JPH0727283A - 脈動吸収デバイス - Google Patents

脈動吸収デバイス

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Publication number
JPH0727283A
JPH0727283A JP19397493A JP19397493A JPH0727283A JP H0727283 A JPH0727283 A JP H0727283A JP 19397493 A JP19397493 A JP 19397493A JP 19397493 A JP19397493 A JP 19397493A JP H0727283 A JPH0727283 A JP H0727283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulsation
pulsation absorbing
absorbing device
rubber hose
mesh
Prior art date
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Pending
Application number
JP19397493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Otsuka
隆夫 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0727283A publication Critical patent/JPH0727283A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力流体の脈動を効果的に吸収でき、損傷・
劣化を生じない脈動吸収デバイスを提供することにあ
る。 【構成】 流体ポンプより吐出される流体を通じる配管
に接続されたハウジングと、このハウジング内に設けら
れ、メッシュ孔を有する複数のメッシュ板とを有するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧力流体の配管に設けら
れる脈動吸収デバイスに関し、特に、圧力供給源(油圧
ポンプ)より吐出された圧力流体の脈動を低減させるた
めの脈動吸収デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車では、ハンドル操作が楽な
パワーステアリング装着車が普及している。図6は、従
来のパワーステアリング装置を示し、リザーバータンク
3Aを有しエンジン1よりVベルト2を介して駆動され
る油圧ポンプ3と、ステアリングハンドル4の回転運動
を往復運動に変換して操向車輪を操作するステアリング
ギア(図示せず)に設けられるアクチュエータ5とが脈
動吸収ゴムホース6Aを有する配管7A、およびゴムホ
ース6を介する配管7によって接続されている。
【0003】図7は、従来の脈動吸収ゴムホース6Aを
正面方向から示した断面図であり、その内部には可撓性
の金属チューブ6Bを有している。
【0004】油圧ポンプ3は、エンジン1によりVベル
ト2を介して駆動され、内部に有する流体の圧力を高め
る。昇圧された流体には油圧ポンプ3の脈動が生じてい
るので、脈動吸収ゴムホース6Aを通過する際にこの脈
動が吸収され、更に配管7Aを介してアクチュエータ5
に送られる。
【0005】この高圧の流体は、アクチュエータ5でハ
ンドル操作に活用されることによって低圧の流体とな
り、配管7およびゴムホース6を介してリザーバータン
ク3Aへ戻る。
【0006】上記した脈動吸収ゴムホースは、米国特許
第3323305号公報に示されている。また、他の脈
動吸収構造として、特開昭48−39882号公報、特
開昭57−33292号公報、特開昭57−6182号
公報、あるいは実開平3−68697号公報に示される
ものがある。この中で、特開昭48−39882号公報
に示されるものは、ある長さの複数の流通孔に流体を流
すことにより消音・防振を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の脈動吸
収構造には以下のような問題がある。 (1) ゴムホースによる脈動吸収構造は、ゴムホースの内
壁に金属チューブが接触するのでゴムホースが損傷や劣
化を生じやすい。また、脈動吸収効果を発揮させるため
にゴムホースの長さをある程度長く取る必要があり、配
管が長大化するという問題がある。 (2) 特開昭48−39882号公報に示されるものは、
複数の流通孔を分岐して流れるときに脈動エネルギーが
吸収されるが効果が十分でない。従って、本発明の目的
は、圧力流体の脈動を効果的に吸収でき、損傷・劣化が
生じない脈動吸収デバイスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は圧力流体の脈動
を効果的に吸収でき、損傷・劣化が生じないようにする
ため、流体ポンプより吐出される流体を通じる配管に接
続されたハウジングと、このハウジング内に設けられ、
メッシュ孔を有する複数のメッシュ板とを有する脈動吸
収デバイスを提供する。
【0009】メッシュ板は線材をメッシュに織り込んで
も良く、板状部材にメッシュ孔を打ち抜くことによって
形成しても良い。
【0010】本発明の脈動吸収デバイスによると、流体
ポンプより吐出された圧力流体は、ハウジング内に設け
られた複数のメッシュ板を通過するときに脈動エネルギ
ーがメッシュ板を振動させる。脈動周波数に応じてメッ
シュ板の固有振動数を選択し、脈動エネルギーに応じて
メッシュ板の枚数を設定する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の脈動吸収デバイスを図面を基
に詳細に説明する。図6と同一の構成および機能を有す
る部分については同一の符号および引用数字を付してい
るので、重複する説明を省略する。
【0012】図1は、本発明の脈動吸収デバイスを使用
するパワーステアリング装置の一実施例を示し、リザー
バータンク3Aを有する油圧ポンプ3と、アクチュエー
タ5とを接続するゴムホース6と配管7Aの間に脈動吸
収デバイス9が設けられている。
【0013】図2は、図1に示された脈動吸収デバイス
9を正面方向より見た部分断面図であり、図3は、図2
のA−A部における断面図である。
【0014】脈動吸収デバイス9は、両端に配管接続部
10が設けられる鉄製の円筒状のハウジング9Aの内部
に複数のメッシュ孔11を有するメッシュ板12を有
し、メッシュ板12は圧力流体の流れ方向に垂直に、所
定の間隔をおいて11枚(脈動吸収エネルギーに応じた
枚数)配置されている。
【0015】ハウジング9Aを構成する材料は、鉄以外
にアルミニウム、銅、プラスチック等の油圧配管上の耐
圧が保持できるものであれば使用することができる。
【0016】メッシュ板12の材料としては、鉄、アル
ミニウム、銅、プラスチック、ゴム等耐油性が保持でき
るものであれば使用することができる。
【0017】図4は、図1に示した脈動吸収デバイス9
をゴムホース6に接続した一装着例を示す。この装着例
をAとして、従来の可撓性金属チューブを内蔵する脈動
吸収ゴムホースをBとし、従来の可撓性金属チューブを
内蔵しない脈動吸収ゴムホースをCとして、この3者に
ついて圧力流体を通じたときの脈動圧力と、脈動の周波
数についての関係を測定した結果を図5として示す。こ
れらの全長はすべて同じとした。
【0018】図5に示されるように、BおよびCと比較
して装着例Aは、100Hzから400Hzにかけての
脈動吸収性が優れていることがわかる。
【0019】実際の自動車の走行時に問題になるのは、
100Hzから400Hzにかけての周波数帯であるこ
とから、圧力流体の脈動が低減することによって騒音お
よびステアリングハンドルの振動を抑えることが可能に
なり、自動車の静粛性を高めることが可能になる。
【0020】また、ゴムホースを長くしないで脈動吸収
効果を得ることができるので、油圧系統をコンパクト化
することも可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の脈動吸収デ
バイスによると、流体ポンプより吐出される流体を通じ
る配管に接続されたハウジングと、このハウジング内に
設けられ、メッシュ孔を有する複数のメッシュ板とを有
するようにしたため、圧力流体の脈動を効果的に吸収で
き、損傷・劣化を生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脈動吸収デバイスを使用したパワース
テアリング装置の一実施例を示す。
【図2】本発明の脈動吸収デバイスの部分断面図であ
る。
【図3】図2のA−A部における脈動吸収デバイスの断
面図である。
【図4】本発明の脈動吸収デバイスの装着例を示す。
【図5】本発明の脈動吸収デバイスと、従来の可撓性金
属チューブを内蔵する脈動吸収ゴムホース、および従来
の可撓性金属チューブを内蔵しない脈動吸収ゴムホース
の脈動圧力と脈動の周波数の関係を示す。
【図6】従来の脈動吸収ゴムホースを使用したパワース
テアリング装置の一実施例を示す。
【図7】従来の脈動吸収ゴムホースを示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 Vベルト 3 油圧ポンプ 3A リザーバータンク 4 ステアリングハンドル 5 アクチュエータ 6 ゴムホース 6A 脈動吸収ゴムホー
ス 6B 可撓性金属チューブ 7,7A 配管 9 脈動吸収デバイス 9A ハウジング 10 配管接続部 11 メッシュ孔 12 メッシュ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ポンプより吐出される流体を通じる
    配管に接続されたハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、メッシュ孔を有する複数
    のメッシュ板を有し、 前記複数のメッシュ板は、前記ハウジング内を通じる前
    記流体の流れ方向に対して垂直に所定の間隔で配置され
    ていることを特徴とする脈動吸収デバイス。
JP19397493A 1993-07-09 1993-07-09 脈動吸収デバイス Pending JPH0727283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19397493A JPH0727283A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 脈動吸収デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19397493A JPH0727283A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 脈動吸収デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0727283A true JPH0727283A (ja) 1995-01-27

Family

ID=16316877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19397493A Pending JPH0727283A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 脈動吸収デバイス

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JP (1) JPH0727283A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511461A (ja) * 2011-02-15 2014-05-15 ウェスティングハウス エレクトリック カンパニー エルエルシー サイドブランチ型共振器を用いた原子炉用ノイズ振動低減システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511461A (ja) * 2011-02-15 2014-05-15 ウェスティングハウス エレクトリック カンパニー エルエルシー サイドブランチ型共振器を用いた原子炉用ノイズ振動低減システム

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