JPS6317095Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6317095Y2
JPS6317095Y2 JP16471583U JP16471583U JPS6317095Y2 JP S6317095 Y2 JPS6317095 Y2 JP S6317095Y2 JP 16471583 U JP16471583 U JP 16471583U JP 16471583 U JP16471583 U JP 16471583U JP S6317095 Y2 JPS6317095 Y2 JP S6317095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
magnetic tape
opening
locking
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16471583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6074282U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16471583U priority Critical patent/JPS6074282U/ja
Publication of JPS6074282U publication Critical patent/JPS6074282U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6317095Y2 publication Critical patent/JPS6317095Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気テープカセツト、特に所謂フイリ
ツプスタイプのものとほぼ同等の大きさの新規な
コンパクトカセツトに関するものである。
従来技術 近年、カセツトテープレコーダーの小型化及び
軽量化が進み、これに使用される磁気テープカセ
ツトも小型化され、長時間にわたる高品質でかつ
高密度の記録再生に適応し得るものが強く望まれ
るようになつて来ている。
しかし、従来、オーデイオ等に一般に使用され
ているコンパクトカセツトは、アナログ信号によ
つて記録再生を行つており、高密度の記録再生を
望むとき、このアナログ方式ではおのずと限界が
あつた。このような状況下において、入力信号を
パルスに変換して記録再生を行うパルスコードモ
ジユレーシヨン(PCM)の如きデジタル方式を
用いることにより、信号通信経路及び記録媒体の
質に影響されることなく高密度の記録再生が行え
ることが知られている。
又、最近の研究開発によつて、フイリツプスタ
イプに用いられる程度の幅狭な磁気テープにもマ
ルチ・トラツクの如き高密度の記録再生を行い得
る磁気ヘツドが開発されるに至り、その結果、フ
イリツプスタイプと同程度のコンパクトカセツト
にもマルチ・トラツクの記録再生が可能となつて
来た。
前記コンパクトカセツトに固定ヘツド方式によ
るマルチ・トラツクの記録を行つた場合、例え
ば、往復36トラツクの記録を行うものとすると、
1つのトラツク幅が100μm程度になり、従来のフ
イリツプスタイプのカセツトにおける4トラツク
の場合に比べて夫々のトラツク幅が極めて狭くな
る。そのため、磁気ヘツドの記録トラツクと各ト
ラツクとの実効的な摺接面が減少し、磁気テープ
に付着し、その摺接面間に入り込んだ塵埃による
記録再生特性への影響が従来に比べて極めて大き
くなる。
一方、高密度の記録再生を用いた磁気テープカ
セツトには、回転ヘツド方式を用いたビデオテー
プカセツトが一般に普及している。このビデオテ
ープカセツトは磁気テープの保護及び高密度の記
録再生を行うので塵埃の影響を防ぐために、カセ
ツト前方の開口部に回動自在なガードパネルが設
けられている。この回転ヘツド方式の場合、特殊
なタイプの磁気テープカセツトを除き、その記録
再生は磁気テープの一方向の走行に対してのみ行
い得るものであり、そのカセツトケースはA面及
びB面の使用が可能な所謂、表裏対称構造を必要
としなかつた。さらに回転ヘツド方式は、通常2
ケの磁気ヘツドが磁気テープに該テープ走行方向
に対し一定角傾いて回転しながら互違いに摺接す
るので、磁気ヘツドが塵埃を掃き出すような作用
を有し、固定ヘツド方式に比べて塵埃による記録
再生特性への影響が少なかつた。
しかしながら、本考案の対象とする磁気テープ
カセツトは、フイリツプスタイプのように固定ヘ
ツド方式を用い、かつ多数の記録トラツクを有す
るものであり、記録再生が磁気テープの上下半分
づつ使用するもの、所謂A面、B面の使用が出来
るものである。該カセツトは固定ヘツド方式の場
合に、回転ヘツド方式に比べて塵埃による記録再
生特性への影響が出やすくなるので、前記ビデオ
テープカセツトのガードパネルよりもさらに確実
な防塵効果を有するガードパネルが必要となる。
又、前記ビデオテープカセツトは、カセツト保
存時において磁気テープを巻装したリールが回転
して、テープ緩みが発生するのを防止するため
に、通常、リールの外周縁全体に歯を形成すると
共に、該歯に離脱可能に係合するラチエツト爪を
カセツト内に枢着してなるテープ緩み止め機構が
設けられている。このようなテープ緩み止め機構
を本考案の対象とする磁気テープカセツトに設け
れば、テープ緩みによるテープはみ出しや緩んだ
テープとテープガイド部材との不要な摺動を防ぐ
ことができるとともにテープジヤミング等を防ぐ
ことが出来る。
しかしながら、本考案の対象とする磁気テープ
カセツトは、前述したようにコンパクトなもので
あるため、テープ緩み止め機構を設けるスペース
的な問題及びその構造の簡略化し組込適性を向上
させることが必要となる。
考案の目的 本考案は上記問題に鑑み、防塵効果が確実なガ
ードパネル及びそのロツク構造とテープ緩み止め
機構とを有し、カセツト全体が表裏使用可能であ
り且つマルチ・トラツクの記録再生が可能な新規
の磁気テープカセツトを提供することを目的とす
るものである。
考案の構成 本考案のかかる目的は、上下フランジを備え該
フランジの少なくとも片方のフランジ外周縁全体
に歯を有して磁気テープを巻装した一対のリール
が内蔵されたカセツトケース前面に、磁気ヘツド
挿入用の開口部を有する磁気テープカセツトにお
いて、前記開口部の後方且つカセツトケース上下
外面に、カセツトケース左右方向に沿つて形成し
たスライド溝と、該スライド溝の後方且つカセツ
ト中心近傍にカセツト上下方向に貫通した透設孔
とが形成されたカセツトケース本体と、前記スラ
イド溝に係合するスライド部を備えると共に、該
スライド部が前記スライド溝からカセツト内方に
突出したロツク爪を備え、付勢手段により付勢さ
れて前記開口部を閉塞する垂直断面略コ字状のス
ライダブルな一対のガードパネルと、前記ロツク
爪に夫々係合する係止端片を備えると共に前記歯
に夫々係合する一対のラチエツト爪を備え、且つ
前記透設孔に対応する貫通孔を備えて成りカセツ
ト内をカセツト前後方向にスライド可能なロツク
部材と、該ロツク部材をカセツト後方に付勢する
弾性部材とから成り、前記透設孔に挿入されるロ
ツク解除バーにより前記ロツク部材がスライドし
て前記ガードパネル及び前記リールのロツクを解
除し、さらにカセツト全体が表裏対称形であるこ
とを特徴とする磁気テープカセツトにより達成さ
れる。
以下、本考案を図面に例示する実施態様に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施態様を示す斜視図であ
る。
第1図において、磁気テープカセツト1は、従
来のフイリツプスタイプと同程度の大きさに構成
されたコンパクトカセツトである。前記磁気テー
プカセツト1は、そのカセツトケース本体2の前
面の中央部分が矩形状にカセツト後方に後退した
開口部3に構成されている。前記開口部3の僅か
に後方のカセツトケース上下外面には、カセツト
ケース左右方向に沿つて直列に2つ形成したスラ
イド溝11が設けられており、前記開口部3を閉
塞する一対のガードパネル4が前記スライド溝1
1に係合してカセツト左右方向に夫々スライドし
て開くように装着されている。又、前記開口部3
の後方には、カセツト上下方向に貫通した透設孔
18が形成されている。
なお、前記開口部3は記録再生装置の記録再生
ヘツド、消去ヘツド、ピンチローラ、キヤプスタ
ンが入り込む部分であり、前記透設孔18は後述
するロツク解除バー19が入り込む部分である。
前記カセツトケース本体2内には、上下フラン
ジを有した一対のリールに巻装された磁気テープ
Tが、前記開口部3を左右に横切つて走行できる
ように収納されている。なお、前記リール夫々の
片側のフランジ37(第4図参照)の外周縁全体
には歯38が形成されている。前記リールは記録
再生装置の駆動シヤフトが入り込む一対のシヤフ
ト挿入孔5に対応して従来と同様に配設されてい
る。又、前記透設孔18に対応する位置には、前
記ガードパネル4と前記リールとを同時にロツク
できるロツク部材30(第3図参照)が配設され
ている。さらに、前記開口部3には、記録再生時
の外部ノイズを遮断するシールド板、前記磁気テ
ープTと磁気ヘツドとの摺接を確実にするプレツ
シヤーパツドを備えた板バネが設けられていても
よい。
前記両ガードパネル4は、第2図に示すように
前面壁6と上下両端片7とから成つており、その
垂直断面形状が略コ字状であつて前記開口部3を
覆うように構成されている。又、前記上下両端片
7の先端部の夫々には、前記ガードパネル4の左
右方向に沿つて突出したスライド部8が互に向き
合うように形成されており、さらに該スライド部
8のカセツト中央寄りには、互に向き合うロツク
爪17が突設されている。そして、前記ガードパ
ネル4は前記スライド部8が前記スライド溝11
に係合し、且つ前記ロツク爪17がカセツトケー
ス内に突出した状態でスライド可能に取り付けら
れている。
なお、前記スライド溝11のカセツト中央寄り
の部分は、前記ロツク爪17がカセツトケース内
に突出した状態でスライド移動できるように、適
宜長さの透設孔に形成されている。
前記両ガードパネル4の前面壁6の上下縁16
の中央部には、凹部9が上下対称に形成されてい
る。前記凹部9は前記磁気テープカセツト1が記
録再生装置に装填されたとき、、カセツト挿入部
に設けた開動手段20が前記ガードパネル4を
夫々左右方向へスライド移動させるための係合部
分である。
前記カセツトケース本体2の前面側壁12に
は、該前面側壁12を夫々上下に2分するバネ収
納溝13が形成されており、該バネ収納溝13の
中には圧縮バネ14がそれぞれ設けられている。
前記ガードパネル4は、前記前面壁6の内側に形
成された突部10が前記バネ収納溝13内に挿入
されており、該突部10に前記圧縮バネ14が当
接することにより、右側の前記ガードパネル4は
左方向へ、左側の前記ガードパネル4は右方向へ
常に付勢されている。
右側の前記ガードパネル4は、前記スライド部
8のカセツト中央寄りの端部が右側の前記スライ
ド溝11の左終端部に当接することにより、前記
開口部3の閉塞位置に規制され、左側の前記ガー
ドパネル4も同様にして閉塞位置が規制されてい
る。又、前記スライド部8のカセツト中央寄りに
なる部分は、切欠部15が形成され、前記各ガー
ドパネル4が確実に合わさるようになされてい
る。このように、前記スライド溝11及び前記ス
ライド部8を構成することで、左右に配設した前
記圧縮バネ14の圧縮力が異なつても、前記ガー
ドパネル4は前記開口部3を確実に閉塞すること
ができる。
なお、前記バネ収収納溝13は、前記圧縮バネ
14がカセツト前方へ飛び出さないように、断面
形状がカセツト後方に向つて奥広がりに構成され
ている。
前記ロツク部材30は、第3図に示すように、
前記透設孔18に対応する貫通孔33を有した胴
部32と、前記両ガードパネル4のロツク爪17
に係合する係止端片31と、該係止端片31の反
対側に前記リールの歯38に係合する一対のラチ
エツト爪39とから成つている。そして前記ロツ
ク部材30全体の上下方向の厚さlは、前記カセ
ツトケース本体2の内面上下幅とほぼ同じに構成
されており、カセツト内をスライドし易いように
なされている。又、前記ロツク部材30は、前記
係止端片31が前記ロツク爪17に、前記ラチエ
ツト爪39が前記歯38にそれぞぜ係合し、かつ
前記貫通孔33が前記透設孔18に対応してカセ
ツト前方にスライド可能に配設されており、ロツ
ク部材引張りバネ35によつてカセツト後方に付
勢されている。
前記貫通孔33はそのカセツト前方側の内壁面
に、該貫通孔33内方に向つて口径を小さくする
ような上下対称のテーパ面34が形成されてい
る。
前記ガードパネル4及び前記ロツク部材30の
動作を第4図を参照して以下説明する。第4図は
前記磁気テープカセツト1の一部を破断した部分
平面図である。
前記ロツク部材30は、バネ係止ピン36に係
止された前記ロツク部材引張りバネ35によりカ
セツト後方へ常時付勢されており、カセツト保存
時において、前記係止端片31が前記ロツク爪1
7に係合すると共に前記ラチエツト爪39が前記
歯38に係合することにより、前記ガードパネル
4は左右にスライド移動できないようにロツクさ
れ、前記リールも回転しないようにロツクされて
いる。
なお、前記ロツク部材30は、カセツト内面に
形成し得る図示しないガイド部材により、カセツ
ト左右方向にズレないように位置規制されてもよ
い。
前記磁気テープカセツト1を記録再生装置に装
填したとき、前記ロツク部材30は、カセツト挿
入部の上方あるいは下方から前記透設孔18に進
入する前記ロツク解除バー19(第3図参照)に
より、カセツト前方にスライド移動して前記ガー
ドパネル4及び前記リールのロツクを解除する。
すなわち、前記磁気テープカセツト1をカセツト
挿入部に押し込む(矢印A方向)中段において、
前記ロツク解除バー19がカセツト内に進入する
ことで該ロツク解除バー19が前記ロツク部材3
0のテーパ面34に当接し、該ロツク部材30が
カセツト前方(矢印D方向)にスライド移動する
ことにより、前記係止端片31と前記ロツク爪1
7との係合が解除されると共に、前記ラチエツト
爪39と前記歯38との係合が解除される。従つ
て、前記ガードパネル4はそれぞれ左右にスライ
ド可能になると共に、前記レールも回動可能な状
態になる。
なお、前記ロツク解除バー19はその後、前記
磁気テープカセツト1がカセツト挿入部から再び
取り出される直前までカセツト内に進入した状態
にある。
一方、前記開動手段20は、カセツト挿入部の
下側あるいは上側でかつ前記ロツク解除バー19
より奥に設けられている。前記開動手段20は前
記両ガードパネル4の凹部9に係合する嵌合部2
2を先端に有したプレート状の一対のアーム21
と、アーム引張りバネ24とから成つている。前
記アーム21はそのほぼ中央でX字状に交差し、
その交差部23を支点にして回動自在に設けられ
ており、前記アーム引張りバネ24が前記嵌合部
22の反対側の先端部を相互に引き合うように取
り付けられている。前記開動手段20は記録再生
装置のカセツト挿入部内の上側あるいは下側に設
けられている。又、前記開動手段20は前記嵌合
部22がカセツト挿入口の方向に向けられ、かつ
前記両ガードパネル4の凹部9の間隔lと前記嵌
合部22の間隔とが一致するようになされてい
る。
前記両ガードパネル4のロツク解除と同時ある
いはその直後に、前記開動手段20の嵌合部22
と前記凹部9とが嵌合する。その後、さらに前記
磁気テープカセツト1を押し込むことにより、前
記両アーム21が前記嵌合部22の間隔を広げる
ように開き、前記両ガードパネル4は夫々左右
(矢印B方向及びC方向)にスライド移動して開
かれる。なお、前記ガードパネル4は、前記凹部
9が上下対称に形成されていると共に、前記ロツ
ク部材30も前記ロツク解除バー19がカセツト
上下どちらの方向から挿入されてもロツク解除動
作をすることができるので、前記磁気テープカセ
ツト1を表裏(A面あるいはB面)どちらの向き
に装填しても開くことができる。
このように、前記両ガードパネル4が左右に開
き、前記開口部3が開放されると共に、前記リー
ルが回動できる状態となつてテープ走行が可能に
なることにより、前記磁気テープTへの記録再生
が可能となる。又、前記磁気テープカセツト1を
記録再生装置から取り出す中段において、前記両
ガードパネル4が前記圧縮バネ14の力により自
動的に閉じ、その閉じた後に前記ロツク解除バー
19がカセツト内から退くことにより、前記両ガ
ードパネル4及び前記リールは前記ロツク部材3
0によつて再びロツクされ、前記開口部3は完全
に閉塞されると共に前記リールも回動できなくな
る。
前記カセツトケース本体2の材質は、従来用い
られているポリアセタール、ABS樹脂等のプラ
スチツク樹脂でよく、特に限定するものではな
い。又、前記ガードパネル4の材質はポリアセタ
ール等のプラスチツク樹脂あるいは金属でもよい
が、前記カセツトケース本体2へ容易に装着でき
るように適度の弾性を有していることが望まし
い。又、前記ロツク部材30の材質も前記カセツ
トケース本体2と同様のものでよく、特に限定す
るものではない。
前記磁気テープTは強磁性酸化鉄や二酸化クロ
ム系のテープでもよいが、メタルテープあるいは
蒸着テープ等の高密度の記録再生に適したものが
好ましい。
本考案の上記態様においては、前述したように
シールド板やプレツシヤーパツド等を前記開口部
3内に設けてもよいが、該開口部3内にこれらの
部材を設けない場合には、例えば第5図に示す如
き形態に変更することもできる。
第5図に示すロツク部材40は、その胴部4
2、貫通孔43、テーパ面44、ラチエツト爪4
9、係止端片41を備え、前記ロツク部材30と
ほとんど同形状であつて、同様にカセツトケース
本体2内に配設されている。しかし、前記ロツク
爪17と係合する前記係止端片41の前面壁部4
5には、前記開口部3内を走行する前記磁気テー
プTに対応するプレツシヤーパツド46が設けら
れている。前記プレツシヤーパツド46は、従来
のオーデイオカセツト等に用いられているものと
同様のものでよい。又、前記開口部3の隔壁27
は、前記ロツク部材40がカセツト前方へスライ
ド移動したときに、前記係止端片41が前記開口
部3内に進入できるように矩形状に切り取られて
いる。又、前記ロツク部材40は、その全体がシ
ールド効果を有する金属材料、例えば、ケイ素鋼
やパーマロイ等により構成されている。
前記ロツク部材40は前記ロツク部材30と同
様に動作して前記ガードパネル4及び前記リール
のロツクを解除する。又、その解除と同時に前記
プレツシヤーパツド46が前記磁気テープTの裏
面を押圧する。前記プレツシヤーパツド46が押
圧した部分のテープ磁性面には、記録再生装置の
記録再生ヘツドが対応することは云うまでもな
い。
なお、前記ロツク部材40は、前述の如き金属
材料により構成されなくてもよいが、例えばポリ
アセタールやABS樹脂等のプラスチツク樹脂に
より成形するときに、少なくとも前記前面壁部4
5の部分に、ケイ素鋼やパーマロイ等の粉末を含
有させてシールド効果をもたせるようにしてもよ
い。又、前記プレツシヤーパツド46は、弾性を
有する板バネ等を介して前記前面壁部45に取り
付けるようにしてもよい。
作用効果 以上の如く構成した前記磁気テープカセツト1
は、その保存時において、前記ガードパネル4が
前記開口部3を完全に閉塞するので、前記開口部
3に位置している前記磁気テープTを保護すると
共に、カセツト内に塵埃が進入するのが防止さ
れ、前記磁気テープTの損傷および記録再生特性
の低下が防止される。
又、本考案によれば、カセツト全体が表裏対称
形であると共に前記ガードパネル4が左右対称に
スライドして前記開口部3を開放するので、前記
磁気テープカセツト1は表裏使用可能となり、固
定ヘツド方式によるマルチ・トラツクの記録再生
を行うのに適している。
又、前記磁気テープカセツト1はその保存時に
おいて、前記ガードパネル4が前記ロツク部材3
0,40の係止端片31,41により開かないよ
うにロツクされると共に、前記リールの回転が前
記ラチエツト爪39,49により防止されるの
で、前記開口部3の閉塞は一増確実なものとなる
と共に、テープ緩みが防止されてテープのはみ出
しやテープの不要な摺動やジヤミング等を防止す
ることができる。
さらに、前記ガードパネル4と前記リールは、
前記ロツク解除バー19の如き簡単な構造のもの
で容易にロツク解除されるので、記録再生装置の
複雑化を招くことがない。
本考案によれば、前記ガードパネル4をロツク
する部材と前記リールをロツクする部材とを別々
に設ける必要がなく、前記ロツク部材30,40
はそれ1つで各部材を同時にロツクすることがで
きるので、コンパクトカセツト如き小さなカセツ
トにおいても配設スペースの問題を生じることが
なく、カセツト小型化を容易にすることができる
ものである。
本考案は、先に、従来のコンパクトカセツトと
同程度の大きさの磁気テープカセツトに適用する
と述べたが、必ずしもこれに限るものではなく、
他の種々の磁気テープカセツトにも適用し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様を示す斜視図、第
2図は第1図のガードパネルの内側を示す斜視
図、第3図は第1図の磁気テープカセツトに設け
られたロツク部材を示す斜視図、第4図は第1図
のロツク部材の動作を示すための要部破断平面
図、第5図はロツク部材の変更例を示す要部破断
平面図である。 1……磁気テープカセツト、2……カセツトケ
ース本体、3……開口部、4……ガードパネル、
5……シヤフト挿入孔、6……前面壁、7……上
下端片、8……スライド部、9……凹部、10…
…突部、11……スライド溝、12……前面側
壁、13……バネ収納溝、14……圧縮バネ、1
5……切欠部、16……上下縁、17……ロツク
爪、18、……透設孔、19……ロツク解除バ
ー、20……開動手段、21……アーム、22…
…嵌合部、23……交差部、24……アーム引張
りバネ、27……隔壁、30,40……ロツク部
材、31,41……係止端片、32,42……胴
部、33,43……貫通孔、34,44……テー
パ面、35……ロツク部材引張りバネ、36……
バネ係止ピン、37……フランジ、38……歯、
39,49……ラチエツト爪、45…前面壁部、
46……プレツシヤーパツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下フランジを備え該フランジの少くとも片方
    のフランジ外周縁全体に歯を有して磁気テープを
    巻装した一対のリールが内蔵されたカセツトケー
    ス前面に、磁気ヘツド挿入用の開口部を有する磁
    気テープカセツトにおいて、前記開口部の後方且
    つカセツトケース上下外面に、カセツトケース左
    右方向に沿つて形成したスライド溝と、該スライ
    ド溝の後方且つカセツト中心近傍にカセツト上下
    方向に貫通した透設孔とが形成されたカセツトケ
    ース本体と、前記スライド溝に係合するスライド
    部を備えると共に、該スライド部が前記スライド
    溝からカセツト内方に突出したロツク爪を備え、
    付勢手段により付勢されて前記開口部を閉塞する
    垂直断面略コ字状のフライダブルな一対のガード
    パネルと、前記ロツク爪に夫々係合する係止端片
    を備えると共に前記歯に夫々係合するラチエツト
    爪を備え、且つ前記透設孔に対応する貫通孔を備
    えて成りカセツト内をカセツト前後方向にスライ
    ド可能なロツク部材と、該ロツク部材をカセツト
    後方に付勢する弾性部材とから成り、前記透設孔
    に挿入されるロツク解除バーにより前記ロツク部
    材がスライドして前記ガードパネル及び前記リー
    ルのロツクを解除し、さらにカセツト全体が表裏
    対称形であることを特徴とする磁気テープカセツ
    ト。
JP16471583U 1983-10-26 1983-10-26 磁気テ−プカセツト Granted JPS6074282U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16471583U JPS6074282U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 磁気テ−プカセツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16471583U JPS6074282U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 磁気テ−プカセツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6074282U JPS6074282U (ja) 1985-05-24
JPS6317095Y2 true JPS6317095Y2 (ja) 1988-05-16

Family

ID=30361054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16471583U Granted JPS6074282U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 磁気テ−プカセツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6074282U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6074282U (ja) 1985-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4614270A (en) Magnetic tape cassette
JPS6317098Y2 (ja)
US4589609A (en) Magnetic tape cassette
JPH0345349Y2 (ja)
JPH03189979A (ja) テープカセット
JPH0348783Y2 (ja)
US4743992A (en) Magnetic tape cassette
JPS6317095Y2 (ja)
EP0450882B1 (en) Tape cassette
US4701822A (en) Magnetic tape cassette with guard panel
JPS6317103Y2 (ja)
JPS6317102Y2 (ja)
JPH045117Y2 (ja)
JPS6317099Y2 (ja)
JPH0348787Y2 (ja)
JPS6317100Y2 (ja)
JPS6317101Y2 (ja)
JPH0411270Y2 (ja)
JPH0333990Y2 (ja)
JPH0348785Y2 (ja)
JPH0411272Y2 (ja)
JP3094457U (ja) 磁気ヘッド及び磁気ヘッド組立体並びにテープ媒体記録再生装置
JPS6336534Y2 (ja)
JPH0648629Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH0650874Y2 (ja) 磁気テ−プカセット