JPH0727063U - 端子台 - Google Patents

端子台

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JPH0727063U
JPH0727063U JP6071593U JP6071593U JPH0727063U JP H0727063 U JPH0727063 U JP H0727063U JP 6071593 U JP6071593 U JP 6071593U JP 6071593 U JP6071593 U JP 6071593U JP H0727063 U JPH0727063 U JP H0727063U
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screw
space
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housing
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JP6071593U
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直樹 杉田
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ケル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子台に簡単に導電ワイヤを保持させ、かつ
できるだけ導電ワイヤの保持ピッチを狭くして端子台の
小型化を図る。 【構成】 この端子台1に導電ワイヤWを保持するため
には、まず導電ワイヤWの端部を、ここに環状端子を取
り付けることなくそのままの状態でワイヤ挿入用空間2
3に挿入し、ネジ35とともに上動位置にある押圧部材
50の押圧部53とコンタクト60の受圧部61との間
に差し込む。そして、ネジ35を回して押圧部材50を
下動させ、導電ワイヤWの端部を上記押圧部53と上記
受圧部61とによって挟み付ける。導電ワイヤWの端部
に環状端子を取り付ける必要がないため、簡単に導電ワ
イヤWを端子台1に保持させることができる。また、締
付用空間22の幅を環状端子を受容できるほど広くする
必要がないため、導電ワイヤWの保持ピッチPを狭くす
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気端子台コネクタに関し、さらに詳しくはこの電気端子台コネク タを構成する端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気端子台コネクタは、基板に固定される基板側コネクタと、この基板側コネ クタに着脱自在に嵌合し、複数の導電ワイヤの端部をそれぞれネジを用いて締付 保持する端子台とから構成される。基板側コネクタと端子台には、両者が嵌合し た際に互いに接触する複数のコンタクトが保持されており、端子台はこれらコン タクトを介して基板に電気的に接続される。このような端子台に予め複数の導電 ワイヤを保持させておき、この端子台ごと基板側コネクタに対して着脱すれば、 複数の導電ワイヤを一括して基板に対して接続又は切り離しすることができ便利 である。
【0003】 ここで、端子台の一例を図9(A),(B)に示す。これらの図に示すように 、端子台100は、ハウジング102にそれぞれ仕切られた複数の締付用空間( 凹部)122を有しており、各締付用空間122には、締付具130が取り付け られている。締付具130は、図9(B)に示すように、締付用空間122の底 部に取り付けられたベース部材140と、このベース部材140の中央に形成さ れたネジ穴142に螺合するネジ135と、このネジ135の上部に取り付けら れ、回転するネジ135とともにベース部材140に対して上下動するカバー部 材150とから構成される。一方、導電ワイヤWの端部には、先端が環状に形成 された環状端子160が取り付けられている。導電ワイヤWを締付具130によ り保持させるには、まず、環状端子160の穴161にベース部材140のネジ 穴142から取り外したネジ135を通す。そして、再びネジ135をネジ穴1 42に螺合させて下動させ、環状端子160をカバー部材150とベース部材1 40によって挟む。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような端子台100では、締付用空間122に、ネジ13 5のヘッド部の外径よりも大きな外径を有する環状端子160およびこの環状端 子160の外径に合わせて幅広に作られたベース部材140やカバー部材150 を受容できるだけの幅A″が必要となる。このため、隣合う締付具130,13 0に保持された導電ワイヤW,Wの間隔、即ち、導電ワイヤWの保持ピッチP′ が広くなってしまい、端子台100が大型化してしまうという問題がある。また 、導電ワイヤWを締付具130に保持させるに際して、導電ワイヤWの端部に予 め環状端子160を取り付けておく必要があり、面倒であるという問題もある。
【0005】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、簡単に導電ワイヤを保 持させることができ、かつできるだけ導電ワイヤの保持ピッチを狭くして小型化 を図った端子台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案の端子台は、上部に、上下方向に延びて上 端開口を有する締付用空間および前後方向に延びて前端開口を有するとともに後 部が前記締付用空間の下部に連通するワイヤ挿入用空間が形成され、下部に、基 板側コネクタを嵌合受容する嵌合用空間が形成されてなるハウジングを有する。 また、締付用空間内に挿入配置され、ネジをこのネジの下部がワイヤ挿入用空間 内に突出する状態で上下動自在に螺合支持するネジ支持部材を有する。さらに、 ネジ支持部材に支持されたネジの下端部に当接する押圧部を有し、ネジとともに ネジ支持部材に対して上下動する押圧部材と、締付用空間の下部に上記押圧部に 対向して配置される受圧部および嵌合用空間内に突出してこの嵌合用空間内に受 容された基板側コネクタのコンタクトに接触する接触部を有し、ハウジングに保 持されるコンタクトを有している。そして、ワイヤ挿入用空間に前端開口から挿 入された導電ワイヤの端部を、ネジとともに下動した押圧部材の押圧部とコンタ クトの受圧部との間に挟んで保持する。
【0007】
【作用】
この端子台に導電ワイヤを保持するためには、まず導電ワイヤの端部を、ここ に環状端子を取り付けることなくそのままの状態でワイヤ挿入用空間に挿入し、 ネジとともに上動位置にある押圧部材の押圧部とコンタクトの受圧部との間に差 し込む。そして、ネジを回して押圧部材を下動させ、導電ワイヤの端部を上記押 圧部と上記受圧部とによって挟み付ける。こうして複数の導電ワイヤを保持させ た状態で嵌合用空間内に基板側コネクタの一部を受容させ、端子台を基板側コネ クタに嵌合させる。この端子台では、上述のように導電ワイヤの端部に環状端子 を取り付ける必要がないため、その分簡単に導電ワイヤを端子台に保持させるこ とができる。また、締付用空間の幅を、例えば、ネジのヘッド部の外径と同じ寸 法に抑えることができ、導電ワイヤの保持ピッチを狭くすることができる。した がって、端子台自体および端子台コネクタ全体を小型化することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。図1に は、本考案に係る端子台1を示している。この端子台1は、長尺形状に形成され た電気絶縁性ハウジング2を有している。このハウジング2は、前側(図におけ る手前側をいう。)と後側の2つに分割形成されており、後側に配置された第1 ハウジング21は、この第1ハウジング21の前側に配置される第2ハウジング 25のほぼ倍の高さを有する。
【0009】 図2に示すように、第1ハウジング21の上部には、上下方向に延びて上端開 口22aを有する締付用空間22が形成されている。この締付用空間22は、図 1から分かるように、平面視において矩形状になるように形成されている。また 、この締付用空間22は、図2に示すように、第1ハウジング21の上下方向中 間部に底面22bを有している。一方、第1ハウジング21の上下方向中間部に は、前後方向に延びて前端開口23aを有するワイヤ挿入用空間23が形成され ている。このワイヤ挿入用空間23も、図1から分かるように、正面視において 矩形状になるように形成されている。このワイヤ挿入用空間23の後部は、締付 用空間22の下部と連通しており、締付用空間22の底面22bとワイヤ挿入用 空間23の下面23bとは同じ高さとなってつながっている。これら締付用空間 22およびワイヤ挿入用空間23は、図1から分かるように、第1ハウジング2 1の長手方向に一定間隔で並んで複数形成されている。なお、第1ハウジング2 1は、隣合う締付用空間22,22を仕切る仕切り壁21aを有している。また 、図3に示すように、各仕切り壁21aと長手方向同位置に、上部前壁21bよ りも前方(図3では下方)に突出する位置決め用突起21cを有している。この 位置決め用突起21cは、図2に示すように、第1ハウジング21の上端から下 部前壁21dの上下方向中間部まで延びている。
【0010】 さらに、図2に示すように、第1ハウジング21の下部には、嵌合用空間24 が形成されている。この嵌合用空間24は、第1ハウジング21の長手方向に延 びる矩形状の後端開口24aを有し、上部前壁21bの下側に達する奥行きを有 する。下部前壁21dの上部における各ワイヤ挿入用空間23の下方に相当する 位置には、この下部前壁21dを前後方向に貫通する第1コンタクト圧入開口2 1eが形成されている。また、下部前壁21dの下部における隣合う第1コンタ クト圧入開口21e,21eの中間に相当する位置には、同様に下部前壁21d を前後方向に貫通する第2コンタクト圧入開口21fが形成されている。なお、 下部前壁21dの下端部には、板状となって前方に延びる下端突起21gが形成 されている。この下端突起21gは、第1ハウジング21の長手方向に延びてい る。
【0011】 締付用空間22には、締付具30が挿入配置される。この締付具30は、ネジ 35と、ネジ支持部材40と、押圧部材50とから構成される。ネジ支持部材4 0は、図4に示すように、短冊状の厚板材(金属)を、中央に矩形開口41を形 成するように矩形状に折り曲げて作られる。板材の長手方向両端は、上部におい て上下に重ね合わせられる。このネジ支持部材40は、ネジ35のヘッド部の外 径とほぼ同じ幅(第1ハウジング21の長手方向に対応する方向の寸法)Aを有 する。そして、ネジ支持部材40の上部には、上下方向に貫通するネジ穴42が 形成される。
【0012】 押圧部材50は、図5に示すように、短冊状の薄板材(金属)を「コ」の字形 に折り曲げて作られる。この押圧部材50の上部51および前部52の上側は、 ネジ支持部材40とほぼ同じ幅Aを有しており、前部52の下側および下部(以 下、押圧部という。)53は、ネジ支持部材40の矩形開口41の幅より若干狭 い幅Bを有している。なお、上部51には、後方に向かって開口するU字形のネ ジ受け(切り欠き)51aが形成されている。また、押圧部53の下面には、図 示しないが、滑り止め用の小突起が多数形成されている。
【0013】 ネジ支持部材40のネジ穴42には、図2に示すように、ネジ35が螺合挿入 される。ネジ35を回転させれば、このネジ35をネジ支持部材40に対して上 下動させることができる。なお、ネジ35における軸部35aの上側の部分には ネジが切られておらず、このネジなし部分は、ここよりも下側のネジが切られた 部分よりも小さな外径を有する。ネジ35が螺合支持されたネジ支持部材40の 矩形開口41には、押圧部材50の押圧部53が挿入され、この押圧部53の上 面にはネジ35(軸部35a)の下端部が当接する。これとともに、ネジ受け5 1a内にネジ35における軸部35aのネジなし部分を受容させ、上部51を軸 部35aにおけるネジ切り部分の上端に引っ掛ける。これにより、押圧部材50 は、ネジ35と一緒に回転することはないが、ネジ35とともにネジ支持部材4 0に対して上下動することができる。
【0014】 このように組み立てられた締付具30は、締付用空間22内に上端開口22a を通じて挿入され、ネジ支持部材40の下面が締付用空間22の底面22bに当 接する高さ位置にセットされる。そして、締付具30がセットされた第1ハウジ ング21には、第1コンタクト60および第2コンタクト70が保持される。
【0015】 第1コンタクト60は、図6に詳しく示すように、短冊状の板材(導電性金属 )を「コ」の字形に折り曲げて作られる。この第1コンタクト60の上部(以下 、受圧部という。)61は、押圧部材50の押圧部53とほぼ同じ幅Bを有する 。なお、この受圧部61の上面には、図示しない滑り止め用の小突起が多数形成 されている。また、第1コンタクト60の前部62および下部(以下、接触部と いう。)63は、受圧部61よりも若干狭い幅を有する。なお、接触部63の基 端部分の側面には両側方に張り出す張出突起64が形成されており、また、同基 端部分の上面には上方に突出する上面突起65が形成されている。
【0016】 このように形成された第1コンタクト60は、図2に示すように、第1ハウジ ング21に保持される。即ち、受圧部61が第1ハウジング21のワイヤ挿入用 空間23に前端開口23aを通じて挿入されるとともに、接触部63の先端側部 分が第1ハウジング21の前面側から第1コンタクト圧入開口21eに挿入され て嵌合用開口24内に突出する。そして、張出突起64および上面突起65(図 2には示さず)が設けられた部分は第1コンタクト圧入開口21eに圧入される 。ワイヤ挿入用空間23を通じて締付用空間22の下部に延びた受圧部63は、 押圧部材50の押圧部53の下面に対向するようにネジ支持部材40の矩形開口 41内に挿入され、締付用空間22の底面22aとの間でネジ支持部材40の下 部を挟み付ける。これによって、締付具30が締付用空間22内において固定さ れる。
【0017】 第2コンタクト70は、図7に詳しく示すように、短冊状の板材(導電性金属 )からほぼ平らに作られる。この第2コンタクト70の前部(以下、受圧部とい う。)71は、後に説明する第2コンタクト25に取り付けられる締付具30′ の押圧部材における押圧部とほぼ同じ幅Bを有する。この受圧部71の上面には 、図示しない滑り止め用の小突起が多数形成されている。また、第2コンタクト 70の中間部72は、後部(以下、接触部という。)73が受圧部71よりも一 段上がった高さで延びるように折り曲げられている。この中間部72と接触部7 3は、受圧部71よりも若干小さな幅を有する。なお、接触部73の基端部分の 側面には両側方に張り出す張出突起74が形成されており、また、同基端部分の 上面には上方に突出する上面突起75が形成されている。
【0018】 このように形成された第2コンタクト70における接触部73の先端側部分は 、図2に示すように、第1ハウジング21の前面側から第2コンタクト圧入開口 21fに挿入されて嵌合用空間24内に突出する。そして、張出突起74および 上面突起75(図2には示さず)が設けられた部分が第2コンタクト圧入開口2 1fに圧入される。これにより、第2コンタクト70は、中間部72および受圧 部71を第1ハウジング21の前方に延ばした状態で第1ハウジング21に保持 される。
【0019】 第2ハウジング25は、第1ハウジング21の上部から上下方向中間部にかけ ての部分とほぼ同様に形成されている。即ち、第2ハウジング25には、上端開 口26aを有する複数の締付用空間26および前端開口27aを有して後部が締 付用空間26の下部に連通するワイヤ挿入用空間27が、長手方向に一定間隔で 並んで複数形成されている。ただし、締付用空間26の底面26bはワイヤ挿入 用空間27の下面27bよりも一段低くなっている。また、図3に示すように、 後壁25aの後側における各締付用空間26の中央に相当する位置には、図2に 示すように、上端および後端にて開口し、上下方向に延びる位置決め用溝25b が形成されている。これら位置決め用溝25bは、後壁25aの上下方向中間部 まで延びている。さらに、後壁25aの下部には、ここを前後方向に貫通するコ ンタクト受容開口25cが形成されている。このコンタクト受容開口25cは、 第2コンタクト70の受圧部71の幅Bよりも若干広い幅を有する。また、後壁 25aの下端部後側には、下方および後方に向かって開いた下端切り欠き25d が形成されている。なお、この下端切り欠き25dは、第2ハウジング25の長 手方向に延びている。
【0020】 このように形成された第2ハウジング25の締付用空間26にも、第1ハウジ ング21内に取り付けられた締付具30と同様に構成された締付具30′が挿入 配置される。なお、この締付具30′の細部については付番せず、第1ハウジン グ21内の締付具30と同一の名称を使用することによって表す。この締付具3 0′におけるネジ支持部材の下部は、先に述べたようにワイヤ挿入用開口27の 下面27bよりも一段低くなっている締付用空間26の底面26b上に載置され る。
【0021】 このように締付具30′が内部に配置された第2ハウジング25は、第1ハウ ジング21の前面下部に取り付けられる。この際、第1ハウジング21に保持さ れた第2コンタクト70の受圧部71は、第2ハウジング25のコンタクト受容 開口25cを通って第2ハウジング25の締付用空間26の下部に突出し、中間 部72はコンタクト受容開口25c内に受容される。そして、第1ハウジング2 1の位置決め用突起21cの下部が第2ハウジング25の位置決め用溝25bに 嵌合することにより、第2ハウジング25は第1ハウジング21の長手方向につ いて位置決めされる。さらに、位置決め用突起21cの前端および下端がそれぞ れ位置決め用溝25bの前面および下面に当接し、第1ハウジング21の下端突 起21gが第2ハウジング25の下端切り欠き25dに合わさることによって、 第2ハウジング25は第1ハウジング21の前後方向および上下方向について位 置決めされる。こうして一体のハウジング2に組み立てられた状態では、図1や 図3から分かるように、複数の締付用空間22,26がハウジング2の前後に千 鳥状に配置される。
【0022】 なお、締付用空間26内に延びた第2コンタクト70の受圧部71は、締付具 30′における押圧部材の押圧部の下面に対向するようにネジ支持部材の矩形開 口内を通り、受圧部71の先端はワイヤ挿入用空間27の前端開口27aの近傍 にまで達する。そして、この受圧部71は、締付用空間26の底面26aとの間 でネジ支持部材の下部を挟み付けて、締付具30′を締付用空間26内において 固定する。
【0023】 以上のようにして組み立てられた端子台1の各締付具30,30′には、図8 (A)に示すように導電ワイヤWが取り付けられる。なお、図8(A)は、第1 ハウジング21に取り付けられた締付具30を示している。まず、接続前に導電 ワイヤWの端部の絶縁皮膜を取り除いて導線Waを露出させておく。そして、こ の導電ワイヤWの端部をそのままワイヤ挿入用空間23内に前端開口23aを通 じて挿入し、導線Waの端部を、ネジ支持部材40に対して上動位置にある押圧 部材50の押圧部53と第1コンタクト60の受圧部61との間に位置させる。 次に、締付用空間22の上方から挿入したドライバー(図示せず)によりネジ3 5を回して押圧部材50を下動させ、押圧部53と受圧部61によって導線Wa を挟み付けてしっかり保持するとともに、第1コンタクト60に対して電気的に 接続する。
【0024】 こうして各締付具30,30′に導電ワイヤWが保持された状態を示すのが図 8(B)である。この図から分かるように、導電ワイヤWの保持ピッチPは、各 締付用空間22の幅A′に第1ハウジング21の仕切り壁21aの幅(厚み)C を加えた寸法に等しい。ここで、各締付用空間22の幅A′は、ネジ35のヘッ ド部やネジ支持部材40や押圧部材50の上部51の幅Aよりも若干大きい寸法 にすぎない。このため、締付用空間にネジのヘッド部よりもかなり大きな環状端 子等を受容する幅が必要とされた従来のもの(図9参照)に比べて、導電ワイヤ Wの保持ピッチPを狭くすることができる。このため、端子台1全体を小型化す ることができる。
【0025】 そして、導電ワイヤWが取り付けられた端子台1は、図1に示すように、基板 側コネクタ80(図示しない基板に固定されている)に嵌合する。即ち、基板側 コネクタ80のハウジング81には前方に突出する嵌入部81aが形成されてお り、この嵌入部81aが第1ハウジング21の嵌合用空間24に嵌入する。また 、第1ハウジング21の長手方向両端には前後方向に延びるボルト穴21hが形 成されており、このボルト穴21hと基板側コネクタ80のハウジング81の長 手方向両端に形成されたボルト穴81bにボルト(図示せず)を通して、両者を 嵌合状態に保持する。なお、基板側コネクタ80のハウジング81には、上下に 千鳥状に配列された複数の雌形コンタクト82が保持されており、基板側コネク タ80に端子台1が嵌合すると、端子台1のコンタクト(雄型コンタクト)60 ,70が雌形コンタクト82に受容接続される。こうして、複数の導電ワイヤW と基板とが一括して接続される。また、端子台1を基板側コネクタ80から取り 外せば、複数の導電ワイヤWと基板とを一括して切り離すことがてきる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の端子台は、押圧部材の押圧部とコンタクトの受圧 部との間に、導電ワイヤの端部を直接挟み込んでこの導電ワイヤを接続保持する 。このため、本端子台を用いれば、従来のように導電ワイヤの端部に環状端子を 取り付ける必要をなくすることができ、端子台における導電ワイヤの保持を簡単 に行うことができる。そして、このように本端子台は導電ワイヤの端部をそのま ま(導線を露出させただけの状態で)保持するので、導電ワイヤの端部を受容す る締付用空間の幅を狭くすることができる。したがって、端子台における導電ワ イヤの保持ピッチを十分に狭くすることができ、この端子台を小型化することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る端子台の斜視図である。
【図2】上記端子台の側面断面図である。
【図3】上記端子台のハウジングの平面図である。
【図4】上記端子台に取り付けられるネジ支持部材の斜
視図である。
【図5】上記端子台に取り付けられる押圧部材の斜視図
である。
【図6】上記端子台に取り付けられるコンタクトの斜視
図である。
【図7】上記端子台に取り付けられるコンタクトの斜視
図である。
【図8】(A)は上記端子台の使用説明図(側面断面
図)であり、(B)は上記端子台の使用説明図(平面
図)である。
【図9】(A)は従来の端子台の平面図であり、(B)
は(A)中におけるX−X線に沿って切断した断面図で
ある。
【符号の説明】
1,101 端子台 21,25,102 ハウジング 22,26,122 締付用空間 23,27 ワイヤ挿入用空間 24 嵌合用空間 30,130 締付具 35 ネジ 40 ネジ支持部材 50 押圧部材 53 押圧部 60,70 コンタクト 61,71 受圧部 80 基板側コネクタ W 導電ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に固定される基板側コネクタに着脱
    自在に嵌合し、導電ワイヤの端部をネジを用いて締付保
    持する端子台において、 上部に、上下方向に延びて上端開口を有する締付用空間
    および前後方向に延びて前端開口を有するとともに後部
    が前記締付用空間の下部に連通するワイヤ挿入用空間が
    形成されており、下部に、前記基板側コネクタを嵌合受
    容する嵌合用空間が形成されてなるハウジングと、 前記締付用空間内に挿入配置され、前記ネジをこのネジ
    の下部が前記ワイヤ挿入用空間内に突出する状態で上下
    動自在に螺合支持するネジ支持部材と、 このネジ支持部材に支持された前記ネジの下端部に当接
    する押圧部を有し、前記ネジとともに前記ネジ支持部材
    に対して上下動する押圧部材と、 前記締付用空間の下部に前記押圧部に対向して配置され
    る受圧部および前記嵌合用空間内に突出してこの嵌合用
    空間内に受容された前記基板側コネクタのコンタクトに
    接触する接触部を有し、前記ハウジングに保持されるコ
    ンタクトとから構成されており、 前記ワイヤ挿入用空間に前記前端開口から挿入された前
    記導電ワイヤの端部を、前記ネジとともに下動した前記
    押圧部と前記受圧部との間に挟んで保持することを特徴
    とする端子台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145675A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Omron Corp リミットスイッチ
JP2014135146A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電力計量器用端子カバー

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