JPH0726731Y2 - 分流制御装置 - Google Patents

分流制御装置

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JPH0726731Y2
JPH0726731Y2 JP905484U JP905484U JPH0726731Y2 JP H0726731 Y2 JPH0726731 Y2 JP H0726731Y2 JP 905484 U JP905484 U JP 905484U JP 905484 U JP905484 U JP 905484U JP H0726731 Y2 JPH0726731 Y2 JP H0726731Y2
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diversion channel
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徹夫 小須田
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)技術分野 本考案は、下水処理場において、処理系統が複数系統に
別れている場合、この複数系統に均等に汚水を分流せし
める分流制御装置に関するものである。
(2)従来技術と問題点 一般に、下水処理場においては、処理系統が複数に別れ
ていることが多いが、その場合各系統に均等に汚水を分
流させることが理想的である。然しながら実際には、土
木構造上または、その他の理由で均等に水路が製作され
ておらず、均等に分流させることができない。例えば、
従来第1図の水系図に示すように、汚水ポンプ井よりの
汚水Qiが左側の管路入口より流入し、分流点において、
流量調節ゲートG1,G2によって、夫々流量QA,QBがA処
理系,B処理系水路へと分流される。その際、操作員が両
ゲート開度を遠隔電動操作して、その都度分流量を調節
していた。
上記の方式では、自動制御方式でないため、両系統に分
流させる汚水量を均等化しようとすると、ひんぱんに開
度調節が必要とされ、また流入量の急変に対応できない
という欠点があった。
なお、自動制御方式のものとして特開昭55-85915号およ
び特開昭58-151614号のものが公開されている。
前者のものは、検出された入口部の汚水流入量を系列数
で等分配して各系列毎の設定流量としているため次のよ
うに制御が不安定となる問題を有している。すなわち、
入口部の流入量を系列数で等分して各系列の制御信号と
しても、各系列のゲート制御装置(操作モータ等)はそ
れぞれ時定数が異なるため、時定数の大の制御系では多
く、小の制御系では少ない流量になる等各制御系で交互
に繰り返す一種のハンチング現象が生ずる恐れを有して
いる。
また、後者のものは、主従の関係を決めていないので制
御にハンチングが生ずる問題を有している。
(3)考案の目的 本考案は、ゲート開度の自動制御を行い、しかもハンチ
ングが生じないような安定した制御で流入汚水量を複数
の分水路に対して均等に分流できるようにしたこの種分
流制御装置を提供せんとするものである。
(4)考案の概要 本考案は、制御基準とする分水路を選択し、それを基準
分水路として、その分流汚水量を汚水流入量の分水路数
分の一になるよう大きな時定数によるゲート調節により
流量制御し、その他の非基準分水路の分流汚水量は、前
記基準分水路の流量計測値を設定目標として、小さな時
定数による非基準分水路のゲート調節により流量が均等
化するよう分流制御するものである。
(5)実施例 本考案は、汚水処理場において流入汚水を複数の分水路
に均等分流させるもので、その制御原理としては、各処
理系の分水路の汚水量が相等しく、かつ汚水の滞留がな
く複数の処理系分水路汚水量の和が汚水流入量に等しい
ということを前提条件としている。
次に、本考案の一実施例である2分水路の場合を第2図
に基づいて説明する。第2図において、第1図と同一記
号は同一部分または相当のものを示す。更に、P0は汚水
ポンプ井などよりの汚水をとりこむ汚水流入路であり、
K点においてP1,P2の2つのA処理系およびB処理系の
分水路に分岐されている。各水路P0,P1,P2の途中には
夫々流量計Q0,Q1,Q2が設置され、流量計測を行ないそ
の出力端には夫々変換器S0,S1,S2が接続されている。
A処理系およびB処理系の分水路には、夫々操作モータ
M1,M2で自動制御される流量調節ゲートG1,G2が各流量
計Q1,Q2の前段に設置され、水量の均等配分を行なう。
更に、CNTは分流制御回路であり、次のもので構成され
ている。即ち、分流制御回路CNTの外部に設けられた主
機ゲート操作スイッチHSA,HSBで選択動作される補助リ
レーRYA,RYBと、比率を分水路数分の一即ち1/2に設定
し流量設定出力を1/2汚水入力流量に設定するための比
率設定器Frと、比率設定器Frの出力と選択された基準分
水路の流量計出力との偏差を算出する基準用比較器C
1と、前記基準分水路の流量計出力と非基準分水路の流
量計出力との偏差を算出する非基準用比較器C2および前
記基準用,非基準用比較器C1,C2の出力を夫々増幅する
基準用,非基準用増幅器AM1,AM2とより構成されてい
る。
なお前記補助リレーは、入力信号数と出力信号数との和
2に分水路数を乗じた数、即ち2×2=4個の接点を有
し、A1,A3およびB1,B3は入力用接点、A2,A4および
B2,B4は出力用接点である。
また、SW1,SW3は前記補助リレーRYA,RYBの選択に応じ
て、分水路P1,P2に設けた流量計Q1,Q2の出力のいづれ
か一方を基準用および非基準用比較器C1,C2夫々の一端
子へ、他を非基準用比較器C2の他端子へ接続換えして入
力する入力接点群である。
また、SW2,SW4は前記補助リレーRYA,RYBの選択に応じ
て、基準用およびひ基準用増幅器AM1,AM2の出力を操作
モータのいづれかへ接続換えして供給する出力接点群で
ある。
次に、第2図に依って本実施例の動作を説明する。先
ず、本装置の使用に当たり、分水路P1,P2のゲートG1
G2のいづれを主機とするか主機ゲート操作スイッチS
HA,SHBにより選択する。仮に主機ゲート操作スイッチS
HAを投入すると補助リレーRYAが動作し、入力接点群S
W1,SW3の入力用接点A1,A3および出力接点群SW2,SW4
の出力用接点A2,A4が閉状態となる。
この状況において、汚水流入路P0に設置された流量計Q0
の計測出力は変換器S0を経て、分流制御回路CNT中の比
率設定器Frに与えられる。比率設定器Frは、分水路数が
2であるので、この実施例においては比率は予め1/2に
設定されている。従って、比率設定器Frの出力は流入汚
水量の1/2相当値として基準用比較器C1の一入力端子へ
与えられる。
一方、A処理系の分水路P1に挿入された流量計Q1の計測
出力が、変換器S1を介して分流制御回路CNTへ送られ、
入力接点群SW1中の入力用接点A1を経て前記基準用比較
器C1の他の入力端子に印加されると共に、非基準用比較
器C2の一方の入力端子へも印加される。次に、前記基準
比較器C1によって出力される偏差出力は基準増幅器AM1
により増幅された後、出力接点群SW2中の出力用接点A2
を経て分流制御回路CNTの外部に設置された操作モータM
1へ制御信号が与えられ、流量調節ゲートG1が大きな時
定数にて開閉制御され、基準分水路であるA処理系の分
水路P1の流量が調節される。
一方、B処理系の分水路P2に挿入された流量計Q2の計測
出力は、変換器S2を介して分流制御回路CNTの入力接点
群SW3中の入力用接点A3を経て非基準比較器C2の他方の
入力端子へあたえられる。この非基準比較器C2において
は、前述のように流入汚水量の1/2で設定制御された基
準分水路であるA処理系分水路P1の流量計Q1の出力と非
基準分水路であるB処理系分水路P2の流量計Q2の出力と
が比較され、その偏差出力が非基準増幅器AM2で増幅さ
れた後、出力接点群SW4中の出力用接点A4を経て、分流
制御回路CNTの外部に設置された操作モータM2へ制御信
号が与えられ、流量調節ゲートG2が小さな時定数で開閉
制御され、その結果基準分水路であるA処理系分水路P1
の流量に非基準分水路であるB処理系P2の流量が均等化
されることとなる。
なお、本実施例は2分水路系の説明であるが、3分水路
系の場合には分水路数3に応じた数のゲート,操作モー
タ,流量計,変換器,主機ゲート操作スイッチ,比較
器,増幅器,補助リレーを設ける。この際、補助リレー
は前記したように入力・出力信号数の和2に分水路数を
乗じた数の接点即ち2×3=6接点を有するものであ
る。また、比率設定器の比率は分水路数分の一即ち1/3
に設定する。そして、2分水路系と同様、選択動作した
補助リレーの接点を介して比率設定器の出力に基づき基
準分水路のゲートを制御して流量を制御し、この基準分
水路の流量を基に他の分水路のゲートを制御して流量を
等しくする。
(6)考案の効果 本考案は、汚水処理場の流入汚水を複数の分水路に均等
に分流させるために、流量制御基準として一つの分水路
を選択し、その流量を分水路数分の一になるようにゲー
ト制御すると共に、この流量計測値を他の分水路の設定
値としてゲート制御し流量の均等化をはかったものであ
る。依って、複数の分水路に均等に汚水を分流させるこ
とが可能であり、且つ従来と異なって自動制御を実施す
るので流入量の急変にも対応が可能であるという優れた
効果を有する。
また、各ゲートを制御する操作モータのうち、基準分水
路側のゲートを操作する操作モータの制御時定数を、非
基準分水路側ゲートの操作モータの制御時定数に比較し
て大としたことによって、基準分水路側の制御が常に入
口部流入路の水量に追従し、非基準分水路側には左右さ
れないのでハンチング現象等が生じなく制御が安定して
実行できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水系図、第2図は本考案の一実施例の分
流制御装置の構成図である。 Qiは流入汚水、QA,QBは分流汚水、Kは分岐点、G1,G2
は流量調節ゲート、POは汚水流入路、P1,P2はA処理
系,B処理系の分水路、Q0,Q1,Q2は流量計、S0,S1,S2
は変換器、M1,M2は操作モータ、CNTは分流制御回路、H
SA,HSBは主機ゲート操作スイッチ、RYA,RYBは補助リ
レー、A1,A3,B1,B3は入力用接点、A2,A4,B2,B4
出力用接点、C1,C2は基準用,非基準用の比較器、Fr
比率設定器、AM1,AM2は基準用,非基準用の増幅器、SW
1,SW3は入力接点群、SW2,SW4は出力接点群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚水流入路より流入する汚水をそれぞれ流
    量調節ゲートを有する複数の分水路に分流させるものに
    おいて、前記汚水流入路および各分水路の流量調節ゲー
    トの下流にそれぞれ設けた流量計と、比率を分水路数分
    の一に設定し汚水流入路の前記流量計出力を入力する比
    率設定器と、複数の分水路のゲートの中より主機ゲート
    を選択し当該主機ゲートを有する分水路を基準分水路と
    選定する複数の主機ゲート操作スイッチと、前記複数の
    主機ゲート操作スイッチでそれぞれ選択されて動作し、
    且つ分水路数の2倍の数の接点を有する補助リレーと、
    前記主機ゲート操作スイッチで選択され動作した補助リ
    レーの一入力用接点を経由した前記基準分水路の流量計
    出力と前記比率設定器出力とを比較する基準用比較器
    と、前記選択動作した補助リレーのその他の入力用接点
    をそれぞれ経由した基準分水路以外の非基準分水路の流
    量計出力と前記基準分水路の流量計出力とをそれぞれ比
    較する非基準用比較器と、前記基準用比較器の偏差出力
    および非基準用比較器の偏差出力をそれぞれ増幅する基
    準用増幅器および非基準用増幅器と、前記選択動作した
    補助リレーの一出力用接点を経由した前記基準用増幅器
    出力で駆動され基準分水路のゲートを大きな時定数にて
    制御する操作モータと、前記選択動作した補助リレーの
    その他の出力用接点をそれぞれ経由した前記非基準用増
    幅器出力で駆動され非基準分水路のゲートを小さな時定
    数にて制御する操作モータとを設け、汚水流入路より流
    入する汚水を複数の分水路に均等に分流させることを特
    徴とした分流制御装置。
JP905484U 1984-01-25 1984-01-25 分流制御装置 Expired - Lifetime JPH0726731Y2 (ja)

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JPS60123009U JPS60123009U (ja) 1985-08-19
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