JPH07273068A - ダイシング装置 - Google Patents

ダイシング装置

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JPH07273068A
JPH07273068A JP5963694A JP5963694A JPH07273068A JP H07273068 A JPH07273068 A JP H07273068A JP 5963694 A JP5963694 A JP 5963694A JP 5963694 A JP5963694 A JP 5963694A JP H07273068 A JPH07273068 A JP H07273068A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
etching
dicing
stage
held
Prior art date
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Withdrawn
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JP5963694A
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English (en)
Inventor
Toshio Kaihara
敏雄 海原
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウェーハのダイシング、エッチング及
び洗浄の各処理での工数低減化及びインデックス向上を
図ることにある。 【構成】 粘着シート1上に貼着された半導体ウェーハ
2をステージ3上に吸着保持し、その半導体ウェーハ2
をダイサ5による不完全カットで素子ごとに切削溝によ
り区画するダイシング装置において、前記半導体ウェー
ハ2をステージ3上に吸着保持したままの状態で、ダイ
シングを完了した半導体ウェーハ2上にエッチング液を
吹き付けるエッチングノズル9と、前記ステージ3に吸
着保持され、エッチングを完了した半導体ウェーハ2上
に純水を吹き付ける洗浄ノズル10とを付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイシング装置に関し、
詳しくは、赤外発光ダイオード等の半導体装置の製造に
使用され、多数個の素子を形成した半導体ウェーハを各
素子ごとに区画するダイシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、赤外発光ダイオードは、一般的
に、多数個の素子を形成したGaAs等の半導体ウェー
ハを、ダイシング装置を利用することにより各素子ごと
に分割することによって一括して製造される。
【0003】具体的に、この赤外発光ダイオードの製造
で使用されるダイシング装置は、図4に示すように粘着
シート1上に貼着された半導体ウェーハ2が載置される
ステージ3と、その半導体ウェーハ2を各素子ごとに区
画する回転自在なダイサ5とを具備する。前記ステージ
3はXY駆動機構〔図示せず〕によりXY方向に移動可
能に配置され、更に、真空吸引手段〔図示せず〕により
半導体ウェーハ2を貼着した粘着シート1を吸着保持す
ることにより前記半導体ウェーハ2を位置決め固定す
る。一方、ダイサ5は、昇降機構〔図示せず〕により上
下動可能に配置されている。
【0004】前記赤外発光ダイオードの製造におけるダ
イシング工程では、半導体ウェーハ2を貼着した粘着シ
ート1をステージ3に吸着保持することにより前記半導
体ウェーハ2を位置決め固定した上で、回転するダイサ
5を下降させると共にステージ3をXY方向に移動させ
ることにより、前記ダイサ5でもって半導体ウェーハ2
を格子状に切削して各素子ごとに区画する。このダイサ
5による半導体ウェーハ2の切削によって、図5に示す
ように半導体ウェーハ2は各素子4ごとに完全カットさ
れて分割される。
【0005】ここで、上述したダイシングは機械的な切
削であるため、各素子4の露呈した側面である切削面6
にダメージ層が残存する。このダメージ層を除去するた
め、ダイシング後に半導体ウェーハ2をエッチング処理
する必要がある。
【0006】そこで、前記ダイシング後、ペレッタイズ
された半導体ウェーハ2を粘着シート1ごとステージ3
から取り外し、その粘着シート1を放射状に展延させて
リング部材に張り付け保持することにより各素子4を離
隔させた上で、後工程であるエッチング工程へ移送す
る。このエッチング工程では、リング部材に保持された
粘着シート1上の多数個の素子4をエッチング液に浸漬
することにより、各素子4の切削面6に残存したダメー
ジ層を除去するようにしている。
【0007】このようにしてエッチングが完了した時点
でそのエッチングの進行を停止させるため、エッチング
処理とは別のポジションで粘着シート1上の各素子4を
純水で洗浄することによりエッチング液を除去する。こ
の洗浄工程が完了すると、後工程であるペレットマウン
ト工程へ移送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のダイシングでは、半導体ウェーハ2が完全カットさ
れ、また、エッチング液に強酸類が使用されているた
め、そのエッチング液が各素子4の切削面6に残存した
ダメージ層を除去する一方で、各素子4と粘着シート1
との界面に浸透する。ここで、前記粘着シート1の接着
力は後工程であるペレットマウント工程での各素子4の
剥離を容易にするために一般的に弱く設定されているの
で、上述した各素子4と粘着シート1との界面へエッチ
ング液が浸透し易い。この場合、各素子4の粘着シート
1との貼着面には裏面電極7が形成されているため、浸
透したエッチング液が各素子4の裏面電極7を侵食し、
その裏面電極7が剥離するという問題があった。
【0009】上述のようにエッチング液が各素子4の裏
面電極7を侵食しないようにするため、半導体ウェーハ
2のダイシング時、完全カットではなく、図6に示すよ
うに裏面電極7の近傍までカットする不完全カット方法
を採用すればよい。即ち、半導体ウェーハ2をダイサ5
による不完全カットでもって各素子4ごとに切削溝8で
区画し、その後、ダイシングされた半導体ウェーハ2を
エッチング工程でエッチング液に浸漬することにより各
素子4の切削面6に露呈するダメージ層を除去する。そ
して、半導体ウェーハ2を適宜の手段により各素子4ご
とに分割した後、粘着シート1を放射状に展延させた上
で後工程であるペレットマウント工程へ移送する。この
ようにすれば、エッチング処理時、各素子4の裏面電極
7がエッチング液に晒されることがなくなるので、その
エッチング液が裏面電極7を侵食することはない。
【0010】しかしながら、前述した半導体ウェーハ2
を完全カットする方法或いは不完全カットする方法のい
ずれであっても、その半導体ウェーハ2のダイシング
後、ステージ3上から半導体ウェーハ2を取り外し上で
エッチング処理工程へ移送し、更に、そのエッチング処
理完了後、エッチング処理とは別のポジションで半導体
ウェーハ2を洗浄するようにしていた。その結果、ダイ
シング工程、エッチング処理工程及び洗浄工程がそれぞ
れ別のポジションで行なわれていたため、工数の増加を
招来し、インデックスの向上を図ることが困難であっ
た。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、半導体ウェー
ハのダイシング、エッチング及び洗浄の各処理での工数
低減化及びインデックス向上を図り得るダイシング装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、粘着シート上に貼着さ
れた半導体ウェーハをステージ上に吸着保持し、その半
導体ウェーハをダイサによる不完全カットで素子ごとに
切削溝により区画するダイシング装置において、前記半
導体ウェーハをステージ上に吸着保持したままの状態
で、ダイシングを完了した半導体ウェーハ上にエッチン
グ液を吹き付けるエッチングノズルと、前記ステージに
吸着保持され、エッチングを完了した半導体ウェーハ上
に純水を吹き付ける洗浄ノズルとを付設したことを特徴
とする。
【0013】
【作用】本発明に係るダイシング装置では、エッチング
ノズルと洗浄ノズルとを具備したことにより、半導体ウ
ェーハをダイシングした同一ポジションでその半導体ウ
ェーハをエッチングノズルから供給されるエッチング液
によりエッチング処理することができ、更に、洗浄ノズ
ルから供給される純水によりエッチング液を除去してエ
ッチング処理を終了させることができる。
【0014】
【実施例】本発明に係るダイシング装置の一実施例を図
1乃至図3に示して説明する。尚、図4乃至図6と同一
部分には同一参照符号を付す。
【0015】例えば、赤外発光ダイオードの製造で使用
される本発明のダイシング装置は、従来と同様、図1に
示すように粘着シート1上に貼着され、多数個の素子を
形成したGaAs等の半導体ウェーハ2が載置されるス
テージ3と、その半導体ウェーハ2を各素子ごとに区画
する回転自在なダイサ5とを具備する。前記ステージ3
はXY駆動機構〔図示せず〕によりXY方向に移動可能
に配置され、更に、真空吸引手段〔図示せず〕により半
導体ウェーハ2を貼着した粘着シート1を吸着保持する
ことにより前記半導体ウェーハ2を位置決め固定する。
一方、ダイサ5は、昇降機構〔図示せず〕により上下動
可能に配置されている。
【0016】本発明では、ダイシングを完了した半導体
ウェーハ2上に、硫酸・過酸化水素〔H2 SO4 ・H2
2 〕等のエッチング液を吹き付けるエッチングノズル
9と、前記ステージ3に吸着保持され、エッチングを完
了した半導体ウェーハ2上に純水を吹き付ける洗浄ノズ
ル10とをステージ3の上方に付設する。
【0017】本発明では、半導体ウェーハ2のダイシン
グ時、半導体ウェーハ2を貼着した粘着シート1をステ
ージ3に吸着保持することにより前記半導体ウェーハ2
を位置決め固定した上で、回転するダイサ5を下降させ
ると共にステージ3をXY方向に移動させることによ
り、前記ダイサ5でもって半導体ウェーハ2を格子状に
切削して各素子4ごとに区画する。この時、ダイサ5に
よる半導体ウェーハ2の切削によって、半導体ウェーハ
2を各素子4ごとに不完全カットして切削溝8を形成す
ることにより区画する〔図6参照〕。
【0018】上述のようにしてダイシングが完了する
と、そのダイシングされた半導体ウェーハ2を粘着シー
ト1を介してステージ3上に吸着保持した状態のままで
同一ポジションにてエッチング処理を開始する。即ち、
図2に示すようにダイシングを完了すると同時にエッチ
ングノズル9から前記エッチング液mを噴射して半導体
ウェーハ2の全面に吹き付ける。これにより、ダイサ5
により形成された切削溝8によって露呈した半導体ウェ
ーハ2の各素子4の切削面6に残存したダメージ層をエ
ッチング液mにより除去する。この時、不完全カットに
より、各素子4の裏面電極7がエッチング液mに晒され
ることがないので、そのエッチング液mにより裏面電極
7が侵食されることはない。
【0019】そして、所定時間が経過してエッチング処
理が完了すると、そのエッチングされた半導体ウェーハ
2を粘着シート1を介してステージ3上に吸着保持した
状態のままで同一ポジションにて洗浄処理を開始する。
即ち、図3に示すようにエッチングを完了すると同時に
洗浄ノズル10から純水nを噴射して半導体ウェーハ2
の全面に吹き付けることにより、その半導体ウェーハ2
の全面を純水nで洗浄することによりエッチング液mを
除去してエッチングの進行を停止させる。このようにし
て、半導体ウェーハ2のダイシング、エッチング及び洗
浄の各処理をすべて同一ポジションにて実行する。
【0020】その後、半導体ウェーハ2を適宜の手段に
より各素子4ごとに分割した後、粘着シート1を放射状
に展延させてリング部材に張り付け保持することにより
各素子4を離隔させた上で後工程であるペレットマウン
ト工程へ移送する。尚、前述した半導体ウェーハの洗浄
後、その同一ポジションにてエアノズル〔図示せず〕に
より半導体ウェーハの表面をエアブローすることにより
乾燥させることも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るダイシング装置によれば、
半導体ウェーハをダイシングするダイサに加えて、各素
子の切削面に形成されたダメージ層を除去するエッチン
グ処理とエッチング後の半導体ウェーハに残存したエッ
チング液を除去する洗浄ノズルとを付設したことによ
り、前記ダイシング、エッチング及び洗浄の各工程を同
一ポジションで実現でき、前記ダイシングが不完全カッ
トであるため、半導体ウェーハの裏面電極がエッチング
液に晒されることがないので裏面電極が侵食されること
もない。このようにして半導体装置の製造における工数
を低減させることができると共にインデックスを向上さ
せることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイシング装置の一実施例を示す
正面図
【図2】図1のダイシング装置においてダイシング完了
後にエッチング液を吹き付ける状態を示す正面図
【図3】図1のダイシング装置においてエッチング完了
後に純水を吹き付ける状態を示す正面図
【図4】ダイシング装置の従来例を示す正面図
【図5】半導体ウェーハを完全カットした状態を示す部
分拡大断面図
【図6】半導体ウェーハを不完全カットした状態を示す
部分拡大断面図
【符号の説明】
1 粘着シート 2 半導体ウェーハ 3 ステージ 4 素子 5 ダイサ 8 切削溝 9 エッチングノズル 10 洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/78 Q S

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シート上に貼着された半導体ウェー
    ハをステージ上に吸着保持し、その半導体ウェーハをダ
    イサによる不完全カットで素子ごとに切削溝により区画
    するダイシング装置において、前記半導体ウェーハをス
    テージ上に吸着保持したままの状態で、ダイシングを完
    了した半導体ウェーハ上にエッチング液を吹き付けるエ
    ッチングノズルと、前記ステージに吸着保持され、エッ
    チングを完了した半導体ウェーハ上に純水を吹き付ける
    洗浄ノズルとを付設したことを特徴とするダイシング装
    置。
  2. 【請求項2】 乾燥用のエアノズルを有する請求項1記
    載のダイシング装置。
JP5963694A 1994-03-30 1994-03-30 ダイシング装置 Withdrawn JPH07273068A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5963694A JPH07273068A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 ダイシング装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5963694A JPH07273068A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 ダイシング装置

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JPH07273068A true JPH07273068A (ja) 1995-10-20

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ID=13118921

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JP5963694A Withdrawn JPH07273068A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 ダイシング装置

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JP (1) JPH07273068A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335456A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Denso Corp センサ装置の製造方法
JP2010147488A (ja) * 2004-11-01 2010-07-01 Xsil Technology Ltd ダイシング中あるいは後のエッチングによるダイ強度の増加

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147488A (ja) * 2004-11-01 2010-07-01 Xsil Technology Ltd ダイシング中あるいは後のエッチングによるダイ強度の増加
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