JPH07272370A - ディスクチャッキング装置 - Google Patents

ディスクチャッキング装置

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JPH07272370A
JPH07272370A JP6077887A JP7788794A JPH07272370A JP H07272370 A JPH07272370 A JP H07272370A JP 6077887 A JP6077887 A JP 6077887A JP 7788794 A JP7788794 A JP 7788794A JP H07272370 A JPH07272370 A JP H07272370A
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JP
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disk
disc
chucking
arrow
optical
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JP6077887A
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Yoshiyuki Tokumoto
佳幸 徳本
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Sony Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクテーブルに対するディスクの着脱は
弱い力で容易に行え、ディスクチャッキングの完了状態
では、ディスクに反りを生じさせることなく、ディスク
をディスクテーブル上に強固に固定することができるよ
うにすること。 【構成】 3つの円弧状爪16を光ディスク7の中心穴
8内に弱い力で係合させて、光ディスク7をディスクテ
ーブル6上に弱い力で保持するサブチャッキング状態
と、チャッキングプーリ18によって光ディスク7をデ
ィスクテーブル6のディスク載置面62上に強い力で平
行に圧着して固定部するメインチャッキング状態とが得
られるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCDプレーヤや
CD−ROMドライブ等のディスク装置に適用するのに
最適なディスクチャッキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDプレーヤやCD−ROM
ドライブ等のディスク装置には、図7に示すようなトレ
ータイプのディスク装置1と、図8に示すようなディス
クマン等と称されるハンディタイプのディスク装置11
がある。
【0003】図7に示すトレータイプのディスク装置1
は、ディスク装置本体2に対して矢印a、b方向に水平
に出し入れされるディスクトレー3を有し、このディス
クトレー3に上向けに取り付けたスピンドルモータ4の
スピンドル5の上端にディスクテーブル6を水平に取り
付けている。そして、ディスクテーブル6に後述するボ
ールチャッキング機構60が取り付けられている。
【0004】そして、記録及び/又は再生用のディスク
である直径が12cm等の光ディスク7をその中心穴8
によってディスクテーブル6上にボールチャッキング機
構60によって水平にセルフチャッキングし、ディスク
トレー3によって光ディスク7をディスク装置本体2内
に矢印a方向から水平にローディングする。そして、ス
ピンドルモータ4によってディスクテーブル6と一体に
光ディスク7を高速回転しながら、ディスクトレー3又
はディスク装置本体2内に取り付けられている光学ピッ
クアップ9によって光ディスク7の記録及び/又は再生
を行うように構成されている。
【0005】また、図8に示すハンディタイプのディス
ク装置11は、ディスク装置本体12にカバー13を矢
印c、d方向に開閉自在に取り付け、ディスク装置本体
12内の中央部に上向けに取り付けたスピンドルモータ
4のスピンドル5の上端にディスクテーブル6を水平に
取り付けている。そして、ディスクテーブル6に後述す
るボールチャッキング機構60が取り付けられている。
【0006】そして、光ディスク7をその中心穴8によ
ってディスクテーブル6上にボールチャッキング機構6
0によって水平にセルフチャッキングし、カバー3を矢
印d方向に閉じた状態で、スピンドルモータ4によって
ディスクテーブル6と一体に光ディスク7を高速回転し
ながら、ディスク装置本体12内に取り付けられている
光学ピックアップ9によって光ディスク7の記録及び/
又は再生を行うように構成されている。
【0007】ところで、従来のこの種ディスク装置1や
11に使用されていたディスクテーブル6及びボールチ
ャッキング機構60は図9に示すように構成されてい
た。
【0008】即ち、まず、ディスクテーブル6は、中心
にセンターハブ61を一体に形成し、外周の上面に環状
のディスク載置面62を水平に形成し、これらセンター
ハブ61とディスク載置面62との間に環状の凹部63
を形成し、センターハブ61の上端の外周にテーパー面
64を形成している。
【0009】次に、ボールチャッキング機構60は、セ
ンターハブ61のテーパー面64の下部で円周方向の3
等分位置に形成した3つの凹部65内にそれぞれスチー
ルボール等のボール66を遊嵌させ、これら3つの凹部
65の下部でセンターハブ61に形成した環状溝67内
に押圧手段であるOリング68を組み込んで、このOリ
ング68の圧縮反発力によって3つのボール66をセン
ターハブ61の外側に向って矢印e方向に押圧付勢させ
たものである。
【0010】そして、図9の(B)に示すように、光デ
ィスク7を中心穴8によってディスクテーブル6のセン
ターハブ61の外周に矢印f方向から挿入してディスク
載置面62上に装着した時、Oリング68の圧縮反発力
によって3つのボール66を光ディスク7の中心穴8の
上側エッジ80の3点に矢印e、f方向に押圧して、光
ディスク7をディスクテーブル6の中心に対してセンタ
ーリングすると同時に、光ディスク7をディスク載置面
62上に圧着して固定するようにしている。
【0011】従って、このボールチャッキング機構60
をディスクテーブル6に取り付けることによってディス
ク装置1、11を垂直に立てて使用する時のディスクテ
ーブル6に対する光ディスク7の脱落を防止でき、直径
が8cm等の異径の光ディスクもアダプターなしでディ
スクテーブル6に装着して記録及び/又は再生すること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のボール
チャッキング機構60は次のような問題があった。
【0013】近時、CD−ROMドライブ等では、光デ
ィスク7の高密度記録化のために、ディスクテーブル6
の回転速度を2倍〜4倍に上昇させる傾向にある。そし
て、ディスクテーブル6の回転速度を上昇させるために
は、ディスクテーブル6上で光ディスク7がスリップし
ないように、光ディスク7をディスクテーブル6上に強
固に固定しなければならない。
【0014】そこで、従来のボールチャッキング機構6
0でも、Oリング68の圧縮反発力を増大すれば、3つ
のボール66による矢印e、f方向の押圧力を増大し
て、光ディスク7をディスクテーブル6上に強固に固定
することができるが、3つのボール66による矢印f方
向の強い押圧力が光ディスク7の中心穴8の上側エッジ
80の3点に集中してしまうために、光ディスク7に図
9の(B)に1点鎖線で示すような矢印g方向の反りが
生じると言う問題がある。
【0015】また、3つのボール66による矢印e方向
の押圧力が増大すると、ディスクテーブル6のセンター
ハブ61の外周に光ディスク7の中心穴8を矢印f、h
方向に抜き差しする際の3つのボール66による抵抗が
大きくなるために、ディスクテーブル6に対する光ディ
スク7の着脱に強い力が必要になると言う問題がある。
【0016】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ディスクテーブルに対するディス
クの着脱は弱い力で容易に行えるにも拘らず、ディスク
チャッキングの完了状態では、ディスクに反りを生じさ
せることなく、ディスクをディスクテーブル上に強固に
固定することができるディスクチャッキング装置を提供
することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクチャッキング装置は、ディスクテ
ーブルのセンターハブの外周に設けられて、装着された
ディスクの中心穴内に弱い力で係合されてそのディスク
を上記ディスクテーブル上に弱い力で保持するサブチャ
ッキング手段と、ディスク装置本体内に設けられて、上
記ディスクテーブル上に圧着、離間自在に構成され、上
記ディスクを上記ディスクテーブルのディスク載置面上
に強い力で平行に圧着して固定するメインチャッキング
手段とを備えたものである。
【0018】
【作用】上記のように構成された本発明のディスクチャ
ッキング装置は、サブチャッキング手段をディスクの中
心穴内に弱い力で係合させて、ディスクをディスクテー
ブル上に弱い力で保持するサブチャッキング状態と、メ
インチャッキング手段によってディスクをディスクテー
ブルのディスク載置面上に強い力で平行に圧着して固定
するメインチャッキング状態とが得られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明をCDプレーヤやCD−ROM
ドライブ等のディスク装置に適用したディスクチャッキ
ング装置の実施例を図1〜図6を参照して説明する。な
お、図7〜図9と同一構造部には同一の符号を付して説
明の重複を省く。
【0020】[第1の実施例]まず、図1の(A)
(B)及び図4の(A)によって、ディスクチャッキン
グ装置15の第1実施例を説明する。
【0021】この第1実施例は、合成樹脂等によって成
形された弾性を有する3つの円弧状爪16がディスクテ
ーブル6のセンターハブ61の外周に嵌合や接着等にて
取り付けられている。そして、これら3つの円弧状爪1
6によってサブチャッキング手段が構成されている。な
お、これら3つの円弧状爪16はディスクテーブル6と
同心円形状に形成されていて、これら3つの円弧状爪1
6の円弧状の外周面160の上端にはテーパー面161
が形成されている。そして、これら3つの円弧状爪16
は弾性に抗して矢印i、j方向に弱い力で撓むことがで
きるように構成されている。
【0022】そして、ディスクテーブル6のセンターハ
ブ61の上端面に埋設された環状のチャッキングマグネ
ット17によって矢印d方向に吸引されるチャッキング
プーリ18が設けられていて、このチャッキングプーリ
18によってメインチャッキング手段が構成されてい
る。なお、このチャッキングプーリ18は合成樹脂等に
よって成形されたものであって、中央部に鉄板等のチャ
ッキングヨーク180が水平に埋設されている。そし
て、このチャッキングプーリ18の内周の下部には3つ
の円弧状爪16をディスクテーブル6の中心側から外側
に向って弾性に抗して押し広げるための円筒状のカムで
ある爪作動部181が一体成形されており、このチャッ
キングプーリ18の外周の下部には光ディスク7をディ
スクプーリ6のディスク載置面62上に平行に圧着して
固定するためのディスク圧着面182が一体成形されて
いる。
【0023】そして、このチャッキングプーリ18はプ
ーリ保持部材19の円形穴190内に遊嵌されていて、
そのチャッキングプーリ18の上端の外周に一体成形さ
れたフランジ183がプーリ保持部材19の円形穴19
0の下端の内周に一体成形されたフランジ191によっ
て下方から支えられて、このプーリ保持部材19によっ
てチャッキングプーリ18がディスクテーブル6に対し
て上方から矢印f、h方向に圧着、離間自在に構成され
ている。
【0024】なお、図5に示すトレータイプのディスク
装置1では、ディスク装置本体2内のディスクトレー3
の挿入空間の上部位置にチャッキングプーリ18がプー
リ保持部材19によって水平に保持されていて、ディス
ク装置本体2内に対するディスクトレー3の矢印a、b
方向の出し入れ動作に同期して、プーリ保持部材19が
矢印f、h方向に移動されるように構成されている。
【0025】また、図6に示すハンディタイプのディス
ク装置11は、カバー3の内面にプーリ保持部材19が
形成されていて、カバー13の矢印c、d方向の開閉に
よってチャッキングプーリ18がディスクテーブル6に
対して矢印f、h方向に移動されるように構成されてい
る。
【0026】[第1実施例のサブチャッキング状態]こ
の第1実施例では、図5に示すトレータイプのディスク
装置1では、ディスクトレー3をディスク装置本体2内
から矢印b方向にイジェクトした状態で、また、図6に
示すハンディタイプのディスク装置11では、カバー1
3を矢印c方向に開いた状態で、図1の(A)に示すよ
うに、光ディスク7を中心穴8によってディスクテーブ
ル6の3つの円弧状爪16の外周に矢印f方向から挿入
してディスク載置面62上に水平に載置した状態がサブ
チャッキング状態である。
【0027】そして、このサブチャッキング時には、3
つの円弧状爪16は弾性に抗して矢印i、j方向に弱い
力で撓むことができるので、中心穴8の下側エッジ81
は3つの円弧状爪16のテーパー面161に矢印f方向
に軽く押し付けるだけで、3つの円弧状爪16を矢印i
方向に撓ませながら、これらの外周に中心穴8を矢印d
方向に容易に挿入することができる。
【0028】そして、その挿入完了後には、3つの円弧
状爪16が中心穴8の上側エッジ80を矢印j方向に弱
い力で押圧して、光ディスク7をディスクテーブル6上
に弱い力で保持する。
【0029】[第1実施例のメインチャッキング状態]
次に、図5に示すトレータイプのディスク装置1では、
ディスクトレー3をディスク装置本体2内に矢印a方向
にローディングすると、また、図6に示すハンディタイ
プのディスク装置11では、カバー13を矢印d方向に
閉じると、図1の(B)に示すように、ディスクテーブ
ル6に対する光ディスク7のチャッキングが完了して、
メインチャッキング状態となる。
【0030】なおこの際、図1の(A)に示すサブチャ
ッキング状態では、光ディスク7が3つの円弧状爪16
によってディスクテーブル6上に保持されているので、
ディスク装置1、11を垂直に立てて使用する時でも、
ディスクトレー3のローディングやイジェクト中或いは
カバー13の開閉中に、光ディスク7がディスクトレー
6から不測に脱落することがない。
【0031】そして、図1の(B)に示すメインチャッ
キング状態では、チャッキングプーリ18のチャッキン
グヨーク180がチャッキングマグネット17によって
矢印f方向に吸引されて、チャッキングプーリ18の爪
作動部181が3つの円弧状爪16の内周面162に矢
印f方向から押圧されて、これら3つの円弧状爪16が
矢印j方向に強い力で押し広げられるので、これら3つ
の円弧状爪16によって光ディスク7の中心穴8がディ
スクテーブル6の中心に強い力で正確にセンターリング
される。
【0032】そして、これと同時に、チャッキングプー
リ18の外周のディスク圧着面182が光ディスク7を
ディスクテーブル6の外周のディスク載置面62上に矢
印f方向から強い力で平行に圧着して、光ディスク7を
ディスクテーブル6上に強力に固定する。
【0033】この際、3つの円弧状爪16の円弧状の外
周面160が光ディスク7の中心穴8の上側エッジ80
に線接触されて、その上側エッジ80を矢印j方向に押
圧するので、この押圧力が上側エッジ80の円周方向に
分散される。しかも、チャッキングプーリ18のディス
ク圧着面182が光ディスク7をディスク載置面62上
に矢印f方向から平行に圧着するので、図9の(B)に
1点鎖線で示したような光ディスク7の反りは全く発生
しない。
【0034】そして、このメインチャッキング状態で、
スピンドルモータ4によって回転駆動されるディスクテ
ーブル6と一体に光ディスク7が回転駆動されて、光デ
ィスク7の記録及び/又は再生が行われるが、メインチ
ャッキング状態では、光ディスク7がディスクテーブル
6上に強固に固定されているので、光ディスク7の高密
度記録化のために、ディスクテーブル6の回転速度を2
倍〜4倍に上昇させても、光ディスク7をディスクテー
ブル6上でスリップさせることなく、光ディスク7をデ
ィスクテーブル6と一体に安定良く回転させることがで
きる。そして、光ディスク7に反りが全く発生しないの
で、その記録及び/又は再生の特性の劣化等は全く発生
しない。
【0035】なお、光ディスク7の記録及び/又は再生
後に、図5のトレータイプのディスク装置では、ディス
クトレー3をディスク装置本体2外に矢印b方向にイジ
ェクトすると、また、図6のハンディタイプのディスク
装置11では、カバー13を矢印c方向に開くと、図1
の(B)に示すチャッキングプーリ18がプーリ保持部
材19によってディスクテーブル6から矢印h方向に離
脱されて、図1の(A)に示すサブチャッキング状態と
なる。従って、光ディスク7をディスクテーブル6から
矢印h方向に弱い力で容易に抜き取ることができる。
【0036】[第2の実施例]次に、図2の(A)
(B)によって、ディスクチャッキング装置15の第2
実施例を説明する。
【0037】この第2実施例は、ディスクテーブル6の
センターハブ61の外周に取り付けられて、Oリング6
8によって矢印e、f方向に押圧される3つのボール6
6によってサブチャッキング手段を構成しており、Oリ
ング68の圧縮反発力による3つのボール66の矢印
e、f方向の押圧力は弱く構成されている。
【0038】そして、合成樹脂や金属板等によって形成
された弾性を有する3つの円弧状爪21がセンターハブ
61の外周で3つのボール66の間に嵌合や接着等にて
取り付けられている。そして、これら3つの円弧状爪2
1はディスクテーブル6と同心円形状に形成されてい
て、これら3つの円弧状爪21の上端210は上方に至
るに従ってディスクテーブル6の中心に向うようにテー
パー状に屈曲されている。
【0039】そして、メインチャッキング手段を構成し
ているチャッキングプーリ18の中央部の下部に3つの
円弧状爪21の上端210の内側に当接して、これら3
つの円弧状爪21を外側に向って弾性に抗して押し広げ
るための環状のカムである爪作動部184が一体成形さ
れている。
【0040】[第2実施例のサブチャッキング状態]こ
の第2実施例の図2の(A)に示すサブチャッキング状
態では、Oリング68の圧縮反発力によって3つのボー
ル66が光ディスク7の中心穴8の上側エッジ80に矢
印e、f方向から弱い力で押圧されて、これら3つのボ
ール66によって光ディスク7をディスクテーブル6上
に弱い力で保持される。
【0041】従って、第1実施例と同様に、ディスクテ
ーブル6に対する光ディスク7の矢印f、h方向の脱着
を弱い力で容易に行える。
【0042】[第2実施例のメインチャッキング状態]
この第2実施例の図2の(B)に示すメインチャッキン
グ状態では、チャッキングマグネット17によって矢印
f方向に吸引されたチャッキングプーリ18の爪作動部
184が3つの円弧状爪21の上端210に矢印f方向
に押圧されて、これら3つの円弧状爪21が矢印e方向
に強い力で押し広げられるので、これら3つの円弧状爪
21によって光ディスク7の中心穴8がディスクテーブ
ル6の中心に強い力で正確にセンターリングされる。
【0043】そして、これと同時に、チャッキングプー
リ18のディスク圧着面182が光ディスク7をディス
クテーブル6のディスク載置面62上に矢印f方向から
強い力で平行に圧着する。
【0044】従って、第1実施例と同様に、光ディスク
7に反りを発生することなく、光ディスク7をディスク
テーブル6上に強力に固定することができる上に、3つ
のボール66と円弧状爪21とによって、サブチャッキ
ングとメインチャッキング時の光ディスク7のセンター
リングとを互いに独立して行えるので、耐久性が向上す
る。
【0045】なお、第1及び第2実施例において、チャ
ッキングマグネット17をチャッキングプーリ18側に
取り付けて、チャッキングヨーク180を省略すること
もできる。
【0046】[第3実施例]次に、図3の(A)(B)
及び図4の(B)によって、ディスクチャッキング装置
15の第3実施例を説明する。
【0047】この第3実施例では、ディスクテーブル6
がスピンドルモータ4のスピンドル5の外周に固着さ
れ、センターハブ61がディスクテーブル6から分離さ
れて、このセンターハブ61がスピンドル5の上端の外
周に矢印f、h方向に摺動自在に遊嵌されている。そし
て、センターハブ61が圧縮コイルバネ等のバネ22に
よってディスクテーブル6に対して上方である矢印h方
向に上昇付勢されて、スピンドル5の上端に止ネジ等に
よって固着されたストッパー24の下面に当接されてい
る。
【0048】そして、3つの円弧状爪16をセンターハ
ブ61の外周に嵌合や接着等にて固着して、これら3つ
の円弧状爪16をセンターハブ61と一体に矢印f、h
方向に移動自在に構成している。
【0049】そして、チャッキングプーリ18の中央部
の下部にセンターハブ61の上端のテーパー面64に矢
印f方向から当接される逆テーパー状のテーパー面であ
る爪作動部185を一体成形して、このテーパー面18
4で爪作動部を構成している。
【0050】そして、チャッキングプーリ18のディス
ク圧着面182をディスクテーブル6のディスク載置面
62に吸引するためのチャッキングマグネット17が、
これら圧着面182又はディスク載置面62の何れか一
方に埋設されている。
【0051】[第3実施例のサブチャッキング状態]こ
の第3実施例の図3の(A)に示すサブチャッキング状
態では、センターハブ61と一体に3つの円弧状爪16
がディスクテーブル6に対してバネ22によって矢印h
方向に上昇されている。この時、3つの円弧状爪16が
光ディスク7の中心穴8に矢印j方向から弱い力で押圧
されて、光ディスク7がディスクテーブル6上に弱い力
で保持される。
【0052】従って、第1、第2実施例と同様に、ディ
スクテーブル6に対する光ディスク7の矢印f、h方向
の脱着を弱い力で容易に行える。
【0053】[第3実施例のメインチャッキング状態]
この第3実施例の図3の(B)に示すメインチャッキン
グ状態は、チャッキングマグネット17によって矢印f
方向に吸引されたチャッキングプーリ18の爪作動部1
85がセンターハブ61のテーパー面64に矢印f方向
から押圧されて、センターハブ61と一体に3つの円弧
状爪16をバネ22に抗して矢印f方向に押し下げられ
る。
【0054】すると、3つの円弧状爪16が弾性に抗し
て矢印i方向にすぼめられるようにして光ディスク7の
中心穴8内に押し込められて、その3つの円弧状爪16
の矢印j方向の強い反発力によって、光ディスク7の中
心穴8がディスクテーブル6の中心に強い力で正確にセ
ンターリングされる。
【0055】そして、これと同時に、チャッキングプー
リ18のディスク圧着面182が光ディスク7をディス
クテーブル6のディスク載置面62上に矢印f方向から
強い力で平行に圧着する。
【0056】従って、第1、第2実施例と同様に、光デ
ィスク7に反りを発生することなく、光ディスク7をデ
ィスクテーブル6上に強力に固定することができる。
【0057】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クチャッキング装置は次のような効果を奏する。
【0059】請求項1のサブチャッキング状態では、サ
ブチャッキング手段をディスクの中心穴内に弱い力で係
合させて、ディスクをディスクテーブル上に弱い力で保
持するだけなので、ディスクテーブルに対するディスク
の着脱を弱い力で容易に行える。
【0060】請求項1のメインチャッキング状態では、
メインチャッキング手段によってディスクをディスクテ
ーブルのディスク載置面上に強い力で平行に圧着して固
定するので、ディスクに反りを発生することなく、ディ
スクをディスクテーブル上に強固に固定することができ
る。従って、ディスクテーブルの回転速度を2倍〜4倍
に上昇させることができて、ディスクの高密度記録が可
能になる。
【0061】請求項2は、上記サブチャッキング手段
を、上記ディスクテーブルと同心円形状で弾性を有する
複数の円弧状爪で構成したので、ディスクに反りが発生
しない。
【0062】請求項3は、上記メインチャッキング手段
を、チャッキングマグネットによって上記ディスクテー
ブル上に吸引されるチャッキングプーリで構成したの
で、ディスクをディスクテーブル上に強固に固定でき
る。
【0063】請求項4は、上記複数の円弧状爪を上記デ
ィスクの中心穴の内側に強い力で押圧させて上記ディス
クのセンターリングを行う爪作動部と、上記光ディスク
を上記ディスクテーブルのディスク載置面上に強い力で
平行に圧着するディスク圧着面とを上記チャッキングプ
ーリに形成したので、メインチャッキング動作を確実に
行え、構造も簡単にできる。
【0064】請求項5は、上記ディスクの中心穴内に弱
い力で係合される複数のボールと、上記ディスクの中心
穴の内側に強い力で押圧されて上記ディスクのセンター
リングを行う複数の円弧状爪とを備えたので、ディスク
のサブチャッキングとメインチャッキング時のディスク
のセンターリングとをボールと円弧状爪とによって互い
に独立して行えて、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクチャッキング装置の第1実施
例のサブチャッキング状態とメインチャッキング状態と
を示す断面図である。
【図2】本発明のディスクチャッキング装置の第2実施
例のサブチャッキング状態とメインチャッキング状態と
を示す断面図である。
【図3】本発明のディスクチャッキング装置の第3実施
例のサブチャッキング状態とメインチャッキング状態と
を示す断面図である。
【図4】図4の(A)は図1の(A)に示したディスク
テーブルの斜視図であり、図4の(B)は図3の(A)
に示したディスクテーブルの斜視図である。
【図5】本発明のディスクチャッキング装置が適用され
たトレータイプのディスク装置の斜視図である。
【図6】本発明のディスクチャッキング装置が適用され
たハンディタイプのディスク装置の斜視図である。
【図7】従来のトレータイプのディスク装置の斜視図で
ある。
【図8】従来のハンディタイプのディスク装置の斜視図
である。
【図9】従来のディスクチャッキング装置の斜視図及び
断面図である。
【符号の説明】
1、11 ディスク装置 4 スピンドルモータ 5 スピンドル 6 ディスクテーブル 61 センターハブ 62 ディスク載置面 64 テーパー面 66 ボール 68 Oリング 7 光ディスク 8 中心穴 15 ディスクチャッキング装置 16、21 円弧状爪 17 チャッキングマグネット 18 チャッキングプーリ 181、184、185 爪作動部 182 ディスク圧着面 22 バネ 24 ストッパー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクテーブルのセンターハブの外周に
    設けられて、装着されたディスクの中心穴内に弱い力で
    係合されてそのディスクを上記ディスクテーブル上に弱
    い力で保持するサブチャッキング手段と、 ディスク装置本体内に設けられて、上記ディスクテーブ
    ル上に圧着、離間自在に構成され、上記ディスクを上記
    ディスクテーブルのディスク載置面上に強い力で平行に
    圧着して固定するメインチャッキング手段とを備えたこ
    とを特徴とするディスクチャッキング装置。
  2. 【請求項2】上記サブチャッキング手段を、上記ディス
    クテーブルと同心円形状で弾性を有する複数の円弧状爪
    で構成したことを特徴とする請求項1記載のディスクチ
    ャッキング装置。
  3. 【請求項3】上記メインチャッキング手段を、チャッキ
    ングマグネットによって上記ディスクテーブル上に吸引
    されるチャッキングプーリで構成したことを特徴とする
    請求項1記載のディスクチャッキング装置。
  4. 【請求項4】上記複数の円弧状爪を上記ディスクの中心
    穴の内側に強い力で押圧させて上記ディスクのセンター
    リングを行う爪作動部と、上記光ディスクを上記ディス
    クテーブルのディスク載置面上に強い力で平行に圧着す
    るディスク圧着面とを上記チャッキングプーリに形成し
    たことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のディス
    クチャッキング装置。
  5. 【請求項5】上記ディスクの中心穴内に弱い力で係合さ
    れる複数のボールと、上記ディスクの中心穴の内側に強
    い力で押圧されて上記ディスクのセンターリングを行う
    複数の円弧状爪とを備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項3又は請求項4記載のディスクチャッキング装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222818B1 (en) * 1998-03-18 2001-04-24 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Disc chucking mechanism
JP2009111014A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Keihin Corp コイル巻線装置

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