JPH0726971A - ターボ過給機付エンジンの潤滑装置 - Google Patents
ターボ過給機付エンジンの潤滑装置Info
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- JPH0726971A JPH0726971A JP5170237A JP17023793A JPH0726971A JP H0726971 A JPH0726971 A JP H0726971A JP 5170237 A JP5170237 A JP 5170237A JP 17023793 A JP17023793 A JP 17023793A JP H0726971 A JPH0726971 A JP H0726971A
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- Japan
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- turbocharger
- lubricating oil
- turbo
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- lubricating
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/007—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust with exhaust-driven pumps arranged in parallel, e.g. at least one pump supplying alternatively
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/001—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust using exhaust drives arranged in parallel
- F02B37/002—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust using exhaust drives arranged in parallel the exhaust supply to one of the exhaust drives can be interrupted
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B39/00—Component parts, details, or accessories relating to, driven charging or scavenging pumps, not provided for in groups F02B33/00 - F02B37/00
- F02B39/14—Lubrication of pumps; Safety measures therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/12—Control of the pumps
- F02B37/18—Control of the pumps by bypassing exhaust from the inlet to the outlet of turbine or to the atmosphere
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シーケンシャルツインターボのセカンダリタ
ーボでの摩耗の発生を有効に防止することができる手段
を提供する。 【構成】 シーケンシャルツインターボシステムを備え
たエンジンにおいて、低負荷・低回転領域ではセカンダ
リターボ22が駆動を停止され、このときプライマリタ
ーボ21への潤滑油供給通路78が絞られ、セカンダリ
ターボ22への潤滑油の供給量(配分)が増やされる。こ
れによって、セカンダリターボ22内では、回転軸ある
いはシールリングによってはね飛ばされる潤滑油(はね
かけ油)が多くなり、このはねかけ油によって、メカニ
カルシールあるいはピストンリングが十分に潤滑され、
軸受部あるいはシール部での摩耗が防止され、セカンダ
リターボ22の耐久性が高められる。
ーボでの摩耗の発生を有効に防止することができる手段
を提供する。 【構成】 シーケンシャルツインターボシステムを備え
たエンジンにおいて、低負荷・低回転領域ではセカンダ
リターボ22が駆動を停止され、このときプライマリタ
ーボ21への潤滑油供給通路78が絞られ、セカンダリ
ターボ22への潤滑油の供給量(配分)が増やされる。こ
れによって、セカンダリターボ22内では、回転軸ある
いはシールリングによってはね飛ばされる潤滑油(はね
かけ油)が多くなり、このはねかけ油によって、メカニ
カルシールあるいはピストンリングが十分に潤滑され、
軸受部あるいはシール部での摩耗が防止され、セカンダ
リターボ22の耐久性が高められる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ過給機付エンジ
ンの潤滑装置に関するものである。
ンの潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】過給機を設けて吸気充填効率を高め、シ
リンダ容量を増やすことなくエンジン出力を高めるよう
にした過給機付エンジンは従来より知られているが、か
かる過給機としては、一般に、エンジンの軸動力の損失
を招かないターボ過給機が多用されている。かかるター
ボ過給機においては、排気ガスの圧力でタービンを駆動
し、該タービンとシャフトで連結されたブロアで吸入空
気を加圧し、過給を行うようにしている。
リンダ容量を増やすことなくエンジン出力を高めるよう
にした過給機付エンジンは従来より知られているが、か
かる過給機としては、一般に、エンジンの軸動力の損失
を招かないターボ過給機が多用されている。かかるター
ボ過給機においては、排気ガスの圧力でタービンを駆動
し、該タービンとシャフトで連結されたブロアで吸入空
気を加圧し、過給を行うようにしている。
【0003】そして、かかるターボ過給機において過給
を適切に行うためには、過給機の容量(ターボ容量)が排
気ガス流量ないしは吸入空気量に見合ったものでなけれ
ばならない。すなわち、ターボ容量が小さすぎると排圧
の上昇による燃費性能の低下を招くなどといった問題が
生じ、他方ターボ容量が大きすぎると加速時の応答性の
悪化を招くなどといった問題が生じる。しかしながら、
一般に、エンジンにおいては、運転状態に応じて排気ガ
ス流量ないしは吸入空気量が広い範囲にわたって変化す
るので、エンジンにただ1つのターボ過給機を設けただ
けでは、広い運転領域にわたって適切な過給を行うこと
はできない。
を適切に行うためには、過給機の容量(ターボ容量)が排
気ガス流量ないしは吸入空気量に見合ったものでなけれ
ばならない。すなわち、ターボ容量が小さすぎると排圧
の上昇による燃費性能の低下を招くなどといった問題が
生じ、他方ターボ容量が大きすぎると加速時の応答性の
悪化を招くなどといった問題が生じる。しかしながら、
一般に、エンジンにおいては、運転状態に応じて排気ガ
ス流量ないしは吸入空気量が広い範囲にわたって変化す
るので、エンジンにただ1つのターボ過給機を設けただ
けでは、広い運転領域にわたって適切な過給を行うこと
はできない。
【0004】そこで、1つのエンジンに対して、常時駆
動される第1のターボ過給機(以下、プライマリターボ
という)と、所定の運転領域でのみ駆動される第2のタ
ーボ過給機(以下、セカンダリターボという)とを併設
し、排気ガス流量の少ない運転領域ではプライマリター
ボのみにより過給を行う一方、排気ガス流量の多い領域
ではプライマリターボに加えてセカンダリターボも駆動
して両ターボ過給機で過給を行い、常に運転状態に応じ
た適切なターボ容量で過給を行えるようにしたターボ過
給システム、いわゆるシーケンシャルツインターボが提
案されている。
動される第1のターボ過給機(以下、プライマリターボ
という)と、所定の運転領域でのみ駆動される第2のタ
ーボ過給機(以下、セカンダリターボという)とを併設
し、排気ガス流量の少ない運転領域ではプライマリター
ボのみにより過給を行う一方、排気ガス流量の多い領域
ではプライマリターボに加えてセカンダリターボも駆動
して両ターボ過給機で過給を行い、常に運転状態に応じ
た適切なターボ容量で過給を行えるようにしたターボ過
給システム、いわゆるシーケンシャルツインターボが提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、一般にターボ
過給機においては、回転軸により連結されたタービン及
びブロアが高速で回転するので、かかる回転部に潤滑油
が供給されるようになっている。そして、シーケンシャ
ルツインターボの場合は、通常、各ターボ過給機にほぼ
均等に潤滑油が供給されるようになっているが、本願発
明者は、かかるシーケンシャルツインターボにおいてセ
カンダリターボの軸受部、シール部等に摩耗が多発する
という事実を発見するに至った。
過給機においては、回転軸により連結されたタービン及
びブロアが高速で回転するので、かかる回転部に潤滑油
が供給されるようになっている。そして、シーケンシャ
ルツインターボの場合は、通常、各ターボ過給機にほぼ
均等に潤滑油が供給されるようになっているが、本願発
明者は、かかるシーケンシャルツインターボにおいてセ
カンダリターボの軸受部、シール部等に摩耗が多発する
という事実を発見するに至った。
【0006】ところで、シーケンシャルツインターボに
おいては、一般に、セカンダリターボは、所定の運転領
域(例えば、低負荷・低回転領域)では駆動が停止される
ので、プライマリターボよりも潤滑の必要性が低いであ
ろうと考えられられている。このため、従来のシーケン
シャルツインターボでは、むしろセカンダリターボへの
潤滑油供給量をプライマリターボよりも少なくするなど
といった対応がなされている(例えば、特開昭60−6
0219号公報参照)。
おいては、一般に、セカンダリターボは、所定の運転領
域(例えば、低負荷・低回転領域)では駆動が停止される
ので、プライマリターボよりも潤滑の必要性が低いであ
ろうと考えられられている。このため、従来のシーケン
シャルツインターボでは、むしろセカンダリターボへの
潤滑油供給量をプライマリターボよりも少なくするなど
といった対応がなされている(例えば、特開昭60−6
0219号公報参照)。
【0007】しかしながら、かかる従来よりの一般的な
認識にもかかわらず、セカンダリターボの軸受部等に摩
耗が発生してシーケンシャルツインターボの耐久性が低
下しているのは動かしがたい事実であるので、かかるセ
カンダリターボでの摩耗の発生原因の究明と、該摩耗を
防止する手段の開発とが求められている。
認識にもかかわらず、セカンダリターボの軸受部等に摩
耗が発生してシーケンシャルツインターボの耐久性が低
下しているのは動かしがたい事実であるので、かかるセ
カンダリターボでの摩耗の発生原因の究明と、該摩耗を
防止する手段の開発とが求められている。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、シーケンシャルツインター
ボのセカンダリターボでの摩耗の発生を有効に防止する
ことができる手段を提供することを目的とする。
めになされたものであって、シーケンシャルツインター
ボのセカンダリターボでの摩耗の発生を有効に防止する
ことができる手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、夫々タービンとブロアとを備えた複
数のターボ過給機が設けられ、各タービンが排気通路に
並列に配置される一方各ブロアが吸気通路に並列に配置
され、所定の運転領域では一部のターボ過給機の駆動が
規制されるようになっていて、各ターボ過給機の回転軸
に並列的に潤滑油を供給する潤滑油供給通路が各ターボ
過給機毎に設けられているターボ過給機付エンジンの潤
滑装置において、駆動が規制されるターボ過給機への潤
滑油供給量を、駆動が規制されないターボ過給機への潤
滑油供給量よりも多くする潤滑油供給量調整手段が設け
られていることを特徴とするターボ過給機付エンジンの
潤滑装置を提供する。
め、第1の発明は、夫々タービンとブロアとを備えた複
数のターボ過給機が設けられ、各タービンが排気通路に
並列に配置される一方各ブロアが吸気通路に並列に配置
され、所定の運転領域では一部のターボ過給機の駆動が
規制されるようになっていて、各ターボ過給機の回転軸
に並列的に潤滑油を供給する潤滑油供給通路が各ターボ
過給機毎に設けられているターボ過給機付エンジンの潤
滑装置において、駆動が規制されるターボ過給機への潤
滑油供給量を、駆動が規制されないターボ過給機への潤
滑油供給量よりも多くする潤滑油供給量調整手段が設け
られていることを特徴とするターボ過給機付エンジンの
潤滑装置を提供する。
【0010】第2の発明は、第1の発明にかかるターボ
過給機付エンジンの潤滑装置において、駆動が規制され
るターボ過給機に潤滑油を供給する潤滑油供給通路が大
径とされ、駆動が規制されないターボ過給機に潤滑油を
供給する潤滑油供給通路が小径とされ、これらの潤滑油
供給通路が潤滑油供給量調整手段をなしていることを特
徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装置を提供す
る。
過給機付エンジンの潤滑装置において、駆動が規制され
るターボ過給機に潤滑油を供給する潤滑油供給通路が大
径とされ、駆動が規制されないターボ過給機に潤滑油を
供給する潤滑油供給通路が小径とされ、これらの潤滑油
供給通路が潤滑油供給量調整手段をなしていることを特
徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装置を提供す
る。
【0011】第3の発明は、第1の発明にかかるターボ
過給機付エンジンの潤滑装置において、各ターボ過給機
へ潤滑油を供給する各潤滑油供給通路が同径とされてい
て、駆動が規制されないターボ過給機の潤滑油供給通路
に該潤滑油供給通路内の油量を絞ることができる油量絞
り手段が設けられ、該油量絞り手段が、所定の一部のタ
ーボ過給機の駆動が規制される運転領域では油量を絞る
ようになっており、該油量絞り手段が潤滑油供給量調整
手段をなしていることを特徴とするターボ過給機付エン
ジンの潤滑装置を提供する。
過給機付エンジンの潤滑装置において、各ターボ過給機
へ潤滑油を供給する各潤滑油供給通路が同径とされてい
て、駆動が規制されないターボ過給機の潤滑油供給通路
に該潤滑油供給通路内の油量を絞ることができる油量絞
り手段が設けられ、該油量絞り手段が、所定の一部のタ
ーボ過給機の駆動が規制される運転領域では油量を絞る
ようになっており、該油量絞り手段が潤滑油供給量調整
手段をなしていることを特徴とするターボ過給機付エン
ジンの潤滑装置を提供する。
【0012】第4の発明は、第3の発明にかかるターボ
過給機付エンジンの潤滑装置において、ターボ過給機が
2つだけ設けられ、第1のターボ過給機が全運転領域で
駆動され、第2のターボ過給機が所定の低回転・低負荷
領域で駆動が停止されるようになっていて、第1のター
ボ過給機への潤滑油供給通路に油量絞り手段が設けら
れ、該油量絞り手段が上記所定の低回転・低負荷領域で
油量を絞るようになっていることを特徴とするターボ過
給機付エンジンの潤滑装置を提供する。
過給機付エンジンの潤滑装置において、ターボ過給機が
2つだけ設けられ、第1のターボ過給機が全運転領域で
駆動され、第2のターボ過給機が所定の低回転・低負荷
領域で駆動が停止されるようになっていて、第1のター
ボ過給機への潤滑油供給通路に油量絞り手段が設けら
れ、該油量絞り手段が上記所定の低回転・低負荷領域で
油量を絞るようになっていることを特徴とするターボ過
給機付エンジンの潤滑装置を提供する。
【0013】第5の発明は、第3又は第4の発明にかか
るターボ過給機付エンジンの潤滑装置において、油量絞
り手段が、駆動が規制されるターボ過給機の回転軸が停
止しているときには油量を絞らないようになっているこ
とを特徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装置を提
供する。
るターボ過給機付エンジンの潤滑装置において、油量絞
り手段が、駆動が規制されるターボ過給機の回転軸が停
止しているときには油量を絞らないようになっているこ
とを特徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装置を提
供する。
【0014】第6の発明は、第4又は第5の発明にかか
るターボ過給機付エンジンの潤滑装置において、第2の
ターボ過給機が、車両前後方向にみて第1のターボ過給
機よりも後側に配置されていて、油量絞り手段が、第2
のターボ過給機が駆動されるときにも油量を絞るように
なっていることを特徴とするターボ過給機付エンジンの
潤滑装置を提供する。
るターボ過給機付エンジンの潤滑装置において、第2の
ターボ過給機が、車両前後方向にみて第1のターボ過給
機よりも後側に配置されていて、油量絞り手段が、第2
のターボ過給機が駆動されるときにも油量を絞るように
なっていることを特徴とするターボ過給機付エンジンの
潤滑装置を提供する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1に示すように、2気筒ロータリピストンエンジンR
Eの各気筒(1つのみ図示)においては、ケーシング1の
側壁をなすサイドハウジング2の内側面に開口する吸気
ポート3が開かれたときに、独立吸気通路4から各作動
室5a,5b,5c内に混合気を吸入し、この混合気をロー
タ6で圧縮して2つの点火プラグ7で着火・燃焼させ、
ケーシング1の周壁をなすロータハウジング8の内周面
に開口する排気ポート9が各作動室5a,5b,5cと連通
したときに、燃焼ガスを独立排気通路10に排出すると
いったプロセスを繰り返すようになっている。これに伴
って、ロータ6が、その頂部をロータハウジング8のト
ロコイド内周面に摺接させつつ偏心軸11まわりで遊星
回転運動をし、この遊星回転運動に伴って偏心軸11が
回転し、この偏心軸11の回転力がエンジンREの出力
として取り出されるようになっている。なお、吸気ポー
ト3近傍には、独立吸気通路4内のエア中に燃料を噴射
する2つの燃料噴射弁12,13が設けられている。
図1に示すように、2気筒ロータリピストンエンジンR
Eの各気筒(1つのみ図示)においては、ケーシング1の
側壁をなすサイドハウジング2の内側面に開口する吸気
ポート3が開かれたときに、独立吸気通路4から各作動
室5a,5b,5c内に混合気を吸入し、この混合気をロー
タ6で圧縮して2つの点火プラグ7で着火・燃焼させ、
ケーシング1の周壁をなすロータハウジング8の内周面
に開口する排気ポート9が各作動室5a,5b,5cと連通
したときに、燃焼ガスを独立排気通路10に排出すると
いったプロセスを繰り返すようになっている。これに伴
って、ロータ6が、その頂部をロータハウジング8のト
ロコイド内周面に摺接させつつ偏心軸11まわりで遊星
回転運動をし、この遊星回転運動に伴って偏心軸11が
回転し、この偏心軸11の回転力がエンジンREの出力
として取り出されるようになっている。なお、吸気ポー
ト3近傍には、独立吸気通路4内のエア中に燃料を噴射
する2つの燃料噴射弁12,13が設けられている。
【0016】エンジンREの各作動室5a,5b,5cに燃
料燃焼用のエアを供給するために吸気装置AFが設けら
れ、この吸気装置AFの共通吸気通路15には、吸入エ
ア流れ方向にみて上流側から順に、吸入エア中のダスト
を除去するエアクリーナ16と、吸入エア量を検出する
エアフローメータ17とが介設されている。そして、共
通吸気通路15は、エアフローメータ17のやや下流
で、第1分岐吸気通路15aと第2分岐吸気通路15bと
に分岐している。なお、第1,第2分岐吸気通路は15
a,15bは、後で説明するように、シーケンシャルツイ
ンターボシステム20より下流側で再び1つの共通吸気
通路15に集合されている。
料燃焼用のエアを供給するために吸気装置AFが設けら
れ、この吸気装置AFの共通吸気通路15には、吸入エ
ア流れ方向にみて上流側から順に、吸入エア中のダスト
を除去するエアクリーナ16と、吸入エア量を検出する
エアフローメータ17とが介設されている。そして、共
通吸気通路15は、エアフローメータ17のやや下流
で、第1分岐吸気通路15aと第2分岐吸気通路15bと
に分岐している。なお、第1,第2分岐吸気通路は15
a,15bは、後で説明するように、シーケンシャルツイ
ンターボシステム20より下流側で再び1つの共通吸気
通路15に集合されている。
【0017】第1分岐吸気通路15aには、排気ターボ
式の第1のターボ過給機21(以下、これをプライマリ
ターボ21という)のブロア21aが介設され、第2分岐
吸気通路15bには、排気ターボ式の第2のターボ過給
機22(以下、これをセカンダリターボ22という)のブ
ロア22aが介設されている。そして、第1,第2分岐吸
気通路15a,15bが集合されて再び一本化された共通
吸気通路15には、上流側から順に、加圧されて温度が
上昇したエアを冷却するインタクーラ23と、アクセル
ペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて開かれるスロッ
トル弁24とが設けられ、この共通吸気通路15の下流
端は、吸入エアの流れを安定化するサージタンク25に
接続されている。このサージタンク25には、各気筒の
独立吸気通路4の上流端が接続されている。
式の第1のターボ過給機21(以下、これをプライマリ
ターボ21という)のブロア21aが介設され、第2分岐
吸気通路15bには、排気ターボ式の第2のターボ過給
機22(以下、これをセカンダリターボ22という)のブ
ロア22aが介設されている。そして、第1,第2分岐吸
気通路15a,15bが集合されて再び一本化された共通
吸気通路15には、上流側から順に、加圧されて温度が
上昇したエアを冷却するインタクーラ23と、アクセル
ペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて開かれるスロッ
トル弁24とが設けられ、この共通吸気通路15の下流
端は、吸入エアの流れを安定化するサージタンク25に
接続されている。このサージタンク25には、各気筒の
独立吸気通路4の上流端が接続されている。
【0018】そして、エンジンREの出力を高めるため
に、プライマリターボ21とセカンダリターボ22とか
らなるシーケンシャルツインターボシステム20が設け
られているが、以下このシーケンシャルツインターボシ
ステム20を説明する。エンジンREの各気筒の作動室
5a,5b,5c内の燃焼ガス(排気ガス)を排出する各独立
排気通路10は集合部27で集合され、この集合部27
に第1分岐排気通路28と第2分岐排気通路29とが接
続されている。そして、第1分岐排気通路28にはプラ
イマリターボ21のタービン21bが介設され、このタ
ービン21bによって第1分岐吸気通路15a内のブロア
21aが回転駆動されるようになっている。他方、第2
分岐排気通路29にはセカンダリターボ22のタービン
22bが介設され、このタービン22bによって第2分岐
吸気通路15b内のブロア22aが回転駆動されるように
なっている。なお、両タービン21b,22b下流で第1,
第2分岐排気通路28,29は1つの共通排気通路31
に集合されている。
に、プライマリターボ21とセカンダリターボ22とか
らなるシーケンシャルツインターボシステム20が設け
られているが、以下このシーケンシャルツインターボシ
ステム20を説明する。エンジンREの各気筒の作動室
5a,5b,5c内の燃焼ガス(排気ガス)を排出する各独立
排気通路10は集合部27で集合され、この集合部27
に第1分岐排気通路28と第2分岐排気通路29とが接
続されている。そして、第1分岐排気通路28にはプラ
イマリターボ21のタービン21bが介設され、このタ
ービン21bによって第1分岐吸気通路15a内のブロア
21aが回転駆動されるようになっている。他方、第2
分岐排気通路29にはセカンダリターボ22のタービン
22bが介設され、このタービン22bによって第2分岐
吸気通路15b内のブロア22aが回転駆動されるように
なっている。なお、両タービン21b,22b下流で第1,
第2分岐排気通路28,29は1つの共通排気通路31
に集合されている。
【0019】プライマリターボ21の吐出圧(過給圧)を
調整するために、タービン21bをバイパスするウェス
トゲート通路32と、該ウェストゲート通路32を開閉
するウェストゲートバルブ33と、該ウェストゲートバ
ルブ33を開閉動作させるダイヤフラム式のウェストゲ
ートアクチュエータ34とが設けられている。ここで、
ウェストゲートアクチュエータ34の圧力室には、圧力
導入通路35を介してブロア21a下流の正圧(作動圧)
が導入され、該作動圧に応じてウェストゲートバルブ3
3が開閉され、プライマリターボ21の過給圧が調整さ
れるようになっている。ここで、ウェストゲートアクチ
ュエータ34の圧力室に供給される作動圧は、後で説明
するコントロールユニット60からの信号に従って第1
ソレノイドバルブ36によって制御されるようになって
いる。
調整するために、タービン21bをバイパスするウェス
トゲート通路32と、該ウェストゲート通路32を開閉
するウェストゲートバルブ33と、該ウェストゲートバ
ルブ33を開閉動作させるダイヤフラム式のウェストゲ
ートアクチュエータ34とが設けられている。ここで、
ウェストゲートアクチュエータ34の圧力室には、圧力
導入通路35を介してブロア21a下流の正圧(作動圧)
が導入され、該作動圧に応じてウェストゲートバルブ3
3が開閉され、プライマリターボ21の過給圧が調整さ
れるようになっている。ここで、ウェストゲートアクチ
ュエータ34の圧力室に供給される作動圧は、後で説明
するコントロールユニット60からの信号に従って第1
ソレノイドバルブ36によって制御されるようになって
いる。
【0020】第2分岐排気通路29は、タービン22b
のやや上流でメイン通路29aとサブ通路29bとに分け
られ、メイン通路29aに対して、これを開閉するター
ボコントロールバルブ38と、該ターボコントロールバ
ルブ38を開閉動作させるダイヤフラム式のターボコン
トロールアクチュエータ39とが設けられている。ここ
で、ターボコントロールアクチュエータ39の後室には
正圧導入通路40を介してブロア21a下流の正圧が導
入され、他方前室には負圧導入通路42を介してバキュ
ームチャンバ43内の負圧が導入されるようになってい
る。そして、正圧導入通路40と負圧導入通路42とに
は、夫々コントロールユニット60からの信号に従って
動作する第2ソレノイドバルブ41と第3ソレノイドバ
ルブ67とが介設されている。ここで、ターボコントロ
ールバルブ38は、基本的には、コントロールユニット
60からの信号に従って第2ソレノイドバルブ41の動
作に応じて開閉されるようになっている。
のやや上流でメイン通路29aとサブ通路29bとに分け
られ、メイン通路29aに対して、これを開閉するター
ボコントロールバルブ38と、該ターボコントロールバ
ルブ38を開閉動作させるダイヤフラム式のターボコン
トロールアクチュエータ39とが設けられている。ここ
で、ターボコントロールアクチュエータ39の後室には
正圧導入通路40を介してブロア21a下流の正圧が導
入され、他方前室には負圧導入通路42を介してバキュ
ームチャンバ43内の負圧が導入されるようになってい
る。そして、正圧導入通路40と負圧導入通路42とに
は、夫々コントロールユニット60からの信号に従って
動作する第2ソレノイドバルブ41と第3ソレノイドバ
ルブ67とが介設されている。ここで、ターボコントロ
ールバルブ38は、基本的には、コントロールユニット
60からの信号に従って第2ソレノイドバルブ41の動
作に応じて開閉されるようになっている。
【0021】また、サブ通路29bに対して、これを開
閉するターボプリコントロールバルブ44と、該ターボ
プリコントロールバルブ44を開閉動作させるダイヤフ
ラム式のターボプリコントロールアクチュエータ45と
が設けられている。ここで、ターボプリコントロールア
クチュエータ45の圧力室には正圧供給通路46を介し
てブロア21a下流の正圧が導入されるようになってい
る。そして、正圧供給通路46には、第4ソレノイドバ
ルブ70が介設され、ターボプリコントロールバルブ4
4は、コントロールユニット60からの信号に従って第
4ソレノイドバルブ70の動作に応じて開閉されるよう
になっている。
閉するターボプリコントロールバルブ44と、該ターボ
プリコントロールバルブ44を開閉動作させるダイヤフ
ラム式のターボプリコントロールアクチュエータ45と
が設けられている。ここで、ターボプリコントロールア
クチュエータ45の圧力室には正圧供給通路46を介し
てブロア21a下流の正圧が導入されるようになってい
る。そして、正圧供給通路46には、第4ソレノイドバ
ルブ70が介設され、ターボプリコントロールバルブ4
4は、コントロールユニット60からの信号に従って第
4ソレノイドバルブ70の動作に応じて開閉されるよう
になっている。
【0022】ブロア22a下流の第2分岐吸気通路15b
には、これを開閉する過給コントロールバルブ47が設
けられ、該過給コントロールバルブ47に対して、これ
を開閉動作させる過給コントロールアクチュエータ48
が設けられている。ここで、過給コントロールアクチュ
エータ48の圧力室には、負圧供給通路49を通してバ
キュームチャンバ43内の負圧が導入されるようになっ
ており、この負圧供給通路49には、コントロールユニ
ット60からの信号に従って制御される第5ソレノイド
バルブ50が介設されている。つまり、過給コントロー
ルバルブ47は、コントロールユニット60からの信号
に従って第5ソレノイドバルブ50の動作に応じて開閉
されるようになっている。
には、これを開閉する過給コントロールバルブ47が設
けられ、該過給コントロールバルブ47に対して、これ
を開閉動作させる過給コントロールアクチュエータ48
が設けられている。ここで、過給コントロールアクチュ
エータ48の圧力室には、負圧供給通路49を通してバ
キュームチャンバ43内の負圧が導入されるようになっ
ており、この負圧供給通路49には、コントロールユニ
ット60からの信号に従って制御される第5ソレノイド
バルブ50が介設されている。つまり、過給コントロー
ルバルブ47は、コントロールユニット60からの信号
に従って第5ソレノイドバルブ50の動作に応じて開閉
されるようになっている。
【0023】過給コントロールバルブ47より上流の第
2分岐吸気通路15b内のエア(圧力)をブロア21aより
上流の第1分岐吸気通路15aにリリーフするリリーフ
通路51と、該リリーフ通路51を開閉するチャージリ
リーフバルブ52とが設けられている。このチャージリ
リーフバルブ52に対して、これを開閉動作させるチャ
ージリリーフアクチュエータ53が設けられている。こ
こで、チャージリリーフアクチュエータ53の圧力室に
は負圧通路54を介してバキュームチャンバ43内の負
圧が導入されるようになっており、この負圧通路53に
は、コントロールユニット60からの信号に従って制御
される第6ソレノイドバルブ55が介設されている。つ
まり、チャージリリーフバルブ52は、コントロールユ
ニット60からの信号に従って第6ソレノイドバルブ5
5の動作に応じて開閉されるようになっている。
2分岐吸気通路15b内のエア(圧力)をブロア21aより
上流の第1分岐吸気通路15aにリリーフするリリーフ
通路51と、該リリーフ通路51を開閉するチャージリ
リーフバルブ52とが設けられている。このチャージリ
リーフバルブ52に対して、これを開閉動作させるチャ
ージリリーフアクチュエータ53が設けられている。こ
こで、チャージリリーフアクチュエータ53の圧力室に
は負圧通路54を介してバキュームチャンバ43内の負
圧が導入されるようになっており、この負圧通路53に
は、コントロールユニット60からの信号に従って制御
される第6ソレノイドバルブ55が介設されている。つ
まり、チャージリリーフバルブ52は、コントロールユ
ニット60からの信号に従って第6ソレノイドバルブ5
5の動作に応じて開閉されるようになっている。
【0024】ブロア21aより下流の第1分岐吸気通路
15a内のエア(圧力)をブロア21aより上流の第1分岐
吸気通路15aにバイパスさせるバイパス通路56と、
該バイパス通路56を開閉するエアバイパスバルブ57
とが設けられている。このエアバイパスバルブ57に対
して、これを開閉動作させるエアバイパスアクチュエー
タ57が設けられ、このエアバイパスアクチュエータ5
7は、その圧力室にブースト導入通路58を介して供給
される独立吸気通路4内のブーストに応じて開閉される
ようになっている。
15a内のエア(圧力)をブロア21aより上流の第1分岐
吸気通路15aにバイパスさせるバイパス通路56と、
該バイパス通路56を開閉するエアバイパスバルブ57
とが設けられている。このエアバイパスバルブ57に対
して、これを開閉動作させるエアバイパスアクチュエー
タ57が設けられ、このエアバイパスアクチュエータ5
7は、その圧力室にブースト導入通路58を介して供給
される独立吸気通路4内のブーストに応じて開閉される
ようになっている。
【0025】かかるシーケンシャルツインターボシステ
ム20において、プライマリターボ21のみにより過給
を行うときには、基本的にはターボコントロールバルブ
38とターボプリコントロールバルブ44とチャージコ
ントロールバルブ47とが閉じられる。この場合、全部
の排気ガスが第1分岐排気通路28側に案内され、排気
ガス流量が少ない領域でもプライマリターボ21が高速
で回転され、応答性の良い過給が行なわれる。ここで、
過給圧はウェストゲートバルブ33によって調整され
る。チャージコントロールバルブ47を閉じるのは、第
1分岐吸気通路15a内の過給圧が第2分岐吸気通路1
5bに逆流するのを防止するためである。
ム20において、プライマリターボ21のみにより過給
を行うときには、基本的にはターボコントロールバルブ
38とターボプリコントロールバルブ44とチャージコ
ントロールバルブ47とが閉じられる。この場合、全部
の排気ガスが第1分岐排気通路28側に案内され、排気
ガス流量が少ない領域でもプライマリターボ21が高速
で回転され、応答性の良い過給が行なわれる。ここで、
過給圧はウェストゲートバルブ33によって調整され
る。チャージコントロールバルブ47を閉じるのは、第
1分岐吸気通路15a内の過給圧が第2分岐吸気通路1
5bに逆流するのを防止するためである。
【0026】しかしながら、プライマリターボ21の過
給圧が所定値以上となったときには、ターボプリコント
ロールバルブ44が開かれ、セカンダリターボ22のタ
ービン22bが予回転させられる。このようにするの
は、セカンダリターボ22を駆動する際の切り替えショ
ックを防止するためである。なお、この場合チャージリ
リーフバルブ52が開かれ、タービン22bの予回転に
よって生じる正圧がリリーフされる。
給圧が所定値以上となったときには、ターボプリコント
ロールバルブ44が開かれ、セカンダリターボ22のタ
ービン22bが予回転させられる。このようにするの
は、セカンダリターボ22を駆動する際の切り替えショ
ックを防止するためである。なお、この場合チャージリ
リーフバルブ52が開かれ、タービン22bの予回転に
よって生じる正圧がリリーフされる。
【0027】他方、プライマリターボ21とセカンダリ
ターボ22とを併用して過給を行うときには、ターボコ
ントロールバルブ38とターボプリコントロールバルブ
44とチャージコントロールバルブ47とが開かれる。
このとき、排気ガスが、第1分岐排気通路28と第2分
岐排気通路29とに分かれて流れ、両タービン21b,2
2bが駆動される。この場合、ターボ容量が大きくなる
ので、高負荷・高回転時においても、排圧の上昇を招く
ことなく効果的に過給を行うことができる。なお、プラ
イマリターボ21のみを用いて過給を行っている状態か
ら、両過給機21,22を併用して過給を行う状態に切
り替える際には、前記したとおり、セカンダリターボ2
2のタービン22bが予回転させられるので、切り替え
ショックが生じない。
ターボ22とを併用して過給を行うときには、ターボコ
ントロールバルブ38とターボプリコントロールバルブ
44とチャージコントロールバルブ47とが開かれる。
このとき、排気ガスが、第1分岐排気通路28と第2分
岐排気通路29とに分かれて流れ、両タービン21b,2
2bが駆動される。この場合、ターボ容量が大きくなる
ので、高負荷・高回転時においても、排圧の上昇を招く
ことなく効果的に過給を行うことができる。なお、プラ
イマリターボ21のみを用いて過給を行っている状態か
ら、両過給機21,22を併用して過給を行う状態に切
り替える際には、前記したとおり、セカンダリターボ2
2のタービン22bが予回転させられるので、切り替え
ショックが生じない。
【0028】そして、シーケンシャルターボシステム2
0においては、コントロールユニット60によって、エ
ンジンREの運転状態に応じて、基本的にはプライマリ
ターボ21のみを用いて過給を行うか、それともプライ
マリターボ21とセカンダリターボ22とを併用して過
給を行うか切り替えつつ、過給制御が行なわれるように
なっている。なお、コントロールユニット60はエンジ
ンREの総合的な制御装置であって、スロットルセンサ
61によって検出されるスロットル開度、回転数センサ
62によって検出されるエンジン回転数、吸気圧センサ
64(ブーストセンサ)によって検出される吸気圧(ブー
スト)等を入力情報として所定の制御を行うようになっ
ている。
0においては、コントロールユニット60によって、エ
ンジンREの運転状態に応じて、基本的にはプライマリ
ターボ21のみを用いて過給を行うか、それともプライ
マリターボ21とセカンダリターボ22とを併用して過
給を行うか切り替えつつ、過給制御が行なわれるように
なっている。なお、コントロールユニット60はエンジ
ンREの総合的な制御装置であって、スロットルセンサ
61によって検出されるスロットル開度、回転数センサ
62によって検出されるエンジン回転数、吸気圧センサ
64(ブーストセンサ)によって検出される吸気圧(ブー
スト)等を入力情報として所定の制御を行うようになっ
ている。
【0029】シーケンシャルツインターボシステム20
の具体的な構造及び配置は、図2のとおりである。すな
わち、図2に示すように、プライマリターボ21とセカ
ンダリターボ22とは、両過給機21,22の回転軸2
1c,22cが一直線上に並ぶようにして並列に配置され
ている。ここで、プライマリターボ21は車両前後方向
にみて前側に配置され、セカンダリターボ22は車両前
後方向にみて後側に配置されている。このようにプライ
マリターボ21を前側に配置するのは、全運転領域で駆
動されるプライマリターボ21に走行風がよく当たるよ
うにしてその冷却性を高めるためである。反面、後側に
配置されるセカンダリターボ22の冷却性は若干低下す
ることになる。
の具体的な構造及び配置は、図2のとおりである。すな
わち、図2に示すように、プライマリターボ21とセカ
ンダリターボ22とは、両過給機21,22の回転軸2
1c,22cが一直線上に並ぶようにして並列に配置され
ている。ここで、プライマリターボ21は車両前後方向
にみて前側に配置され、セカンダリターボ22は車両前
後方向にみて後側に配置されている。このようにプライ
マリターボ21を前側に配置するのは、全運転領域で駆
動されるプライマリターボ21に走行風がよく当たるよ
うにしてその冷却性を高めるためである。反面、後側に
配置されるセカンダリターボ22の冷却性は若干低下す
ることになる。
【0030】以下、エンジンREの潤滑装置について説
明する。図3に示すように、エンジンREの潤滑装置J
においては、オイルパン71内の潤滑油(オイル)が、オ
イルストレーナ72と潤滑油吸込通路73とを介してオ
イルポンプ74に吸い込まれた後、該オイルポンプ74
によって多数の潤滑油供給通路からなる潤滑油供給通路
網Mを介して所定の要潤滑部に供給され、この後オイル
パン71に戻されるようになっている。ここで、潤滑油
供給通路網Mの所定の部位には、潤滑油を冷却するオイ
ルクーラ75と、潤滑油中の異物を除去するオイルエレ
メント76とが介設されている。
明する。図3に示すように、エンジンREの潤滑装置J
においては、オイルパン71内の潤滑油(オイル)が、オ
イルストレーナ72と潤滑油吸込通路73とを介してオ
イルポンプ74に吸い込まれた後、該オイルポンプ74
によって多数の潤滑油供給通路からなる潤滑油供給通路
網Mを介して所定の要潤滑部に供給され、この後オイル
パン71に戻されるようになっている。ここで、潤滑油
供給通路網Mの所定の部位には、潤滑油を冷却するオイ
ルクーラ75と、潤滑油中の異物を除去するオイルエレ
メント76とが介設されている。
【0031】そして、かかる潤滑油供給通路網M内の潤
滑油は、過給機用潤滑油供給通路77を介してシーケン
シャルツインターボシステム20にも供給されるように
なっている。図4にも示すように、過給機用潤滑油供給
通路77は、第1潤滑油供給通路78と第2潤滑油供給
通路79とに分岐している。なお、両潤滑油供給通路7
8,79は等径とされている。そして、第1潤滑油供給
通路78はプライマリターボ21に潤滑油を供給し、第
2潤滑油供給通路79はセカンダリターボ22に潤滑油
を供給するようになっている、なお、プライマリターボ
21を潤滑した潤滑油は第1潤滑油戻り通路81を介し
てオイルパン71に戻され、セカンダリターボ22を潤
滑した潤滑油は第2潤滑油戻り通路82を介してオイル
パン71に戻されるようになっている。
滑油は、過給機用潤滑油供給通路77を介してシーケン
シャルツインターボシステム20にも供給されるように
なっている。図4にも示すように、過給機用潤滑油供給
通路77は、第1潤滑油供給通路78と第2潤滑油供給
通路79とに分岐している。なお、両潤滑油供給通路7
8,79は等径とされている。そして、第1潤滑油供給
通路78はプライマリターボ21に潤滑油を供給し、第
2潤滑油供給通路79はセカンダリターボ22に潤滑油
を供給するようになっている、なお、プライマリターボ
21を潤滑した潤滑油は第1潤滑油戻り通路81を介し
てオイルパン71に戻され、セカンダリターボ22を潤
滑した潤滑油は第2潤滑油戻り通路82を介してオイル
パン71に戻されるようになっている。
【0032】ここで、第1潤滑油供給通路78には、該
通路78内の油量を絞ることができる油量コントロール
バルブ90(以下、これをPバルブ90という)が設け
られ、このPバルブ90は、後で説明するように、コン
トロールユニット60によってソレノイド91を介して
その開度が制御されるようになっている。なお、Pバル
ブ90は、特許請求の範囲に記載された「油量絞り手段」
ないしは「潤滑油供給量調整手段」に相当する。
通路78内の油量を絞ることができる油量コントロール
バルブ90(以下、これをPバルブ90という)が設け
られ、このPバルブ90は、後で説明するように、コン
トロールユニット60によってソレノイド91を介して
その開度が制御されるようになっている。なお、Pバル
ブ90は、特許請求の範囲に記載された「油量絞り手段」
ないしは「潤滑油供給量調整手段」に相当する。
【0033】以下、セカンダリターボ22を例にとって
過給機内の潤滑機構について説明する。なお、プライマ
リターボ21の潤滑機構も、セカンダリターボ22とほ
ぼ同様の構造となっている。図5に示すように、セカン
ダリターボ22においては、タービンケーシング22d
内に配置されたタービン22bとブロアケーシング22e
内に配置されたブロア22aとが、回転軸22c(シャフ
ト)によって連結され一体的に回転するようになってい
る。ここで、回転軸22cは、センタハウジング22fに
よって回転自在に支持されている。
過給機内の潤滑機構について説明する。なお、プライマ
リターボ21の潤滑機構も、セカンダリターボ22とほ
ぼ同様の構造となっている。図5に示すように、セカン
ダリターボ22においては、タービンケーシング22d
内に配置されたタービン22bとブロアケーシング22e
内に配置されたブロア22aとが、回転軸22c(シャフ
ト)によって連結され一体的に回転するようになってい
る。ここで、回転軸22cは、センタハウジング22fに
よって回転自在に支持されている。
【0034】センタハウジング22f内には、第2潤滑
油供給通路79内の潤滑油を、回転軸22cとセンタハ
ウジング22fとの係合部(軸受部)に供給する油路89
が設けられている。そして、回転軸22cとセンタハウ
ジング22fとの係合部(軸受部)を潤滑した潤滑油は、
基本的には、センタハウジング22f内に形成された中
空部99を介して第2潤滑油戻り通路82に流入するよ
うになっている。
油供給通路79内の潤滑油を、回転軸22cとセンタハ
ウジング22fとの係合部(軸受部)に供給する油路89
が設けられている。そして、回転軸22cとセンタハウ
ジング22fとの係合部(軸受部)を潤滑した潤滑油は、
基本的には、センタハウジング22f内に形成された中
空部99を介して第2潤滑油戻り通路82に流入するよ
うになっている。
【0035】そして、回転軸22cまわりの潤滑油ある
いは中空部99内潤滑油が吸気通路内に漏れるのを防止
するため、吸気側(図5では右側)には、シールリング9
2と、スラストメタル93と、メカニカルシール94
と、スラストスペーサ95とが設けられている。なお、
回転軸22cとブロア22aとはロックナット96を用い
て締結されている。
いは中空部99内潤滑油が吸気通路内に漏れるのを防止
するため、吸気側(図5では右側)には、シールリング9
2と、スラストメタル93と、メカニカルシール94
と、スラストスペーサ95とが設けられている。なお、
回転軸22cとブロア22aとはロックナット96を用い
て締結されている。
【0036】シールリング92は、回転軸22cとスラ
ストスペーサ95とに挟まれて回転軸22cに固定され
ている。また、スラストメタル93はセンタハウジング
22fに固定されている。詳しくは図示していないが、
スラストメタル93の端面には、溝が形成され、第2潤
滑油供給通路79ないしは油路89内の潤滑油が上記溝
を介して、スラストメタル93とシールリング92との
摺動部に供給されるようになっている。そして、シール
リング92によってはね飛ばされた潤滑油(はねかけ油)
によってメカニカルシール94が潤滑されるようになっ
ている。
ストスペーサ95とに挟まれて回転軸22cに固定され
ている。また、スラストメタル93はセンタハウジング
22fに固定されている。詳しくは図示していないが、
スラストメタル93の端面には、溝が形成され、第2潤
滑油供給通路79ないしは油路89内の潤滑油が上記溝
を介して、スラストメタル93とシールリング92との
摺動部に供給されるようになっている。そして、シール
リング92によってはね飛ばされた潤滑油(はねかけ油)
によってメカニカルシール94が潤滑されるようになっ
ている。
【0037】また、排気側(図5では左側)には、ヒート
シュラウド97とピストンリング98とが設けられ、ピ
ストンリング98は回転軸22cのはねかけ油によって
潤滑されるようになっている。
シュラウド97とピストンリング98とが設けられ、ピ
ストンリング98は回転軸22cのはねかけ油によって
潤滑されるようになっている。
【0038】ところで、発明が解決しようとする課題の
欄で説明したとおり、従来のシーケンシャルツインター
ボシステムではセカンダリターボの軸受部に摩耗が多発
するという問題が生じているが、本願発明者はかかる摩
耗はおよそ次のような原因により発生するということを
発見するに至った。すなわち、セカンダリターボ22の
駆動が停止されているときには、シールリング92のは
ねかけ油あるいは回転軸22cのはねかけ油の量が減少
するので、メカニカルシール94あるいはピストンリン
グ98の潤滑が不十分となり、メカニカルシール94ま
わりあるいはピストンリング98まわりに、摩耗あるい
はカーボンの付着によるきずが発生する。
欄で説明したとおり、従来のシーケンシャルツインター
ボシステムではセカンダリターボの軸受部に摩耗が多発
するという問題が生じているが、本願発明者はかかる摩
耗はおよそ次のような原因により発生するということを
発見するに至った。すなわち、セカンダリターボ22の
駆動が停止されているときには、シールリング92のは
ねかけ油あるいは回転軸22cのはねかけ油の量が減少
するので、メカニカルシール94あるいはピストンリン
グ98の潤滑が不十分となり、メカニカルシール94ま
わりあるいはピストンリング98まわりに、摩耗あるい
はカーボンの付着によるきずが発生する。
【0039】セカンダリターボ22が駆動されていない
ときには、回転軸22cまわりの潤滑油の油膜が薄くな
る。また、軸受部の潤滑油温度の低下により潤滑油の粘
度が高くなり潤滑油流量が低下する。さらにセカンダリ
ターボ22に潤滑油を供給する第2潤滑油供給通路79
の通路長が長いので流動抵抗により潤滑油流量が低下す
る。これらによってはねかけ油が極端に減少し、メカニ
カルシール94あるいはピストンリング98に摩耗等が
発生するわけである。
ときには、回転軸22cまわりの潤滑油の油膜が薄くな
る。また、軸受部の潤滑油温度の低下により潤滑油の粘
度が高くなり潤滑油流量が低下する。さらにセカンダリ
ターボ22に潤滑油を供給する第2潤滑油供給通路79
の通路長が長いので流動抵抗により潤滑油流量が低下す
る。これらによってはねかけ油が極端に減少し、メカニ
カルシール94あるいはピストンリング98に摩耗等が
発生するわけである。
【0040】そこで、本実施例においては、セカンダリ
ターボ22の駆動が停止されているときにはPバルブ9
0の開度を縮小し、これによってセカンダリターボ22
への潤滑油供給量を、プライマリターボ21への供給量
よりも多くして、セカンダリターボ22での摩耗等の発
生を防止するといった潤滑油供給制御を行うようにして
いる。そして、かかる潤滑油供給制御は、コントロール
ユニット60によって行われる。以下、図6に示すフロ
ーチャートに基づいて、適宜図1〜図5を参照しつつ、
コントロールユニット60による潤滑油供給制御の制御
方法を説明する。
ターボ22の駆動が停止されているときにはPバルブ9
0の開度を縮小し、これによってセカンダリターボ22
への潤滑油供給量を、プライマリターボ21への供給量
よりも多くして、セカンダリターボ22での摩耗等の発
生を防止するといった潤滑油供給制御を行うようにして
いる。そして、かかる潤滑油供給制御は、コントロール
ユニット60によって行われる。以下、図6に示すフロ
ーチャートに基づいて、適宜図1〜図5を参照しつつ、
コントロールユニット60による潤滑油供給制御の制御
方法を説明する。
【0041】制御が開始されると、まずステップ#1で
エンジン回転数、吸気圧(ブースト)等が制御情報として
読み込まれる。次に、ステップ#2で、上記のエンジン
回転数と吸気圧とによって把握される運転状態が、どの
運転領域に入っているかが判定される。本実施例では、
図7中の領域1、すなわち等吸入空気量ラインG1より
も低回転・低負荷側ではセカンダリターボ22の駆動を
停止してプライマリターボ21のみで過給を行い、図7
中の領域2では両過給機21,22で過給を行うように
している。なお、シーケンシャルツインターボシステム
20において吸気圧を一定とした場合、プライマリター
ボ21の回転数のエンジン回転数に対する変化特性は図
8中の曲線G2のようになり、セカンダリターボ22の
回転数のエンジン回転数に対する変化特性は図8中の曲
線G3のようになる。なお、セカンダリターボ22はN1
以上の回転領域で駆動される。
エンジン回転数、吸気圧(ブースト)等が制御情報として
読み込まれる。次に、ステップ#2で、上記のエンジン
回転数と吸気圧とによって把握される運転状態が、どの
運転領域に入っているかが判定される。本実施例では、
図7中の領域1、すなわち等吸入空気量ラインG1より
も低回転・低負荷側ではセカンダリターボ22の駆動を
停止してプライマリターボ21のみで過給を行い、図7
中の領域2では両過給機21,22で過給を行うように
している。なお、シーケンシャルツインターボシステム
20において吸気圧を一定とした場合、プライマリター
ボ21の回転数のエンジン回転数に対する変化特性は図
8中の曲線G2のようになり、セカンダリターボ22の
回転数のエンジン回転数に対する変化特性は図8中の曲
線G3のようになる。なお、セカンダリターボ22はN1
以上の回転領域で駆動される。
【0042】ステップ#3では、運転状態がセカンダリ
ターボ作動領域、すなわち図7中の領域2に入っている
か否かが判定される。ここで、セカンダリターボ作動領
域に入っていると判定された場合は(YES)、ステップ
#6でPバルブ90が全開され、ステップ#7で両過給
機21,22に均等に潤滑油が供給される。すなわち、
第1潤滑油供給通路78と第2潤滑油供給通路79とは
その通路径が等しいので、Pバルブ90が全開された場
合は、過給機用潤滑油供給通路77内の潤滑油が両潤滑
油供給通路78,79にほぼ均等に配分され、プライマ
リターボ21への潤滑油供給量とセカンダリターボ22
への潤滑油供給量とがほぼ等しくなるわけである。この
場合は、両過給機21,22が均等にかつ十分に潤滑さ
れる。この後、ステップ#1に復帰する。
ターボ作動領域、すなわち図7中の領域2に入っている
か否かが判定される。ここで、セカンダリターボ作動領
域に入っていると判定された場合は(YES)、ステップ
#6でPバルブ90が全開され、ステップ#7で両過給
機21,22に均等に潤滑油が供給される。すなわち、
第1潤滑油供給通路78と第2潤滑油供給通路79とは
その通路径が等しいので、Pバルブ90が全開された場
合は、過給機用潤滑油供給通路77内の潤滑油が両潤滑
油供給通路78,79にほぼ均等に配分され、プライマ
リターボ21への潤滑油供給量とセカンダリターボ22
への潤滑油供給量とがほぼ等しくなるわけである。この
場合は、両過給機21,22が均等にかつ十分に潤滑さ
れる。この後、ステップ#1に復帰する。
【0043】他方、ステップ#3で運転状態がセカンダ
リターボ作動領域に入っていないと判定された場合(N
O)、すなわち図7中の領域1に入っている場合は、ス
テップ#4でPバルブ90の開度がコントロールされ
(所定量だけ絞られ)、ステップ#5でセカンダリターボ
22への潤滑油供給量が、プライマリターボ21への潤
滑油供給量よりも増やされる。すなわち、過給機用潤滑
油供給通路77内の潤滑油が第2潤滑油供給通路79側
へ多く配分され、セカンダリターボ22に十分な量の潤
滑油が供給される。このため、シールリング92あるい
は回転軸22cによるはねかけ油の量が十分に確保さ
れ、メカニカルシール94あるいはピストンリング98
が十分に潤滑され、これらに摩耗あるいはきずが生じな
い。この後、ステップ#1に復帰する。
リターボ作動領域に入っていないと判定された場合(N
O)、すなわち図7中の領域1に入っている場合は、ス
テップ#4でPバルブ90の開度がコントロールされ
(所定量だけ絞られ)、ステップ#5でセカンダリターボ
22への潤滑油供給量が、プライマリターボ21への潤
滑油供給量よりも増やされる。すなわち、過給機用潤滑
油供給通路77内の潤滑油が第2潤滑油供給通路79側
へ多く配分され、セカンダリターボ22に十分な量の潤
滑油が供給される。このため、シールリング92あるい
は回転軸22cによるはねかけ油の量が十分に確保さ
れ、メカニカルシール94あるいはピストンリング98
が十分に潤滑され、これらに摩耗あるいはきずが生じな
い。この後、ステップ#1に復帰する。
【0044】図9に、従来のシーケンシャルツインター
ボシステムの油量のエンジン回転数に対する変化特性を
示す。また、図10に、本発明にかかるシーケンシャル
ツインターボシステム20の油量のエンジン回転数に対
する変化特性を示す。図9から明らかなとおり、従来の
シーケンシャルツインターボシステムでは、両過給機の
油量(G4)は等しく、したがって低回転領域ではセカン
ダリターボの油量が要求量(G6)以下となり、セカンダ
リターボの潤滑油が不足してしまうことになる。なお、
プライマリターボの油量は要求量(G5)を超えているの
で、プライマリターボでは潤滑油不足は起こらない。
ボシステムの油量のエンジン回転数に対する変化特性を
示す。また、図10に、本発明にかかるシーケンシャル
ツインターボシステム20の油量のエンジン回転数に対
する変化特性を示す。図9から明らかなとおり、従来の
シーケンシャルツインターボシステムでは、両過給機の
油量(G4)は等しく、したがって低回転領域ではセカン
ダリターボの油量が要求量(G6)以下となり、セカンダ
リターボの潤滑油が不足してしまうことになる。なお、
プライマリターボの油量は要求量(G5)を超えているの
で、プライマリターボでは潤滑油不足は起こらない。
【0045】図10から明らかなとおり、本発明にかか
るシーケンシャルツインターボシステム20では、低回
転領域においてもセカンダリターボ22の油量(G8)が
要求量(G6')を上回っており、セカンダリターボ22で
は十分な潤滑が行われることになる。なお、このように
セカンダリターボ22への潤滑油の配分を多くした場合
でも、プライマリターボ21の油量は(G7)は要求量(G
5')を上回っているので、プライマリターボ21でも十
分な潤滑が行われるのはもちろんである。
るシーケンシャルツインターボシステム20では、低回
転領域においてもセカンダリターボ22の油量(G8)が
要求量(G6')を上回っており、セカンダリターボ22で
は十分な潤滑が行われることになる。なお、このように
セカンダリターボ22への潤滑油の配分を多くした場合
でも、プライマリターボ21の油量は(G7)は要求量(G
5')を上回っているので、プライマリターボ21でも十
分な潤滑が行われるのはもちろんである。
【0046】このように、セカンダリターボ駆動停止時
においても、セカンダリターボ22の潤滑性能が十分に
高められ、その耐久性が高められる。
においても、セカンダリターボ22の潤滑性能が十分に
高められ、その耐久性が高められる。
【0047】なお、セカンダリターボ作動領域(図7中
の領域2)でも、Pバルブ90を絞って、セカンダリタ
ーボ22への潤滑油の配分を多くするようにしてもよ
い。すなわち、セカンダリターボ22が車両前後方向に
みて後側に配置されるので、走行風が当たりにくく、し
たがって高温化する傾向がある。このため、両過給機2
1,22が駆動されるときには、セカンダリターボ22
側では潤滑油の粘度が低下して回転軸22cまわりの潤
滑油が落下してしまい、潤滑性能が低下するおそれがあ
る。そこで、セカンダリターボ22への潤滑油供給量を
増やしてその潤滑性能を高めるわけである。
の領域2)でも、Pバルブ90を絞って、セカンダリタ
ーボ22への潤滑油の配分を多くするようにしてもよ
い。すなわち、セカンダリターボ22が車両前後方向に
みて後側に配置されるので、走行風が当たりにくく、し
たがって高温化する傾向がある。このため、両過給機2
1,22が駆動されるときには、セカンダリターボ22
側では潤滑油の粘度が低下して回転軸22cまわりの潤
滑油が落下してしまい、潤滑性能が低下するおそれがあ
る。そこで、セカンダリターボ22への潤滑油供給量を
増やしてその潤滑性能を高めるわけである。
【0048】また、上記実施例のようにPバルブ90を
設けるのではなく、セカンダリターボ22に潤滑油を供
給する第2潤滑油供給通路79の通路径を、プライマリ
ターボ21に潤滑油を供給する第1潤滑油供給通路78
の通路径よりも大きく設定して、セカンダリターボ22
への潤滑油供給割合を増やすようにしてもよい。この場
合は、全運転領域でセカンダリターボ22への潤滑油の
配分が高められるのはもちろんである。
設けるのではなく、セカンダリターボ22に潤滑油を供
給する第2潤滑油供給通路79の通路径を、プライマリ
ターボ21に潤滑油を供給する第1潤滑油供給通路78
の通路径よりも大きく設定して、セカンダリターボ22
への潤滑油供給割合を増やすようにしてもよい。この場
合は、全運転領域でセカンダリターボ22への潤滑油の
配分が高められるのはもちろんである。
【0049】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、駆動が規制
されるターボ過給機への潤滑油供給量が増やされるの
で、該ターボ過給機では回転軸等によってはね飛ばされ
る潤滑油(はねかけ油)の量が多くなり、該はねかけ油に
よってメカニカルシール、ピストンリング等が十分に潤
滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩耗が防止
され、ターボ過給機の耐久性が高められる。
されるターボ過給機への潤滑油供給量が増やされるの
で、該ターボ過給機では回転軸等によってはね飛ばされ
る潤滑油(はねかけ油)の量が多くなり、該はねかけ油に
よってメカニカルシール、ピストンリング等が十分に潤
滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩耗が防止
され、ターボ過給機の耐久性が高められる。
【0050】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆動が規制
されるターボ過給機に潤滑油を供給する潤滑油供給通路
が大径とされるので、該ターボ過給機への潤滑油供給量
が増え、回転軸等のはねかけ油の量が多くなり、該はね
かけ油によってメカニカルシール、ピストンリング等が
十分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩
耗が防止され、ターボ過給機の耐久性が高められる。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆動が規制
されるターボ過給機に潤滑油を供給する潤滑油供給通路
が大径とされるので、該ターボ過給機への潤滑油供給量
が増え、回転軸等のはねかけ油の量が多くなり、該はね
かけ油によってメカニカルシール、ピストンリング等が
十分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩
耗が防止され、ターボ過給機の耐久性が高められる。
【0051】第3の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆動が規制
されるターボ過給機の駆動規制時に、駆動が規制されな
いターボ過給機への潤滑油供給通路が絞られるので、駆
動が規制されるターボ過給機への潤滑油供給量が増え、
該ターボ過給機での回転軸等のはねかけ油の量が多くな
り、該はねかけ油によってメカニカルシール、ピストン
リング等が十分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシ
ール部の摩耗が防止され、過給機の耐久性が高められ
る。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆動が規制
されるターボ過給機の駆動規制時に、駆動が規制されな
いターボ過給機への潤滑油供給通路が絞られるので、駆
動が規制されるターボ過給機への潤滑油供給量が増え、
該ターボ過給機での回転軸等のはねかけ油の量が多くな
り、該はねかけ油によってメカニカルシール、ピストン
リング等が十分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシ
ール部の摩耗が防止され、過給機の耐久性が高められ
る。
【0052】第4の発明によれば、基本的には第3の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、第2のター
ボ過給機の駆動が停止されるときには、第1のターボ過
給機への潤滑油供給通路が絞られるので第2のターボ過
給機への潤滑油供給量(配分)が増え、該第2のターボ過
給機の回転軸等のはねかけ油の量が多くなり、該はねか
け油によってメカニカルシール、ピストンリング等が十
分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩耗
が防止され、過給機の耐久性が高められる。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、第2のター
ボ過給機の駆動が停止されるときには、第1のターボ過
給機への潤滑油供給通路が絞られるので第2のターボ過
給機への潤滑油供給量(配分)が増え、該第2のターボ過
給機の回転軸等のはねかけ油の量が多くなり、該はねか
け油によってメカニカルシール、ピストンリング等が十
分に潤滑され、回転軸の軸受部あるいはシール部の摩耗
が防止され、過給機の耐久性が高められる。
【0053】第5の発明によれば、基本的には第3又は
第4の発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆
動が規制(停止)されるターボ過給機(第2のターボ過給
機)の回転軸が停止しているときには、駆動が規制(停
止)されないターボ過給機(第1のターボ過給機)への潤
滑油供給通路が絞られないので、駆動が規制(停止)され
るターボ過給機(第2のターボ過給機)での潤滑油の漏れ
が防止される。なお、回転軸が停止しているときには該
ターボ過給機に軸受部あるいはシール部の摩耗が生じな
いのは当然である。
第4の発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、駆
動が規制(停止)されるターボ過給機(第2のターボ過給
機)の回転軸が停止しているときには、駆動が規制(停
止)されないターボ過給機(第1のターボ過給機)への潤
滑油供給通路が絞られないので、駆動が規制(停止)され
るターボ過給機(第2のターボ過給機)での潤滑油の漏れ
が防止される。なお、回転軸が停止しているときには該
ターボ過給機に軸受部あるいはシール部の摩耗が生じな
いのは当然である。
【0054】第6の発明によれば、基本的には第4又は
第5の発明と同様の作用・効果が得られる。また、第2
のターボ過給機は、車両前後方向にみて後側に配置され
るので走行風が当たりにくく、したがって高温化する傾
向がある。このため、両過給機が駆動されるときには、
従来のものでは第2ターボ過給機側では潤滑油の粘度が
低下して回転軸まわりの潤滑油が落下してしまい、油膜
が薄くなって潤滑性能が低下することになる。しかしな
がら、本案では両過給機が駆動されるときにも第2のタ
ーボ過給機への潤滑油供給量が増やされるので、第2の
ターボ過給機の潤滑性能が十分に確保される。
第5の発明と同様の作用・効果が得られる。また、第2
のターボ過給機は、車両前後方向にみて後側に配置され
るので走行風が当たりにくく、したがって高温化する傾
向がある。このため、両過給機が駆動されるときには、
従来のものでは第2ターボ過給機側では潤滑油の粘度が
低下して回転軸まわりの潤滑油が落下してしまい、油膜
が薄くなって潤滑性能が低下することになる。しかしな
がら、本案では両過給機が駆動されるときにも第2のタ
ーボ過給機への潤滑油供給量が増やされるので、第2の
ターボ過給機の潤滑性能が十分に確保される。
【図1】 本発明にかかる潤滑装置を備えたターボ過給
機付エンジンのシステム構成図である。
機付エンジンのシステム構成図である。
【図2】 図1に示すエンジンのターボ過給機の斜視図
である。
である。
【図3】 図1に示すエンジンの潤滑装置の斜視図であ
る。
る。
【図4】 シーケンシャルツインターボシステムの潤滑
油供給系統を示す図である。
油供給系統を示す図である。
【図5】 セカンダリターボの立面断面説明図である。
【図6】 潤滑油供給制御の制御方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】 ターボ過給機の作動領域を示す図である。
【図8】 過給機回転数のエンジン回転数に対する変化
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図9】 従来のシーケンシャルツインターボシステム
の、過給機油量のエンジン回転数に対する変化特性を示
す図である。
の、過給機油量のエンジン回転数に対する変化特性を示
す図である。
【図10】 本発明にかかるシーケンシャルツインター
ボシステムの、過給機油量のエンジン回転数に対する変
化特性を示す図である。
ボシステムの、過給機油量のエンジン回転数に対する変
化特性を示す図である。
RE…エンジン J…潤滑装置 15a,15b…第1,第2分岐吸気通路 20…シーケンシャルツインターボシステム 21…第1のターボ過給機(プライマリターボ) 21a…ブロア 21b…タービン 21c…回転軸 22…第2のターボ過給機(セカンダリターボ) 22a…ブロア 22b…タービン 22c…回転軸 28,29…第1,第2分岐排気通路 60…コントロールユニット 78,79…第1,第2潤滑油供給通路 90…油量コントロールバルブ(Pバルブ)
Claims (6)
- 【請求項1】 夫々タービンとブロアとを備えた複数の
ターボ過給機が設けられ、各タービンが排気通路に並列
に配置される一方各ブロアが吸気通路に並列に配置さ
れ、所定の運転領域では一部のターボ過給機の駆動が規
制されるようになっていて、 各ターボ過給機の回転軸に並列的に潤滑油を供給する潤
滑油供給通路が各ターボ過給機毎に設けられているター
ボ過給機付エンジンの潤滑装置において、 駆動が規制されるターボ過給機への潤滑油供給量を、駆
動が規制されないターボ過給機への潤滑油供給量よりも
多くする潤滑油供給量調整手段が設けられていることを
特徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたターボ過給機付エ
ンジンの潤滑装置において、 駆動が規制されるターボ過給機に潤滑油を供給する潤滑
油供給通路が大径とされ、駆動が規制されないターボ過
給機に潤滑油を供給する潤滑油供給通路が小径とされ、
これらの潤滑油供給通路が潤滑油供給量調整手段をなし
ていることを特徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑
装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載されたターボ過給機付エ
ンジンの潤滑装置において、 各ターボ過給機へ潤滑油を供給する各潤滑油供給通路が
同径とされていて、駆動が規制されないターボ過給機の
潤滑油供給通路に該潤滑油供給通路内の油量を絞ること
ができる油量絞り手段が設けられ、該油量絞り手段が、
所定の一部のターボ過給機の駆動が規制される運転領域
では油量を絞るようになっており、該油量絞り手段が潤
滑油供給量調整手段をなしていることを特徴とするター
ボ過給機付エンジンの潤滑装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたターボ過給機付エ
ンジンの潤滑装置において、 ターボ過給機が2つだけ設けられ、第1のターボ過給機
が全運転領域で駆動され、第2のターボ過給機が所定の
低回転・低負荷領域で駆動が停止されるようになってい
て、 第1のターボ過給機への潤滑油供給通路に油量絞り手段
が設けられ、該油量絞り手段が上記所定の低回転・低負
荷領域では油量を絞るようになっていることを特徴とす
るターボ過給機付エンジンの潤滑装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載されたター
ボ過給機付エンジンの潤滑装置において、 油量絞り手段が、駆動が規制されるターボ過給機の回転
軸が停止しているときには油量を絞らないようになって
いることを特徴とするターボ過給機付エンジンの潤滑装
置。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載されたター
ボ過給機付エンジンの潤滑装置において、 第2のターボ過給機が、車両前後方向にみて第1のター
ボ過給機よりも後側に配置されていて、 油量絞り手段が、第2のターボ過給機が駆動されるとき
にも油量を絞るようになっていることを特徴とするター
ボ過給機付エンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170237A JPH0726971A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ターボ過給機付エンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170237A JPH0726971A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ターボ過給機付エンジンの潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726971A true JPH0726971A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15901215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5170237A Pending JPH0726971A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | ターボ過給機付エンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726971A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221911A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Toyota Motor Corp | 過給機付き内燃機関の制御装置 |
JP2009228561A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyota Motor Corp | ターボ過給機の潤滑油供給システム |
DE102010046585A1 (de) * | 2010-09-25 | 2012-03-29 | Audi Ag | Vorrichtung zum Betreiben einer Brennkraftmaschine mit Registeraufladung |
CN104819050B (zh) * | 2015-04-24 | 2017-03-15 | 杜润德 | 一种涡轮增压器智能保护器 |
CN109372631A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-02-22 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种相继增压润滑系统及其控制方法 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5170237A patent/JPH0726971A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221911A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Toyota Motor Corp | 過給機付き内燃機関の制御装置 |
JP2009228561A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyota Motor Corp | ターボ過給機の潤滑油供給システム |
DE102010046585A1 (de) * | 2010-09-25 | 2012-03-29 | Audi Ag | Vorrichtung zum Betreiben einer Brennkraftmaschine mit Registeraufladung |
CN104819050B (zh) * | 2015-04-24 | 2017-03-15 | 杜润德 | 一种涡轮增压器智能保护器 |
CN109372631A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-02-22 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种相继增压润滑系统及其控制方法 |
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