JPH07268287A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JPH07268287A
JPH07268287A JP6420994A JP6420994A JPH07268287A JP H07268287 A JPH07268287 A JP H07268287A JP 6420994 A JP6420994 A JP 6420994A JP 6420994 A JP6420994 A JP 6420994A JP H07268287 A JPH07268287 A JP H07268287A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive sheet
water
paper
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JP6420994A
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English (en)
Inventor
Hideaki Suzuki
英明 鈴木
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘着シートに関し、詳しくは瓶等に貼付けて利
用されるラベル用粘着シートに関し、特に、瓶等に貼付
けたラベルを90〜150℃で熱処理した後には水中で
容易に剥がれる特性を有するものである。 【構成】表面基材、粘着剤層および剥離シートが順次積
層されてなる粘着シートにおいて、表面基材と粘着剤層
の間に熱膨張性樹脂粒子を含有する塗被層を設け、且つ
粘着剤が水溶性粘着剤であることを特徴とする粘着シー
トである。更に、かかる熱膨張性樹脂粒子を含有する塗
被層が水溶性であることを特徴とする粘着シートであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着シートに関し、詳
しくは瓶等に貼付けて利用されるラベル用粘着シートに
関し、特に、瓶等に貼付けたラベルを90〜150℃で
熱処理した後には水中で容易に剥がれる特性を有するも
のである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは商業用、事務用、家庭用等
として広範囲に亘ってラベル、ステッカー、ワッペン、
配送伝票等の形で使用されている。この粘着シートの一
般的構成は、表面基材と剥離シートとの間に粘着剤をサ
ンドイッチにした状態のものであり、表面基材としては
紙、フォイル、あるいはフィルム等が使用される。ま
た、剥離シートとしてはグラシン紙のような高密度原
紙、クレーコート紙、クラフト紙や上質紙等にポリエチ
レン等の樹脂フィルムをラミネートとしたポリラミ原紙
等にシリコーン化合物や弗素化合物の如き剥離剤を塗布
したものが用いられる。そして、粘着剤としてはゴム
系、アクリル系、ビニルエーテル系等のエマルション、
溶剤ないし無溶剤型の各種粘着剤が使用される。
【0003】かかる粘着シートは、種々の商品等に貼付
け、商品の特徴や名称、さらには値段等を表示すること
を主たる目的として利用されている。かかる粘着シート
の利用される分野の一つにビール瓶、酒瓶、および清涼
飲料水等の各種ドリンク剤用瓶のラベルとして利用され
ることがある。このようなラベルは、通常、ビール瓶等
に貼着して使用するが、瓶がエンドユーザーのもとでそ
の目的を達した後は、再度回収され、洗瓶工程にかけら
れ、ラベルを剥がし、新たに別のラベルを貼付けて製品
として再出荷されることになる。
【0004】ところで、洗瓶工程では通常回収されたラ
ベル付きの瓶類を高温の水酸化ナトリウム水溶液(70
〜80℃/濃度3〜5重量%)で処理し、瓶より粘着ラ
ベルを剥離する方法が取られる。しかしながら、このよ
うな、所謂酒やビール瓶用ラベルの如く洗瓶工程にかけ
られる粘着シート(ラベル)に使用される表面基材は弱
アルカリ水溶液や温水で溶解しやすいように、水の浸透
性があるものに限定される不便があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に瓶貼り
用の粘着ラベルに関し、従来の欠点を改良し、表面基材
の種類を自由に選択して適用でき、瓶等に貼付けたラベ
ルを90〜150℃で熱処理した後、水中では容易に剥
がれる粘着シートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面基材、粘
着剤層および剥離シートが順次積層されてなる粘着シー
トにおいて、表面基材と粘着剤層の間に熱膨張性樹脂粒
子を含有する塗被層を設け、且つ粘着剤が水溶性粘着剤
であることを特徴とする粘着シートである。更に、かか
る熱膨張性樹脂粒子を含有する塗被層が水溶性であるこ
とを特徴とする粘着シートである。
【0007】
【作用】本発明は、前記した如く、粘着シートを貼着し
たビール瓶等を単に水中に浸漬するだけでは剥がれず、
一旦90〜150℃で熱処理した後、瓶を水中に浸漬す
ることにより容易に粘着シートを剥離することができる
粘着シートを提供するものである。そして、そのような
粘着シートを得るために、表面基材、粘着剤層および剥
離シートが順次積層されてなる粘着シートにおいて、表
面基材と粘着剤層の間に熱膨張性樹脂粒子を含有する塗
被層を設けところに特徴を有する。
【0008】本発明の粘着シートにおける表面基材の裏
面に設けられる塗被層に含有される熱膨張性樹脂粒子と
しては、熱可塑性樹脂殻の内部に加熱によりガスを発生
する成分、好ましくは該熱可塑性樹脂の軟化温度より低
い沸点を有する有機物をマイクロカプセル化して得られ
るものであり、例えば特公昭42−26524号公報に
記載されている方法によって製造される。熱膨張性樹脂
粒子の殻として用いられる熱可塑性樹脂の例としては、
アクリル酸系重合体、例えばポリアクリル酸エステル、
アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタ
クリル酸エステル−アクリル酸共重合体等、塩化ビニリ
デン系重合体、例えば塩化ビニリデン−メタクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共
重合体等およびスチレン系重合体、例えばポリスチレ
ン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体等であり、
必要ならばこれに酢酸ビニル、塩化ビニル、イタコン
酸、シトラコン酸、マレイン酸等をその成分として有し
ていてもよい。
【0009】この樹脂の殻はその構成成分である単量体
を加熱によりガスを発生する成分の存在下に重合して形
成すればよい。加熱によりガスを発生する成分の好まし
い具体例は、プロパン、ブタン、ペンタン、イソブタ
ン、ネオペンタン等であり、必要ならアゾビスブチロニ
トリル等の熱分解性化合物を使用してもよい。好ましい
熱膨張性樹脂粒子は、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合体、
メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合体を殻
とし、プロパン、ブタン、ペンタン等をガス発生成分と
して有するものである。
【0010】本発明に用いられる熱膨張性樹脂粒子の粒
子径は5〜50μm程度、好ましくは10〜30μm、
膨張倍率は20〜150倍程度、好ましくは50〜10
0倍のものである。
【0011】以上のような熱膨張性樹脂粒子は、例えば
ミクロパール(松本油脂製薬株式会社製)、マイクロフ
ェア(松本油脂製薬株式会社製)、サランマイクロスフ
ェア(ダウケミカル社製)、エクスパンセル(日本フィ
ライト株式会社製)等の商品名のものが入手できる。
【0012】本発明において表面基材の裏面に設けられ
る塗被層に用いられる熱膨張性樹脂粒子を接着するため
の高分子樹脂としては、澱粉、ポリビニルアルコール、
カゼイン、カルボキシメチルセルロース、スチレン・ブ
タジエン共重合体、メチルメタクリレート・ブタジエン
共重合体、塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリデン系共
重合体、アクリル酸エステル系共重合体、酢酸ビニル系
共重合体等の天然又は合成樹脂バインダーが水溶液又は
エマルションの形で使用できるが、水中での洗瓶適性を
考慮するとデキストリン、澱粉、酸化澱粉、カルボキシ
メチル澱粉、ジアルデヒド澱粉、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルメチルエー
テル、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、トラガン
トゴム、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸エステル系
共重合体等の水溶性樹脂が好ましく用いられる。また、
これらの高分子樹脂は、単独又は2種以上を混合使用し
てもよい。
【0013】塗被層に含有せしめる熱膨張性樹脂粒子の
配合割合は、高分子樹脂100重量部に対して熱膨張性
樹脂粒子1〜40重量部である。40重量部を越えて添
加すると、表面基材への密着性が不十分となり、1重量
部未満では、その膨張によるラベルの剥離性液体の侵入
が不十分となり、短時間でラベルを剥離できなくなる恐
れがある。
【0014】なお、塗被層には、その性質を阻害しない
範囲で、カオリン、クレー、タルク、焼成カオリン、デ
ラミカオリン、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、シ
リカ、ホワイトカーボン、ポリスチレン樹脂微粒子、尿
素−ホルマリン樹脂微粒子、微小中空粒子等のカルシウ
ムイオンを含有しない顔料、消泡剤、分散剤、増粘剤、
濡れ剤、染料等必要に応じて、種々の助剤を添加するこ
ともできる。
【0015】かかる熱膨張性樹脂粒子を含有する高分子
樹脂塗被液は、ブレードコーター、バーコーター、エア
ーナイフコーター、グラビアコーター、ロールコータ
ー、ダイコーター、リップコーター等の通常の塗被装置
で塗被される。この場合の塗被量は、固形分で2g/m
2 以上、好ましくは3〜20g/m2 の範囲で調節され
る。
【0016】本発明の粘着シートを構成する水溶性粘着
剤としては、特に限定されず、米国特許2838421
号明細書、特公昭50−34578号公報、特公昭52
−22768号公報および特公昭49−23813号公
報等に記載のような(共)重合体成分として特定のカル
ボキシル基含有(共)重合体あるいはそのアルカリ金属
塩、アミン塩、アルカノールアミン塩等の水溶性(共)
重合体塩を使用し、これにポリエーテルポリオール、多
価アルコール、酸性ロジンのアルカノールアミン塩等の
水溶性ないしは水分散性の可塑剤を含有したもの等が使
用される。
【0017】次に、粘着シートの構成成分である表面基
材としては、例えばフィルム(セロハン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩
化ビニル、ポリエステル等)、紙(上質紙、アート紙、
コート紙、キャスト紙、箔紙、クラフト紙、ポリエチレ
ンラミネート紙、含浸紙、蒸着紙、感熱紙等)、金属フ
ォイル、合成紙等が適宜使用できるが、ガラス瓶等の洗
浄適性や粘着シートの保存性を考慮すると、フィルム、
金属フォイル、合成紙等を基材としたものが望ましい。
【0018】上記により、本発明にかかる粘着シートか
ら得られたラベルは、ガラス瓶等に対する接着性に優
れ、かつその目的を達した後は、瓶を90〜150℃で
熱処理した後、水中に浸漬することで容易に剥がすこと
が可能である。
【0019】なお、粘着シートの形成方法は、常法に従
って、剥離シートの剥離剤層面上に粘着剤を塗被、乾燥
して粘着剤層を設け、次いで、表面基材とを貼合わせて
仕上げられる。この場合の剥離シートとしては、グラシ
ン紙の如き高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙、
上質紙にポリエチレン等をラミネートしたポリラミ紙ま
たはポリプロピレン等のフィルム等に水系、溶剤型ある
いは無溶剤型の弗素樹脂やシリコーン樹脂を乾燥重量で
0.05〜3g/m2 程度塗被後、熱硬化、電離放射線
硬化等によって剥離層を形成したものが使用される。
【0020】粘着剤を塗被する塗被装置としては、例え
ばロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、ス
ロットダイコーター、リップコーター等が適宜使用され
る。そして、粘着剤の塗被量は、乾燥重量で5〜50g
/m2 程度の範囲で調節されるのが望ましい。因みに、
5g/m2 未満の場合には、得られる粘着シート(表面
基材)のガラス瓶等に対する接着力が不十分となり、他
方50g/m2 を越える場合には、粘着シートの貼合わ
せ時に粘着剤がはみ出したり、剥離時の凝集破壊の原因
となる恐れがある。
【0021】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、勿論本発明はそれらに限定されるもので
はない。なお、例中の部、割合、塗被量等は特に断らな
い限り、全て固形分重量で示すものである。
【0022】実施例1 (熱膨張性樹脂粒子塗被層の作成)濃度20重量%のポ
リビニルアルコール(商品名:「PVA−403」,株
式会社クラレ製)100部、及び、濃度30重量%の熱
膨張性樹脂粒子(商品名:「エクスパンセルWU−64
2」,日本フィライト株式会社製)2部を混合し、濃度
18重量%の熱膨張性樹脂粒子含有塗被液を得た。かか
る塗被液を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムに乾燥重量が15g/m2 となるように塗
被、乾燥して塗被層を設けた。
【0023】(粘着シートの作成)ポリエチレンラミネ
ート剥離紙(商品名:「セパレート80EPSクリー
ム」,本州製紙株式会社製)に水溶性粘着剤(商品名:
「ニッセツKP−1436」,日本カーバイド工業株式
会社製)を、乾燥重量で25g/m2 となるように塗
被、乾燥させた後、この粘着剤層面と前記表面基材裏面
の塗被層とを貼合わせて粘着シートを作成した。
【0024】実施例2 (熱膨張性樹脂粒子塗被層の作成)濃度20重量%のポ
リビニルアルコール(商品名:「PVA−403」,株
式会社クラレ製)100部、及び、濃度30重量%の熱
膨張性樹脂粒子(商品名:「エクスパンセルWU−64
2」,日本フィライト株式会社製)6部を混合し、濃度
18重量%の熱膨張性樹脂粒子含有塗被液を得た。かか
る塗被液を、厚さ80μmの合成紙(商品名:「ユポS
GU−80」,王子油化合成紙株式会社製)の裏面に乾
燥重量が10g/m2 となるように塗被、乾燥して塗被
層を設けた。
【0025】(粘着シートの作成)ポリエチレンラミネ
ート剥離紙(商品名:「セパレート80EPSクリー
ム」,本州製紙株式会社製)に水溶性粘着剤(商品名:
「ニッセツKP−1436」,日本カーバイド工業株式
会社製)を、乾燥重量で25g/m2 となるように塗
被、乾燥させた後、この粘着剤層面と前記表面基材裏面
の塗被層とを貼合わせて粘着シートを作成した。
【0026】実施例3 (熱膨張性樹脂粒子塗被層の作成)濃度20重量%のポ
リビニルアルコール(商品名:「PVA−403」,株
式会社クラレ製)100部、及び、濃度30重量%の熱
膨張性樹脂粒子(商品名:「エクスパンセルWU−64
2」,日本フィライト株式会社製)12部を混合し、濃
度20重量%の熱膨張性樹脂粒子含有塗被液を得た。か
かる塗被液を、厚さ20μmの金属蒸着フィルム(商品
名:「アルミック(20μmOPP)」,本州製紙株式
会社製)の裏面に乾燥重量が5g/m2 となるように塗
被、乾燥して塗被層を設けた。
【0027】(粘着シートの作成)ポリエチレンラミネ
ート剥離紙(商品名:「セパレート80EPSクリー
ム」,本州製紙株式会社製)に水溶性粘着剤(商品名:
「タックレジンAT−5」,新中村化学株式会社製)
を、乾燥重量で25g/m2 となるように塗被、乾燥さ
せた後、この粘着剤層面と前記表面基材裏面の塗被層と
を貼合わせて粘着シートを作成した。
【0028】実施例4 (熱膨張性樹脂粒子塗被層の作成)濃度48重量%のS
BRラテックス(商品名:「T−2257」,日本合成
ゴム株式会社製)100部、及び、濃度50重量%の熱
膨張性樹脂粒子(商品名:「エクスパンセルWU−64
2」,日本フィライト株式会社製)12部を混合し、濃
度45重量%の熱膨張性樹脂粒子含有塗被液を得た。か
かる塗被液を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの裏面に乾燥重量が5g/m2 となるよう
に塗被、乾燥して塗被層を設けた。
【0029】(粘着シートの作成)ポリエチレンラミネ
ート剥離紙(商品名:「セパレート80EPSクリー
ム」,本州製紙株式会社製)に水溶性粘着剤(商品名:
「タックレジンAT−5」,新中村化学株式会社製)
を、乾燥重量で25g/m2 となるように塗被、乾燥さ
せた後、この粘着剤層面と前記表面基材裏面の塗被層と
を貼合わせて粘着シートを作成した。
【0030】比較例1 実施例1において、表面基材の裏面に熱膨張性樹脂粒子
塗被層を設けなかった以外は実施例1と同様にして粘着
シートを作成した。
【0031】比較例2 実施例1において、表面基材の裏面に塗被層としてポリ
ビニルアルコール(商品名:「PVA−403」,株式
会社クラレ製)を乾燥重量が5g/m2 となるように塗
被、乾燥した以外は実施例1と同様にして粘着シートを
作成した。
【0032】比較例3 比較例2において、表面基材としてアート紙(商品名:
「アート73」、新王子製紙株式会社製)を用いた以外
は比較例2と同様にして粘着シートを作成した。
【0033】かくして得られた7種類の粘着シートにつ
いて、下記の評価試験を行い、得られた結果を表1に示
した。
【0034】(評価試験項目) 〔接着力〕粘着シートの製造後、温度23±2℃、関係
湿度65±5%の雰囲気下に7日間保存し測定試料とし
た。JISZ−0237の常態粘着力の測定方法に準拠
し、ガラス板に対する接着力を測定した(単位:g/2
5mm)。
【0035】〔耐水性〕粘着シートの製造後、温度23
±2℃、関係湿度65±5%の雰囲気下に7日間保存し
測定試料とした。粘着シートを、直径50mmのガラス
管の表面に貼着し、1日間放置後、1日間水に浸漬し、
接着性を下記の評価基準により評価した。 「評価基準」 ○:粘着シートの粘着性は、水に浸漬する前後で変化が
なく、ガラス表面に強く接着していて、容易に剥がすこ
とができなかった。 ×:粘着シートが、ガラス表面との接着力が弱く、自然
脱落したり、容易に剥がすことが可能であった。
【0036】〔水洗浄性〕粘着シートの製造後、温度2
3±2℃、関係湿度65±5%の雰囲気下に7日間保存
し測定試料とした。粘着シートを、3リットルのガラス
ビーカーの内面に貼着し、1日間放置後、120℃で5
分間熱処理し、温度25℃の水をビーカー内に投入し、
その水を攪拌し、5分後に粘着シートの剥がれ易さを下
記の評価基準で評価した。 「評価基準」 ○:5分以内に剥がれた。 ×:手でも剥がすことができなかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、通常の
水に対しては十分な耐水性を有し、ガラス瓶等に貼付け
たラベルを120℃で熱処理した後は水で容易にラベル
を剥がすことができるガラス瓶等のリサイクルに適した
粘着シートであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面基材、粘着剤層および剥離シートが順
    次積層されてなる粘着シートにおいて、表面基材と粘着
    剤層の間に熱膨張性樹脂粒子を含有する塗被層を設け、
    且つ粘着剤が水溶性粘着剤であることを特徴とする粘着
    シート。
  2. 【請求項2】熱膨張性樹脂粒子を含有する塗被層が、水
    溶性である請求項1記載の粘着シート。
JP6420994A 1994-03-31 1994-03-31 粘着シート Pending JPH07268287A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004253612A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Nitto Denko Corp 半導体ウエハの仮固定方法及び電子部品、回路基板
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