JP6775174B2 - 素子チップの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、保持テープに保持された基板をプラズマエッチングする工程を含む素子チップの製造方法に関する。
基板の表面にレジストパターンを形成する方法が種々知られている。基板の厚みは年々薄くなる傾向にある。基板の厚みが薄くなるほど、基板の取扱いは困難になる。そこで、静電吸着により基板を保持する静電吸着キャリアを用いることが提案されている(特許文献1)。この場合、静電吸着キャリアに基板を吸着させた状態で、レジストの形成から、露光、現像が行われる。
一方、プラズマにより基板をエッチングする分野では、基板にレジストパターンを形成した後、フレームに支持されたテープに基板を貼り付けて、基板を保持することが提案されている(特許文献2)。
特開2015−142026号公報 特開2016−48715号公報
しかし、レジストパターンを形成する際に、静電吸着キャリアに付着した状態の基板に対して複数の作業を施す作業は煩雑になりやすい。また、素子チップを大量生産する過程において、静電吸着キャリアを運用するには相当のコストが必要となる。
一方、プラズマにより基板をエッチングする場合、基板にレジストパターンを形成する前に基板を保持テープに保持することができれば、基板の取り扱い性が大幅に向上する。しかし、レジストパターンを形成するには、レジスト溶液を基板の表面にスピンコート法等で塗布した後、露光前の塗膜を、例えば90℃以上の温度でベーキング(加熱処理)する必要がある。ベーキング時の温度が低いと、塗膜に許容範囲を超える溶媒が残留し、パターニングの精度が大きく低下する。一方、十分な高温でベーキングを行うと、耐熱温度の低い保持テープが劣化し、保持テープが本来の機能を果たせなくなる。
上記に鑑み、本発明の一態様は、第1の面および前記第1の面の反対側の第2の面を備えるとともに、複数の素子領域と、前記複数の素子領域を画定する分割領域と、を備え、かつ前記第2の面が保持テープで保持されている基板を準備する準備工程と、レジスト成分と溶媒とを含むレジスト溶液を前記基板の前記第1の面に向けてノズルからスプレーすることにより、前記ノズルと前記基板の前記第1の面との間の空間に前記レジスト溶液の粒子を生成させるスプレー工程と、前記スプレー工程で生成された前記粒子が前記基板の前記第1の面に到達する間に前記粒子から前記溶媒の一部を揮発させてから、前記粒子に含まれる前記レジスト成分を前記保持テープで保持された前記基板の前記第1の面に堆積させて、膜中に残留する前記溶媒の量が5質量%〜20質量%になるように、レジスト膜を形成する膜形成工程と、前記レジスト膜をパターニングして、前記基板の前記第1の面において、前記分割領域を露出させるパターニング工程と、前記露出させた分割領域を前記第1の面からプラズマによりエッチングするエッチング工程と、を有する、素子チップの製造方法に関する。
本発明によれば、レジスト膜に残留する溶媒量が少ないため、レジスト膜をベーキングする工程を省くことができる。よって、保持テープに保持された状態の基板にレジスト膜を形成することができる。
保持テープに保持された基板の一例を概略的に示す上面図(a)およびそのB−B線での断面図(b)である。 スプレー塗布装置の一例の概略構造を示す概念図である。 ドライエッチング装置の概略構造を断面で示す概念図である。 本発明の実施形態に係る素子チップの製造方法を示すフローチャートである。 図4に示す素子チップの製造方法の一連の工程の前半を示す工程図である。 図4に示す素子チップの製造方法の一連の工程の後半を示す工程図である。 本発明の別の実施形態に係る素子チップの製造方法を示すフローチャートである。 図6に示す素子チップの製造方法の一連の工程の前半を示す工程図である。 図6に示す素子チップの製造方法の一連の工程の後半を示す工程図である。 回路層を具備する基板を準備する工程の前半を示す工程図である。 回路層を具備する基板を準備する工程の後半を示す工程図である。
本発明の実施形態に係る素子チップの製造方法は、(i)保持テープに保持された基板を準備する準備工程と、(ii)基板の所定の表面に向けてレジスト溶液をスプレーするスプレー工程と、(iii)レジスト成分を基板の表面に堆積させてレジスト膜を形成する膜形成工程と、(iv)レジスト膜をパターニングするパターニング工程と、(v)基板をプラズマによりエッチングするエッチング工程と、を具備する。
準備工程(i)において準備される基板は、第1の面および第1の面の反対側の第2の面を備えるとともに、複数の素子領域と、複数の素子領域を画定する分割領域とを備える。基板は、レジスト膜を形成する前に、その第2の面を保持テープに貼り付けることにより、保持テープに保持される。保持テープの外周部は環状のフレームに固定される。以下、保持テープとフレームとの組み合わせを搬送キャリアとも称する。基板を保持テープで保持することにより、基板の厚みが薄い場合であっても、後続の工程を行う際の基板の取り扱い(ハンドリング性)が容易になる。
スプレー工程(ii)は、レジスト溶液を基板の第1の表面に向けてスプレーする工程であり、このときレジスト溶液の粒子が生成する。レジスト溶液は、レジスト成分と溶媒とを含む。レジスト成分のタイプは、ポジ型とネガ型とを問わない。
膜形成工程(iii)は、レジスト溶液の粒子から溶媒を揮発させ、粒子に含まれるレジスト成分を保持テープで保持された基板の第1の面に堆積させてレジスト膜を形成する工程である。レジスト溶液の粒子から溶媒を揮発させることにより、レジスト膜に残留する溶媒の量を大きく低減することができる。膜形成工程では、レジスト膜中に残留する溶媒の量が5質量%〜20質量%になるように、溶媒の揮発量を制御することが好ましい。溶媒の揮発量は、スプレー工程で生成させる粒子の大きさ、粒子の周囲の雰囲気などを選択することにより制御すればよい。適切な粒子の大きさや雰囲気は、溶媒の種類、所望のレジスト膜の厚さなどに応じて決定すればよい。
パターニング工程(iv)は、レジスト膜をパターニングして、基板の第1の面において、分割領域を露出させる工程である。レジスト膜に残留する溶媒の量が少なくなっているため、パターニングの前にレジスト膜を加熱するベーキング工程は不要である。ここで、パターニングとは、例えば、レジスト膜への露光、現像、現像後の洗浄などを含む工程である。
露光後のレジスト膜をエッチング液に接触させると、基板の第1の表面の分割領域に形成されたレジスト膜がエッチング液に溶解し、所定のパターンが現像される。エッチング液とこれに溶解したレジスト成分は、例えば、純水を用いた洗浄により除去される。
なお、パターニング工程は、レーザスクライブにより行われてもよい。この場合、基板の第1の面の分割領域にレーザ光を照射し、レーザ光を照射した部分のレジスト膜を取り除くことにより、所定のパターンが形成される。
エッチング工程(v)は、パターニング工程により露出させた基板の分割領域をプラズマに暴露することにより、分割領域を第1の面からプラズマによりエッチングする工程である。エッチング工程(v)は、分割領域を露出させた基板を、保持テープに保持された状態で、所定のドライエッチング装置内のステージに載置して行えばよい。
ドライエッチング装置は、内側が処理空間となるチャンバを具備する。基板を載置するステージは、処理空間内に設けられている。エッチングの際には、処理空間内の基板の周囲に所定のプロセスガスを含む雰囲気が形成される。引き続き、プロセスガスに高周波電力が印加されることにより、プラズマが生成する。生成したプラズマにより基板の分割領域がエッチングされる。
基板を保持する保持テープの耐熱温度は、通常60℃程度である。既に述べたように、上記方法では、レジスト膜のベーキング工程を必要としないため、少なくともスプレー工程(ii)の開始からパターニング工程(iii)の開始までの期間は、基板および保持テープの温度を50℃以下に維持することができる。
なお、パターニング工程(iii)の開始からエッチング工程(v)が終了するまでの期間でも、基板および保持テープの温度を50℃以下に維持することが好ましい。すなわち、準備工程(i)の開始からエッチング工程(v)が終了するまでの期間を通して、基板および保持テープの温度は50℃以下に維持されることが好ましい。
膜形成工程(iii)が終了してからパターニング工程(v)を開始するまでの間に、レジスト膜を大気圧よりも低い減圧下(例えば100Pa以下の雰囲気)に晒してもよい。これにより、レジスト膜に残留する溶媒を更に除去することができ、パターニングの精度を向上させることができる。
また、プラズマによるエッチングの精度を向上させる観点から、保持テープに保持された基板をドライエッチング装置の処理空間内のステージに載置した後、エッチングを開始する前に、処理空間内を減圧してもよい。これにより、レジストパターンに残留する溶媒を更に除去することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について更に詳細に説明する。
(搬送キャリア)
図1(a)は、基板1とこれを保持する搬送キャリア10とを概略的に示す上面図である。図1(b)は、基板1および搬送キャリア10の図1(a)に示すB−B線での断面図である。図1(a)に示すように、搬送キャリア10は、フレーム2および保持テープ3を備えている。保持テープ3は、その外周部がフレーム2に固定されている。基板1は、保持テープ3に貼り付けられている。
なお、図1では、基板1およびフレーム2が略円形である場合を図示するが、基板およびフレームの形状は、特に限定されない。
保持テープ3は、粘着剤を有する面(粘着面3a)と、粘着剤を有しない面(非粘着面3b)とを備えている。粘着面3aの外周縁は、環状のフレーム2の一方の面に貼り付けられている。これにより、フレーム2の開口は、保持テープ3により覆われている。保持テープ3の粘着面3aのフレーム2の開口から露出した部分に、基板1が貼り付けられることにより、基板1は保持テープ3に保持される。
粘着面3aは、紫外線(UV光)の照射によって粘着力が減少する粘着成分からなることが好ましい。ダイシング後にUV光照射を行うことにより、個片化された基板(電子部品)が粘着面3aから容易に剥離され、ピックアップされ易いためである。例えば、フィルム状の基材3sの片面に、UV硬化型アクリル粘着剤を5〜20μmの厚みに塗布することにより、粘着層3tが形成される。
基材3sの材質は、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。基材3sには、伸縮性を付加するためのゴム成分(例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM))、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、導電性材料等の各種添加剤が配合されていてもよい。熱可塑性樹脂は、アクリル基等の光重合反応を示す官能基を有していてもよい。基材3sの厚みは、例えば、50μm〜150μmである。プラズマエッチングの際、搬送キャリア10は、ステージと非粘着面3bとが接するように、ステージに載置される。
保持テープ3は、後続のパターニング工程において、現像液、洗浄液等に接触する場合もある。ただし、現像液や洗浄液は、少なくとも、既に基板1の第2の表面やフレーム2と接着している部分の粘着剤を劣化させることはなく、上記のような材質の基材を劣化させることもない。
フレーム2は、基板1の全体と同じか、それ以上の面積の開口を有した環状の枠体であり、所定幅および略一定の薄い厚みを有している。フレーム2は、保持テープ3および基板1を保持した状態で搬送できる程度の剛性を有している。
フレーム2の開口の形状は特に限定されないが、例えば、円形や、矩形、六角形など多角形であってもよい。フレーム2には、位置決めのためのノッチ2aやコーナーカット2bが設けられていてもよい。フレーム2の材質としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属や、樹脂等が挙げられる。フレーム2の一方の面には、保持テープ3の一方の面の外周縁付近が貼着される。
(基板)
基板1は、プラズマエッチングの対象物である。基板1は、様々な回路部材であり得るため、特に限定されないが、シリコンウエハのような半導体基板、フレキシブルプリント基板のような樹脂基板、セラミックス基板などが挙げられる。半導体基板を構成する半導体としては、例えば、シリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化ガリウム(GaN)、炭化ケイ素(SiC)等が挙げられる。
半導体基板は、その第1の面1aに、半導体回路、電子部品素子、MEMS等の回路層を有してもよい。回路層は、通常、絶縁膜を含んでおり、その他、金属材料、樹脂保護層、電極パッドなどを含んでもよい。絶縁膜は、配線用の金属材料との積層体(多層配線層)として含まれてもよい。絶縁膜は、例えば、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(Si34)、低誘電率膜(Low−k膜)、ポリイミドなどの樹脂膜、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)等を含む。このような基板は、回路層を形成した後、回路層とは反対側の裏面を研削し、基板の厚みを薄くすることにより作製される。
基板1の大きさは、特に限定されず、例えば、最大径50mm〜300mm程度である。基板1の厚みは、通常、150μm以下であり、100μm以下であることが多く、10μm以下になることもある。基板1が薄くなる程、基板1を個片化する工程としてのプラズマエッチングの優位性が高くなる。
基板1の形状も、特に限定されず、例えば、円形、角型である。基板1には、オリエンテーションフラット(オリフラ)、ノッチ等の切欠き(いずれも図示せず)が設けられていてもよい。
(スプレー塗布装置)
スプレー工程および膜形成工程は、スプレー塗布装置により行うことができる。スプレー塗布装置は、レジスト溶液を噴霧できるものであればよい。スプレー塗布装置は、インクジェット方式でもよく、静電スプレー方式でもよい。インクジェット方式とは、レジスト溶液の粒子を基板の第1の面に向けて飛ばして堆積させる方式である。静電スプレー方式は、帯電させたレジスト溶液を、逆極性を有する基板の第1の面に噴霧する方式である。
噴霧により生成するレジスト溶液の粒子から溶媒を迅速に揮発させる観点から、噴霧により生成する粒子の大きさは、10nm〜1000nmであることが好ましく、10nm〜100nmであることがより好ましい。
図2は、スプレー塗布装置の一例の概略構成を示す概念図である。図示例のスプレー塗布装置は、レジスト溶液を噴霧する複数の噴霧孔を具備するノズル20と、ノズル20を縦横方向に移動させる横方向レール22と縦方向レール24とを具備する。ノズル20は、図示しない制御装置の指令により、各レールに沿って縦横に移動しながら、保持テープ3に保持された基板1の第1の面1aに向けてレジスト溶液を噴霧する。
生成したレジスト溶液の粒子26からは、直ちに溶媒が揮発しはじめ、粒子26が第1の面1aに到達するときには、レジスト膜28の露光、現像によるパターニング、あるいは、レジスト膜28のレーザスクライブによるパターニングを妨げない量にまで低減する。
レジスト溶液を噴霧するノズル20の最先端と、基板1の第1の面1aとの距離Lは、長距離であるほど溶媒を揮発させるのに有利である。ただし、距離Lが過度に長くなると、第1の面1aの必要部分以外にレジスト溶液が飛散するため、レジスト溶液の使用量が多くなる。ノズル20の最先端と基板1の第1の面1aとの距離Lは、20mm〜150mmとすることが好ましい。
レジスト溶液の粒子を生成させる雰囲気は、大気中でもよいが、露点が−20〜−10℃の乾燥空気中であることが好ましい。これにより、より迅速に、レジスト溶液の粒子26から十分量の溶媒を揮発させることができる。よって、ノズル20の最先端と基板1の第1の面1aとの距離Lを極力短くすることができ、レジスト溶液の使用量を削減することができる。
(ドライエッチング装置)
次に、プラズマエッチングを行う際に使用されるドライエッチング装置の一例について説明する。ただし、ドライエッチング装置はこれに限定されるものではない。
ドライエッチング装置100は、真空チャンバ103を備え、その内側の処理空間にステージ111を備えている。真空チャンバ103には、ガス導入口103aおよび排気口103bが設けられている。ガス導入口103aには、プロセスガス源112およびアッシングガス源113が、それぞれ接続されている。排気口103bには、真空チャンバ103内のガスを排気して減圧する真空ポンプを含む減圧機構114が接続されている。
ステージ111には、搬送キャリア10(保持テープ3)に保持された基板1が載置される。保持テープ3は、基板1の第2の面を貼り付けるための粘着面3aを有している。ステージ111の外周には昇降機構123Aにより昇降駆動される複数の支持部122が配置されており、真空チャンバ103内に搬入された搬送キャリア10が支持部122に受け渡され、ステージ111上に搭載される。
ステージ111の上方には、少なくとも搬送キャリア10のフレーム2を覆うとともに基板1を露出させる窓部124Wを有するカバー124が配置されている。カバー124は複数の昇降ロッド121と連結しており、昇降機構123Bにより昇降駆動される。真空チャンバ103の上部は誘電体部材108により閉鎖され、誘電体部材108の上方に上部電極としてアンテナ109が配置されている。アンテナ109は、第1高周波電源110Aと接続されている。
ステージ111は、上方から順に配置された電極層115、金属層116および基台117を具備し、これらは外周部118で取り囲まれ、外周部118の上面には保護用の外周リング129が配置されている。電極層115の内部には、静電吸着用の電極部(ESC電極)119と、第2高周波電源110Bに接続された高周波電極部120とが配置されている。ESC電極119は直流電源126と接続されている。高周波電極部120に高周波電力を印加することで、エッチング工程を、バイアス電圧を印加しながら行うことができる。金属層116内には、ステージ111を冷却するための冷媒流路127が形成され、冷媒循環装置125により冷媒が循環される。
制御装置128は、第1高周波電源110A、第2高周波電源110B、プロセスガス源112、アッシングガス源113、減圧機構114、冷媒循環装置125、昇降機構123A、昇降機構123Bおよび静電吸着機構を含むドライエッチング装置100の動作を制御する。
(第1実施形態)
次に、図4に示されるフローチャートと、図5A、Bに示す模式的な工程図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る素子チップの製造方法の一例について説明する。ここでは、シリコンウエハのような半導体基板を個片化する場合について説明する。
(i)準備工程
まず、半導体基板1が準備される(図4(a)、図5A(a))。半導体基板1は、第1の面1aおよびその反対側の第2の面1bを有するとともに、複数の素子領域R1と、複数の素子領域R1を画定する分割領域R2とを備えている。第1の面1aは、後続の工程においてレジスト膜が形成される面である。
次に、半導体基板1の第2の面1bが、保持テープ3の粘着面3aに貼り付けられることにより、基板1が保持テープ3に保持される(図4(b)、図5A(b))。その後、保持テープ3の外周部は、環状のフレーム2(図示せず)に固定される。
(ii)スプレー工程
次に、スプレー塗布装置を用いて、半導体基板1の第1の面1aに向けて、レジスト溶液をスプレーする(図4(c)、図5A(c))。スプレー塗布装置のノズル20からレジスト溶液を噴霧することで、ノズル20と第1の面1aとの間の空間(例えば大気中)にレジスト溶液の微小な粒子26が生成する。
レジスト溶液は、例えば、レジスト樹脂、感光剤、添加剤などのレジスト成分と溶媒とを含む。レジスト樹脂は、特に限定されないが、例えばノボラック型樹脂が使用される。感光剤としては、例えば光照射により酸性度の強い有機酸を生成する酸発生剤を用いることができる。溶媒には、揮発性を高める観点から、メチルエチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどを含めることが望ましい。
レジスト溶液に含まれる溶媒の含有量は、少量であることが好ましいが、溶媒量が少なすぎると溶液粘度が高くなり、スプレー工程で生成する粒子26が大きくなる傾向がある。レジスト溶液に含まれる溶媒の含有量は、例えば、15質量%〜50質量%であればよい。
(iii)膜形成工程
レジスト溶液の粒子は、ノズル20と第1の面1aとの間の空間を浮遊する間に、溶媒を揮発させ、レジスト成分の濃度が十分に高められた状態で基板1の第1の面1aに堆積する。これにより、残留する溶媒量が十分に低減されレジスト膜28が形成される(図4(c)、図5A(c))。このとき、レジスト膜28中に残留する溶媒の量は、例えば5質量%〜20質量%になるように制御される。
レジスト膜に残留する溶媒量は、膜形成工程の直後に上記範囲内になっていることが好ましい。一方、膜形成工程(iii)が終了してからパターニング工程(iv)を開始するまでの間に、レジスト膜28中に残留する溶媒の量を上記範囲内に制御してもよい。例えば、レジスト膜を大気圧よりも低い減圧下(例えば100Pa以下の雰囲気)に晒すことにより、レジスト膜28中に残留する溶媒量を更に低減することができる。
レジスト膜28中に残留する溶媒の量は、レジスト膜28が形成された基板を、90℃で90秒間加熱したときの重量減少量と、加熱する前のレジスト膜28の質量とから算出することができる。加熱する前のレジスト膜28の質量は、当該レジスト膜28を有する基板1の質量を予め測定しておき、その後、レジスト膜28が除去された基板1の質量を測定し、これらの差として算出すればよい。
レジスト膜28の厚さTは、例えば2μm〜20μmとすることが好ましい。分割領域R2の最小幅Wは、レジスト膜28の厚みにもよるが、例えば5μm〜10μmである。
膜形成工程において、レジスト膜28に残留する溶媒の量が低減されるため、パターニング工程が、露光と現像液による現像によって行われる場合でも、パターニングの精度の低下が抑制される。したがって、現像される前のレジスト膜28を加熱するベーキング工程は不要である。同様に、パターニング工程が、レーザスクライブによって行われる場合にも、膜形成工程においてレジスト膜28に残留する溶媒の量が低減されるため、パターニングの精度の低下が抑制される。したがって、レーザ光を照射する前のレジスト膜28を加熱するベーキング工程は不要である。よって、膜形成工程(iii)の終了からパターニング工程(iv)の開始までの期間、基板1および保持テープ3の温度は50℃以下に維持される。
(iv)パターニング工程
次に、レジスト膜28をパターニングして、基板1の第1の面1aにおいて、分割領域R2を露出させる。例えば、レジスト膜28への露光、現像液による現像、現像後の洗浄が行われる。これにより、所定のレジストパターン28pが形成される(図4(d)、図5A(d))。パターニング工程の開始から終了までの期間においても、基板1および保持テープ3の温度は50℃以下に維持される。
パターニング工程は、レーザスクライブにより行われてもよい。この場合、基板の第1の面1aの分割領域にレーザ光を照射し、レーザ光を照射した部分のレジスト膜28を取り除くことにより、所定のレジストパターン28pが形成される。
(v)エッチング工程
次に、基板1の分割領域R2をプラズマでエッチングする。まず、第1の面1aにレジストパターン28pが形成され、かつ搬送キャリア10の保持テープ3に保持された基板1を、ドライエッチング装置100が備える真空チャンバ103の内側の処理空間に搬入し、ステージ111上に載置する(図3)。
プラズマによるエッチングを開始する前に、保持テープ3に保持された基板1をステージに載置した状態で、処理空間内の圧力を、例えば0.01Pa〜1Paに減圧してもよい。これにより、レジストパターン28pに残留している溶媒が更に除去され、プラズマによるエッチングの精度が高められる。
次に、真空チャンバ103内の処理空間に、ガス導入口103aを介して、プロセスガス源112からプロセスガスが導入される。
ESC電極119に電力を供給すると、保持テープ3がステージ111に密着する。続いて、誘電体部材108を介して上部に配置されたアンテナ109に第1高周波電源110Aから電力を供給すると、磁場が生成し、プロセスガスからプラズマが生成する。プラズマは、基板1の分割領域R2を、第1の面1aから第2の面1bに至るまでエッチングする。これにより、半導体基板1は個片化され、半導体基板1は、それぞれ素子領域R1を備える複数の素子チップ11に分割される(図4(e)、図5B(e))。
エッチング工程のエッチング条件は、半導体基板1の材質に応じて適宜選択することができる。半導体基板1がシリコンの場合、分割領域R2のエッチングには、いわゆるボッシュプロセスを用いることができる。ボッシュプロセスでは、堆積膜形成ステップと、堆積膜エッチングステップと、シリコンエッチングステップとが順次繰り返される。これにより、分割領域R2を深さ方向に掘り進むことができる。
堆積膜形成ステップでは、例えば、原料ガスとしてC48を150〜250sccmで供給しながら、処理空間内の圧力を15Pa〜25Paに調整し、第1高周波電源110Aからアンテナ109への投入電力を1500〜2500W、第2高周波電源110Bから高周波電極部120への投入電力を0W、処理時間を5〜15秒とすればよい。
堆積膜エッチングステップでは、例えば、原料ガスとしてSF6を200〜400sccmで供給しながら、処理空間内の圧力を5Pa〜15Paに調整し、第1高周波電源110Aからアンテナ109への投入電力を1500〜2500W、第2高周波電源110Bから高周波電極部120への投入電力を100〜300W、処理時間を2〜10秒とすればよい。
シリコンエッチングステップでは、例えば、原料ガスとしてSF6を200〜400sccmで供給しながら、処理空間内の圧力を5Pa〜15Paに調整し、第1高周波電源110Aからアンテナ109への投入電力を1500〜2500W、第2高周波電源110Bから高周波電極部120への投入電力を50〜200W、処理時間を10〜20秒とすればよい。
上記の条件で、堆積膜形成ステップと、堆積膜エッチングステップと、シリコンエッチングステップとを繰り返すことにより、例えばシリコン基板を10μm/分の速度で掘り進むことができる。
(vi)アッシング工程
次に、レジストパターン28pを除去するアッシング工程を行ってもよい(図4(f)、図5B(f))。アッシング工程は、エッチング工程が行われた処理空間内で引き続き行うことができる。アッシングガス(例えば、酸素ガス)は、ガス導入口103aを介してアッシングガス源113から処理空間内に導入される。所定圧力に維持された処理空間内に高周波電力を供給すると、プラズマが発生し、素子チップ11の表面からレジストパターン28pが除去される。
既に述べたように、ステージ111を構成する金属層116内には冷媒流路127が形成されており、冷媒循環装置125により冷媒流路127内に冷媒が循環される。よって、エッチング工程の開始から終了までの期間や、アッシング工程の開始から終了までの期間も、基板および保持テープの温度は50℃以下に維持される。
(第2実施形態)
次に、図6に示されるフローチャートと図7A、Bに示す模式的な工程図を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る素子チップの製造方法の一例について説明する。ここでは、半導体基板1の第1の面1aに、回路層が形成されている場合について説明する。
(i)準備工程
まず、半導体基板1が準備される(図6(a)、図7A(a))。半導体基板1の第1の面1aの複数の素子領域R1には、それぞれ回路層が形成されている。回路層の構造は特に限定されないが、ここでは、回路層が、多層配線層30と、多層配線層30を保護する絶縁性の保護層31と、多層配線層30の端子部に接続された突起状のバンプ32とを具備する場合について説明する。
回路層を具備する第1の面1aは、バックグラインド(BG)テープ4で覆われている。BGテープ4は、半導体基板1を第2の面1bから切削して、半導体基板1を薄化する際に、回路層を保護するために使用される。BGテープ4は、粘着面を有する粘着層4tと、非粘着面を有する基材4sとで形成されている。半導体基板1の第1の面1aは、粘着層4tと接着することによりBGテープ4で保護されている。
BGテープ4で第1の面1aの回路層が保護されている半導体基板1は、例えば、以下のような工程を経て製造される。
まず、第1の面1aに多層配線層30が形成された半導体基板1が供給される(図6(a−1)、図8A(a−1))。次に、多層配線層30の端子部以外に保護層31が形成され、引き続き、保護層31から露出する端子部に突起状のバンプ32が形成される(図6(a−2)図8A(a−2))。これにより、多層配線層30、保護層31、バンプ32を具備する回路層が形成される。
次に、回路層の分割領域R2に対応する部分が、レーザもしくはブレードを用いたスクライビングまたはプラズマエッチングにより除去される(図6(a―3)、図8A(a−3))。
次に、回路層を保護するために、BGテープ4により半導体基板1の第1の面1aを覆い(図6(a−4)、図8B(a−4))、半導体基板1を第2の面1bから切削し、半導体基板1を所定の厚みなるように薄化する(図6(a−5)、図8B(a−5))。これにより、BGテープ4で第1の面1aの回路層が保護され、かつ薄化された半導体基板1が準備される。
次に、半導体基板1の第2の面1bが、保持テープ3の粘着面3aに貼り付けられることにより、基板1が保持テープ3に保持される。その後、保持テープ3の外周部は、環状のフレーム2(図示せず)に固定される。BGテープ4は、第1の面1aから剥がされる(図6(b)、図7A(b))。
(ii)スプレー工程
次に、スプレー塗布装置を用いて、半導体基板1の回路層を具備する第1の面1aに向けて、レジスト溶液をスプレーする(図6(c)、図7A(c))。これにより、スプレー塗布装置のノズル20と第1の面1aとの間の空間に、レジスト溶液の微小な粒子26が生成する。
(iii)膜形成工程
レジスト溶液の粒子は、溶媒の揮発によりレジスト成分の濃度が十分に高められた状態で、基板1の第1の面1aに堆積し、レジスト膜28を形成する(図6(c)、図7A(c))。堆積したレジスト成分は、既に流動性をほとんど有さないため、突起状のバンプ32の表面にも堆積し、その場に留まってバンプ32の表面を被覆する。すなわち、本実施形態に係る膜形成工程では、半導体基板1の第1の面1aが回路層を有し、そのため第1の面1aが複雑な表面形状を有する場合でも、薄いレジスト膜28で第1の面1aを過不足なく覆うことができる。
一方、スピンコート法などでレジスト溶液を基板の表面に塗布する場合には、バンプのような突起状の部位を薄いレジスト膜で覆うことは困難である。また、バンプの先端部をレジスト膜で覆うためには、バンプの先端部が埋まるように、非常に厚いレジスト膜を形成する必要がある。この場合、レジスト溶液の使用量が多くなり、不経済である。
ここでも、レジスト膜28中に残留する溶媒の量は、5質量%〜20質量%になるように、粒子から溶媒を揮発させることが好ましい。また、膜形成工程(iii)が終了してからパターニング工程(iv)を開始するまでの間に、レジスト膜28を減圧下に晒してもよい。
レジスト膜28の厚さTは、保護層31から突出するバンプ32の先端の突出高さよりも小さくてもよい。同様に、レジスト膜28の厚さTは、回路層の切削により形成された分割領域R2に沿った溝の深さ(多層配線層30と保護層31との合計厚さ)よりも小さくてもよい。
(iv)パターニング工程
次に、レジスト膜28をパターニングして、基板1の第1の面1aにおいて、分割領域R2を露出させる。これにより、所定のレジストパターン28pが形成される(図6(d)、図7A(d))。
(v)エッチング工程
次に、基板1の分割領域R2をプラズマでエッチングする(図6(e)、図7B(e))。このとき、回路層から突出するバンプ32の先端までがレジストパターン28pで覆われているため、プラズマによってバンプ32が浸食されることがない。
(vi)アッシング工程
次に、レジストパターン28pを除去するアッシング工程が行われる(図6(f)、図7B(f))。これにより、回路層を具備する複数の素子チップ11が得られる。
上述したように、本実施形態に係る膜形成工程では、半導体基板1の第1の面1aが回路層を有し、そのため第1の面1aが複雑な表面形状を有する場合でも、薄いレジスト膜28で第1の面1aを過不足なく覆うことができる。したがって、スピンコート法などでレジスト溶液を基板の表面に塗布する場合に比べ、レジスト膜28の厚さのばらつきが低減され、アッシング工程に要する時間を低減できる。
本発明に係る素子チップの製造方法は、保持テープに保持された基板を、ドライエッチング装置を用いてプラズマエッチングする工程を含み、例えば150μm以下の厚みを有する薄い基板を個片化する場合に有用である。
1:基板(半導体基板)、1a:第1の面、1b:第2の面、2:フレーム、2a:ノッチ、2b:コーナーカット、3:保持テープ、3a:粘着面、3b:非粘着面、3s:基材、3t:粘着層、4:BGテープ、4s:基材、4t:粘着層、R1:素子領域、R2:分割領域、11:素子チップ、10:搬送キャリア、20:ノズル、22:横方向レール、24:縦方向レール、26:レジスト溶液の粒子、28:レジスト膜、28p:レジストパターン、30:多層配線層、31:保護層、32:バンプ、100:ドライエッチング装置、103:真空チャンバ、103a:ガス導入口、103b:排気口、108:誘電体部材、109:アンテナ、110A:第1高周波電源、110B:第2高周波電源、111:ステージ、112:プロセスガス源、113:アッシングガス源、114:減圧機構、115:電極層、116:金属層、117:基台、118:外周部、119:ESC電極、120:高周波電極部、121:昇降ロッド、122:支持部、123A,123B:昇降機構、124:カバー、124W:窓部、125:冷媒循環装置、126:直流電源、127:冷媒流路、128:制御装置、129:外周リング

Claims (3)

  1. 第1の面および前記第1の面の反対側の第2の面を備えるとともに、複数の素子領域と、前記複数の素子領域を画定する分割領域と、を備え、かつ前記第2の面が保持テープで保持されている基板を準備する準備工程と、
    レジスト成分と溶媒とを含むレジスト溶液を前記基板の前記第1の面に向けてノズルからスプレーすることにより、前記ノズルと前記基板の前記第1の面との間の空間に前記レジスト溶液の粒子を生成させるスプレー工程と、
    前記スプレー工程で生成された前記粒子が前記基板の前記第1の面に到達する間に前記粒子から前記溶媒の一部を揮発させてから、前記粒子に含まれる前記レジスト成分を前記保持テープで保持された前記基板の前記第1の面に堆積させて、膜中に残留する前記溶媒の量が5質量%〜20質量%になるように、レジスト膜を形成する膜形成工程と、
    前記レジスト膜をパターニングして、前記基板の前記第1の面において、前記分割領域を露出させるパターニング工程と、
    前記露出させた分割領域を前記第1の面からプラズマによりエッチングするエッチング工程と、を有する、素子チップの製造方法。
  2. 前記素子領域がバンプを備え、
    前記膜形成工程において、前記レジスト膜が前記バンプの表面を覆うように形成される、請求項1に記載の素子チップの製造方法。
  3. 前記スプレー工程において、前記レジスト溶液に含まれる溶媒の含有量が15質量%〜50質量%であり、
    前記スプレー工程が、前記ノズルの最先端と前記基板の前記第1の面との距離が20mm〜150mmの状態で行われる、請求項1または2に記載の素子チップの製造方法。
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