JPH07270100A - 射撃訓練装置 - Google Patents

射撃訓練装置

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JPH07270100A
JPH07270100A JP6063543A JP6354394A JPH07270100A JP H07270100 A JPH07270100 A JP H07270100A JP 6063543 A JP6063543 A JP 6063543A JP 6354394 A JP6354394 A JP 6354394A JP H07270100 A JPH07270100 A JP H07270100A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の発砲状況に近い射撃訓練が実施可能
で、しかも、その射撃訓練を効率良く行うことのできる
射撃訓練装置を提供する。 【構成】 射撃手1の発射する弾丸の進行方法(射撃方
向)に平行に移動用軌道10が設置され、標的2を支持
する標的支持部11は標的2と共に移動用軌道10上を
往復移動する。標的支持部11は走行中に任意のタイミ
ングで標的2を隠顕動作させることができ、射撃手1
は、隠顕動作しながら移動用軌道10を往復移動する標
的2に対して射撃を行うことになる。そして、標的2上
の弾着位置はテレビカメラで撮影され、テレビモニタ1
2上に表示される。移動用軌道10の形状は曲線状であ
っても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば警察官または自
衛官の実弾射撃訓練のために使用される射撃訓練装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】射撃訓練は、図11に示す如く射撃手1
が標的2に向かって拳銃(または小銃)3を用いて実弾
4を発砲し、実弾4を標的4の目標点(照準点)5へ正
確に当てるように訓練するものである。射撃は、図12
の射撃位置Aから行い、射撃手1の位置から標的2まで
の距離はピストルの場合、通常5mから50mの範囲で
行われる。このため、射撃手1は射撃位置Aからは弾丸
4が標的2のどこに当たったのかは直接肉眼で確認する
ことはできない。
【0003】そこで、標的2として弾丸の通過により痕
跡(弾痕)が残る紙または板等の素材を使用し、弾丸4
が当たった位置(弾着位置)を確認する場合には、射撃
手2は弾痕が明瞭に見える位置Bまで標的2に近づいて
目視で判定を行っている。また、射撃手2は、次の射撃
で着弾位置が識別できるよう、判定後弾痕の補修作業
(治痕作業)も行っている。
【0004】ところで、射撃訓練では、瞬時の射撃判断
能力を向上させる目的で、標的2に隠顕動作を行わせる
ことがある。この隠顕動作とは、図12に示すように状
態aと状態bを繰り返す動作で、これによって射撃手に
標的面を見せたり隠したりすることができる。この隠顕
動作を行わせるため、図11の射撃訓練装置では標的2
の下方に隠顕駆動装置6が設置されている。そして、隠
顕駆動装置6に弾丸4が直接当たるのを防ぐために、隠
顕駆動装置6の前方には停弾提7が設けられている。
【0005】また図12の射撃訓練装置は、射撃方向と
直角な方向に設けられた軌道8上を標的2が左右に移動
できるように構成されたものであるが、この射撃訓練装
置の場合も標的2の下方には隠顕駆動装置6が設置され
ている。この射撃訓練装置では標的2が左右に移動しな
がら隠顕動作するので、射撃手1が標的2の動作に機敏
に反応できるよう訓練するのに適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、隠顕動作する標的は定位置のままか又は
左右方向にのみしか移動しないので、十分な射撃訓練が
できない。すなわち、近年の凶悪犯罪の増加により、警
官に対する凶器を持った犯人の襲撃とか敵の襲来・撃退
を想定した実際の発砲状況に近い射撃訓練の必要性が高
まってきているが、従来の射撃訓練装置では標的の動き
が単純であるため、実際の発砲状況を想定した射撃訓練
が実施できないという欠点がある。
【0007】さらに、標的への着弾状況は標的の近傍ま
で近づいて目視により確認しているため、複数人数で同
時に射撃訓練を実施する場合、安全のため、他の射撃手
の射撃が終了するまで待たなければならず、射撃訓練を
効率的に実施できないという欠点もある。また、待つ時
間が多くなれば標的の治痕作業にも取り掛かれないとい
う問題もある。
【0008】また、音響センサを用いて弾丸の衝撃波の
検出時間差から命中位置を求める検出方法もあるが、セ
ンサ部を保護するため金属で覆うと弾丸が跳ねて射撃手
を傷つける恐れがある。このため、標的を射撃手側へ移
動させたり方向を変えたりする隠顕動作は非常に危険で
ある。
【0009】本発明の目的は、実際の発砲状況に近い射
撃訓練が実施可能で、しかも、その射撃訓練を効率良く
安全に行うことのできる射撃訓練装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の射撃訓練装置は、射撃手に対面して設けら
れた標的と、前記射撃手が発射する弾丸の進行方向にほ
ぼ平行に前記標的を移動させる移動手段と、を備えたも
のである。
【0011】また、前記移動手段は、射撃手が発射する
弾丸の進行方向に沿って標的を三次元的にジグザグ状ま
たは蛇行状に移動させるものでも良い。
【0012】前記標的が、射撃手に対して見えたり隠れ
たりする隠顕動作と、射撃手に対して近付いたり遠ざか
ったりする往復動作を行うようにすることもできる。
【0013】さらに、前記標的に着弾した弾丸の位置を
計測する計測手段と、その計測結果をイメージ表示する
表示手段と、を設けても良い。この場合、前記計測手段
はITVカメラからなり、当該ITVカメラを、射撃手
の後方、射撃手と標的との間、および標的を支持し標的
と共に移動する標的支持部のうち、少なくとも1か所に
設置することができる。また、前記表示手段はテレビモ
ニタからなり、当該テレビモニタを、前記射撃手の近
傍、観覧席、および射撃管制室のうち、少なくとも1か
所に設置することができる。
【0014】また、センサ部を外側よりグラスファイ
バ、セラミックス、木枠で保護することにより目的を達
成できる。
【0015】
【作用】上記構成によれば、射撃手が発射する弾丸の進
行方向にほぼ平行に、もしくは射撃手が発射する弾丸の
進行方向に沿って三次元的にジグザグ状または蛇行状
に、標的を移動させることができ、さらに標的を隠顕動
作および往復動作もさせることができるので、警官に対
して凶器を持った犯人の襲撃とか敵の襲来・撃退を想定
した実際の発砲状況に近い射撃訓練を実施することが可
能となる。
【0016】また、従来から使用している標的紙および
木枠を標的として使用する射撃訓練においては、これら
標的紙および木枠は、訓練時の弾丸が通過するため弾痕
が発生ししだいに劣化し破壊に至るが、上記のように構
成すると、標的の補修および採点がしやすくするため、
既に開いた弾痕を埋める作業(治痕作業)を安全に実施
することが可能となる。
【0017】さらに、標的に着弾した弾丸の位置を計測
する計測手段を設け、その計測結果を射撃手の近傍に設
置した表示手段上にイメージ表示するようにすれば、射
撃手は射撃一発毎に着弾位置を確認することができる。
その結果、従来のように、他の射撃手の射撃が終わって
から、安全を確保して標的の近くまで移動して着弾位置
を目視で確認するといった作業が不要となる。その上、
複数人数で同時に射撃訓練を実施する場合に、他の射撃
手が射撃中であっても、表示手段上で着弾位置を安全に
確認ができ、他の射撃手の射撃が終了するのを待つ時間
が省け、効率的な射撃訓練を実施できる。
【0018】計測手段としてはITVカメラを用いて、
当該ITVカメラを、射撃手の後方、射撃手と標的との
間、および標的支持部本体のうち、少なくとも1か所に
設置しておけば、標的上の着弾位置を常時撮影すること
ができる。そして、表示手段としてテレビモニタを用い
て、当該テレビモニタを、射撃手の近傍、観覧席、およ
び射撃管制室のうち、少なくとも1か所に設置しておけ
ば、射撃手、観客および射撃指導官が射撃結果をテレビ
モニタ上で目視にて確認することができる。
【0019】また、外側よりグラスファイバ、セラミッ
クス、木枠でセンサ部を覆うと、弾丸は跳ねることなく
下に落下し、跳弾が発生することがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。なお、従来の技術と同一の部分については同一の符
号を記すこととする。
【0021】(第1実施例)図1は本発明に係わる射撃
訓練装置を設置した射場の鳥瞰図である。図面上の○印
で示した射撃手の射撃位置1の前方(射撃方向)に移動
用軌道10が設置され、標的2を支持する標的支持部1
1は標的2と共に移動用軌道10上を往復移動する。標
的支持部11の移動速度は途中の停止も含め、任意の速
度に変えられるようになっている。標的支持部11は走
行中に任意のタイミングで標的2を隠顕動作させること
ができ、射撃位置1の射撃手は、隠顕動作しながら移動
用軌道10を往復移動する標的2に対して射撃を行うこ
とになる。そして、標的2上の弾着位置はテレビカメラ
12Cで撮影され、テレビモニタ12上に表示される。
なお、13は射撃管制室を示している。
【0022】図1では移動用軌道10が直線状である
が、弾丸の進行方向を中心軸としてジグザグ状または蛇
行状に構成しても良い。移動用軌道10をジグザグ状ま
たは蛇行状に構成すると、標的2の動きが周期的となる
欠点がある。そこで、図2に示すように移動用軌道10
を自由曲線で構成しても良い。この場合、移動用軌道1
0は垂直面内で上下方向に曲線をなすもの、水平面内で
左右方向に曲線をなすもの、垂直面内や水平面内にかか
わりなく三次元的な曲線をなすもの、のうちいずれでも
良い。実際の発砲状況に近い射撃訓練を行うには、三次
元的な曲線をなす移動用軌道10が望ましい。
【0023】本実施例によれば、標的2の動きを複雑化
できるので、実際の発砲状況に近い射撃訓練が可能とな
る。また、射撃後すぐに着弾位置をテレビモニタ12上
で確認することができるため、効率的に射撃訓練を実施
することができる。
【0024】(第2実施例)図1および図2では移動用
軌道が射場床面の上に直接設置されていたが、移動用軌
道を射場床面の下側に設置することもできる。この場合
の例を図3および図4に示す。図3は射場を上方から見
た図、図4は側面から見た図である。図4に示すよう
に、床面18の下には移動用軌道10に沿って標的支持
部11を移動させるために、移動用軌道10の両端部に
は走行駆動機構50を有する走行駆動装置14とテンシ
ョン装置15が設けられている。これら走行駆動装置1
4及びテンション装置15内には、図5に示すようにプ
ーリ14A,15Aが設けられ、これらのプーリ14
A,15A間にワイヤロープ16が掛け回しされてい
る。そして、ワイヤロープ16を把持するように又はそ
の両端に標的支持部11が連結され、走行駆動装置14
に設けられた駆動源によって駆動し、テンション装置1
5でワイヤロープ16にテンションを加えることによ
り、標的支持部11を矢印a方向に往復移動させること
ができる。これら走行駆動装置14の起動・停止及び速
度の制御、並びに隠顕動作の制御は射撃管制室内の標的
コントローラ51によって行われる。
【0025】また、図3および図4において、12A,
12B,12CはそれぞれITV(Industrial Televis
ion)カメラであり、ITVカメラ12Aは射撃手1の
後方に、ITVカメラ12Bは射撃手1と移動する標的
2との間に、ITVカメラ12Cは標的支持部11上に
それぞれ設置されている。ここでは、標的2が図の位置
CにあるときはITVカメラ12Aで、位置Dにあると
きはITVカメラ12Bで撮影することを、またITV
カメラ12Cは標的2が位置C,D,Fのいずれの位置
にあるときでも撮影できることを示している。なお、I
TVカメラ12A,12B,12Cは全て設ける必要は
なく、このうちの少なくとも1以上が設置されていれば
良い。またITVカメラ12Cは標的支持部11の移動
に伴って移動する。両図では、1つの移動用軌道10上
に3つの標的1が示されているが、1つの移動用軌道1
0上に1つの標的1を設けても良い。
【0026】ITVカメラ12A,12B,12Cのい
ずれかで撮影した標的2の画像は、射撃手1近傍のテレ
ビモニタ12、射撃管制室13内の設けられたテレビモ
ニタ17、または観覧席に設けられたテレビモニタ(図
示せず)にそれぞれ表示される。なお、図4および図5
において18は射場床面である。また図3において、位
置C,D,Fでは標的2は射撃手1に標的面を見せた状
態(図12の状態a)を示し、位置Eでは標的2は射撃
手1から標的面を隠した状態(図12の状態b)を示し
ている。
【0027】本実施例によれば、標的2上の弾着位置を
射撃手近傍のテレビモニタ12Aの画面上に表示するこ
とができるので、射撃手は射撃一発毎に着弾位置を確認
できるようになる。また、従来の如く他の射撃手の射撃
が終わった後に安全を確保してから射撃手が標的の近く
まで移動して弾痕を目視で確認するといった手間が省
け、その上複数人数で同時に射撃訓練を実施する場合に
他の射撃手が射撃中であっても、自分が射撃した弾丸の
弾着位置を安全に確認できる。その結果、射撃手訓練を
効率良くを実施することが可能となる。また、本実施例
の場合も、第1実施例と同様に、移動用軌道10を曲線
状に構成することができる。
【0028】(第3実施例)次に本発明の第3実施例に
ついて説明する。本実施例では、図6に示すように、標
的2の標的面に着弾した弾丸の着弾位置を計測可能なセ
ンサ20を設け、このセンサ20で計測した弾着位置を
テレビモニタ上に表示するように構成したものである。
また、標的2の下方には標的2を支持する標的支持部1
1が設けられ、この標的支持部11が移動用軌道10上
を往復移動する構成は、第2実施例の場合と同じであ
る。
【0029】さらに、本実施例では、従来から使用して
いる標的像を印刷した標的紙21、並びに標的紙21を
隠顕動作及び移動時に保持する木枠22を標的2として
使用する射撃訓練においても、訓練終了後に標的2を射
撃手の近傍まで移動させることにより、他の射撃手が射
撃中であっても弾着位置を安全に目視で確認することが
できる。
【0030】なお、これら標的紙21及び木枠22は、
訓練時の弾丸が通過するため弾痕が発生して、しだいに
劣化しついには破壊に至るが、この場合、本実施例では
訓練終了後に標的2を射撃手の近傍まで移動させること
ができるので、既に開いた弾痕を埋める作業(治痕作
業)を安全に実施することができる。
【0031】次に、標的支持部11の詳細構成を図7お
よび図8を用いて説明する。標的支持部11の下部には
車輪25,26が設けられ、これらの車輪25,26は
H型の移動用軌道10の端部を挟持しながら回転するこ
とができる。そして、標的支持部11の側面に取り付け
られたワイヤロープ16を引っ張ることにより、標的支
持部11は移動用軌道10上を移動するようになってい
る。標的支持部11内には、サーボモータ27、回転制
御装置28および制御部29が設けられており、これら
の機器により標的2に隠顕動作をさせることができる。
30は制御通信装置および電源である。標識移動部11
に給電するためのトロリー線等を移動用軌道10に沿っ
て架設しておけば、前記電源は不要である。また、セン
サ20は、センサボックス20Aに設けられたセンサ本
体20Bで構成されている。図7および図8に示した構
成は、第1実施例および第2実施例にも適用できる。
【0032】(第4実施例)図9および図10は本発明
の第4実施例を示している。センサ部20には木枠35
があり、その外側はセラミックス34およびグラスファ
イバ33で覆われており、センサ20Bを保護してい
る。このセンサ部20に命中した弾丸はグラスファイバ
33を通過し、セラミックス34に当たって跳ねること
なく真下に落ちるため、射撃手が跳弾で被害を受けるこ
とがない。
【0033】また、標的2は木枠22の両側にゴム膜3
2が張られており、このゴム膜32に命中して発生した
弾丸音は、ゴム膜間の空間を伝播して複数の音響センサ
20Bにより検出され、各音響センサ20Bの検出時間
差から弾丸の命中位置が算出される。さらに、標的支持
部11の一部には、標的への弾丸命中位置を見るITV
カメラ12Bと共に標的面をライトアップするライト3
7が取り付けられている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の射撃訓練
装置によれば、標的の動きを複雑化できるため、従来の
射撃訓練装置を使用した訓練に比べ、より実際の発砲状
況に近い射撃訓練を行うことができる。
【0035】また、標的上の着弾位置が表示手段上に表
示されるので、複数人数で同時に射撃訓練を行っていて
も、射撃一発毎に着弾位置をただちに確認できるように
なり、他の射撃手の射撃が終了するのを待つ時間が省
け、射撃訓練を効率的に実施することができる。これに
より、射撃手は射撃技術を早期に修得できるようにな
る。
【0036】さらに、標的には弾丸が通過するゴム膜又
は木枠があり、またセンサ部は命中しても弾丸が跳ねず
に下に落ちるグラスファイバ、セラミックス、木枠でで
きているため、標的が射撃手に近づいても跳弾により射
撃手を傷つけることがなく、標的の前後移動および隠顕
動作を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による射場の鳥瞰図であ
る。
【図2】第1実施例の変形例による射場の鳥瞰図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例による射撃訓練装置の上面
図である。
【図4】図3の射撃訓練装置を側面図である。
【図5】図4の詳細図である。
【図6】本発明の第3実施例による射撃訓練装置の正面
図である。
【図7】図6に示した標的支持部の側部詳細図である。
【図8】図6に示した標的支持部の正面詳細図である。
【図9】本発明の第4実施例による標的支持部の側部詳
細図である。
【図10】図9に示した標的支持部の正面詳細図であ
る。
【図11】従来の射撃訓練装置を示した図である。
【図12】従来の他の射撃訓練装置を示した図である。
【符号の説明】
1 射撃位置又は射撃手 2 標的 10 移動用軌道 11 標的支持部 12,17 テレビモニタ 12A〜12C ITVカメラ 13 射撃管制室 14 走行移動装置 15 テンション装置 16 ワイヤロープ 18 射場床面 20 センサ 21 標的紙 22,35 木枠 33 グラスファイバ 34 セラミックス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射撃手に対面して設けられた標的と、前
    記射撃手が発射する弾丸の進行方向にほぼ平行に前記標
    的を移動させる移動手段と、を備えた射撃訓練装置。
  2. 【請求項2】 射撃手に対面して設けられた標的と、前
    記射撃手が発射する弾丸の進行方向に沿って前記標的を
    三次元的にジグザグ状または蛇行状に移動させる移動手
    段と、を備えた射撃訓練装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の射撃訓練装置に
    おいて、前記標的は、前記射撃手に対して見えたり隠れ
    たりする隠顕動作をすることを特徴とする射撃訓練装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の射撃訓練装置におい
    て、弾丸の衝撃波を検出するセンサを備え、このセンサ
    は外側よりグラスファイバ、セラミックス、木枠からな
    る保護カバーで覆われ、かつ前記標的は木枠の両側がゴ
    ム膜で覆われて、跳弾の発生を防止したことを特徴とす
    る射撃訓練装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の射撃訓練装置に
    おいて、前記移動手段は、前記射撃手に対して前記標的
    が近付けたり遠ざけたりする往復動作を、前記標的に行
    わせることを特徴とする射撃訓練装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の射撃訓練装置に
    おいて、前記標的に着弾した弾丸の位置を計測する計測
    手段と、その計測結果をイメージ表示する表示手段と、
    を設けたことを特徴とする射撃訓練装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の射撃訓練装置におい
    て、前記計測手段はITVカメラからなり、当該ITV
    カメラは、前記射撃手の後方、射撃手と前記標的との
    間、および前記標的を支持し標的と共に移動する標的支
    持部のうち、少なくとも1か所に設置されていることを
    特徴とする射撃訓練装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の射撃訓練装置におい
    て、前記表示手段はテレビモニタからなり、当該テレビ
    モニタは、前記射撃手の近傍、観覧席、および射撃管制
    室のうち、少なくとも1か所に設置されていることを特
    徴とする射撃訓練装置。
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