JPH07269343A - エンジン冷却水の温度上昇防止装置 - Google Patents
エンジン冷却水の温度上昇防止装置Info
- Publication number
- JPH07269343A JPH07269343A JP6086013A JP8601394A JPH07269343A JP H07269343 A JPH07269343 A JP H07269343A JP 6086013 A JP6086013 A JP 6086013A JP 8601394 A JP8601394 A JP 8601394A JP H07269343 A JPH07269343 A JP H07269343A
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- Japan
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- fan
- condenser
- radiator
- engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用エンジンのラジエータ冷却風を増や
して、オーバーヒートを防止する。 【構成】 冷却用のファン4を備えたラジエータ1とフ
ァン3を備えたコンデンサ2を重ねて配設し、ラジエー
タ1の温度が一定値を越えたときには、冷房装置のコン
デンサ冷却用のファン3を作動させる。これにより、ラ
ジエータ1の冷却風が多くなる。
して、オーバーヒートを防止する。 【構成】 冷却用のファン4を備えたラジエータ1とフ
ァン3を備えたコンデンサ2を重ねて配設し、ラジエー
タ1の温度が一定値を越えたときには、冷房装置のコン
デンサ冷却用のファン3を作動させる。これにより、ラ
ジエータ1の冷却風が多くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房装置を備えた自動
車等の車輌に適用するエンジン冷却水の温度上昇防止装
置に関するものである。
車等の車輌に適用するエンジン冷却水の温度上昇防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌、とくに自動車には、空調装置を搭
載するものが多い。この空調装置は、冷房装置と暖房装
置とを組み合わせ、車室内を搭乗者が設定した任意の温
度にするものである。冷房装置と暖房装置のうちの冷房
装置は、コンプレッサにより圧縮した冷媒をコンデンサ
ならびにエバポレータに循環させ、エバポレータによっ
て車室内に冷気を送り込むようになっている。エバポレ
ータで熱交換された冷媒は、コンデンサに導かれ、ここ
でファンにより冷却される。
載するものが多い。この空調装置は、冷房装置と暖房装
置とを組み合わせ、車室内を搭乗者が設定した任意の温
度にするものである。冷房装置と暖房装置のうちの冷房
装置は、コンプレッサにより圧縮した冷媒をコンデンサ
ならびにエバポレータに循環させ、エバポレータによっ
て車室内に冷気を送り込むようになっている。エバポレ
ータで熱交換された冷媒は、コンデンサに導かれ、ここ
でファンにより冷却される。
【0003】コンデンサの冷却効率が冷房装置の効率に
なるので、車輌用冷房装置を搭載した自動車において
は、コンデンサをエンジンルームの最前部すなわちエン
ジン冷却水放熱用のラジエータより前部に配設し、その
後方にラジエータを設けるものが多い(特開平3−26
4723号公報等参照)。そしてコンデンサ、ラジエー
タともに冷却用のファン(電動ファンが多い)を備えて
おり、それぞれの冷却設定温度に達すると、これが自動
的に作用して冷却を行うようになっていた。
なるので、車輌用冷房装置を搭載した自動車において
は、コンデンサをエンジンルームの最前部すなわちエン
ジン冷却水放熱用のラジエータより前部に配設し、その
後方にラジエータを設けるものが多い(特開平3−26
4723号公報等参照)。そしてコンデンサ、ラジエー
タともに冷却用のファン(電動ファンが多い)を備えて
おり、それぞれの冷却設定温度に達すると、これが自動
的に作用して冷却を行うようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにエンジンル
ーム内にコンデンサとラジエータが設けられていても、
それぞれのファンはまったく独立して回転し、一方のフ
ァンはたとえ停止をしていても、他方の冷却には利用で
きないという制御が行われた。このため、エンジンがオ
ーバーヒートぎみであり、冷房装置が停止しているとき
に、そのコンデンサ用のファンの力も借りたいようなと
きでも、これが利用できないという問題があった。
ーム内にコンデンサとラジエータが設けられていても、
それぞれのファンはまったく独立して回転し、一方のフ
ァンはたとえ停止をしていても、他方の冷却には利用で
きないという制御が行われた。このため、エンジンがオ
ーバーヒートぎみであり、冷房装置が停止しているとき
に、そのコンデンサ用のファンの力も借りたいようなと
きでも、これが利用できないという問題があった。
【0005】このようにファンが1個のみの作動である
ため、夏期等、外気温度が高くエンジンがオーバーヒー
トぎみになると、エンジンコントローラからの信号によ
り、冷房装置の使用を停止するように制御していた。一
度停止すると、冷却水温度がオーバーヒート状態でなく
なるまで冷房装置の使用ができなくなる。
ため、夏期等、外気温度が高くエンジンがオーバーヒー
トぎみになると、エンジンコントローラからの信号によ
り、冷房装置の使用を停止するように制御していた。一
度停止すると、冷却水温度がオーバーヒート状態でなく
なるまで冷房装置の使用ができなくなる。
【0006】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、エンジン冷却水の温度が一定値を越えたときには、
冷房装置のコンデンサ用のファンを作動させるような装
置を提供しようとするものである。なお、外気温度、エ
ンジン冷却水の温度および車速を検出し、冷却が不要の
ときにはファンを停止させてバッテリの負担を軽減する
ようにしたものが、実開平1−145806号公報に開
示されている。しかしながらこの考案は、本発明と目
的、構成ともに相違するので、本発明の解決策にはなら
ない。
り、エンジン冷却水の温度が一定値を越えたときには、
冷房装置のコンデンサ用のファンを作動させるような装
置を提供しようとするものである。なお、外気温度、エ
ンジン冷却水の温度および車速を検出し、冷却が不要の
ときにはファンを停止させてバッテリの負担を軽減する
ようにしたものが、実開平1−145806号公報に開
示されている。しかしながらこの考案は、本発明と目
的、構成ともに相違するので、本発明の解決策にはなら
ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、それぞれ冷却用のファンを備えたエンジン冷却水放
熱用のラジエータと冷房装置の冷媒循環系路中に設けら
れるコンデンサとを、それらの少なくとも一部が車輌前
方より見て重なるように配設し、ラジエータに設けた水
温センサが一定値以上の水温を検出したとき、コンデン
サ冷却用のファンを作動させるように構成したことを特
徴とするエンジン冷却水の温度上昇防止装置である。
は、それぞれ冷却用のファンを備えたエンジン冷却水放
熱用のラジエータと冷房装置の冷媒循環系路中に設けら
れるコンデンサとを、それらの少なくとも一部が車輌前
方より見て重なるように配設し、ラジエータに設けた水
温センサが一定値以上の水温を検出したとき、コンデン
サ冷却用のファンを作動させるように構成したことを特
徴とするエンジン冷却水の温度上昇防止装置である。
【0008】また、請求項2に記載された発明は、それ
ぞれ冷却用のファンを備えたエンジン冷却水放熱用のラ
ジエータと冷房装置の冷媒循環系路中に設けられるコン
デンサとを、それらの少なくとも一部が車輌前方より見
て重なるように配設し、ラジエータに設けた水温センサ
が一定値以上の水温を検出したとき、コンデンサ冷却用
のファンを作動させ、同時にコンデンサ冷却用のファン
以外の冷房負荷をオフにするように構成したことを特徴
とするエンジン冷却水の温度上昇防止装置である。
ぞれ冷却用のファンを備えたエンジン冷却水放熱用のラ
ジエータと冷房装置の冷媒循環系路中に設けられるコン
デンサとを、それらの少なくとも一部が車輌前方より見
て重なるように配設し、ラジエータに設けた水温センサ
が一定値以上の水温を検出したとき、コンデンサ冷却用
のファンを作動させ、同時にコンデンサ冷却用のファン
以外の冷房負荷をオフにするように構成したことを特徴
とするエンジン冷却水の温度上昇防止装置である。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、エンジンがオ
ーバーヒートぎみのときにはコンデンサ冷却用のファン
も作動し、ラジエータを通る空気流をつくることができ
る。
ーバーヒートぎみのときにはコンデンサ冷却用のファン
も作動し、ラジエータを通る空気流をつくることができ
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記作用に加え、冷房装置の作動が抑制されるから、コン
デンサ冷却用のファンは、もっぱらラジエータの冷却の
みを行うことになる。
記作用に加え、冷房装置の作動が抑制されるから、コン
デンサ冷却用のファンは、もっぱらラジエータの冷却の
みを行うことになる。
【0011】以下、本発明の一実施例を、図1に基いて
説明する。1はエンジン冷却水放熱用のラジエータ(以
下、ラジエータという)2は冷房装置の冷媒循環系路
(図示せず)中に設けられるコンデンサである。これら
は、図示するように横寸法の半分以上の部分において重
なるように配設されている。なお、図における左方が自
動車の前方であり、上下が横幅方向となる。したがって
ラジエータ1とコンデンサ2とは、車輌前方より見て一
部が重なっていることになる。
説明する。1はエンジン冷却水放熱用のラジエータ(以
下、ラジエータという)2は冷房装置の冷媒循環系路
(図示せず)中に設けられるコンデンサである。これら
は、図示するように横寸法の半分以上の部分において重
なるように配設されている。なお、図における左方が自
動車の前方であり、上下が横幅方向となる。したがって
ラジエータ1とコンデンサ2とは、車輌前方より見て一
部が重なっていることになる。
【0012】コンデンサ2の前部にはコンデンサ冷却用
のファン3が設けられ、一方、ラジエータ1の後部には
ラジエータ冷却用のファン4が設けられている。ファン
3はエアコンコントローラ(空調制御装置)5により制
御され、ファン4はエンジンコントローラ(エンジン制
御装置)6によって制御される。エアコンコントローラ
5およびエンジンコントローラ6は、ともに半導体回路
によって形成されている。そしてエアコンコントローラ
5は入力側に接続されたエアコンスイッチ7および室温
センサ8の入力信号により冷房装置を作動させ、エンジ
ンコントローラ6は入力側に接続された水温センサ9の
入力信号により、エンジンの各種制御を行う。
のファン3が設けられ、一方、ラジエータ1の後部には
ラジエータ冷却用のファン4が設けられている。ファン
3はエアコンコントローラ(空調制御装置)5により制
御され、ファン4はエンジンコントローラ(エンジン制
御装置)6によって制御される。エアコンコントローラ
5およびエンジンコントローラ6は、ともに半導体回路
によって形成されている。そしてエアコンコントローラ
5は入力側に接続されたエアコンスイッチ7および室温
センサ8の入力信号により冷房装置を作動させ、エンジ
ンコントローラ6は入力側に接続された水温センサ9の
入力信号により、エンジンの各種制御を行う。
【0013】エアコンスイッチ7は運転席に設けられ、
運転者または同乗者が操作してオンにするものである。
室温センサ8は車室内の適当なところに設置され、エア
コンスイッチ7がオンの状態において車室内温度を検出
するものである。エアコンコントローラ5は、この室温
センサ8が検出した温度をあらかじめ設定した設定温度
と比較し、検出温度が設定温度より高ければ冷房装置を
作動させ、同時にファン3を作動させてコンデンサ2の
冷却を行う。
運転者または同乗者が操作してオンにするものである。
室温センサ8は車室内の適当なところに設置され、エア
コンスイッチ7がオンの状態において車室内温度を検出
するものである。エアコンコントローラ5は、この室温
センサ8が検出した温度をあらかじめ設定した設定温度
と比較し、検出温度が設定温度より高ければ冷房装置を
作動させ、同時にファン3を作動させてコンデンサ2の
冷却を行う。
【0014】水温センサ9は冷却水の循環系路のうちの
適当なところ、たとえばラジエータ1内に設けられ、エ
ンジン冷却水の温度を検出するようになっている。エン
ジン冷却水は一定の温度(たとえば80℃位)に管理す
るのがエンジンの燃焼効率上好ましいので、検出した温
度がこの温度を越えたとき、あるいは越えそうになった
ときにはエンジンコントローラ6はファン4を作動させ
る。
適当なところ、たとえばラジエータ1内に設けられ、エ
ンジン冷却水の温度を検出するようになっている。エン
ジン冷却水は一定の温度(たとえば80℃位)に管理す
るのがエンジンの燃焼効率上好ましいので、検出した温
度がこの温度を越えたとき、あるいは越えそうになった
ときにはエンジンコントローラ6はファン4を作動させ
る。
【0015】エアコンコントローラ5とエンジンコント
ローラ6とは、エンジンコントローラ6側からエアコン
コントローラ5側に信号を送る信号線10で接続されて
いる。この信号線10は、コンデンサ冷却用のファン3
を、エンジンコントローラ6側の信号によって作動させ
るためのものである。
ローラ6とは、エンジンコントローラ6側からエアコン
コントローラ5側に信号を送る信号線10で接続されて
いる。この信号線10は、コンデンサ冷却用のファン3
を、エンジンコントローラ6側の信号によって作動させ
るためのものである。
【0016】このように構成されたこの装置は、信号線
10を設けたことにより、コンデンサ用のファン3が冷
房のためには作動する必要がないときでも、ラジエータ
1の温度が一定値を越えたときには作動し、エンジンの
オーバーヒートを防止することになる。すなわち、エン
ジンコントローラ6が、水温センサ9が検出する冷却水
の温度が一定値以上に高くなったと判断したときには、
ファン4を作動させて冷却水の温度を下げるようにする
が、冷却水の温度がさらに高く、ファン4のみでは風量
が不足であると判断すると信号線10により、エアコン
コントローラ5に信号を送る。これによりエアコンコン
トローラ5はコンデンサ冷却用のファン3を作動させ、
ラジエータ1に流れる風の量を増やして強力に冷却す
る。
10を設けたことにより、コンデンサ用のファン3が冷
房のためには作動する必要がないときでも、ラジエータ
1の温度が一定値を越えたときには作動し、エンジンの
オーバーヒートを防止することになる。すなわち、エン
ジンコントローラ6が、水温センサ9が検出する冷却水
の温度が一定値以上に高くなったと判断したときには、
ファン4を作動させて冷却水の温度を下げるようにする
が、冷却水の温度がさらに高く、ファン4のみでは風量
が不足であると判断すると信号線10により、エアコン
コントローラ5に信号を送る。これによりエアコンコン
トローラ5はコンデンサ冷却用のファン3を作動させ、
ラジエータ1に流れる風の量を増やして強力に冷却す
る。
【0017】このように、コンデンサ冷却用のファン3
は、エンジンの冷却水温が高いときには、冷房装置が作
動中であると停止中であるとを問わずに回転し、冷却水
温が低い時には冷房装置が作動中にのみ作動する。そし
てエンジン冷却水温が低く、かつ冷房装置が停止してい
るときには作動しないように制御される。
は、エンジンの冷却水温が高いときには、冷房装置が作
動中であると停止中であるとを問わずに回転し、冷却水
温が低い時には冷房装置が作動中にのみ作動する。そし
てエンジン冷却水温が低く、かつ冷房装置が停止してい
るときには作動しないように制御される。
【0018】図2に示すものは本発明の他の実施例であ
る。この場合にはエンジンコントローラ6からさらに1
本の信号線11が出て、コンデンサ以外の冷房負荷12
の作動制御を行うようにしてある。コンデンサ以外の冷
房負荷としては、冷媒圧縮用のコンプレッサ、車室内に
冷風を吹き出すブロワファン等がある。
る。この場合にはエンジンコントローラ6からさらに1
本の信号線11が出て、コンデンサ以外の冷房負荷12
の作動制御を行うようにしてある。コンデンサ以外の冷
房負荷としては、冷媒圧縮用のコンプレッサ、車室内に
冷風を吹き出すブロワファン等がある。
【0019】この実施例においては、ラジエータ1を冷
却するためにコンデンサ冷却用のファン3を作動させる
とき、コンデンサ以外の冷房負荷12をオフにすること
によって、たとえ車室内の温度が上昇しても冷房は作動
せず、ファン3はラジエータ1の冷却にのみ機能する。
冷房が作動しないことによりコンデンサ2の温度上昇は
ないので、ファン3が発生する風はラジエータ1の冷却
に効果的に作用する。
却するためにコンデンサ冷却用のファン3を作動させる
とき、コンデンサ以外の冷房負荷12をオフにすること
によって、たとえ車室内の温度が上昇しても冷房は作動
せず、ファン3はラジエータ1の冷却にのみ機能する。
冷房が作動しないことによりコンデンサ2の温度上昇は
ないので、ファン3が発生する風はラジエータ1の冷却
に効果的に作用する。
【0020】図1および図2に示した実施例は、ラジエ
ータ1とコンデンサ2の重なり状態が、ともに半分強に
描かれているが、この図示するものは本発明の一例であ
り、重なり部分の面積がより大きくても、場合によって
はほとんど重なるようにしてもよいものである。また、
平行でなくてもよく、要はファン3が作動することによ
ってコンデンサ2はもとより、ラジエータ1の冷却効率
も高まるようになればよいものである。
ータ1とコンデンサ2の重なり状態が、ともに半分強に
描かれているが、この図示するものは本発明の一例であ
り、重なり部分の面積がより大きくても、場合によって
はほとんど重なるようにしてもよいものである。また、
平行でなくてもよく、要はファン3が作動することによ
ってコンデンサ2はもとより、ラジエータ1の冷却効率
も高まるようになればよいものである。
【0021】図3は、図1のものをより具体的に示した
図である。これを図1と同一部材には同一の符号を付し
て説明する。エンジンコントローラ5にはマイクロコン
ピュータ13が設けられており、その入力側にエアコン
スイッチ7と、サーミスタからなりエバポレータ温度を
検出する室温センサ8が接続されている。14は電源ラ
インである。マイクロコンピュータ13の出力側はオア
回路15の一つの入力端に接続されており、オア回路1
5の他の一つの入力端にはエンジンコントローラ5側か
らの信号線10が接続されている。
図である。これを図1と同一部材には同一の符号を付し
て説明する。エンジンコントローラ5にはマイクロコン
ピュータ13が設けられており、その入力側にエアコン
スイッチ7と、サーミスタからなりエバポレータ温度を
検出する室温センサ8が接続されている。14は電源ラ
インである。マイクロコンピュータ13の出力側はオア
回路15の一つの入力端に接続されており、オア回路1
5の他の一つの入力端にはエンジンコントローラ5側か
らの信号線10が接続されている。
【0022】オア回路15の出力側はトランジスタ16
のベースに接続され、トランジスタ16のコレクタ、エ
ミッタは、リレー17のコイル18と直列にされ電源線
14と接地回路との間に接続されている。リレー17の
常開接点19は、コンデンサ冷却用のファン3を駆動す
るモータ20と直列にされ電源線14と接地回路との間
に接続されている。
のベースに接続され、トランジスタ16のコレクタ、エ
ミッタは、リレー17のコイル18と直列にされ電源線
14と接地回路との間に接続されている。リレー17の
常開接点19は、コンデンサ冷却用のファン3を駆動す
るモータ20と直列にされ電源線14と接地回路との間
に接続されている。
【0023】エンジンコントローラ6には、ラジエータ
1を流れるエンジン冷却水の温度が高くなったときオン
となり、低くなったときオフとなるマップを有する設定
回路21が設けられ、その入力側に冷却水温センサ9が
接続されている。この設定回路21の出力側はエアコン
コントローラ5のオア回路15の一つの入力端と、トラ
ンジスタ22のベースに接続されている。トランジスタ
22のコレクタ、エミッタは、リレー23のコイル24
と直列にされ電源線14と接地回路との間に接続されて
いる。リレー23の常開接点25は、ラジエータ冷却用
のファン4を駆動するモータ26と直列にされ電源線1
4と接地回路との間に接続されている。
1を流れるエンジン冷却水の温度が高くなったときオン
となり、低くなったときオフとなるマップを有する設定
回路21が設けられ、その入力側に冷却水温センサ9が
接続されている。この設定回路21の出力側はエアコン
コントローラ5のオア回路15の一つの入力端と、トラ
ンジスタ22のベースに接続されている。トランジスタ
22のコレクタ、エミッタは、リレー23のコイル24
と直列にされ電源線14と接地回路との間に接続されて
いる。リレー23の常開接点25は、ラジエータ冷却用
のファン4を駆動するモータ26と直列にされ電源線1
4と接地回路との間に接続されている。
【0024】この回路の作動は、図1について説明した
ところと何ら変わらないので、説明は省略する。
ところと何ら変わらないので、説明は省略する。
【0025】以上説明した実施例は、ラジエータ冷却用
のファンならびにコンデンサ冷却用のファンともに電動
ファンとして説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、ファンの駆動力としては他のもの、たとえば
油圧式などであってもよいものである。電気的な制御が
可能であれば、その種類は問題ではない。
のファンならびにコンデンサ冷却用のファンともに電動
ファンとして説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、ファンの駆動力としては他のもの、たとえば
油圧式などであってもよいものである。電気的な制御が
可能であれば、その種類は問題ではない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエンジン冷却水の温度上昇防止装置であるから、ラジ
エータの温度が上昇し、エンジンがオーバーヒートぎみ
になったときに、従来から設けられていたコンデンサ冷
却用のファンを作動させることにより、十分な冷却風を
確保することができることになる。これによってラジエ
ータでの熱交換効率が高まるので、オーバーヒートの防
止を図ることができることになる。また、コンデンサ冷
却用のファン以外の冷房負荷をオフにするように構成し
たものでは、冷房装置が作動しないことによってエンジ
ンの負担が軽減されるので、オーバーヒートの防止がさ
らに確実に行われることになる。
たエンジン冷却水の温度上昇防止装置であるから、ラジ
エータの温度が上昇し、エンジンがオーバーヒートぎみ
になったときに、従来から設けられていたコンデンサ冷
却用のファンを作動させることにより、十分な冷却風を
確保することができることになる。これによってラジエ
ータでの熱交換効率が高まるので、オーバーヒートの防
止を図ることができることになる。また、コンデンサ冷
却用のファン以外の冷房負荷をオフにするように構成し
たものでは、冷房装置が作動しないことによってエンジ
ンの負担が軽減されるので、オーバーヒートの防止がさ
らに確実に行われることになる。
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路図である。
【図3】図1のものの具体的な回路を示す回路図であ
る。
る。
1 ラジエータ 2 コンデンサ 3 ファン 4 ファン 5 エアコンコントローラ 6 エンジンコントローラ 9 水温センサ 10 信号線 11 信号線 12 コンデンサファン以外の冷房負荷
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれ冷却用のファンを備えたエンジ
ン冷却水放熱用のラジエータと冷房装置の冷媒循環系路
中に設けられるコンデンサとを、それらの少なくとも一
部が車輌前方より見て重なるように配設し、ラジエータ
に設けた水温センサが一定値以上の水温を検出したと
き、コンデンサ冷却用のファンを作動させるように構成
したことを特徴とするエンジン冷却水の温度上昇防止装
置。 - 【請求項2】 それぞれ冷却用のファンを備えたエンジ
ン冷却水放熱用のラジエータと冷房装置の冷媒循環系路
中に設けられるコンデンサとを、それらの少なくとも一
部が車輌前方より見て重なるように配設し、ラジエータ
に設けた水温センサが一定値以上の水温を検出したと
き、コンデンサ冷却用のファンを作動させ、同時にコン
デンサ冷却用のファン以外の冷房負荷をオフにするよう
に構成したことを特徴とするエンジン冷却水の温度上昇
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6086013A JPH07269343A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | エンジン冷却水の温度上昇防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6086013A JPH07269343A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | エンジン冷却水の温度上昇防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269343A true JPH07269343A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13874802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6086013A Pending JPH07269343A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | エンジン冷却水の温度上昇防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07269343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013048576A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Kubota Corp | コンバイン |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6086013A patent/JPH07269343A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013048576A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Kubota Corp | コンバイン |
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