JPH0727370B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0727370B2
JPH0727370B2 JP64000545A JP54589A JPH0727370B2 JP H0727370 B2 JPH0727370 B2 JP H0727370B2 JP 64000545 A JP64000545 A JP 64000545A JP 54589 A JP54589 A JP 54589A JP H0727370 B2 JPH0727370 B2 JP H0727370B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、簡易な構成で、パラメータの種々の組合せ
を設定可能にした電子楽器に関する。
[従来の技術] 従来より、各々スペクトル成分構成の異なる楽音波形と
それに対する時間的な音量変化(エンベロープ)のパタ
ーンとを各種用意し、それらを変更することにより種々
の楽音を得るようにした電子楽器が数多く実用化されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来形では、種々のパラメータの
組合せの数だけの多数の楽音のバリエーションがあるこ
ととなり、組合せの数が多いことは楽器としての価値で
もある。しかしながら、その組合せの数だけ音色選択ス
イッチを設けることは、電子楽器のコスト高を引き起こ
し、またコンパクト性にも影響を与えるという問題点が
あった。
この発明の目的は、上述の従来形における問題点に鑑
み、数多くの音色選択スイッチを設けることなく、複数
の楽音バリエーションを切替えることのできる電子楽器
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、 発生すべき楽音の音色を指定する音色指定手段と、 1組で楽音信号のエンベロープ波形を特定する複数種類
のパラメータの組合せを、複数組記憶したパラメータメ
モリと、 前記音色指定手段から出力される音色指定情報に基づい
て、前記パラメータメモリから1組のパラメータを読出
す読出し手段と、 操作子と、 該操作子の操作に応答して、前記読出し手段で読み出さ
れた複数種類のパラメータのうちのいずれかを指定し、
該指定された種類のパラメータの値を自動的に変更する
パラメータ値変更手段と、 該変更された種類のパラメータと前記読出し手段で読み
出された他の種類のパラメータとで特定されるエンベロ
ープ波形にて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と を具備することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、 請求項1記載の電子楽器において、 前記操作子は、前記楽音信号の発音時間を長くする方向
にパラメータの値を変更することを指示する第1の操作
子と、前記楽音信号の発音時間を短くする方向にパラメ
ータの値を変更することを指示する第2の操作子とから
なり、 前記パラメータ値変更手段は、前記第1の操作子が操作
される毎に前記パラメータ指定手段で指定された種類の
パラメータの値を前記楽音信号の発音時間を長くする方
向に自動的に変更するとともに、前記第2の操作子が操
作される毎に前記パラメータ指定手段で指定された種類
のパラメータの値を前記楽音信号の発音時間を短くする
方向に自動的に変更するものであることを特徴とする。
[作用] 本来エンベロープ波形を特定するには数種類のパラメー
タの値をそれぞれ定める必要があり、各パラメータの選
択枝の数を掛け合わせた数が、用いることのできるエン
ベロープ波形の数を表わすこととなる。したがって、こ
れらすべての種類のエンベロープ波形を発音に用いると
すれば多数の音色選択スイッチを設ける必要がある。
一方、請求項1記載の発明によれば、操作子の操作に応
答して、予め記憶された複数種類のパラメータのうちの
いずれかが指定されるとともにこの指定された種類のパ
ラメータの値が自動的に変更され、この変更されたパラ
メータおよび他の種類のパラメータによりエンベロープ
が特定され発音される。
また、請求項2記載の発明によれば、第1の操作子が操
作されると楽音信号の発音時間を長くする方向に指定さ
れた種類のパラメータの値が自動的に変更され、第2の
操作子が操作されると楽音信号の発音時間を短くする方
向に指定された種類のパラメータの値が自動的に変更さ
れる。
[実施例] 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器の概略構
成を示すブロック図である。また、第2図は、第1図の
電子楽器の部分的な外観図である。
これらの図において、鍵盤1の押鍵は押鍵検出部2によ
って検出され、音高データKCおよび押鍵信号KONが楽音
合成部3へと出力される。4はプリセット音色を選択す
るためのセレクトスイッチである。各スイッチSW1〜SW8
はそれぞれクラリネット、トランペットまたはピアノな
どの音色が割当てられており、これらのうち1つを押下
することにより、該当する音色がプリセットされる。セ
レクトスイッチ4のセレクト信号はエンコーダ5でコー
ド化され、スイッチオン信号SWONおよびコード化音色セ
レクト信号LDATAが音色指定ナンバカウンタ6およびラ
ッチ12に向けて出力される。音色指定ナンバカウンタ6
は、スイッチ8,9の押下に基づいてプリセットした音色
指定ナンバをアップあるいはダウンする。そして、音色
指定ナンバカウンタ6から波形ナンバWNoが出力され
る。ラッチ12はスイッチオン信号SWONおよびコード化音
色セレクト信号LDATAに基づいてエンベロープ波形を特
定するエンベロープ波形ナンバEGNoを出力する。7はエ
ンベロープジェネレータ(EG)変更ナンバカウンタであ
る。このEG変更ナンバカウンタ7は、スイッチ10,11の
押下に基づいて、エンベロープ波形変更信号EGMYを出力
する。楽音合成部3は、これらの入力信号に基づいて楽
音を出力する。なお、スイッチ10はこれを押下すること
によりエンベロープ波形を発音時間が短くなるように変
更する。スイッチ11はこれを押下することによりエンベ
ロープ波形を発音時間が長くなるように変更する。した
がって、スイッチ10はSHORTあるいはFASTスイッチとも
呼ばれ、スイッチ11はLONGあるいはSLOWスイッチとも呼
ばれる。
次に、第3図を参照して楽音合成部3の動作を説明す
る。
同図(a)において、31は波形ナンバWNoにしたがって
同図(b)に示すような種々の方形波を出力する波形メ
モリ、33はエンベロープ波形ナンバEGNoにしたがってEG
パラメータをエンベロープジェネレータ(EG)34に出力
するEGパラメータメモリである。EGパラメータメモリ33
から出力されるパラメータの組(これによりエンベロー
プ波形が特定される)に基づいて、EG34はEG出力を行な
う。35は波形メモリ31より出力される楽音波形にEG出力
であるエンベロープ波形を付与する乗算器である。
パラメータ書替え回路32は、スイッチ10,11の押下に伴
なって出力されるエンベロープ波形変更信号EGMYに基づ
いて、EG34へ出力するパラメータを変更するように作用
する。
第4図(a)は第1図の音色指定ナンバカウンタ6およ
びその周辺回路の詳細図、同図(b)は各信号のタイミ
ングを示すタイミングチャートである。これらの図を参
照して、音色指定ナンバカウンタ6の動作を説明する。
まず、同図(b)に示すように、プリセット付アップ/
ダウンカウンタ65のRESET(パワーオン時RESET)の後、
音色セレクトスイッチ4のうちSW5が押下されたとす
る。するとエンコーダ5は、コード化出力LDATAをQ1〜Q
3に出力し、さらに遅延回路68(遅延時間はτとする)
により所定の遅延時間τの後SWON信号を出力する。これ
らの信号はプリセット付アップ/ダウンカウンタ65の端
子A,B,CおよびLOADに入力するとともにラッチ12にも入
力する。そして、ラッチ12からはこれらの信号に基づい
てエンベロープ波形ナンバEGNoが出力される。また、プ
リセット付アップ/ダウンカウンタ65の端子QA(WNo
1),QB(WNo2),QC(WNo3)にはこれらの入力に基づ
くプリセット値が出力される。したがって、プリセット
音色セレクトスイッチ4の押下に基づいた波形ナンバWN
oおよびエンベロープ波形EGNoにて楽音が出力される。
なお、φは動作クロックである。またこの実施例では波
形ナンバWNoは“0"〜“7"の8段階とした。
次に、WUPスイッチ8を押下したとする。このパルスP1
(第4図(b))は回路61を介してAND回路63に入力す
る。66はカウントの上限である“7"を検出するためのNA
ND回路であり、現在カウンタ65はSW5の押下により“5"
に設定されているからUPLIMITは“1"であり、AND回路63
からカウンタ65のUP端子に所定のパルス信号が出力され
る。これによりカウンタ65はカウントアップし、QA(WN
o1),QB(WNo2),QC(WNo3)にはカウントアップした
後のWNoすなわち“6"が出力される。
さらに、WUPスイッチ8を押下すると、同様にパルスP2
(第4図(b))が回路61を介してAND回路63に入力
し、カウンタ65がカウントアップして、カウンタ出力WN
o“7"が出力される。このときNAND回路66のUPLIMITは
“0"となる。したがって、再度WUPスイッチ8を押下
(第4図(b)のパルスP3)したとしてもカウンタ出力
WNoは変化しない。
一方、WDNスイッチ9を押下したときは、押下によるパ
ルスが回路62を介してAND回路64に入力する。67はカウ
ントの下限である“0"を検出するためのOR回路であり、
現在カウンタ65は“7"に設定されているからDWNLIMITは
“1"であり、AND回路64からカウンタ65のDWN端子に所定
のパルス信号が出力される。これによりカウンタ65はカ
ウントダウンし、QA(WNo1),QB(WNo2),QC(WNo3)
にはカウントダウンした後のWNoすなわち“6"が出力さ
れる。
以上のようにして、波形ナンバWNoとエンベロープ波形
ナンバEGNoが出力される。
第5図は、第1図のEG変更ナンバカウンタ7およびその
周辺回路の詳細図である。同図を参照して、EG変更ナン
バカウンタ7の動作を説明する。
まず、パワーオン時RESETの後、プリセット音色セレク
トスイッチ4が押下されたとするとSWON信号によりカウ
ンタ出力は初期化される。入力端子A,Cが“0"に、入力
端子Bが“1"に設定されているので、このカウンタ出力
の初期値は“2"となる。この値“2"はEG変更ナンバEGMY
として出力される。なお、この実施例ではEG変更ナンバ
EGMYは“0"〜“4"の5段階とした。
次に、EUPスイッチ10を押下したとする。このパルスは
回路71を介してAND回路73に入力する。76はカウントの
上限である“5"を検出するためのNAND回路であり、現在
カウンタ75は初期値“2"に設定されているからUPLIMIT
は“1"であり、AND回路73からカウンタ75のUP端子に所
定のパルス信号が出力される。これによりカウンタ75は
カウントアップし、EGMY1,EGMY2,EGMY3にはカウントア
ップした後のEGMYすなわち“3"が出力される。
EDNスイッチ11が押下された場合も同様にして今度はカ
ウントダウンがなされる。77はカウンタ75の下限である
“0"を検出するためのOR回路である。
次に第6図のEG系の詳細図を参照して、EG出力がなされ
るまでの手順を説明する。
EGパラメータメモリ33は5つのパラメータを1組とし、
8つのパラメータの組を記憶している。ここで各パラメ
ータは以下のようなものである。
1.ATT:アタックタイム。EGがレベル0からMAXに達する
時間コントロール。“0"は早いことを、“1"は遅いこと
を表わす。
2.DC:ディケイタイム。EGがMAXからSUS(サスティン)
レベルまで減衰するまでの時間コントロール。“0"は早
いことを、“1"は遅いことを表わす。
3.RR:リリースレート。EGがSUSレベルからレベル0に達
するまでの時間コントロール。“0"は早いことを、“1"
は遅いことを表わす。
4.PER:パーカッシブモード。“1"のときDC時間経過後SU
Sレベルにおいてキーオン中にさらに減衰する(減衰音
モード)。“0"のときSUSレベルにおいてキーオン中は
減衰がストップする(持続音モード)。
5.SUS:サスティン。PERが“0"のとき、SUS=“0"でMAX
からDCにおいて−6dB減衰後接続、SUS=“1"でMAXで接
続を表わす。また、PERが“1"のときSUS=“0"でDCにお
いて−12dB減衰後RRで減衰、SUS=“1"でDCにおいて−6
dB減衰後RRで減衰を表わす。
なお、第7図にエンベロープ波形とこれらのパラメータ
の関係を示す。また第8図に例としてピアノ音およびク
ラリネット音の場合の楽音波形とエンベロープ波形を示
す。
再び、第6図を参照して、EGパラメータメモリに入力し
たEGNoが例えば“2"であったとすると、該当するパラメ
ータATT=A2,DC=D2,RR=R2,PER=P2,SUS=S2がEGパラ
メータバッファ36に設定される。
一方、EG変更ナンバEGMYはデコーダ41に入力しデコード
される。その出力はEGに与えるパラメータの各ビットを
反転させるべくEx−OR回路37〜40に入力する。EG変更ナ
ンバEGMYの初期値“2"である場合はデコーダ41の出力に
よりEGパラメータは変更されない。
スイッチ10,11が押下されるとカウンタ75(第5図)の
出力EGMYがアップ/ダウンし、それに応じてデコーダ41
の出力が“0",“1",“3",“4"に変更される。EG変更ナ
ンバEGMYの値が“0"のときはEx−OR回路37によりパラメ
ータA2がビット反転される。同様にEG変更ナンバEGMYの
値が“1",“3",“4"のときはそれぞれ該当するパラメー
タがビット反転される。
変更後のパラメータはEG34に入力し、EG34はこの値に基
づいてエンベロープ波形を出力する。
以上のようにして、この実施例ではプリセットしたエン
ベロープ波形をスイッチ10,11の押下により変更するこ
とができる。なお、ここでは基本音色を8種としたが、
これに限らずさらに多種の音色を持つシステムにも適用
は可能である。
[他の実施例] 上記の実施例は、主としてハードウェア構成により本発
明を具体化しているが、CPUを用いてソフトウェア処理
との組合せで構成することもできる。この場合、EGデー
タをチェックし発音時間が長くなる方向および短くなる
方向を判断しEGデータの変更を決定すればよい。
第9図は、このような実施例の例を示す。同図におい
て、101はCPU,102は鍵盤、103は種々のパネルスイッチ
類、104はRAM、105はプログラムなどが格納されたROM、
106は音源LSIである。
第10図のフローチャートを参照して、第9図の構成の電
子楽器におけるエンべロープパラメータの変更手順を説
明する。まずステップS1で、選択した音色のEGパラメー
タをEGバッファに転送する。EGバッファはRAM104上のレ
ジスタであり第10図(b)に示すような5ビットのレジ
スタである。
ステップS2でEGバッファのビットA(ATT)が0かどう
かチェックする。0であれば、ステップS3でSLOWスイッ
チがオンかどうか判別し、オンであればステップS4でビ
ットAに1をセットして、ステップS22に分岐する。ス
テップS3でSLOWスイッチがオンされていないときはステ
ップS7に進む。一方、ステップS2でビットAが0でない
ときは、ステップS5でFASTスイッチがオンされているか
どうか判別し、オンであればステップS6でビットAを0
としてステップS22に分岐する。ステップS5でFASTスイ
ッチがオンされていないときはステップS7に進む。
ステップS7でEGバッファのビットD(DC)が0かどうか
チェックする。0であれば、ステップS8でSLOWスイッチ
がオンかどうか判別し、オンであればステップS9でビッ
トDに1をセットして、ステップS22に分岐する。ステ
ップS8でSLOWスイッチがオンされていないときはステッ
プS12に進む。一方、ステップS7でビットDが0でない
ときは、ステップS10でFASTスイッチがオンされている
かどうか判別し、オンであればステップS11でビットD
を0としてステップS22に分岐する。ステップS10でFAST
スイッチがオンされていないときはステップS12に進
む。
ステップS12でEGバッファのビットR(RR)が0かどう
かチェックする。0であれば、ステップS13でSLOWスイ
ッチがオンかどうか判別し、オンであればステップS14
でビットRに1をセットして、ステップS22に分岐す
る。ステップS13でSLOWスイッチがオンされていないと
きはステップS17に進む。一方、ステップS12でビットR
が0でないときは、ステップS15でFASTスイッチがオン
されているかどうか判別し、オンであればステップS16
でビットRを0としてステップS22に分岐する。ステッ
プS15でFASTスイッチがオンされていないときはステッ
プS17に進む。
ステップS17でEGバッファのビットS(SUS)が0かどう
かチェックする。0であれば、ステップS18でSLOWスイ
ッチがオンかどうか判別し、オンであればステップS19
をビットSに1をセットして、ステップS22に分岐す
る。ステップS18でSLOWスイッチがオンされていないと
きはステップS22に進む。一方、ステップS17でビットS
が0でないときは、ステップS20でFASTスイッチがオン
されているかどうか判別し、オンであればステップS21
でビットSを0としてステップS22に進む。ステップS20
でFASTスイッチがオンされていないときはステップS22
に進む。
ステップS22でEGバッファの内容を音源EGにセットし、
リターンする。
以上のような処理を行なうことにより、SLOWスイッチ11
が押下される毎にEGパラメータは発音時間が長くなる方
向に変更され、FASTスイッチ10が押下される毎にEGパラ
メータは発音時間が短くなる方向に変更される。これに
より、選択された音色のEGパラメータを演奏者の好みに
応じて微妙にかつ連続的に変化させることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、プリセットさ
れたエンベロープ波形を、操作子の操作に応答して、予
め記憶された複数種類のパラメータのうちのいずれかを
指定するとともにこの指定された種類のパラメータの値
を自動的に変更するようにしたので、パラメータの組合
せの数だけ音色選択スイッチを設ける必要がなく、簡易
な構成で複数の楽音バリエーションを切り換えることが
できる。また、操作子操作に応答して、パラメータの種
類の指定とパラメータ値の設定とが自動的に行われるの
で、操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器の概略構
成を示すブロック図、 第2図は、第1図の電子楽器の部分的な外観図、 第3図は、第1図の電子楽器の楽音合成部の構成図およ
び楽音波形図、 第4図は、第1図の電子楽器の音色指定ナンバカウンタ
などの構成図およびタイミングチャート、 第5図は、第1図の電子楽器のEG変更ナンバカウンタな
どの構成図、 第6図は、第1図の電子楽器のEG系の構成図、 第7図は、エンベロープ波形とこれらのパラメータの関
係を示す図、 第8図は、楽音波形とエンベロープ波形の具体例を示す
波形図、、 第9図は、他の実施例に係る電子楽器の概略構成図、 第10図は、第9図の電子楽器のEGパラメータ変更の動作
を説明するためのフローチャートである。 1:鍵盤、2:押鍵検出部、3:楽音合成部、4:プリセット音
色セレクトスイッチ、5:スイッチエンコーダ、6:音色指
定ナンバカウンタ、7:EG変更ナンバカウンタ、10:EUP
(FAST)スイッチ、11:EDN(SLOW)スイッチ、12:ラッ
チ、31:波形メモリ、32:パラメータ書替回路、33:EGパ
ラメータメモリ、34:EG、36:EGパラメータバッファ、6
5,75:プリセット付アップ/ダウンカンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生すべき楽音の音色を指定する音色指定
    手段と、 1組で楽音信号のエンベロープ波形を特定する複数種類
    のパラメータの組合せを、複数組記憶したパラメータメ
    モリと、 前記音色指定手段から出力される音色指定情報に基づい
    て、前記パラメータメモリから1組のパラメータを読出
    す読出し手段と、 操作子と、 該操作子の操作に応答して、前記読出し手段で読み出さ
    れた複数種類のパラメータのうちのいずれかを指定し、
    該指定された種類のパラメータの値を自動的に変更する
    パラメータ値変更手段と、 該変更された種類のパラメータと前記読出し手段で読み
    出された他の種類のパラメータとで特定されるエンベロ
    ープ波形にて楽音信号を発生する楽音信号発生手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子楽器において、 前記操作子は、前記楽音信号の発音時間を長くする方向
    にパラメータの値を変更することを指示する第1の操作
    子と、前記楽音信号の発音時間を短くする方向にパラメ
    ータの値を変更することを指示する第2の操作子とから
    なり、 前記パラメータ値変更手段は、前記第1の操作子が操作
    される毎に前記パラメータ指定手段で指定された種類の
    パラメータの値を前記楽音信号の発音時間を長くする方
    向に自動的に変更するとともに、前記第2の操作子が操
    作される毎に前記パラメータ指定手段で指定された種類
    のパラメータの値を前記楽音信号の発音時間を短くする
    方向に自動的に変更するものであることを特徴とする電
    子楽器。
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