JPH07271629A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

Info

Publication number
JPH07271629A
JPH07271629A JP6058393A JP5839394A JPH07271629A JP H07271629 A JPH07271629 A JP H07271629A JP 6058393 A JP6058393 A JP 6058393A JP 5839394 A JP5839394 A JP 5839394A JP H07271629 A JPH07271629 A JP H07271629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
display
content
program
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6058393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihisa Hisanaga
幸久 尚永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6058393A priority Critical patent/JPH07271629A/ja
Priority to US08/413,013 priority patent/US5566300A/en
Priority to KR1019950006949A priority patent/KR0171488B1/ko
Publication of JPH07271629A publication Critical patent/JPH07271629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/36Preventing errors by testing or debugging software
    • G06F11/362Software debugging
    • G06F11/3648Software debugging using additional hardware

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少数のピン数追加でマイクロコンピュータ内
部のプログラムカウンタ、レジスタ、ROM、RAM等
の内容を外部に出力できるようにし、マイクロコンピュ
ータ内部の状態を知りたいような場合に対応する。 【構成】 監視したい例えばRAM5の指定された部分
の内部状態のアドレスを、デバッグ指示手段としてのデ
バッグ指示プログラムXを作動させることにより、ラッ
チ内容設定レジスタ20を介して選択する。選択された
アドレスはラッチタイミング制御器18に与えられ、ア
ドレスバス9及びバスタイミング制御信号12の情報よ
りRAM5の指定部分の内部状態を表示内容ラッチ器7
に与える。表示内容ラッチ器7は指定部分の内部状態を
ラッチする。この記憶内容を出力することによりRAM
5の内部状態を知ることができ、デバッグ指示プログラ
ムXで指定されて出力された内容を後にデバッグでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LSI等の内部動
作,内部記憶装置等の状態を外部へ出力するようにした
マイクロコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータのROM
には、マイクロコンピュータ自体を駆動するための重要
なプログラムが格納されており、このプログラムの内容
をモニタに表示して目視できれば、このプログラムの内
容をモニタ上で検証したり、あるいはデバッグしたりす
ることができる。また、RAMに格納されたアプリケー
ションプログラムや、レジスタに格納されているデータ
についてもモニタに表示できれば、正規なプログラム,
データとして格納できているかどうかを検証できる。そ
こで、このように、ROM,RAM,レジスタなどの記
憶装置の内容をモニタに表示できるものとして、従来、
図25に示すような、OSD(On ScreenDisplay テ
レビ画面表示コントローラ)内蔵シングルチップマイク
ロコンピュータがある。図において、1Aはシングルチ
ップマイクロコンピュータ(以下マイコンという)の全
体を示し、その内部には、プログラムカウンタ2、レジ
スタ3、プログラム等を記憶したROM4、処理に必要
なデータを記憶するRAM5、アドレスバス9及びデー
タバス8上に現れたデジタル値を取り込む複数のラッチ
回路を含む表示内容ラッチ器7、及び表示内容ラッチ器
7の内容を文字図形データに変換し外部の表示装置に出
力する表示コントローラ6が内蔵され、これら表示内容
ラッチ器7等はデータバス8及びアドレスバス9に接続
されている。データバス8とアドレスバス9で示す矢印
の向きは、バス上信号(アドレスデータ,データ)の入
力及び出力の方向を示している。11はマイコン内部の
バス8,9の制御等を行う中央処理装置(CPU)で、
一部のタイミングはマイコン外部にバスタイミング制御
信号12として用いて出力される。プログラムカウンタ
(PC)2は、CPU11に接続され、現在の命令実行
アドレスを記憶する。13は表示コントローラ6の表示
出力、14はマイコン内部のアドレスバス9の内容をマ
イコン外部に出力するアドレスバス出力信号、15はマ
イコン内部のデータバス8の内容をマイコン外部に出力
するデータバス出力信号である。16はテレビ画面の同
期信号で、マイコン1Aの外部より表示コントローラ6
に入力される。 各出力信号12,14,15は並列出
力のため多軸ケーブルを使用し、マイコン1の端子とし
ては多数のピンが設けられている。
【0003】次に動作について説明する。レジスタ3,
ROM4,RAM5はデータバス8,アドレスバス9に
それぞれ接続され、CPU11の制御の下に情報の伝送
が行われる。図26に動作の一例のタイミングチャート
を示す。プログラムカウンタ2,レジスタ3,ROM
4,RAM5のアドレス及び書き込み/読み出し内容は
アドレスバス9,データバス8上に時分割で現れ、タイ
ミング制御信号12により指定される。CPU11から
はタイミング制御信号12として図26の基本クロック
φ信号12a,SYNC信号12b,WR(バー)信号
12c(以下、バーは負アクティブを示す),RD(バ
ー)信号12dが出力されている。アドレスバス9上に
現れる命令コードの先頭番地23aはSYNC信号12
bの立ち下がりで示され、CPU11から出力されるプ
ログラムカウンタの内容である。図32のプログラムカ
ウンタの命令OPコード=LDMは図32の最下に示す
命令であり、この場合、アドレスバス9に現われるアド
レス24のRAM5に書き込まれるデータ25はWR
(バー)信号12cの立ち上がりでDATAxが書き込
まれる。
【0004】なお、ADLはアドレス下位、ADHはア
ドレス上位のそれぞれ8ビットである。また、クロック
φ信号は命令の基本クロック、SYNC信号は命令コー
ド先頭番地タイミング、WR(バー)はレジスタ3,R
AM5への書き込みタイミング信号、RD(バー)はレ
ジスタ3,ROM4,RAM5からの読み出しタイミン
グ信号である。表示内容ラッチ器7はRAM5と同様に
アドレスバス9,データバス8に接続され、CPU11
により、データのデータバス8からの書き込み、データ
バス8への読み出しが行われる。書き込まれた(ラッチ
された)表示内容ラッチ器7の内容は表示コントローラ
6に入力される。表示コントローラ6は表示内容ラッチ
器7の出力データを文字図形データに変換し、同期信号
16のタイミングに合わせ、表示出力13としてマイコ
ン外部に出力する。
【0005】一方、マイコン内部のプログラムカウンタ
2,レジスタ3,ROM4,RAM5の内容やCPU1
1により出力されるプログラムカウンタ2の内容23a
を外部に出力するには2つの方法がある。1つ目はマイ
コン外部にバスタイミング制御信号12,アドレスバス
出力信号14,データバス出力信号15を出力し、3つ
のタイミング関係により内容を知る第1の方法である。
この第1の方法では、図27に示すようにマイコン1A
のピン数が多くなり、デバッグしようとする場合、線の
引回しが大変である。さらにデバッグを行うデバッカd
に接続する別のモニタcが必要となる。この場合、デバ
ッグを指示するプログラムは図28に示すようなアプリ
ケーションプログラムLとなる。尚、図27のaはマイ
コン1Aを接続したTVモニタであり、上記デバッガd
には、マイコン1Aに設けた多数の出力信号ピンからの
タイミング出力線12,表示出力線13,アドレス出力
線14,データ出力線15が接続されるものである。
【0006】2つ目は、ソフトウェアにより表示内容ラ
ッチ器7にデータバス8を介して、プログラムカウンタ
23a,レジスタ3,ROM4,RAM5の内容を転送
し、表示出力13として内容を知る方法である。図29
にこの第2の方法を用いるマイコン1Aを接続したTV
モニタaを示す。この場合、マイコン1Aの出力信号ピ
ンの数は増えないが、図30に示すように、デバッグ指
示のために、テストスイッチ(テストSW)を読み込む
ためのプログラムWとRAMの内容を表示ラッチ器に転
送するための転送プログラムi〜kとから成るデバッグ
指示プログラムが必要となり、プログラム容量が増え
る。このことは、例えば基板f上に上記デバッグ指示プ
ログラムを格納する外部記憶装置gが必要になったり、
あるいはデバッグ指示プログラムを格納するためにRO
Mが占有されてしまう。また、CPUは、転送プログラ
ムi〜kによる転送処理Z(テストスイッチで指定され
たRAMの内容を表示内容ラッチ器に転送する処理)を
行なわなくてはならず、CPUの負担が大きくなる。
【0007】すなわち、各信号出力ピンをデバッガに接
続する方法では、ハード的な処理のため、デバッグのた
めには特別なソフトウエアを必要としないが、線の引き
回し等、観測準備段階での手間が大変である。また、ソ
フトウエアで処理するためには、転送プログラムi〜k
が必要となってプログラム容量が増えてしまい、また、
転送プログラムi〜kによるCPUの負担(転送処理
Z)も大きくなってしまうという問題点がある。
【0008】尚、図30のテストスイッチ読み込みWと
は、例えば、TVの電源スイッチ,チャンネルスイッ
チ,ボリュームスイッチを3つ同時に押したときにTV
モニタaの画面を通常モードからテストモードに切り換
えるようなプログラムと、その後、チャンネルスイッチ
を押すとRAM(A)を、ボリュームスイッチを押すと
RAM(B)を指定できるように設定するプログラムと
を読み込むことである。従って、テストスイッチにより
見たいRAMを指定して、デバッグしたい内容をCPU
により表示内容ラッチ器に転送させれば、デバッグを指
示できる。
【0009】また、上述のように表示コントローラ内蔵
マイクロコンピュータの他にD/Aコンバータを内蔵し
たマイクロコンピュータが公知である。以下、このD/
Aコンバータ内蔵マイクロコンピュータの一例を図31
〜図36を用いて説明する。図31はD/A変換器内蔵
シングルチップのマイクロコンピュータの内部構成を示
すブロック図である。同図において、マイコン1Bには
プログラムカウンタ2、レジスタ3、ROM4、RAM
5が内蔵されRAM5等はデータバス8及びアドレスバ
ス9に接続されている。データバス8とアドレスバス9
で示す矢印の向きは、バス上の信号(アドレスデータ,
データ)の入力及び出力の方向を示している。111は
マイコン1内部のバス8,9の制御を行うバスタイミン
グ制御器である。116は外部からの割り込み入力17
に従って、マイコン内部の割り込み処理制御を行う割り
込み制御器である。
【0010】また16a,16bはマイコン1Bに内蔵
される2つのD/A変換器で、D/A変換器入力10
a,10bを入力し、マイコン外部へD/A変換器出力
13a,13bを出力する。118はマイコンの内部状
態のうち監視したいものを選択し、一時記憶する内部状
態ラッチ器、19は選択された複数の内部状態を出力す
る内部状態ラッチ器出力、120は監視したい内部状態
を選択する内部状態監視選択器で、その出力21は上記
内部状態ラッチ器118及び下記D/A入力選択器22
に出力される。12はバスタイミング制御器111の出
力で内部状態ラッチ器118に与えられる。22は複数
の内部状態ラッチ器出力19のうち2つをD/A変換器
16a,16bに選択入力するD/A入力選択器であ
る。
【0011】図33にD/A変換器16a,16b、内
部状態監視選択器120、内部状態ラッチ器118の具
体的な回路の一例を示す。次に動作について説明する。
監視したい内部状態のうちの2つを内部状態監視選択器
120によって選択する。選択制御信号は内部状態監視
選択器出力21を通じて内部状態ラッチ器118を制御
する。内部状態ラッチ器118はアドレスバス9,デー
タバス8及びバスタイミング制御信号12の情報よりプ
ログラムカウンタ2,レジスタ3,ROM4,RAM5
のうち指定の部分の状態を選択,一時記憶する。指定の
方法はプログラムカウンタ2,レジスタ3,ROM4,
RAM5の異なるブロックから、2つの特定番地(アド
レス)状態を選択することもできるし、また、1つのブ
ロック(例えばRAM)の中の2つの特定番地(アドレ
ス)状態を選択することもできる。
【0012】内部状態ラッチ器118の動作例を図32
で説明する。図において、φ,SYNC,WR(バ
ー),RD(バー)はバスタイミング制御信号12a〜
12d、ADDRはアドレスバス9の内容、DATAは
データバス8の内容である。この例では内部状態監視選
択器120により、プログラムカウンタ2の内容と、ア
ドレスADL番地(下位アドレス)のRAM5の内容
(書き込み内容)が選択されている。内部状態ラッチ器
118はSYNC信号の立ち下がりエッジでアドレスバ
ス9に出現するプログラムカウンタ2の値((PC)の
内容27a,(PC+3)の内容27b)をラッチし、
内部状態ラッチ器出力19のうちの1つとしてLATC
H SYNCを一時記憶/出力する。また、アドレスバ
ス9の値がADL番地になった時のデータバス8に出現
するADL番地のRAM5に書込まれる内容DATAx
26をWR(バー)信号の立ち上がりエッジでラッチ
し、内部状態ラッチ器出力19のうちのもう1つの出力
として、LATCH DATAを一時記憶/出力する。
D/A入力選択器22は内部状態監視選択器出力21の
制御により上記2つ及び他の内部状態ラッチ器出力19
の状態群の中から本従来例においてはプログラムカウン
タ2の状態(LATCH SYNC)とADL番地のR
AMの状態(LATCH DATA)を選択し、それぞ
れを2つのD/A変換器入力10a,10bに分けて出
力する。2つのD/A変換器16a,16bはこのD/
A変換器10a,10b(デジタル値)をアナログ値に
変換し、マイコン外部にD/A変換器出力13a,13
bとして出力する。
【0013】次に実際にプログラムを実行させた場合の
動作例を説明する。図34はサンプルプログラムのフロ
ーチャートである。同図(a)のメインルーチン(MA
IN)においては、まずプログラムカウンタ2の状態を
D/A変換器出力13aに、また0000番地のRAM
5の内容をD/A変換器出力13bにそれぞれ出力する
ように、内部状態監視選択器120を設定する(手順2
8)。その後、一定の時間ウエイトする(手順29)、
0000番地のRAM5内容(COUNTERとラベル
をつける)を1つずつインクレメントする処理(手順3
0)を永久ループさせる(手順29→手順30→手順2
9・・・・)。一方、同図(b)の一般の割り込み処理
(INT)においては、図34(b)に示すように外部
割り込み入力17が検知される毎にCOUNTERの内
容を0にクリアする処理(手順31)を設ける。以上の
プログラム及びCOUNTERデータを図35に示すM
EMORY MAP上の番地に割り当て、プログラムを
実行させるとD/A変換器出力13a,13bには図3
6のような波形が出力される。32はCOUNTERの
変化する範囲(アドレス0000+i)、33はメイン
ルーチンのアドレス範囲(F000〜F020)、34
は割り込み処理のアドレス範囲(FF00〜FF20)
である。割り込みの発生毎にアドレスがジャンプし、C
OUNTERの内容がクリアされているのが、D/A変
換器16a,16bの出力13a,13bとしてオシロ
スコープ上で容易に観測できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示コントロー
ラ内蔵シングルチップマイクロコンピュータは以上のよ
うに構成されているので、プログラムカウンタをはじめ
とするマイコン内部の状態を外部へ出力するためには、
アドレスバスの信号,データバスの信号,バスタイミン
グ制御信号をすべて出力する第1の方法と、ソフトウェ
ア命令により知りたいデータを表示内容ラッチ器に転送
し、表示コントローラの出力により知る第2の方法があ
った。
【0015】しかしながら第1の方法では、多数の信号
ピン数が必要でマイコン全部のピン数が制限されること
の多い高密度小型のシングルチップマイクロコンピュー
タでは容積上で問題点があった。また、表示コントロー
ラの出力ではなく、アドレスバスの信号,データバスの
信号,バスタイミング制御信号の出力信号ピンから直接
データを取り出して観測するので、測定信号は2進数の
パルス信号であり、パルスの列を観測しなければならな
いため認識が困難である。すなわち、表示コントーラの
利点を全く利用できないので、マイコンを効果的に使用
できないという問題点があった。
【0016】また第2の方法は、ソフトウェアが介する
ため、常に内容を定期的に外部へ出力しようとすると、
そのためのプログラム容量が大きくなる問題点があっ
た。すなわち、デバッグを指示するためには、CPUに
より内容を表示内容ラッチ器に転送する必要があり、こ
のため図30の転送処理Zを行うための転送プログラム
プログラムi〜kを増やさなくてはならず、プログラム
容量が膨大になり、転送処理ZのためCPUの負担が大
きくなってしまうという問題点があった。
【0017】また、図31〜図36に示すD/Aコンバ
ータ内蔵のマイクロコンピュータでは、デバッグを指示
する手段は備えていない。この手段は、図30の転送プ
ログラムi〜kは必要ないが、その代わりに、内部状態
監視選択器120にデバッグしたい内容を設定するため
の手段が必要である。さらには、出力がアナグロ信号の
ため、モニタ内容が文字,正確な数値である場合、オシ
ロスコープや電圧計等を用いても観測し難い。また、観
測のためには大容積を取るD/Aコンバータが必要であ
った。また、アプリケーションプログラムをデバッグす
る際、観測表示は、アプリケーション機器とは別の機器
(オシロスコープ、電圧計等)を用いるため、アプリケ
ーション機器の動作状態と、内部の状態(RAM値等)
を同時に観測するのが困難であり、また、観測のために
は別に計測器を準備しなければならない。また出力は、
1つの観測データに対し最低1本必要なため、観測デー
タが多い場合多くのD/Aコンバータや出力端子等が必
要となる。また、D/Aコンバータは半導体技術上、マ
イクロコンピュータに内蔵するには10ビット程度が限
度であり、内部データが多ビット(複数バイト)である
場合、観測が困難である等の問題点があった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、少数のピン数追
加でマイコン内部のプログラムカウンタ,レジスタ,R
OM,RAM等の内容をマイコン外部に出力でき、モニ
タデータが文字や正確な数値である場合でもデータを観
測しやすくて、観測用の機器も少なくて済み、さらに
は、内部データが多ビットのデータである場合でも、デ
ータ観測が容易に行える表示コントローラ内蔵のマイク
ロコンピュータを得ることを目的とする。また第2の目
的は、上記第1の目的に加えて、デバッグを指示できる
表示コントローラ内蔵のマイクロコンピュータを得るこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1のマイクロコン
ピュータは、表示コントローラ6を備え、アドレスバス
9及びデータバス8に接続され上記表示内容ラッチ器7
に監視したい内容が指定されるラッチ内容設定レジスタ
20と、このラッチ内容設定レジスタ20に基づき制御
され上記表示内容ラッチ器7に対してラッチタイミング
信号を出力するラッチタイミング制御器18とを備えて
いるものである。
【0020】請求項2のマイクロコンピュータは、表示
コントローラ6を備え、アドレスバス9及びデータバス
8に接続され上記表示内容ラッチ器7にデバッグしたい
内容が指定されるラッチ内容設定レジスタ20と、この
ラッチ内容設定レジスタ20に基づき制御され上記表示
内容ラッチ器7に対してラッチタイミング信号を出力す
るラッチタイミング制御器18と、上記ラッチ内容設定
レジスタ20を作動させてデバッグを指示するデバッグ
指示手段を備えたものである。
【0021】請求項3のマイクロコンピュータは、上記
デバック指示手段を、デバッグしたい内容を持つ記憶装
置を指定できるようにテストスイッチを設定するスイッ
チ設定プログラムと、上記ラッチ内容設定レジスタに上
記内容の格納アドレスを設定するモニタプログラムとを
含むデバッグ指示プログラムXで構成した。
【0022】請求項4のマイクロコンピュータは、上記
デバック指示手段を、デバッグしたい内容を持つ記憶装
置を指定できるようにテストスイッチを設定するための
スイッチ設定プログラムと、表示内容ラッチ器にプログ
ラム内容を直接書き込むための命令とを含むアプリケー
ションプログラムで構成し、このアプリケーションプロ
グラムにより、上記表示内容ラッチ器に、アプリケーシ
ョンプログラムの内容を直接書き込むようにしたもので
ある。
【0023】請求項5のマイクロコンピュータは、ラッ
チタイミング制御器18と表示内容ラッチ器7との間
に、上記デバッグ指示手段で設定される選択信号(SE
L1〜n)とラッチタイミング制御器18から出力され
るラッチタイミング信号とに基づいて、表示内容ラッチ
器7に対してラッチトリガ信号を出力するラッチ制御手
段(1C2,4,12,20)を設けたものである。
【0024】請求項6のマイクロコンピュータは、表示
内容ラッチ器7とアドレスバス9およびデータバス8と
の間に、ラッチタイミング制御器18の出力信号に基づ
きアドレスバス9またはデータバス8の複数のビットの
うちのいくつかを選択出力し、他のビットは固定値にて
出力を行なうエンコーダE1,E2を設けた。
【0025】請求項7のマイクロコンピュータは、表示
コントローラ6を、表示内容ラッチ器7に含まれる複数
のラッチ回路のうちの1つを選択出力するラッチ選択ス
イッチ6aと、このラッチ選択スイッチ6aの出力信号
である多ビットのデジタルデータのうちのいくつかのビ
ットを選択し出力する上位下位選択スイッチ6eと、こ
の上位下位選択スイッチ6eの出力信号をアドレスの一
部として使用するフォントROM6bと、上記ラッチ選
択スイッチ6a,上位下位選択スイッチ6e,フォント
ROM6bのタイミングを制御して表示出力を行なうた
めの画面表示タイミング制御装置6dとにより構成した
ものである。
【0026】請求項8のマイクロコンピュータは、表示
コントローラとして、テレビ画面に表示を行なうオンス
クリーンディスプレイコントローラを用い、表示内容ラ
ッチ器7の複数のラッチ回路のうちの1つを選択出力す
るラッチ選択スイッチ6aと、このラッチ選択スイッチ
6aの出力信号を入力しパラレルデータとして出力する
フォントROM6bと、このフォントROM6bの出力
信号であるパラレルデータを入力しシリアルデータに変
換して出力するパラレルシリアル変換器6cと、上記ラ
ッチ選択スイッチ6aの内容をロードしカウントダウン
を行ないアンダーフローするまで有意パルスを出力する
棒表示カウンタ6fと、外部から入力される同期信号に
同期し上記棒表示カウンタ6fに対する制御およびカウ
ントダウンクロックの供給,上記パラレルシリアル変換
器6cに対する制御およびシフトクロックの供給,上記
ラッチ選択スイッチ6aの制御,および上記フォントR
OM6bの制御を行なう画面表示タイミング制御装置6
dと、上記パラレルシリアル変換器6cの出力信号と上
記棒表示カウンタ6fの出力信号との論理和を取り外部
へ表示出力として出力を行なう論理和ゲート6gとを含
む表示コントローラ6を備えたものである。
【0027】
【作用】請求項1においては、プログラムカウンタ,レ
ジスタ,ROM,RAM等記憶装置の内で監視したいい
くつか任意のアドレスをラッチ内容設定レジスタにソフ
トウエア的に指示する。これにより、表示内容ラッチ器
にはプログラムカウンタの内容と監視したい記憶装置の
内容がラッチされ、これら内容は、表示コントローラに
より文字図形データに変換されて表示装置に出力され
る。
【0028】請求項2では、デバッグ指示手段により、
デバッグしたい内容が表示内容ラッチ器にラッチされ
る。この内容を、表示コントローラにより文字図形デー
タに変換して表示装置に出力し、後にデバッグする。
【0029】請求項3では、スイッチ設定プログラムに
より、テストスイッチを設定し、スイッチを操作してデ
バッグしたい内容を持つ記憶装置を指定できるように
し、また、モニタプログラムにより、ラッチ内容設定レ
ジスタにデバッグしたい内容の格納アドレスを設定する
ことで、デバッグしたい内容が表示内容ラッチ器にラッ
チされる。このラッチされた内容を表示コントローラに
より文字図形データに変換して表示装置に出力し、後に
デバッグする。
【0030】請求項4では、スイッチ設定プログラム
と、表示内容ラッチ器にプログラム内容を直接書き込む
ための命令とを含むアプリケーションプログラムにより
デバッグ指示手段を構成し、このアプリケーションプロ
グラムにより、アプリケーションプログラムのプログラ
ム内容を表示内容ラッチ器に直接書き込む。
【0031】請求項5では、デバッグ指示手段で設定さ
れる選択信号とラッチタイミング制御器から出力される
タイミング信号とでラッチ制御手段を作動させラッチト
リガ信号を出力させる。このラッチトリガ信号により表
示内容ラッチ器にデバッグしたい内容をラッチする。
【0032】請求項6では、エンコーダはアドレスバス
またはデータバスの複数のビットのうちのいくつかを選
択出力し、他のビットは固定値にて出力する。
【0033】請求項7では、表示コントローラは、ラッ
チ選択スイッチにより表示内容ラッチ器の例えばプログ
ラムカウンタの内容をラッチしたラッチ回路の出力を選
択し、その出力の例えば下位ビットを上位下位選択スイ
ッチで選択し、フォントROMに与える。このフォント
ROM6bの内容を読み出すことによりプログラムカウ
ンタの内容を見ることが可能になる。
【0034】請求項8では表示コントローラにおいて、
ラッチ選択スイッチは表示内容ラッチ器の複数のラッチ
回路のうちの1つを選択出力し、フォントROM6はそ
の選択した信号を入力しパラレルデータとして出力し、
パラレルシリアル変換器はそのパラレルデータをシリア
ルデータに変換して出力する。棒表示カウンタはラッチ
選択スイッチの内容をロードしカウントダウンを行ない
アンダーフローするまで有意パルスを出力する。画面表
示タイミング制御装置は、外部から入力される同期信号
に同期し棒表示カウンタに対する制御およびカウントダ
ウンクロックの供給、パラレルシリアル変換器に対する
制御およびシフトクロックの供給、ラッチ選択スイッチ
の制御、およびフォントROMの制御を行なう。論理和
ゲートはパラレルシリアル変換器の出力信号と棒表示カ
ウンタの出力信号との論理和を取り外部へ表示出力とし
て出力を行なう。
【0035】
【実施例】
実施例1.(請求項1〜5に対応) 以下この発明の実施例1を図について説明する。図1は
この発明の実施例1によるOSD内蔵シングルチップの
マイクロコンピュータの内部構成を示すブロック図であ
る。同図において、マイコン1にはプログラムカウンタ
2、レジスタ3、ROM4、及びRAM5が内蔵され、
レジスタ3,ROM4,RAM5等はデータバス8とア
ドレスバス9に接続されている。データバス8とアドレ
スバス9で示す矢印の向きは、バス上の信号(アドレス
データ,データ)の入力及び出力の方向を示している。
11はマイコン1内部のバス8,9の制御を行う中央処
理装置(CPU)である。2はCPU11に接続される
プログラムカウンタである。
【0036】6はマイコン1に内蔵される表示コントロ
ーラで、表示内容ラッチ器7の出力信号を入力し、マイ
コン外部へ表示出力13をテレビ画面の同期信号入力1
6に同期し出力する。7はマイコンの内部状態のうち監
視(あるいはデバッグ)したいものを取り込む表示内容
ラッチ器、18は選択された内部状態がアドレスバス
9,データバス8に現れるタイミングを表示内容ラッチ
器7に指示するラッチタイミング制御器、20は監視
(あるいはデバッグ)したい内部状態を選択するラッチ
内容設定レジスタである。12はCPU11からのバス
タイミング制御信号であり、ラッチタイミング制御器1
8に与えられる。
【0037】また、ROM4には、テストスイッチを設
定するスイッチ設定プログラムとモニタプログラムとを
含むデバッグ指示プログラムX(デバッグ指示手段)を
格納するための格納領域4aが設けられている。従っ
て、本実施例では図2に示すデバッグ指示プログラムX
により、プログラムカウンタや、レジスタ,RAM,R
OMの内容をデバッグ指示できる。従って、アプリケー
ションプログラムとしては、既存のアプリケーションプ
ログラムL(図28)にデバッグ指示プログラムXが増
えるだけである。このデバッグ指示プログラムX中のモ
ニタプログラムは、図30の転送プログラムi〜kに比
べて簡単なプログラムなので、アプリケーションプログ
ラムとしては、図30のアプリケーションプログラムに
比べてプログラム容量を少なくできる。また、モニタプ
ログラムは、ラッチ内容設定レジスタを直接作動させる
プログラムなので、従来のようにCPUの転送処理Zの
負担もなくなる。
【0038】上記スイッチ設定プログラムは、デバッグ
したいRAM(例えばRAM(A),(B)・・・等)
を順次指定できるようにテストスイッチを設定するプロ
グラムである。例えば、TVモニタaの電源スイッチ,
チャンネルスイッチ,ボリュームスイッチを3つ同時に
押したときにTVモニタaの画面を通常モードからテス
トモードに切り換えるようなプログラムと、テストモー
ドに入ったら、その後、チャンネルスイッチを押す毎に
監視したいRAMを、RAM(A),RAM(B)・・
・のように順次指定できるようにするためのプログラム
である。上記モニタプログラムは、デバッグしたい内容
が格納されている記憶装置の格納アドレスを、ラッチ内
容設定レジスタ20に設定するプログラムである。
【0039】上記デバッグ指示プログラムXにより、記
憶装置及び格納アドレスを指定してデバッグしたい内容
を表示内容ラッチ器に次々と出力させるための指示をデ
バッグ指示と言い、デバッグ指示された内容は後にデバ
ッグされる。
【0040】要するにデバッグ指示プログラムXはラッ
チ内容設定レジスタを作動させてデバッグ指示を与える
ものである。従って、デバッグ指示プログラムXによ
り、完成製品の形でデバッグでき、また、デバッグ指示
のために増えるプログラムも小さくなり、CPUに負担
がかからないようにできる。尚、上記説明では、デバッ
グ指示のために増加するデバッグ指示プログラムXをR
OMに格納したが、このデバッグ指示プログラムXを、
マイコン外部に設けた記憶装置に格納してもよい。
【0041】図3にラッチ内容設定レジスタ20a,2
0b、ラッチタイミング制御器18、表示内容ラッチ器
7の具体的な回路の一例を示す。次に動作について説明
する。監視したい内部状態のアドレスをラッチ内容設定
レジスタ20a,20bによって選択する。選択された
アドレスはラッチタイミング制御器18に与えられる。
ラッチタイミング制御器18はアドレスバス9及びバス
タイミング制御信号12の情報よりプログラムカウンタ
2,レジスタ3,ROM4,RAM5のうち指定された
部分の内部状態がアドレスバス9、データバス8に現れ
るタイミングを表示内容ラッチ器7に与える。表示内容
ラッチ器7は指定された部分の内部状態を一時記憶す
る。
【0042】ラッチタイミング制御器18の動作例を図
4で説明する。図において、φ,SYNC,WR(バ
ー),RD(バー)はバスタイミング制御信号12a〜
12d、ADDRはアドレスバス9の内容、DATAは
データバス8の内容である。この例ではラッチ内容設定
レジスタ20により、プログラムカウンタ2の内容と、
アドレスADL番地(下位アドレス)のRAM5の内容
(書き込み内容)が選択されている。表示内容ラッチ器
7はその複数のラッチ回路のうちのひとつ(LATCH
SYNCと示したラッチ回路)にSYNC信号の立ち
下がりエッジでアドレスバス9に出現するプログラムカ
ウンタ2の値((PC)の内容27a,(PC+3)の
内容27b)をラッチし、一時記憶/出力する。また、
アドレスバス9の値がADL番地になった時のデータバ
スに出現するADL番地のRAM5に書き込まれる内容
DATAx26をWR(バー)信号の立ち上がりエッジ
でLATCH DATAと示したラッチ回路にラッチす
る。表示コントローラ6はマイコン1の外部より入力さ
れる同期信号16に同期し、表示内容ラッチ器7から出
力される2つの選択された内部状態(デジタルデータ)
を文字図形データに変換し、マイコン外部に表示出力1
3として出力する。表示出力中は表示内容ラッチ器7の
中の該当データ更新は禁止されるので表示出力文字図形
データが表示途中に壊れることはない。なお、上記2つ
の選択された内部状態とは、プログラムカウンタの内容
(LATCH SYNCの出力(16ビット))と、A
DL番地のRAMに書き込まれるデータ(LATCH
DATAの出力(8ビット))との事を言う。
【0043】さらに図3の回路の動作を詳細に説明す
る。 (1)命令実行プログラムカウンタのラッチプロセス
(チャート1)(図5)。 ・通常はSEL5=SEL6=「L」にて使用。 ・IC1(NAND)にてSYNC1とφよりSYNC
(バー)(バーは負アクティブの意味)を作る。 ・SYNC(バー)の立ち上りは実行されている命令の
先頭アドレス(PC)を示す。 ・SEL5(バー)=SEL6(バー)=「L」なので
IC2,IC4(負OR)はスルーパスされ、SYNC
(バー)の立ち上りで常に、実行されている命令先頭ア
ドレス(PC)の上位8ビットがIC3(Dタイプフリ
ップフロップの8ビットラッチ)に、下位8ビットがI
C5(同IC3のタイプ)にそれぞれラッチされる。
【0044】(2)モニタしたいRAMのアドレスを設
定するプロセス(チャート2)(図6)。 次に、ラッチ内容設定レジスタ20a(IC8,IC
9)に見たいRAMのアドレス(RAMADH,RAM
ADL)を設定するプロセスを説明する。 ・デバッグ用に挿入するモニタプログラム内で次の命令
を実行する。 LDM #RAMADH,IC8ADL ここでLDM(Load Memory)はオペコード
ニーモニックで続く第1オペランドの即値を第2オペラ
ンドのアドレス(下位8ビット,上位8ビットは00に
固定)のRAM(またはレジスタ)にロードする機能を
持つ。#RAMADHの#は即値を示す記号、RAMA
DHはIC8に設定する見たいRAMアドレスの上位8
ビットである。またIC8ADLはIC8のアドレスの
下位8ビットで、IC8の真のアドレス(上位8ビット
=0016)(下位8ビット=IC8ADL)はCPUで
作成され、指定される。なお、図6中の信号SEL1
(バー)は図7に示すようなアドレスデコーダ71と論
理回路72により作成される。
【0045】・チャート2において、CPUは基本バス
サイクルクロックφに同期し、以下の様にシーケンスを
進める(図8参照)。 PCはROMを示し、命令OPコード=LDMを読
む。 PCをひとつ進めRAMADHを読む。 PCをひとつ進めIC8ADLを読む。 IC8ADLに上位8ビット00(16進)を加え、
IC8をアドレス指定する。 DATAバス上にRAMADHを出力し、信号RD/
WR(バー)により書き込みタイミングを発生する。 上記読むタイミングは基本バスサイクルクロックφと信
号RD/WR(バー)より作成された信号RD(バー)
により指定される。 ・IC8のラッチタイミングTに入力される信号SEL
1(バー)は、アドレスADDRφ〜15と、IC8固
有アドレス(IC8ADL,φφ)が一致し、かつ信号
WR(バー)が発生した時にアクティブになる。従って
上記によりデータバス上のRAMADHの値がIC
8ラッチにラッチされる。 ・同様の過程で LDM #RAMADL,IC9ADL の命令により、IC9に、見たいRAMのアドレス下位
8ビットを設定する。
【0046】(3)モニタしているRAMの内容が表示
内容ラッチ器に自動的にラッチされるプロセス(チャー
ト3)(図9)。 次に、IC8,IC9に設定したアドレスのRAMの内
容がIC13にラッチされるプロセスを述べる。 ・IC6,IC7のディジタルコンパレータはIC8,
IC9の内容とアドレスバスが一致するのを常に監視す
る。 ・もし一致すればA=B(バー)より「L」を出力す
る。 ・IC10(負AND)はA=B(バー)出力=「L」
かつR/W(バー)=「L」のとき「L」を出力し、指
定された番地に書き込みが行われたことを検出する。 ・IC11(負AND)はIC10の出力をクロックφ
により波形の整形を行うためのものである。 ・SEL7は通常「H」であるので,IC11出力がI
C13T入力にスルーパスされる。 ・従ってIC8,IC9に設定したアドレスに書き込み
が行われたタイミングで、IC13のT入力が立ち上
り、そのときのDATAバスの内容(=RAM(レジス
タ)に書き込まれた内容と同じもの)がIC13にラッ
チされる。
【0047】ラッチタイミング制御器18中の上記ディ
ジタルコンパレータIC6,7(14,15)は、ラッ
チ内容設定レジスタ20を構成するIC8,9(16,
17)より出力される記憶装置のアドレスとアドレスバ
ス上に現われれるアドレスとを比較して、表示内容ラッ
チ器7を構成するIC13(21,22・・23)にラ
ッチタイミング信号を出力する比較手段として機能す
る。また、上述した例の場合、SEL(バー)信号は、
モニタプログラムで設定されるライト信号として機能
し、ラッチ制御手段としてのIC2,4,12の一方の
入力端子に出力される。IC2,4に出力されるライト
信号はモニタアドレス設定プログラムの命令で「L」に
設定され、SYNC(バー)をラッチトリガ信号として
IC3,5にプログラムカウンタの内容をラッチさせ
る。また、ラッチ制御手段としてのIC12に出力され
るライト信号はモニタプログラムで「H」に設定され、
IC11の出力をラッチトリガ信号としてIC13にR
AMの内容をラッチさせる。
【0048】(4)表示内容ラッチ器に直接データを書
き込むプロセス(チャート4)(図10)。 尚、表示内容ラッチ器をアプリケーションで使う場合
(すなわちアプリケーションプログラムのプログラム内
容をデバッグする場合)はラッチ回路に命令で直接書き
込む必要がある。 ・図3の例ではIC3,IC5,IC13,IC21,
IC22,IC23のラッチ回路のうち、IC3,IC
5は直接書き込めず、アプリケーションには使えない。 ・ここではIC13に命令で書き込むプロセスを説明す
る。 ・アプリケーションプログラムの中で次の命令を実行す
る。 LDM #OSDDATA,IC13ADL これで、IC12のSEL7が「L」→「H」に変化
し、DATAバス上に現れたOSDDATA(8ビッ
ト)がIC13にラッチされる。 ・その時、IC12(負OR)のもう一方の入力が
「L」になるといけないので、あらかじめ、IC8,I
C9に、絶対に書き込みとしては出現しないアドレス
(ROMアドレス等)をラッチしておく。
【0049】この場合、ラッチ制御手段としてのIC1
2に出力されるライト信号(SEL(バー)7)はアプ
リケーションプログラムの中の命令で「L」から「H」
に状態変化するように設定される。また、IC11の出
力は「H」に設定される。従って、ライト信号(SEL
(バー)7)の状態変化によりラッチトリガ信号が出力
され、これによりIC13にRAMの内容を直接ラッチ
させる。すなわち、アプリケーションプログラムのプロ
グラム内容をデバッグする場合の、デバッグ指示プログ
ラムは、スイッチ設定プログラムと、表示内容ラッチ器
にプログラム内容を直接書き込むための命令とを含むア
プリケーションプログラムそのものである。また、上記
IC8に、データを書き込めないROMアドレス等を設
定する方法としては、このための専用プログラムを設け
ておいたり、あるいは指示によりIC8にROMアドレ
スを出力させるようなハード回路を別途設けるようにす
ればよい。また、IC12(ラッチ制御手段)は、ラッ
チタイミング信号とSEL(バー)信号とに基づいて、
プログラムカウンタや記憶装置の内容をモニタプログラ
ムにより書き込む場合と、アプリケーションプログラム
の内容をアプリケーションプログラムにより直接書き込
む場合とで、表示内容ラッチ器を使い分けるための手段
として機能する。
【0050】次に表示コントローラ6の詳細構成を図1
2に示し、その動作につき図13及び図14で説明す
る。図12において、6aは表示ラッチ器7の中のLA
TCH SYNC,LATCH DATA等の各ラッチ
回路のうちいずれか1つ(8ビット分)を選択するラッ
チ選択スイッチ、6bは選択されたラッチ回路の出力信
号(8ビット)に従い、表示出力をパラレルデータとし
て出力するフォントROM、6cはそのパラレルデータ
をシリアルデータである表示出力13に変換して出力す
るパラレルシリアル変換器、6dはマイコン1外部から
入力されるテレビ画面同期信号16に同期し、上記ラッ
チ選択スイッチ6a,フォントROM6b、パラレルシ
リアル変換器6cを制御する画面表示タイミング制御装
置である。
【0051】次に上記表示コントローラ6の動作につい
て説明する。図13において(a)はテレビ画面への表
示例で、プログラムカウンタ(LATCH SYNCの
ラッチ回路A,ラッチ回路B)を4ケタの数字キャラク
タ、RAM(LATCH DATAのラッチC)を2ケ
タの数字キャラクタでそれぞれ別の行に表示する場合を
想定する。(b)は表示内容ラッチ器7の内容で、ラッ
チ回路A,B,Cにはそれぞれ00(16進),01
(16進),00(16進)のデジタルデータが、ラッ
チ内容設定レジスタ20およびラッチタイミング制御器
18により、前述の過程を経て、ラッチされているもの
とする。(c)はフォントROM6bの内容で、2ケタ
の数字キャラクタが1フォント(8×8ドット)で構成
され、1フォント=8バイト、合計256フォント=2
Kバイトの容量を持つ。フォントROM6bはラッチ選
択スイッチ6aの出力信号8ビットを上位,画面表示タ
イミング制御装置6dの出力信号3ビットを下位、合計
11ビットのアドレスを入力信号とし、8ビットの出力
信号をパラレルシリアル変換器6cに与える。
【0052】次に上記表示コントローラ6の動作タイミ
ングを図14で説明する。画面表示タイミング制御装置
6dはマイコンプログラムによりあらかじめ、図13
(a)のテレビ画面表示例で示すような位置にラッチ回
路A,B,Cの内容を表示するよう設定されている。画
面表示タイミング制御装置6dは同期信号16および画
面表示タイミング制御装置6dの内部で発生される同期
信号16に位相ロックした表示クロックをカウントし、
表示を開始するテレビ走査線および横方向の表示位置タ
イミングを待つ。このタイミングが来れば、まずラッチ
選択スイッチ6aにより、表示内容ラッチ器7の中のラ
ッチ回路Aを選択、フォントROM6bのアドレス下位
3ビットを000(2進)に設定し、フォントROM6
bよりフォントの第1ラインデータを読み出す。読み出
された第1ラインデータはパラレルシリアル変換器6c
に書き込まれ、上述の表示クロックにより、表示出力1
3へシリアル出力される。引き続きラッチ選択スイッチ
6aをラッチ回路Bに切り換え、第1ラインデータを同
様の手順で出力し、テレビ画面1走査線分の出力処理を
完了する。次の走査線では、フォントROM6bのアド
レス下位3ビットは001(2進)を設定し、ラッチ回
路A,Bで指定するフォントROM6bの第2ラインデ
ータを読み出し、シリアル変換後表示出力を行う。以下
同様にラッチ回路A,Bの内容を8走査線を用いて表示
する。その後ラッチ回路Cの内容を同様に8走査線を用
いて表示する。
【0053】上記実施例1においては、ソフトウェアに
より監視したいアドレスを一度指定すれば付加したラッ
チタイミング制御器と表示内容ラッチ器が継続して自動
的に内容を外部に出力するため、プログラムの増加が少
なくてすむ。また、上記実施例1の構成においては、表
示内容ラッチ器を従来の通りソフトウェアで直接内容を
制御できるため、内部状態を外部で監視する必要がない
場合でも、従来どおりのテレビ画面へのアプリケーショ
ン情報表示のためのOSD内蔵シングルチップマイクロ
コンピュータとしても使用できる。上記実施例1を要約
すると、ソフトウエア的に、ラッチ内容設定レジスタに
プログラムカウンタや、RAM,ROM,レジスタなど
の記憶装置の内容を設定して、表示内容ラッチ器に内容
を書き込み、表示コントロ−ラにより内容を文字図形デ
−タに変換して出力するマイクロコンピュ−タにおいて
(請求項1の構成)、上記ソフトウエアとしてモニタプ
ログラムを備え、さらにスイッチ設定プログラムを備え
たデバッグ指示プログラムXを設けて、デバッグを指示
できるようにしたものである。さらに、アプリ−ション
プログラムの内容を表示内容ラッチ器に直接書き込む命
令を含むアプリケ−ションプログラムそのものでデバッ
グを指示するようにしたものである。また、ラッチタイ
ミング信号とSEL(バー)信号とに基づいて、IC1
2(ラッチ制御手段)を作動させ、プグラムカウンタや
記憶装置の内容をモニタプログラムにより書き込む場合
と、アプリケーションプログラムの内容をアプリケーシ
ョンプログラムにより直接書き込む場合とで、表示内容
ラッチ器を使い分けるようにしている。
【0054】実施例2.(請求項7に対応) 以下この発明の実施例2について説明する。図15はこ
の実施例2の表示コントローラ6等の構成を示すブロッ
ク図、図16はその動作タイミングを示すタイミングチ
ャートである。前記実施例1においては、表示内容ラッ
チ器中の1つのラッチ回路は8ビットの出力信号を持
ち、表示デバイス上に16進数2桁で表示するためには
256種類のフォントを持つフォントROMが必要であ
った。この実施例2では、表示コントローラ6内におい
て、ラッチ選択スイッチ6aの出力8ビットのうち、上
位4ビットまたは下位4ビットを選択する上位下位選択
スイッチ6eをフォントROM6bの入力に介装し、フ
ォントROM6bの入力アドレスとしては、下位3ビッ
トは画面表示タイミング制御装置6dから出力される走
査線に応じ更新されるライン番号、上位4ビットは上記
上位下位選択スイッチ6eの出力信号、以上合計7ビッ
トにより構成される。従ってフォントROM6bの容量
は16文字×8バイト=128バイトで充分で、前記実
施例1に比べ16分の1で済み、マイコンのコストを低
減できる効果がある。
【0055】次にこの実施例2の動作につき、プログラ
ムカウンタ(ラッチ回路A,ラッチ回路B)の表示を例
にとって説明を行う。画面表示タイミング制御装置6d
はまずラッチ選択スイッチ6aによりラッチ回路Aを選
択し、同時に上位下位選択スイッチ6eにより上位4ビ
ットを選択する。これによりフォントROM6bにはラ
ッチ回路Aの内容である16進数2桁のうち上位1桁の
フォントに対応するアドレスが入力される。以降ラッチ
回路Aの下位ラッチ回路Bの上位,ラッチ回路Bの下位
を順次選択し、一走査線分の表示を終わる。以降合計8
走査線分表示を行うことにより、プログラムカウンタ
(ラッチ回路A,ラッチ回路B)の全表示が完了する。
【0056】実施例3.(請求項6に対応) 以下この発明の実施例3について説明する。図17はこ
の実施例3の特徴とするエンコーダ及びその周辺の回路
図である。図18(a),(b)は図17中のエンコー
ダの入出力を示す回路図である。前記実施例1において
は、表示内容ラッチ器中の1つのラッチ回路は8ビット
の出力を持ち、表示デバイス上に16進数2桁で表示す
るためには、256種類のフォントを持つフォントRO
Mが必要であった。この実施例3では、アドレスバス上
位8ビット,アドレスバス下位8ビット,データバス8
ビットと、表示内容ラッチ器7中の各8ビットラッチと
の間にデータを変換するエンコーダE1(図8の
(a)),E2(図8の(b))を介装するとともに、
実施例1の表示内容ラッチ器中のラッチ回路を倍の個数
に増やし、フォントROMの種類を16分の1の16種
類に減らせるようにしたものである。
【0057】次にこの実施例3の動作について説明す
る。アドレスバス上位8ビットは前記実施例1では1つ
の8ビットラッチに接続されていたが、本実施例3では
エンコーダE1,エンコーダE2をそれぞれ介し、2つ
の8ビットラッチ回路L1,L2に接続される。エンコ
ーダE1では入力のアドレスバス上位8ビットのうち上
位4ビットは“0”に固定し、下位4ビットはそのまま
出力している。エンコーダE2では入力のアドレスバス
上位8ビットのうち、上位4ビットを、エンコーダE2
出力の下位4ビットとしてそのまま出力し、エンコーダ
E2出力の上位4ビットは“0”を出力する。従って、
ラッチ回路L1,L2にはアドレスバス上位8ビットを
16進数に現した場合の2桁の数字のうち、それぞれ下
位の1桁,上位の1桁がラッチされることになる。アド
レスバス下位8ビットやデータバス8ビットに対応する
各ラッチ回路L1,L2に関しても同等のエンコーダE
1,E2を介装する。以上のように構成すれば、各ラッ
チ回路L1,L2は0〜15までの値をとるので、フォ
ントROMには0〜15(16進数で0〜F)のフォン
トを備えていれば充分であり、フォントROMの容量を
減らせるので、マイコンのコストを低減できる効果があ
る。
【0058】実施例4.(請求項8に対応) 図19はこの発明の実施例4を示す表示コントローラ6
等の構成ブロック図である。この実施例4は、前記実施
例1の構成に追加して、ラッチ選択スイッチ6aの出力
信号を入力とし、表示出力13を出力とする棒表示カウ
ンタ6fと、パラレルシリアル変換器6cの出力信号と
棒表示カウンタ6fの出力信号との論理和を取る論理和
ゲート6gとを備えることを特徴とする。本実施例4で
は、全体把握をやり易くするために、各ラッチ回路の内
容をグラフ状に表示し、監視するデータの変化が速い場
合(数字が早く変化する場合)にも対応できるように、
アナログ的な認識を可能にしたものである。
【0059】図20はテレビ画面への表示例を示す。図
20に示すようにラッチ回路A,B,Cの8ビットデジ
タルデータが画面上で、横棒状のグラフで表示される。
図21はその動作を示すタイミングチャートである。図
19の画面表示タイミング制御装置6dは同期信号入力
16,およびそれに位相ロックした表示クロックをカウ
ントし、表示を行う走査線、および表示を開始する横方
向のタイミングを待つ。これらはあらかじめマイコンの
プログラムで設定されている。そのタイミングが来れ
ば、まず、ラッチ選択スイッチ6aで表示内容ラッチ器
7のラッチ回路Aを選択し、棒表示カウンタ6fにその
内容をロードする。棒表示カウンタ6fはロードされた
瞬間より表示出力13に「H」レベルを出力し、以後表
示クロックによりカウントダウンを行い、アンダーフロ
ーした瞬間に表示出力13へ「L」レベルを出力する。
以降4走査線分、同じ動作を繰返した後、次の4走査線
期間は棒の間隔を開けるため、表示は行わない(「L」
出力をする)。以降、ラッチ選択スイッチ6aをラッチ
回路Bに選択し、4走査線表示、4走査線非表示を行
い、最後にラッチ回路Cに対しても同様の動作を行う。
表示出力13は棒表示カウンタ6fの出力信号とパラレ
ルシリアル変換器6cの出力信号の論理和出力となって
いるので、実施例1と同等の動作も行えるし、また必要
に応じ数字文字表示とグラフ表示を同時に行うことも可
能である。
【0060】実施例5.(請求項1〜5に対応) 図22はこの発明の実施例5における表示コントローラ
部等の構成を示すブロック図である。上記実施例1で
は、表示コントローラとしてテレビ画面上に表示を行う
表示コントローラを内蔵したが、本実施例5ではLE
D,FLD(蛍光表示管)、LCD等の面発光素子を用
いた表示デバイスへ表示を行う表示コントローラ内蔵マ
イコンの例を示す。本実施例5では、表示コントローラ
6以外は実施例1と全く同一である。表示コントローラ
6は表示内容ラッチ器7の出力信号を入力とし、表示内
容ラッチ器7内の各ラッチ回路を選択するラッチ選択ス
イッチ6aを持つ。ラッチ選択スイッチ6aの出力信号
(8ビット)は上位下位選択スイッチ6eにより4ビッ
トデータに時分割され、フォントROM6bに入力され
る。フォントROM6bの出力信号は、マイコン外部へ
セグメント出力16aとして出力される。画面表示タイ
ミング制御装置6dは上記ラッチ選択スイッチ6a、上
位下位選択スイッチ6e及びフォントROM6bへの制
御を行うとともに、マイコン外部にディジット(コモ
ン)出力16bを出力する。
【0061】図23(i)は本実施例5における表示例
を示す。7セグメントの多桁表示デバイスに対し、下4
桁でラッチ回路A,ラッチ回路B(LATCH SYN
C)を、その上位2桁でラッチ回路C(LATCH D
ATA)を表示している。図23(ii)はフォントR
OM6bの内容で、このフォントROM6bは図14の
上位下位選択スイッチ6eの出力信号4ビットをアドレ
スとし、7ビットのフォントデータを出力信号とする1
6×7ビットの容量を持つROMである。
【0062】図24は本実施例5の動作を示すタイミン
グチャートである。図22の画面表示タイミング制御装
置6dは、ディジット(コモン)出力16bを、1本ず
つ順番にスキャン出力する。各スキャンの直前に、該当
ディジット(コモン)に出力する表示内容ラッチ器7中
の該当ラッチ回路およびその上位/下位データをラッチ
選択スイッチ6aおよび上位下位選択スイッチ6eで選
択する。選択された4ビットデータはフォントROM6
bにより即座にセグメント出力信号7ビットに変換され
マイコン外部に出力される。
【0063】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、表示内
容ラッチ器に監視したい内容が指定されるラッチ内容設
定レジスタと、このラッチ内容設定レジスタに基づき制
御されて上記表示内容ラッチ器に対しラッチタイミング
信号を出力するラッチタイミング制御器とを備えたの
で、RAM等の内容をマイクロコンピュータの外部に自
由に文字や図形の形で出力して観測することができ、既
に完成したプログラムの解析,評価が容易に行える。ま
た、マイクロコンピュータの限られたサイズを殆ど変更
することなく、数少ないピン数で内部の動作状態をテレ
ビ画面等の表示装置上に表示できる。また、D/Aコン
バータ内蔵マイクロコンピュータと比較すると、複数の
内部データが表示コントローラの同じ出力端より時分割
で出力されるので、D/Aコンバータ内蔵マイクロコン
ピュータに比べて観測データが多い場合でも比較的少な
い端子で観測可能である。特に、テレビ画面表示の場合
には1端子で例えば100バイト以上のデータが観測可
能となる。また、多バイトのデータであっても、表示数
字の桁が増えるだけで、容易に観測できる。また、出力
が表示装置に文字,数字を表示する信号であるため、観
測が容易となる。
【0064】請求項2では、上記請求項1の構成,効果
に加え、上記ラッチ内容設定レジスタを作動させてデバ
ッグ指示を与えるデバッグ指示手段を備えているので、
ソフトウェアのデバッグ時にアプリケーションの表示遷
移と同時進行の形で内部状態をモニターでき、VTR等
でこの画面を録画し、後でコマ送り等で解析すれば、デ
バッグが行える。
【0065】また請求項3では、デバッグしたい内容を
持つ記憶装置を指定できるようにテストスイッチを設定
するためのプログラムと、ラッチ内容設定レジスタに上
記内容の格納アドレスを設定するモニタプログラムとを
含むデバッグ指示手段を備えているので、少ないプログ
ラムでCPUに負担をかけることなくデバッグを指示で
きる。
【0066】請求項4によれば、デバッグしたい内容を
持つ記憶装置を指定できるようにテストスイッチを設定
するためのスイッチ設定プログラムと、表示内容ラッチ
器にプログラム内容を直接書き込む命令とを含むアプリ
ケーションプログラムをデバッグ指示手段として備えて
おり、アプリケーションプログラムのプログラム内容を
デバッグする場合、表示内容ラッチ器にプログラム内容
を直接書き込めるようにしたので、アプリケーションで
使用できる。
【0067】請求項5では、ラッチタイミング信号と、
デバッグ指示手段で設定される選択信号とに基づいて、
ラッチ制御手段により、プログラムカウンタや記憶装置
の内容を書き込む場合と、アプリケーションでプログラ
ム内容を書き込む場合とで、表示内容ラッチ器を使い分
けることができる。
【0068】請求項6によれば、表示内容ラッチ器とア
ドレスバスおよびデータバスとの間に、上記ラッチタイ
ミング制御器の出力信号に基づきアドレスバスまたはデ
ータバスの複数のビットのうちのいくつかを選択して出
力し、他のビットは固定値にて出力を行うエンコーダを
介装したので、フォントROMの種類を減らすことがで
き、これによりマイクロコンピュータのコストを低減で
きる効果がある。
【0069】請求項7によれば、複数のラッチ回路のう
ちの1つを選択出力するラッチ選択スイッチと、このラ
ッチ選択スイッチの出力信号である多ビットのデジタル
データのうちのいくつかのビットを選択して出力する上
位下位選択スイッチと、この上位下位選択スイッチの出
力信号をアドレスの一部として使用するフォントROM
と、上記ラッチ選択スイッチ,上位下位選択スイッチ,
フォントROMのタイミングを制御して表示出力を行う
ための画面表示タイミング制御装置とにより構成したの
で、マイクロコンピュータの限られたサイズを殆ど変更
することなく、数少ないピン数で内部の動作状態をテレ
ビ画面等の表示デバイス上に表示することが実現できる
という効果が得られる。
【0070】請求項8によれば、表示コントローラとし
て、テレビ画面に表示を行うオンスクリーンディスプレ
イコントローラを用い、このオンスクリーンディスプレ
イコントローラは表示内容ラッチ器の複数のラッチ回路
のうちの1つを選択出力するラッチ選択スイッチと、こ
のラッチ選択スイッチの出力信号を入力しパラレルデー
タとして出力するフォントROMと、このフォントRO
Mの出力信号であるパラレルデータを入力しシリアルデ
ータに変換して出力するパラレルシリアル変換器と、上
記ラッチ選択スイッチの内容をロードしカウントダウン
を行いアンダーフローするまで有意パルスを出力する棒
表示カウンタと、外部から入力される同期信号に同期し
上記棒表示カウンタに対する制御およびカウントダウン
クロックの供給,上記パラレルシリアル変換器に対する
制御およびシフトクロックの供給,上記ラッチ選択スイ
ッチの制御,および上記フォントROMの制御を行う画
面表示タイミング制御装置と、上記パラレルシリアル変
換器の出力信号と上記棒表示カウンタの出力信号との論
理和を取り外部へ表示出力として出力を行う論理和ゲー
トにより構成したので、上記第1の発明と同様な効果が
得られるとともに、D/Aコンバータを追加しなくて
も、観測が実現できる。また、観測表示は、アプリケー
ション機器の表示装置の一部に行われるため、アプリケ
ーション機器の動作状態と内部の状態(RAM値等)が
同時に観測できる。また、特にテレビ画面表示の場合、
ビデオ信号をVTRで記録すれば、機器動作と内部状態
の相関関係がコマ送り再生で効率的に解析できる。ま
た、観測のために、アプリケーション機器以外の計測器
は必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるOSD内蔵シングル
チップのマイクロコンピュータの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施例1においてデバッグのために増えるソフ
トウェアを説明するためのフローチャトである。
【図3】図1中のラッチ内容設定レジスタ、ラッチタイ
ミング制御器、表示内容ラッチ器の回路図である。
【図4】図1中のラッチタイミング制御器の動作を示す
タイミングチャートである。
【図5】実施例1において命令実行プログラムカウンタ
のラッチプロセスを示すタイミングチャートである。
【図6】実施例1においてモニタしたいRAMのアドレ
スを設定するプロセスを示すタイミングチャートであ
る。
【図7】図6中の信号SEL1(バー)を発生する回路
を示す図である。
【図8】図6のチャート2においてCPUが行うシーケ
ンスを説明するための図である。
【図9】実施例1においてモニタしているRAMの内容
が表示内容ラッチ器に自動的にラッチされるプロセスを
示すタイミングチャートである。
【図10】実施例1において表示内容ラッチ器に直接デ
ータを書き込むプロセスを示すタイミングチャートであ
る。
【図11】図10中の信号SEL7(バー)を発生する
回路を示す図である。
【図12】図1中の表示コントローラ等の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】上記表示コントローラの動作を説明するため
の図である。
【図14】上記表示コントローラの動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図15】この発明の実施例2における表示コントロー
ラ等の構成を示すブロック図である。
【図16】上記表示コントローラの動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図17】この発明の実施例3におけるエンコーダ及び
その周辺の回路図である。
【図18】図17中のエンコーダの入出力を示す回路図
である。
【図19】この発明の実施例4における表示コントロー
ラ等の構成を示すブロック図である。
【図20】実施例4においてテレビ画面への表示例を示
す図である。
【図21】上記表示コントローラの動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図22】この発明の実施例5における表示コントロー
ラ等の構成を示すブロック図である。
【図23】実施例5における表示例及びフォントROM
の内容を示す図である。
【図24】実施例5における動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図25】従来のOSDシングルチップマイクロコンピ
ュータの内部構成を示すブロック図である。
【図26】従来例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図27】従来例においてRAM等の内容を知る第1の
方法を説明するための図である。
【図28】上記第1の方法のソフトウェアを示すフロー
チャートである。
【図29】従来例においてRAM等の内容を知る第2の
方法を説明するための図である。
【図30】上記第2の方法のソフトウェアを示すフロー
チャートである。
【図31】従来のD/A変換器内蔵シングルチップのマ
イクロコンピュータの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図32】図31中の内部状態ラッチ器の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図33】図31中のD/A変換器、内部状態監視選択
器、内部状態ラッチ器、D/A入力選択器の回路図であ
る。
【図34】上記従来のマイクロコンピュータにおけるサ
ンプルプログラムのフローチャートである。
【図35】従来例においてメモリマップを示す図であ
る。
【図36】従来例におけるプログラムを実行させたとき
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 プログラムカウンタ 3 レジスタ 4 ROM 5 RAM 6 表示コントローラ 6a ラッチ選択スイッチ 6b フォントROM 6c パラレルシリアル変換器 6d 画面表示タイミング制御装置 6e 上位下位選択スイッチ 6f 棒表示カウンタ 6g 論理和ゲート 7 表示内容ラッチ器 8 データバス 9 アドレスバス 11 CPU 18 ラッチタイミング制御器 20,20a,20b ラッチ内容設定レジスタ L1,L2 ラッチ回路 E1,E2 エンコーダ X デバッグ指示プログラム(デバッグ指示手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のアドレスバス及びデータバスで互
    いに接続されたレジスタ,ROM,RAM等の記憶装置
    及び中央処理装置と、この中央処理装置に接続されたプ
    ログラムカウンタと、アドレスバス及びデータバス上に
    現れたデジタル値を取り込む複数のラッチ回路を含む表
    示内容ラッチ器と、この表示内容ラッチ器の内容を文字
    図形データに変換して外部の表示装置に出力する表示コ
    ントローラとを備えたマイクロコンピュータであって、 上記表示内容ラッチ器に監視したい内容を指定するため
    のラッチ内容設定レジスタと、このラッチ内容設定レジ
    スタに基づいて制御され上記表示内容ラッチ器に対して
    ラッチタイミング信号を出力するラッチタイミング制御
    器とを備えていることを特徴とするマイクロコンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 共通のアドレスバス及びデータバスで互
    いに接続されたレジスタ,ROM,RAM等の記憶装置
    及び中央処理装置と、この中央処理装置に接続されたプ
    ログラムカウンタと、アドレスバス及びデータバス上に
    現れたデジタル値を取り込む複数のラッチ回路を含む表
    示内容ラッチ器と、この表示内容ラッチ器の内容を文字
    図形データに変換して外部の表示装置に出力する表示コ
    ントローラとを備えたマイクロコンピュータであって、 上記表示内容ラッチ器にデバッグしたい内容を指定する
    ためのラッチ内容設定レジスタと、このラッチ内容設定
    レジスタに基づいて制御され上記表示内容ラッチ器に対
    してラッチタイミング信号を出力するラッチタイミング
    制御器と、上記ラッチ内容設定レジスタを作動させてデ
    バッグを指示するデバッグ指示手段とを備えていること
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 上記デバック指示手段は、デバッグした
    い内容を持つ記憶装置を指定できるようにテストスイッ
    チを設定するスイッチ設定プログラムと、上記ラッチ内
    容設定レジスタに上記デバッグしたい内容の格納アドレ
    スを設定するモニタプログラムとを含むプログラムで構
    成されていることを特徴とする請求項第2項記載のマイ
    クロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 上記デバック指示手段は、デバッグした
    い内容を持つ記憶装置を指定できるようにテストスイッ
    チを設定するためにスイッチ設定プログラムと、上記表
    示内容ラッチ器にプログラム内容を直接書き込むための
    命令とを含むアプリケーションプログラムで構成され、
    このアプリケーションプログラムにより、上記表示内容
    ラッチ器に、アプリケーションプログラムのプログラム
    内容を直接書き込むようにしたことを特徴とする請求項
    第2項記載のマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 ラッチタイミング制御器と表示内容ラッ
    チ器との間に、上記ラッチタイミング信号と上記デバッ
    グ指示手段で設定される選択信号とに基づいて上記表示
    内容ラッチ器に対するラッチトリガ信号を生成するラッ
    チ制御手段を備えていることを特徴とする請求項第2項
    記載のマイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 上記表示内容ラッチ器とアドレスバスお
    よびデータバスとの間に、上記ラッチタイミング制御器
    の出力信号に基づきアドレスバスまたはデータバスの複
    数のビットのうちのいくつかを選択して出力し、他のビ
    ットは固定値にて出力を行なうエンコーダを介装したこ
    とを特徴とする請求項第1項または第2項記載のマイク
    ロコンピュータ。
  7. 【請求項7】 上記表示コントローラは、表示内容ラッ
    チ器に含まれる複数のラッチ回路のうちの1つを選択出
    力するラッチ選択スイッチと、このラッチ選択スイッチ
    の出力信号である多ビットのデジタルデータのうちのい
    くつかのビットを選択して出力する上位下位選択スイッ
    チと、この上位下位選択スイッチの出力信号をアドレス
    の一部として使用するフォントROMと、上記ラッチ選
    択スイッチ,上位下位選択スイッチ,フォントROMの
    タイミングを制御して表示出力を行なうための画面表示
    タイミング制御装置とにより構成したことを特徴とする
    請求項第1項または第2項記載のマイクロコンピュー
    タ。
  8. 【請求項8】 表示コントローラとして、テレビ画面に
    表示を行なうオンスクリーンディスプレイコントローラ
    を用い、このオンスクリーンディスプレイコントローラ
    は、表示内容ラッチ器の複数のラッチ回路のうちの1つ
    を選択出力するラッチ選択スイッチと、このラッチ選択
    スイッチの出力信号を入力しパラレルデータとして出力
    するフォントROMと、このフォントROMの出力信号
    であるパラレルデータを入力しシリアルデータに変換し
    て出力するパラレルシリアル変換器と、上記ラッチ選択
    スイッチの内容をロードしカウントダウンを行ないアン
    ダーフローするまで有意パルスを出力する棒表示カウン
    タと、外部から入力される同期信号に同期し上記棒表示
    カウンタに対する制御およびカウントダウンクロックの
    供給,上記パラレルシリアル変換器に対する制御および
    シフトクロックの供給,上記ラッチ選択スイッチの制
    御,および上記フォントROMの制御を行なう画面表示
    タイミング制御装置と、上記パラレルシリアル変換器の
    出力信号と上記棒表示カウンタの出力信号との論理和を
    取り、外部へ表示出力として出力を行なう論理和ゲート
    手段とにより構成したことを特徴とする請求項第1項ま
    たは第2項記載のマイクロコンピュータ。
JP6058393A 1994-03-29 1994-03-29 マイクロコンピュータ Pending JPH07271629A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6058393A JPH07271629A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 マイクロコンピュータ
US08/413,013 US5566300A (en) 1994-03-29 1995-03-29 Microcomputer with built in debugging capability
KR1019950006949A KR0171488B1 (ko) 1994-03-29 1995-03-29 마이크로 컴퓨터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6058393A JPH07271629A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 マイクロコンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07271629A true JPH07271629A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13083113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6058393A Pending JPH07271629A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 マイクロコンピュータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5566300A (ja)
JP (1) JPH07271629A (ja)
KR (1) KR0171488B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157874A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Nec Electronics Corp 情報処理装置、及びソフトウェアのデバッグ方法
US10372576B2 (en) 2015-05-11 2019-08-06 Mitsubishi Electric Corporation Simulation reproduction apparatus, simulation reproduction method, and computer readable medium
US10514996B2 (en) 2016-04-12 2019-12-24 Mitsubishi Electric Corporation Simulation reproducing apparatus and computer-readable recording medium

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5884023A (en) * 1995-12-14 1999-03-16 Texas Instruments Incorporated Method for testing an integrated circuit with user definable trace function
US6003107A (en) * 1996-09-10 1999-12-14 Hewlett-Packard Company Circuitry for providing external access to signals that are internal to an integrated circuit chip package
US5887003A (en) * 1996-09-10 1999-03-23 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for comparing a group of binary fields with an expected pattern to generate match results
US5881224A (en) * 1996-09-10 1999-03-09 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for tracking events in a microprocessor that can retire more than one instruction during a clock cycle
US5867644A (en) * 1996-09-10 1999-02-02 Hewlett Packard Company System and method for on-chip debug support and performance monitoring in a microprocessor
US5956476A (en) * 1996-10-31 1999-09-21 Hewlett Packard Company Circuitry and method for detecting signal patterns on a bus using dynamically changing expected patterns
US5880671A (en) * 1996-10-31 1999-03-09 Hewlett-Packard Company Flexible circuitry and method for detecting signal patterns on a bus
US5771240A (en) * 1996-11-14 1998-06-23 Hewlett-Packard Company Test systems for obtaining a sample-on-the-fly event trace for an integrated circuit with an integrated debug trigger apparatus and an external pulse pin
US5956477A (en) * 1996-11-25 1999-09-21 Hewlett-Packard Company Method for processing information in a microprocessor to facilitate debug and performance monitoring
US5881217A (en) * 1996-11-27 1999-03-09 Hewlett-Packard Company Input comparison circuitry and method for a programmable state machine
US6009539A (en) * 1996-11-27 1999-12-28 Hewlett-Packard Company Cross-triggering CPUs for enhanced test operations in a multi-CPU computer system
US6112316A (en) * 1997-12-03 2000-08-29 Micron Electronics, Inc. System for use of bus parking states to communicate diagnostic information
US6092219A (en) * 1997-12-03 2000-07-18 Micron Technology, Inc. Method for use of bus parking states to communicate diagnostic information
US6374370B1 (en) 1998-10-30 2002-04-16 Hewlett-Packard Company Method and system for flexible control of BIST registers based upon on-chip events
JP3736980B2 (ja) 1998-12-28 2006-01-18 富士通株式会社 マイクロコントローラの評価装置および評価方法
JP4212224B2 (ja) * 2000-07-10 2009-01-21 株式会社東芝 半導体集積回路
US7222199B2 (en) * 2004-03-31 2007-05-22 Intel Corporation Circuit and method for transferring low frequency signals via high frequency interface
US20060226526A1 (en) * 2005-02-24 2006-10-12 Microchip Technology Incorporated Microcontroller internal data capture and display
TWI394114B (zh) * 2007-01-29 2013-04-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 顯示控制電路
JP5194890B2 (ja) * 2008-03-05 2013-05-08 富士通セミコンダクター株式会社 半導体集積回路
KR102131899B1 (ko) 2019-07-02 2020-07-08 김영길 수세미의 제조방법 및 그에 따른 수세미

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1020818B (it) * 1974-09-18 1977-12-30 Olivetti & Co Spa Visualizzatore per macchine conta bili
US4386410A (en) * 1981-02-23 1983-05-31 Texas Instruments Incorporated Display controller for multiple scrolling regions
JPS58205214A (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 Omron Tateisi Electronics Co プログラマブル・コントロ−ラのモニタ表示方式
US4639721A (en) * 1982-10-09 1987-01-27 Sharp Kabushiki Kaisha Data selection circuit for the screen display of data from a personal computer
US4646077A (en) * 1984-01-16 1987-02-24 Texas Instruments Incorporated Video display controller system with attribute latch
JPS61223514A (ja) * 1985-03-28 1986-10-04 Yokogawa Electric Corp マイクロプロセツサ応用機器
US4744084A (en) * 1986-02-27 1988-05-10 Mentor Graphics Corporation Hardware modeling system and method for simulating portions of electrical circuits
JPH01191914A (ja) * 1988-01-27 1989-08-02 Toshiba Corp コンピュータシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157874A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Nec Electronics Corp 情報処理装置、及びソフトウェアのデバッグ方法
US10372576B2 (en) 2015-05-11 2019-08-06 Mitsubishi Electric Corporation Simulation reproduction apparatus, simulation reproduction method, and computer readable medium
US10514996B2 (en) 2016-04-12 2019-12-24 Mitsubishi Electric Corporation Simulation reproducing apparatus and computer-readable recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
KR0171488B1 (ko) 1999-03-30
US5566300A (en) 1996-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07271629A (ja) マイクロコンピュータ
US7191310B2 (en) Parallel processor and image processing apparatus adapted for nonlinear processing through selection via processor element numbers
US4931723A (en) Automatic test system having a "true tester-per-pin" architecture
US5136662A (en) Image processor for sequential processing of successive regions of an image
US4613852A (en) Display apparatus
US4611281A (en) Apparatus for analyzing microprocessor operation
US5420609A (en) Frame buffer, systems and methods
US5581788A (en) System for testing the functionality of video cord and monitor by using program to enable user to view list of modes and select compatible mode
EP0228332B1 (en) Automatic test system having a "true tester-per-pin" architecture
US5969727A (en) Method and system for displaying static and moving images on a display device
JP2797435B2 (ja) 表示コントローラ
US5410686A (en) Methods for scan path debugging
US5375198A (en) Process for performing a windowing operation in an array move, a graphics computer system, a display system, a graphic processor and a graphics display system
US5872961A (en) Microcomputer allowing external monitoring of internal resources
JP4069414B2 (ja) 波形表示装置
KR910004639B1 (ko) 출력펄스 발생장치
US5596583A (en) Test circuitry, systems and methods
KR960002044B1 (ko) 데이타 선택 장치
KR910006476Y1 (ko) Rgb신호 선택회로
JP3549433B2 (ja) 表示制御用半導体装置
KR100598763B1 (ko) 데이터 기입 회로 및 집적 회로
US6064402A (en) Character display control circuit
JPH0863366A (ja) データ信号の観測方法
KR900005921B1 (ko) 한글/영문 디스플레이 장치
KR100244877B1 (ko) 모니터 전 통신방식의 통합 인터페이스 모듈