JPH07271338A - 文字発生装置およびその方法 - Google Patents

文字発生装置およびその方法

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JPH07271338A
JPH07271338A JP6059698A JP5969894A JPH07271338A JP H07271338 A JPH07271338 A JP H07271338A JP 6059698 A JP6059698 A JP 6059698A JP 5969894 A JP5969894 A JP 5969894A JP H07271338 A JPH07271338 A JP H07271338A
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Kazumi Kobayashi
和美 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】常時使用の変形情報を定数として格納して文字
展開時間を短縮する。 【構成】この文字発生装置は、予めデザインされている
デザイン文字の文字輪郭を形成する座標点情報27を文
字コード25に対応して格納している座標点情報格納手
段3と、デザイン文字の変形情報21から第1の座標変
換式22を出力する変形文字情報演算手段1と、第1の
座標変換式22が基本文字を得るための第2の座標変換
式23のとき格納する定数格納手段2とを備える。ま
た、第1の座標変換式22と第2の座標変換式23との
使用状態を制御する使用情報制御手段4と、第1の座標
変換式22と第2の座標変換式23とを入力し使用情報
制御手段4からの制御信号により最終的に必要となる第
3の座標変換式24を出力する変換式選択手段5と、座
標点情報27と第3の座標変換式24とからアウトライ
ンフォント文字展開を行うアウトラインフォント展開手
段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字発生装置およびその
方法に関し、特にワードプロセッサやパーソナルコンピ
ュータなど各種の情報処理装置において、ベクトルデー
タにより形成されるアウトラインフォント文字発生機能
を備え、各々の文字輪郭パターン形成の際、拡大・縮小
・回転等の文字変形を行う文字発生装置およびその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字発生装置は、文字ド
ットイメージをデータとして持つドットフォント文字パ
ターンを発生するものと、文字輪郭パターンをベクトル
データとして持つアウトラインフォント文字パターンを
発生するものとがある。最近ではドットフォント文字パ
ターンより文字輪郭パターンの方がデータ量が少ないこ
とや、ベクトルデータにより滑らかな曲線も表現しやす
いアウトラインフォントによる文字発生装置が多く使用
されている。
【0003】図4は、従来のアウトラインフォントによ
る文字発生装置を備える一般的な情報処理システムの機
能ブロック図である。図4を参照すると、この文字発生
装置は、通常ワードプロセッサやパーソナルコンピュー
タなどの各種情報処理システムで採用されている機能と
同様であり、入力手段7、制御手段8、表示手段9、出
力制御手段10、印字手段11、変形文字情報演算手段
1と座標点情報格納手段3とアウトラインフォント展開
手段6とからなる文字発生装置13、および座標点情報
格納手段3とイメージパターン記憶手段12とからなる
記憶装置14から構成されている。
【0004】通常、制御手段8から文字コード25を入
力し、座標点情報格納手段3から座標点情報27を出力
し、アウトラインフォント展開手段6において文字展開
を行い文字パターン28を出力する。文字変形を行う場
合には変形情報21により変形文字情報演算手段1にて
演算を行い、座標変換式24により座標点情報27と共
に文字展開を行う。
【0005】一般に、変形文字情報演算手段1のように
変形情報21を入力し、基本となる座標点情報27から
実際に文字展開するための座標点を求めるための座標変
換式24を求めるには、次のような行列式に従い行って
いる。拡大・縮小を行なうとき:
【0006】
【0007】回転を行なうとき:
【0008】
【0009】このときのx,yは元となる座標点、a,
bはx軸側,y軸側それぞれの拡大・縮小率、θは回転
するときの角度、X,Yは求める座標点とする。
【0010】例えば、x軸方向に対して2倍、y軸方向
に対して3倍の変形を行う場合、
【0011】
【0012】となり、求める座標変換式24はX=2
x,Y=3yとなる。
【0013】また、左へ90°回転する変形を行う場合
には、
【0014】
【0015】となり、求める座標変換式24は、 X=cos90°・x−sin90°・y Y=sin90°・x+cos90°・y cos90°=0,sin90°=1になることから、
X=−y,Y=xとなる。
【0016】さらに、x軸方向に対して2倍、y軸方向
に対して3倍の変形の上に左へ90°回転する変形を行
う場合には、
【0017】
【0018】となり、求める座標変換式24は、 X=2・cos90°・x−2・sin90°・y Y=3・sin90°・x+3・cos90°・y となり、cos90°=0,sin90°=1であるこ
とから、X=−2y,Y=3xとなる。
【0019】こうして得られた座標変換式24は座標点
情報27と共に、アウトラインフォント展開手段6に入
力され、変形後の文字パターン28として出力される。
【0020】しかし、ドットフォント文字パターンの文
字展開ではドットフォントデータをそのまま転送するだ
けの文字展開に対して、アウトラインフォント文字展開
処理は文字コードに対するアウトラインフォントを検索
して、ある方式に従ってアウトラインフォントデータか
ら輪郭パターンを生成し、塗り潰しを行うという一連の
複雑な処理が必要となり、その処理時間も長くなりシス
テムの処理効率が低下する。
【0021】この問題を解決するために様々な方法が考
えられているが、例えば特開平4−19791号公報の
アウトラインフォントによる文字パターン発生機能を備
えた情報処理装置では、一度文字展開処理を行い、形成
された輪郭データを補助記憶部に格納することで文字展
開時間を短縮している。図5はこの情報処理装置の文字
発生部の一例を表わす機能ブロック図であり、図6はそ
の流れ図を表わす。
【0022】図5の文字発生部は、変形文字情報演算手
段1とアウトラインフォント展開手段6とから成るアウ
トラインフォント展開装置15と、インデックス格納エ
リア16とデータバッファ17および18aとから成る
文字パターン記憶手段20とアウトラインフォントデー
タ格納エリア18bおよび19とから成る座標点情報格
納手段3とから構成されており、アウトラインフォント
データ格納エリア18bおよび19から取り出したアウ
トラインフォントデータを、アウトラインフォント展開
装置15に入力して得られるアウトラインフォントをデ
ータバッファ17および18aに格納し、その格納した
位置情報等のインデックス情報をインデックス格納エリ
ア16に格納することで、一度、展開した文字について
はすでに展開済のアウトラインフォントをデータバッフ
ァ17および18aから読み出し、まだ一度も展開され
ていない文字のみ新たに展開して、新しいエリアに格納
していく。
【0023】この情報処理装置のアウトラインフォント
出力時の処理の流れを図7により説明すると、まず目的
の文字についてすでに展開されているかインデックスデ
ータをサーチする(ステップ201)。ここで目的のデ
ータが存在する場合(ステップ202)には、それがR
AM,HDDのどちらに存在するのか調べ(ステップ2
08)、それぞれの格納エリアから対象ファイルアクセ
スデータを取り出す(ステップ209,210)。ま
た、目的の文字がまだ展開されていない場合には、デー
タバッファとインデックス格納エリアに空きがあるか検
索し(ステップ203)、空きがある場合には文字展開
を行った(ステップ206)後、データバッファにデー
タを格納し、インデックス情報を空きインデックスに書
き込む(ステップ207)。さらに空きエリアがない場
合には、現在すでに格納されているデータの中の不要な
データのインデックスデータを書き換え(ステップ20
4)、対象ファイルにデータを書き込む(ステップ20
5)。
【0024】この方法で、一度作成したアウトラインフ
ォントをRAMやHDD等に設けられた記憶エリアに格
納しておくことで、毎回文字を展開する必要がなくな
り、文字展開を高速処理することができシステムの処理
能力が向上する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】この特開平4−197
91号公報の情報処理装置のように、展開後の文字を保
管することで処理時間の短縮を行うには、文字展開後の
アウトラインフォントを各々の文字ごとに全てのデータ
を格納することが必要となり、よく使用する文字だけで
も数千文字分の容量を必要とする。
【0026】さらに、実際に文書を作成する時には、文
書の目的または作成者の趣味等で出力結果に特徴を持た
せるために様々な字体、サイズ、方向を必要とするため
文字に対して、拡大・縮小あるいは様々な角度での回転
を施した文字を展開することになり、使用頻度の少ない
文字を格納する必要はないとしても同じ文字でも数種類
の展開されたデータが存在し、更に数倍の文字の格納エ
リアが必要となる。
【0027】また、一般的にアウトラインフォント文字
の輪郭を形成する座標点は、ある一定の範囲の拡大・縮
小を行い、展開されたドットフォントでの文字の品位を
保つことを考慮しデザインされたサイズで作られてお
り、通常、拡大・縮小が頻繁に行われる。さらに最近で
は変形文字として、傾斜、回転等も要求されることも多
く、文字展開のたびに変形するための、拡大・縮小率や
傾斜角、回転角の入力が必要となり、処理時間がかかる
という問題がある。
【0028】従って、本発明の目的は文字を変形させて
展開する際、そのつど必要となる変形情報の入力をなく
し処理時間を短縮することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の文字発生装置
は、予めデザインされているデザイン文字の文字輪郭を
形成する座標点情報を文字コードに対応して格納してい
る座標点情報格納手段と、前記デザイン文字の変形情報
を入力してこの変形情報から第1の座標変換式を出力す
る変形文字情報演算手段と、前記第1の座標変換式が常
時使用する基本文字を得るための第2の座標変換式のと
き定数として格納する定数格納手段と、前記第2の座標
変換式と前記変形文字情報演算手段から随時入力される
前記第1の座標変換式との使用状態を制御する使用情報
制御手段と、前記第1の座標変換式と前記第2の座標変
換式とを入力し前記使用情報制御手段からの制御信号に
より最終的に必要となる第3の座標変換式を出力する変
換式選択手段と、前記座標点情報と前記第3の座標変換
式とからアウトラインフォント文字展開を行うアウトラ
インフォント展開手段とを備える。
【0030】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図2は本発明の一実施例の文字展開処理図を表わす。
【0031】図1を参照すると、この実施例の文字発生
装置は、予めデザインされているデザイン文字の文字輪
郭を形成する座標点情報27を文字コード25に対応し
て格納している座標点情報格納手段3と、デザイン文字
の変形情報21を入力してこの変形情報21から第1の
座標変換式22を出力する変形文字情報演算手段1と、
第1の座標変換式22が常時使用する基本文字を得るた
めの第2の座標変換式23のとき定数として格納する定
数格納手段2と、第2の座標変換式23と変形文字情報
演算手段1から随時入力される第1の座標変換式22と
の使用状態を制御する使用情報制御手段4と、第1の座
標変換式22と第2の座標変換式23とを入力し使用情
報制御手段4からの制御信号により最終的に必要となる
第3の座標変換式24を出力する変換式選択手段5と、
座標点情報27と第3の座標変換式24とからアウトラ
インフォント文字展開を行うアウトラインフォント展開
手段6とから構成される。
【0032】次に、図1および図2を参照して、この実
施例の動作を説明する。一般的に変形文字情報演算手段
1のように、変形情報21を入力し基本となる座標点情
報から実際に文字展開するための座標点を求めるための
座標変換式を求めることをある行列式に従い行うことは
従来の技術で説明した通りであり、これに基づきこの実
施例の動作について説明する。
【0033】まず、図2に示すように、500ドット×
500ドットの大きさでデザインされたデザイン文字A
が存在するとき、座標点情報格納手段3は文字コード2
5に対応したデザイン文字Aを再現することのできる座
標点情報27を格納している。例えば、デザイン文字A
を変形を行わず展開する場合には、座標点情報格納手段
3は入力された文字コード25に対する座標点情報27
を出力する。デザイン文字Aの変形を行わないので、使
用情報制御手段4は座標点情報27のみ使用することを
出力し、変換式選択手段3は変換式を出力しない。アウ
トラインフォント展開手段6は、この座標点情報27を
入力することでデザイン文字Aをそのままの文字で図2
のAのような文字を文字パターン28として展開するこ
とができる。
【0034】次に、デザイン文字Aに対して、x軸方向
に4/5倍、y軸方向に1倍、x軸に対して20°の傾
斜をつけた文字をユーザーが最も多く使用する場合に、
この条件を基本文字Bと定めるとする。まず、これらの
基本文字情報を変形情報21として変形文字情報演算手
段1へ入力し、第1の座標変換式22を求める。傾斜を
するための基本式は、x軸に対する傾斜を行うとき、
【0035】
【0036】y軸に対する傾斜を行うとき、
【0037】
【0038】となる。ここで、X,Y,x,yはそれぞ
れ求める座標点と元の座標点であり、γは傾斜角度を示
す。基本文字Bを生成するための座標変換式は、縮小に
対して、
【0039】
【0040】傾斜に対して、
【0041】
【0042】であるので、これらを合成すると、
【0043】
【0044】となり、tan20°≒0.36とする
と、 X=(4/5)x Y=0.36x+y が得られ、この座標変換式を定数として定数格納手段2
へ格納する。
【0045】基本文字Bの展開では、定数格納手段2は
定数とされている第2の座標変換式23を出力し、使用
情報制御手段4は定数格納手段2からの第2の座標変換
式23のみを使用することを出力し、変換式選択手段5
は定数格納手段2からの第2の座標変換式23をそのま
ま出力する。座標点情報格納手段3は入力された文字コ
ード25に対応する座標点情報27を出力し、アウトラ
インフォント展開手段6は座標点情報27と第3の座標
変換式24から400×500ドットでx軸に対して2
0°傾斜のある図2のBのような文字を文字パターン2
8として展開することができる。
【0046】次に、基本文字Bに対してさらにx軸方向
に1/2倍、y軸方向に1/2倍、左へ90°回転した
文字を展開する場合、これらの条件を変形情報21とし
て変形情報演算手段1に入力し、第1の座標変換式22
を求める。すなわち、縮小に対して、
【0047】
【0048】回転に対して、
【0049】
【0050】であるので、これらを合成すると、
【0051】
【0052】となり、sin90°=1,cos90°
=0であることから、 X=−(1/2)y Y=(1/2)x という第1の座標変換式22が変形文字情報演算手段1
から出力される。この第1の座標変換式22は基本文字
Bを展開する座標変換式ではないため定数格納手段2に
は格納されず、変換式選択手段5に入力される。使用情
報制御手段4は第1の座標変換式22および第2の座標
変換式23の両方共使用することを変換式選択手段5に
出力し、変換式選択手段5は第1の座標変換式22およ
び第2の座標変換式23から最終的に必要な第3の座標
変換式24を出力する。
【0053】第2の座標変換式23は、X=(4/5)
x,Y=0.36x+yであり、第1の座標変換式22
は、X=−(1/2)y,Y=(1/2)xである。基
本文字Bに対して変形を行うことから、第2の座標変換
式23を、X1 =(4/5)x,Y1 =0.36x+y
とし、第1の座標変換式22をX=−(1/2)Y1
Y=(1/2)X1 としてX1 ,Y1 にそれぞれ代入す
ると、X=−(1/2)(0.36x+y),Y=(1
/2)(4/5)xから、X=−0.18x−0.5
y,Y=0.4xとなり、これらの式が最終的な第3の
座標変換式24として変換式選択手段5からアウトライ
ンフォント展開手段6に出力される。座標点情報格納手
段3は入力された文字コード25に対応する座標点情報
27を出力する。アウトラインフォント展開手段6はこ
の座標点情報27と最終的な第3の座標変換式24から
250×200ドットの左へ90°回転しy軸に対して
20°傾斜のある図2のDのような文字を文字パターン
28として展開することができる。
【0054】同様に、図2の変形文字Cで示すような基
本文字Aとなるための変形情報21を使用せずに追加し
た変形情報21だけ使用して文字を展開する場合には、
例えば、x軸方向に1/2倍、y軸方向に1/2倍、左
へ90°回転するという条件を変形情報21として変形
文字情報演算手段1へ入力し、前述で計算した通り、X
=−(1/2)y,Y=(1/2)xという第1の座標
変換式22を変換式選択手段5へ出力する。変換式選択
手段5では、定数格納手段2からの基本文字Aとなるた
めの第2の座標変換式23も入力しているが、使用情報
制御手段4から定数格納手段2からの第2の座標変換式
23は使用せず変形文字情報演算手段1からの第1の座
標変換式22だけを使用することを入力し、変形文字情
報演算手段1からの第1の座標変換式22をそのままア
ウトラインフォント展開手段6へ出力する。アウトライ
ンフォント展開手段6では、入力された第1の座標変換
式22と座標点情報格納手段3からの座標点情報27か
ら目的の文字を文字パターン28として展開することが
できる。
【0055】また、基本文字Bを定めても、デザイン文
字Aをそのまま展開したい場合にも同様に、変換式選択
手段5には、定数格納手段2からの第2の座標変換式2
3と変形文字情報演算手段1からの第1の座標変換式2
2が入力されているが、使用情報制御手段4からどちら
も使用しないことを入力することにより何れも出力され
ない。アウトラインフォント展開部6では、座標点情報
格納手段3からの座標点情報だけを利用して、図2のA
のようなデザイン文字を展開することができる。
【0056】この実施例により、同じ変形を続けて展開
する場合やユーザーがある一定の変形の文字を常時扱う
場合には、そのつど変形情報21を入力する必要がな
く、処理が容易に行えるばかりでなく処理時間も短縮で
きる。例えば、上述した基本文字Bの展開を行う場合、
少なくともx軸方向の倍率、y軸方向の倍率、x軸に対
する傾斜のための行列式の4要素等の入力を省くことが
できる。
【0057】次に、この実施例における動作の一例を示
す流れ図である図3を図1および図2に併せて参照して
説明する。まず、基本文字情報を入力するかどうか(ス
テップ101)判断し、入力するのであれば、基本文字
Bを形成するための基本文字情報を入力(ステップ10
2)する。次に基本文字B以外の変形文字C情報を入力
するかどうか(ステップ103)判断し、入力するので
あれば、文字変形するための変形情報21を入力(ステ
ップ104)する。次に、展開する文字の文字コード2
5を入力(ステップ105)し、その文字コード25に
対応した座標点情報27を選択(ステップ106)す
る。次に、基本文字B・変形文字Cのそれぞれの変換式
を使用するかどうか(ステップ107)判断して、最終
的な変換式を演算(ステップ108)し、文字展開を行
う(ステップ109)。続いて、次の文字を展開する場
合には最初に戻り、基本文字B・変形文字Cにそれぞれ
変更がなければ、文字コード入力から処理を続けること
になる。
【0058】以上の説明からも明らかなように、この実
施例により、文字展開後のアウトラインフォントを各文
字ごとに全てのデータを格納するための記憶エリアを必
要とせず、基本文字Bとして一度変形情報21を入力し
ておけば、以後変更がない限りこの処理を省略して行う
ことができる。また、別の変形文字Cあるいは基本文字
B+変形文字Cについて続けて使用する場合には、変形
情報21の入力処理を省略することができる。また、こ
の実施例では基本文字Bを一種類だけ定数として格納す
るとして説明してきたが、定数格納手段2を複数備え、
使用情報制御手段4でそれぞれを切り換えて使用するこ
とを制御することで、変換式選択手段5にて最終的な第
3の座標変換式24を求め、何種類もの変形も速やかに
処理することも可能である。さらに、用途により極めて
使用頻度の高い文字については、展開済のパターンを格
納しておくための先行技術である特開平4−19791
号公報において説明した記憶エリアを併用することによ
り、更に処理時間を短縮することも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予めデザインされているデザイン文字の変形情報を入力
してこの変形情報から第1の座標変換式を出力し、第1
の座標変換式が常時使用する基本文字を得るための第2
の座標変換式のとき定数として格納し、第2の座標変換
式と変形文字情報演算手段から随時入力される第1の座
標変換式との使用状態を制御することにより最終的に必
要となる第3の座標変換式を出力し、座標点情報と第3
の座標変換式とからアウトラインフォント文字展開を行
うことにより、常に使用する文字変形後の文字展開や繰
り返し使用する文字変形と文字展開とを容易に行い、変
形情報の入力および座標変換式の演算の時間を短縮する
ことができる。また、文字展開後のアウトラインフォン
トを各文字ごとに全てのデータを格納するための記憶エ
リアとして大量に記憶手段を用意する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この実施例の文字展開処理の一例を示す図であ
る。
【図3】この実施例における動作の一例を示す流れ図で
ある。
【図4】従来のアウトラインフォントによる文字発生装
置と文字発生装置を備える一般的な情報処理システムの
ブロック図である。
【図5】他の従来の文字発生装置の一例を示すブロック
図である。
【図6】図6の文字発生装置の動作の一例を示す流れ図
である。
【符号の説明】
1 変形文字情報演算手段 2 定数格納手段 3 座標点情報格納手段 4 使用情報制御手段 5 変換式選択手段 6 アウトラインフォント展開手段 21 変形情報 22 第1の座標変換式 23 第2の座標変換式 24 座標変換式 25 文字コード 26 使用情報 27 座標点情報 28 文字パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めデザインされているデザイン文字の
    文字輪郭を形成する座標点情報を文字コードに対応して
    格納している座標点情報格納手段と、前記デザイン文字
    の変形情報を入力してこの変形情報から第1の座標変換
    式を出力する変形文字情報演算手段と、前記第1の座標
    変換式が常時使用する基本文字を得るための第2の座標
    変換式のとき定数として格納する定数格納手段と、前記
    第2の座標変換式と前記変形文字情報演算手段から随時
    入力される前記第1の座標変換式との使用状態を制御す
    る使用情報制御手段と、前記第1の座標変換式と前記第
    2の座標変換式とを入力し前記使用情報制御手段からの
    制御信号により最終的に必要となる第3の座標変換式を
    出力する変換式選択手段と、前記座標点情報と前記第3
    の座標変換式とからアウトラインフォント文字展開を行
    うアウトラインフォント展開手段とを備えることを特徴
    とする文字発生装置。
  2. 【請求項2】 予めデザインされているデザイン文字の
    文字輪郭を形成する座標点情報を文字コードに対応して
    格納し、前記デザイン文字の変形情報を入力してこの変
    形情報から第1の座標変換式を出力し、前記第1の座標
    変換式が常時使用する基本文字を得るための第2の座標
    変換式のとき定数として格納し、前記第2の座標変換式
    と前記変形文字情報演算手段から随時入力される前記第
    1の座標変換式との使用状態を制御し、前記第1の座標
    変換式と前記第2の座標変換式とを入力し前記使用情報
    制御手段からの制御信号により最終的に必要となる第3
    の座標変換式を出力し、前記座標点情報と前記第3の座
    標変換式とからアウトラインフォント文字展開を行うこ
    とを特徴とする文字発生方法。
JP6059698A 1994-03-30 1994-03-30 文字発生装置およびその方法 Expired - Lifetime JP2806790B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010224145A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp 情報処理装置、制御装置及びプログラム

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