JPH0726985U - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JPH0726985U
JPH0726985U JP5597593U JP5597593U JPH0726985U JP H0726985 U JPH0726985 U JP H0726985U JP 5597593 U JP5597593 U JP 5597593U JP 5597593 U JP5597593 U JP 5597593U JP H0726985 U JPH0726985 U JP H0726985U
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hub
magnetic tape
cassette
tooth
tip
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昭三 御守
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハブブレーキ部材の尖突部による確実なハブ
係止機能を有した磁気テープカセットを提供する。 【構成】 磁気テープ50を巻装した一対のハブ14がその
一端側の外周にハブギヤ15を備え、各ハブギヤに係合す
る一対の尖突部22を有してカセット前後方向にスライド
可能に装着されたハブブレーキ部材20がバネ部材32によ
りカセット後方に付勢されて設けられた磁気テープカセ
ット1 である。尖突部の先端が前記ハブギヤの歯溝の有
効高さを構成する歯側面に係合し、かつ該尖突部の一方
の側面が該先端の接触した歯面と対向する歯面に接触す
るように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気テープカセットに関し、更に詳しくは一般にデジタルオーディオ テープ(DAT)カセットの如きデジタル方式の磁気テープカセットに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カセットテープレコーダの小型化及び軽量化が進み、これに使用される 磁気テープカセットも小型化されたものが普及しており、オーディオ分野におい ても長時間にわたる高品質でかつ高密度の記録再生に適応し得る磁気テープが強 く望まれるようになって来ている。このような要望に適するものとして、アナロ グ方式と違い、入力信号をパルスコードモジュレーション(PCM)の如きデジ タル方式のものが知られており、現在、この方式を用いたものとしては、記録周 波数帯域がアナログ式のオーディオテープの数倍程度に広くできるDATカセッ トが一般に普及している。 このDATカセットは、回転ヘッド方式に対応したものが採用されており、そ の構造としてカセット前方に設けた開口部を閉鎖し、かつカセット上方に開動可 能なガードパネルを設けている。
【0003】 このデジタル方式を用いた場合には、従来のオーディオ用コンパクトカセット に比べて記録波長が短い高密度広周波数帯域の記録再生を行うため、信頼性を高 めたテープ保護対策が充分に講じられたカセット構造を必要としていた。また、 前記DATカセットは、その大きさがアナログ式のオーディオ用コンパクトカセ ットに比べて極めて小型の磁気テープカセットである。 従って、このDATカセットは、従来のオーディオ用コンパクトカセットと同 等かそれ以上に屋外での携行頻度が高くなると予想されるため、持ち運び等によ ってカセットに振動が与えられることにより生じるテープ緩みに起因したテープ ジャミングを確実に防止できる構造が必要になる。 そこで、前記DATカセットは磁気テープを巻装したハブを非使用時および使 用時においてそれぞれ係止および解放を行うハブブレーキ部材を備えている。こ のハブブレーキ部材は、バネにより常にハブ方向に付勢されており、非使用時に は該ハブブレーキ部材に備えた尖突部がハブに当接し、ハブの回転を阻止すると ともに使用時には尖突部がハブから離隔するような構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そして、前記ハブに巻装されたテープの巻き緩みを防止するような構造は、例 えば実公平2−49031号公報等に開示されている。ここの開示された構成は 図4に示すようにハブブレーキ部材40の尖突部41がハブギヤー15の歯谷の 中に進入して係合するののであるが、ここで、この尖突部41の先端はハブ中心 から外側にずれた位置にて係合するようになっている。前記尖突部41のような 偏心係合により、磁気テープの締まり方向(図中C方向)にハブを付勢して該テ ープの緩みを少しでもすくなくしようとした構成である。
【0005】 しかしながら、このような構成においても、前記ハブギヤ15と前記尖突部4 1との間には緩み方向(図中D方向)において隙間Wが形成される。また、前記 尖突部41が係合しているときでも、ハブ間に掛け渡された磁気テープは必ずし も張りきった状態になるとは限らない。したがって、前記隙間Wの分だけハブの ガタツキが生じることを完全に回避することはできなかった。 この隙間があるために、携帯時や苛酷な使用状態における振動によって、磁気 テープに弛みを生じて、テープジャミングを発生したり、他の構成部材と接触し て磁気テープの損傷を招く恐れがある。 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、ハブブレーキ部材の尖突部に よりテープ緩み方向側は勿論のこと、締まり方向側にも動かないように係止でき る確実なハブ係止機能を有した磁気テープカセットを提供することを目的とする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る前記目的は、磁気テープを巻装した一対のハブがその一端側の外 周にハブギヤを備え、前記各ハブギヤに係合する一対の尖突部を有してカセット 前後方向にスライド可能に装着されたハブブレーキ部材がバネ部材によりカセッ ト後方に付勢されて設けられた磁気テープカセットにおいて、前記尖突部の先端 が前記ハブギヤの歯溝の有効高さを構成する歯側面に係合し、かつ該尖突部の一 方の側面が該先端の接触した歯面と対向する歯面に接触するように構成されたこ とを特徴とする磁気テープカセットにより達成することができる。 また、前記尖突部の先端の角度αが、前記歯溝の歯側面の延長線と該歯側面の 有効高さ部分上端から隣の歯面に引いた接線との成す角度βよりも小さく構成さ れた磁気テープカセットによっても上記目的を達成することができる。
【0007】
【実施態様】
以下、添付の図面に基づいて本考案の一実施態様について詳細に説明する。 図1は本考案の磁気テープカセットの主要構成部品を示す拡大概略斜視図であ り、図2は本考案のハブブレーキ部材の尖突部とハブギヤとの係合状態を説明す る要部概略平面図、図3は尖突部の形状とハブギヤの歯溝との関係を示す説明図 である。 図1において、磁気テープカセット1は、上カセットハーフ11と下カセットハ ーフ12とによって構成されたケースボディ内に、磁気テープ50を巻装した一対の ハブ14を収納しているものであって、前記ハブ14は周知のごとく前記下カセット ハーフ12の底面に形成された図示しない一対の軸挿入孔に対応して回転自在に装 着されている。そして、前記軸挿入孔は、前記下カセットハーフ12の底面に沿っ てスライド可能に設けられたスライダ3の移動により開口するように構成されて いる。また、カセット前方には側端部26に設けられた支軸を中心に回動自在( 矢 印E)な前面蓋であるガードパネル10が取り付けられている。
【0008】 前記磁気テープカセット1内に装着されているハブブレーキ部材20の胴体部21 には、前記ハブ14に対応して一対の尖突部22がカセット後方に向いて張り出すよ うに設けてあり、該胴体部21の両端の脚部分にはカセット前方に向かって延びた 操作部23が設けられている。また、前記ハブブレーキ部材20は前記上カセットハ ーフ12の内面に突設された固定ボス31に巻き付くように係止されたバネ32によっ て、前記胴体部21がカセット後方( A方向) に押されている。 なお、前記胴体部21両側には、例えばカセット内面の図示しないガイド部材等 により適宜保持されていることで、前記ハブブレーキ部材20は前記上カセットハ ーフ11の内面に沿ってカセット前後方向( A,B方向) にガタなく摺動できるよ うになっている。
【0009】 したがって、前記磁気テープカセット1 は使用されていない時は、前記バネ32 によって、前記ハブブレーキ部材20はハブ係止位置に位置しており、前記尖突部 22がそれぞれ前記ハブ14のハブギヤ15に係合している。また、前記スライダー13 も図示しない適宜バネによりカセット前方に付勢されており、カセット前方側に 位置してカセット下面を閉じている。 ここで、記録再生装置に前記磁気テープカセット1 が装填されると、前記スラ イダー13がカセット後方に押されて移動し、また、前記ガードパネル10が開動( 矢印E の開き方向) される。このガードパネル10の開動により、前記ハブブレー キ部材20の操作部23に前記ガードパネル10の側端部26が係合して、前記ハブブ レーキ部材20はカセット前方( B方向) へ前記バネ32の付勢力に抗して動かされ 、前記尖突部22による前記ハブギヤ15の係止は解除される。
【0010】 次に前記尖突部22と前記ハブギヤ15との係合状態を図2を用いて説明する。な お、図2では図1 の左側のハブギヤに相当する部分のみを示している。 前記両尖突部22は、前記ハブギヤ15の各回転中心4の外側( カセット左右方向 の外側寄りの位置) において係合するように、対称に配置されている。 前記尖突部22はその先端部分に傾斜面19を有して適宜角度αの楔形状に構成さ れている。そして、前記尖突部22は前記ハブギヤ15に係合しているときは、該尖 突部22の先端が前記ハブギヤ15の歯溝の有効高さを構成する歯側面17に係合して おり、前記傾斜面19が該先端の接触した歯面と対向する歯面( 図中において反時 計回り方向側の歯) に接触するように構成されている。 このように、前記ハブブレーキ部材20の尖突部22は、その先端が前記ハブ15を 磁気テープ50の巻き締め方向に押す力を加える一方、前記傾斜面19が歯溝をはさ んで反対側の歯面に接触するようになっていることにより、磁気テープ50の緩み 方向、締まり方向ともに動けないようにしているので、前記磁気テープカセット 1 はカセット取扱時における振動や衝撃を受けても、前記ハブ15の動きを確実に 防止することができる。
【0011】 また、図3 に示すように前記尖突部22の先端の角度αは歯溝の歯側面17の延長 線60と該歯側面17の有効高さ部分上端27から隣の歯面に引いた接線70との成す角 度βよりも小さく構成されている。なお、ここで云う前記歯側面17の有効高さ部 分上端27とは、ハブギヤ15の各歯の面取りされて丸くなった先端部分28を除いた 歯面の最大の高さの箇所を云う。又、ここで云う有効高さ部分とは、前記先端部 分28と歯底16とを除いた前記歯側面17に相当する部分を云う。したがって、前記 先端部分28にように湾曲した部分がない角張った歯形であれば、歯の頂部である その角部分が歯側面17の有効高さ部分上端となるものである。 上記のように角度α<βの関係によると、前記傾斜面19が歯面に接触しつつ前 記尖突部22の先端が前記歯側面17に確実に係合でき、該尖突部22のハブ係止作用 をより確実なものとすることがきる。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、ハブブレーキ部材の尖突部の先端がハブギヤの歯 溝の有効高さを構成する歯側面に係合するとともに、該尖突部の一方の側面が該 先端の接触した歯面と対向する歯面に接触するように構成されている。したがっ て、前記尖突部は、その先端がハブを磁気テープ巻き締め方向に押す力を加える 一方、該尖突部の側面が他の歯面に接触するようになっているので、前記ハブが 磁気テープの緩み方向、締まり方向ともに動けないように係止し、磁気テープカ セットが振動や衝撃を受けても、前記ハブの不測の動きを確実に防止することが できる。この結果、本考案によれば、確実なハブ係止機能を有した磁気テープカ セットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気テープカセットの主要構成部品を
示す拡大概略斜視図である。
【図2】本考案のハブブレーキ部材の尖突部とハブギヤ
との係合状態を示す部分平面図である。
【図3】本考案によるハブブレーキ部材の尖突部の先端
形状を示すための概略説明図である。
【図4】従来のハブブレーキ部材の尖突部のハブギヤと
の係合状態を説明する部分屁平面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 10 ガードパネル 11 上カセットハーフ 12 下カセットハーフ 13 スライダー 14 ハブ 15 ハブギヤ 16 歯底 17 歯側面 19 傾斜面 20 ハブブレーキ部材 21 胴体部 22 尖突部 23 操作部 26 側端部 28 先端部分 32 バネ C ハブの巻き締まりの回転方向 D ハブの巻き緩みの回転方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻装した一対のハブがその
    一端側の外周にハブギヤを備え、前記各ハブギヤに係合
    する一対の尖突部を有してカセット前後方向にスライド
    可能に装着されたハブブレーキ部材がバネ部材によりカ
    セット後方に付勢されて設けられた磁気テープカセット
    において、 前記尖突部の先端が前記ハブギヤの歯溝の有効高さを構
    成する歯側面に係合し、かつ該尖突部の一方の側面が該
    先端の接触した歯面と対向する歯面に接触するように構
    成されたことを特徴とする磁気テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記尖突部の先端の角度αが、前記歯溝
    の歯側面の延長線と該歯側面の有効高さ部分上端から隣
    の歯面に引いた接線との成す角度βよりも小さく構成さ
    れたことを特徴とする請求項1の磁気テープカセット。
JP5597593U 1993-09-24 1993-09-24 磁気テープカセット Expired - Lifetime JP2567783Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014069328A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Brother Ind Ltd テープ処理装置及びテープカートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014069328A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Brother Ind Ltd テープ処理装置及びテープカートリッジ

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