JPH07267449A - 巻き出し装置 - Google Patents

巻き出し装置

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Publication number
JPH07267449A
JPH07267449A JP6283094A JP6283094A JPH07267449A JP H07267449 A JPH07267449 A JP H07267449A JP 6283094 A JP6283094 A JP 6283094A JP 6283094 A JP6283094 A JP 6283094A JP H07267449 A JPH07267449 A JP H07267449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
shaft
curl
paper
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6283094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kimura
晃 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by New Oji Paper Co Ltd filed Critical New Oji Paper Co Ltd
Priority to JP6283094A priority Critical patent/JPH07267449A/ja
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録紙(シート)巻取りにバックテンション付
与機構の必要のない構造が単純で、簡単な構成の巻き出
し装置。 【構成】巻取り15から送出されたシート16は付勢手
段9によって押し圧されるシートガイド部材7とカール
除去軸4との間にはさまれて、しごかれながら搬送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロールシートと一般に呼
んでいるロール状に巻き回されたシート(一般には紙が
使用されるが、薄いフィルム等が使用される場合もある
のでシートと言う)のカールを除去しながら巻き出す巻
き出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙の巻取りを内蔵するプリンタやフ
ァクシミリが一般によく使用されている。ところが、こ
の記録紙は巻き回された状態にあるためカールがついて
おり、このカールが記録紙が搬送される際に紙づまり等
の不具合を起こす大きな原因のひとつとなる。このため
巻取りを使用する機器にはカールを除いたり、その程度
を小さくさせるカール矯正の作用を備えた巻き出し装置
を使用したものがある。このような巻き出し装置を備え
たプリンタの一例を図6に示した。図6はプリンタの記
録紙の走行系を主に示す側面図である。
【0003】図6において記録紙巻取り15から記録さ
れる前の記録紙16がカール取りロッド20を通って記
録ヘッド21とプラテンロール22の間に導かれて印字
されて移送手段によって走行させられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上のような
動作によってカール取りを行うためには記録紙巻取り1
5から用紙が送り出される時に用紙に送り出される方向
と逆のテンションがかかている必要があり、記録紙巻取
りの部分の構造を複雑にさせる一つの要因になってい
る。又複数のラベルが剥離紙の連続用紙上に貼着されて
いるようなタック紙をこのような巻き出し装置にかける
とラベルが剥離してしまうという問題がある。
【0005】本発明は以上の問題を解決するためになさ
れたもので、記録紙(シート)巻取りの構造が単純で、
簡単な構成の巻き出し装置を提供することを目的とす
る。更にタック紙をかけた場合にもラベルが剥離してし
まうこと無く、カールを除去できる特徴も有するものを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る巻き出し装
置は、巻取りから送出されるシートの搬送経路の途中に
配置されたシートのカールを除去するためのカール除去
軸と、カール除去軸との間にシートを挟んで押し圧する
揺動可能なシートガイド部材と、シートガイド部材に押
し圧力を与える付勢手段とを備える。
【0007】シートガイド部材にシートから一定以上の
力が加わった時にシートガイド部材がカール除去軸を押
し圧する方向と反対方向に揺動するように付勢手段を調
節すると良い。又、更に、カール除去軸とシートガイド
部材とのシートの出る側の隙間がシートガイド部材の揺
動位置にかかわらず一定にさせると良い。
【0008】
【作用】巻取りから送出されたシートは付勢手段によっ
て押し圧されるシートガイド部材とカール除去軸との間
にはさまれて、しごかれながら搬送される。シートガイ
ド部材にシートから一定以上の力が加わった時には付勢
手段の付勢力に逆らってシートガイド部材がカール除去
軸を押し圧する方向と反対方向に揺動する。
【0009】シートガイド部材が以上のように揺動して
もシートはカール除去軸とシートガイド部材とのなす一
定間隔の隙間から出てくる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の巻き出し装置
をプリンタに適用した一実施例について説明する。図1
は巻き出し装置を適用したプリンタの側面図である。図
2は、図1に示した巻き出し装置を矢印R方向からみた
正面図である。尚、図2では分かりやすく表示するため
に抱き角調整ロール6の位置を図1に示した位置から少
し低い位置で示している。
【0011】巻き出し装置の概略構成について、図1、
図2を参照して説明する。記録紙16を巻き回した記録紙
巻取15が巻き出し軸1に装着されている。この巻き出し
軸から記録紙16が巻き出され進入ガイド軸3、カール除
去軸4、抱き角調整ロール6、巻き出し装置出口ガイド
ロール10を経てプリンター17に供給されている。これら
の進入ガイド軸3、カール除去軸4、巻き出し装置出口
ガイドロール10等は巻き出し装置フレイム2に装着され
ている。抱き角調整ロール6、巻き出し装置出口ガイド
ロール10にはそれぞれのロールの回転をスムースにさせ
る玉軸受け11、12が使用されている。進入ガイド軸3は
記録紙16のカール除去軸4への進入角度を記録紙巻取15
の太さの変動にかかわらず一定にするための固定軸であ
り、更に記録紙16に摩擦抵抗を与える働きも有してい
る。カール除去軸4は用紙ガイド板7と協調して記録紙
15のカールを除去する。この用紙ガイド板7は進入ガイ
ド軸3の軸によって図中矢印A及びB方向に揺動可能に
用紙ガイド板取り付けブラケット部8を介して軸支さ
れ、さらに押しつけバネ9によってA方向に揺動させら
れてカール除去軸4に記録紙16を押しつけてカール除去
作用を確実にしている。用紙ガイド板7の断面はLの字
状に構成されているが、この屈曲部7aはカール除去軸4
との間に記録紙16を挟んでカール除去を効果的におこな
うためにカール除去軸4の外周曲面に記録紙の厚み程度
の隙間を空けて沿うように形成されている。また用紙ガ
イド板7の先端部7bの断面は揺動の際の支点となる進入
ガイド軸4から一定の距離を保つように円周の一部を構
成するようにされる。このように屈曲部7aが常に一定圧
力で記録紙16をカール除去軸4に押しつけているのでカ
ール除去が確実になる。またこのように押さえつけるこ
とによって記録紙16の巻き出しに対するブレーキ作用が
生まれるので、記録紙16に記録紙巻取15によってバック
テンションをかけなくてもカール除去作用をスムースに
行うことが出来る。抱き角調整ロール6はカール除去軸
4に角度を図中矢印C及びD方向に調整可能に軸支され
た抱き角調整アーム5の先端部に設置されている。抱き
角調整アーム5の角度は使用する記録紙15の腰の強さに
応じて調整して固定できるようにされている。例えば、
腰の強い記録紙を使用する場合は抱き角調整アーム5を
低くして、カール除去軸4の記録紙の抱き角を小さくし
ても、カール除去効果を得ることができる。このように
抱き角が調整できるため、腰が強い記録紙を使用する場
合等に、用紙の若干のひっかかり等に起因して用紙送り
の変動が起こって、非常に強いテンションが働いた時に
起こり易いプリンタ17の用紙送り用のステッピングモー
タの脱調を防ぐことが可能になる。一方、腰の弱い記録
紙を使用する場合は抱き角調整アーム5を例えば5’の
位置まで高くして、カール除去軸4の記録紙の抱き角を
大きくしてカール除去効果を得るようにする。尚、腰の
弱い記録紙の場合は抱き角が大きくても用紙送りの変動
によって、非常に強いテンションが働くことはないので
プリンタのステッピングモータの脱調に至るような過負
荷を与えるようなことはない。
【0012】以上のようにしてカールを除去された記録
紙15が巻き出し装置出口ガイドロール10を経てプリンタ
17に供給される。尚、記録紙巻取り15にバックテンショ
ンをかける機構を必ずしも設ける必要は無いが、記録紙
の走行をより安定にする上ではそのような機構を設ける
ことが好ましい。以上の例では記録紙を使用した場合に
ついて説明した。次に、記録紙の代わりにタック紙を使
用した場合を、図3〜図5を参照しつつ説明する。これ
らの図はタック紙を使用した場合の図1に示したカール
除去軸周辺の拡大図であり、図3ではラベルがカール除
去軸4に進入し始めた状態を示し、図4ではラベルがカ
ール除去軸4から出始めた状態を示し、図5ではラベル
がカール除去軸4から出終わる前の状態を示している。
尚、これらの図では分かりやすく表示するために抱き角
調整アーム5を省略して抱き角調整ロール6のみを示し
ている。
【0013】タック紙は連続帯状の剥離紙18の上に複数
のラベル19が貼付されて構成されている。このようなタ
ック紙を単独のカール除去軸4に通すと、カール除去軸
4が剥離軸の作用を及ぼしラベル19が剥離紙18から剥離
されてしまう。ところが図3に示したように用紙ガイド
板7の特に屈曲部7aを中心とする部分がラベル19をカー
ル除去軸4に押し圧しているのでラベル19が剥離するこ
とがない。用紙が図3の状態よりさらに搬送されると図
4に示すような状態になる。この状態は一般に腰が強い
ラベルがカール除去軸4から出始めた時点である。ラベ
ルを構成する紙による屈曲抵抗が最も大きくなってお
り、その抵抗力が押しつけバネ9の付勢力に打ち勝っ
て、用紙ガイド板7を矢印B方向に揺動させている。こ
のようにしてラベルの屈曲抵抗力を逃がすことによって
用紙の走行系に大きな抵抗がかかることを防いでいる。
もし用紙ガイド板7が揺動せずにラベルを押さえつづけ
ると先に説明したようなプリンタ17の用紙送り用のステ
ッピングモータの脱調現象が生じてしまう。すなわち、
この用紙ガイド板7の揺動運動によってステッピングモ
ータの脱調を防ぐことが可能になっている。実際には押
しつけバネ9の選択や調整を行って、脱調がおこるよう
な強い抵抗が用紙ガイド板7にかかる前にこのような揺
動をおこすように設定しておくわけである。尚、この図
4に示すように用紙ガイド板7が揺動してもカール除去
軸4と用紙ガイド板7との隙間sは用紙の厚み程度を保
つようになっており、このためラベル19が剥離紙18から
剥がれることはない。このように隙間sを確保するため
に、用紙ガイド板7の先端部7bの断面は揺動の際の支点
となる進入ガイド軸4から一定の距離を保つように円周
の一部を構成するようにされているのである。
【0014】用紙が図4の状態よりさらに搬送されると
図5に示すような状態になる。この状態では最初の図3
に示したと同様に、用紙ガイド板7の特に屈曲部7aを中
心とする部分がラベル19をカール除去軸4に押し圧して
いるのでラベル19が剥離することがない。また、たとえ
ラベル19の後ろの部分が若干はねて、剥離してもこの屈
曲部7aで押さえつけられて密着するようになる。もちろ
んこの状態でもカール除去軸4と用紙ガイド板7との隙
間s' は用紙の厚み程度を保つようになっており、この
ためラベル19が剥離紙18から剥がれることはない。
【0015】上記の実施例では用紙ガイド板7の揺動さ
せる付勢手段としてバネを使用したがバネ以外にゴム等
の弾性体を使用できる。さらに用紙の走行経路を変えて
用紙ガイド板7が鉛直方向に揺動するように構成すれ
ば、この場合図中右方向が鉛直方向になるような構成に
なるが、押しつけバネ9の代わりに重りをつけて付勢力
を得ることもできる。
【0016】尚、普通の記録紙を巻き出している際にも
記録紙のちょっとしたひっかかり等に起因して記録紙の
搬送の抵抗が著しく大きくなった時などに、図4に示す
ような用紙ガイド板7の動作によってステッピングモー
タの脱調を防いだり、そのようなひっかかりを直すきっ
かけの動作になることもある。
【0017】
【発明の効果】記録紙(シート)巻取りにバックテンシ
ョンをかける必要がない構造が単純で簡単な構成の巻き
出し装置でカールを除去できる。更にタック紙を使用し
た場合にもラベルが剥離してしまうこと無く、カールを
除去できる特徴も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の巻き出し装置を適用したプリン
タの側面図。
【図2】図2は、図1に示した巻き出し装置を矢印R方
向からみた正面図。
【図3】図3はラベルがカール除去軸4に進入し始めた
状態を示す、図1のカール除去軸周辺を拡大した側面
図。
【図4】図4はラベルがカール除去軸4から出始めた状
態を示す、図1のカール除去軸周辺を拡大した側面図。
【図5】図5はラベルがカール除去軸4から出終わる前
の状態を示す、図1のカール除去軸周辺を拡大した側面
図。
【図6】図6は従来の巻き出し装置を含むプリンタの記
録紙の走行系を主に示す側面図。
【符号の説明】
4 カール除去軸 7 シートガイド部材 9 押し付けバネ 16 記録紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取りから送出されるシートの搬送経路の
    途中に配置されたシートのカールを除去するためのカー
    ル除去軸と、カール除去軸との間にシートを挟んで押し
    圧する揺動可能なシートガイド部材と、シートガイド部
    材に押し圧力を与える付勢手段とを備えた巻き出し装
    置。
  2. 【請求項2】シートガイド部材にシートから一定以上の
    力が加わった時にシートガイド部材がカール除去軸を押
    し圧する方向と反対方向に揺動するように調節した付勢
    手段である請求項1記載の巻き出し装置。
  3. 【請求項3】カール除去軸とシートガイド部材とのシー
    トの出る側の隙間がシートガイド部材の揺動位置にかか
    わらず一定である請求項1又は2記載の巻き出し装置。
JP6283094A 1994-03-31 1994-03-31 巻き出し装置 Pending JPH07267449A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6283094A JPH07267449A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 巻き出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6283094A JPH07267449A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 巻き出し装置

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JPH07267449A true JPH07267449A (ja) 1995-10-17

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ID=13211637

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JP6283094A Pending JPH07267449A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 巻き出し装置

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