾斜面に対して垂直、又は中間リングの大口径方向に傾斜していることが、望ましく、外装線の引留め面としての作用をなすように形成されている。
中間リング48の外テーパー面48a、内テーパー面48bは凹凸形状に加工されているため、外装鉄線54a、54bとの摩擦力が、第1のリング42、第2のリング43のテーパー面42a、43aと外装鉄線との摩擦力よりも高くなっているため、圧縮時に中間リングと外装鉄線の位置関係にズレが生じることは無く、1層目と2層目の外装鉄線をほぼ同等の圧縮力で一括で引留めることができる。
そして、外テーパー面48a、内テーパー面48bの凹凸形状は、その方向が傾斜面に対して垂直、又は中間リングの大口径方向に傾斜していることが望ましく、より外装線の引留め面としての作用をなす。
取付け部42dの別の実施例として、図3に示されているように、第2のリング43の取付け部とカバー36との雌ねじ孔を設け、ネジ43dによって螺着させるようにしてもよい。
第2のリング43の圧入操作により、第1のリング42の内テーパー面42aと、第2のリング43の外テーパー面43aとで、外装鉄線54a、54bと中間リング48により一体化された外装鉄線引留め部48dを挟持し、把持することにより、確実に且つ強固に外装ケーブルを引留められることとなる。
第1のリング42にボルト孔42b、第2のリング43に雌ねじ孔43bを設け、第1のリング42のに挿通されたボルト44と雌ねじ孔を螺合させ、ボルト44をねじ締めすることにより、圧入された第1のリング42を圧入位置に固定する。なお、図ではボルト44は1個のみが描かれているが、外装鉄線に加わる大きな張力に対抗し、且つ、第1のリング42と第2のリング43の安定した結合を確保するため、第1のリング42の周辺にほぼ等分に配置された複数個のボルトが使用されている。
三重以上の多重外装ケーブルに適用する場合は、外テーパー面、内テーパー面ともに凹凸加工されている中間リングを複数用意して、前記の実施例で説明したように構成し、操作することにより、実施することができる。
20 接続部、
30 ジョイントボックス、
36 カバー、
36a ブーツインサート、
36b 接続部、
38 耐圧シリンダ、
38a 鏡板、
38b ボルト、
38c モールド部、
40 ブーツ、
41 外装鉄線引留め部、
42 アンカー(第1のリング)、
42a 内テーパー面、
42b ボルト孔、
42c 貫通孔、
43 ウェッジ(第2のリング)、
43a 外テーパー面、
43b 雌ねじ、
43c 貫通孔、
43d カバーとの取付け部、
44 ボルト、
46 凹凸形状、
48 外装線部材間リング(中間リング)、
48a 外テーパー面、
48b 内テーパー面、
50 海底光ケーブル、
51、51a、51b 外装ケーブル、
52 外装、
53 外部被覆、
54 外装鉄線、
54a 第1外装鉄線、
54b 第2外装鉄線、
55 座床、
56 ケーブルコア、
Claims (4)
- ケーブルの外周部に多層の外装線部材が設けられた多重外装ケーブルであって、前記外装線部材の終端部をその最外層の外周側と最内層の内周側から挟み込んで引留める多重外装ケーブルの引留め装置であって、
前記外装線部材の最外層の外周側を引留めるための引留め面とする円錐形状の内テーパー面を備えた第1のリングと、
前記外装線部材の最内層の内周側を引留めるための引留め面とする前記第1のリングの内テーパー面の形状と対応して傾斜した円錐形状の外テーパー面を備えた第2のリングと、
前記多層の外装線部材の層間に配され、前記第1のリングの内テーパー面及び前記第2のリングの外テーパー面の形状と対応して傾斜した引留め面とする円錐形状の内周側テーパー面、外周側テーパー面を備えた1つ又は複数の多重外装線部材間リングと、
を備え、
前記多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面がいずれも粗面に形成され、
前記第1のリングの内テーパー面及び第2のリングの外テーパー面が、いずれも前記多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面よりも滑らかな平滑面に形成されていること
を特徴とする多重外装ケーブルの引留め装置。 - 外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面は、テーパー面が粗くなるように凹凸加工が施されるとともに、前記凹凸加工部の方向が傾斜面に対して垂直、又は外装線部材間リングの大口径方向に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の多重外装ケーブルの引留め装置。
- 前記外装線部材間リングの各テーパー面には、表面硬化層が形成されていることを特徴とする請求項1、2に記載の多重外装ケーブルの引留め装置。
- ケーブルの外周部に多層の外装線部材が設けられた多重外装ケーブルであって、前記外装線部材の最外層の外周側を引留めるための引留め面とする円錐形状の内テーパー面を備えた第1のリングと、前記外装線部材の最内層の内周側を引留めるための引留め面とする前記第1のリングの内テーパー面の形状と対応して傾斜した円錐形状の外テーパー面を備えた第2のリングと、前記多層の外装線部材の層間に配され、前記第1のリングの内テーパー面及び前記第2のリングの外テーパー面の形状と対応して傾斜した引留め面とする円錐形状の内周側テーパー面、外周側テーパー面を備えた1つ又は複数の多重外装線部材間リングと、を備え、前記多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面がいずれも粗面に形成され、前記第1のリングの内テーパー面及び第2のリングの外テーパー面が、いずれも前記多重外装線部材間リングの内周側テーパー面及び外周側テーパー面よりも滑らかな平滑面に形成されている引留め装置の多重外装ケーブルの引留め方法において、
前記多層の外装線部材の層間に前記外装線部材間リングを配し、前記外装線部材間リングの粗面とされた内周側テーパー面及び外周側テーパー面とにより多重外装線引留め部を形成し、
前記多重外装線引留め部を、前記第1のリングの内テーパー面と前記第2のリングの外テーパー面との間に挿入して配し、
前記第1のリングと前記第2のリングを圧入して一括して多重外装鉄線を把持して引留めることを特徴とする多重外装ケーブル引留め方法。
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