JPH07269202A - ドアロック駆動装置 - Google Patents

ドアロック駆動装置

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Publication number
JPH07269202A
JPH07269202A JP6230394A JP6230394A JPH07269202A JP H07269202 A JPH07269202 A JP H07269202A JP 6230394 A JP6230394 A JP 6230394A JP 6230394 A JP6230394 A JP 6230394A JP H07269202 A JPH07269202 A JP H07269202A
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JP
Japan
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lever
door lock
actuator
engaging
state
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Application number
JP6230394A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Amano
均 天野
Takashi Kobayashi
高史 小林
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータ本体によりドアロック本体を
ロックした時のノブの手動操作によるアンロックを阻止
し、且つこの時の手動操作によるドアロック本体、アク
チュエータ本体および電動モータの損傷を防止する。 【構成】 アクチュエータ本体の出力軸23を一体成形
したニュートラルレバー9の外周側に突出部32を設け
た。また、出力軸23に回動自在に支持されるノブイン
ナレバー10に軸穴40を設け、この軸穴40を中心に
して突出部32の施錠側端部に係合するクラッチレバー
11を揺動自在に支持した。そして、ノブにより解錠が
不可能なスーパーロック状態へ切り替える時に、ノブイ
ンナレバー10よりニュートラルレバー9を余分に動か
してクラッチレバー11を突出部32より外れるように
した。これにより、ノブを無理やり引いてもドアロック
本体とアクチュエータ本体に大荷重が加わらないように
なった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアロック本体の施
錠時のノブの手動操作による解錠を阻止することが可能
なドアロック駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドアロック駆動装置として、
手動操作により機械的にドアロック本体の施錠、解錠を
行うノブと、プッシュロッドを介してドアロック本体の
施錠、解錠を行うアクチュエータと、キーシリンダ内に
入れたキーの回動位置に応じてアクチュエータを駆動す
る第1の電動モータと、ドアロック本体を施錠した時に
プッシュロッドを固定する第2の電動モータとを備え、
ドアロック本体の解錠を阻止するようにした技術(特開
昭58−176374号公報や特開平3−84181号
公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、アクチュエータによりドアロック本体を施
錠し、第2の電動モータによりプッシュロッドを固定し
ている時に大荷重をかけてノブを引いてドアロック本体
を無理やり解錠しようとするとドアロック本体、アクチ
ュエータや第2の電動モータ等が損傷するという不具合
があった。
【0004】この発明の第1の目的は、アクチュエータ
本体によりドアロック本体を施錠した時の手動操作によ
る解錠状態への切り替えを阻止すると共に、ドアロック
本体やアクチュエータ本体の損傷を防止することが可能
なドアロック駆動装置の提供にある。
【0005】この発明の第2の目的は、係脱手段として
のクラッチレバーの誤作動を防止し、解錠状態から第1
施錠状態へ切り替える時に手動操作手段の固定に伴い、
第2施錠状態へ移行してしまうのを防止することが可能
なドアロック駆動装置の提供にある。
【0006】この発明の第3の目的は、アクチュエータ
の小型化を図ることが可能なドアロック駆動装置の提供
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ドアを施
錠、解錠するドアロック本体と、このドアロック本体を
手動操作により機械的に作動させる手動操作手段と、前
記ドアロック本体を作動させるアクチュエータとを備え
たドアロック駆動装置である。そして、そのアクチュエ
ータは、ドアが解錠されている解錠状態、前記手動操作
手段の手動操作によりドアの解錠が可能な第1施錠状
態、前記手動操作手段の手動操作によりドアの解錠が不
可能な第2施錠状態に基づいて、出力軸を回動させるア
クチュエータ本体と、前記ドアロック本体および前記ア
クチュエータ本体と連動して前記出力軸を中心にして回
動すると共に、回動方向に直交する方向に突出する突出
部を有する第1のレバーと、この第1のレバーの突出部
上に重ね合わされ、前記手動操作手段と連動して前記出
力軸を中心にして回動すると共に、前記第1のレバーと
の対向面に軸部を有する第2のレバーと、この第2のレ
バーの軸部に揺動自在に支持され、前記軸部を中心にし
て揺動すると共に、前記アクチュエータ本体の解錠状態
と第1施錠状態の時に前記突出部に係合する係合部を有
する係脱手段と、この係脱手段の係合部を前記突出部と
係合する方向に付勢する弾性手段と、前記アクチュエー
タ本体の第2施錠状態の時のみ前記弾性手段の弾性力に
抗して前記係脱手段の係合部を前記突出部より解放する
解放手段とを備えた技術手段を採用している。
【0008】なお、前記係脱手段の係合部は、前記突出
部と前記軸部との距離が所定の距離の時に、前記突出部
に係合して前記第1のレバーと前記第2のレバーとを連
動させ、前記突出部と前記軸部との距離が所定の距離よ
り短い時に、前記弾性手段の弾性力に抗して前記突出部
より外れて前記第1のレバーと前記第2のレバーとの連
動状態を解除するようにしても良い。この場合には、第
1のレバーと第2のレバーとの回転停止時期を異なるよ
うにすれば係脱手段の係合部は突出部より外れるように
なる。前記アクチュエータは、前記第1のレバーと前記
第2のレバーとの間に配され、前記アクチュエータ本体
の解錠状態の時に前記係脱手段の係合部を前記突出部と
同一円周上の部位に挟圧する挟圧手段を備えている。
【0009】前記係脱手段は、揺動方向に直交する方向
に突出する突起部を有し、前記挟圧手段は、前記出力軸
を中心にして回動すると共に、前記アクチュエータ本体
の第2施錠状態の時のみ前記係脱手段の突起部を係合す
る係合溝、および前記挟圧手段を施錠側方向に付勢する
付勢手段を有している。また、前記係脱手段は、揺動方
向に直交する方向に突出する突起部を有し、前記挟圧手
段は、前記出力軸を回動自在に支持すると共に、前記ア
クチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ前記係脱手段
の突起部を係合する係合溝、および前記挟圧手段の回動
を規制する回動規制手段を有している。さらに、前記係
脱手段は、揺動方向に直交する方向に突出する突起部を
有し、前記挟圧手段は、前記アクチュエータのケースに
一体成形され、前記出力軸を回動自在に支持すると共
に、前記アクチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ前
記係脱手段の突起部を係合する係合溝を有している。
【0010】前記アクチュエータは、前記アクチュエー
タ本体の第1施錠状態の時に、前記第2のレバーに当接
するスイッチ手段と、このスイッチ手段に前記第2のレ
バーが当接した際に、前記アクチュエータ本体ヘの通電
を停止する通電制御手段とを備えている。また、前記第
1のレバーと前記第2のレバーは、平面形状が扇形形状
に形成されている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、アクチュエー
タ本体の解錠状態の時には、弾性手段の弾性力にて、第
2のレバーの軸部に揺動自在に支持された係脱手段の係
合部が第1のレバーの突出部に係合しているため、第1
のレバーと第2のレバーとが連動するので、ドアロック
本体およびアクチュエータ本体と手動操作手段とが連動
状態となっている。また、アクチュエータ本体の第1施
錠状態の時にも、弾性手段の弾性力にて、第2のレバー
の軸部に揺動自在に支持された係合手段の係合部が第1
のレバーの突出部に係合しているため、第1のレバーと
第2のレバーとが連動するので、ドアロック本体および
アクチュエータ本体と手動操作手段とが連動状態となっ
ている。
【0012】そして、アクチュエータ本体の第2施錠状
態の時には、解放手段によって、弾性手段の弾性力に抗
して係脱手段の係合部を第1のレバーの突出部より解放
することにより、第1のレバーと第2のレバーとの連動
状態が解除される。このように、アクチュエータ本体に
より第2施錠状態となってドアロック本体が施錠された
際には、ドアロック本体およびアクチュエータ本体と手
動操作手段との連動状態が解除されるので、手動操作手
段を使用してドアロック本体を無理やり解錠状態へ切り
替えようとしてもドアロック本体が解錠することはな
く、またドアロック本体やアクチュエータ本体が損傷す
ることもない。
【0013】請求項2に記載の発明ないし請求項5に記
載の発明によれば、アクチュエータ本体およびドアロッ
ク本体の解錠状態の時に第2のレバーを固定した状態で
第1のレバーを第1施錠状態側へ回動させようとして
も、挟圧手段が係脱手段の係合部を、第1のレバーの突
出部と同一円周上の部位に位置するように挟圧している
ので、係脱手段が揺動しない。このため、アクチュエー
タ本体およびドアロック本体が、手動操作手段の手動操
作によりドアの解錠が不可能な第2施錠状態へ切り替わ
ることはない。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、アクチュ
エータ本体およびドアロック本体の第1施錠状態の時
に、第2のレバーにスイッチ手段が当接すると、通電制
御手段がアクチュエータ本体への通電を停止することに
より、所定の回動位置でアクチュエータ本体、第1のレ
バーおよび第2のレバーが停止する。また、請求項7に
記載の発明によれば、第1のレバーおよび第2のレバー
の平面形状を扇形形状に形成しているので、第1のレバ
ーおよび第2のレバーを円板形状に形成した場合より第
1のレバーおよび第2のレバーの回動範囲の小スペース
化が図れる。
【0015】
【実施例】次に、この発明のドアロック駆動装置を自動
車用ドアロック駆動装置に適用した実施例に基づいて説
明する。
【0016】〔第1実施例の構成〕図1ないし図7はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1は自動車用ド
アロック駆動装置のアクチュエータのクラッチ機構を示
した図で、図2は自動車用ドアロック駆動装置の全体構
造を示した図である。
【0017】自動車用ドアロック駆動装置1は、自動車
の運転席側ドアの施錠、解錠を行うドアロック本体2、
このドアロック本体2を自動車の車室内から施錠、解錠
するときに手動操作されるノブ3と、ドアロック本体2
を自動車の車室外から施錠、解錠するときにキー(図示
せず)を差し込むためのキーシリンダ(図示せず)、車
速検知式または手動操作式の集中ドアロックスイッチ
(図示せず)やリモコンドアロックスイッチ(図示せ
ず)等の指示手段からの施錠、解錠の指示に従ってドア
ロック本体2を作動させるアクチュエータ4とを備えて
いる。
【0018】ドアロック本体2は、運転席側ドアのアウ
タパネル(図示せず)とインナパネル(図示せず)との
間に固定されている。このドアロック本体2は、車体側
に固定されたストライカ(図示せず)と噛み合う。
【0019】キーシリンダや集中ドアロックスイッチ
は、ドアロック本体2の施錠、解錠を指示する指示手段
として働く。すなわち、キーシリンダは、差し込まれた
キーを回すことにより、ドアロック本体2の解錠状態
(アンロック状態)、ドアロック本体2の第1施錠状態
(ロック状態)、およびドアロック本体2の第2施錠状
態(スーパーロック状態)への切り替えを電気信号を用
いてアクチュエータ4に指示をする。
【0020】また、集中ドアロックスイッチは、解錠状
態(アンロック状態)側または施錠状態(アンロック状
態)側を押すことにより、自動車の全てのドアあるいは
運転席側ドアを除くドアのドアロック本体(図示せず)
の解錠状態(アンロック状態)、および施錠状態(ロッ
ク状態)への切り替えを電気信号を用いてアクチュエー
タ4に指示をする。
【0021】なお、キーは、ドアロック本体2が解錠さ
れている時にキーシリンダ内にキーを差し込んでから1
回回すことによりロック状態、スーパーロック状態の順
に指示させるようにしても良く、キーシリンダ内にキー
を差し込んでから1回回してロック状態を指示し、その
後に1度キーを戻してから再度回してスーパーロック状
態を指示するようにしても良い。
【0022】また、キーシリンダは、ドアロック本体2
をキーの操作に応じて機械的に作動させるようになって
いる。そして、自動車の運転席側ドアを除く他のドア
(例えば助手席側ドア、後席側ドア、スライドドア、バ
ックドア)のドアロック本体2とキーシリンダとは機械
的に連結されておらず、これらはキーシリンダからのア
ンロック状態、ロック状態およびスーパーロック状態の
指示に従って各々のアクチュエータにより作動させるよ
うになっている。
【0023】なお、助手席側ドアのキーシリンダからの
アンロック状態、ロック状態およびスーパーロック状態
の指示に従って各々のドア(例えば運転席側ドア、後席
側ドア、スライドドア、バックドア)のアクチュエータ
により作動させるようにしても良い。
【0024】ノブ3は、本発明の手動操作手段であっ
て、運転席側のインナパネルに形成された穴(図示せ
ず)を挿通した状態でドアトリムに昇降自在に取り付け
られている。すなわち、ノブ3は、ドアロック本体2を
解錠するアンロック(解錠)位置、ドアロック本体2を
施錠するロック(施錠)位置の2つのポジションを持
つ。
【0025】このノブ3の下方側には、ノブ3より小さ
い径の丸棒状のロッド5が延びている。このロッド5
は、運転席側ドアのアウタパネルとインナパネルとの間
に昇降自在に取り付けられ、下端部がノブレバー37の
係合穴(図示せず)内に嵌め合わされている。
【0026】次に、アクチュエータ4の構造を図1ない
し図7に基づいて詳細に説明する。ここで、図3はアク
チュエータ4の全体構造を示した図である。このアクチ
ュエータ4は、ドアロック本体2を施錠したり、解錠し
たりする電動式の駆動手段であって、運転席側ドアのア
ウタパネルとインナパネルとの間に取り付けられてい
る。
【0027】アクチュエータ4は、アッパーケースおよ
びロアケースよりなるケース6、駆動源としての1個の
電動モータ7、アクチュエータ本体8、ニュートラルレ
バー9、ノブインナレバー10、クラッチレバー11、
セーフティレバー12、リターンスプリング13、1
4、解錠側ストッパ15、施錠側ストッパ16およびマ
イクロスイッチ17等から構成されている。
【0028】電動モータ7は、例えばステッピングモー
タやサーボモータが用いられ、キーシリンダの指示や、
車速検知式または手動操作式の集中ドアロックスイッチ
あるいはリモコンドアロックスイッチ等の指示手段の設
定状態(アンロック状態、ロック状態またはスーパーロ
ック状態)に応じた指示(切替信号)に基づいてアクチ
ュエータ本体8を駆動するように通電制御される。この
電動モータ7は、駆動軸18の外周にピニオン19を固
定している。なお、電動モータ7のみでアクチュエータ
本体8を構成しても良い。
【0029】アクチュエータ本体8は、電動モータ7の
ピニオン19に噛み合うギヤ20、このギヤ20に一体
成形されたピニオン21、このピニオン21に噛み合う
セクタギヤ22、およびニュートラルレバー9を介して
セクタギヤ22に連結した出力軸23等から構成されて
いる。
【0030】セクタギヤ22は、出力軸23を中心にし
て回動するもので、ドアロック本体2が解錠されている
解錠状態(アンロック状態)、ドアロック本体2を施錠
し、ドアロック本体2の施錠時にノブ3の手動操作によ
る解錠が可能な第1施錠状態(ロック状態)、およびド
アロック本体2の施錠時にノブ3の手動操作による解錠
が不可能な第2施錠状態(スーパーロック状態)という
3つのポジション(回動位置)を持つ。
【0031】このセクタギヤ22の一端面には、円弧状
の取付溝24が形成されている。この取付溝24内に
は、セクタギヤ22を中立復帰させ、手動操作力を軽減
させるためのスプリング25が装着されている。このス
プリング25は、セクタギヤ22の一端面にねじ26に
より締結された押さえプレート27によって取付溝24
からの飛び出しが防止されている。
【0032】また、セクタギヤ22に伝達される電動モ
ータ7の駆動力は、セクタギヤ22の一端面に形成され
た嵌合部(例えば凹部または凸部)とニュートラルレバ
ー9の他端面に形成された被嵌合部(例えば凸部または
凹部)との嵌め合いによって出力軸23に伝達される。
なお、セクタギヤ22に伝達される電動モータ7の駆動
力を、出力軸23に伝達した後にニュートラルレバー9
に伝達しても良い。
【0033】アクチュエータ本体8の出力軸23は、ニ
ュートラルレバー9にインサート成形されており、セク
タギヤ22の各ポジションに応じて回動する。この出力
軸23は、ケース6に回転自在に支持されており、ケー
ス6より突出した端部にロッキングレバー28(図2参
照)が固定されている。このロッキングレバー28の開
放端には、ドアロック本体2に連結するジョイント29
(図2参照)が取り付けられている。
【0034】図4ないし図7はアクチュエータ4のクラ
ッチ機構を示した図である。ニュートラルレバー9は、
本発明の第1のレバーであって、セクタギヤ22と同じ
く、解錠状態(アンロック状態)、第1施錠状態(ロッ
ク状態)、および第2施錠状態(スーパーロック状態)
という3つのポジション(回動位置)を持つ。
【0035】そして、ニュートラルレバー9は、樹脂に
より平面形状が扇形形状となるように一体成形されてお
り、アクチュエータ本体8の出力軸23と一体的に回動
動作を行う。このニュートラルレバー9は、回動中心
(軸心)部分に出力軸23がインサート成形される環状
部30、およびこの環状部30より外周側に扇状に広が
った平板状の扇状部31を形成している。
【0036】さらに、扇状部31の他端面には、セクタ
ギヤ22の他端面に形成された嵌合部に嵌め合わされる
被嵌合部(図示せず)が形成されている。また、扇状部
31の一端面の外周側には、環状部30の外周面に対向
するように軸方向の一方側に突出した略円弧状の突出部
32が形成されている。
【0037】突出部32は、解錠側端部がノブインナレ
バー10に係合され、施錠側端部がクラッチレバー11
に係合される。なお、突出部32の施錠側端部の内側面
は、ニュートラルレバー9の径方向に対して比較的に緩
やかな傾斜面とされている。また、突出部32の中央部
の内周面には、クラッチレバー11に摺接される略円弧
状の摺接面とされている。
【0038】ノブインナレバー10は、本発明の第2の
レバーであって、ドアロック本体2を解錠する解錠状態
(アンロック状態)、およびドアロック本体2を施錠す
る第1施錠状態(ロック状態)という2つのポジション
(回動位置)を持つ。
【0039】ノブインナレバー10は、樹脂により平面
形状が扇形形状となるように一体成形されており、アク
チュエータ本体8の出力軸23を中心にして回動動作を
行う。このノブインナレバー10は、アクチュエータ本
体8の出力軸23の外周に回転自在に支持される環状部
33、この環状部33より径方向外方に延長され、環状
部33と同じ肉厚の突出部34、35、および環状部3
3より肉厚の薄い略半円板部36を有している。
【0040】なお、環状部33は、略半円板部36より
軸方向の下側に突出しており、上側端部にノブ3のロッ
ド5に連結するノブレバー37が固定されている。そし
て、環状部33の外周には、リターンスプリング13を
収納保持する収納溝38が形成されている。そして、環
状部33の収納溝38の施錠側の外周面は、平坦な傾斜
面とされている。また、環状部33の他端面は、セーフ
ティレバー12が摺動する摺動面とされている。
【0041】突出部34は、略半円板部36より軸方向
の下側に突出しており、ノブインナレバー10の回動方
向の側面がニュートラルレバー9がアンロック状態およ
びロック状態の時に突出部32の解錠側端部に係合す
る。また、突出部34の解錠側端部は、ノブインナレバ
ー10がロック状態からアンロック状態に回動した際に
解錠側ストッパ15に係止される。
【0042】突出部35は、略半円板部36より軸方向
の下側に突出している。そして、突出部35の施錠側端
部は、ノブインナレバー10がアンロック状態からロッ
ク状態に回動した際に施錠側ストッパ16に係止され
る。また、突出部35の最も外周部分には、マイクロス
イッチ17のピンボタン51に当接してピンボタン51
を押圧することが可能な張出部39が形成されている。
【0043】略半円板部36は、ニュートラルレバー9
の突出部32と重なり合う部分で、施錠側に円形状の軸
穴40を設けている。この軸穴40は、本発明の軸部で
あって、クラッチレバー11を揺動自在に支持する支持
手段である。
【0044】クラッチレバー11は、本発明の係脱手段
であって、樹脂により所定形状に一体成形されており、
ニュートラルレバー9の扇状部31の他端面とノブイン
ナレバー10の略半円板部36の一端面との間に配され
ている。このクラッチレバー11は、ノブインナレバー
10側面に形成された円柱状のピン41、およびこのピ
ン41を中心にして揺動する揺動端部42を有してい
る。
【0045】ピン41は、ノブインナレバー10の軸穴
40に揺動自在に支持されるためのものである。なお、
この実施例ではピン41を用いたが、穴部等の軸部を用
いても良い。この場合には、ニュートラルレバー9に突
起物を設ければ良い。
【0046】揺動端部42の外側面には、ニュートラル
レバー9がアンロック状態とロック状態の時のみ突出部
32の施錠側端部に係合する段付の係合部43が形成さ
れている。揺動端部42の内側面には、リターンスプリ
ング13を保持するための円錐形状の突起部44が形成
されている。また、クラッチレバー11のニュートラル
レバー9側面には、軸方向の他方側に突出する円柱状の
突起部45が形成されている。
【0047】セーフティレバー12は、本発明の挟圧手
段であって、樹脂により略円環板形状に一体成形されて
おり、ニュートラルレバー9の扇状部31の一端面とノ
ブインナレバー10の環状部33の他端面との間に配さ
れている。このセーフティレバー12は、ニュートラル
レバー9の環状部30の外周にこの環状部30に回動自
在に支持された円環部46を有している。
【0048】この円環部46の外周面は、ニュートラル
レバー9がアンロック状態とロック状態の時にクラッチ
レバー11の突起部45に当接してクラッチレバー11
の係合部43をニュートラルレバー9の突出部32の施
錠側端部方向に挟圧する挟圧面とされている。なお、ニ
ュートラルレバー9にクラッチレバー11側へ突出する
逆L字状の突出片を設けている場合には、その突出片が
クラッチレバー11の揺動端部42の内側面に当接して
クラッチレバー11の係合部43を突出部32と施錠側
端部(突出部32の同一円周上の部位)に挟圧すること
が可能となる。
【0049】また、円環部46の外周面には、ニュート
ラルレバー9がロック状態とスーパーロック状態との間
のみクラッチレバー11の突起部45を係合する係合溝
47が形成されている。そして、円環部46の外周面か
らは、施錠側ストッパ16に係止される延長片48が延
長されている。円環部46の延長片48と対称位置とな
る他端面には、ニュートラルレバー9側へ突出した円柱
状の突起部49が形成されている。
【0050】リターンスプリング13は、本発明の弾性
手段であって、クラッチレバー11の揺動端部42に形
成された係合部43をニュートラルレバー9の突出部3
2の施錠側端部へ押し当てる方向に付勢するコイルばね
等のクラッチレバー付勢手段である。このリターンスプ
リング13は、一端がクラッチレバー11の揺動端部4
2の内側面(突起部44)に保持され、他端がノブイン
ナレバー10の環状部33の収納溝38の底壁面に保持
されている。
【0051】リターンスプリング14は、本発明の付勢
手段であって、セーフティレバー12の延長片48を施
錠側ストッパ16へ押し当てる方向に付勢するコイルば
ね等のセーフティレバー付勢手段である。このリターン
スプリング14は、一端がセーフティレバー12の突起
部49に保持され、他端がケース6のロアケースに形成
された突起部50に保持されている。
【0052】解錠側ストッパ15および施錠側ストッパ
16は、ゴムクッション等の緩衝手段が用いられ、ケー
ス6のロアケースの内壁面に固定され、ニュートラルレ
バー9、ノブインナレバー10およびセクタギヤ22を
係止する際に衝撃を吸収する働きをする。
【0053】解錠側ストッパ15は、ニュートラルレバ
ー9、ノブインナレバー10およびセクタギヤ22がロ
ック状態からアンロック状態へ駆動された時に、ニュー
トラルレバー9の扇状部31の解錠側端部、ノブインナ
レバー10の突出部34の解錠側端部およびセクタギヤ
22の解錠側端部を係止してこれらがより回動すること
を規制する解錠側回動規制手段である。
【0054】施錠側ストッパ16は、本発明の解放手段
であって、ノブインナレバー10がアンロック状態から
ロック状態へ駆動された時に、ノブインナレバー10の
突出部35の施錠側端部を係止してこれらがより回動す
ることを規制する施錠側回動規制手段である。
【0055】また、施錠側ストッパ16は、ニュートラ
ルレバー9およびセクタギヤ22がロック状態からスー
パーロック状態へ駆動された時に、ニュートラルレバー
9の扇状部31の施錠側端部およびセクタギヤ22の解
錠側端部を係止してこれらがより回動することを規制す
る施錠側回動規制手段である。
【0056】マイクロスイッチ17は、本発明のスイッ
チ手段であって、ノブインナレバー10の突出部35の
張出部39によりピンボタン51が押圧されると、アク
チュエータ本体8の通電制御装置(図示せず)へ電気信
号を送る。その通電制御装置は、本発明の通電制御手段
であって、マイクロスイッチ17より電気信号を入力す
ると、回路の切り替えにより電動モータ7への通電を停
止するようになっている。そして、電動モータ7への通
電停止は、例えば端子間ショートによりなされる。
【0057】なお、この実施例では、ニュートラルレバ
ー9、ノブインナレバー10、クラッチレバー11、セ
ーフティレバー12、リターンスプリング13、14、
解錠側ストッパ15、施錠側ストッパ16およびマイク
ロスイッチ17等から自動車用ドアロック駆動装置1の
アクチュエータ4のクラッチ機構(係合解放手段)53
が構成される。
【0058】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
自動車用ドアロック駆動装置1の作用を図1ないし図7
に基づいて簡単に説明する。ここで、図4ないし図7は
アクチュエータ4のクラッチ機構53の各作動状態を示
した図である。
【0059】(キー操作によりドアを解錠する時)自動
車の車室外においてドアを解錠する場合には、キーシリ
ンダ内にキーを差し込んでキーを回してドアロック本体
2のアンロック状態への切り替えを指示する。すると、
電動モータ7が解錠側へ通電されることにより、アクチ
ュエータ本体8がアンロック状態側へ駆動される。これ
により、アクチュエータ本体8のセクタギヤ22の回動
によりニュートラルレバー9がアンロック状態側へ回転
し、且つこのニュートラルレバー9に一体成形された出
力軸23がアンロック状態側へ回転する。
【0060】このとき、セーフティレバー12の円環部
46の挟圧力、およびリターンスプリング13の弾性力
によって、クラッチレバー11が軸穴40およびピン4
1を中心にして出力軸23の径方向の外方側へ揺動して
いる。これにより、ノブインナレバー10の突出部34
とクラッチレバー11の係合部43とが、ニュートラル
レバー9の突出部32を挟み込むようにして突出部32
の解錠側端部と施錠側端部に係合している。すなわち、
突出部32と同一円周上の所定の位置(突出部32の施
錠側端部)と軸穴40との距離が所定の距離(クラッチ
レバー11のピン41と係合部43との長手方向寸法)
に保たれ、クラッチレバー11の係合部43が突出部3
2の施錠側端部に係合している。
【0061】したがって、ニュートラルレバー9の突出
部32によりノブインナレバー10の突出部34が押さ
れることによって、ニュートラルレバー9の動きにノブ
インナレバー10も追随し、ノブインナレバー10がア
クチュエータ本体8の出力軸23を中心にしてアンロッ
ク状態側へ回転する。そして、図4に示したように、ニ
ュートラルレバー9の扇状部31の解錠側端部、ノブイ
ンナレバー10の突出部34の解錠側端部およびセクタ
ギヤ22の解錠側端部が解錠側ストッパ15に当接して
係止され、アクチュエータ本体8がアンロック状態とな
る。
【0062】これにより、ニュートラルレバー9がアン
ロック状態側へ回転し、且つこのニュートラルレバー9
に一体成形された出力軸23と一体的に回転するロッキ
ングレバー28にジョイント29を介して連結したドア
ロック本体2がロック状態に切り替えられ、ノブインナ
レバー10にノブレバー37を介して連結したノブ3も
アンロック状態に設定される。したがって、自動車の運
転席側ドアが解錠され、これと連動してその他のドアも
解錠される。
【0063】(キー操作によりドアを施錠する時)次
に、自動車の車室外においてドアを施錠する場合には、
キーシリンダ内にキーを差し込んでキーを回してドアロ
ック本体2のロック状態への切り替えを指示する。する
と、電動モータ7が施錠側へ通電されることにより、ア
クチュエータ本体8がアンロック状態からロック状態側
へ駆動される。
【0064】これにより、ニュートラルレバー9がロッ
ク状態側へ回転し、且つこのニュートラルレバー9に一
体成形された出力軸23と一体的に回転するロッキング
レバー28にジョイント29を介して連結したドアロッ
ク本体2がロック状態に切り替えられる。
【0065】このとき、クラッチレバー11の係合部4
3がニュートラルレバー9の突出部32の施錠側端部に
係合しているので、ニュートラルレバー9の突出部32
によりクラッチレバー11を介してノブインナレバー1
0の突出部35が押される。このため、ニュートラルレ
バー9の動きにノブインナレバー10も追随し、ノブイ
ンナレバー10がアクチュエータ本体8の出力軸23を
中心にしてロック状態側へ回転する。そして、図5に示
したように、ノブインナレバー10の突出部35の施錠
側端部が施錠側ストッパ16に当接して係止され、アク
チュエータ本体8がロック状態となる。
【0066】また、このとき、マイクロスイッチ17の
ピンボタン51がノブインナレバー10の張出部39に
より押圧されるため、通電制御装置によって電動モータ
7の施錠側への通電が一旦停止する。これにより、アク
チュエータ本体8の出力軸23、ニュートラルレバー9
およびノブインナレバー10の回転が停止して、ドアロ
ック本体2がロック状態に保持され、ノブ3が下降して
ロック状態に設定される。したがって、自動車の運転席
側ドアが施錠され、これと連動してその他のドアも施錠
される。
【0067】(ノブ3の手動操作によりドアを施錠す
る)次に、自動車の車室内においてドアを施錠する場合
には、ノブ3を手動操作によりロック状態側に下げる。
すると、ノブ3にロッド5を介して連結しているノブイ
ンナレバー10がアクチュエータ本体8の出力軸23を
中心にしてロック状態側に回転する。
【0068】このとき、クラッチレバー11の係合部4
3がニュートラルレバー9の突出部32の施錠側端部に
係合しているので、ノブインナレバー10の突出部34
によりニュートラルレバー9の突出部32が押される。
このため、ノブインナレバー10の動きにニュートラル
レバー9も追随し、ニュートラルレバー9もアクチュエ
ータ本体8の出力軸23を中心にロック状態側へ回転す
る。そして、図5に示したように、ノブインナレバー1
0の突出部38の施錠側端部が施錠側ストッパ16に当
接して係止され、ノブインナレバー10がロック状態と
なる。
【0069】これにより、ニュートラルレバー9に一体
成形された出力軸23と一体的に回転するロッキングレ
バー28にジョイント29を介して連結しているドアロ
ック本体2がロック状態側に切り替えられて、自動車の
運転席側ドアが施錠され、これと連動してその他のドア
も施錠される。また、ドアロック本体2を自動車の車室
内においてロック状態からアンロック状態へ切り替える
場合には、ノブ3を手動操作によりアンロック状態側に
上げることにより、同様に作動して、ドアロック本体2
がアンロック状態側に切り替えられて、自動車の運転席
側ドアが解錠され、これと連動してその他のドアも解錠
される。
【0070】(ノブ3のロック状態の時のスーパーロッ
ク状態へ切り替える時)次に、ドアロック本体2および
アクチュエータ本体8をスーパーロック状態に切り替え
る場合には、キーシリンダ内にキーを差し込んでキーを
回してドアロック本体2のスーパーロック状態への切り
替えを指示する。すると、電動モータ7がさらに施錠側
に通電されることにより、アクチュエータ本体8がロッ
ク状態からスーパーロック状態へ駆動される。
【0071】これにより、ニュートラルレバー9がスー
パーロック状態側へ回転するので、ニュートラルレバー
9に一体成形された出力軸23と一体的に回転するロッ
キングレバー28にジョイント29を介して連結してい
るドアロック本体2がスーパーロック状態へ切り替えら
れる。
【0072】ここで、ニュートラルレバー9が余裕回転
角θ(図5参照)分だけスーパーロック状態側へ回転す
ると、ノブインナレバー10のスーパーロック状態側へ
の回転が施錠側ストッパ16によって規制されている。
このため、ニュートラルレバー9とノブインナレバー1
0との回転停止時期が異なることになり、ニュートラル
レバー9とノブインナレバー10とがずれ、ニュートラ
ルレバー9の突出部32の施錠側端部がノブインナレバ
ー10の軸穴40に接近する。
【0073】したがって、突出部32と同一円周上の所
定の位置(突出部32の施錠側端部)と軸穴40との距
離が所定の距離(クラッチレバー11のピン41と係合
部43との長手方向寸法)より短くなり、リターンスプ
リング13の弾性力に抗して、クラッチレバー11の係
合部43がニュートラルレバー9の突出部32の施錠側
端部の傾斜面を滑ることにより突出部32を乗り越えて
突出部32の内周面と環状部33の外周面との間に入り
込み、セーフティレバー12の係合溝47内に係合す
る。
【0074】すなわち、リターンスプリング13が撓む
ことにより、クラッチレバー11がピン41を中心にし
て出力軸23の径方向の内方側へ揺動して、クラッチレ
バー11の突起部45がセーフティレバー12の係合溝
47内に係合する。このとき、ノブインナレバー10の
突出部34もニュートラルレバー9の突出部32の解錠
側被係合部より離れるので、ニュートラルレバー9とノ
ブインナレバー10との連動状態が解除される。
【0075】これにより、ニュートラルレバー9とノブ
インナレバー10との駆動連結が解除され、ニュートラ
ルレバー10の突出部35の施錠側端部が施錠側ストッ
パ16に当接して係止されることによって、図6に示し
たように、アクチュエータ本体8の出力軸23とニュー
トラルレバー9がスーパーロック状態側に駆動される。
【0076】これにより、ニュートラルレバー9に一体
成形された出力軸23と一体的に回転するロッキングレ
バー28にジョイント29を介して連結しているドアロ
ック本体2がスーパーロック状態となるため、自動車の
運転席側ドアがスーパーロックされ、これと連動してそ
の他のドアもスーパーロックされる。このとき、ノブ3
はノブインナレバー10が回転しないため、ロック状態
に維持される。
【0077】なお、スーパーロック状態を解除するに
は、キー操作等によりニュートラルレバー9をアンロッ
ク状態側へ作動させれば、離脱しているクラッチレバー
11の係合部43がニュートラルレバー9の突出部32
の施錠側端部に係合するため、通常のようにノブ3の手
動操作によるロック状態とアンロック状態との切り替え
が可能な状態に戻る。
【0078】(スーパーロック状態の時のノブ3の手動
操作時)次に、ドアロック本体2およびアクチュエータ
本体8がスーパーロック状態の時に、ノブ3を手動操作
することによりドアロック本体2を無理やり解錠状態
(アンロック状態)に切り替えようとすると、図7に示
したように、ノブインナレバー10の回転に伴って、リ
ターンスプリング14の弾性力に抗してセーフティレバ
ー12が解錠側へ回転する。
【0079】すなわち、クラッチレバー11の係合部4
3がニュートラルレバー9の突出部32の内周面を滑る
だけで、ニュートラルレバー9は回転しないので、ドア
ロック本体2をアンロック状態へ切り替えることができ
ない。また、ドアロック本体2がスーパーロック状態の
時に、ノブ3を手動操作することによりドアロック本体
2を無理やりアンロック状態に切り替えようとしても、
ドアロック本体2、電動モータ7、アクチュエータ本体
8および出力軸23に過大な荷重が加わらないので、こ
れらの構成部品が損傷することはない。
【0080】(ノブ3をアンロック状態に固定してアク
チュエータ本体8をロック状態へ切り替えようとした
時)例えばドアロック本体2のアンロック状態におい
て、ノブ3やノブインナレバー10を固定して、キー操
作等によりアクチュエータ本体8を作動させてニュート
ラルレバー9をロック状態側へ回動しようとすることが
考えられる。
【0081】この場合には、図4に示したように、セー
フティレバー12の円環部46とクラッチレバー11の
突起部45とが当接してクラッチレバー11の係合部4
3をニュートラルレバー9の突出部32の施錠側端部に
挟圧している。したがって、ニュートラルレバー9の突
出部32の施錠側端部とセーフティレバー12の円環部
46とでクラッチレバー11の揺動端部42が挟み込ま
れることになり、セーフティレバー12の円環部46が
邪魔をして、クラッチレバー11が動けない。このた
め、アクチュエータ4の誤作動が阻止され、ドアロック
本体2がスーパーロック状態へ切り替わることはない。
【0082】〔第1実施例の効果〕以上のように、自動
車用ドアロック駆動装置1は、ドアロック本体2がスー
パーロック状態のときに、ドアロック本体2およびアク
チュエータ4とノブ3との連動状態を解除することがで
きる。これにより、ドアロック本体2、電動モータ7、
アクチュエータ本体8および出力軸23の損傷を防止す
ることができると共に、ノブ3の手動操作によるドアロ
ック本体2のアンロック状態への切り替えを防止するこ
とができ、自動車の盗難等を防止することができる。
【0083】そして、アクチュエータ本体8を駆動する
電動モータ7によって、ノブ3とアクチュエータ4およ
びドアロック本体2との連動と連動状態の解除を行うよ
うにしているので、電動モータ7が複数個必要となら
ず、製品コストを低下させることができる。
【0084】さらに、アクチュエータ4のケース6内に
他の電動モータの収容スペースが不要となると共に、ニ
ュートラルレバー9とノブインナレバー10を扇形形状
に形成し、かつ、ニュートラルレバー9とノブインナレ
バー10よりセーフティレバー12の径方向寸法が小さ
いので、ニュートラルレバー9とノブインナレバー10
を円板形状にしたものと比較してケース6の体格をコン
パクト化することができ、アクチュエータ4の取付スペ
ースを縮小化することができる。
【0085】ドアロック本体2のアンロック状態におい
て、ノブ3やノブインナレバー10を固定して、キー操
作等によりアクチュエータ本体8を作動させてニュート
ラルレバー9をロック状態側へ回動しようとしても、ク
ラッチレバー11がニュートラルレバー9の突出部32
の施錠側端部とセーフティレバー12の円環部46とで
クラッチレバー11の揺動端部42が挟み込まれてクラ
ッチレバー11が動けない。
【0086】この結果、ドアロック本体2のアンロック
状態においてノブ3やノブインナレバー10を固定して
ロック状態へ切り替えようとした際に、誤ってクラッチ
機構53がスーパーロック状態に切り替わってしまう等
のアクチュエータ4の誤作動を防止できるので、ノブ3
の手動操作によるドアロック本体2のロック状態とアン
ロック状態との切り替えができなくなるという恐れは全
くない。
【0087】〔第2実施例〕図8ないし図11はこの発
明の第2実施例を示したもので、図8は自動車用ドアロ
ック駆動装置のアクチュエータを示した図である。
【0088】この実施例のセーフティレバー12には、
アクチュエータ本体8の出力軸23を中心にして延長片
48に対称的な位置に解錠側ストッパ15に係止される
延長片52が一体成形されている。すなわち、セーフテ
ィレバー12は、アクチュエータ本体8の出力軸23を
挟んで、解錠側端部に形成された延長片52が、本発明
の回動規制手段としての解錠側ストッパ15を介してケ
ース6のロアケースに固定され、施錠側端部に形成され
た延長片48が、本発明の回動規制手段としての施錠側
ストッパ16を介してケース6のロアケースに固定され
ている。このため、リターンスプリング14と、これを
保持する突起部49およびロアケースの突起部50を廃
止することができ、部品点数を軽減することができる。
【0089】次に、この実施例の自動車用ドアロック駆
動装置1の作用を図8ないし図11に基づいて簡単に説
明する。ここで、図9ないし図11はアクチュエータ4
のクラッチ機構53の各作動状態を示した図である。
【0090】ノブ3およびアクチュエータ4による通常
のドアロック本体2およびアクチュエータ本体8のアン
ロック状態(図9参照)とロック状態(図10参照)と
の切り替えは、第1実施例と同様のため説明を省略す
る。
【0091】ドアロック本体2およびアクチュエータ本
体8のスーパーロック状態の時には、ノブインナレバー
10に揺動自在に支持されたクラッチレバー11とケー
ス6のロアケースに固定されたセーフティレバー12と
が突起部45と係合溝47を介して係合している。この
ため、ノブ3を手動操作することによりドアロック本体
2およびアクチュエータ本体8を無理やりアンロック状
態に切り替えようとしてもノブインナレバー10がセー
フティレバー12によりロックされ、ノブ3が拘束され
る。したがって、アンロック状態への切り替えはなされ
ない。また、電動モータ7、アクチュエータ本体8、ニ
ュートラルレバー9および出力軸23はノブインナレバ
ー10と連動状態ではないため、過大な荷重が伝わらな
い。
【0092】また、仮に、図9に示したアンロック状態
の時に、ノブインナレバー10を固定して、ニュートラ
ルレバー9をロック状態側へ動かそうとしても、セーフ
ティレバー12の円環部46がクラッチレバー11の突
起部45に当接しており、クラッチレバー11の揺動端
部42がニュートラルレバー9の突出部32とセーフテ
ィレバー12の円環部46とで挟み込まれている。すな
わち、セーフティレバー12の円環部46の挟圧力によ
り、クラッチレバー11の突起部45が、ケース6のロ
アケースに固定されたセーフティレバー12の係合溝4
7内に入らないようになっている。したがって、このよ
うな場合でも、クラッチレバー11の係合部43がセー
フティレバー12の円環部46の挟圧力によりニュート
ラルレバー9の突出部32の施錠側端部から外れないよ
うに保持されることにより、通常のアンロック状態が維
持でき、ノブ3の手動操作によるドアロック本体2のア
ンロック状態とロック状態との切り替えを行うことがで
きる。
【0093】〔第3実施例〕図12ないし図15はこの
発明の第3実施例を示したもので、図12は自動車用ド
アロック駆動装置のアクチュエータを示した図である。
【0094】この実施例では、ケース6とセーフティレ
バー12とを一体成形により構成している。これによ
り、セーフティレバー12をケース6とは別に形成する
必要がないので、部品点数が軽減し、製品コストが減少
する。
【0095】次に、この実施例の自動車用ドアロック駆
動装置1の作用を図12ないし図15に基づいて簡単に
説明する。ここで、図13ないし図15はアクチュエー
タ4のクラッチ機構53の各作動状態を示した図であ
る。
【0096】ノブ3およびアクチュエータ4による通常
のドアロック本体2およびアクチュエータ本体8のアン
ロック状態(図13参照)とロック状態(図14参照)
との切り替えは、第1実施例と同様のため説明を省略す
る。
【0097】ドアロック本体2のスーパーロック状態の
時には、ノブインナレバー10に揺動自在に支持された
クラッチレバー11とケース6に一体成形されたセーフ
ティレバー12とが突起部45と係合溝47を介して係
合している。このため、ノブインナレバー10がセーフ
ティレバー12によりロックされ、ノブ3が拘束される
ので、ノブ3を手動操作することによりドアロック本体
2を無理やりアンロック状態に切り替えようとしても、
アンロック状態への切り替えはなされない。また、電動
モータ7、アクチュエータ本体8、ニュートラルレバー
9および出力軸はノブインナレバー10と連動状態では
ないため、第2実施例と同様にして、過大な荷重が伝わ
らない。
【0098】また、仮に、図13に示したアンロック状
態の時に、ノブインナレバー10を固定して、ニュート
ラルレバー9をロック状態側へ動かそうとしても、セー
フティレバー12の円環部46の挟圧力により、クラッ
チレバー11の係合部43がニュートラルレバー9の突
出部32の施錠側端部から外れないように保持されるの
で、通常のアンロック状態が維持される。このため、ノ
ブ3の手動操作によるドアロック本体2のアンロック状
態とロック状態との切り替えを行うことができる。
【0099】〔変形例〕この実施例では、キーシリンダ
内にキーを差し込んでドアロック本体2のアンロック状
態、ロック状態、スーパーロック状態への切り替えを指
示したが、集中ドアロックスイッチやリモートコントロ
ーラ等の他の指示手段を用いてドアロック本体2のアン
ロック状態、ロック状態、スーパーロック状態への切り
替えを指示しても良い。なお、この発明を自動車のトラ
ンクリッドの解錠、施錠、自動車以外の車両のドアの解
錠、施錠や建築物のドアの施錠、解錠に用いても良い。
【0100】この実施例では、係脱手段として一体成形
されたクラッチレバー11を用いたが、係脱手段として
2個以上の部品よりなる係脱部材を用いても良い。この
実施例では、弾性手段としてリターンスプリング13を
用いたが、弾性手段として合成ゴムやプラスチック等の
弾性変形可能な樹脂、板ばね等の弾性変形可能な金属、
エアクッションなどを用いても良い。また、弾性手段を
クラッチレバー11より径方向の外方側や軸方向に配し
ても良い。
【0101】この実施例では、施錠側回動規制手段とし
て1個の施錠側ストッパ16を設けたが、施錠側回動規
制手段として第1のレバーとしてのニュートラルレバー
9と第2のレバーとしてノブインナレバー10との回転
停止時期が異なるように回動を規制する2個以上の施錠
側回動規制手段を設けても良い。また、第1のレバーと
してのニュートラルレバー9と第2のレバーとしてノブ
インナレバー10の形状は扇形形状に限られるものでは
ない。例えば円環形状、楕円形状、長円形状、三角形状
や四角形状の多角形状等でも良い。
【0102】この実施例では、スーパーロック状態の時
にクラッチレバー11の係合部43をニュートラルレバ
ー9の突出部32の内周面に摺動させたが、スーパーロ
ック状態の時にクラッチレバー11の係合部43をニュ
ートラルレバー9の突出部32の外周面に摺動させても
良い。なお、突出部32の施錠側端部の傾斜面は、クラ
ッチレバー11の長手方向に対して鋭角でも、鈍角でも
良く、また球面状でも良い。また、クラッチレバー11
の係合部43の形状は、球面状、平面状、のこ歯状等に
しても良い。
【0103】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、アクチュエー
タ本体によりドアロック本体を第2施錠状態にした時、
手動操作手段を手動操作することによりドアロック本体
を無理やり解除状態に切り替えようとしても、ドアロッ
ク本体およびアクチュエータ本体に連動する第1のレバ
ーと手動操作手段に連動する第2のレバーとの連動状態
が解除されている。このため、ドアロック本体の解錠状
態への切り替えを阻止することができ、且つドアロック
本体およびアクチュエータ本体の損傷を防止することが
できる。
【0104】請求項2に記載の発明ないし請求項5に記
載の発明によれば、解錠状態にて手動操作手段および第
2のレバーを固定した状態で、第1のレバーを第1施錠
状態へ回動させようとしても、係脱手段が動かないの
で、手動操作手段の手動操作によりドアの解錠が不可能
な第2施錠状態へ切り替わることがなくなる。このた
め、手動操作手段によるドアの解錠、施錠ができなくな
るという不具合を解消することができる。
【0105】請求項6に記載の発明は、アクチュエータ
本体によりドアロック本体を解錠状態から第1施錠状態
へ切り替える際に、誤ってアクチュエータ本体が第2施
錠状態へ切り替わってしまうことを防止することができ
る。
【0106】請求項7に記載の発明は、第1のレバーと
第2のレバーの平面形状が扇形形状に形成されているた
め、第1のレバーおよび第2のレバーを円板形状に形成
した場合より第1のレバーおよび第2のレバーの回動範
囲が小さくなるので、アクチュータの小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に用いた自動車用ドアロ
ック駆動装置のアクチュエータのクラッチ機構を示した
分解斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例に用いた自動車用ドアロ
ック駆動装置の全体構造を示した構成図である。
【図3】図1のアクチュエータを示した平面図である。
【図4】図1のアクチュエータのクラッチ機構のアンロ
ック状態を示した説明図である。
【図5】図1のアクチュエータのクラッチ機構のロック
状態を示した説明図である。
【図6】図1のアクチュエータのクラッチ機構のノブ・
ロック状態の時のスーパーロック状態を示した説明図で
ある。
【図7】図1のアクチュエータのクラッチ機構のノブ・
アンロック状態の時のスーパーロック状態を示した説明
図である。
【図8】この発明の第2実施例に用いた自動車用ドアロ
ック駆動装置のアクチュエータを示した平面図である。
【図9】図8のアクチュエータのクラッチ機構のアンロ
ック状態を示した説明図である。
【図10】図8のアクチュエータのクラッチ機構のロッ
ク状態を示した説明図である。
【図11】図8のアクチュエータのクラッチ機構のスー
パーロック状態を示した説明図である。
【図12】この発明の第3実施例に用いた自動車用ドア
ロック駆動装置のアクチュエータを示した平面図であ
る。
【図13】図12のアクチュエータのクラッチ機構のア
ンロック状態を示した説明図である。
【図14】図12のアクチュエータのクラッチ機構のロ
ック状態を示した説明図である。
【図15】図12のアクチュエータのクラッチ機構のス
ーパーロック状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 自動車用ドアロック駆動装置 2 ドアロック本体 3 ノブ(手動操作手段) 4 アクチュエータ 8 アクチュエータ本体 9 ニュートラルレバー(第1のレバー) 10 ノブインナレバー(第2のレバー) 11 クラッチレバー(係脱手段) 12 セーフティレバー(挟圧手段) 13 リターンスプリング(弾性手段) 14 リターンスプリング(付勢手段) 15 解錠側ストッパ(回動規制手段) 16 施錠側ストッパ(解放手段、回動規制手段) 17 マイクロスイッチ(スイッチ手段) 23 出力軸 32 突出部 40 軸穴(軸部) 43 係合部 45 突起部 47 係合溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアを施錠、解錠するドアロック本体と、
    このドアロック本体を手動操作により機械的に作動させ
    る手動操作手段と、前記ドアロック本体を作動させるア
    クチュエータとを備えたドアロック駆動装置であって、 前記アクチュエータは、 (a)ドアが解錠されている解錠状態、前記手動操作手
    段の手動操作によりドアの解錠が可能な第1施錠状態、
    前記手動操作手段の手動操作によりドアの解錠が不可能
    な第2施錠状態に基づいて、出力軸を回動させるアクチ
    ュエータ本体と、 (b)前記ドアロック本体および前記アクチュエータ本
    体と連動して前記出力軸を中心にして回動すると共に、
    回動方向に直交する方向に突出する突出部を有する第1
    のレバーと、 (c)この第1のレバーの突出部上に重ね合わされ、前
    記手動操作手段と連動して前記出力軸を中心にして回動
    すると共に、前記第1のレバーとの対向面に軸部を有す
    る第2のレバーと、 (d)この第2のレバーの軸部に揺動自在に支持され、
    前記軸部を中心にして揺動すると共に、前記アクチュエ
    ータ本体の解錠状態と第1施錠状態の時に前記突出部に
    係合する係合部を有する係脱手段と、 (e)この係脱手段の係合部を前記突出部と係合する方
    向に付勢する弾性手段と、 (f)前記アクチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ
    前記弾性手段の弾性力に抗して前記係脱手段の係合部を
    前記突出部より解放する解放手段とを備えたドアロック
    駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記アクチュエータは、前記第1のレバーと前記第2の
    レバーとの間に配され、前記アクチュエータ本体の解錠
    状態の時に前記係脱手段の係合部を前記突出部と同一円
    周上の部位に挟圧する挟圧手段を備えたことを特徴とす
    るドアロック駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記係脱手段は、揺動方向に直交する方向に突出する突
    起部を有し、 前記挟圧手段は、前記出力軸を中心にして回動すると共
    に、前記アクチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ前
    記係脱手段の突起部を係合する係合溝、および前記挟圧
    手段を施錠側方向に付勢する付勢手段を有することを特
    徴とするドアロック駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記係脱手段は、揺動方向に直交する方向に突出する突
    起部を有し、 前記挟圧手段は、前記出力軸を回動自在に支持すると共
    に、前記アクチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ前
    記係脱手段の突起部を係合する係合溝、および前記挟圧
    手段の回動を規制する回動規制手段を有することを特徴
    とするドアロック駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記係脱手段は、揺動方向に直交する方向に突出する突
    起部を有し、 前記挟圧手段は、前記アクチュエータのケースに一体成
    形され、前記出力軸を回動自在に支持すると共に、前記
    アクチュエータ本体の第2施錠状態の時のみ前記係脱手
    段の突起部を係合する係合溝を有することを特徴とする
    ドアロック駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    のドアロック駆動装置において、 前記アクチュエータは、前記アクチュエータ本体の第1
    施錠状態の時に、前記第2のレバーに当接するスイッチ
    手段と、 このスイッチ手段に前記第2のレバーが当接した際に、
    前記アクチュエータ本体ヘの通電を停止する通電制御手
    段とを備えたことを特徴とするドアロック駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    のドアロック駆動装置において、 前記第1のレバーと前記第2のレバーは、平面形状が扇
    形形状に形成されていることを特徴とするドアロック駆
    動装置。
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