JPH07269879A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH07269879A
JPH07269879A JP6221194A JP6221194A JPH07269879A JP H07269879 A JPH07269879 A JP H07269879A JP 6221194 A JP6221194 A JP 6221194A JP 6221194 A JP6221194 A JP 6221194A JP H07269879 A JPH07269879 A JP H07269879A
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JP
Japan
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steam
flow passage
frequency heating
heating device
vapor
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Application number
JP6221194A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Wakatsuki
芳紀 若月
Tsutomu Arai
勉 新井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気圧検知手段の性能を長く維持し、装置の
安全性を向上させることのできる高周波加熱装置を提供
する。 【構成】 蒸気の排気口6を有する調理庫2と、調理庫
2の排気口6に連通して外側に延出され、蒸気の流れ方
向と直交して調理庫2からの蒸気の圧力を検知する蒸気
圧検知手段7および蒸気圧検知手段7の近傍に形成され
た流出口8dを有する蒸気流通路8と、蒸気流通路8お
よび電気部品等が配設された電気室3とを備えた高周波
加熱装置において、蒸気流通路8の流出口8dの開口面
積を可変にする面積調整手段16を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電子レンジの
如き高周波加熱装置に係り、さらに詳しくは、調理の仕
上り具合をみるために被加熱物から発生した蒸気の圧力
を検知する蒸気圧検知手段を備えた高周波加熱装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の高周波加熱装置の模式
図、図11はその上面図、図12は一部を省略した図1
0の右側面図である。図において、1は高周波加熱装置
の本体で、内部に調理庫2が形成され、その一方の側に
電気室3が形成されている。4は調理庫2の底部に回転
可能に設けられた被加熱物5を載置するターンテーブ
ル、6は電気室3側の調理庫2の側壁2aの後方上部に
設けられ被加熱物5から発生する蒸気を電気室3へ排気
する蒸気排気口で、例えば小丸形の複数の穴からなって
いる。
【0003】8は蒸気排気口6に連通して外側に延出さ
れ調理庫2からの蒸気を電気室3へ導く蒸気流通路で、
パイプ連結部を備え調理庫2の蒸気排気口6を覆うよう
に配設された調理庫2からの蒸気を収集するホルダ8a
と、パイプ連結部を備え下端部に流出口8dが開口され
た箱状のセンサホルダ8bと、両ホルダ8a,8bを連
結するパイプ8cとからなっており、センサホルダ8b
のパイプ8cと対向する外壁Aの蒸気の流れ方向と直交
する位置に調理庫2からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧
センサ7が取り付けられている。
【0004】9は電気室3内(特に後述するマグネトロ
ン)を冷却するファンで、蒸気圧センサ7に直交するよ
うに設けられており、電気室3の後壁である本体1の後
壁1aに固定されたファンモータ取付脚9cによって保
持されたファンモータ9aによって駆動される。10は
複数の電子部品が実装された電源のノイズフィルター基
板で、センサホルダ8bの流出口8dに対向するように
電気室3の下部に配設されている。11は電気室3内の
ファン9の前方に配設されたマイクロ波を発生するマグ
ネトロン、12はマグネトロン11の下方に設けられた
高圧トランス、13はマグネトロン11から調理庫2の
側壁2aの前方上部に設けられ吸気口14へ外気等を導
く風路である。
【0005】上記のように構成した高周波加熱装置にお
いては、ターンテーブル4に被加熱物5を載置し、本体
1の前面に設けたドアを閉じて電源スイッチ(図示せ
ず)を投入すると、ターンテーブル4が回転するととも
に、マグネトロン11から発射されたマイクロ波が調理
庫2内に供給され、被加熱物5を加熱する。加熱中、電
気室3のファン9も駆動されて本体1の後壁1aに設け
られた吸気穴15から外気を電気室3内に供給し、この
外気によりマグネトロン11等を冷却する。そして、フ
ァン9は図11に示すように、電気室3内に供給された
外気等(破線矢印X)をマグネトロン11、風路13お
よび吸気口14を介して調理庫2へ送るとともに、調理
庫2内の被加熱物5から発生した蒸気(実線矢印Y)を
蒸気流通路8を介して電気室3へ送り、一部を本体1外
へ排気させながら本体1内の空気を循環させる。
【0006】この時、蒸気排気口6を通って蒸気流通路
8へ送られた蒸気(実線矢印Y)は、蒸気圧センサ7の
受圧板7aに当たり、その受圧板7aの蒸気圧による変
位が検知素子7bで検知され、変位が小さい時は蒸気圧
は小となり、変位が大きい時は蒸気圧は大となって送ら
れた蒸気の圧力が検知される。そして、検知された信号
は電気的に処理されて加熱調理を制御するマイクロコン
ピュータ(図示せず)に送られ、マイクロコンピュータ
はこの信号に基づいて被加熱物5の調理の仕上り具合を
検出する。加熱するにしたがって被加熱物5から発生す
る蒸気量は多くなり、蒸気圧センサ7で検知される蒸気
圧がマイクロコンピュータにあらかじめ記憶されている
被加熱物5に対応する蒸気圧のデータより大きくなる
と、調理が仕上ったことが検出されて調理は終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の高
周波加熱装置は、被加熱物5から発生する蒸気の圧力を
蒸気圧センサ7で検知し、検知信号に基づいて被加熱物
5の調理の仕上り具合を検出している。しかしながら、
蒸気流通路8へ送られてくる蒸気とともに、被加熱物5
から出る油等も送られてくるので、この油等が蒸気圧セ
ンサ7の受圧板7aの表面に付着し、経年使用するとこ
の油等の付着量が多くなって受圧板7aの動きを鈍くさ
せてしまい、蒸気圧センサ7の感度を悪くさせていた。
このため、蒸気圧を正確に検知できなくなり調理の仕上
り具合を正確に検出することができないなどの問題があ
った。
【0008】また、調理庫2から送られてくる熱い蒸気
によって暖められたセンサホルダ8bおよびセンサホル
ダ8b内の空気と、ファン9によって冷却されている電
気室3内の空気とには温度差が生じるため、図12に示
すように、センサホルダ8bの外壁Aが結露して蒸気圧
センサ7の下方に水蒸気の水滴Wが溜まり、溜まった水
滴Wが外壁Aを伝って下へ落ちてセンサホルダ8bの流
出口8dと対向したノイズフィルター基板10上に次々
と落下する。これにより、ノイズフィルター基板10の
電子部品が短絡して高周波加熱装置の電源部等に障害が
発生し、調理が行えなくなってしまうなど、高周波加熱
装置の性能および安全性等を低下させていた。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、蒸気圧検知手段の性能を長く維
持し、装置の安全性を向上させることのできる高周波加
熱装置を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波加
熱装置は、蒸気の排気口を有する調理庫と、調理庫の排
気口に連通して外側に延出され、蒸気の流れ方向と直交
して調理庫からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧検知手段
および蒸気圧検知手段の近傍に形成された流出口を有す
る蒸気流通路と、蒸気流通路および電気部品等が配設さ
れた電気室とを備えた高周波加熱装置において、蒸気流
通路の流出口の開口面積を可変にする面積調整手段を設
けたものである。
【0011】また、この発明に係る高周波加熱装置は、
蒸気の排気口を有する調理庫と、調理庫の排気口に連通
して外側に延出され、蒸気の流れ方向と直交して調理庫
からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧検知手段および蒸気
圧検知手段の下部に形成された流出口を有する蒸気流通
路と、蒸気流通路および電気部品等が配設された電気室
とを備えた高周波加熱装置において、蒸気流通路の少な
くとも蒸気圧検知手段が取り付けられた外壁の下端部を
電気室の後壁側が低くなるように傾斜させるとともに、
外壁の下端部外側にこの外壁に発生した水滴を導くガイ
ド手段を設けたものである。
【0012】さらに、この発明に係る高周波加熱装置
は、蒸気圧検知手段の下部に形成された蒸気流通路の流
出口の開口面積を可変にする面積調整手段を設けるとと
もに、蒸気流通路の少なくとも蒸気圧検知手段が取り付
けられた外壁の下端部を電気室の後壁側が低くなるよう
に傾斜させ、外壁の下端部外側にこの外壁に発生した水
滴を導くガイド手段を設けたものである。
【0013】また、この発明に係る面積調整手段を、流
出口の一部に複数に分割されかつ所望の範囲を切除する
ことにより開口面積を可変にできる蒸気流量調整板、ま
たは、流出口の端部を中心に開閉可能に取り付けられた
開閉板で構成したものである。
【0014】さらに、この発明に係るガイド手段を、平
板状または樋状に構成したものである。
【0015】
【作用】調理庫内に載置された被加熱物がマイクロ波に
よって加熱され、被加熱物から蒸気が発生すると、蒸気
は調理庫に設けられた排気口からこれに連通して外側に
延出された蒸気流通路に流れ、蒸気の流れ方向と直交し
て設けられた蒸気圧検知手段によりその圧力が検知さ
れ、検知した信号に基づいて調理の仕上り具合を検出す
る。そして、経年使用により蒸気圧検知手段の反応の低
下がみられた場合は、蒸気圧検知手段の近傍に形成され
た蒸気流通路の流出口の開口面積を可変にする面積調整
手段によって、流出口の開口面積を広くして蒸気流通路
を流れる蒸気量を増やし、蒸気圧検知手段の反応低下を
抑制する。
【0016】また、蒸気圧検知手段の下部に形成された
流出口を有する蒸気流通路の少なくとも蒸気圧検知手段
が取り付けられた外壁の下端部を電気室の後壁側が低く
なるように傾斜させるとともに、外壁の下端部外側にこ
の外壁に発生した水滴を導くガイド手段を設けることに
より、水滴を電気室内の他の電気部品等に影響を与えな
い場所に導き、装置の安全性を向上させる。
【0017】さらに、蒸気圧検知手段の下部に形成され
た蒸気流通路の流出口の開口面積を可変にする面積調整
手段を設けるとともに、蒸気流通路の少なくとも蒸気圧
検知手段が取り付けられた外壁の下端部を電気室の後壁
側が低くなるように傾斜させ、外壁の下端部外側にこの
外壁に発生した水滴を導くガイド手段を設けることによ
り、蒸気圧検知手段の性能を長く維持するとともに、安
全性を向上させ、装置の信頼性を高めることができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例の模式図、図
2は一部を断面で示した図1の要部の斜視図である。な
お、図10〜12で説明した従来例と同一部分には同じ
符号を付し、説明を省略する。
【0019】図において、16はセンサホルダ8bの外
壁Aの下端部に流出口8dの一部を塞ぐように設けられ
た蒸気流量調整板で、これを複数枚に分割させそれぞれ
が外壁Aの下端部から切除できるようにスリット17が
数箇所設けられており、この蒸気流量調整板16の切除
片16a,16b,16cを所望の範囲切除することに
より、流出口8dの開口面積を広くして蒸気流通路8へ
流れる蒸気(実線矢印Y)の流量を増加させるように構
成されている。
【0020】このように構成したこの実施例において
は、ターンテーブル4に被加熱物5を載置して電源スイ
ッチを投入すると、マグネトロンからのマイクロ波が調
理庫2内に供給され、被加熱物5を加熱する。加熱中、
被加熱物5から発生した蒸気は、蒸気排気口6、ホルダ
8a、パイプ8cおよびセンサホルダ8bを通って流出
口8dから電気室3内へ排気され、その蒸気の圧力は蒸
気圧センサ7によって検知される。そして、電気室3内
のプリント基板に実装された加熱調理を制御するマイク
ロコンピュータ(図示せず)は蒸気圧センサ7からの検
知信号に基づいて被加熱物5の調理の仕上り具合を検出
し、仕上ったことが検出されると、調理を終了する。
【0021】また、経年使用によって蒸気圧センサ7の
受圧板7aに付着した油等により、蒸気圧センサ7の反
応の低下がみられた場合は、例えば蒸気流量調整板16
の切除片16aを1枚切除して流出口8dの開口面積を
若干広くし、蒸気流通路8へ流れる蒸気の流量、つまり
蒸気圧センサ7の受圧板7aが受ける蒸気量を増加させ
て蒸気圧センサ7の反応の低下を抑える。
【0022】このように、蒸気圧センサ7の反応の低下
がみられた場合、蒸気流量調整板16の切除片16a,
16b,16cを所望の範囲切除することによって、流
出口8dの開口面積を可変にして蒸気流通路8へ流れる
蒸気量を調整し、蒸気圧センサ7の受圧板7aが受ける
蒸気量を増加させることができるので、油等の付着によ
り動きが鈍くなった受圧板7aの反応の低下を抑え、蒸
気圧センサ7の機能を長く維持することができる。
【0023】実施例2.図3はこの発明の第2の実施例
の要部の断面図である。この実施例は、第1の実施例の
蒸気流量調整板16に代えて、センサホルダ8bの外壁
Aの下端部に設けられたヒンジ18を中心に開閉可能
(矢印Zの方向)に取り付けられた開閉板19を設けた
もので、この開閉板19の開放角度によって流出口8d
の開口面積が可変され蒸気流通路8へ流れる蒸気量が調
整されるように構成されている。なお、開閉板19の開
放角度はマイクロコンピュータによって制御されてお
り、使用当初は蒸気圧センサ7の反応が良好であるの
で、図3に示すように、センサホルダ8bの上面に平行
で流出口8dを一部塞ぐように配置されている。
【0024】このように構成したことにより、実施例1
とほぼ同じ作用および効果が得られ、経年使用により蒸
気圧センサ7の反応の低下がみられた場合は、マイクロ
コンピュータによって蒸気圧センサ7の感度が良好とな
る蒸気量が蒸気流通路8へ流れる位置まで開閉板19を
下方へ開放する。これにより、蒸気圧センサ7の反応の
低下の具合に対応させて蒸気流通路8の蒸気量を容易に
調整することができるので、蒸気圧センサ7の機能を一
層長く維持することができる。
【0025】実施例3.図4はこの発明の第3の実施例
の模式図、図5は一部を省略した図4の右側面図、図6
は図4の要部の斜視図である。この実施例は、第1の実
施例のセンサホルダ8bに代えて、パイプ連結部を備
え、下端部が電気室3の後壁側が低くなるようにθ゜傾
斜されかつ流出口20aが開口されたほぼ箱状のセンサ
ホルダ20を設けたもので、センサホルダ20のパイプ
8cと対向する外壁Bの蒸気の流れ方向と直交する位置
に蒸気圧センサ7が取り付けられている。また、センサ
ホルダ20の外壁Bの下端部外側には板状のガイド21
が設けられており、センサホルダ20と電気室3との温
度差によってセンサホルダ20の外壁Bに結露し、蒸気
圧センサ7の下方に溜まった水蒸気の水滴Wをガイド2
1に沿わせて電気室3の後壁側に導き、電気室3内の他
の電気部品等に影響を与えない例えば電気室3の底端部
等へと落下させるように構成されている。
【0026】上記のように構成したこの実施例において
も、実施例1で説明した場合と同様にターンテーブル4
に載置された被加熱物5をマグネトロン11からのマイ
クロ波によって加熱調理する。加熱中、センサホルダ2
0の外壁Bに結露して蒸気圧センサ7の下方に溜まった
水蒸気の水滴Wは、図5に示すように、外壁Bを伝わり
ながら下方へ流れてガイド21上に落ち、ガイド21の
傾斜に沿って電気室3の後壁側に流れて電気室3の底端
部上に落下する。
【0027】このように、蒸気圧センサ7の下方に溜ま
った水滴Wをガイド21によって電気室3内の他の電気
部品等に影響を与えない場所に導くことができるので、
例えばノイズフィルター基板10上に水滴Wが落下する
のを防ぐことができ、高周波加熱装置の電源部等の障害
を防止し、安全性を向上させることができる。
【0028】なお、上述の実施例ではセンサホルダ20
の下端部を電気室3の後壁側が低くなるように傾斜させ
た場合を示したが、蒸気圧センサ7が取り付けられてい
るセンサホルダ20の外壁Bの下端部のみを電気室3の
後壁側が低くなるように傾斜させてもよい。
【0029】実施例4.図7はこの発明の第4の実施例
の模式図、図8はその上面図、図9は一部を断面で示し
た図7の要部の斜視図である。この実施例は、第3の実
施例のセンサホルダ20の外壁Bの下端部にガイド21
と対称でかつ流出口20aの一部を塞ぐように蒸気流量
調整板22を設けたものである。この蒸気流量調整板2
2にはこれを複数枚に分割させそれぞれが外壁Bの下端
部からに切除できるようにスリット23が数箇所設けら
れており、蒸気流量調整板22の切除片22a,22
b,22cを所望の範囲切除することにより、流出口2
0aの開口面積を可変にして蒸気流通路8へ流れる蒸気
(実線矢印Y)の流量を調整できるように構成されてい
る。
【0030】上記のように構成したこの実施例において
も、実施例3で説明した場合と同様に、蒸気圧センサ7
の下方に溜まった水滴Wをガイド21によって電気室3
内の他の電気部品等に影響を与えない場所である電気室
3の底端部上に落下させ、例えばノイズフィルター基板
10上への落下を防止する。また、経年使用により蒸気
圧センサ7の反応の低下がみられた場合は、例えば蒸気
流量調整板22の切除片22aを1枚センサホルダ20
の外壁Bの下端部から切除して流出口20aの開口面積
を若干広くし、蒸気圧センサ7の受圧板7aへの蒸気量
を増加させて反応の低下を抑える。これにより、高周波
加熱装置の安全性を向上させるとともに、蒸気圧センサ
7の性能を維持することができ、高周波加熱装置の信頼
性を一層高めることができる。
【0031】なお、上述の実施例ではセンサホルダ20
の外壁Bの下端部に、ガイド21と対称でかつこの下端
部から切除される蒸気流量調整板22を設けた場合を例
示して説明したが、蒸気流量調整板22をガイド21と
非対称となる例えばセンサホルダ20の上面と平行にな
るように設けてもよく、また、下端部から切除される蒸
気流量調整板22に代えて、第2の実施例で説明した流
出口20aの開口面積を可変する開閉可能な開閉板19
を設けてもよい。
【0032】また、実施例3および実施例4ではガイド
21を板状に形成し、水滴Wを電気室3の後壁側の底端
部上等に落下させるようにした場合を示したが、ガイド
21を樋状に形成して水滴Wを確実に保持できるように
してもよく、また、底端部上等に落下した水滴Wを直接
本体1外へ排出するような構成、あるいはガイド21か
ら導管等を介して本体1外へ排出するような構成にして
もよい。この場合、高周波加熱装置への影響をより少な
くすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る高周波加熱
装置は、調理庫の排気口に連通して外側に延出され、蒸
気の流れ方向と直交して調理庫からの蒸気の圧力を検知
する蒸気圧検知手段および蒸気圧検知手段の近傍に形成
された流出口を有する蒸気流通路において、蒸気流通路
の流出口の開口面積を可変にする面積調整手段を設け、
この面積調整手段を、流出口の一部に複数に分割されか
つ所望の範囲を切除することにより開口面積を可変にで
きる蒸気流量調整板で構成した、または、流出口の端部
を中心に開閉可能に取り付けられた開閉板で構成したの
で、蒸気圧検知手段に与える蒸気量を容易に調整するこ
とができ、経年使用による蒸気圧検知手段の反応低下を
抑え、蒸気圧検知手段の機能を長く維持することができ
る。
【0034】また、この発明に係る高周波加熱装置は、
調理庫の排気口に連通して外側に延出され、蒸気の流れ
方向と直交して調理庫からの蒸気の圧力を検知する蒸気
圧検知手段および蒸気圧検知手段の下部に形成された流
出口を有する蒸気流通路において、蒸気流通路の少なく
とも蒸気圧検知手段が取り付けられた外壁の下端部を電
気室の後壁側が低くなるように傾斜させるとともに、外
壁の下端部外側にこの外壁に発生した水滴を導くガイド
手段を設け、このガイド手段を、平板状または樋状に構
成したので、水滴を電気室内の他の電気部品等に影響を
与えない場所に確実に導くことができ、高周波加熱装置
の電源部等の障害を防止し、安全性を向上させることが
できる。
【0035】さらに、この発明に係る高周波加熱装置
は、蒸気流通路の流出口の開口面積を可変にする面積調
整手段を設けるとともに、蒸気流通路の少なくとも蒸気
圧検知手段が取り付けられた外壁の下端部を電気室の後
壁側が低くなるように傾斜させ、外壁の下端部外側にこ
の外壁に発生した水滴を導くガイド手段を設けたので、
高周波加熱装置の安全性を向上させるとともに、蒸気圧
検知手段の性能を維持することができ、高周波加熱装置
の信頼性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の模式図である。
【図2】一部を断面で示した図1の要部の斜視図であ
る。
【図3】この発明の第2の実施例の要部の断面図であ
る。
【図4】この発明の第3の実施例の模式図である。
【図5】一部を省略した図4の右側面図である。
【図6】図4の要部の斜視図である。
【図7】この発明の第4の実施例の模式図である。
【図8】図7の上面図である。
【図9】一部を断面で示した図7の要部の斜視図であ
る。
【図10】従来の高周波加熱装置の模式図である。
【図11】図10の上面図である。
【図12】一部を省略した図10の右側面図である。
【符号の説明】
2 調理庫 3 電気室 6 蒸気排気口 7 蒸気圧センサ 8 蒸気流通路 8b,20 センサホルダ 8d,20a 流出口 16,22 蒸気流量調整板 19 開閉板 21 ガイド W 水滴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気の排気口を有する調理庫と、該調理
    庫の排気口に連通して外側に延出され、蒸気の流れ方向
    と直交して調理庫からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧検
    知手段および該蒸気圧検知手段の近傍に形成された流出
    口を有する蒸気流通路と、該蒸気流通路および電気部品
    等が配設された電気室とを備えた高周波加熱装置におい
    て、 前記蒸気流通路の流出口の開口面積を可変にする面積調
    整手段を設けたことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 蒸気の排気口を有する調理庫と、該調理
    庫の排気口に連通して外側に延出され、蒸気の流れ方向
    と直交して調理庫からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧検
    知手段および該蒸気圧検知手段の下部に形成された流出
    口を有する蒸気流通路と、該蒸気流通路および電気部品
    等が配設された電気室とを備えた高周波加熱装置におい
    て、 前記蒸気流通路の少なくとも蒸気圧検知手段が取り付け
    られた外壁の下端部を前記電気室の後壁側が低くなるよ
    うに傾斜させるとともに、前記外壁の下端部外側に該外
    壁に発生した水滴を導くガイド手段を設けたことを特徴
    とする高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 蒸気の排気口を有する調理庫と、該調理
    庫の排気口に連通して外側に延出され、蒸気の流れ方向
    と直交して調理庫からの蒸気の圧力を検知する蒸気圧検
    知手段および該蒸気圧検知手段の下部に形成された流出
    口を有する蒸気流通路と、該蒸気流通路および電気部品
    等が配設された電気室とを備えた高周波加熱装置におい
    て、 前記蒸気流通路の流出口の開口面積を可変にする面積調
    整手段を設けるとともに、前記蒸気流通路の少なくとも
    蒸気圧検知手段が取り付けられた外壁の下端部を前記電
    気室の後壁側が低くなるように傾斜させ、前記外壁の下
    端部外側に該外壁に発生した水滴を導くガイド手段を設
    けたことを特徴とする高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 面積調整手段を、流出口の一部に複数に
    分割されかつ所望の範囲を切除することにより開口面積
    を可変にできる蒸気流量調整板で構成したことを特徴と
    する請求項1または3記載の高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】 面積調整手段を、流出口の端部を中心に
    開閉可能に取り付けられた開閉板で構成したことを特徴
    とする請求項1または3記載の高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】 ガイド手段を、平板状または樋状に構成
    したことを特徴とする請求項2または3記載の高周波加
    熱装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175100B1 (en) * 1997-09-12 2001-01-16 Middleby-Marshall, Inc. Pressure regulator for steam oven
CN100348905C (zh) * 2005-05-11 2007-11-14 广东格兰仕集团有限公司 具有快速排汽装置的电蒸炉
JP2014219188A (ja) * 2013-04-30 2014-11-20 トンブ デーウ エレクトロニクス コーポレーション 調理装置
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KR20160010164A (ko) * 2014-07-18 2016-01-27 (주)성동기업 컨벡션 오븐

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