JP2009119978A - 車両のピラー構造 - Google Patents

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Shinichi Kinuhato
心一 衣鳩
Hideto Sakane
英人 坂根
Yozo Takagi
陽蔵 高木
Toyoharu Yamashita
豊晴 山下
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Abstract

【課題】フロントウインドウの視界を大きく稼ぐことができるとともに、フロントウインドウにピラーガーニッシュが写り込むことを低減することを可能にする。
【解決手段】車体11高さ方向の構造体であるピラー(フロントピラー)15が設けられ、このピラー15に沿わせてウインドガラス(フロントウインドウ)14が設けられ、ピラー15を車室12内側から覆うピラーガーニッシュ17が設けられる。ピラーガーニッシュ17の外表面の内、少なくともウインドガラス14に臨む面を、光が反射しにくい難反射面(第1のライナ)31とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体縦方向の構造体である車両のピラー構造に関するものである。
車両のピラー構造の中には、車体にピラーが設けられ、このピラーに沿わせてウインドガラスが設けられたものが知られている。
この種の車両のピラー構造は、構造体であるピラーに内装材であるピラーガーニッシュを取付けるものであった。
このような車両のピラー構造として、ピラーガーニッシュの取付けに関するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−76596公報
特許文献1の車両のピラー構造は、インストルメントパネルに係止孔を設け、ピラーガーニッシュ(ピラートリム)の下部に係止孔に嵌合させる突起を設け、インストルメントパネルにピラーガーニッシュを係止し、このピラーガーニッシュが熱によって膨張又は収縮した場合でも、ピラートリムの下部が車両室内側又は室外に変形することを防止したものである。
しかし、このような車両のピラー構造において、ピラーが近傍にあるウインドガラスに写り込み、煩わしく感ずる場合があった。
特に、ピラーがフロントピラーである場合に、天候などの具合によりフロントピラーが、フロントウインドウに顕著に写り込むことがあった。
本発明は、ウインドガラスの視界を大きく稼ぐことができるとともに、ウインドガラスにピラーが写り込むことを低減することができる車両のピラー構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体高さ方向の構造体であるピラーと、このピラーに沿わせて設けられるウインドガラスとを備えた車両のピラー構造において、ピラーの外表面の内、少なくともウインドガラスに臨む面を、光が反射しにくい難反射面としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ピラーがフロントピラー、ウインドガラスがフロントウインドウであり、難反射面を、フロントウインドウに臨ませたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、難反射面が、ピラーの他の外表面よりも暗色に形成されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、難反射面が、ピラーの他の外表面よりも反射の少ない皮若しくは合成皮が採用されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体高さ方向の構造体であるピラーが設けられ、このピラーに沿わせてウインドガラスが設けられる。ピラーの外表面の内、少なくともウインドガラスに臨む面を、光が反射しにくい難反射面としたので、ウインドガラスにピラーが写り込むことを低減することができる。この結果、良好な視界を確保することができる。
請求項2に係る発明では、ピラーがフロントピラー、ウインドガラスがフロントウインドウであり、難反射面を、フロントウインドウに臨ませたので、フロントウインドウにフロントピラーのピラーが写り込むことを低減することができる。この結果、良好な前方視界を確保することができる。
請求項3に係る発明では、難反射面が、ピラーの他の外表面よりも暗色に形成されたので、難反射面で反射光の吸収の促進が図られる。
請求項4に係る発明では、難反射面が、ピラーの他の外表面よりも反射の少ない皮若しくは合成皮が採用されたので、難反射面で反射光の吸収の促進が図られるとともに、車室内の質感の向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両のピラー構造を採用した車室の斜視図であり、図2は図1の2−2線断面図であり、図3は本発明に係る車両のピラー構造の側面図である。
図1に示されたように、車両10は、車体11高さ方向の構造体である左右のフロントピラー15,15と、これらのフロントピラー15,15の車体11外方に設けられ、車室12を構成するフロントウインドウ14と、車室12側から取付けられ、左右のフロントピラー15,15にそれぞれ取付けられ、車室12の内装部品の一部を構成する左右のピラーガーニッシュ17,17とを備える。
フロントピラー15は、センタピラー(不図示)やリヤピラーなどの車体11のピラーの一例であり、フロントウインドウ14は、窓ガラス39やリヤウインドウ(不図示)などの車体のウインドガラスの一例であり、ピラーガーニッシュ17は、その他ピラーを覆うガーニッシュの一例である。
図2に示されたように、車体のピラー構造は、フロントピラー(ピラー)15と、このフロントピラー(ピラー)15の外方に設けられたフロントウインドウ(ウインドガラス)14と、フロントウインドウ14を車室12側から覆うピラーガーニッシュ17とから構成され、フロントピラー17にヒンジ(不図示)を介して開閉自在に取付けられる前ドア18と、フロントピラー15、ピラーガーニッシュ17及び前ドア18の間に介在させたウェザストリップ19とを備える。
フロントピラー15は、筒型断面の構造体であり、車室12の外方に設けられた断面視凹状のアウタパネル21と、車室11側に設けられ断面視浅い凹状に形成されるインナパネル22とからなる。インナパネル22は、ピラーガーニッシュ17を取付ける取付孔23が形成される。
フロントウインドウ14は、フロントピラー15のアウタパネル21にシーラ24で接着されるとともに、雨水や埃の車室側への侵入を防止するために、フロントピラー15との間に窓側ウェザストリップ25が設けられる。
ピラーガーニッシュ17は、室内側カバーであって、レール状に形成される長手の樹脂部材であり、フロントピラー15のインナパネル22に取付けられるガーニッシュ本体29と、このガーニッシュ本体29の表面で且つフロントウインドウ14側に臨ませて設けられる第1のライナ31と、ガーニッシュ本体29の表面で且つ窓ガラス39寄りに設けられる第2のライナ32と、ガーニッシュ本体29のフロントピラー15側に設けられ、フロントピラー15に係止するためのクリップ33と、フロントピラー15の前側エッジ34との間に介在させ、ガーニッシュ本体29の振動を防止するクッション材35とからなる。
前ドア18は、フロントピラー15にヒンジ(不図示)を介して開閉自在に取付けられるドア本体37(図1参照)と、このドア本体37の上部に設けられるドアサッシ38と、これらのドア本体37及びドアサッシ38に昇降自在に取付けられる窓ガラス39と、ドアサッシ38の内側に設けられ、窓ガラス39から雨水や埃の車室12内への侵入を防止するドア内側ウェザストリップ41、ドアサッシ38の外側に設けられ、ドアサッシ38の外側から雨水や埃の車室12内への侵入を防止するドア外側ウェザストリップ42とを備える。
図3に示されるように、ピラーガーニッシュ17の第1のライナ31は、反射の少ない黒系統の暗色にて形成された内装材であり、第1のライナ31で覆われる部位は、光が反射しにくい難反射面に相当する。
第2のライナ32は、他の外表面に相当し、アイボリ色等の白系統の色調で形成された内装材が用いられ、車室12内は明るい雰囲気に保たれる。
図2及び図3に示される車両のピラー構造では、車体11高さ方向の構造体であるピラー(フロントピラー)15が設けられ、このピラー15に沿わせてウインドガラス(フロントウインドウ)14が設けられ、ピラー15を車室12内側から覆うピラーガーニッシュ17が設けられる。ピラーガーニッシュ17の外表面の内、少なくともウインドガラス14に臨む面を、光が反射しにくい難反射面(第1のライナ)31としたので、ウインドガラス14にピラーガーニッシュ17が写り込むことを低減することができる。この結果、良好な視界を確保することができる。
図2に示される車両のピラー構造は、難反射面(第1のライナ)31が、ピラーガーニッシュ17の他の外表面(第2のライナ)32よりも暗色に形成されたものとも言える。
すなわち、難反射面(第1のライナ)31が、ピラーガーニッシュ17の他の外表面(第2のライナ)32よりも暗色に形成されたので、難反射面(第1のライナ)31で反射光の吸収の促進が図られる。
図4(a)〜(c)は図2に示された車両のピラー構造の作用を示す比較検討図である。
(a)において、比較例1の車両のピラー構造では、車体高さ方向の構造体であるフロントピラー115が設けられ、車室を構成するフロントウインドウ114が設けられ、フロントピラー115に車室側からピラーガーニッシュ117が設けられる。
(b)において、比較例2の車両のピラー構造は、比較例1の車両のピラー構造と同様に、フロントピラー125、フロントウインドウ124、ピラーガーニッシュ127が設けられ、比較例1の車両のピラー構造に比べ、前面の視界が寸法Aだけ広げられた。しかし、フロントウインドウ124の範囲Sに示されるエリアに、天候などの具合により、フロントピラー125(ピラーガーニッシュ127)がフロントウインドウ124に顕著に写り込むことがあった。
(c)において、実施例の車両のピラー構造は、比較例1の車両のピラー構造に比べ、前面の視界が寸法Aだけ広げられるとともに、ピラーガーニッシュ17の外表面の内、少なくともフロントウインドウ14に臨む面を、光が反射しにくい難反射面(第1のライナ)31としたので、矢印a1,a2の如く光が車室12内に侵入した場合であっても、難反射面(第1のライナ)31で吸収若しくは拡散することができる。
実施例の車両のピラー構造では、前面の視界が寸法Aだけ広げられたので、前面の視界を大きく稼ぐことができる。さらに、ピラーガーニッシュ17の外表面の内、少なくともフロントウインドウ14に臨む面を、光が反射しにくい難反射面(第1のライナ)31としたので、フロントウインドウ14にピラーガーニッシュ17が写り込むことを低減することができる。この結果、良好な視界を確保することができる。
図5は本発明に係る別実施例の車両のピラー構造の側面図である。
別実施例の車両のピラー構造は、図2に示される車両のピラー構造と同様に、フロントピラー(ピラー)15と、フロントウインドウ(ウインドガラス)14と、別実施例のピラーガーニッシュ57とから構成される。
ピラーガーニッシュ57は、ガーニッシュ本体59と、第1のライナ61と、第2のライナ62とから構成される。
第1のライナ61は、反射の少ない皮、合成皮、布材若しくは不織布にて形成された内装材であり、第1のライナ61で覆われる部位は、光が反射しにくい難反射面に相当する。第2のライナ62は、他の外表面に相当し、アイボリ色等の白系統の色調で形成された内装材が用いられる。
別実施例の車両のピラー構造では、第1のライナ(難反射面)61が、ピラーガーニッシュ57の他の外表面よりも反射の少ない皮、合成皮、布若しくは不織布が採用されたので、難反射面61で反射光の吸収の促進が図られるとともに、車室12(図2参照)内の質感の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る車両のピラー構造は、図2に示すように、フロントピラー17廻りの構造であったが、これに限るものではなく、センタピラーやリヤピラー廻りの構造に採用するものであってもよい。
本発明に係る車両のピラー構造は、図2に示すように、ピラーガーニッシュ17のガーニッシュ本体29に第1のライナ(難反射面)31が形成されたが、これに限るものではなく、ピラーに直接的に難反射面となる塗装を施したり、難反射面となる内装材をライニングしたものであってもよく、フロントウインドウにピラーが写り込むことを防止したものであればよい。
本発明に係る別実施例の車両のピラー構造は、図5に示すように、第1のライナ(難反射面)61は、反射の少ない皮、合成皮、布材若しくは不織布にて形成されたが、これに限るものではなく、これらの皮、合成皮、布材若しくは不織布に黒系統の暗色のものを用いるものであってもよい。
本発明に係る車両のピラー構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両のピラー構造を採用した車室の斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係る車両のピラー構造の側面図である。 図2に示された車両のピラー構造の作用を示す比較検討図である。 本発明に係る別実施例の車両のピラー構造の側面図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、12車室、14…ウインドガラス(フロントウインドウ)、15…ピラー(フロントピラー)、17,57…ピラーガーニッシュ、31,61…難反射面(第1のライナ)、32,62…他の外表面(第2のライナ)。

Claims (4)

  1. 車体高さ方向の構造体であるピラーと、このピラーに沿わせて設けられるウインドガラスとを備えた車両のピラー構造において、
    前記ピラーの外表面の内、少なくとも前記ウインドガラスに臨む面を、光が反射しにくい難反射面としたことを特徴とする車両のピラー構造。
  2. 前記ピラーはフロントピラー、前記ウインドガラスはフロントウインドウであり、前記難反射面を、前記フロントウインドウに臨ませたことを特徴とする請求項1記載の車両のピラー構造。
  3. 前記難反射面は、前記ピラーの他の外表面よりも暗色に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のピラー構造。
  4. 前記難反射面は、前記ピラーの他の外表面よりも反射の少ない皮若しくは合成皮が採用されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両のピラー構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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