JPH07272582A - 絶縁テープの製法 - Google Patents
絶縁テープの製法Info
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- JPH07272582A JPH07272582A JP6059283A JP5928394A JPH07272582A JP H07272582 A JPH07272582 A JP H07272582A JP 6059283 A JP6059283 A JP 6059283A JP 5928394 A JP5928394 A JP 5928394A JP H07272582 A JPH07272582 A JP H07272582A
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- adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】低コストで優れた接着性,耐座屈性,耐電圧特
性を備えた絶縁テープを効率よく製造することが可能な
絶縁テープの製法を提供する。 【構成】ポリエステルフィルムのフィルム面に、有機チ
タン化合物を主成分とするアンカーコート剤を塗布して
アンカーコート層を形成し、上記アンカーコート層の上
にポリオレフィン系接着剤をフィルム状に押出成形して
上記ポリエステルフィルムとポリオレフィン系接着剤層
を一体化する。
性を備えた絶縁テープを効率よく製造することが可能な
絶縁テープの製法を提供する。 【構成】ポリエステルフィルムのフィルム面に、有機チ
タン化合物を主成分とするアンカーコート剤を塗布して
アンカーコート層を形成し、上記アンカーコート層の上
にポリオレフィン系接着剤をフィルム状に押出成形して
上記ポリエステルフィルムとポリオレフィン系接着剤層
を一体化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気,電子機器,自
動車等の電気配線部分または家庭用屋内,屋外配線等の
用途に用いられる絶縁テープの製法に関するものであ
る。
動車等の電気配線部分または家庭用屋内,屋外配線等の
用途に用いられる絶縁テープの製法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁テープは、図4に示すよう
に、テープの基材となるポリエステルフィルム3上に、
接着剤層4を設けた構造になっている。そして、必要に
応じて、上記フィルム3と接着剤層4との間に、両者の
接着性を高める目的でアンカーコート層5が形成され
る。また、絶縁テープに難燃性を付与するために、通
常、上記接着剤層4に難燃剤が配合されている。このよ
うな絶縁テープは、電気,電子機器あるいは自動車等の
電気配線部分または家庭用屋内,屋外配線等のフラット
電線の構成材料として、電線を被覆して絶縁保護するた
めに用いられるものである。また、このような構成をと
るテープは、産業用テープとして、その用途は上記以外
の多岐にわたっている。
に、テープの基材となるポリエステルフィルム3上に、
接着剤層4を設けた構造になっている。そして、必要に
応じて、上記フィルム3と接着剤層4との間に、両者の
接着性を高める目的でアンカーコート層5が形成され
る。また、絶縁テープに難燃性を付与するために、通
常、上記接着剤層4に難燃剤が配合されている。このよ
うな絶縁テープは、電気,電子機器あるいは自動車等の
電気配線部分または家庭用屋内,屋外配線等のフラット
電線の構成材料として、電線を被覆して絶縁保護するた
めに用いられるものである。また、このような構成をと
るテープは、産業用テープとして、その用途は上記以外
の多岐にわたっている。
【0003】上記絶縁テープとしては、接着剤層4の種
類により、熱硬化型ポリエステル系,熱可塑型ポリエス
テル系,ポリオレフィン系等の接着剤を用いたものが市
販されている。このなかでも、熱硬化型ポリエステル系
接着剤を用いた絶縁テープは、接着性および耐座屈性に
優れていることから賞用されている。しかしながら、こ
の絶縁テープは、常温で硬化が進むため管理面で扱いに
くいという欠点を有し、またコストが高いという問題が
ある。一方、熱可塑型ポリエステル系の接着剤を用いた
絶縁テープも、耐座屈性に優れ、また熱硬化型のものと
較べて、常温で硬化しないため管理面で扱いやすいとい
う利点を有する。しかし、上記熱硬化型のものと同様
に、コストが高いという欠点を有する。
類により、熱硬化型ポリエステル系,熱可塑型ポリエス
テル系,ポリオレフィン系等の接着剤を用いたものが市
販されている。このなかでも、熱硬化型ポリエステル系
接着剤を用いた絶縁テープは、接着性および耐座屈性に
優れていることから賞用されている。しかしながら、こ
の絶縁テープは、常温で硬化が進むため管理面で扱いに
くいという欠点を有し、またコストが高いという問題が
ある。一方、熱可塑型ポリエステル系の接着剤を用いた
絶縁テープも、耐座屈性に優れ、また熱硬化型のものと
較べて、常温で硬化しないため管理面で扱いやすいとい
う利点を有する。しかし、上記熱硬化型のものと同様
に、コストが高いという欠点を有する。
【0004】さらに、熱硬化型および熱可塑型の種類を
問わずポリエステル系の接着剤は、樹脂表面の水に対す
る濡れ性や、樹脂自身の吸収性が高いという性質を有
し、長期耐水特性に劣る。このため、上記ポリエステル
系接着剤を使用した絶縁テープで電線を被覆絶縁し、こ
れを折り畳んだ状態で熱老化させ、その後、形状を復元
し、塩水中にて耐電圧テストを行うような苛酷な評価を
実施した場合は、絶縁不良となり耐電圧特性に劣るとい
う欠点がある。
問わずポリエステル系の接着剤は、樹脂表面の水に対す
る濡れ性や、樹脂自身の吸収性が高いという性質を有
し、長期耐水特性に劣る。このため、上記ポリエステル
系接着剤を使用した絶縁テープで電線を被覆絶縁し、こ
れを折り畳んだ状態で熱老化させ、その後、形状を復元
し、塩水中にて耐電圧テストを行うような苛酷な評価を
実施した場合は、絶縁不良となり耐電圧特性に劣るとい
う欠点がある。
【0005】他方、上記接着剤としてポリオレフィン系
接着剤を用いた絶縁テープは、上記ポリエステル系接着
剤を用いた絶縁テープと較べて、接着性および耐座屈性
の特性で劣るが、常温で硬化せず、さらにコストは最も
安価であるという利点を有する。しかし、このポリオレ
フィン系接着剤を用いた絶縁テープも、上記ポリオレフ
ィン系のものと同様に耐電圧特性に劣るという欠点を有
する。
接着剤を用いた絶縁テープは、上記ポリエステル系接着
剤を用いた絶縁テープと較べて、接着性および耐座屈性
の特性で劣るが、常温で硬化せず、さらにコストは最も
安価であるという利点を有する。しかし、このポリオレ
フィン系接着剤を用いた絶縁テープも、上記ポリオレフ
ィン系のものと同様に耐電圧特性に劣るという欠点を有
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、ポリオレ
フィン系接着剤を用いた絶縁テープは、接着性,耐座屈
性,耐電圧特性に劣るという性質を有する。したがっ
て、例えば、自動車の電気系統部分や家庭用屋外配線等
の過酷な条件の電気配線に用いた場合、物理的衝撃によ
りフラット電線が座屈変形し、断線等の故障が起こると
いう問題が生じる。また、フラット電線を折り曲げて長
期間使用した場合、部分的剥離の発生や、クラックの発
生の問題も生じる。さらに、ポリオレフィン系接着剤を
用いた絶縁テープは、その製造工程にも問題を有する。
すなわち、ポリオレフィン系接着剤は、テープの基材で
あるポリエステルフィルムと接着性が悪いため、前述し
たアンカーコート層は必要不可欠なものである。そし
て、このアンカーコート層は、通常ウレタン系アンカー
コート剤を溶剤に溶解してポリエステルフィルムのフィ
ルム面に塗布することにより形成されるが、このウレタ
ン系アンカーコート剤は、べとつきがあるため、ウレタ
ン系アンカーコート剤が塗布された基材フィルムは、乾
燥等の処理を施しても取扱いにくく、作業性が悪いとい
う欠点を有する。
フィン系接着剤を用いた絶縁テープは、接着性,耐座屈
性,耐電圧特性に劣るという性質を有する。したがっ
て、例えば、自動車の電気系統部分や家庭用屋外配線等
の過酷な条件の電気配線に用いた場合、物理的衝撃によ
りフラット電線が座屈変形し、断線等の故障が起こると
いう問題が生じる。また、フラット電線を折り曲げて長
期間使用した場合、部分的剥離の発生や、クラックの発
生の問題も生じる。さらに、ポリオレフィン系接着剤を
用いた絶縁テープは、その製造工程にも問題を有する。
すなわち、ポリオレフィン系接着剤は、テープの基材で
あるポリエステルフィルムと接着性が悪いため、前述し
たアンカーコート層は必要不可欠なものである。そし
て、このアンカーコート層は、通常ウレタン系アンカー
コート剤を溶剤に溶解してポリエステルフィルムのフィ
ルム面に塗布することにより形成されるが、このウレタ
ン系アンカーコート剤は、べとつきがあるため、ウレタ
ン系アンカーコート剤が塗布された基材フィルムは、乾
燥等の処理を施しても取扱いにくく、作業性が悪いとい
う欠点を有する。
【0007】しかし、ポリオレフィン系接着剤を用いた
絶縁テープは、前述のように他の接着剤を用いた絶縁テ
ープと比べてコストが大幅に安く、常温で熱硬化せず管
理面で扱い易いため、接着性,耐座屈性,耐電圧特性の
それぞれの特性および製造効率を高め、実用に供しうる
ようにすることが求められている。
絶縁テープは、前述のように他の接着剤を用いた絶縁テ
ープと比べてコストが大幅に安く、常温で熱硬化せず管
理面で扱い易いため、接着性,耐座屈性,耐電圧特性の
それぞれの特性および製造効率を高め、実用に供しうる
ようにすることが求められている。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、接着性,耐座屈性,耐電圧特性に優れ、かつ
低コストの絶縁テープを効率良く製造することが可能な
絶縁テープの製法の提供をその目的とする。
たもので、接着性,耐座屈性,耐電圧特性に優れ、かつ
低コストの絶縁テープを効率良く製造することが可能な
絶縁テープの製法の提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ポリエステルフィルムのフィルム面上
に、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
を塗布してアンカーコート層を形成する工程と、上記ア
ンカーコート層の上にポリオレフィン系接着剤をフィル
ム状に押出成形してポリオレフィン系接着剤層を形成す
る工程とを備えたという構成をとる。
に、この発明は、ポリエステルフィルムのフィルム面上
に、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
を塗布してアンカーコート層を形成する工程と、上記ア
ンカーコート層の上にポリオレフィン系接着剤をフィル
ム状に押出成形してポリオレフィン系接着剤層を形成す
る工程とを備えたという構成をとる。
【0010】
【作用】上記課題を解決するために、本発明者等は、ま
ず、絶縁テープの接着性,耐電圧特性,耐座屈性の問題
について検討した。その結果、上記3つの問題はポリオ
レフィン系接着剤層自身のみに起因するのではなく、上
記のウレタン系アンカーコート層にもよることを突き止
めた。すなわち、耐電圧特性の問題は、絶縁テープを折
り畳んだ後、形状を復元したときに、ウレタン系アンカ
ーコート層と接着剤層との間に微小な浮きおよび剥がれ
が生じることに起因する。また、上記耐座屈性の問題
は、基材フィルムとの接着性を考慮して柔軟なポリオレ
フィン系接着剤を使用することによる接着剤層の剛性不
足が原因である。そこで、このウレタン系アンカーコー
ト剤に代えて、有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を使用するという着想を得た。その結果、こ
の有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤を
用いてアンカーコート層を形成すれば、アンカーコート
層と接着剤層との微小な浮き等が生じず、かつ絶縁テー
プの接着性も向上することを突き止めた。そして、耐座
屈性の問題も、上記有機チタン化合物を主剤とするアン
カーコート剤を使用することにより、接着剤層と基材フ
ィルムとの接着性を著しく向上させることが可能とな
り、ポリオレフィン系接着剤層の形成に剛性が高いポリ
オレフィン系接着剤を使用することで解決できることを
見出した。さらに、有機チタン化合物を主成分とするア
ンカーコート剤は、基材フィルムに塗布した後、通常の
乾燥機により簡単に乾燥させることができ、べとつきも
ないため扱いやすいことも突き止め、上記知見と併せて
この発明に到達した。この発明により、接着性,耐電圧
特性,耐座屈性の特性に優れた低コストの絶縁テープを
効率良く製造することが可能となる。
ず、絶縁テープの接着性,耐電圧特性,耐座屈性の問題
について検討した。その結果、上記3つの問題はポリオ
レフィン系接着剤層自身のみに起因するのではなく、上
記のウレタン系アンカーコート層にもよることを突き止
めた。すなわち、耐電圧特性の問題は、絶縁テープを折
り畳んだ後、形状を復元したときに、ウレタン系アンカ
ーコート層と接着剤層との間に微小な浮きおよび剥がれ
が生じることに起因する。また、上記耐座屈性の問題
は、基材フィルムとの接着性を考慮して柔軟なポリオレ
フィン系接着剤を使用することによる接着剤層の剛性不
足が原因である。そこで、このウレタン系アンカーコー
ト剤に代えて、有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を使用するという着想を得た。その結果、こ
の有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤を
用いてアンカーコート層を形成すれば、アンカーコート
層と接着剤層との微小な浮き等が生じず、かつ絶縁テー
プの接着性も向上することを突き止めた。そして、耐座
屈性の問題も、上記有機チタン化合物を主剤とするアン
カーコート剤を使用することにより、接着剤層と基材フ
ィルムとの接着性を著しく向上させることが可能とな
り、ポリオレフィン系接着剤層の形成に剛性が高いポリ
オレフィン系接着剤を使用することで解決できることを
見出した。さらに、有機チタン化合物を主成分とするア
ンカーコート剤は、基材フィルムに塗布した後、通常の
乾燥機により簡単に乾燥させることができ、べとつきも
ないため扱いやすいことも突き止め、上記知見と併せて
この発明に到達した。この発明により、接着性,耐電圧
特性,耐座屈性の特性に優れた低コストの絶縁テープを
効率良く製造することが可能となる。
【0011】つぎに、この発明の絶縁テープの製法を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】この発明の絶縁テープの製法は、例えば、
図1に示すような装置を用い、ポリエステルフィルム3
のフィルム面に有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を塗工してアンカーコート層2を形成し、こ
のアンカーコート層2の層上にポリオレフィン系接着剤
層1を形成する(図3参照)という一連の操作により実
施することができる。
図1に示すような装置を用い、ポリエステルフィルム3
のフィルム面に有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を塗工してアンカーコート層2を形成し、こ
のアンカーコート層2の層上にポリオレフィン系接着剤
層1を形成する(図3参照)という一連の操作により実
施することができる。
【0013】すなわち、まず、上記絶縁テープの基材と
なる上記ポリエステルフィルム3を準備する。このポリ
エステルフィルム3は、特に制限されるものではなく、
従来公知のものが使用される。そして、その厚みは、耐
久性,屈曲性および電気絶縁性の観点から、通常、0.
012〜0.2mmの範囲に設定される。好ましくは、
0.025〜0.1mmの範囲である。
なる上記ポリエステルフィルム3を準備する。このポリ
エステルフィルム3は、特に制限されるものではなく、
従来公知のものが使用される。そして、その厚みは、耐
久性,屈曲性および電気絶縁性の観点から、通常、0.
012〜0.2mmの範囲に設定される。好ましくは、
0.025〜0.1mmの範囲である。
【0014】そして、図1に示すように、ロール6か
ら、上記ポリエステルフィルム3を、コーティングロー
ル7aとロール7bとからなるアンカーコート剤塗布ロ
ール7に供給する。
ら、上記ポリエステルフィルム3を、コーティングロー
ル7aとロール7bとからなるアンカーコート剤塗布ロ
ール7に供給する。
【0015】上記アンカーコート剤の塗布は、グラビア
ロールコート法により行われる。すなわち、容器15に
満たされた塗布用アンカーコート剤2aに浸漬している
ロール7bとコーティングロール7aとの間にポリエス
テルフィルム3を通過させることによりアンカーコート
剤2aが塗布される。なお、アンカーコート剤2aの塗
布は、上記グラビアロールコート法に限定されず、リバ
ースロールコート法等の他の一般的なロールコート法に
より行ってもよい。
ロールコート法により行われる。すなわち、容器15に
満たされた塗布用アンカーコート剤2aに浸漬している
ロール7bとコーティングロール7aとの間にポリエス
テルフィルム3を通過させることによりアンカーコート
剤2aが塗布される。なお、アンカーコート剤2aの塗
布は、上記グラビアロールコート法に限定されず、リバ
ースロールコート法等の他の一般的なロールコート法に
より行ってもよい。
【0016】上記アンカーコート剤2aは、有機チタン
化合物を主成分とするものである。この有機チタン化合
物としては、下記の一般式で表されるアルキルチタネー
トを用いることができる。
化合物を主成分とするものである。この有機チタン化合
物としては、下記の一般式で表されるアルキルチタネー
トを用いることができる。
【0017】Ti(OR)4 〔上記式において、Rはアルキル基またはアリル基であ
る。〕
る。〕
【0018】このようなアルキルチタネートとしては、
例えば、下記に示すような化合物があげられ、単独であ
るいは併せて用いられる。
例えば、下記に示すような化合物があげられ、単独であ
るいは併せて用いられる。
【0019】テトラ−i−プロピルチタネート〔Ti
(O−i−C3 H7 )4 〕,テトラ−n−ブチルチタネ
ート〔Ti(O−n−C4 H9 )4 〕,テトラ(2−エ
チルヘキシル)チタネート{Ti〔OCH2 CH(C2
H5 )C4 H9 〕4 },テトラステアリルチタネート
〔Ti(OC18H37)4 〕。
(O−i−C3 H7 )4 〕,テトラ−n−ブチルチタネ
ート〔Ti(O−n−C4 H9 )4 〕,テトラ(2−エ
チルヘキシル)チタネート{Ti〔OCH2 CH(C2
H5 )C4 H9 〕4 },テトラステアリルチタネート
〔Ti(OC18H37)4 〕。
【0020】また、上記有機チタン化合物を主成分とす
る塗布用アンカーコート剤2aは、この有機チタン化合
物を、酢酸エチル,イソプロピルアルコール,トルエン
等の有機溶剤に濃度0.5〜10重量%(以下「%」と
略す)の割合で溶解することにより調製することができ
る。
る塗布用アンカーコート剤2aは、この有機チタン化合
物を、酢酸エチル,イソプロピルアルコール,トルエン
等の有機溶剤に濃度0.5〜10重量%(以下「%」と
略す)の割合で溶解することにより調製することができ
る。
【0021】つぎに、アンカーコート剤2aが塗布され
たポリエステルフィルム3を乾燥機8に導入し加熱乾燥
処理を行い、アンカーコート層2を形成する。
たポリエステルフィルム3を乾燥機8に導入し加熱乾燥
処理を行い、アンカーコート層2を形成する。
【0022】この有機チタン化合物を主成分とするアン
カーコート剤を用いて形成されたアンカーコート層2
は、分子内の−OR基が加水分解反応により解離するた
め、酸化チタン(TiO2 )に近い構造の無色透明で非
常に薄い高分子酸化チタン膜となる。その厚みは、0.
0005〜1.0μmの範囲、好ましくは0.001〜
0.5μmの範囲である。
カーコート剤を用いて形成されたアンカーコート層2
は、分子内の−OR基が加水分解反応により解離するた
め、酸化チタン(TiO2 )に近い構造の無色透明で非
常に薄い高分子酸化チタン膜となる。その厚みは、0.
0005〜1.0μmの範囲、好ましくは0.001〜
0.5μmの範囲である。
【0023】一方、ペレット状ポリオレフィン系接着剤
を準備する。
を準備する。
【0024】上記ポリオレフィン系接着剤としては、例
えば、高密度ポリエチレン(HDPE),低密度ポリエ
チレン(LDPE),直鎖状低密度ポリエチレン(L−
LDPE),超低密度ポリエチレン,ポリプロピレン
(PP)およびその共重合体等の樹脂があげられる。ま
た、このような樹脂等を、不飽和カルボン酸(アクリル
酸,メタクリル酸,マレイン酸,フマル酸,イタコン
酸,クロトン酸,シトラコン酸等)や酸無水物(無水マ
レイン酸,無水イタコン酸,無水シトラコン酸等)によ
りグラフト変性した変性ポリオレフィン系接着剤があげ
られる。さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A),エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EE
A),エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA),
エチレン−酢酸ビニルグリシジルメタクリル酸共重合体
(E−VA−GMA)等のエチレン系共重合体があげら
れる。また、これらの共重合体をアルコキシシランまた
は上記の不飽和カルボン酸や酸無水物でグラフト変性し
たものや、アイオノマー(エチレン−アクリル酸金属イ
オン共重合体,エチレン−メタクリル酸金属イオン共重
合体等)を用いることもできる。このなかでも、絶縁テ
ープの接着性の観点から、無水マレイン酸によりグラフ
ト変性した変性ポリオレフィン系接着剤もしくはエチレ
ン系共重合体を使用することが好ましい。なお、変性ポ
リオレフィン系接着剤の変性量(分子骨格中における無
水マレイン酸等の重量割合)は、0.1〜5.0%の範
囲に、好ましくは0.2〜3.0%の範囲に設定され
る。この変性量は、赤外分光光度計により分子構造を測
定し、その結果から算出される。
えば、高密度ポリエチレン(HDPE),低密度ポリエ
チレン(LDPE),直鎖状低密度ポリエチレン(L−
LDPE),超低密度ポリエチレン,ポリプロピレン
(PP)およびその共重合体等の樹脂があげられる。ま
た、このような樹脂等を、不飽和カルボン酸(アクリル
酸,メタクリル酸,マレイン酸,フマル酸,イタコン
酸,クロトン酸,シトラコン酸等)や酸無水物(無水マ
レイン酸,無水イタコン酸,無水シトラコン酸等)によ
りグラフト変性した変性ポリオレフィン系接着剤があげ
られる。さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A),エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EE
A),エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA),
エチレン−酢酸ビニルグリシジルメタクリル酸共重合体
(E−VA−GMA)等のエチレン系共重合体があげら
れる。また、これらの共重合体をアルコキシシランまた
は上記の不飽和カルボン酸や酸無水物でグラフト変性し
たものや、アイオノマー(エチレン−アクリル酸金属イ
オン共重合体,エチレン−メタクリル酸金属イオン共重
合体等)を用いることもできる。このなかでも、絶縁テ
ープの接着性の観点から、無水マレイン酸によりグラフ
ト変性した変性ポリオレフィン系接着剤もしくはエチレ
ン系共重合体を使用することが好ましい。なお、変性ポ
リオレフィン系接着剤の変性量(分子骨格中における無
水マレイン酸等の重量割合)は、0.1〜5.0%の範
囲に、好ましくは0.2〜3.0%の範囲に設定され
る。この変性量は、赤外分光光度計により分子構造を測
定し、その結果から算出される。
【0025】そして、絶縁テープに難燃性を付与する場
合は、接着剤層に難燃剤が配合される。この難燃剤とし
ては、特に制限されるものではなく、デカブロモジフェ
ニルエーテル,ヘキサブロモベンゼン,テトラブロモビ
スフェノールAおよびその誘導体,ペンタブロモベンジ
ルポリアクリレート等の臭素系難燃剤、パークロロシク
ロペンタデカン等の塩素系難燃剤、水酸化アルミニウ
ム,水酸化マグネシウム等の無機系難燃剤、リン酸エス
テル,含ハロゲンリン酸エステル等の含リン系難燃剤等
があげられる。そして、配合割合は、ポリオレフィン系
接着剤100重量部(以下「部」と略す)に対して、2
0〜250部の範囲、好ましくは、50〜150部の範
囲に設定される。難燃剤の配合割合が50部未満である
と、絶縁テープに充分な難燃性を付与することが困難と
なる傾向がみられ、逆に150部を越える量を配合して
も難燃性のそれ以上の向上はなくコスト的に無駄となる
傾向がみられるからである。また必要に応じて、難燃剤
とともに、三酸化アンチモン,ホウ酸亜鉛等の難燃助剤
を併せて用いることができる。このような難燃剤および
難燃助剤は、接着剤層の耐電圧特性等の種々特性を低下
させることがなく、大量に配合することが可能なものが
好ましい。このようなものとして、難燃剤としてはパー
クロロシクロペンタデカン、難燃助剤としては三酸化ア
ンチモンがあげられ、これらを併用することが好まし
い。そして、その配合割合は、重量比で、パークロロシ
クロペンタデカン/三酸化アンチモン=50/20〜1
20/70、好ましくは60/30〜100/60の範
囲である。さらに、上記難燃剤,難燃助剤の他に、従来
からポリオレフィン系接着剤層に用いられる各種の添加
剤を必要に応じて配合することが可能である。このよう
な添加剤としては、例えば、銅害防止剤および酸化防止
剤や、二酸化チタン,タルク,アルミナ等の無機充填剤
や、紫外線吸収剤等があげられる。
合は、接着剤層に難燃剤が配合される。この難燃剤とし
ては、特に制限されるものではなく、デカブロモジフェ
ニルエーテル,ヘキサブロモベンゼン,テトラブロモビ
スフェノールAおよびその誘導体,ペンタブロモベンジ
ルポリアクリレート等の臭素系難燃剤、パークロロシク
ロペンタデカン等の塩素系難燃剤、水酸化アルミニウ
ム,水酸化マグネシウム等の無機系難燃剤、リン酸エス
テル,含ハロゲンリン酸エステル等の含リン系難燃剤等
があげられる。そして、配合割合は、ポリオレフィン系
接着剤100重量部(以下「部」と略す)に対して、2
0〜250部の範囲、好ましくは、50〜150部の範
囲に設定される。難燃剤の配合割合が50部未満である
と、絶縁テープに充分な難燃性を付与することが困難と
なる傾向がみられ、逆に150部を越える量を配合して
も難燃性のそれ以上の向上はなくコスト的に無駄となる
傾向がみられるからである。また必要に応じて、難燃剤
とともに、三酸化アンチモン,ホウ酸亜鉛等の難燃助剤
を併せて用いることができる。このような難燃剤および
難燃助剤は、接着剤層の耐電圧特性等の種々特性を低下
させることがなく、大量に配合することが可能なものが
好ましい。このようなものとして、難燃剤としてはパー
クロロシクロペンタデカン、難燃助剤としては三酸化ア
ンチモンがあげられ、これらを併用することが好まし
い。そして、その配合割合は、重量比で、パークロロシ
クロペンタデカン/三酸化アンチモン=50/20〜1
20/70、好ましくは60/30〜100/60の範
囲である。さらに、上記難燃剤,難燃助剤の他に、従来
からポリオレフィン系接着剤層に用いられる各種の添加
剤を必要に応じて配合することが可能である。このよう
な添加剤としては、例えば、銅害防止剤および酸化防止
剤や、二酸化チタン,タルク,アルミナ等の無機充填剤
や、紫外線吸収剤等があげられる。
【0026】そして、上記ポリオレフィン系接着剤と、
必要に応じて上記難燃剤および難燃助剤とを2軸混練機
(例えば、バンバリーミキサーやニーダー)等を用いて
混合した後、水冷、裁断してペレット化する。
必要に応じて上記難燃剤および難燃助剤とを2軸混練機
(例えば、バンバリーミキサーやニーダー)等を用いて
混合した後、水冷、裁断してペレット化する。
【0027】ついで、Tダイ押出機12を用い、上記接
着剤ペレットを、上記ポリエステルフィルム3のアンカ
ーコート層2の上にフィルム状に押出成形してポリオレ
フィン系接着剤層を形成する。そして、これをプレッシ
ャーロール9と温調ロール10の間に通し、ラミネート
して一体化する。
着剤ペレットを、上記ポリエステルフィルム3のアンカ
ーコート層2の上にフィルム状に押出成形してポリオレ
フィン系接着剤層を形成する。そして、これをプレッシ
ャーロール9と温調ロール10の間に通し、ラミネート
して一体化する。
【0028】上記のラミネートの条件は、特に制限され
るものではなく、目的とする絶縁テープの厚み等により
適宜決定され、例えば、ロール温度5〜200℃、ラミ
ネート速度3〜50m/分、ラミネート線圧3〜300
kgf/cmの範囲である。
るものではなく、目的とする絶縁テープの厚み等により
適宜決定され、例えば、ロール温度5〜200℃、ラミ
ネート速度3〜50m/分、ラミネート線圧3〜300
kgf/cmの範囲である。
【0029】そして、上記一体化した絶縁テープを、剥
離ロール11により温調ロール10から剥離してロール
13に巻きとる。
離ロール11により温調ロール10から剥離してロール
13に巻きとる。
【0030】このようにして、全体の厚み0.04〜
0.4mmの図3に示すような3層構造の絶縁テープを
作製することができる。図において、1はポリオレフィ
ン系接着剤層、2は有機チタン化合物を主成分とするア
ンカーコート層、3はポリエステルフィルムである。ま
た、絶縁テープのサイズを適宜変更して作製することに
より、建築資材等のテープを作製することも可能であ
る。
0.4mmの図3に示すような3層構造の絶縁テープを
作製することができる。図において、1はポリオレフィ
ン系接着剤層、2は有機チタン化合物を主成分とするア
ンカーコート層、3はポリエステルフィルムである。ま
た、絶縁テープのサイズを適宜変更して作製することに
より、建築資材等のテープを作製することも可能であ
る。
【0031】また、図2に示すように、絶縁テープの接
着強度を高める目的で、アンカーコート層が形成された
ポリエステルフィルムをコロナ放電処理機14に通し、
コロナ放電処理を行ってもよい。すなわち、有機チタン
化合物を主成分とするアンカーコート剤は、コロナ放電
を行っても爆発する危険がなく、この処理を行うことに
より、ポリエステルフィルムのフィルム面が活性化さ
れ、アンカーコート層の上に接着剤層を形成してラミネ
ート処理したときに、基材フィルムと接着剤層が強く接
着して絶縁テープの一体化が一層容易になる。このコロ
ナ放電処理は、例えば、電極間距離0.5〜10mm、
放電電圧100〜300V、電流5〜10Aの条件で行
われる。
着強度を高める目的で、アンカーコート層が形成された
ポリエステルフィルムをコロナ放電処理機14に通し、
コロナ放電処理を行ってもよい。すなわち、有機チタン
化合物を主成分とするアンカーコート剤は、コロナ放電
を行っても爆発する危険がなく、この処理を行うことに
より、ポリエステルフィルムのフィルム面が活性化さ
れ、アンカーコート層の上に接着剤層を形成してラミネ
ート処理したときに、基材フィルムと接着剤層が強く接
着して絶縁テープの一体化が一層容易になる。このコロ
ナ放電処理は、例えば、電極間距離0.5〜10mm、
放電電圧100〜300V、電流5〜10Aの条件で行
われる。
【0032】そして、絶縁テープの耐座屈性をさらに向
上させるために、上記変性ポリオレフィン系接着剤層の
曲げ弾性率を500〜20000kg/cm2 の範囲、
好ましくは1500〜15000kg/cm2 の範囲、
特に好ましくは2500〜10000kg/cm2 の範
囲に設定してもよい。上記特定の範囲に曲げ弾性率を設
定することにより、接着剤層とポリエステルフィルムの
両者の曲げ弾性率の相違が小さくなり、耐座屈性と接着
性のバランスがより一層優れるようになる。この曲げ弾
性率は、例えば、接着剤層の構成材料の配合を変えるこ
とにより設定することができる。
上させるために、上記変性ポリオレフィン系接着剤層の
曲げ弾性率を500〜20000kg/cm2 の範囲、
好ましくは1500〜15000kg/cm2 の範囲、
特に好ましくは2500〜10000kg/cm2 の範
囲に設定してもよい。上記特定の範囲に曲げ弾性率を設
定することにより、接着剤層とポリエステルフィルムの
両者の曲げ弾性率の相違が小さくなり、耐座屈性と接着
性のバランスがより一層優れるようになる。この曲げ弾
性率は、例えば、接着剤層の構成材料の配合を変えるこ
とにより設定することができる。
【0033】この発明において、曲げ弾性率は、JIS
K 7203の硬質プラスチックの曲げ弾性試験法を
参考にした以下に示す方法により測定される。すなわ
ち、接着剤層を、10mm幅×1mm厚み×80mm長
さに熱プレスにより成形し、試験サンプルとする。そし
て、図10に示すように、試験サンプル30を2つの支
持台29にのせ、加圧くさび28を一定速度(5mm/
分)で降下させ、この時の、荷重−たわみ曲線をチャー
ト紙に記録し、下記の式により曲げ弾性率を算出する。
図10において、Lは2つの支持台29の支点間距離を
示す。
K 7203の硬質プラスチックの曲げ弾性試験法を
参考にした以下に示す方法により測定される。すなわ
ち、接着剤層を、10mm幅×1mm厚み×80mm長
さに熱プレスにより成形し、試験サンプルとする。そし
て、図10に示すように、試験サンプル30を2つの支
持台29にのせ、加圧くさび28を一定速度(5mm/
分)で降下させ、この時の、荷重−たわみ曲線をチャー
ト紙に記録し、下記の式により曲げ弾性率を算出する。
図10において、Lは2つの支持台29の支点間距離を
示す。
【0034】E=L3 /(4×bh3 )×F/Y 〔上記式において、Eは曲げ弾性率(kg/cm2 ),
Lは支点間距離(cm),bは試験サンプルの幅(c
m),hは試験サンプルの厚み(cm),Fは荷重−た
わみ曲線の初めの直線部分の任意に選んだ点の荷重(k
gf),Yは荷重Fにおけるたわみ量(cm)をそれぞ
れ表す。〕
Lは支点間距離(cm),bは試験サンプルの幅(c
m),hは試験サンプルの厚み(cm),Fは荷重−た
わみ曲線の初めの直線部分の任意に選んだ点の荷重(k
gf),Yは荷重Fにおけるたわみ量(cm)をそれぞ
れ表す。〕
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の絶縁テープの
製法は、ポリエステルフィルムとポリオレフィン系接着
剤層との間に、有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を用いてアンカーコート層を形成し、従来の
ウレタン系アンカーコート剤を使用しない製法である。
この有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
の使用により絶縁テープの接着性が優れるようになる。
また、このアンカーコート剤により形成されるアンカー
コート層は、接着剤層に対して優れた親和性を有するた
め、例えば、これを用いた絶縁テープを折り曲げて熱老
化処理をした後、元の形状に復元した際に、アンカーコ
ート層と接着剤層との間に微小な浮きや剥がれが生じる
ことがない。したがって、この形状を復元した絶縁テー
プは、塩水中での耐電圧テストを行っても絶縁不良が起
こらず、耐電圧特性が優れるようになる。また、この有
機チタン化合物を主剤とするアンカーコート剤は、基材
フィルムと接着剤層との接着性を著しく向上させるた
め、剛性が高いポリオレフィン系接着剤を使用すること
が可能となる。この結果、上記接着剤層の曲げ弾性率を
特定範囲に設定することが可能となり、絶縁テープの耐
座屈性が向上するようになる。したがって、この発明に
より得られた絶縁テープを、自動車の電気系統部分や屋
外配線等の過酷な条件の電気配線に用いても、物理的衝
撃による絶縁テープの座屈等が生じることがなく、断線
や絶縁不良等の事故が発生しなくなる。また、上記接着
剤層に、難燃剤を配合して製造すれば、得られる絶縁テ
ープをフラットケーブル等に応用した場合において、通
電時に電線が発熱しても、発火することがない。そし
て、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
は、基材フィルムに塗布してもべとつきがなく、加熱乾
燥処理により速やかに乾燥するため、取扱が容易にな
り、製造効率が向上するようになる。したがって、得ら
れる絶縁テープのコストを低減させることが可能とな
る。また、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコ
ート剤は、コロナ放電処理を行うことも可能であるた
め、基材フィルムと接着剤層がより強固に接着するよう
になる。そして、この発明により得られる絶縁テープ
は、上記各特性に優れているため、この絶縁テープを、
所定の形状に成形することにより、例えば高性能の建築
材料等の上記用途以外の他の産業分野にも展開すること
ができる。
製法は、ポリエステルフィルムとポリオレフィン系接着
剤層との間に、有機チタン化合物を主成分とするアンカ
ーコート剤を用いてアンカーコート層を形成し、従来の
ウレタン系アンカーコート剤を使用しない製法である。
この有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
の使用により絶縁テープの接着性が優れるようになる。
また、このアンカーコート剤により形成されるアンカー
コート層は、接着剤層に対して優れた親和性を有するた
め、例えば、これを用いた絶縁テープを折り曲げて熱老
化処理をした後、元の形状に復元した際に、アンカーコ
ート層と接着剤層との間に微小な浮きや剥がれが生じる
ことがない。したがって、この形状を復元した絶縁テー
プは、塩水中での耐電圧テストを行っても絶縁不良が起
こらず、耐電圧特性が優れるようになる。また、この有
機チタン化合物を主剤とするアンカーコート剤は、基材
フィルムと接着剤層との接着性を著しく向上させるた
め、剛性が高いポリオレフィン系接着剤を使用すること
が可能となる。この結果、上記接着剤層の曲げ弾性率を
特定範囲に設定することが可能となり、絶縁テープの耐
座屈性が向上するようになる。したがって、この発明に
より得られた絶縁テープを、自動車の電気系統部分や屋
外配線等の過酷な条件の電気配線に用いても、物理的衝
撃による絶縁テープの座屈等が生じることがなく、断線
や絶縁不良等の事故が発生しなくなる。また、上記接着
剤層に、難燃剤を配合して製造すれば、得られる絶縁テ
ープをフラットケーブル等に応用した場合において、通
電時に電線が発熱しても、発火することがない。そし
て、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤
は、基材フィルムに塗布してもべとつきがなく、加熱乾
燥処理により速やかに乾燥するため、取扱が容易にな
り、製造効率が向上するようになる。したがって、得ら
れる絶縁テープのコストを低減させることが可能とな
る。また、有機チタン化合物を主成分とするアンカーコ
ート剤は、コロナ放電処理を行うことも可能であるた
め、基材フィルムと接着剤層がより強固に接着するよう
になる。そして、この発明により得られる絶縁テープ
は、上記各特性に優れているため、この絶縁テープを、
所定の形状に成形することにより、例えば高性能の建築
材料等の上記用途以外の他の産業分野にも展開すること
ができる。
【0036】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0037】
【実施例1〜5】以下のようにして、絶縁テープを作製
した。すなわち、まず、厚み50μmのポリエステルフ
ィルムのフィルム面に、アルキルチタネート溶液(溶
媒:トルエンとイソプロピルアルコール混合液、濃度5
%)を用いて厚み0.1μmのアンカーコート層を形成
した。他方、下記の表1に示す材料を同表に示す割合で
配合し、これを2軸混練機を用いて混練した後、水冷、
裁断して接着剤ペレットを作製した。そして、上記ポリ
エステルフィルムのアンカーコート層の上に、上記接着
剤ペレットをTダイ押出機により押し出すと同時に、ロ
ール温度60℃、ラミネート速度10m/分、ラミネー
ト線圧20kgf/cmの条件でラミネート加工して厚
み80μmの接着剤層を形成することにより目的とする
絶縁テープを得た。
した。すなわち、まず、厚み50μmのポリエステルフ
ィルムのフィルム面に、アルキルチタネート溶液(溶
媒:トルエンとイソプロピルアルコール混合液、濃度5
%)を用いて厚み0.1μmのアンカーコート層を形成
した。他方、下記の表1に示す材料を同表に示す割合で
配合し、これを2軸混練機を用いて混練した後、水冷、
裁断して接着剤ペレットを作製した。そして、上記ポリ
エステルフィルムのアンカーコート層の上に、上記接着
剤ペレットをTダイ押出機により押し出すと同時に、ロ
ール温度60℃、ラミネート速度10m/分、ラミネー
ト線圧20kgf/cmの条件でラミネート加工して厚
み80μmの接着剤層を形成することにより目的とする
絶縁テープを得た。
【0038】
【比較例1〜7】比較例1〜5は、EEAのシラン変性
体により、比較例6は、ウレタン系アンカーコート剤に
より、それぞれ、厚み10μmのアンカーコート層を形
成した。また、比較例7は、アンカーコート層を形成し
なかった。これ以外は、下記の表2および表3に示す材
料を同表に示す割合で配合し、上記実施例と同様にして
絶縁テープを作製した。
体により、比較例6は、ウレタン系アンカーコート剤に
より、それぞれ、厚み10μmのアンカーコート層を形
成した。また、比較例7は、アンカーコート層を形成し
なかった。これ以外は、下記の表2および表3に示す材
料を同表に示す割合で配合し、上記実施例と同様にして
絶縁テープを作製した。
【0039】このようにして得られた実施例品1〜5,
比較例品1〜7の絶縁テープについて、耐座屈性,耐電
圧特性,対銅箔接着力のそれぞれの特性を調べた。その
結果も、上記材料の配合割合と併せて下記の表1〜表3
に示す。なお、上記特性は、下記に示す方法にしたがっ
て調べた。
比較例品1〜7の絶縁テープについて、耐座屈性,耐電
圧特性,対銅箔接着力のそれぞれの特性を調べた。その
結果も、上記材料の配合割合と併せて下記の表1〜表3
に示す。なお、上記特性は、下記に示す方法にしたがっ
て調べた。
【0040】〔耐電圧特性〕絶縁テープ2枚と5本の銅
線を用いて貼り合わせ加工を行い、図5に示すようなフ
ラットケーブル18を作製し、これを試験サンプルとし
た。図5において、(a)は、フラットケーブル18の
断面図、(b)はその平面図を示す。また、15は5本
の導線を示す。そして、このフラットケーブル18を図
6に示すように直角に折り畳み、この状態で、100℃
で120時間の熱老化処理を行った。その後、室温まで
冷却し、元の形状に復元した。そして、図7に示すよう
に、容器16に5%食塩水17を満たし、上記フラット
ケーブル18の折り目を食塩水17に浸した。そして直
流電源20を用いて銅線15の最側部に位置する銅線か
ら1kvの電圧で1分間印加した。そして、電圧計19
により電圧の低下を測定した。すなわち、銅線15と接
着剤層1との間に空隙があると、そこに食塩水17が浸
入して通電し、電圧が低下する。したがって、耐電圧特
性は、電圧が低下しなかったものを○、電圧が低下した
もの×で表した。また、併せてフラットケーブルの外観
観察も行い、変化がなかったものを○、変色やクラック
等の発生が認められたものを×で表した。
線を用いて貼り合わせ加工を行い、図5に示すようなフ
ラットケーブル18を作製し、これを試験サンプルとし
た。図5において、(a)は、フラットケーブル18の
断面図、(b)はその平面図を示す。また、15は5本
の導線を示す。そして、このフラットケーブル18を図
6に示すように直角に折り畳み、この状態で、100℃
で120時間の熱老化処理を行った。その後、室温まで
冷却し、元の形状に復元した。そして、図7に示すよう
に、容器16に5%食塩水17を満たし、上記フラット
ケーブル18の折り目を食塩水17に浸した。そして直
流電源20を用いて銅線15の最側部に位置する銅線か
ら1kvの電圧で1分間印加した。そして、電圧計19
により電圧の低下を測定した。すなわち、銅線15と接
着剤層1との間に空隙があると、そこに食塩水17が浸
入して通電し、電圧が低下する。したがって、耐電圧特
性は、電圧が低下しなかったものを○、電圧が低下した
もの×で表した。また、併せてフラットケーブルの外観
観察も行い、変化がなかったものを○、変色やクラック
等の発生が認められたものを×で表した。
【0041】〔対銅箔接着力〕絶縁テープの接着剤層を
ヒートロールラミネート法により圧延銅箔(厚み50μ
m,無処理品)に接着させた。このときのラミネートの
条件は、3段の2本一対の直径80mmのシリコンゴム
ロールを用いて、ロール温度175℃、ラミネート速度
0.5m/分、ラミネート線圧6.0kgf/cmで行
った。そして、得られた接着物を10mm幅に切断し、
試験サンプルとした。これを、ストログラフ(東洋精機
社製、R−2型)により、速さ50mm/分の180度
剥離試験を行い、銅箔と絶縁テープとの剥離強度を測定
した。
ヒートロールラミネート法により圧延銅箔(厚み50μ
m,無処理品)に接着させた。このときのラミネートの
条件は、3段の2本一対の直径80mmのシリコンゴム
ロールを用いて、ロール温度175℃、ラミネート速度
0.5m/分、ラミネート線圧6.0kgf/cmで行
った。そして、得られた接着物を10mm幅に切断し、
試験サンプルとした。これを、ストログラフ(東洋精機
社製、R−2型)により、速さ50mm/分の180度
剥離試験を行い、銅箔と絶縁テープとの剥離強度を測定
した。
【0042】〔耐座屈性〕2つの絶縁テープを、それぞ
れの接着層が互いに接触するようにして、上記対銅箔接
着力の評価と同様の条件でヒートロールラミネート法に
より接着させ、これを50mm幅×150mm長さに成
形したものを試験サンプルとした。この試験サンプルを
用い、上記ストログラフを使用して耐座屈性の評価をし
た。すなわち、図8に示すように、試験サンプル24を
2つの支持板23aおよび23bの間に配置し、テープ
22で固定する。そして支持板23bを一定速度で矢印
方向に移動させることにより圧縮力を加え、上記サンプ
ル24が完全に折れ曲がった状態になるまで加圧し、そ
の時の荷重−圧縮距離の曲線をチャート紙に記録する。
なお、図8において、21はロードセルを示す。また、
この荷重−圧縮距離の曲線の一例を図9に示す。図にお
いて、曲線25は座屈がなかった場合の曲線であり、曲
線26は座屈した場合の曲線である。座屈した場合に
は、曲線26において、ピーク27が現れる。したがっ
て、耐座屈性の評価は、このピーク27が現れなかった
ものを○、現れたものを×として表した。
れの接着層が互いに接触するようにして、上記対銅箔接
着力の評価と同様の条件でヒートロールラミネート法に
より接着させ、これを50mm幅×150mm長さに成
形したものを試験サンプルとした。この試験サンプルを
用い、上記ストログラフを使用して耐座屈性の評価をし
た。すなわち、図8に示すように、試験サンプル24を
2つの支持板23aおよび23bの間に配置し、テープ
22で固定する。そして支持板23bを一定速度で矢印
方向に移動させることにより圧縮力を加え、上記サンプ
ル24が完全に折れ曲がった状態になるまで加圧し、そ
の時の荷重−圧縮距離の曲線をチャート紙に記録する。
なお、図8において、21はロードセルを示す。また、
この荷重−圧縮距離の曲線の一例を図9に示す。図にお
いて、曲線25は座屈がなかった場合の曲線であり、曲
線26は座屈した場合の曲線である。座屈した場合に
は、曲線26において、ピーク27が現れる。したがっ
て、耐座屈性の評価は、このピーク27が現れなかった
ものを○、現れたものを×として表した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】上記表1〜表3から、実施例品の絶縁テー
プは、耐電圧特性,対銅箔接着特性,耐座屈性の全ての
特性に優れていることがわかる。また、実施例品の絶縁
テープは、その製造工程において、ポリエステルフィル
ムにアンカーコート剤を塗布してもべとつかず、取り扱
いやすかった。これに対し、比較例1品および比較例6
品は、耐座屈性および耐電圧特性に劣っていた。また、
比較例2品,比較例3品,比較例5品は、耐電圧特性に
劣っていた。また、比較例4品は、耐電圧特性に劣り、
また対銅箔接着力が低かった。そして、比較例7品は、
耐電圧特性が悪く、また銅箔に対しては接着していた
が、ポリエステルフィルムと接着剤層との間では殆ど接
着していなかった。また、ウレタン系アンカーコート剤
を使用した比較例6品の絶縁テープは、その製造工程に
おいて、アンカーコート剤を塗布したポリエステルフィ
ルムがべとついて取り扱いにくかった。
プは、耐電圧特性,対銅箔接着特性,耐座屈性の全ての
特性に優れていることがわかる。また、実施例品の絶縁
テープは、その製造工程において、ポリエステルフィル
ムにアンカーコート剤を塗布してもべとつかず、取り扱
いやすかった。これに対し、比較例1品および比較例6
品は、耐座屈性および耐電圧特性に劣っていた。また、
比較例2品,比較例3品,比較例5品は、耐電圧特性に
劣っていた。また、比較例4品は、耐電圧特性に劣り、
また対銅箔接着力が低かった。そして、比較例7品は、
耐電圧特性が悪く、また銅箔に対しては接着していた
が、ポリエステルフィルムと接着剤層との間では殆ど接
着していなかった。また、ウレタン系アンカーコート剤
を使用した比較例6品の絶縁テープは、その製造工程に
おいて、アンカーコート剤を塗布したポリエステルフィ
ルムがべとついて取り扱いにくかった。
【0047】
【実施例6】ポリエステルフィルムのフィルム面にアン
カーコート剤を塗布した後、電極間距離3mm,電流5
A,電圧120Vの条件でコロナ放電処理を行い、また
接着剤として実施例3と同様のものを用いて接着剤層を
形成した。これ以外は、上記実施例と同様の操作を行い
絶縁テープを作製した。
カーコート剤を塗布した後、電極間距離3mm,電流5
A,電圧120Vの条件でコロナ放電処理を行い、また
接着剤として実施例3と同様のものを用いて接着剤層を
形成した。これ以外は、上記実施例と同様の操作を行い
絶縁テープを作製した。
【0048】このようにして得られ絶縁テープについ
て、耐座屈性,耐電圧特性,対銅箔接着力のそれぞれの
特性を調べた。その結果を下記の表4に示す。
て、耐座屈性,耐電圧特性,対銅箔接着力のそれぞれの
特性を調べた。その結果を下記の表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】上記表4から明らかなように、この絶縁テ
ープは、コロナ放電処理をしているため、実施例3品の
絶縁テープと比較して10%程度高い接着強度を示し
た。
ープは、コロナ放電処理をしているため、実施例3品の
絶縁テープと比較して10%程度高い接着強度を示し
た。
【図1】この発明の絶縁テープの製法の一実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】上記実施例において、コロナ放電処理を施した
場合の説明図である。
場合の説明図である。
【図3】この発明の一実施例の絶縁テープの断面図であ
る。
る。
【図4】従来の絶縁テープの断面図である。
【図5】(a)は耐電圧特性の測定に使用する試験サン
プルの断面図であり、(b)はその平面図である。
プルの断面図であり、(b)はその平面図である。
【図6】耐電圧特性の測定での絶縁テープの折り畳み状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図7】耐電圧特性の測定方法の説明図である。
【図8】耐座屈性の測定方法の説明図である。
【図9】上記耐座屈性の測定において得られる荷重−圧
縮距離の曲線図である。
縮距離の曲線図である。
【図10】曲げ弾性率の測定方法の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムのフィルム面上に
有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤を塗
布してアンカーコート層を形成する工程と、上記アンカ
ーコート層の上にポリオレフィン系接着剤をフィルム状
に押出成形してポリオレフィン系接着剤層を形成する工
程とを備えたことを特徴とする絶縁テープの製法。 - 【請求項2】 アンカーコート層が形成されたポリエス
テルフィルムをコロナ放電処理する請求項1記載の絶縁
テープの製法。 - 【請求項3】 ポリオレフィン系接着剤層の曲げ弾性率
を、500〜20000kg/cm2 の範囲に設定する
請求項1または2記載の絶縁テープの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059283A JPH07272582A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 絶縁テープの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059283A JPH07272582A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 絶縁テープの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07272582A true JPH07272582A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13108919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6059283A Pending JPH07272582A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 絶縁テープの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07272582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027279A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 絶縁フィルムおよびそれを備えたフラットケーブル |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP6059283A patent/JPH07272582A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010027279A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 絶縁フィルムおよびそれを備えたフラットケーブル |
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