JP3082366B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3082366B2 JP03299515A JP29951591A JP3082366B2 JP 3082366 B2 JP3082366 B2 JP 3082366B2 JP 03299515 A JP03299515 A JP 03299515A JP 29951591 A JP29951591 A JP 29951591A JP 3082366 B2 JP3082366 B2 JP 3082366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不使用時においてリー
ルハブの不要の回転をロックするブレーキ部材を備えた
テープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオ信号やPCM信号等の高密
度記録を行なうテープカセットにおいては、不使用時
(保存時)に磁気テープの弛みを防止するため、リール
ハブを回転不能にロックするブレーキ部材を内蔵したも
のが各種実用化されている(例えば、1/2 インチビデオ
テープカセットや8ミリビデオテープカセット等)。こ
のブレーキ部材としては、テープカセットの不使用時に
はバネの偏倚力によってリールハブに圧接する方向に付
勢されてリールハブを回転不能にロックし、またテープ
カセットの使用時にはカセット筺体の外部から挿入され
るロック解除ピンによってブレーキ部材がリールハブか
ら離隔される方向へ移動されてリールハブのロックが解
除されるように動作するものが知られている。
【0003】図8、図9はこのようなブレーキ部材の動
作を説明するものであり図8(a),図9(a)は平面
方向からみた動作状態、図8(b),図9(b)は側面
方向からみた動作状態をそれぞれ示している。図中61
はブレーキ部材、62はリールハブ、一点鎖線による6
3はテープカセット筺体部分、Tはリールハブ62に巻
回されている磁気テープを示す。
【0004】ブレーキ部材61にはリールハブ62に形
成された歯車状の被係止部62aと当接してリールハブ
62の回転をロックすることのできる係止爪61aが設
けられており、通常時(不使用時)は、バネ固定部61
1 ,61b2 に固定された例えばステンレス線による
ブレーキバネ61cがカセット筺体内の圧接部64と圧
接していることによって得られる付勢力によって図8に
示すように係止爪61aと被係止部62aが係合してハ
ブロック状態とされている。
【0005】ところが、当該テープカセットが記録再生
装置に装填されると、記録再生装置側に設けられている
解除ピン65が図9(b)に示すようにテープカセット
筺体63に設けられた挿入孔63aから挿入される。す
るとブレーキ部材61において挿入孔63a位置に対応
して設けられた傾斜カム部61dに解除ピン65が当接
し、ブレーキ部材61をブレーキバネ61cによる付勢
力に逆らって押し上げることになり、図9(a)に示す
ように係止爪61aと被係止部62aの係合が解除さ
れ、リールハブ62は回転可能状態とされるものであ
る。なお、61fはハブロック状態からロック解除状態
までのスライド移動を案内するためのガイド孔であり、
カセット筺体63内に植立されたガイドピン66が挿通
されている。
【0006】ところで、このようにハブロック動作を行
なう従来のブレーキ部材61は、図10(a)(b)
(c)に示すように、一方のバネ固定部61b1 ではブ
レーキバネ61cを例えばインサート成形することによ
り完全固定し、他方のバネ固定部61b2 では、千鳥状
の係止片61b2a,61b2bによって挟み込んで支持す
るようにしていた。このような支持方式によりブレーキ
バネ61cの脱落を防止し、また、ブレーキ部材とブレ
ーキバネ61cの固定をブレーキ部材製造工程内で行な
うことができるようされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブレーキバ
ネ61cの一端はバネ固定部61b2 において仮止め状
態であるため、ハブロック解除時には図9(a)に示す
ように、仮止めされている側のブレーキバネ61cの先
端61c1 は、バネ固定部61b2 の係止に逆らって上
方に持ち上げられるように偏倚してしまう。この場合、
バネ固定部61b2 の係止片61b2a,61b2bに注目
してみると、ブレーキバネ61cの先端61c1 の上方
への偏倚により図11(a)の正常な係止状態から図1
1(b)に示すように押し広げられてしまうことにな
る。
【0008】このため係止片61b2a,61b2bはW
1 ,W2 の部分だけブレーキ部材61の前面及び背面方
向に突出し、この突出長W1 ,W2 が大きいと係止片6
1b2a,61b2bがテープカセット筺体内面や磁気テー
プTの側面に強く当接してしまう。ブレーキ部材61が
筺体内面や磁気テープTと強く当接することは磁気テー
プTのダメージやテープ走行時のロストルクの発生につ
ながり、安定な記録再生動作が損なわれるという重大な
問題が発生することになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、テープ状記録媒体が巻
回される一対のリールハブの周面に対し接離する方向に
移動自在に配されるとともに、両端部が支持されたワイ
ヤー状のブレーキバネ部材によってリールハブに圧接す
るロック位置方向に付勢されるブレーキ部材が設けられ
たテープカセットにおいて、ブレーキバネ部材は、ブレ
ーキ部材に対して一端部は完全固定され、他端部は係止
片によって係止保持されて支持されているとともに、係
止片は、先端方向ほど薄肉となるようにブレーキバネ部
材を係止する面に対する背面側がテーパ面として形成さ
れているように構成するものである。
【0010】
【作用】ブレーキバネ部材を仮止め状態に支持する係止
片が、先端方向ほど薄肉となるように、ブレーキバネ部
材を係止する面に対する背面側がテーパ面として形成さ
れていることにより、ブレーキバネ部材によって押し広
げられても、係止片の部分がブレーキ部材の前面及び背
面方向にはわずかにしか、或は全く突出しないようにす
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のテープカセットの一実施例を
図1〜図7を参照して説明する。なお、本例のテープカ
セットは超小型(筺体の平面サイズが縦20mm,横3
0mm程度)に構成されるものである。
【0012】図3〜図7において、1は例えばPCM信
号を記録・再生する磁気テープを収納するテープカセッ
トを全体として示し、このテープカセット1の筺体は上
ハーフ2と下ハーフ3とを対向させてビス4により締め
付けて合体し、この両ハーフ2,3の前面側に形成され
る開口部5を開閉するリッド6を回動自在に軸支するこ
とにより構成される。
【0013】このテープカセット1の筺体内、即ち上下
ハーフ2,3間には、図3、図4、図5に示すように、
上下ハーフ2,3におけるハブ駆動軸の挿通孔2a,2
b(及び3a,3b)に対応して配される一対の両ハブ
7,8間に磁気テープTが巻装された状態で収納され、
その磁気テープTの一部分が、前面側開口部5の両側に
回転自在に軸支されガイドローラを兼ねるピンチローラ
9,10を介して架張状態で、筺体前面側の開口部5に
表出されるようになされている。
【0014】テープカセット1の筺体の上下面側には、
後部(背面部近傍)の両側各部に位置して上下両ハーフ
2,3に連通する誤消去防止機構12,13が配設され
るとともに中心前後方向の後部及び後部横方向の両側部
に位置決め用の基準孔15及び16,17が設けられ、
さらに、後縁部横方向に複数の所要検出孔18,19が
形成され、さらに両側面の後部にはグリップ部20,2
1が形成されている。
【0015】また、図4、図5からわかるように筺体の
正面側の開口部5を開閉するリッド6には横方向のガイ
ド溝22に沿ってラックギア23が設けられ、このラッ
クギア23は、例えばテープカセット1がカセットマガ
ジンに収納された状態において、カセットチェンジャが
テープカセットをカセットマガジンから取り出す際の係
合手段として用いられる。さらに、上下両ハーフ2,3
の平面中央部分には透明樹脂で成形された窓部2c,3
cが設けられ、テープカセット1の筺体の外部から磁気
テープTの残量確認ができるようになされている。
【0016】このテープカセット1が記録再生装置に装
填された際に、カセット筺体内に収納される磁気テープ
Tは回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録・再
生が行なわれるようになされている。すなわち、図4に
示すように、回転ヘッド41はヘッドドラム42に対し
て所要角度で傾斜して回転されるようになされており、
ヘッドドラム42はカセット筺体1のリッド6を上方又
は下方へ回動することによって開放される前面側開口部
5に部分的に挿入されて、この開口部5を横切るように
架張される磁気テープTがヘッドドラム42の挿入側周
面に巻き付くように摺動され、回転ヘッド41が回転す
ると磁気テープTを斜めに横切る傾斜したトラックが形
成されることになる。
【0017】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるようにするため、上ハ
ーフ2を外した状態の平面図である図5に示すように、
カセット筺体の開口部5のヘッドドラム42の挿入部に
は、ガイド面24a,25aが互いに逆方向の傾斜とな
っている一対のテープガイド部材24,25が、その孔
部24b,25bにピンチローラ9,10の内側位置に
おいて下ハーフ3に突設されたピン3hが挿通した状態
で取り付けられている。従って、図6に示すようにヘッ
ドドラム42を開口部5に挿入することにより、テープ
ガイド部材24,25のガイド面24a,25aがヘッ
ドドラム42の周面に当接する状態となり、つまり、ヘ
ッドドラム42の周面との間において磁気テープTを挟
んだ状態でガイドするようになされている。
【0018】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット筺体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウイングガイド43,44が備えられており、この
両ウイングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接するようにしている。この両ウイングガ
イド43,44はカセット筺体1の開口部5にその内側
よりの支持片26,27と、この支持片26,27とピ
ンチローラ9,10との間に位置するテープはみ出し防
止用のガイド突起28,29との間において挿入され
る。
【0019】また、本実施例のテープカセット1の内部
構造は図5に示されており、ハブ7,8は各々ハブ駆動
軸が挿通係合される内ハブ7a,8aと、内ハブ7a,
8aに対し軸方向には移動可能で周方向には係合される
外ハブ7b,8bとにより構成されている。特に内ハブ
7a,8aには、少なくとも下ハーフ3側に向かって外
ハブ7b,8bより突出した周面に歯車状の被係止部7
1.8a1 が形成される。
【0020】そして、このような両ハブ7,8の被係止
部7a1 .8a1 と係合することによって、テープカセ
ット1の不使用時においてハブ7,8が回転不能状態と
なるようにブレーキ動作を行なうブレーキ部材11が下
ハーフ内面において一段下がって形成されている凹部3
e内に配置されている。
【0021】ブレーキ部材11は図1(a)〜(g)に
正面図、A−A断面図、背面図、平面図、底面図、B−
B及びC−C方向の部分断面図として示すように形成さ
れている。11a1 ,11a2 はハブ7,8と当接する
ことができる係止爪、11b 1 ,11b2 はバネ固定
部、11cはブレーキバネ、11dはカム面11d1
11d2 を有する押圧操作部、11g,11fはガイド
部を示し、このブレーキ部材11は摺動性を考慮して例
えばエンジニアリングプラスチック(主にPOM)によ
って成形される。
【0022】ブレーキ部材11は通常時(不使用時)に
あっては、バネ固定部11b1 ,11b2 に固定された
例えばステンレス線によるブレーキバネ11cがカセッ
ト筺体1内の圧接部3dと圧接していることによって得
られる付勢力によって図7(a)に示す状態、即ち係止
爪11a1 ,11a2 がそれぞれ内ハブ7a,8aの歯
車状の被係止部7a1 ,8a1 と当接している状態にあ
り、ハブ7,8が回転不能なハブロック状態とされてい
る。
【0023】なお、バネ固定部11b1 においては、イ
ンサート成形等によりバネ固定部11b1 内をブレーキ
バネ11cが挿通された状態で完全に固定されており、
これによってブレーキバネ11cの脱落が防止される。
一方、ブレーキバネ11cの一方の端部11c1 側のバ
ネ固定部11b2 では千鳥状に突設された2つの係止片
11b2a,11b2aによって保持されているのみであ
る。この保持方式により、ブレーキバネ11cの脱落は
防止され、ハブブレーキ機能は低下することはないとと
もに、ブレーキ部材11本体の成形工程内でブレーキバ
ネ11cの取り付けを行なうことができるため、工程の
簡略化につながり、作業性向上及び製造コストダウンを
計ることができる。
【0024】テープカセット1が記録再生装置に装填さ
れると、図7(b)に示すように記録再生装置に設けら
れている位置決めピン99が上ハーフ2側或は下ハーフ
3側のいづれかの位置決め用の基準孔15から挿入され
る。これによってテープカセット1の記録再生装置内に
おける左右方向の装填位置がガイドされるわけである
が、同時に位置決めピン99がブレーキ解除ピンとして
作用することになる。
【0025】つまり、ブレーキ部材11にはテープカセ
ット1の筺体の厚み方向に対して断面略V字状に傾斜す
るカム面11d1 ,11d2 を有する押圧操作部11d
が形成されているため、位置決めピン99がブレーキ部
材11の押圧操作部11dのカム面11d1 或は11d
2に当接すると、ブレーキ部材11はブレーキバネ11
cによる付勢力に逆らって、ブレーキバネ11cを弓状
に湾曲させながら、ガイド部11fに挿通するガイドピ
ン3f、及びガイド部11gに挿通するガイドピン3g
に案内されてテープカセット1の正面方向にスライド移
動し、図7(b)に示すように係止爪11a1 ,11a
2 と被係止部7a1 ,8a1 の係合が解除される。従っ
てハブ7,8が回転可能状態とされる。
【0026】また、テープカセット1が記録再生装置か
らイジェクトされ、位置決めピン99が基準孔15から
脱出するとブレーキバネ11cによって得られる付勢力
によってブレーキ部材11が図7(b)の状態から図7
(a)状態に復帰し、ハブ7,8の回転がロックされ
る。なお、図7のように内ハブ8a(7a)において
は、ブレーキ部材11が配置されていない上ハーフ2側
に向かって外ハブ8b(7b)より突出した周面にも被
係止部8a1 (7a1)が形成されているが、このよう
にすることによってハブ組込工程においてハブの配置の
際の上下の方向性が無くなり、作業が簡略化されること
になる。
【0027】また、ブレーキ部材11は下ハーフ3に形
成される窓部3cの内面を遮蔽するように位置されてい
るが、このブレーキ部材11は透明樹脂で成形されてい
るため、ブレーキ部材11が窓部3cからのテープ残量
確認の妨げとなることはない。なお、ブレーキ部材11
を透明に成形しなくても、ブレーキ部材11がいづれの
摺動位置にあっても窓部2c,3cを覆うことのない大
きさとされる孔部を設ければ、窓部3cからのテープ残
量確認は妨げられない。
【0028】また、図5からわかるようにブレーキ部材
11が装填されている凹部3e内にはレール3jが形成
されている。即ちブレーキ部材11は凹部3e内におい
てレール3jに積載された状態で収納されており、上記
のように摺動する際には凹部3eにおいてレールとの線
的な接触摺動がなされるのみであるため、摺動動作に対
して過大な摩擦が発生し、円滑性が損なわれることはな
い。
【0029】なお、各図面中において説明上、図示を省
略したが、ハブ7,8の両側、即ちハブ7,8と上ハー
フ2の内面との間隙部及び、ハブ7,8と下ハーフ3
(ブレーキ部材11)との間隙部には透明のフリクショ
ンシートが介在され、ハブ7,8の回転動作の円滑性の
向上、磁気テープの巻き乱れの防止やロストルクの発生
防止等の作用をなしている。
【0030】このように本実施例のテープカセットにお
いては、ブレーキ部材11の動作によってハブ7,8の
不要な回転動作が規制されるものであるが、このブレー
キ部材11は図1(f)に示すように、バネ固定部11
2 における係止片11b2a,11b2bは、先端部へ行
くほど薄肉となるようにブレーキバネ11cを係止する
面に対する背面側がテーパー面TPとして形成されてい
る。
【0031】このため、ブレーキバネ11cが弓状に湾
曲してしまうハブロック解除時に、ブレーキバネ11c
の仮止め部位、つまり一方の端部11c1が、図2
(a)の状態からバネ固定部11b2 の係止に逆らって
上方に偏倚し、図2(b)のようにバネ固定部11b2
の係止片11b2a,11b2bを押し開いてしまっても、
図示するように係止片11b2a,11b2bはわずかにW
3 ,W4 の範囲だけブレーキ部材61の前面及び背面方
向に突出するのみであり、この突出部分がテープカセッ
ト筺体内面や磁気テープTの側面に強く当接してしまう
ことはない。従って本実施例のテープカセットではブレ
ーキ部材11が筺体内面や磁気テープTと当接して磁気
テープTにダメージを与えたり、テープ走行時のロスト
ルクの発生させることはなくなり、安定な記録再生動作
が実現される。
【0032】なお、もちろんテーパー面TPの角度をよ
り急峻にすれば、係止片11b2a,11b2bの突出長
(W3 ,W4 )をゼロにすることもできる。また、係止
片11b2a,11b2bはブレーキバネ11cを係止する
面が半円状にくり抜かれている形状としたが、これを半
長円状、半楕円状とすることにより、ブレーキバネ11
cの端部11c1 の上方への偏倚に対して直ちに係止片
11b2a,11b2bが押し開かれることはなく、多少の
余裕を得ることができる。
【0033】なお、本発明は実施例にように超小型のテ
ープカセットに限定されるものではなく、ハブブレーキ
部材を有する各種テープカセットにおいて適用可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープカセ
ットは、ブレーキバネ部材を仮止め状態に支持する係止
片が、先端方向ほど薄肉となるようにブレーキバネ部材
を係止する面に対する背面側がテーパ面として形成され
ていることにより、係止片がブレーキバネ部材によって
押し広げられても、係止片はブレーキ部材の前面及び背
面方向にはわずかにしか、または全く突出しないように
することができるため、ブレーキ部材が筺体内面や磁気
テープと当接して磁気テープTにダメージを与えたりテ
ープ走行時のロストルクの発生させることはなくなり、
安定な記録再生動作を実現することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるブレーキ部材の正面
図、A−A断面図、背面図、平面図、底面図、B−B及
びC−C方向の部分断面図である。
【図2】本実施例におけるブレーキ部材の一方のバネ固
定部の説明図である。
【図3】本実施例のテープカセットの斜視図である。
【図4】本実施例のテープカセットとヘッドドラムの関
係図である。
【図5】本実施例のテープカセットの内部機構の説明図
である。
【図6】本実施例のテープカセットにヘッドドラムを挿
入した状態の説明図である。
【図7】本実施例のテープカセットのハブブレーキ動作
の説明図である。
【図8】ハブブレーキ機構の説明図である。
【図9】ハブブレーキ機構の説明図である。
【図10】従来のブレーキ部材のバネ固定方式の説明図
である。
【図11】従来のブレーキ部材における係止片の突出状
態の説明図である。
【符号の説明】
11 ブレーキ部材 11a1 ,11a2 係止爪 11b1 ,11b2 バネ固定部 11b2a,11b2b 係止片 11c ブレーキバネ 11c1 端部 TP テーパー面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体が巻回される一対のリ
    ールハブの周面に対し接離する方向に移動自在に配され
    るとともに、両端部が支持されたワイヤー状のブレーキ
    バネ部材によって前記リールハブに圧接するロック位置
    方向に付勢されるブレーキ部材が設けられたテープカセ
    ットにおいて、 前記ブレーキバネ部材は、前記ブレーキ部材に対して一
    端部は完全固定され、他端部は係止片によって係止保持
    されて支持されているとともに、前記係止片は、先端方
    向ほど薄肉となるように前記ブレーキバネ部材を係止す
    る面に対する背面側がテーパー面として形成されている
    ことを特徴とするテープカセット。
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