JPH0727114U - 高周波回路用空芯コイル - Google Patents

高周波回路用空芯コイル

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JPH0727114U
JPH0727114U JP5456093U JP5456093U JPH0727114U JP H0727114 U JPH0727114 U JP H0727114U JP 5456093 U JP5456093 U JP 5456093U JP 5456093 U JP5456093 U JP 5456093U JP H0727114 U JPH0727114 U JP H0727114U
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JP
Japan
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coil
insulating layer
air
core coil
core
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Pending
Application number
JP5456093U
Other languages
English (en)
Inventor
本 竜 馬 阪
藤 久 夫 佐
田 直 樹 仁
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0727114U publication Critical patent/JPH0727114U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動実装できるような高周波回路用空芯コイ
ルを提供すること。 【構成】 磁性材製の芯線(41)と、この芯線の表面
上に設けられた導電メッキ層(42)と、この導電メッ
キ層の表面上に設けられた絶縁層(43)とをそなえた
高周波回路用空芯コイル、および前記絶縁層(43)
が、磁性材を含む高周波回路用空芯コイル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、数100MHzないし数GHzの周波数範囲で使用される高周波回 路用空芯コイルに係わり、とくに自動実装に適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば移動体通信の分野では500MHzないし3GHzの周波数範囲が使用 されており、その回路には集中定数型空芯コイルが用いられている。図2は、回 路基板1に他の回路部品2、3とともに空芯コイル4を実装した状態を示してい る。
【0003】 そして、この種の空芯コイル4は、図3に示すように銅線に被覆を施した被覆 導線をヘリカルに巻装して両端に接続用引き出し端を形成する。
【0004】 このため、他の回路部品とは異なり、変形しやすいものであり、変形すると回 路定数が変化する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来の空芯コイルは、独特の問題があり、回路基板への実装を他の 部品のように自動化することは不可能であった。したがって、空芯コイルは手作 業で実装を行わざるを得なかった。
【0006】 本考案は上述の点を考慮してなされたもので、自動実装できるような高周波回 路用空芯コイルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案では、 請求項1に示した、磁性材製の芯線と、この芯線の表面上に設けられた導電メ ッキ層と、この導電メッキ層の表面上に設けられた絶縁層とをそなえた高周波回 路用空芯コイル、および 請求項2に示した、請求項1における前記絶縁層が、磁性材を含む高周波回路 用空芯コイル、 を提供するものである。
【0008】
【作用】
本考案の対象たる高周波回路用空芯コイルは、表皮効果により導線の表層部分 しか電流を流さない。そこで、芯線の表面上に導電メッキ層を設け、高周波電流 を流す。そして、芯線を磁性材により構成して、実装機により磁気吸着されるよ うにしている。また、導電メッキ層の表面を覆う絶縁材により、巻装されたコイ ルが導線同士の接触によって短絡しないようにしている。
【0009】 さらに、絶縁層に磁性材を含む構成として、磁気吸着に寄与させる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上述のように、芯線を磁性材により構成してその表面に導電メッキ層 を設け、さらにその表層に絶縁層を設けたため、高周波電流の通電に適した特性 を持ちながら磁気的に吸着して自動実装し得る空芯コイルを提供することができ る。とくに導電メッキ層は芯線の表面をメッキ処理だけであるため、通常の電線 における線引きのように大がかりな装置を要せず、簡単に製造することができる 。
【0011】 また、絶縁層に磁性材を含めると、磁気吸着により適した空芯コイルが得られ る。
【0012】
【実施例】
図3(a)ないし(c)は、本考案に係る高周波回路用空芯コイルに用いる導 線の例を示したものである。
【0013】 まず同図(a)は、芯線41の表面上に導電メッキ層42を設け、さらにその 表面上に絶縁層43Aを設けている。芯線41としては、鉄またはニッケルなど の磁性材を用いる。そして、芯線41の表面上には、半田メッキまたは銀メッキ などの導電メッキ層42を設ける。さらに、導電メッキ層42の表面上には、ポ リウレタンなどの誘電率が低く、電磁気的損失が低い材料による被覆を設ける。
【0014】 図示しない高周波回路からの信号は、周波数が高くなるほど表皮効果により導 電メッキ層42を流れる。たとえば1GHzでは2〜3μmである。したがって 、高周波回路用コイルとしての機能は、主として導電メッキ層42により果たさ れる。
【0015】 そして、芯線41は、実装を行う際に、自動実装機に設けられた磁気吸着要素 により磁気吸着される役割を果たす。すなわち、磁気吸着要素としての電磁石式 機器によりヘリカルに巻装されたコイルの外周を吸着して回路基板の所定部位に 位置合わせして装着することができる。
【0016】 さらに絶縁層43Aは、導線をヘリカルに巻装して集中定数型コイルを形成す る際に、導線同士が接触しても短絡しないように設けられている。
【0017】 そして、このような導線を用いてコイルを形成する場合、線径が0.2mmφ 、内径1.2mmφ、外径1.6mmφのコイルで8nHのインダクタンスが得 られる。
【0018】 同図(b)は、同図(a)に示した導線の絶縁層43Aに、磁性インクを塗布 して絶縁層43Bを構成したものである。絶縁層43Bの磁性インク層は、絶縁 層の表面上に設けられるから芯線41とともに磁気吸着に対応することができる 。
【0019】 そして、磁性インク層を設けても高周波回路用コイルの電気的特性をさほど損 なうことはない。
【0020】 同図(c)は、同図(a)に示した導線の絶縁層43Aに、磁性粉を混入させ た絶縁層43Cを構成したものである。磁性粉はたとえばフェライトなどを利用 すればよい。
【0021】 この例も、上記した同図(b)の導線と同様に、磁性粉を混入させた絶縁層4 3Cが磁気吸着機能に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示したもので、同図(a)は
第1の例を、同図(b)は第2の例を、同図(c)は第
3の例をそれぞれ示す斜視図。
【図2】図2は、本考案が対象とする高周波回路用コイ
ルをプリント基板に実装した状態を示す図。
【図3】図3は、集中定数型高周波回路用コイルを示す
斜視図。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 回路要素 3 配線パターン 4 高周波回路用コイル 41 芯線 42 導電メッキ層 43A 絶縁層 43B 磁気インク層を塗布した絶縁層 43C 磁性粉を混入した絶縁層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材製の芯線と、この芯線の表面上に設
    けられた導電メッキ層と、この導電メッキ層の表面上に
    設けられた絶縁層とをそなえた高周波回路用空芯コイ
    ル。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコイルにおいて、 前記絶縁層は、磁性材を含む高周波回路用空芯コイル。
JP5456093U 1993-10-07 1993-10-07 高周波回路用空芯コイル Pending JPH0727114U (ja)

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JP5456093U JPH0727114U (ja) 1993-10-07 1993-10-07 高周波回路用空芯コイル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295730A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Totoku Electric Co Ltd 高周波用インダクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63316412A (ja) * 1987-06-18 1988-12-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル部品

Patent Citations (1)

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