JPH07272923A - リラクタンス形ロータリーソレノイド - Google Patents

リラクタンス形ロータリーソレノイド

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JPH07272923A
JPH07272923A JP9282194A JP9282194A JPH07272923A JP H07272923 A JPH07272923 A JP H07272923A JP 9282194 A JP9282194 A JP 9282194A JP 9282194 A JP9282194 A JP 9282194A JP H07272923 A JPH07272923 A JP H07272923A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
angle
stator
poles
magnetic poles
Prior art date
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Pending
Application number
JP9282194A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuki Ban
五紀 伴
Keiichi Mori
敬一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Secoh Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Secoh Giken Co Ltd filed Critical Secoh Giken Co Ltd
Priority to JP9282194A priority Critical patent/JPH07272923A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リラクタンス形ロータリーソレノイドの回転
子の回転角を大きくすることが目的である。 【構成】 開角を機械角で90度以上に形成し回転軸方
向に所定の距離だけ離間して各々1個配設された2個の
回転子の突極と、開角を機械角で90度以上に形成し上
記した回転子の突極外周のそれぞれと空隙を介し対向し
て配設された2個の固定子磁極と、固定子側又は回転子
側に装着された励磁コイルとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流量調整弁、ロータリー
スイッチ等の被駆動体を設定された角度だけ電磁力によ
り回動及び復帰させるためのリラクタンス形ロータリー
ソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリーソレノイドは励磁コ
イルに通電することによりN,S磁極を作り、鉄片を吸
引して回転軸を回転駆動し、通電を停止するとスプリン
グバックするように構成されている。従来のリラクタン
ス形ロータリーソレノイドの回転子突極及び固定子磁極
は同一平面上に各々2個形成されていた。従って、反ト
ルクを生じないように突極及び磁極の開角は機械角で9
0度未満に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にリラクタンス形
ロータリーソレノイドの回転角は開角の3分の2から初
期の対向角度を差し引いた角度未満迄が回転力の変化が
少ない実用的な範囲である。上述した従来のリラクタン
ス形ロータリーソレノイドでは回転角は最大で55度程
度であり、調整範囲の大きい流量調整弁や接点数の多い
ロータリースイッチ等を作動させる場合は回転角が不足
する欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】開角を機械角で90度以
上に形成し回転軸方向に所定の距離だけ離間して各々1
個配設された2個の回転子の突極と、開角を機械角で9
0度以上に形成し上記した回転子の突極外周のそれぞれ
と空隙を介し対向して配設された2個の固定子磁極と、
固定子側又は回転子側に装着された励磁コイルとを有す
るものである。以降の角度表示はすべて機械角で表示す
る。
【0005】
【作用】回転方向の開角を90度以上の所定の角度に形
成した各々1個の回転子突極と固定子磁極が回転軸方向
に所定の距離だけ離間して配設されているので回転子は
90度以上の所定の角度迄反トルクを生じることがなく
回転できる。従って、回転子の回転角は従来のリラクタ
ンス形ロータリーソレノイドの2倍に拡大させることが
可能となる。
【0006】
【実施例】次に本発明の詳細を実施例につき説明する。
図1は本発明のリラクタンス形ロータリーソレノイドの
1実施例の断面図、図2は図1の斜視説明図、図3は図
2の軸方向視説明図である。図1,図2及び図3におい
て、回転子1は回転軸2に開角を180度に形成した2
個の突極1a及び1bが回転軸方向の距離Lだけ離間し
て回転方向に同位相に設けられている。上記2個の突極
1a及び1bの間の回転軸1の外側には回転子1のヨー
ク1eが設けられている。
【0007】回転子1の2個の突極1a及び1bの外周
面1c及び1dの外側にはそれぞれ、空隙3a及び3b
を介して開角を180度に形成した2個の磁極4a及び
4bの内周面4c及び4dが対向するように配設された
固定子4が設けられている。該2個の磁極4a及び4b
の間には固定子4のヨーク4eが設けられている。固定
子4のヨーク4eに励磁コイル5aが巻回され固定子4
側に装着されている。又固定子4に回転軸2の両側を回
動自在に支持する軸受6a及び6bの支持部6c及び6
dが設けられている。
【0008】図3は図1および図2の突極1a,1bと
磁極4a,4cの相対位置を示すものである。又図3に
於て、励磁コイル5の通電による磁極4a及び4bの励
磁により吸引され矢印A方向に回転した回転子1を励磁
コイル5に通電しないときの指示線Bで示す原点位置に
戻すための図示しないバックスプリングが回転子1と支
持部6cの間に設けられている。又、回転子1が90度
以上に設定された回転角θ(本実施例では開角180
度の3分の2から初期の対向角10度を引いた角度11
0度)だけ回転をするように回転抑止部材7a及び7b
が支持部6dに植立されている。
【0009】上記のように構成されているので、励磁コ
イル5に通電しないときは上記バックスプリングの弾撥
力により突極1aの後端面1gが抑止部材7bに当接し
て指示線Bで示した原点位置に突極1aの前端面1fが
停止している。この原点位置では通電により突極1aの
回転する方向の前端部が磁極4aの1端部と空隙3aを
介して初期の対向角度θ(本実施例では10度)だけ
対向し、突極1aの回転方向の後端部は磁極4aの他端
部と所定の角度θ(本実施例では10度)だけ離間し
ている。磁極4bと突極1bについても同様である。
【0010】励磁コイル5に通電すると固定子4は励磁
され磁束は固定子のヨーク4e,磁極4a,磁極4aと
突極1aの対向した空隙3a,突極1a,回転子のヨー
ク1e,突極1b,突極1bと磁極4bの対向した空隙
3b,磁極4b,固定子のヨーク4eへ通るので、磁極
4a及び4bの内周面4c及び4dと突極1a及び1b
の前端面1f及び1lの間に漏洩した磁束により回転子
1は矢印Aの方向に回転される。
【0011】このとき、上記図示しないバックスプリン
グの弾撥力により回転子1には指示線Bで示した原点位
置に戻す回転力が作用している。励磁コイル5に通電す
る電流の大きさにほぼ比例して回転子1の回転角が増加
し突極1aの前端面1fが回転抑止部材7aに当接する
迄回転する。励磁コイル5に通電した電流を減少させる
とそれにほぼ比例してバックスプリングの弾撥力により
回転子1の回転角が減少する。通電した電流を断ったと
きは直ちに回転子1は原点位置に戻る。以上のように回
転子1は90度以上の所定の角度θ(本定施例では1
00度)に反トルクを生じることなく回転できる。
【0012】本発明のリラクタンス形ロータリーソレノ
イドの他の実施例を説明する。図4に於いて、図1の実
施例と比較し、固定子4側に装着された励磁コイル5a
が回転子1のヨーク1eの周囲に間隙8を設けて巻回さ
れているものである。励磁コイル5aに通電したときの
作用は図1の実施例のものと同じである。
【0013】本発明のリラクタンス形ロータリーソレノ
イドの他の実施例を説明する。図5に於いて、図1の実
施例と比較し、2個の回転子突極1a,1hと2個の固
定子磁極4a,4hの回転方向の位相が図3と図6に示
すように180度移動して設けられ、又固定子4のヨー
ク4fが突極1aの外側を迂回するように設けられてい
るものである。励磁コイル5aに通電したときの作用は
図1の実施例のものと同様である。
【0014】本発明のリラクタンス形ロータリーソレノ
イドの他の実施例を説明する。図7に於いて、図5の実
施例と比較し各2個の突極1a,1pと磁極4g,4p
の回転方向の位相の移動は同じ180度であるが、固定
子4の磁極4g,4pに突極1a,1pの外周面1c,
1jと空隙3a,3cより大きい空隙9a,9bを介し
て対向する内周面4i,4jが設けられているものであ
る。励磁コイル5aに通電したときの作用は図5の実施
例のものと同様である。図5及び図7の実施例の各2個
の突極と磁極の回転方向の位相の移動は180度である
が180度に限定されることなく何度でもよい。
【0015】本発明のリラクタンス形ロータリーソレノ
イドの他の実施例を説明する。図8に於いて、図7の励
磁コイル5aを除くリラクタンス形ロータリーソレノイ
ド2個を磁極4g側を当接させて組合わせ、励磁コイル
5bを磁極4a2個に巻回装着し回転軸2を1体にした
構成である。励磁コイル5bに通電したときの作用は図
5の実施例のものと同様であり、本実施例では軸受6
a,6bの径方向の負荷が釣り合うので軸受の摩擦抵杭
乃び摩耗が小さくなる。
【0016】本発明のリラクタンス形ロータリーソレノ
イドの他の実施例を説明する。図9に於いて、励磁コイ
ル5aが回転子1のヨーク1e側に巻回装着され励磁コ
イル5aの巻線の図示しないフレキシブルな口出し線が
設けられているものであり、他の構成は図4の実施例と
同じである。励磁コイル5aに通電したときの作用は図
4の実施例のものと同じである。なお、この励磁コイル
5aを回転子1のヨーク1e側に巻回装着することは上
述の図5,図7および図8の実施例にも適用されるもの
である。
【0017】
【発明の効果】上記のように構成されているので、簡単
な構成によってリラクタンス形ロータリーソレノイドの
回転子の回転角を従来のものの2倍程度に大きくするこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の断面図
【図2】図1の斜視説明図
【図3】図2の突極及び磁極の軸方向視説明図
【図4】本発明の他の実施例の断面図
【図5】本発明の他の実施例の断面図
【図6】図5の突様及び磁極の軸方向視説明図
【図7】本発明の他の実施例の斜視説明図
【図8】本発明の他の実施例の断面図
【図9】本発明の他の実施例の断面図
【符号の説明】
1 回転子 1a,1b,1h,1p 突極 1c,1d,1i,1j 外周面 1e 回転子のヨーク 1f,1l 回転子の前端面 1g,1m 回転子の後端面 2 回転軸 3a,3b 空隙 4 固定子 4a,4b,4g,4h,4p 磁極 4c,4d,4l,4m,4i,4j 磁極の内周面 4e,4f 固定子のヨーク 5a,5b,励磁コイル 6a,6b 軸受 6c,6d 支持部 7a,7b 抑止部材 8,9a,9b 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開角を機械角で90度以上に形成し回転軸
    方向に所定の距離だけ離間して各々1個配設された2個
    の回転子の突極と、開角を機械角で90度以上に形成し
    上記した回転子の突極外周のそれぞれと空隙を介し対向
    して配設された2個の固定子磁極と、固定子側又は回転
    子側に装着された励磁コイルとを有することを特徴とす
    るリラクタンス形ロータリーソレノイド。
JP9282194A 1994-03-25 1994-03-25 リラクタンス形ロータリーソレノイド Pending JPH07272923A (ja)

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JP9282194A JPH07272923A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 リラクタンス形ロータリーソレノイド

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JP9282194A JPH07272923A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 リラクタンス形ロータリーソレノイド

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JPH07272923A true JPH07272923A (ja) 1995-10-20

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ID=14065105

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9282194A Pending JPH07272923A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 リラクタンス形ロータリーソレノイド

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JP (1) JPH07272923A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166347A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2008277700A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2009111213A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166347A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2008277700A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2009111213A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Hamanako Denso Co Ltd ロータリーソレノイド

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