JPH0726805A - キイシリンダ構造 - Google Patents

キイシリンダ構造

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Publication number
JPH0726805A
JPH0726805A JP17194893A JP17194893A JPH0726805A JP H0726805 A JPH0726805 A JP H0726805A JP 17194893 A JP17194893 A JP 17194893A JP 17194893 A JP17194893 A JP 17194893A JP H0726805 A JPH0726805 A JP H0726805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guard plate
key
rotor
key hole
ball check
Prior art date
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Pending
Application number
JP17194893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Watanuki
喜夫 綿貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17194893A priority Critical patent/JPH0726805A/ja
Publication of JPH0726805A publication Critical patent/JPH0726805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガードプレートを破壊させることなく不正解
錠の防止を図る。 【構成】 ローター4の端面に円形の収容部7を形成し
て、この収容部7に中心部にローター4のキイ孔8と合
致するキイ孔10を形成した高硬度材料からなる円形の
ガードプレート9を摺動自在に嵌装配置し、ガードプレ
ート9の周縁と収容部7の周縁とに亘ってボールチェッ
ク機構11を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のステアリングブ
ロック装置やドアロック装置等に用いられるキイシリン
ダ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングブロック装置のキ
イシリンダ構造として、例えば特開昭57−58775
号公報に示されているように、キイシリンダの不正解錠
を防止するため、ローターの端面に高硬度材料からなる
ガードプレートを配設したものが知られている。
【0003】これは、具体的にはキイシリンダのロータ
ーの端面に非円形の収容部を形成し、この収容部に中心
部にローターのキイ孔と合致するキイ孔を有し、かつ、
該収容部と同一形状に形成した高硬度樹脂材料からなる
ガードプレートを配設して構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構造によれ
ば、ローターの端部を覆うポジションキャップの中心開
口からガードプレートのキイ孔に工具を無理矢理にねじ
込んでも、ガードプレートが収容部内で非円形,非回転
となっているため、該ガードプレートが破壊してロータ
ーに無理な回転トルクが作用するのを回避し、不正解錠
を防止することができる。
【0005】しかし、このようにガードプレートの破壊
によって不正解錠を防止するため、その後の用には供し
得ない不具合がある。
【0006】そこで、本発明はガードプレートを破壊さ
せることなくキイシリンダの不正解錠を防止することが
できて、ガードプレートを再利用することができ、しか
も、ガードプレートをローター端面の収容部にガタツキ
なく配設することができて、低級音の発生もなく品質
感,信頼性を向上することができるキイシリンダ構造を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ローターの端面に円形の
収容部を形成し、この収容部に中心部にローターのキイ
孔と合致するキイ孔を形成した高硬度材料からなる円形
のガードプレートを配置し、このガードプレートの周縁
と収容部の周縁とに亘って、該ガードプレートを位置決
めし、かつ、ガードプレートに回転トルクが作用すると
これを空転させるボールチェック機構を設けてある。
【0008】
【作用】キイプレートをガードプレートのキイ孔および
ローターのキイ孔に挿入して回動すると、ガードプレー
トとローターは一体となって回動する。
【0009】ガードプレートのキイ孔に工具を無理矢理
にねじ込んで回動して、ガードプレートに回転トルクが
作用すると、ボールチェック機構の係止状態が外れてガ
ードプレートが空転し、不正解錠を防止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共にステア
リングロック装置のキイシリンダ構造を例に採って詳述
する。
【0011】図1,2において、1はステアリングロッ
ク装置のキイシリンダ機構を示し、2はハウジング、3
はハウジング2内に係合固定したローターケーシング、
4は複数個のタンブラ5を備え、前記ローターケーシン
グ3内に配置したローター、6はハウジング2の開口端
に係着したポジションキャップを示す。
【0012】ローター4の端面には浅溝状に円形の収容
部7を同心的に形成してあり、この収容部7に中心部に
ローター4のキイ孔8と合致するキイ孔10を形成した
高硬度材料からなる円形のガードプレート9を摺動自在
に嵌装配置してある。
【0013】11は前記ガードプレート9を、そのキイ
孔10がローター4のキイ孔8と合致した状態で位置決
めするボールチェック機構を示す。
【0014】このボールチェック機構11は、ガードプ
レート9の周縁に形成したチェック用凹部12と、収容
部7の周縁に形成した溝部13に配置されたスプリング
14、および該スプリング14により前記ガードプレー
ト9の周面に押圧されてチェック用凹部12に落ち込み
係合したチェックボール15とで構成されている。
【0015】以上の実施例構造によれば、図外のキイプ
レートをポジションキャップ6の中心開口部6aを通し
て、ガードプレート9のキイ孔10およびローター4の
キイ孔8に挿入して回動すると、ガードプレート9とロ
ーター4は一体となって回動し、図外のイグニッション
スイッチの操作を支障なく行うことができる。
【0016】ポジションキャップ6の中心開口6aから
ガードプレート9のキイ孔10に工具を無理矢理にねじ
込んで回動しようとすると、ガードプレート9に回転ト
ルクが作用することにより、ボールチェック機構11の
チェックボール15が、スプリング14のばね力に抗し
て後退し、チェック用凹部12からガードプレート9の
周縁に乗り上げて、該ボールチェック機構11の係止状
態が外れ、ガードプレート9が空転する。
【0017】従って、ローター4には回転トルクが作用
することはなく、キイシリンダ機構1の不正解錠を防止
することができる。
【0018】なお、本発明は前記実施例の他、自動車の
ドアロック装置やトランクロック装置のキイシリンダ構
造にも適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ローター
端面の収容部およびガードプレートを円形に形成して、
ガードプレートが収容部内で回転できるように配置して
あり、そして、このガードプレート周縁と収容部周縁と
に亘ってボールチェック機構を配設してあるので、通常
の状態にあってはこのボールチェック機構により、ガー
ドプレートをそのキイ孔がローターのキイ孔に合致した
位置に位置決めして、キイプレートの挿脱操作に支障を
来すことはなく、また、このボールチェック機構の弾性
押圧作用により、ガードプレートのガタツキをなくし、
低級音の発生を防止することができる。
【0020】そして、ガードプレートのキイ孔に工具を
無理矢理にねじ込んで不正解錠しようとしても、ガード
プレートに回転トルクが作用することにより、ボールチ
ェック機構の係止状態が外れてガードプレートが空転し
てローターへ回転トルクが伝わることがなく、キイシリ
ンダの不正解錠を確実に防止することができる。
【0021】また、このように不正解錠時にはガードプ
レートが破壊することなく空転するだけであるから、ガ
ードプレートを元の位置へ回動すれば、ガードプレート
を交換しなくても済み、コスト的にも有利となる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同実施例のローターとガードプレートとの関係
を示す正面図。
【符号の説明】
1…キイシリンダ機構 2…ハウジング 3…ローターケーシング 4…ローター 7…収容部 8…ローターのキイ孔 9…ガードプレート 10…ガードプレートのキイ孔 11…ボールチェック機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローターの端面に円形の収容部を形成
    し、この収容部に中心部にローターのキイ孔と合致する
    キイ孔を形成した高硬度材料からなる円形のガードプレ
    ートを配置し、このガードプレートの周縁と収容部の周
    縁とに亘って、該ガードプレートを位置決めし、かつ、
    ガードプレートに回転トルクが作用するとこれを空転さ
    せるボールチェック機構を設けたことを特徴とするキイ
    シリンダ構造。
JP17194893A 1993-07-13 1993-07-13 キイシリンダ構造 Pending JPH0726805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17194893A JPH0726805A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 キイシリンダ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17194893A JPH0726805A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 キイシリンダ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0726805A true JPH0726805A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15932768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17194893A Pending JPH0726805A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 キイシリンダ構造

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JP (1) JPH0726805A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0800971A2 (en) * 1996-03-22 1997-10-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Handle locking device
DE19707067C1 (de) * 1997-02-22 1998-06-25 Kostal Leopold Gmbh & Co Kg Lenksäuleneinheit für einen Kraftwagen
US7707001B2 (en) 2004-03-09 2010-04-27 Nagoya Industrial Science Research Institute Control of object operating force, object gripping force and robot hands
EP3106592A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-21 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Key cylinder device
CN111155841A (zh) * 2019-12-23 2020-05-15 胡小平 一种锁具改进结构

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