JPH0726937U - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JPH0726937U
JPH0726937U JP1039994U JP1039994U JPH0726937U JP H0726937 U JPH0726937 U JP H0726937U JP 1039994 U JP1039994 U JP 1039994U JP 1039994 U JP1039994 U JP 1039994U JP H0726937 U JPH0726937 U JP H0726937U
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JP
Japan
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shutter
cartridge
disk
case
plate
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JP1039994U
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English (en)
Inventor
洋二 阿部
和彦 井上
泰司 野田
裕司 露口
淑晃 坂井
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロッピーディスクカートリッジのシャッタ
の開放不能時の対応を迅速に行うことができる3.5イ
ンチ型フロッピーディスク装置を提供する。 【構成】 フロッピーディスクカートリッジ1のシャッ
タ8を開放するための回動板43をカートリッジホルダ
に設ける。シャッタ8が正常に開放された時には回動板
43の突部47をカートリッジ1の凹部9aに入り込ま
せる。シャッタ8が開放されない時には突部47が凹部
9aに入り込まない。回動板43の回動位置をシャッタ
8の側面で制限するために制限部分48を設ける。シャ
ッタ8が開放されたい時にはカートリッジ1が制限部分
48と回動板43で制限され、完全に挿入できない。こ
れにより、操作者は異常を知る。制限部分48は、安定
した制限を達成するために固定部に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フレキシブル磁気ディスクカートリッジ(フロッピーディスク)又 はこれに類似のディスクカートリッジを使用して信号の記録又は再生を行う磁気 ディスク駆動装置に関し、更に詳細には、ディスクカートリッジの誤った装填を 防止することができる磁気ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ヘッド挿入開口を選択的に覆うシャッタを有する一般にマイクロフロッピ ーディスクと呼ばれている磁気ディスクカートリッジ及びその駆動装置は、例え ば特開昭57−36473号公報で公知である。この種のディスク駆動装置にお いて、シャッタの開放機構は、カートリッジの装填に連動するように構成されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、カートリッジをディスク駆動装置にゆっくり挿入すれば、シャッタ は良好に開放される。しかし、カートリッジを急速に挿入すると、シャッタ開放 用回動板が円滑に回動せずに、振動し、シャッタ開放用回動板がシャッタの所定 位置に接することが不可能になり、シャッタを開放することが不可能な位置にな ることがある。
【0004】 もし、シャッタが開放されなければ、記録又は再生を開始することが不可能に なる。この様に記録又は再生が不可能な場合には、カートリッジを取り出して再 び挿入する必要がある。この時、カートリッジがカートリッジホルダと共にディ スク回転機構の所定位置まで移動していれば、イジェクト操作でカートリッジを 取り出すことが必要になり、カートリッジの取り出し及び再挿入を迅速に行うこ とができない。
【0005】 そこで、本考案の目的は、シャッタの未開放時の対処を迅速且つ正確に行うこ とができる磁気ディスク駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、実施例を示す図面の符号を参照して説明 すると、ケース3に磁気ディスク2が収容され、前記ケース3の主表面に前記デ ィスク2に磁気ヘッドを接触させるためのヘッド挿入用開口、及び前記ディスク の中央のハブ2bを露出させるための開口10が設けられ、且つ前記ヘッド挿入 用開口を選択的に覆うシャッタ8が設けられ、前記シャッタ8は前記ケース3の 一側面に沿って直線的に摺動するように前記ケース3に係合され且つ前記ケース 3の表面から裏面にまたがるようにコ字状に形成され、前記シャッタ8の摺動方 向に対して直角方向に延びている一方のシャッタ縁部8aの一部が前記ケース3 の前記一側面から突出するように前記シャッタ8と前記ケース3が関係付けられ 、前記シャッタ8を常に閉める方向に偏倚するためのシャッタ偏倚バネ70が配 設されている磁気ディスクカートリッジ1を使用して情報信号の記録又は再生を 行う装置であり、前記ディスク2のハブ2bに係合する回転体17を有して前記 ディスク2を回転させるディスク回転機構と、前記ディスク2に前記ヘッド挿入 用開口を介して接触して信号を記録又は再生する磁気ヘッドと、前記回転体17 の軸方向に直交する方向から挿入された前記カートリッジ1を受け入れるように 形成され、且つ前記ディスク2を前記回転体17に対して非係合状態に保つ非係 合位置から前記ディスク2を前記回転体17に対して係合させる係合位置に導く ために前記回転体17の軸方向に移動するように構成されたカートリッジホルダ 18と、前記カートリッジホルダ18に前記カートリッジ1が正常に挿入された ことに応動して前記カートリッジホルダ18を前記非係合位置から前記係合位置 まで移動させ且つイジェクト操作によって前記係合位置から前記非係合位置まで 移動させるカートリッジホルダ移動機構と、前記カートリッジホルダ18に回動 自在に装着されたシャッタ開放用回動板43と、前記カートリッジ1を排出する 方向の偏倚力を前記回動板43に与える回動板偏倚バネ46と、前記カートリッ ジ1を前記カートリッジホルダ18に挿入した時に、前記回動板偏倚バネ46に 抗して前記ケース3の一側面3aによって押圧され且つ前記シャッタ縁部8aを 前記シャッタ偏倚バネ70に抗して押圧するように前記回動板43に設けられた 突部47と、前記回動板43が前記シャッタ8を正常に開放した時の前記回動板 43の回動位置にほぼ対応させて前記回動板43の回動位置を制限するためのも のであって、固定部に設けられている制限部分48とを備えている磁気ディスク 駆動装置に係わるものである。
【0007】
【作用】
上記制限部分48を設けることにより、シャッタ8の未開放状態のディスクカ ートリッジ1の装填が防止される。即ち、カートリッジ1を例えば急速に挿入す ることによってシャッタ開放用回動板43が振動し、シャッタ開放用回動板43 に一体に設けられているシャッタ開放用突部47がシャッタの正常押圧縁部8a から外れてケース3の一側面に沿う部分に接すると、この突部47に制限されて カートリッジ1をこれ以上挿入することが不可能になる。このため、カートリッ ジ1の装填が不可能になり、シャッタ未開放の挿入であったことが直ちに判明す る。制限部分48は固定部に設けられているので、振動等による位置ずれがなく 、安定的に回動板43を制限する。
【0008】
【実施例】
次に、図面を参照して本考案の実施例に係わる磁気ディスク駆動装置について 述べる。この装置で使用する一般にマイクロフロッピーディスクと呼ばれている 磁気ディスクカートリッジ1は図10〜図12に示す如く、直径86mmの磁気 ディスク2を剛性を有する合成樹脂ケース3に収容することにより構成されてい る。ケース3の表面4と裏面5との両方にヘッド挿入用開口6、7が設けられ、 非使用時にはこの開口6、7はスライド式のシャッタ8によって閉じられている 。但し、片面型の場合には、開口6、7の一方にのみヘッドが挿入され、他方に パッドが挿入される。シャッタ8は表面4から裏面5にまたがるようにコ字状に 形成され、図12に示す如く裏面5に設けられた溝71に係合片72で係合し、 ケース3の一側面3aに沿って摺動する。シャッタ8を図3(A)で右方向(閉 じる方向)に偏倚するためにケース3内に捩りバネ70が収容され、このバネ7 0の一端が図12に示すシャッタ8の突片73を押圧している。シャッタ8をそ の偏倚バネ70に抗して図10及び図11で左方向に押圧することを容易にする ために、ケース3の一側面3aに第1の凹部9が設けられ、更にシャッタ開放完 了位置に対応させて第2の凹部9aが設けられている。従って、シャッタ8の縁 部8aがケース3の一側面3aから幾らか突出している。磁気ディスク2は磁気 シート部分2aとこの中央に装着された金属製のハブ2bとから成る。ケース3 の裏面5の開口10から露出しているハブ2bにはスピンドル挿入用孔2cと位 置決め及び駆動用ピン挿入用孔2dとが設けられている。
【0009】 図1〜図4にはディスクカートリッジ1を装填しない状態の磁気ディスク駆動 装置の一部を示し、図5〜図8はディスク装填状態のディスク駆動装置の一部を 示す。このディスク駆動装置は図1及び図6に示す如く、一方(下側)の磁気ヘ ッド11と、これに対向配置された他方(上側)の磁気ヘッド12とを有し、一 方の磁気ヘッド11をディスク2の一方の面に接触させて記録又は再生をなし、 他方の磁気ヘッド12をディスク2の他方の面に接触させて記録又は再生をなす 。一方の磁気ヘッド11は下側のキャリッジ13に固定的に装着され、他方の磁 気ヘッド12はヘッド支持アーム14にバネ部材によってジンバル支持されてい る。ヘッド支持アーム14は、板バネ15から成るバネヒンジによってキャリッ ジ13に回動自在に取り付けられ、この板バネ15と捩りバネ15aとによって 磁気ヘッド12をディスク2に接触させる方向の偏倚力を受けている。ヘッドキ ャリッジ13は、ステッピングモータ13aと回転運動−直線運動変換するリー ドスクリュ13bとから成るヘッド移動機構によってディスク2の半径方向に送 られる。
【0010】 ディスク回転機構は、図2に示すディスク回転用モータ16とこれに結合され たディスク回転用の回転体17即ち回転台とから成る。回転体17はディスク2 の金属ハブ2bに係合し、ディスク2を支持して回転するものであり、スピンド ル17aと、金属ハブ2bを吸着するための磁石17bと、位置決め及び駆動ピ ン17cとから成る。スピンドル17aは、図11に示す金属ハブ2bに設けら れた孔2cに挿入され、駆動ピン17cは孔2dに挿入される。
【0011】 図1では下から上に向かって挿入され、図3では右から左に向かって挿入され るディスクカートリッジ1を保持して、ディスク2が回転体17に対して非係合 状態である第1の位置(非回転位置)から第2の位置(回転位置)まで案内する ために、カートリッジホルダ18が設けられている。このカートリッジホルダ1 8はカートリッジ1の裏面5側を支持する基部19と、ここから垂直に立上がっ ている一対の側面部20、21と、カートリッジ1の表面4側の位置を制限する ための上面部22、23とから成り、一枚の金属板を折り曲げることにより形成 されている。なお、一対の側面部20、21には4本のガイドピン24が植設さ れ、これが図4に示す支持基体側面部26のガイド孔26aに挿入されている。 ガイド孔26aは図4で上下方向即ち図1の回転体17の軸方向に延びているの で、ホルダ18をこの方向に案内する。孔25はカートリッジ1の裏面に接触す るようにピン33を挿通させるものである。
【0012】 ホルダ18を回転体17の軸方向に移動させるためのカートリッジホルダ移動 機構は、スライド体27を有する。このスライド体27は、ホルダ18と同様に 金属板を断面コ字状に折り曲げたものであり、ホルダ18の基部に平行な中央の 底面部28と、ここから垂直に立上がってホルダ18の側面部20、21に平行 に配置された一対の側面部29、30とから成る。このスライド体27の底面部 28にはディスクカ−トリッジ1を挿入する方向に伸びる4つの長孔31が設け られ、固定基体32に植設されたピン33が挿入されている。
【0013】 スライド体27はこのピン33にガイドされてカ−トリッジ1の挿入方向に摺 動する。スライド体27とホルダ18とを一定の関係を有するように係合させる ために、スライド体27の側面部29に図3に示す如く傾斜溝34が設けられ、 ボルタ18の側面部20から突出するピン24が傾斜溝34に係合している。従 って、図3でスライド体27が右に摺動すれば、傾斜溝34の縁によってピン2 4が下方に押圧され、ピン24と共にホルダ18が図3の位置から図7の位置に 移動する。図1に示すバネ35、36は、スライド体27を、図1で下方に偏倚 するものである。即ち、このバネ35、36は、ホルダ18をディスク回転位置 に移動させる方向の力をスライド体27に与えるものである。
【0014】 ホルダ18がディスク非回転位置に保たれるようにスライド体27をバネ35 、36に抗して係止するための係止機構は、図1に示す係止レバー37と、スラ イド体27から突出する係止ピン38とから成る。係止レバー37は、ピン38 が係合する凹部39を有し、更に、カートリッジ1によって押圧される被押圧部 40を有する。また、このレバー37は、基体32に植設された軸41に回動自 在に支持され、且つ図1に示す捩りバネ42によって図1で反時計回り方向に偏 倚されている。カートリッジ1の挿入によって被押圧部40が押圧され、バネ4 2の偏倚力に抗してレバー37が図1で時計回り方向に回動すると、ピン38と 凹部39との係合が図5に示す如く解除され、スライド体27は係止レバー37 による係止から開放される。
【0015】 図1における43はシャッタ開放用回動板であり、ホルダ18に植設された軸 45に回動自在に支持され、図1に示すバネ46によって反時計回り方向に偏倚 されている。回動板43には、図9に示す如くシャッタ8に係合するピン状の垂 下突部47が設けられ、更に、軸45からピン44までの距離を半径とし軸45 を中心とする円周上に相当する位置に切欠部44aが設けられている。ピン44 は固定基体32に植設され、図1及び図9の非使用状態において回動板43の下 面にはほぼ接するような長さに設定されているので、ピン44が切欠部44aに 入り込まない限り、回動板43及びホルダ18は図1の位置に保たれる。なお、 回動板43の先端の突部47は、軸とここに回転自在に装着されたローラとから 成る。
【0016】 48は本考案に従って設けられた回動板制限部分であり、固定部即ち固定基体 32に設けられている。この回動板制限部分48は、図5及び図10から明らか な如く、回動板43のシャッタ開放位置における突部47に隣接配置され、回動 板43がシャッタ開放回動位置よりも更に回動することを制限するように配設さ れている。
【0017】 スライド体27に連動して上側のヘッド12をディスク2に接触させるための ヘッドロード制御機構49は、ヘッド支持アーム14の突出部50と、これをホ ルダ18及びスライド体27に連動して制御するレバー51とを有する。レバー 51は軸52に回動自在に支持され、スライド体27に係合するピン状係合部5 3と、突出部50に係合するピン状係合部54とを有し、軸52に巻き回された 捩りコイルバネ55によって図2で時計回り方向に偏倚されている。スライド体 27の位置の変化に応じてレバー51の回動角度を変えるために、スライド体2 7に傾斜面56が設けられている。スライド体27が図1の位置にある時には係 合部53が図5の部分57に係合しているが、スライド体27が図5の位置に移 動すると、部分57による制限が解除され、レバー51が反時計回り方向に回動 し、係合部54が図6の位置になり、ヘッド支持アーム14が上側ヘッド12を ディスクに接触させる位置まで回動する。
【0018】 次に、本装置の動作を説明する。まず、記録又は再生をする場合には、ホルダ 18に対して、カートリッジ1を回転体17の軸方向に直交する方向、即ち、図 3において左方向に挿入する。カ−トリッジ1はホルダ基部19と上面部22、 23との間に制限された状態で前進し、カ−トリッジ1のケ−ス3の先端がシャ ッタ開放用回動板43の突部47に係合し、突部47がケ−ス3の凹部9に入り 込む。カ−トリッジ1の挿入を継続すると、回動板43が図1で時計回り方向に 回動し、突部47によってシャッタ8が図10に示す如く開放され、シャッタ8 の開口8bとケ−ス3のヘッド挿入用開口6とが一致し、ディスク2が露出する 。上述の如く回動板43がシャッタ8を開放する位置に至ると、ピン44と切欠 部48との位置も一致する。 一方、カ−トリッジ1の挿入により、係止レバ−37に設けられた被押圧部4 0がカ−トリッジ1にって押圧され、係止レバー37が図1で時計回り方向に回 動し、ピン38と凹部39との係合が解除され、スライド体27の移動が自由に なる。このため、スライド体27はバネ35、36の力で図1で下方に摺動し、 図5の位置に至る。スライド体27が図5で右に移動すると、傾斜溝34でホル ダ18のピン24が下方に押圧され、ピン24は図8に示すガイド孔26aに案 内されて下方に変位し、ホルダ18も下方に変位する。ホルダ18が図7に示す 如く下方の係合位置に変位すれば、ディスク2が回転体17に係合し、回転可能 状態となる。
【0019】 スライド体27が図1の位置から図5の位置に変化すると、ヘッドロード制御 レバー51の一端の係合部53がスライド体27の部分57から外れてレバー5 1がバネ55の力で図2で時計回り方向に回動し、図6の位置に至る。この時、 レバー51の係合部54の位置が下がるので、ヘット支持アーム14が回動し、 ディスク2に一対のヘッド11、12が接触する。
【0020】 カートリッジ1を取り出す時には、図5に示すように突出しているスライド体 27のイジェクト操作部27aを押圧操作し、スライド体27を図5で上方に移 動させる。これにより、図7に示す傾斜溝34でピン24が押し上げられ、ホル ダ18も図3の位置に移動し、カートリッジ1が取り出し可能な状態になる。上 述の如く、スライド体27が図5で上方に移動すると、係止ピン38が図1に示 す如く凹部39に入り込み、係止が成立する。また、スライド体27によってレ バー51が図6で反時計回り方向に回動されるため、ヘッド支持アーム14が図 1に示す位置に押し上げられる。
【0021】 ところで、カートリッジ1を容器の前面パネル58の開口59を通しての挿入 は手動で行われる。このため、使用者によってカートリッジ1の挿入方法が異な り、カートリッジ1が急速に挿入され、シャッタ開放用回動板43に強く衝突し 、回動板43が振動し、カートリッジ1の第1及び第2の凹部9、9aに沿って 突部47が円滑に移動せず、シャッタ8の側面に図11に示す如く乗り上ること がある。しかし、本実施例の装置は突部47の制限部分48を有しているので、 突部47がシャッタ開放正常位置よりも回動することが阻止される。即ち、突部 47がシャッタ8の側面に乗り上げた場合の回動板43の回動位置は図10の正 常時の回動位置とほぼ同じである。図11に示す如く突部47の位置が制限され れば、カートリッジ1の挿入位置も制限され、カートリッジ1を所定位置まで挿 入することができない。つまり、図10で突部47が凹部9aに入り込んでいる 分に相当する距離Lだけカートリッジ1が未挿入状態になる。カーシリッジ1が 所定位置まで挿入されないと、係止レバー37の被押圧部40をカートリッジ1 で押圧することができないので、係止レバー37は図11に示す如く係止状態に 保たれ、スライド体27及びホルダ18が移動せず、カートリッジ1が完全な装 填位置にならない。そして、カートリッジ1の手動による挿入操作を解除すると 、バネ46の力によって回動板43が図11で反時計回り方向に回動し、カート リッジ1を排出する。この結果、カートリッジ1の装填誤りを知ることができる 。
【0022】 もし、本発明に基づく制限部分48が設けられていない場合には、図11の如 くシャッタ8が開放されていなくても、カートリッジ1の正常位置までの挿入が 可能になり、係止レバー37による係止が解除され、シャッタ8が閉じたままカ ートリッジ1はホルダ18によって図6のディスク回転位置に向かって移動する 。この結果、使用者はシャッタ8が開放されているか否かを直ちに知ることがで きない。
【0023】 カートリッジ1の表裏、又は右左、又は前後を誤って挿入した場合も、上記と 同様にカートリッジ1を全部挿入することが不可能であり、カートリッジ1の押 圧を解除すると、カートリッジ1が排出される。
【0024】 本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、変形可能なものである。例え ば、突部47以外で回動板43の回動位置を制限してもよい。
【0025】
【考案の効果】 上述かに明らかな如く、本考案によれば、シャッタが誤って開放されない場合 には、カートリッジの装填が不可能になるので、シャッタ未開放の挿入を迅速且 つ容易に知ることができる。 また、制限部分の働きでカートリッジの挿入を不可能にすることにより、カー トリッジホルダ移動機構によるカートリッジホルダの不用な移動を阻止すること ができる。この結果、カートリッジをカートリッジホルダから迅速に取り出して 再挿入することが可能になる。 また、制限部分を固定部に設けたので、シャッタ開放用回動板の位置及びカ− トリッジの位置をカ−トリッジホルダの振動に無関係に正確に制限することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる磁気ディスク駆動装置
の一部を示す平面図である。
【図2】図1の装置の一部省略正面図である。
【図3】図1のA−A線で一部を切断して示す側面図で
ある。
【図4】図1の装置の左側面図である。
【図5】図1の装置をカートリッジ装着状態とした場合
の平面図である。
【図6】図5の装置の一部省略正面図である。
【図7】図5のB−B線の一部を切断した状態の側面図
である。
【図8】図5の左側面図である。
【図9】シャッタ開放用回動板部分の斜視図である。
【図10】カートリッジとシャッタ開放用回動板部分と
の関係を示す平面図である。
【図11】シャッタの開放を失敗した状態のカートリッ
ジと回動板部分を示す平面図である。
【図12】カートリッジの底面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ 2 磁気ディスク 3 ケース 6、7 開口 8 シャッタ 9、9a 凹部 18 カートリッジホルダ 27 スライド体 43 シャッタ開放用回動板 46 バネ 47 突部 48 制限部分
フロントページの続き (72)考案者 露口 裕司 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テイ アック株式会社内 (72)考案者 坂井 淑晃 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テイ アック株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(3)に磁気ディスク(2)が収
    容され、前記ケース(3)の主表面に前記ディスク
    (2)に磁気ヘッドを接触させるためのヘッド挿入用開
    口、及び前記ディスクの中央のハブ(2b)を露出させ
    るための開口(10)が設けられ、且つ前記ヘッド挿入
    用開口を選択的に覆うシャッタ(8)が設けられ、前記
    シャッタ(8)は前記ケース(3)の一側面に沿って直
    線的に摺動するように前記ケース(3)に係合され且つ
    前記ケース(3)の表面から裏面にまたがるようにコ字
    状に形成され、前記シャッタ(8)の摺動方向に対して
    直角方向に延びている一方のシャッタ縁部(8a)の一
    部が前記ケース(3)の前記一側面から突出するように
    前記シャッタ(8)と前記ケース(3)が関係付けら
    れ、前記シャッタ(8)を常に閉める方向に偏倚するた
    めのシャッタ偏倚バネ(70)が配設されている磁気デ
    ィスクカートリッジ(1)を使用して情報信号の記録又
    は再生を行う装置であり、 前記ディスク(2)のハブ(2b)に係合する回転体
    (17)を有して前記ディスク(2)を回転させるディ
    スク回転機構と、 前記ディスク(2)に前記ヘッド挿入用開口を介して接
    触して信号を記録又は再生する磁気ヘッドと、 前記回転体(17)の軸方向に直交する方向から挿入さ
    れた前記カートリッジ(1)を受け入れるように形成さ
    れ、且つ前記ディスク(2)を前記回転体(17)に対
    して非係合状態に保つ非係合位置から前記ディスク
    (2)を前記回転体(17)に対して係合させる係合位
    置に導くために前記回転体(17)の軸方向に移動する
    ように構成されたカートリッジホルダ(18)と、 前記カートリッジホルダ(18)に前記カートリッジ
    (1)が正常に挿入されたことに応動して前記カートリ
    ッジホルダ(18)を前記非係合位置から前記係合位置
    まで移動させ且つイジェクト操作によって前記係合位置
    から前記非係合位置まで移動させるカートリッジホルダ
    移動機構と、 前記カートリッジホルダ(18)に回動自在に装着され
    たシャッタ開放用回動板(43)と、 前記カートリッジ(1)を排出する方向の偏倚力を前記
    回動板(43)に与える回動板偏倚バネ(46)と、 前記カートリッジ(1)を前記カートリッジホルダ(1
    8)に挿入した時に、前記回動板偏倚バネ(46)に抗
    して前記ケース(3)の一側面(3a)によって押圧さ
    れ且つ前記シャッタ縁部(8a)を前記シャッタ偏倚バ
    ネ(70)に抗して押圧するように前記回動板(43)
    に設けられた突部(47)と、 前記回動板(43)が前記シャッタ(8)を正常に開放
    した時の前記回動板(43)の回動位置にほぼ対応させ
    て前記回動板(43)の回動位置を制限するためのもの
    であって、固定部に設けられている制限部分(48)と
    を備えていることを特徴とする磁気ディスク装置。
JP1039994U 1994-07-29 1994-07-29 磁気ディスク駆動装置 Pending JPH0726937U (ja)

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JP (1) JPH0726937U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613551B2 (ja) * 1981-07-16 1986-02-03 Shikoku Seisakusho Kk
JPS61150159A (ja) * 1984-12-24 1986-07-08 Tokyo Electric Co Ltd 磁気記録装置

Patent Citations (2)

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