JPH0727098Y2 - 木材のケガキ装置 - Google Patents

木材のケガキ装置

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JPH0727098Y2
JPH0727098Y2 JP3765092U JP3765092U JPH0727098Y2 JP H0727098 Y2 JPH0727098 Y2 JP H0727098Y2 JP 3765092 U JP3765092 U JP 3765092U JP 3765092 U JP3765092 U JP 3765092U JP H0727098 Y2 JPH0727098 Y2 JP H0727098Y2
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JP3765092U
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JPH0621875U (ja
Inventor
守 村松
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株式会社村松技研
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築用の長尺の角材
に、延長方向と直交する方向にケガキを行うための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すツーバイフォー建築
における壁パネル31は、上下の平行な横桟材32と、
これら横桟材32,32の間に、横方向に所要間隔を置
いて垂直にわたされた多数の縦桟材33とで構成され
る。従って、この壁パネル31の組立作業に先だって、
上下の横桟材32,32の同一部位に、縦桟材33を位
置合わせするためのケガキが行われる。このケガキは、
横桟材32の一面に延長方向と直交する方向に行われ、
ケガキ箇所は延長方向に適宜間隔を置いて多数存在する
ことになる。そして、従来は、このケガキ作業が全て手
作業で行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ツーバイフ
ォー建築用壁パネルにおける横桟材のような長尺の角材
に対して行われる延長方向と直交方向のケガキ作業を正
確かつ迅速に行うことができる比較的構造が簡単で安価
な装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】水平のベースB上に敷設
されたリニアガイド5上をモータ27のような駆動装置
によって往復移動できるように移動台1を設け、リニア
ガイド5と平行にベースB上に長尺の角材Wを保持する
クランプ装置2を設け、移動台1にはケガキ装置本体3
を支持し、これをクランプ装置2に保持された角材Wの
上方に配置する。ケガキ装置本体3には、昇降する枠体
11と、角材Wにケガキする墨糸14と、墨糸14をは
じく摘み装置23とを具備させる。枠体11は、移動台
1に油圧シリンダ12のような昇降手段を介して昇降自
在に取付け、墨糸14は、枠体11に支持された複数の
ローラ15,16,17,18間に掛け回し、枠体11
が下位にあるときに、角材Wの上面に延長方向と直交す
る方向に接触して墨付けできるように張られた墨付け部
14aを形成する。摘み装置23は、枠体11が上位に
あるときに墨糸14の墨付け部14aを把持し、枠体1
1が下位にあるときにこれを解放して墨糸14を角材W
の上面に打ち付けることができるように移動台1に取付
ける。そして、予め設定された位置まで移動台1を移動
させて停止させた後、摘み装置23に墨糸14を把持さ
せ、次いで枠体11を下降させた後、摘み装置23に墨
糸14を解放させるように移動台1の駆動装置、枠体1
1の昇降手段12及び摘み装置23を制御装置4で制御
するようにして木材のケガキ装置を構成した。
【0005】
【作用】本考案のケガキ装置を用いて長尺の角材Wにケ
ガキを行う場合には、先ず、ベースB上に長尺の角材W
を複数置いてクランプ装置2によってリニアガイド5と
平行に固定する。そして、予め設定された位置まで移動
台1を移動させて停止させた後、摘み装置23に墨糸1
4を把持させ、次いで枠体11を下降させて摘み装置2
3で相対的に墨糸14を摘み上げた後、摘み装置23に
墨糸14を解放させて墨糸14の墨付け部14aをはじ
き、これを角材Wの上面に打ち付けてケガキを行う。こ
の作業を繰り返して角材Wの延長方向に次々にケガキを
行っていく。
【0006】
【実施例】図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。図1はケガキ装置の側面図、図2はケガキ装置の平
面図、図3はケガキ装置の一部を拡大した平面図であ
る。
【0007】この実施例のケガキ装置は、移動台1と、
移動台1の進路に沿って角材Wを保持するクランプ装置
2と、移動台1に支持されたケガキ装置本体3と、移動
台1とケガキ装置本体3の動作を制御する制御装置4と
を具備している。
【0008】図において、移動台1は、水平のベースB
上に敷設されたリニアガイド5上を、往復移動できるよ
うに設けられている。即ち、ベースBの側面には、リニ
アガイド5と平行にラック25が敷設され、移動台1の
下部に設けられたピニオン26がラック25に噛み合っ
ている。ピニオン26は、駆動用のサーボモータ27に
より正逆回転する。また、移動台1は、クランプ装置2
に保持された角材Wの上方に張り出すオーバハング部6
を備えている。
【0009】クランプ装置2は、長尺の角材Wをリニア
ガイド5と平行にベースB上に保持するためにベースB
上に設けられている。即ち、クランプ装置2は、ベース
B上に、リニアガイド5と平行に延長するように固定さ
れた定規板7と、定規板7に対して直角にベースB上に
固定された油圧シリンダ8と、油圧シリンダ8のロッド
9の先端に取付けられた押え板10とから成り、定規板
7と押え板10との間に長尺の角材Wを締め付けて保持
する。
【0010】ケガキ装置本体3は、クランプ装置2に保
持された角材Wの上方に位置するように、移動台1のオ
ーバハング部6に支持されている。ケガキ装置本体3の
枠体11は、昇降手段である油圧シリンダ12を介して
オーバハング部6に昇降自在に取付けられている。即
ち、油圧シリンダ12は、オーバハング部6上に垂直に
固定され、それのロッド13に枠体11が結合されてい
る。
【0011】枠体11には、墨糸14を掛け回すための
4つのプーリ15,16,17,18が取付けられてい
る。2つのプーリ15,16は、角材の延長方向と直交
する方向に水平に整列して、枠体11の下部に取付けら
れており、下端側が枠体11から下方へ突出している。
従って、2つのプーリ15,16の間に、墨糸14が水
平に伸びる墨付け部14aが形成される。墨付け部14
aは、枠体11が下位にあるときに、角材Wの上面に接
触して墨付けすることができる。プーリ17は、墨糸1
4の送り用で、枠体11の上部に取付けられており、駆
動モータ19に連結されている。従って、プーリ17の
回転により、墨糸14が引き回される。プーリ18は、
墨糸14に張力を付与するためのものであり、アーム2
0を介して枠体11に揺動自在に取付けられている。ア
ーム20は、一端側において枠体11に枢着され、他端
側にはばね21が係止されている。ばね21は、枠体1
1とアーム20との間に介設され、アーム20を常時上
方へ回転付勢することにより墨糸14に張力を付与して
いる。枠体11には、墨つぼ22が取付けられており、
墨糸14がこれを移動可能に貫通している。墨糸14は
墨つぼ22を通過する間に墨を付着させることができ
る。
【0012】移動台1のオーバハング部6には、摘み装
置23が取付けられている。摘み装置23は、枠体11
が上位にあるときに、下方に突出した一対のフィンガ2
4で墨付け部14aの延長途上を把持できるように配置
されている。そして、摘み装置23は、枠体11が下降
したときに墨糸14を解放して墨付け部14aを角材W
の上面に打ち付けることができるように構成されてい
る。
【0013】制御装置4は、予め設定された位置まで移
動台1を移動させて停止させた後、摘み装置23に墨糸
14を把持させ、次いで枠体11を下降させた後、摘み
装置23に墨糸14を解放させて角材Wに墨付けすべ
く、移動台1の駆動装置、枠体11の昇降手段である油
圧シリンダ12及び摘み装置23を制御する。
【0014】なお、この実施例の装置は、ツーバイフォ
ー建築用壁パネルの横桟材のケガキを専用のものであ
り、4本の墨糸14が所定の相互間隔を置いて並んで設
けられており、最高で一度に4本のケガキを行うことが
できる。各墨糸14の掛け回し機構、摘み機構は同一構
成であるから詳細な説明を省略する。各墨糸14毎に摘
み装置23を独立して動作させ、選択的にケガキ動作を
行わせることができる。墨糸14の相互間隔は、壁パネ
ルの縦桟材の厚さ寸法に対応させてある。この間隔は用
途に応じて適宜変更する。
【0015】この実施例のケガキ装置を用いて長尺の角
材Wにケガキを行う場合には、先ず、ベースB上の定規
7と押え板10との間に、長尺の角材Wを複数置いて油
圧シリンダ8を動作させ、定規7と押え板10との間に
固定する。そして、予め設定された位置まで移動台1を
移動させて停止させた後、摘み装置23のフィンガ24
で墨糸14を把持し、次いで油圧シリンダ12を動作さ
せて枠体11を下降させる。こうすると、摘み装置23
が相対的に墨糸14を摘み上げる形になる。枠体11
は、プーリ15,16の下端部が、角材Wの上面よりや
や下位にくる位置まで下降するから、摘み装置23が墨
糸14を解放すると、墨糸14の墨付け部14aがはじ
かれ、角材Wの上面に打ち付けられる。そして、墨糸1
4に付着している墨が角材Wの上面に直線上に付いてケ
ガキが行われる。一回のケガキが完了したら、枠体11
が上昇復帰した後、移動台1が所定の位置まで移動して
この作業を繰り返し、角材の延長方向に次々にケガキを
行っていく。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案においては、水平
のベースB上に敷設されたリニアガイド5上を駆動装置
27によって往復移動できるように移動台1を設け、リ
ニアガイド5と平行にベースB上に長尺の角材Wを保持
するクランプ装置2を設け、移動台1にはケガキ装置本
体3を支持し、これをクランプ装置2に保持された角材
の上方に配置し、ケガキ装置本体3には、昇降する枠体
11と、角材Wにケガキする墨糸14と、墨糸14をは
じく摘み装置23とを具備させ、枠体11は、移動台1
に昇降手段12を介して昇降自在に取付け、墨糸14
は、枠体11に支持された複数のローラ15,16,1
7,18間に掛け回し、枠体11が下位にあるときに、
角材Wの上面に延長方向と直交する方向に接触して墨付
けできるように張られた墨付け部14aを形成し、摘み
装置23は、枠体11が上位にあるときに墨糸14の墨
付け部14aを把持し、枠体11が下位にあるときにこ
れを解放して墨糸14を角材Wの上面に打ち付けること
ができるように移動台1に取付け、予め設定された位置
まで移動台1を移動させて停止させた後、摘み装置23
に墨糸14を把持させ、次いで枠体11を下降させた
後、摘み装置23に墨糸14を解放させるように移動台
1の駆動装置27、枠体11の昇降手段12及び摘み装
置23を制御装置4で制御するようにして木材のケガキ
装置を構成したため、ツーバイフォー建築用壁パネルに
おける横桟材のような長尺の角材に対して行われる延長
方向と直交方向のケガキ作業を正確かつ迅速に行うこと
ができる比較的構造が簡単で安価な装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケガキ装置の側面図である。
【図2】ケガキ装置の平面図である。
【図3】ケガキ装置の一部を拡大した平面図である。
【図4】ツーバイフォー建築用壁パネルの正面図であ
る。
【符号の説明】
1 移動台 2 クランプ装置 3 ケガキ装置本体 4 制御装置 5 リニアガイド 7 定規 8 油圧シリンダ 9 ロッド 10 押え板 11 枠体 12 昇降手段(油圧シリンダ) 14 墨糸 14a 墨付け部 15 ローラ 16 ローラ 17 ローラ 18 ローラ 23 摘み装置 27 駆動装置(モータ) B ベース W 角材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平のベース上に敷設されたリニアガイ
    ド上を往復移動できるように設けられた移動台と、 前記リニアガイドと平行にベース上に長尺の角材を保持
    するクランプ装置と、 前記移動台に支持され、前記クランプ装置に保持された
    角材の上方に位置するように設けられたケガキ装置本体
    と、 前記移動台とケガキ装置本体の動作を制御する制御装置
    とを具備し、 前記ケガキ装置本体は、前記移動台に昇降手段を介して
    昇降自在に取付けられた枠体と、 この枠体に支持された複数のローラ間に掛け回され、前
    記枠体が下位にあるときに、角材の上面に延長方向と直
    交する方向に接触して墨付けできるように張られた墨付
    け部を有する墨糸と、 前記枠体が上位にあるときに前記墨糸の墨付け部を把持
    し、前記枠体が下位にあるときにこれを解放して墨糸を
    角材の上面に打ち付けることができるように前記移動台
    に取付けられた摘み装置とを有し、 前記制御装置は、予め設定された位置まで前記移動台を
    移動させて停止させた後、前記摘み装置に墨糸を把持さ
    せ、次いで前記枠体を下降させた後、摘み装置に墨糸を
    解放させるべく移動台の駆動装置、枠体の昇降手段及び
    摘み装置を制御するようにしたことを特徴とする木材の
    ケガキ装置。
JP3765092U 1992-05-08 1992-05-08 木材のケガキ装置 Expired - Lifetime JPH0727098Y2 (ja)

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JPH0621875U JPH0621875U (ja) 1994-03-22
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