JPH07266868A - 自動車用レインガター - Google Patents

自動車用レインガター

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Publication number
JPH07266868A
JPH07266868A JP6062996A JP6299694A JPH07266868A JP H07266868 A JPH07266868 A JP H07266868A JP 6062996 A JP6062996 A JP 6062996A JP 6299694 A JP6299694 A JP 6299694A JP H07266868 A JPH07266868 A JP H07266868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rain gutter
wiper
windshield
rain
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6062996A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetaka Ueno
宗孝 上野
Seiichi Oshitari
誠一 忍足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication of JPH07266868A publication Critical patent/JPH07266868A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風切り音性能及び雨受け性能を有効に両立さ
せ得る自動車用レインガターを提供する。 【構成】 フロントガラス1の側縁部に弾接し得るよう
にフロントピラー3に沿って敷設したレインガター10
と、レインガター10とフロントガラス1との間に一定
の間隙を形成するようにレインガター10を拡開させる
弾機手段13と、弾機手段13の弾力に抗してレインガ
ター10をフロントガラス1側へ付勢する保持手段14
と、レインガター10を保持手段14を介してワイパー
の作動と連動させる連動機構18と、を備えている。ワ
イパーのセット時にはレインガター10をフロントガラ
ス1と弾接させ、またワイパーの作動時には上記間隙が
設定されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車両におい
てフロントピラーに沿って敷設される自動車用レインガ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両において、従来、特に雨
天時にサイドガラスにおける視界を確保するために、図
9に示したようにフロントガラス1からサイドガラス2
へと雨水wが流れないようにすべく、フロントピラー3
に沿ってレインガター4が敷設されている。
【0003】このレインガター4は、図10に示される
ようにフロントガラス1の側縁部にて雨水wの通路を形
成し、これにより、図9に示したようにフロントガラス
1上の雨水wがレインガター4を伝ってルーフ5側へ逃
げ去るようになっている。このように、レインガター4
はサイドガラス2へ雨水wが流れ落ちるのを防止し、そ
の視界を確保するよう作用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レインガター4では、上述のように雨天時においては、
サイドガラス2の視界確保を有効に実現することができ
るものの、雨天時以外ではその車両の走行中にレインガ
ター4それ自体が所謂、風切り音の発生原因となる場合
があった。なお、レインガター4を小型に形成すれば、
それに応じて風切り音を小さくすることはできるが、こ
の場合にはレインガター4の本来の機能である雨受け性
能が低下してしまう。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、風切り音性能
及び雨受け性能を有効に両立させ得る自動車用レインガ
ターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用レイン
ガターは、フロントガラスの側縁部に弾接し得るように
フロントピラーに沿って敷設されたレインガターと、こ
のレインガターと上記フロントガラスとの間に一定の間
隙を形成するようにレインガターを拡開させる弾機手段
と、この弾機手段の弾力に抗して上記レインガターを上
記フロントガラス側へ付勢する保持手段と、上記レイン
ガターを上記保持手段を介してワイパーの作動と連動さ
せる連動機構と、を備え、上記ワイパーのセット時には
上記レインガターを上記フロントガラスと弾接させ、ま
た上記ワイパーの作動時には上記間隙が設定されるよう
にしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ワイパー不使用時、つまり一
般には雨天以外の場合、該ワイパーは所定の格納位置に
セットされており、このときレインガターは、ワイパー
の適所に係接する連動機構により保持手段を介してフロ
ントガラス側へ引っ張られ、その側縁部に弾接して、こ
れに密着する。従って、レインガターとフロントガラス
との間に間隙(雨水用通路)は形成されず、車両走行時
においても風切り音が発生しない。一方、雨天時におい
てワイパーを作動させると、連動機構は、保持手段のレ
インガターに対する拘束を解除させ、これによりレイン
ガターは、弾機手段の弾力によってフロントガラスから
開放される。そして両者の間に一定の間隙が形成される
結果、適正な雨受け機能を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図8に基づき、従来例と同一
部材には同一符号を用いて、本発明による自動車用レイ
ンガターの好適な実施例を説明する。
【0009】図1において、フロントガラス1の左右の
側縁部にてそれぞれフロントピラー3に沿ってレインガ
ター10が敷設されている。このレインガター10は、
図2に示されるようにその基部10aにて矢印Eのよう
に一定角度回動もしくは変形可能であり、先端部10b
に設けたシール用ゴム材11がフロントガラス1に弾接
するようになっている。またレインガター10の基部1
0a付近の内側には、シール用ゴム材12が被着されて
いる。なおフロントガラス1は、図2に示されるように
接着部6を介してフロントピラー3に固着されている。
【0010】また、図3に示されるようにレインガター
10の内側には、弾機手段として板ばね13がこの例の
ようにその上下2か所(図1、B部及びD部)に装着さ
れている。各板ばね13は、例えば概略「く」の字状の
断面形状を有し、その弾力によってレインガター10を
拡開させてフロントガラス1とレインガター10との間
に一定の間隙を形成する。この間隙により雨水用通路が
画成される。
【0011】レインガター10の長手方向のほぼ中央部
には、図2及び図4に示されるようにワイヤ14の一端
が固着している。各ワイヤ14は、滑車15を介してワ
イヤストッパ16を経由した後、図1に示されるように
フロントガラス1の下部の中央部付近にて合流するよう
になっている。
【0012】図5は、各ワイヤ14の合流部まわりの構
成を示している。ワイヤ14の他端は、ワイヤストッパ
17を経由して、連動レバー18の一端部に固着してい
る。連動レバー18は、その枢軸18aを介してボディ
側に回動可能に支持されている。連動レバー18の他端
部は、ワイパーアーム7(図1)の適所に当接するよう
になっている。ワイパーアーム7は、図1に示すように
その不使用時には、所定の格納位置にセットされている
(図1、実線参照)。なお、ワイパーの使用時には、ワ
イパーブレード8は、図1において二点鎖線により示さ
れる作動範囲Sにて往復動するようになっている。
【0013】次に、本実施例による自動車用レインガタ
ーの作用を説明する。先ず、ワイパーを使用しないとき
(なお、一般には雨天以外の場合がこれに相当す
る。)、該ワイパーは、図6に示されるように所定の格
納位置にセットされている。このときワイパーのワイパ
ーアーム7に当接する連動レバー18の他端部が下方に
押し下げられ、該連動レバー18は、枢軸18aの回り
に図中、反時計方向に回動する。そして連動レバー18
の一端部に固着している各ワイヤ14を介して、レイン
ガター10はフロントガラス1側に引っ張られ、そのシ
ール用ゴム材11がフロントガラス1の側縁部に弾接し
て、これに密着する。
【0014】このようにレインガター10が閉じること
により、レインガター10とフロントガラス1との間に
間隙は形成されず、従って車両走行時において風切り音
が発生しない。なお、上記のようにレインガター10
は、シール用ゴム材11を介してフロントガラス1と接
触するようになっているため、該レインガター10がガ
タついたり、あるいはフロントガラス1と干渉すること
による異音の発生を防ぐことができる。
【0015】次に、図7は、レインガター10の上記閉
じ状態から開放状態への移行過程を示している。雨天時
等においてワイパーを作動させると、ワイパーアーム7
は、先ず格納時のセット位置から一旦所定量だけ上昇す
る(ライズアップ)。このワイパーアーム7のライズア
ップに伴い、板ばね13の弾力に基づき、ワイヤ14を
介して連動レバー18は、図中、時計方向に回動すると
共に、この連動レバー18の回動量に応じてレインガタ
ー10が拡開し始める。
【0016】そして、図8に示されるようにワイパーが
所定の作動範囲Sまで移動すると、連動レバー18がス
トッパ19に当接してその位置に停止する。これにより
ワイヤ14によるレインガター10に対する拘束が解除
され、レインガター10は、板ばね13の弾力によって
フロントガラス1から完全に開放される。そして両者の
間に一定の間隙が形成され、雨受け機能を発揮する。
【0017】この場合において、所謂フルコンシールド
ワイパーの場合、ワイパーの作動スイッチを切るまでは
レインガター10は開いている。そして、ワイパー作動
を停止すると、上記とは逆の作動に従ってレインガター
10が閉じる。なお、このときレインガター10にはシ
ール用ゴム材12が被着されているため、該レインガタ
ー10にて受けた雨水が漏れださないようにしている。
【0018】なお、上記実施例において、板ばね13が
レインガター10の上下2か所に装着される例を説明し
たが、板ばね13は適所に3つ以上設けてもよく、上記
実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レインガターを必要とする雨天時にのみ、その本来の機
能を発揮させるようにしたことにより、雨天時以外での
風切り音性能を向上することができる。また雨天時にて
ワイパーを使用する場合、レインガターが開いているた
め、ワイパーブレードがフロントピラーに干渉する危険
が全くなくなり、その結果、ワイピングエリアを拡大す
ることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用レインガターの実施例に
おける全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による自動車用レインガターに係る図1
のC部拡大断面図である。
【図3】本発明による自動車用レインガターに係る図1
のB部またはD部拡大断面図である。
【図4】図2のF−F線に沿う断面図である。
【図5】本発明の自動車用レインガターに係る連動レバ
ーまわりの拡大図である。
【図6】本発明によるレインガターの閉じ状態を説明す
るための図である。
【図7】本発明によるレインガターの閉じ状態から開放
状態への移行過程を説明するための図である。
【図8】本発明によるレインガターの開放状態を説明す
るための図である。
【図9】従来の自動車用レインガターに係る車両の部分
斜視図である。
【図10】図2のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 フロントガラス 2 サイドガラス 3 フロントピラー 10 レインガター 11,12 シール用ゴム材 13 板ばね 14 ワイヤ 15 滑車 16,17 ワイヤストッパ 18 連動レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントガラスの側縁部に弾接し得るよ
    うにフロントピラーに沿って敷設されたレインガター
    と、 上記レインガターと上記フロントガラスとの間に一定の
    間隙を形成するように上記レインガターを拡開させる弾
    機手段と、 上記弾機手段の弾力に抗して上記レインガターを上記フ
    ロントガラス側へ付勢する保持手段と、 上記レインガターを上記保持手段を介してワイパーの作
    動と連動させる連動機構と、を備え、 上記ワイパーのセット時には上記レインガターを上記フ
    ロントガラスと弾接させ、また上記ワイパーの作動時に
    は上記間隙が設定されるようにしたことを特徴とする自
    動車用レインガター。
JP6062996A 1994-03-31 1994-03-31 自動車用レインガター Pending JPH07266868A (ja)

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JP6062996A JPH07266868A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動車用レインガター

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JP6062996A JPH07266868A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動車用レインガター

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JPH07266868A true JPH07266868A (ja) 1995-10-17

Family

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JP6062996A Pending JPH07266868A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動車用レインガター

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398233B1 (ko) * 2001-02-07 2003-09-19 현대자동차주식회사 차량의 윈드쉴드글래스 몰딩 레인거터 구조
KR100410490B1 (ko) * 2000-12-27 2003-12-18 현대자동차주식회사 차량의 가변 레인 거터장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100410490B1 (ko) * 2000-12-27 2003-12-18 현대자동차주식회사 차량의 가변 레인 거터장치
KR100398233B1 (ko) * 2001-02-07 2003-09-19 현대자동차주식회사 차량의 윈드쉴드글래스 몰딩 레인거터 구조

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