JPH0727059U - サーフェイスマウント電気コネクタ - Google Patents
サーフェイスマウント電気コネクタInfo
- Publication number
- JPH0727059U JPH0727059U JP6136693U JP6136693U JPH0727059U JP H0727059 U JPH0727059 U JP H0727059U JP 6136693 U JP6136693 U JP 6136693U JP 6136693 U JP6136693 U JP 6136693U JP H0727059 U JPH0727059 U JP H0727059U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半田結線後に、半田不良箇所を容易に再半田
できるサーフェイスマウント電気コネクタを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 絶縁ハウジングの前面に相手方接続体の受入
れ用の凹所を有し、接触子の接続部が上記凹所内に臨ん
でいると共に結線部が上記ハウジング外で上記回路基板
に接触するように前方もしくは後方に延びており、接触
子が複数段そして幅方向に複数列配列されているものに
おいて、上記接触子11,12,13,14は少なくと
も三段そして少なくとも二列配列され、同じ列にある上
記少なくとも三段の接触子は、それらの接続部11A,
12A,13A,14Aが幅方向には同一位置にあり、
同じ方向に延びている複数の接触子の結線部11B,1
2B,13B,14Bが幅方向で所定間隔だけずれて設
けられ前後方向には同一位置にある。
できるサーフェイスマウント電気コネクタを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 絶縁ハウジングの前面に相手方接続体の受入
れ用の凹所を有し、接触子の接続部が上記凹所内に臨ん
でいると共に結線部が上記ハウジング外で上記回路基板
に接触するように前方もしくは後方に延びており、接触
子が複数段そして幅方向に複数列配列されているものに
おいて、上記接触子11,12,13,14は少なくと
も三段そして少なくとも二列配列され、同じ列にある上
記少なくとも三段の接触子は、それらの接続部11A,
12A,13A,14Aが幅方向には同一位置にあり、
同じ方向に延びている複数の接触子の結線部11B,1
2B,13B,14Bが幅方向で所定間隔だけずれて設
けられ前後方向には同一位置にある。
Description
【0001】
本考案はサーフェイスマウント電気コネクタに関するものである。
【0002】
この種のコネクタとしては、例えば実開平3−20875に開示されているも のが知られている。この公知のコネクタは、添付図面の図3に示すように、底面 にて回路基板P上に配される絶縁ハウジング51が前方に開口して相手方接続体 たる他のコネクタを受け入れるための凹所52を有し、ピン状の接触子53,5 4がそれらの中間部にてハウジング51の背部により保持されている。該接触子 は高さ方向に二段に配され、幅方向(紙面に対し直角方向)に複数列配されてい る。接触子53,54は共に一端部に形成された接続部53A,54Aが凹所5 2内に突出し、他端部により形成される結線部53B,54Bについては、一方 の接触子53の結線部53Bがハウジング外の後方にて回路基板P上に位置する ように、他方の接触子54の結線部がハウジング底部前方にて回路基板P上に位 置するように、それぞれ屈曲されて形成されている。
【0003】 使用に際しては、かかるコネクタを回路基板Pの所定位置に配置し、クリーム 半田が塗布された各回路部上に対応せる結線部を位置せしめる。そして、該結線 部を加熱することによりその半田結線がなされる。
【0004】 しかる後に、結線不良箇所が発見された場合には、該箇所を半田ごて等により 補修される。
【0005】
上記コネクタにあって補修は簡単に行える。すなわち、各列に二段をなすよう に配された接触子53,54は、各列においてそれらの結線部53B,54Bが 前後に一本づつ延出しているので、上記結線部に対し半田ごてのアプローチが容 易になされるからである。
【0006】 しかしながら、コネクタが各列に三段以上設けられているときには、図3の二 点鎖線で示されるように、前方もしくは後方の結線部53B,55B,56Bが 前後して位置せざるを得ず、しかも、幅方向には隣接せる列の接触子が同様に配 置されているので、結線部55B,56Bには半田ごてをアプローチすることが できない。
【0007】 したがって、上記公知のコネクタは各列の接触子を三段もしくはそれ以上の構 成とすることができず、コネクタの高密度が図れず、かかるコネクタを使用する 装置の小型化の要請に応えることができないという問題をかかえている。
【0008】 本考案はかかる問題を解決し、高密度化しても、結線後の補修が容易に行える サーフェイスマウント電気コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
本考案によれば、上記目的は、底面にて回路基板上に配される絶縁ハウジング の前面に相手方接続体の受入れ用の凹所を有し、接触子の一端部で形成された接 続部が上記凹所内に臨むように中間部にてハウジングにより保持されていると共 に他端部で形成された結線部が上記ハウジング外で上記回路基板に接触するよう に前方もしくは後方に延びており、上記接触子がハウジングの高さ方向に複数段 そして幅方向に複数列配列されているものにおいて、上記接触子は少なくとも三 段そして少なくとも二列配列され、同じ列にある上記少なくとも三段の接触子は 、それらの接続部が幅方向には同一位置にあり、同じ方向に延びている複数の接 触子の結線部が幅方向で所定間隔だけずれて設けられ前後方向には同一位置にあ るようにすることにより達成される。
【0010】
かかる構成の本考案のコネクタにあっては、同じ列に配置された複数の接触子 は同一方向に結線部が延出していても、該結線部にてハウジングの幅方向にずれ て位置し、前後方向には同一位置にあるために、どの結線部に対しても前方もし くは後方から半田ごてをアプローチさせることができる。
【0011】
以下、添付図面の図1及び図2にもとづき、本考案の実施例のサーフェイスマ ウント電気コネクタを説明する。
【0012】 図1はコネクタの幅方向の一位置で該方向に対して直角な面での縦断面図、図 2は図1のコネクタの同じ列にある複数の接触子の斜視図である。なお、図にお いて、理解を容易にするために、立体空間に対し直交座標XYZを設定し、前方 をX、幅方向をYそして高さ方向をZとしてある。
【0013】 図において、符号1は絶縁材料から成るハウジングである。該ハウジング1に は上下二層をなし前方(X正方向)に開口せる上凹所2と下凹所3が形成されて いる。該上凹所2及び下凹所3の前方開口部は、相手方接続体たる回路基板Q, Rをそれぞれ容易に受け入れられるようにテーパ面2A,2Bを有している。上 記上凹所2及び下凹所3はY方向にハウジング1の両側壁まで及んでいる。
【0014】 上記ハウジング1は、上記上凹所2及び下凹所3のそれぞれの上下壁面に、後 方(X負方向)に開口せる溝4,5及び6,7が複数列形成されている。これら の溝4,5,6,7はY方向の所定ピッチをもって形成され、そのY方向幅は後 述の接触子の幅とほぼ同じになっている。そして、上記上凹所2及び下凹所3の 底部には、Y方向に延びハウジング1の両側壁と連結される連結部8,9がそれ ぞれ設けられている。さらに、ハウジング1は後方下部にY方向に延びる支持部 10も設けられている。なお、ハウジング1の底面に下方に向け突出形成された ピン部1Aは、該ハウジング1の取付対象たる回路基板Pに形成された取付孔( 図示せず)に挿入されて、上記ハウジング1を所定位置に設定するためのもので ある。
【0015】 上記ハウジング1に挿入される接触子11,12,13,14は、図2にも見 られるように金属板を帯状に打抜きさらに曲折形成されたものである。上記接触 子11,12,13,14は、ハウジング1内に位置する部分(少なくとも接続 部11A,12A,13A,14A)はY方向にて同一位置にあり、また同一幅 を有している。そして、中間部にて幅方向に段部が形成され、ハウジング外にあ る部分(少なくとも結線部11B,12B,13B,14B)は上記接続部11 A,12A,13A,14Aに比しそれぞれ幅狭とされ、同じ方向(後方もしく は前方)に延びるもの同士11B,12Bそして13B,14Bの間でそれぞれ 図示のごとく互いにY方向に所定ピッチdだけずれて位置し、X方向には同一位 置にある。
【0016】 上記ハウジング1の上凹所2に挿入される接触子11,12は、接続部11A ,12Aが互いに近接方向に対向してくびれており、その間隔は接続の相手方と なる回路基板Qの厚さよりも若干狭くなっている。中間部はY方向において逆方 向に段部11C,12Cが形成され、該中間部から後端に及ぶ範囲は、Y方向に 上記ピッチdだけずれて同一面内でクランク状に屈曲され、結線部11B,12 BがX方向に同一位置に配置されている。
【0017】 また、上記ハウジング1の下凹所3に挿入される接触子13,14のうち、接 触子13は略U字状をなして結線部13Bがハウジング1の前方に突出している が、接触子14は接続部14Aが後方(X負方向)にあって、そこから前方に延 び、その前方端部に結線部14Bが設けられている。上記接触子13は接続部1 3Aが接触子14の方に向け「く」字状に形成され、中間部にて略U字状に曲折 された後、段部13Cにて幅狭となってハウジング1外の前方に突出し結線部1 3Bをなしている。上記接触子14は、接続部14Aが上記接触子13の接続部 13Aに対し後方に位置しており、そこから前方に向け中間部が緩やかに斜部を 形成し、上記接触子13の段部13CとはY方向にて逆方向の段部14Cにより 、幅狭とされた部分がクランク状に曲折され、その前端部が結線部14Bをなし ている。接触子13,14は、上記逆方向の段部13C,14Cにより、結線部 13B,14BがピッチdをもってY方向にずれ、かつX方向には同一位置に配 置されている。なお、上記接触子13,14の接続部13A,14AのZ方向間 隔は、挿入される回路基板Rの厚みよりも若干小さなものとなっている。
【0018】 上記接触子11,12,13はハウジング1の後方から対応せる溝4,5,6 にそれぞれ挿入され、接触子14は前方から溝7に挿入される。かくして、四段 をなす接触子11,12,13,14は、Y方向にピッチ2dの間隔毎に複数列 設けられる。こうすることにより、ハウジング1外に前方及び後方に突出する結 線部は、それぞれピッチdをもって配置されることとなる。そして、それらはす べて、X方向には同一位置にある。
【0019】 かかる本実施例のサーフェイスマウント電気コネクタは、ピン部1Aを回路基 板Pの取付孔に挿入することにより、上記回路基板Pの所定位置にもたらされる 。その結果、複数列の各接触子11,12,13,14の結線部11B,12B ,13B,14Bはそれぞれ対応するクリーム半田が塗布された回路部に位置す るようになる。しかる後、上記結線部を加熱して、半田結線がなされる。
【0020】 半田結線後、いずれかの結線部に不具合が発見されたときには、その結線部に 対し、前方もしくは後方から半田ごてにより簡単に再半田される。
【0021】 なお、本実施例では、接続対象たる相手方接続体が回路基板Q,Rの場合を示 したが、これに限定されず、コネクタであってもよい。また、同一列の接触子の 数が四本の場合を示したが、これに限定されず、三本以上であれば、何本であっ てもよい。
【0022】
本考案は、以上のごとく、同一列の接触子の数が多くなっても、結線部は前後 方向に同一位置にあるので、どの結線部も前方あるいは後方からみて他の結線部 に隠れることがなくなり、半田結線後に不具合が発見された場合、容易に対処で きるという効果を得る。
【図1】本考案の一実施例のサーフェイスマウント電気
コネクタの縦断面図である。
コネクタの縦断面図である。
【図2】図1の接触子の斜視図である。
【図3】従来のサーフェイスマウント電気コネクタの縦
断面図である。
断面図である。
1 絶縁ハウジング 2,3 凹所 11,12,13,14 接触子 11A,12A,13A,14A 接続部 11B,12B,13B,14B 結線部 P 回路基板 Q,R 相手方接続体(回路基板)
Claims (1)
- 【請求項1】 底面にて回路基板上に配される絶縁ハウ
ジングの前面に相手方接続体の受入れ用の凹所を有し、
接触子の一端部で形成された接続部が上記凹所内に臨む
ように中間部にてハウジングにより保持されていると共
に他端部で形成された結線部が上記ハウジング外で上記
回路基板に接触するように前方もしくは後方に延びてお
り、上記接触子がハウジングの高さ方向に複数段そして
幅方向に複数列配列されているものにおいて、上記接触
子は少なくとも三段そして少なくとも二列配列され、同
じ列にある上記少なくとも三段の接触子は、それらの接
続部が幅方向には同一位置にあり、同じ方向に延びてい
る複数の接触子の結線部が幅方向で所定間隔だけずれて
設けられ前後方向には同一位置にあることを特徴とする
サーフェイスマウント電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136693U JP2603160Y2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | サーフェイスマウント電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136693U JP2603160Y2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | サーフェイスマウント電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727059U true JPH0727059U (ja) | 1995-05-19 |
JP2603160Y2 JP2603160Y2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=13169102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6136693U Expired - Lifetime JP2603160Y2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | サーフェイスマウント電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603160Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002260787A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-13 | Molex Inc | シールド付きライトアングルコネクタ |
JP6246650B2 (ja) * | 2014-04-11 | 2017-12-13 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 表面実装コネクタ |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP6136693U patent/JP2603160Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603160Y2 (ja) | 2000-02-28 |
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