JPH0727149U - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JPH0727149U
JPH0727149U JP5617193U JP5617193U JPH0727149U JP H0727149 U JPH0727149 U JP H0727149U JP 5617193 U JP5617193 U JP 5617193U JP 5617193 U JP5617193 U JP 5617193U JP H0727149 U JPH0727149 U JP H0727149U
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gas
electrode
wafer
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introduction pipe
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Application number
JP5617193U
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English (en)
Inventor
洋平 浅田
Original Assignee
日新電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極部からウェハに向かって供給される原料ガ
スの流れを均一化してウェハの表面上における均一な膜
形成を行うことが可能なプラズマCVD装置を提供す
る。 【構成】ウェハWの表面と平行する電極板3,4が設け
られた電極部2と、ガス導入管5とを具備しており、ガ
ス導入管5を通じて導入された原料ガスGは電極板3,
4を通過したうえで前面側に位置するウェハWに向かっ
て供給されるプラズマCVD装置であり、電極部2内に
おける電極板3,4の後面側にはガス導入管5の接続端
部5aを中心とする放射状の位置ごとに配置されて電極
板3,4と平行するガス分散管10が設けられており、
各ガス分散管10は基端部10aがガス導入管5の接続
端部5aに接続され、先端部10bが閉塞されると共
に、その軸心方向に沿って複数個のガス噴出孔11が形
成されたものとなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプラズマCVD装置に係り、詳しくは、処理すべきウェハと対向する 位置に設けられた電極部からウェハに向かって原料ガスを供給する構成とされた プラズマCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体集積回路製造プロセスにおけるウェハの成膜処理工程では、 容量結合形といわれるプラズマCVD装置、すなわち、減圧された反応室(チャ ンバー)内で高周波放電によるプラズマを発生させ、かつ、発生したプラズマに よって原料ガスのガス分子を活性状態に励起したうえでの成膜処理を行う構成と されたプラズマCVD装置を用いるのが一般的となっている。そして、このプラ ズマCVD装置は、図3で示すように、チャンバー1内を搬送されてきたウェハ Wと所定間隔だけ離間したうえで対向する位置に設けられた箱形の電極部2を備 えており、この電極部2にはウェハWの表面と平行するよう位置決めして配置さ れた内外一対の電極板3,4が互いに離間したうえで取り付けられている。
【0003】 また、この電極部2はチャンバー1を貫通して設けられたガス導入管5によっ て吊り下げ支持されており、その接続端部5aは電極部2を構成する電極支持板 6の平面視ほぼ中央位置を貫通したうえで電極部2内にまで引き込まれている。 さらに、電極部2の内側に配置された電極板3には孔径の小さな多数個の貫通孔 が、また、その外側に位置する電極板4には孔径の大きな多数個の貫通孔(いず れも図示していない)がそれぞれ形成されており、ガス導入管5を通じて外部か ら電極部2の内部に導入された原料ガスGは電極板3,4を通過したうえ、これ ら電極板3,4の前面側に位置するウェハWに向かって供給されるようになって いる。なお、図中の符号7は電極部2の電極支持板6を囲んで配置された絶縁素 材製の保護カバー、8はガス導入管5を囲んで配置された絶縁素材製の保護管で あり、この保護管8は支持金具9を介したうえでチャンバー1によって固定され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来構成のプラズマCVD装置においては、電極部2の平面視 ほぼ中央位置にガス導入管5の接続端部5aが接続されているため、このガス導 入管5を通じて電極部2内に導入された原料ガスGは電極部2内で充分拡がらな いままの一点集中状態で電極板3,4に対して吹き付けられることになり、これ らの電極板3,4を通過したうえでウェハWに向かって供給されることになる。 そこで、電極部2の電極板4を通過した原料ガスGの流れは、図3中の仮想線で 示すように、中央部が側部よりも先行して盛り上がった包絡線状となり、ウェハ Wに向かっては原料ガスGが均一な流れ状態で供給されていないことになる。そ して、このように原料ガスGの供給状態が不均一であると、ウェハWの表面上に おける均一な膜形成を行うことができなくなってしまう。
【0005】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、電極部からウ ェハに向かって供給される原料ガスの流れを均一化することができ、ウェハの表 面上における均一な膜形成を行うことが可能な構成とされたプラズマCVD装置 の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るプラズマCVD装置は、このような目的を達成するため、ウェハ の表面と平行する電極板が設けられた箱形の電極部と、この電極部を支持するガ ス導入管とを具備しており、かつ、このガス導入管を通じて電極部内に導入され た原料ガスは電極板を通過したうえ、これら電極板の前面側に位置するウェハに 向かって供給される構成とされたものであって、電極部内における電極板の後面 側には、ガス導入管の接続端部を中心とする放射状の位置ごとに配置されて電極 板と平行する複数本のガス分散管が設けられており、ガス分散管のそれぞれは、 その基端部がガス導入管の接続端部に対して連通接続され、かつ、その先端部が 閉塞されたものであると共に、その軸心方向に沿っては、複数個のガス噴出孔が 形成されたものとなっている。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、ガス導入管を通じて導入された原料ガスはガス導入管の接 続端部からガス分散管のそれぞれに対して流れ込むことになり、各ガス分散管内 に流れ込んだ原料ガスはガス分散管を通じて流れながらガス噴出孔の各々から噴 出されることによって電極部内へと導入された後、電極板を通過したうえでウェ ハに向かって供給される。そして、この際、原料ガスはガス分散管のそれぞれを 通って電極部内の側部付近にまで流れ込んでいるから、原料ガスは電極部内にお いて充分に拡がった状態で電極板に対して吹き付けられることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本実施例に係るプラズマCVD装置の構成を簡略化して示す縦断面図で あり、図2は図1中のA−A線に沿って切断した構成を簡略化して示す横断面図 である。なお、本実施例に係るプラズマCVD装置の全体構成は従来例と基本的 に異ならないので、図1及び図2において図3と互いに同一もしくは相当する部 品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0010】 本実施例に係るプラズマCVD装置は、チャンバー1内を搬送されてきたウェ ハWの表面と平行する内外一対の電極板3,4が設けられた箱形の電極部2と、 チャンバー1を貫通したうえで電極部2の平面視ほぼ中央位置を吊り下げ支持す るガス導入管5とを具備している。そして、このガス導入管5を通じて電極部2 内に導入された原料ガスG、例えば、窒化シリコン(Si34)を堆積させる際 に必要なSiH4+NH3系などの原料ガスGは電極板3,4を通過したうえ、こ れら電極板3,4の前面側(図1では、下側)に位置するウェハWに向かって供 給されるようになっている。なお、電極部2の内側に配置された電極板3には孔 径の小さな多数個の貫通孔が、また、その外側に位置する電極板4には孔径の大 きな多数個の貫通孔(いずれも図示していない)がそれぞれ形成されていること は、従来例と同様である。
【0011】 また、この際、ガス導入管5の接続端部5aは電極部2を構成する電極支持板 6の平面視ほぼ中央位置を貫通したうえで電極部2内にまで引き込まれており、 この電極部2内の後面側、すなわち、内側に配置された電極板3と電極支持板6 との間には、ガス導入管5の接続端部5aを中心とする平面視で放射状の位置ご とに配置され、かつ、電極板3,4と平行する複数本(図2では、8本)のガス 分散管10が設けられている。そして、これらガス分散管10のそれぞれは、各 々の基端部10aがガス導入管5の接続端部5aに対して連通接続されている一 方、その先端部10bが閉塞されたものとなっている。さらに、各ガス分散管1 0の軸心方向に沿っては複数個のガス噴出孔11が電極板3側を向くようにして 形成されており、同じ孔径として形成されたガス噴出孔11のそれぞれは、ガス 分散管10の基端部10aから先端部10bへと向かう程、互いの離間間隔が密 となるようにして配置されている。
【0012】 そこで、上記構成とされたプラズマCVD装置において、ガス導入管5を通じ て導入された原料ガスGはガス導入管5の接続端部5aからガス分散管10のそ れぞれに対して流れ込むことになり、各ガス分散管10内に流れ込んだ原料ガス Gは当該ガス分散管10に形成されたガス噴出孔11のそれぞれから電極部2内 へと向かって噴出されてくる。そして、この際、ガス噴出孔11のそれぞれは各 ガス分散管10の先端部10b、すなわち、電極部2の側部に位置する先端部1 0bへと向かう程、互いの離間間隔が密となっているのであるから、より多くの 量の原料ガスGが電極部2内の側部に位置するガス分散管10の先端部10b側 まで流れ込むことになり、これらガス噴出孔11から噴出されてきた原料ガスG は電極部2内において充分に拡がっていることになる。
【0013】 さらに、このようにして各ガス分散管10のガス噴出孔11から噴出されてき た原料ガスGは電極板3,4に対してほぼ均一な状態となったうえで吹き付けら れることになり、これら電極板3,4を通過したうえでウェハWに向かって供給 されてくることになる。その結果、電極部2を構成する電極板3,4を通過して きた原料ガスGの流れは、図1中の仮想線で示すように、両電極板3,4を通過 しながら整流されることによって中央部及び側部が共に揃った包絡線状となって おり、ウェハWに向かっては原料ガスGが均一な流れ状態で供給されることにな る。
【0014】 ところで、本実施例においては、同じ孔径をもって形成されたガス噴出孔11 のそれぞれを、各ガス分散管10の基端部10aから先端部10bに向かう程、 互いの離間間隔が密となるように配置しているが、これに限定されることはなく 、例えば、ガス噴出孔11それぞれの離間間隔を同一としたうえ、ガス噴出孔1 1各々の孔径をガス分散管10の基端部10aから先端部10bへと向かう程、 大きくしておいてもよい。あるいはまた、以上説明した各ガス分散管10におけ るガス噴出孔11それぞれのガス吐出方向を互いに相違させる、例えば、図2中 における括弧付き符号で一例を示すように、交互に繰り返し配置される一対のガ ス噴出孔11のうちの一方のガス噴出孔11aを一側部側に位置するガス分散管 10cに向かう方向に沿って形成し、かつ、他方のガス噴出孔11bを他側部側 に位置するガス分散管10dに向かう方向に沿って形成する、というように相違 させておいてもよい。すなわち、このようにすれば、ガス噴出孔11a,bから 噴出された原料ガスGが電極板3に対しては直接的に吹き付けられておらず、原 料ガスGが電極部2内において充分に拡がることになる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るプラズマCVD装置によれば、ガス導入管 を通じて導入された原料ガスは各ガス分散管内に流れ込んだうえでガス噴出孔の 各々から噴出されて電極部内へと導入されることになり、この際、原料ガスは各 ガス分散管を通って電極部内の側部付近にまで流れ込むことによって電極部内に おいて充分に拡がったうえ、電極板を通過して整流されながらウェハに向かって 供給されることになる。したがって、これら電極板を通過したうえで電極部から ウェハに向かって供給される原料ガスの流れは均一化されていることになり、ウ ェハの表面上における均一な膜形成を行うことが可能になるという効果が得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプラズマCVD装置の構成を簡
略化して示す縦断面図である。
【図2】図1中のA−A線に沿って切断した構成を簡略
化して示す横断面図である。
【図3】従来例に係るプラズマCVD装置の構成を簡略
化して示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 電極部 3 電極板 4 電極板 5 ガス導入管 5a 接続端部 10 ガス分散管 10a 基端部 10b 先端部 11 ガス噴出孔 W ウェハ G 原料ガス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ(W)の表面と平行する電極板
    (3,4)が設けられた箱形の電極部(2)と、この電
    極部(2)を支持するガス導入管(5)とを具備してお
    り、かつ、このガス導入管(5)を通じて電極部(2)
    内に導入された原料ガス(G)は電極板(3,4)を通
    過したうえ、これら電極板(3,4)の前面側に位置す
    るウェハ(W)に向かって供給される構成のプラズマC
    VD装置であって、 電極部(2)内における電極板(3,4)の後面側に
    は、ガス導入管(5)の接続端部(5a)を中心とする
    放射状の位置ごとに配置されて電極板(3,4)と平行
    する複数本のガス分散管(10)が設けられており、 ガス分散管(10)のそれぞれは、その基端部(10
    a)がガス導入管(5)の接続端部(5a)に対して連
    通接続され、かつ、その先端部(10b)が閉塞された
    ものであると共に、 その軸心方向に沿っては、複数個のガス噴出孔(11)
    が形成されたものであることを特徴とするプラズマCV
    D装置。
  2. 【請求項2】 ガス噴出孔(11)のそれぞれは、ガス
    分散管(10)の基端部(10a)から先端部(10
    b)へと向かう程、互いの離間間隔が密となるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のプラズマCVD装
    置。
  3. 【請求項3】 ガス噴出孔(11)のそれぞれは、ガス
    分散管(10)の基端部(10a)から先端部(10
    b)へと向かう程、孔径が大きくなるものであることを
    特徴とする請求項1記載のプラズマCVD装置。
  4. 【請求項4】 ガス噴出孔(11)のそれぞれは、各々
    のガス吐出方向が互いに相違するものであることを特徴
    とする請求項1記載のプラズマCVD装置。
JP5617193U 1993-10-18 1993-10-18 プラズマcvd装置 Pending JPH0727149U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002009065A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラズマcvd装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002009065A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラズマcvd装置

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