JPH07266869A - ウインドウ組立体 - Google Patents
ウインドウ組立体Info
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- JPH07266869A JPH07266869A JP5945294A JP5945294A JPH07266869A JP H07266869 A JPH07266869 A JP H07266869A JP 5945294 A JP5945294 A JP 5945294A JP 5945294 A JP5945294 A JP 5945294A JP H07266869 A JPH07266869 A JP H07266869A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造によりトリム材をウインドウプレ
ートの外周縁に容易に取付けることができ、ウインドウ
プレートを傷つけることがなく、ウインドウプレートの
割れを防止できるとともに、ウインドウプレートが割れ
た場合でも破片の飛散を防止することができる。 【構成】 車外側に硬質透明材層２ａおよび車内側に軟
質透明材層２ｂを積層したウインドウプレート２の外周
縁にトリム材３を取付ける際、トリム材３の一部１０ｂ
をウインドウプレート２の車外側に位置させ、トリム材
３と一体化した係止部材１２をウインドウプレート２の
車内側から軟質透明材層２ｂに食い込ませて係止した車
両用ウインドウ組立体。
ートの外周縁に容易に取付けることができ、ウインドウ
プレートを傷つけることがなく、ウインドウプレートの
割れを防止できるとともに、ウインドウプレートが割れ
た場合でも破片の飛散を防止することができる。 【構成】 車外側に硬質透明材層２ａおよび車内側に軟
質透明材層２ｂを積層したウインドウプレート２の外周
縁にトリム材３を取付ける際、トリム材３の一部１０ｂ
をウインドウプレート２の車外側に位置させ、トリム材
３と一体化した係止部材１２をウインドウプレート２の
車内側から軟質透明材層２ｂに食い込ませて係止した車
両用ウインドウ組立体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の車両用のウインドウ組立
体、特にウインドウプレートの外周縁にトリム材を取付
けたウインドウ組立体に関するものである。
体、特にウインドウプレートの外周縁にトリム材を取付
けたウインドウ組立体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は例えば実開平１−１４１８５３号
等に示された従来のウインドウ組立体を示す一部の斜視
図である。図６において、ウインドウ組立体１はウイン
ドウプレート２の外周縁にトリム材３が取付けられてい
る。トリム材３は金属異形材と樹脂との複合材からな
り、本体部４がアッパー部Ｕではウインドウプレート２
に近接し、サイド部Ｓでは離間して、ウインドウプレー
ト２との間に受水部５が形成されている。このような変
化はコーナー部付近で徐々に生じている。
等に示された従来のウインドウ組立体を示す一部の斜視
図である。図６において、ウインドウ組立体１はウイン
ドウプレート２の外周縁にトリム材３が取付けられてい
る。トリム材３は金属異形材と樹脂との複合材からな
り、本体部４がアッパー部Ｕではウインドウプレート２
に近接し、サイド部Ｓでは離間して、ウインドウプレー
ト２との間に受水部５が形成されている。このような変
化はコーナー部付近で徐々に生じている。
【０００３】上記のウインドウ組立体１は別部品である
取付クリップ等により車体パネルの開口部に取付けら
れ、フロントウインドウとして使用される。トリム材３
はウインドウプレート２と車体パネルの間隙に沿って取
付けられ、装飾材としての機能をもつ使用状態では、ウ
インドウプレート２上の雨水はトリム材３の受水部５に
せき止められるため、トリム材３を横断してサイドウイ
ンドウの視界を遮ぎることがない。
取付クリップ等により車体パネルの開口部に取付けら
れ、フロントウインドウとして使用される。トリム材３
はウインドウプレート２と車体パネルの間隙に沿って取
付けられ、装飾材としての機能をもつ使用状態では、ウ
インドウプレート２上の雨水はトリム材３の受水部５に
せき止められるため、トリム材３を横断してサイドウイ
ンドウの視界を遮ぎることがない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のウ
インドウ組立体においては、トリム材の取付は別部品の
取付クリップ等を用いて取付けるため、部品点数が多く
なるとともに、取付工程が複雑になり、コスト高にな
る。またトリム材から係止爪のようなものを延してウイ
ンドウプレート２に係止すると、ウインドウプレートが
傷つき、割れやすくなったり、走行中の振動に伴う相互
の位置ズレなどで異音を生じることがあるなどの問題点
がある。
インドウ組立体においては、トリム材の取付は別部品の
取付クリップ等を用いて取付けるため、部品点数が多く
なるとともに、取付工程が複雑になり、コスト高にな
る。またトリム材から係止爪のようなものを延してウイ
ンドウプレート２に係止すると、ウインドウプレートが
傷つき、割れやすくなったり、走行中の振動に伴う相互
の位置ズレなどで異音を生じることがあるなどの問題点
がある。
【０００５】本発明の目的は上記の問題点を解決するた
め、簡単な構造によりウインドウプレートにトリム材を
容易に取付けることができ、しかもウインドウプレート
を傷つけることなく、ウインドウプレートの割れを防止
し、またウインドウプレートが割れたときでも飛散を防
止することができるウインドウ組立体を得ることであ
る。
め、簡単な構造によりウインドウプレートにトリム材を
容易に取付けることができ、しかもウインドウプレート
を傷つけることなく、ウインドウプレートの割れを防止
し、またウインドウプレートが割れたときでも飛散を防
止することができるウインドウ組立体を得ることであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は次のウインドウ
組立体である。 （１）車外側に硬質透明材層および車内側に軟質透明材
層が積層された複合体からなるウインドウプレートと、
このウインドウプレートの外周縁に沿って少なくとも一
部がウインドウプレートの車外側に位置するように取付
けられる長尺なトリム材と、このトリム材と一体化し、
ウインドウプレートの車内側から前記軟質材料に食い込
むように取付けられて、トリム材をウインドウプレート
の外周縁に固定する係止部材とを備えていることを特徴
とするウインドウ組立体。 （２）トリム材は車外側に本体部を有し、この本体部は
アッパー部ではウインドウプレートの外表面に近接し、
サイド部ではアッパー部におけるよりもウインドウプレ
ートの外表面から離間して、ウインドウプレートとの間
でウインドウプレート上の水がトリム材を横切って流れ
るのを防止する受水部を形成している請求項１記載のウ
インドウ組立体。 （３）係止部材とトリム材から一体的に延び、あるいは
トリム材に一体化した別部品からなる硬質の係止片を有
する請求項１または２記載のウインドウ組立体。 （４）トリム材は塑性変形可能な長尺な金属異形材を含
み、ウインドウプレートの外周縁の形状にほぼ対応した
形状に金属長尺材が予め曲げられている請求項１ないし
３記載のウインドウ組立体。
組立体である。 （１）車外側に硬質透明材層および車内側に軟質透明材
層が積層された複合体からなるウインドウプレートと、
このウインドウプレートの外周縁に沿って少なくとも一
部がウインドウプレートの車外側に位置するように取付
けられる長尺なトリム材と、このトリム材と一体化し、
ウインドウプレートの車内側から前記軟質材料に食い込
むように取付けられて、トリム材をウインドウプレート
の外周縁に固定する係止部材とを備えていることを特徴
とするウインドウ組立体。 （２）トリム材は車外側に本体部を有し、この本体部は
アッパー部ではウインドウプレートの外表面に近接し、
サイド部ではアッパー部におけるよりもウインドウプレ
ートの外表面から離間して、ウインドウプレートとの間
でウインドウプレート上の水がトリム材を横切って流れ
るのを防止する受水部を形成している請求項１記載のウ
インドウ組立体。 （３）係止部材とトリム材から一体的に延び、あるいは
トリム材に一体化した別部品からなる硬質の係止片を有
する請求項１または２記載のウインドウ組立体。 （４）トリム材は塑性変形可能な長尺な金属異形材を含
み、ウインドウプレートの外周縁の形状にほぼ対応した
形状に金属長尺材が予め曲げられている請求項１ないし
３記載のウインドウ組立体。
【０００７】
【作用】本発明のウインドウ組立体は、複合ウインドウ
プレートの車外側に位置する硬質透明材層側に、トリム
材の少なくとも一部を位置させ、このトリム材に一体化
した係止部材を、ウインドウプレートの車内側に位置す
る軟質透明材層に食い込ませて係止することにより、長
尺なトリム材をウインドウプレートの外周縁に固定して
形成される。このようなウインドウ組立体は車体パネル
の開口部に接着剤その他の固着手段により固着すること
により、車両のウインドウが形成される。
プレートの車外側に位置する硬質透明材層側に、トリム
材の少なくとも一部を位置させ、このトリム材に一体化
した係止部材を、ウインドウプレートの車内側に位置す
る軟質透明材層に食い込ませて係止することにより、長
尺なトリム材をウインドウプレートの外周縁に固定して
形成される。このようなウインドウ組立体は車体パネル
の開口部に接着剤その他の固着手段により固着すること
により、車両のウインドウが形成される。
【０００８】このように構成されたウインドウ組立体
は、係止部材を軟質透明材層に食い込ませることによ
り、トリム材がウインドウプレートの外周縁に固定さ
れ、取付は容易に行われる。このときウインドウプレー
トの軟質透明材層は緩衝材として機能し、係止部材が硬
質透明材層に直接接触するのを防止するとともに、ウイ
ンドウプレートまたはトリム材にショックがかかった時
でもショックを緩和して、硬質透明材層の破損を防止す
る。また軟質透明材層は硬質透明材層自体にかかるショ
ックを緩和するとともに、硬質透明材層が割れたときで
も、破片をそのまま保持し、破片の飛散を防止する。
は、係止部材を軟質透明材層に食い込ませることによ
り、トリム材がウインドウプレートの外周縁に固定さ
れ、取付は容易に行われる。このときウインドウプレー
トの軟質透明材層は緩衝材として機能し、係止部材が硬
質透明材層に直接接触するのを防止するとともに、ウイ
ンドウプレートまたはトリム材にショックがかかった時
でもショックを緩和して、硬質透明材層の破損を防止す
る。また軟質透明材層は硬質透明材層自体にかかるショ
ックを緩和するとともに、硬質透明材層が割れたときで
も、破片をそのまま保持し、破片の飛散を防止する。
【０００９】トリム材がサイド部において受水部を有す
るときは、ウインドウプレート上の雨水は受水部に遮ら
れるため、トリム材を横切って流れることがないので、
サイドウインドウへの水滴の付着が防止されサイドウイ
ンドウの視界を遮ることが防止される。
るときは、ウインドウプレート上の雨水は受水部に遮ら
れるため、トリム材を横切って流れることがないので、
サイドウインドウへの水滴の付着が防止されサイドウイ
ンドウの視界を遮ることが防止される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は実施例のウインドウ組立体を示す一部の分
解斜視図、図２（ａ）は図１のＡ−Ａ断面図、（ｂ）は
Ｂ−Ｂ断面図、図３（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ別のウイ
ンドウプレートの分解断面図、図４は係止部材を示すト
リム材の一部の斜視図であり、図６と同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
する。図１は実施例のウインドウ組立体を示す一部の分
解斜視図、図２（ａ）は図１のＡ−Ａ断面図、（ｂ）は
Ｂ−Ｂ断面図、図３（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ別のウイ
ンドウプレートの分解断面図、図４は係止部材を示すト
リム材の一部の斜視図であり、図６と同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
【００１１】ウインドウ組立体１はウインドウプレート
２の外周縁に長尺なトリム材３が取付けられて形成され
ている。ウインドウプレート２は車外側に硬質透明材層
２ａ、および車内側に軟質透明材層２ｂが接着材層２ｃ
により積層、一体化された複合体からなる。硬質透明材
層２ａは無機ガラスのように硬質で剛性を有する透明材
料から構成される。軟質透明材層２ｂは透明軟質ウレタ
ン樹脂シート、フィルムのように、硬質透明材層２ａよ
りも軟質で可撓性を有する透明材料から構成される。接
着材層２ｃとしては、透明粘着剤のように硬質および軟
質透明材層２ａ、２ｂを透明な状態で固着できるもので
あればよい。
２の外周縁に長尺なトリム材３が取付けられて形成され
ている。ウインドウプレート２は車外側に硬質透明材層
２ａ、および車内側に軟質透明材層２ｂが接着材層２ｃ
により積層、一体化された複合体からなる。硬質透明材
層２ａは無機ガラスのように硬質で剛性を有する透明材
料から構成される。軟質透明材層２ｂは透明軟質ウレタ
ン樹脂シート、フィルムのように、硬質透明材層２ａよ
りも軟質で可撓性を有する透明材料から構成される。接
着材層２ｃとしては、透明粘着剤のように硬質および軟
質透明材層２ａ、２ｂを透明な状態で固着できるもので
あればよい。
【００１２】８は不透明プリント層であって、図３
（ａ）〜（ｃ）に示すように、軟質透明材層２ｂの車外
側または車内側、あるいは硬質透明材層２ａの車内側
に、印刷、塗装等により形成した状態で、硬質および軟
質透明材層２ａ、２ｂを貼り合せることにより、硬質お
よび軟質透明材層２ａ、２ｂ間、あるいは軟質透明材層
２ｂの車内側に形成される。軟質透明材層２ｂに印刷等
により形成する方が容易である。
（ａ）〜（ｃ）に示すように、軟質透明材層２ｂの車外
側または車内側、あるいは硬質透明材層２ａの車内側
に、印刷、塗装等により形成した状態で、硬質および軟
質透明材層２ａ、２ｂを貼り合せることにより、硬質お
よび軟質透明材層２ａ、２ｂ間、あるいは軟質透明材層
２ｂの車内側に形成される。軟質透明材層２ｂに印刷等
により形成する方が容易である。
【００１３】トリム材３は、ウインドウプレート２の車
外側に取付けられる本体部４から、ウインドウプレート
２と車体パネル７の段差部７ａ間の間隙６内に伸びる金
属異形材９、ならびにこの金属異形材９に一体化された
樹脂部１０、１１からなる。金属異形材９は本体部４を
構成する頭部から間隙６に伸びる脚部９ｂに、切起しに
より係止片状の係止部材１２が形成され、軟質透明材層
２ｂに食い込むようになっている。樹脂部１０はリップ
１０ａおよび支持部１０ｂからなり、樹脂部１１はリッ
プ１１ａおよび支持部１１ｂからなる。支持部１０ｂは
アッパー部Ｕでは低く、サイド部Ｓでは高くなり、これ
によりリップ１０ａがウインドウプレート２の外表面に
対して、アッパー部Ｕでは近接してＨUの高さとなり、
サイド部Ｓでは離間してＨUよりも大きいＨSの高さにな
っている。これによりサイド部Ｓでは受水部５が形成さ
れており、この変化はコーナー部Ｃもしくはその付近か
ら徐々に、または急激に生じている。
外側に取付けられる本体部４から、ウインドウプレート
２と車体パネル７の段差部７ａ間の間隙６内に伸びる金
属異形材９、ならびにこの金属異形材９に一体化された
樹脂部１０、１１からなる。金属異形材９は本体部４を
構成する頭部から間隙６に伸びる脚部９ｂに、切起しに
より係止片状の係止部材１２が形成され、軟質透明材層
２ｂに食い込むようになっている。樹脂部１０はリップ
１０ａおよび支持部１０ｂからなり、樹脂部１１はリッ
プ１１ａおよび支持部１１ｂからなる。支持部１０ｂは
アッパー部Ｕでは低く、サイド部Ｓでは高くなり、これ
によりリップ１０ａがウインドウプレート２の外表面に
対して、アッパー部Ｕでは近接してＨUの高さとなり、
サイド部Ｓでは離間してＨUよりも大きいＨSの高さにな
っている。これによりサイド部Ｓでは受水部５が形成さ
れており、この変化はコーナー部Ｃもしくはその付近か
ら徐々に、または急激に生じている。
【００１４】１３はウインドウプレート２と車体パネル
７の段差部７ａおよびフランジ部７ｂとの間に充填され
る接着剤、１４はダムラバーである。
７の段差部７ａおよびフランジ部７ｂとの間に充填され
る接着剤、１４はダムラバーである。
【００１５】上記のトリム材３は塑性変形可能なアルミ
ニウム合金の異形押出材や金属板のロール成形、プレス
成形等により形成した長尺な直線状の金属異形材９を、
ウインドウプレートの外周縁の形状にほぼ対応した形状
に曲げ加工する前に、または加工した後に、射出成形、
押出成形等により樹脂部１０、１１を一体的に形成して
製造される。なお、トリム材３の曲げ形状はウインドウ
プレート２の外周縁形状よりもやや小さい形状に曲げ加
工し、弾性限度内で開いて、ウインドウプレート２の外
周形状に復元する形に曲げておくのが好ましく、こうし
て得られたトリム材３の支持部１０ｂをウインドウプレ
ート２の外周縁の車外側に当接するように位置させ、異
形材９の脚部９ｂをウインドウプレート２の外周縁に対
して拡開方向に弾性変形させて、係止部材１２を軟質透
明材層２ｂに食い込ませることにより、トリム材３をウ
インドウプレート２の外周縁に取付けてウインドウ組立
体１が製造される。
ニウム合金の異形押出材や金属板のロール成形、プレス
成形等により形成した長尺な直線状の金属異形材９を、
ウインドウプレートの外周縁の形状にほぼ対応した形状
に曲げ加工する前に、または加工した後に、射出成形、
押出成形等により樹脂部１０、１１を一体的に形成して
製造される。なお、トリム材３の曲げ形状はウインドウ
プレート２の外周縁形状よりもやや小さい形状に曲げ加
工し、弾性限度内で開いて、ウインドウプレート２の外
周形状に復元する形に曲げておくのが好ましく、こうし
て得られたトリム材３の支持部１０ｂをウインドウプレ
ート２の外周縁の車外側に当接するように位置させ、異
形材９の脚部９ｂをウインドウプレート２の外周縁に対
して拡開方向に弾性変形させて、係止部材１２を軟質透
明材層２ｂに食い込ませることにより、トリム材３をウ
インドウプレート２の外周縁に取付けてウインドウ組立
体１が製造される。
【００１６】こうして製造されたウインドウ組立体は、
裏面側、外周縁に沿って液状の接着剤をひも状に吐出し
た後に車体パネル７の段差部７ａおよびフランジ部７ｂ
によって形成される空間に配置し、リップ１１ａおよび
支持部１１ｂを車体パネル７に当接させた状態で、接着
剤１３を硬化させて固着することにより、車両のウイン
ドウが形成される。
裏面側、外周縁に沿って液状の接着剤をひも状に吐出し
た後に車体パネル７の段差部７ａおよびフランジ部７ｂ
によって形成される空間に配置し、リップ１１ａおよび
支持部１１ｂを車体パネル７に当接させた状態で、接着
剤１３を硬化させて固着することにより、車両のウイン
ドウが形成される。
【００１７】このようにウインドウ組立体１は、係止部
材１２を軟質透明材層２ｂに食い込ませることにより、
トリム材３がウインドウプレート２の外周縁に固定され
るため、取付は容易に行われる。このときウインドウプ
レート２の軟質透明材層２ｂは緩衝材として機能し、係
止部材１２が硬質透明材層２ａに直接接触するのを防止
するとともに、ウインドウプレート２またはトリム材３
にショックがかかった時でもショックを緩和して、硬質
透明材層２ａの破損を防止する。また硬質透明材層２ａ
は軟質透明材層２ｂにより裏打ちされているので、硬質
透明材層２ａ自体にかかるショックが緩和されるととも
に、硬質透明材層２ａが割れたときでも、破片をそのま
ま保持し、破片の飛散を防止する。
材１２を軟質透明材層２ｂに食い込ませることにより、
トリム材３がウインドウプレート２の外周縁に固定され
るため、取付は容易に行われる。このときウインドウプ
レート２の軟質透明材層２ｂは緩衝材として機能し、係
止部材１２が硬質透明材層２ａに直接接触するのを防止
するとともに、ウインドウプレート２またはトリム材３
にショックがかかった時でもショックを緩和して、硬質
透明材層２ａの破損を防止する。また硬質透明材層２ａ
は軟質透明材層２ｂにより裏打ちされているので、硬質
透明材層２ａ自体にかかるショックが緩和されるととも
に、硬質透明材層２ａが割れたときでも、破片をそのま
ま保持し、破片の飛散を防止する。
【００１８】またトリム材３はサイド部Ｓにおいて受水
部５が形成されているため、ウインドウプレート２上の
雨水は受水部５に遮られるため、トリム材３を横切って
流れることがなく、これによってサイドウインドウへの
雨水の付着が防止され、視界を遮ることが防止される。
部５が形成されているため、ウインドウプレート２上の
雨水は受水部５に遮られるため、トリム材３を横切って
流れることがなく、これによってサイドウインドウへの
雨水の付着が防止され、視界を遮ることが防止される。
【００１９】図５（ａ）、（ｂ）は他の実施例を示す一
部の断面図である。（ａ）ではトリム材３の金属異形材
９の脚部９ｂはウインドウプレート２の軟質透明材層２
ｂの車内側に突出する突出部９ｃを有し、突出部９ｃに
係止片状の係止部材１２が形成されている。これにより
トリム材３の取付性および固着性が高くなる。
部の断面図である。（ａ）ではトリム材３の金属異形材
９の脚部９ｂはウインドウプレート２の軟質透明材層２
ｂの車内側に突出する突出部９ｃを有し、突出部９ｃに
係止片状の係止部材１２が形成されている。これにより
トリム材３の取付性および固着性が高くなる。
【００２０】図５（ｂ）では係止部材１２は別部材から
なり、弾性金属板や弾性樹脂等から作られたＵ字状の本
体１２ａの内側およびウインドウプレート２側に係止片
１２ｂ、１２ｃを有する。上記の係止部材１２は、本体
部１２ａをトリム材３の脚部９ｂに装着して係止片１２
ｂで係止させて一体化し、この状態で係止片１２ｃをウ
インドウプレート２の軟質透明材層２ｂに食い込ませる
ことにより、トリム材３をウインドウプレート２に取付
ける。これにより取付性が改善される。なお、この場合
には係止部材１２をトリム部材の長手方向に沿って所定
の間隙をへだてて複数個食込ませるのが好ましい。
なり、弾性金属板や弾性樹脂等から作られたＵ字状の本
体１２ａの内側およびウインドウプレート２側に係止片
１２ｂ、１２ｃを有する。上記の係止部材１２は、本体
部１２ａをトリム材３の脚部９ｂに装着して係止片１２
ｂで係止させて一体化し、この状態で係止片１２ｃをウ
インドウプレート２の軟質透明材層２ｂに食い込ませる
ことにより、トリム材３をウインドウプレート２に取付
ける。これにより取付性が改善される。なお、この場合
には係止部材１２をトリム部材の長手方向に沿って所定
の間隙をへだてて複数個食込ませるのが好ましい。
【００２１】上記の説明において、ウインドウプレート
２、トリム材３、係止部材１２等の構成は図示のものに
限らず、変更可能である。例えばウインドウプレート２
を構成する硬質または軟質透明材層２ａ、２ｂの材質、
厚さなどはウインドウとしての機能を損わない範囲内で
任意に選択することができる。またトリム材３も金属異
形材９と樹脂部１０、１１の組合せでなく金属材のみで
もよい。係止部材１２は軟質透明材層２ｂに食い込む程
度の硬度を有していれば、材質は金属でもポリアセター
ル樹脂やポリアミド樹脂などの硬質樹脂でもよく、また
トリム材３と一体化できれば別部品でも同部品でもよ
い。
２、トリム材３、係止部材１２等の構成は図示のものに
限らず、変更可能である。例えばウインドウプレート２
を構成する硬質または軟質透明材層２ａ、２ｂの材質、
厚さなどはウインドウとしての機能を損わない範囲内で
任意に選択することができる。またトリム材３も金属異
形材９と樹脂部１０、１１の組合せでなく金属材のみで
もよい。係止部材１２は軟質透明材層２ｂに食い込む程
度の硬度を有していれば、材質は金属でもポリアセター
ル樹脂やポリアミド樹脂などの硬質樹脂でもよく、また
トリム材３と一体化できれば別部品でも同部品でもよ
い。
【００２２】
【発明の効果】本発明の車両用ウインドウ組立体は、ウ
インドウプレートとして硬質および軟質透明材層の積層
体を用い、トリム材と一体化した係止部材を軟質透明材
層に食い込ませて、長尺なトリム材をウインドウプレー
トに取付けるようにしているため、簡単な構造によりト
リム材をウインドウプレートに容易に取付けることがで
き、ウインドウプレートを傷つけることがなく、ウイン
ドウプレートの割れを防止できるとともに、ウインドウ
プレートが割れた場合でも、破片の飛散を防止すること
ができる。
インドウプレートとして硬質および軟質透明材層の積層
体を用い、トリム材と一体化した係止部材を軟質透明材
層に食い込ませて、長尺なトリム材をウインドウプレー
トに取付けるようにしているため、簡単な構造によりト
リム材をウインドウプレートに容易に取付けることがで
き、ウインドウプレートを傷つけることがなく、ウイン
ドウプレートの割れを防止できるとともに、ウインドウ
プレートが割れた場合でも、破片の飛散を防止すること
ができる。
【００２３】本発明において、サイド部に受水部を形成
した場合は、ウインドウプレート上の雨水がトリム材を
横切って流れるのを防止することができ、これにより水
滴付着が少なくなりサイドウインドウの視界が遮げられ
るのが防止される。
した場合は、ウインドウプレート上の雨水がトリム材を
横切って流れるのを防止することができ、これにより水
滴付着が少なくなりサイドウインドウの視界が遮げられ
るのが防止される。
【図１】実施例のウインドウ組立体を示す一部の分解斜
視図である。
視図である。
【図２】（ａ）は図１のＡ−Ａ断面図、（ｂ）はＢ−Ｂ
断面図である。
断面図である。
【図３】（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ別のウインドウプレ
ートの分解断面図である。
ートの分解断面図である。
【図４】係止部材を示すトリム材の一部の斜視図であ
る。
る。
【図５】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ他の実施例を示す一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図６】従来のウインドウ組立体を示す一部の斜視図で
ある。
ある。
１ ウインドウ組立体 ２ ウインドウプレート ２ａ 硬質透明材層 ２ｂ 軟質透明材層 ２ｃ 接着材層 ３ トリム材 ４ 本体部 ５ 受水部 ６ 間隙 ７ 車体パネル ７ａ 段差部 ７ｂ フランジ部 ８ 不透明プリント層 ９ 金属異形材 ９ａ 頭部 ９ｂ 脚部 １０、１１ 樹脂部 １０ａ、１１ａ リップ １０ｂ、１１ｂ 支持部 １２ 係止部材 １３ 接着剤 １４ ダムラバー Ｕ アッパー部 Ｃ コーナー部 Ｓ サイド部
Claims (4)
- 【請求項１】 車外側に硬質透明材層および車内側に軟
質透明材層が積層された複合体からなるウインドウプレ
ートと、 このウインドウプレートの外周縁に沿って少なくとも一
部がウインドウプレートの車外側に位置するように取付
けられる長尺なトリム材と、 このトリム材と一体化し、ウインドウプレートの車内側
から前記軟質材料に食い込むように取付けられて、トリ
ム材をウインドウプレートの外周縁に固定する係止部材
とを備えていることを特徴とするウインドウ組立体。 - 【請求項２】 トリム材は車外側に本体部を有し、この
本体部はアッパー部ではウインドウプレートの外表面に
近接し、サイド部ではアッパー部におけるよりもウイン
ドウプレートの外表面から離間して、ウインドウプレー
トとの間でウインドウプレート上の水がトリム材を横切
って流れるのを防止する受水部を形成している請求項１
記載のウインドウ組立体。 - 【請求項３】 係止部材とトリム材から一体的に延び、
あるいはトリム材に一体化した別部品からなる硬質の係
止片を有する請求項１または２記載のウインドウ組立
体。 - 【請求項４】 トリム材は塑性変形可能な長尺な金属異
形材を含み、ウインドウプレートの外周縁の形状にほぼ
対応した形状に金属異形材が予め曲げられている請求項
１ないし３記載のウインドウ組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06059452A JP3079887B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ウインドウ組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06059452A JP3079887B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ウインドウ組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07266869A true JPH07266869A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3079887B2 JP3079887B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=13113712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06059452A Expired - Fee Related JP3079887B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ウインドウ組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3079887B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP06059452A patent/JP3079887B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3079887B2 (ja) | 2000-08-21 |
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