JPH07273647A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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Publication number
JPH07273647A
JPH07273647A JP6085402A JP8540294A JPH07273647A JP H07273647 A JPH07273647 A JP H07273647A JP 6085402 A JP6085402 A JP 6085402A JP 8540294 A JP8540294 A JP 8540294A JP H07273647 A JPH07273647 A JP H07273647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pll circuit
voltage
pass filter
capacitor
controlled oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP6085402A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yamagishi
雅司 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路で出力周波数がロックされる時、
速やかに安定し動作するPLL回路を提供すること。 【構成】 固定発振器6、電圧制御発振器1、位相比較
器2、チャージポンプ4及びロ−パスフィルタ5を具備
し、位相比較器2で固定発振器6の出力信号と電圧制御
発振器1の出力信号の周波数ならびに位相を比較し、そ
の出力である誤差信号をチャージポンプ4で直流電圧に
変換し、ロ−パスフィルタ5を介して電圧制御発振器1
に制御電圧として入力する構成のPLL回路において、
ロ−パスフィルタ5のラグリードフィルタを構成し、P
LL回路の系の応答特性を決めるコンデンサに複数個の
コンデンサ(コンデンサ5−41とコンデンサ5−4
2)を並列に接続したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個並列に接続した
コンデンサをロ−パスフィルタに使用することによりP
LL(phase locked loop)回路の動作を安定化したP
LL回路に関するものである。
【0002】
【従来技術】図4は従来のPLL回路の構成例を示す図
である。図示するようにPLL回路は電圧制御発振器
(VCO)1、分周器2、位相比較器3、誤差信号を直
流電圧に変換するチャ−ジポンプ4、ロ−パスフィルタ
5、水晶発振器等の固定発振器6で構成される。ロ−パ
スフィルタ5は抵抗器5−1と抵抗器5−3の接続の接
続点に抵抗器5−2とコンデンサ5−4の直列回路を接
続し、更に抵抗器5−3の他端にコンデンサ5−5を接
続しコンデンサ5−4とコンデンサ5−5の他端をアー
スに接続して構成され、抵抗器5−1、抵抗器5−2と
コンデンサ5−4がラグリードフィルタ、抵抗器5−3
とコンデンサ5−5がラグフィルタをそれぞれ構成す
る。
【0003】上記構成のPLL回路において、位相比較
器3は固定発振器6の入力される信号の周波数並びに位
相と、電圧制御発振器1から分周器2を介して入力され
る信号の周波数並びに位相とを比較し、誤差信号をチャ
ージポンプ4に出力する。チャ−ジポンプ4はその誤差
信号に比例した平均直流電圧を発生しローパスフィルタ
5に出力する。ロ−パスフィルタ5で高周波成分は除去
され、該誤差信号に比例した直流電圧は電圧制御発振器
1の制御電圧として入力され、前記誤差を低減する方向
に電圧制御発振器1の出力周波数を変化させる。
【0004】電圧制御発振器1の自由発振周波数が分周
器2で分周され、その周波数が固定発振器6と比較さ
れ、電圧制御発振器1の発振周波数は固定発振器6の周
波数精度にロックされる。図6は従来のPLL回路の出
力周波数がロックされる迄を示す図である。図に示すよ
うに、電圧制御発振器1の出力周波数は振動を繰り返し
ながら(aの部分)固定発振器6の出力周波数f0に引
き込まれロックされる。上記構成のPLL回路は無線通
信機の局部発振器等に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように従来のPLL回路では電圧制御発振器1の周
波数が固定発振器6の周波数に引き込まれていったんロ
ックされるが、ロックされてすぐ後に不安定になる場合
があると云う問題がある。
【0006】それは図4で示すPLL回路において、チ
ャ−ジポンプ4の内部抵抗が小さく、かつ、ラグフィル
タを構成する抵抗器5−1の抵抗値が低い場合、また抵
抗器5−1の抵抗値が高いため抵抗器5−1に並列にコ
ンデンサやダイオード等を接続して位相誤差の大きいと
きに収束を早める処理をする場合等、図6のbに示すよ
うにPLL回路の出力周波数がf0にロックされた後に
再び周波数がずれる事がある。
【0007】この原因はロ−パスフィルタ5に使用され
るコンデンサ5−4の等価直列抵抗の値がロックの前後
で変化する為と考えられる。図5はコンデンサの等価回
路と周波数特性を示す図であり、同図(a)はコンデン
サの等価回路、同図(b)は等価直列抵抗の周波数特性
を示す図である。
【0008】ロ−パスフィルタ5のコンデンサ5−4
は、PLL回路の系の応答特性を決めるが、その等価直
列抵抗はPLL回路の出力周波数がロックされる前はチ
ャ−ジポンプ4の出力電圧が変動するのでコンデンサ5
−4にかかる電圧の周波数が高くなり、コンデンサ5−
4の等価直列抵抗Rが低くなる。PLL回路の出力周波
数がロックされた後はチャ−ジポンプ4の出力電圧が変
化しないのでコンデンサ5−4にかかる電圧の周波数が
低くなり、等価直列抵抗Rが高くなる。即ち、PLL回
路の出力周波数がロックされた後にロ−パスフィルタ5
のコンデンサ5−4の等価直列抵抗Rの値が高くなるこ
とにより、電圧制御発振器1への制御電圧が変化し図6
のbに示すようにPLL回路の出力周波数が再び変化す
ると考えられる。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、出力周波数がロック時に速や
かに安定し動作するPLL回路を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1に示すように、固定発振器6、電圧制御
発振器1、位相比較器2、チャージポンプ4及びロ−パ
スフィルタ5として少なくともラグリードフィルタを具
備し、位相比較器2で固定発振器6の出力信号と電圧制
御発振器1の出力信号の周波数ならびに位相を比較し、
その出力である誤差信号をチャージポンプ4で直流電圧
に変換し、ロ−パスフィルタ5を介して電圧制御発振器
1に制御電圧として入力する構成のPLL回路におい
て、ラグリードフィルタを構成し、系の応答特性を決め
るコンデンサに複数個のコンデンサ(コンデンサ5−4
1とコンデンサ5−42)を並列に接続したものを用い
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は上記のようにロ−パスフィルタ5のラ
グリードフィルタを構成し、系の応答特性を決めるコン
デンサに複数個のコンデンサを並列に接続したのでコン
デンサの等価直列抵抗は低減される。図2はコンデンサ
等価回路を示す図であり、同図(a)は1個のコンデン
サ等価回路、同図(b)は2個のコンデンサを並列に接
続した等価回路を示す。
【0012】従来のロ−パスフィルタ5は図2(a)の
等価回路に示すように所定の静電容量C、等価直列抵抗
Rのコンデンサを1個使用しているのに対して、本発明
では図2(b)の等価回路に示すように所定の静電容量
Cの1/2の静電容量、等価直列抵抗Rの値をもつコン
デンサ2個を並列に接続するので、2個並列に接続され
たコンデンサの静電容量は略所定の静電容量Cに等しく
等価直列抵抗は1/2に低減される。従って、ロ−パス
フィルタ5の回路定数はPLL回路の出力周波数がロッ
クされる前も後も変化が少なく安定して動作する。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のPLL回路の構成例を示す
図である。図示するように本発明のPLL回路は電圧制
御発振器1、分周器2、位相比較器3、誤差信号を直流
変換するチャ−ジポンプ4、ロ−パスフィルタ5、固定
発振器6で構成される点は従来と同じである。
【0014】本発明はロ−パスフィルタ5の構成が図4
のローパスフィルタ5の構成と異なる点は、抵抗器5−
1と抵抗器5−3の接続点に抵抗器5−2の一端を接続
し、該抵抗器5−2の他端にコンデンサ5−41とコン
デンサ5−42の並列回路を接続したことにある。即
ち、ラグリードフィルタを抵抗器5−1、抵抗器5−2
とコンデンサ5−41、コンデンサ5−42で構成し、
コンデンサ5−41、コンデンサ5−42をそれぞれ抵
抗器5−2の一端に接続して構成する。
【0015】PLL回路の動作は図4に示す従来のそれ
と同様であるので省略する。本発明のPLL回路ではロ
−パスフィルタ5のラグリードフィルタを構成し、系の
応答特性を決める為のコンデンサに複数個(図では2
個)のコンデンサ5−41、コンデンサ5−42を並列
に接続した。図2(b)に示すように所定の静電容量C
の1/2の静電容量、等価直列抵抗Rの値をもつコンデ
ンサ2個を並列に接続するので2個並列に接続されたコ
ンデンサの静電容量は略所定の静電容量Cに等しく等価
直列抵抗は1/2に低減される。従って、ロ−パスフィ
ルタ5の回路定数はPLL回路の出力周波数がロックさ
れる前も後も変化が少なく安定して動作する。
【0016】従って、図3に示すようにPLL回路の出
力周波数は速やかにロックされ、その後は安定して動作
する。なお、上記実施例では2個のコンデンサを並列に
接続しているが、より多数のコンデンサを並列に接続し
てもよいことは当然である。また、上記実施例ではロー
パスフィルタをラグリードフィルタとラグフィルタとで
構成したが、ラグリードフィルタのみで構成してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ラグリードフィルタを構成し、PLL回路の系の
応答特性を決めるコンデンサに複数個のコンデンサを並
列に接続したものを用いるので、下記のような優れた効
果が期待できる。
【0018】(1)従来のロ−パスフィルタは所定の静
電容量C、等価直列抵抗Rのコンデンサを1個使用して
いたので等価直列抵抗Rの値は周波数の影響を受け易い
が、本発明では複数個のコンデンサを並列に接続したの
で等価直列抵抗の値は低減され、ロ−パスフィルタの回
路定数はPLL回路の出力周波数がロックされる前も後
も変化が少なく安定して動作する。
【0019】(2)周波数変化に対するコンデンサの等
価直列抵抗の値の変化を考慮する必要が無くなるので回
路設計が簡易化され容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の構成例を示す図である。
【図2】コンデンサの等価回路を示す図で、同図(a)
は1個のコンデンサの場合、同図(b)は2個並列接続
のコンデンサの場合を示す。
【図3】本発明のPLL回路の出力周波数がロックされ
る迄を示す図である。
【図4】従来のPLL回路の構成例を示す図である。
【図5】図5(a)はコンデンサ等価回路を示す図、図
5(b)は等価直列抵抗の周波数特性を示す図である。
【図6】従来のPLL回路の出力周波数がロックされる
迄を示す図である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 分周器 3 位相比較器 4 チャ−ジポンプ 5 ロ−パスフィルタ 5−1 抵抗器 5−2 抵抗器 5−3 抵抗器 5−41 コンデンサ 5−42 コンデンサ 5−5 コンデンサ 6 固定発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定発振器、電圧制御発振器、位相比較
    器、チャージポンプ及びロ−パスフィルタとして少なく
    ともラグリードフィルタを具備し、前記位相比較器で固
    定発振器の出力信号と電圧制御発振器の出力信号の周波
    数ならびに位相を比較し、その出力である誤差信号を前
    記チャージポンプで直流電圧に変換し、前記ロ−パスフ
    ィルタを介して前記電圧制御発振器に制御電圧として入
    力する構成のPLL回路において、 前記ラグリードフィルタを構成し、系の応答特性を決め
    るコンデンサに複数個のコンデンサを並列に接続したも
    のを用いることを特徴とするPLL回路。
JP6085402A 1994-03-31 1994-03-31 Pll回路 Pending JPH07273647A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111900978A (zh) * 2020-08-07 2020-11-06 上海橙群微电子有限公司 锁相环电路、发射机和无线收发系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111900978A (zh) * 2020-08-07 2020-11-06 上海橙群微电子有限公司 锁相环电路、发射机和无线收发系统
CN111900978B (zh) * 2020-08-07 2021-11-23 上海橙群微电子有限公司 锁相环电路、发射机和无线收发系统

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