JPH07266645A - ロータリカッター内蔵プリンタ - Google Patents
ロータリカッター内蔵プリンタInfo
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- JPH07266645A JPH07266645A JP8573294A JP8573294A JPH07266645A JP H07266645 A JPH07266645 A JP H07266645A JP 8573294 A JP8573294 A JP 8573294A JP 8573294 A JP8573294 A JP 8573294A JP H07266645 A JPH07266645 A JP H07266645A
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- Control Of Cutting Processes (AREA)
Abstract
ゝで切断すると、切断紙が紙幅に対し傾いたものとなる
ので、切断線が紙幅に対し、正しく平行になるようにす
る。 【構成】 ロータリカッターの全体を紙の走行面に垂直
な一つの軸によって回動可能にし、紙の走行速度に応じ
てロータリカッターの軸を紙の走行方向に対し直角より
傾けるようにした。 【作用 効果】 ロータリカッターを傾けることで走行
中の紙に対し切断線は紙幅と平行になり、紙を走行させ
たまゝで切断するので、能率的かつ切断工程の制御が簡
単になる。
Description
えたプリンタに関する。
帯状紙を切断する場合、従来二つの方法が用いられてい
た。その一つは帯状紙の切断位置がカッターの所に来た
とき、帯状紙の走行を停止させてロータリカッターを一
回転させるもので、この方法によるときはロータリカッ
ターの軸が帯状紙の走行方向と直交している限り、帯状
紙の切断端は帯の走行方向と直交(紙幅と平行)する。
もう一つの方法は帯状紙の切断位置がカッターの所に来
ても帯状紙の走行を止めず、走行させたまゝでロータリ
カッターを一回転させるものである。ロータリカッター
は紙幅全体を同時に切断するためには大きな力が要るの
で、固定刃は真直で回転刃は回転軸の軸方向よりわずか
傾いた螺旋状になっている。このため帯状紙は紙幅の一
方の端から切断が進行して行くが、上述したようにロー
タリカッターの回転刃は螺旋状なので、紙幅方向で今切
断されている個所以外の左右両側は紙が固定刃と回転刃
との隙間を通って前方へ進行することが可能である。こ
のため帯状紙を走行させたまゝでロータリカッターで切
断すると、切断端は帯状紙の走行方向に対し直角より若
干傾いたものとなり、所定寸法に裁断した紙は正しい矩
形より少しひしいだ形になる。
方法は、切断端が帯状紙の紙幅方向と平行になり切断さ
れた一枚毎の紙は正しい矩形になるが、走行紙の切断位
置がカッターの所に来たとき、紙の走行を停止させ、切
断終了後走行を再開させるので、紙の走行制御が複雑と
なり、プリンタとか印刷機等の装置全体の動作が非連続
的となって、装置の動作能率が上がらない。他方、帯状
紙を走行させたまゝで切断する方法はプリンタ等の装置
全体の動作が連続的となるので、能率的であるが、切断
された一枚毎の紙が菱形になると云う問題がある。
ッターで走行紙を停止させずに切断動作を行い、走行速
度が変化しても切断線が紙幅と平行になりさらに流れ方
向切断位置も所定の位置になるようにする。
全体を切断対象の帯状紙の走行面に対して垂直な軸によ
って回動可能に支持し、帯状紙の走行速度に応じてロー
タリカッター両端位置の流れ方向変位差を与えて傾斜さ
せると共にカッター作動指令信号を入力するタイミング
を補正する。
れ角度即ちカッターの切り始めから切り終りまでの回転
角度をθ(deg) カッター回転刃の駆動回転数をη(r.p.m)、用紙
送り速度をV(mm/min)、斜め切れ補正変位量を
X、カッターが有効幅切断に要する時間T 0とするとT
0[θ/360η] (min)となり斜め切れ補正制
御はXを時間T 0の間に用紙が進む距離VT 0に等しく
すればよい。即ち X=VT 0=θV/360η(mm) 流れ方向切断位置制御は、カッター作動指令信号が入力
されてから切断開始までの遅れ時間T 1とT 0/2の和
[T 1+(T 0/2)]の間に用紙が進む距離V[T 1
+T 0/2)に相当するパルス数だけ信号入力のタイミ
ングを早くすればよい。
はZ折用紙を使用するプリンタにおけるロータリカッタ
ーに本発明を適用したものである。図で1はプリンタの
外筐で、2が使用されるZ折用紙である。この用紙は外
筐1の右側からプリンタ内に引き込まれ、外筐1の左側
から所定寸法に切断されて出て来る。この切断長さは、
Z折用紙の二つの折目の間を等分する長さで、かつ切断
位置はZ折用紙の折目を含むようにする必要がある。こ
のための制御機構については後述する。3は用紙送りロ
ーラ、4はプラテンローラで、この両者は共通の駆動用
モータ5によりタイミングベルト6を介して同じ周速で
駆動される。駆動用モータとしてはステッピングモータ
を用いる。プラテンローラの上に印字ヘッド7が配置さ
れている。印字ヘッド7の後方(用紙進行の下流側、図
では左側)に、ロータリカッターユニット8が配置され
ている。ロータリカッターユニットは、固定刃81と回
転刃82と回転刃を駆動するモータ83とこれらを結合
しているブラケット84よりなっていて、ブラケット8
4の底面はピン9によって筐体1の底面に枢着され、ロ
ータリカッターユニット全体がピン9を軸として回動で
きるようになっている。10はロータリカッターユニッ
トを回動させるリニヤモータで、このリニヤモータの制
御によって、ロータリカッターの軸の用紙幅方向の傾き
を、用紙の送り速度に応じて設定する。11はマークセ
ンサで用紙2に印刷物一葉毎に付されているマークを検
出する。マークセンサ11からマーク検出信号が出力さ
れてから所定時間後にロータリカッターが作動する。こ
の所定時間は云うまでもなくそのマークが属する印刷物
の後縁が切断位置に来るまでの時間である。
る。用紙の送り速度が変化してもマークが属する印刷物
の所定の後縁を精度良く切断するためには、用紙送り速
度に応じてカッター作動指令信号の入力タイミングを制
御しなければならない。カッター作動指令信号を受けて
から固定刃先と回転刃先の交差点がカッター幅の中央の
O点に達するまでの所要時間をTcとすると、Tcはカ
ッター作動指令信号が入力されてから固定刃先と回転刃
先が交差し始めるまでの遅れ時間T 1とカッター有効幅
切断に要する時間の半分(T 0/2)の和でありTc=
T 1+(T 0/2)である。図3においてマークセンサ
が用紙上のマークを検出してからマークの属する印
刷物の後縁即ちミシン目Bの中点とが固定刃の中点Oを
通過するまでの間のクロックパルスのパルス数をN 1と
する。又時間Tcの間に入力されるパルス数をN 2とす
るとマークセンサがマークを検知してから(N 1−N
2)パルス数カウントアップ後にカッター作動指令信号
が出るように制御することにより用紙をミシン目の所で
切断することができる。即ち精度良く用紙流れ方向の切
断位置を制御することができる。次に用紙走行中に切断
する時のもう一つの重要な制御である斜め切れ補正制御
について図3を用いて説明する。ロータリカッターが切
断動作を行うときは固定刃先と回転刃先の交差点は切断
開始点Pから切断終了点Qまで移動する。ロータリカッ
ター有効幅における回転刃のねじれ角度即ちカッターの
切り始めから切り終りまでの回転角度をθ(deg)カ
ッター回転刃の駆動回転数をη(rpm)、用紙送り速
度をV(mm/min)斜め切れ補正変位量をX、カッ
ターが有効幅切断に要する時間T 0とするとT 0=θ/
360η(min)になる。又斜め切れ補正変位量Xは
時間T 0の間に用紙が進む距離VT 0にすればよい。 即ちX=VT 0=θV/360η (mm) 用紙速度Vで走行中に切断する時はリニアモータ10に
よりカッター両端の変位量Xを与えることにより切断線
は幅方向と平行になる。従って用紙速度Vに対応してカ
ッター切断指令信号入力のタイミングと斜め切れ補正変
位量を制御することにより所定の寸法に切断できる。
である。リニヤモータ10のプランジャはブラケット8
4の側面に連結してあり、ブラケットはロータリカッタ
ーの幅の中央でピン9により回転可能になっているの
で、リニヤモータのプランジャの進退によってロータリ
カッターの水平面内の向きが調整される。ロータリカッ
ターは動作指令によって一回転して止まる。図2はその
停止中の状態を示す。回転刃82は軸に螺旋状に取付け
られている。
ッターとセンサ11との関係を説明する平面図である。
印字ヘッド7はサーマルラインヘッドであるので図では
一つの直線で示してある。マークセンサ11は発光素子
と受光素子とからなり発光素子の光が用紙面を照射し、
受光素子がその反射光を受光している。マークが検出さ
れている間は反射光が減少しているから、受光素子の出
力レベルが基準値より低下したことによってマーク前端
縁が検出される。この受光素子の出力の立下りがパルス
化されてマーク検出信号となる。用紙の送り速度はサー
マルプリンタの場合、温度によって印字速度を変える必
要があり、低温では印字速度が低く、高温では速くな
る。つまり用紙の走行速度は温度に応じて切換えられる
ので、制御回路は印字ヘッド7の温度を検知して用紙の
送り速度を設定すると共にリニヤモータ10を駆動して
ロータリカッターの傾き量を設定する。
動用モータを含むロータリカッターユニット全体を回動
可能としているが、回転刃と固定刃の結合体だけを回動
可能としてもよいことは云うまでもない。またこの傾き
を変えるのにリニヤモータを用いているが、これもリニ
ヤモータに限られず、パルスモータで送りねじを回転さ
せ、このねじに螺合させたナットとロータリカッターと
を連結した構造でもよい。
中央直下を支点にロータリカッターの向きを変えるよう
にしたが、ロータリカッターの幅方向において支点の位
置は任意である。唯その位置によって用紙走行速度とロ
ータリカッター起動のタイミングの関係が異なってく
る。支点位置をロータリカッターの幅の切断開始側の一
端に置くと、用紙の切断位置がこの支点を通る用紙幅方
向の線上に来たとき(正確にはロータリカッターが始動
して回転刃の一端が固定刃と接触する迄の時間を見込ん
でカッターの一端より更に外方に延長した位置に支点を
置くと一層よい)ロータリカッターを始動させるように
すると、用紙送り用ステッピングモータの駆動パルスの
計数だけで、ロータリカッターの起動制御が行えること
になり、用紙送り用と、ロータリカッター動作のタイミ
ング制御の両系統のクロックパルスを必要としない利点
がある。
能である。その一つは用紙走行速度を数段階に段階的に
切換え可能とし、ロータリカッターユニットの傾斜を上
記複数段の用紙走行速度毎に決めておき、この数段階の
用紙走行速度の一つを選択したとき、ロータリカッター
ユニットの方もその用紙走行速度に対応する傾斜角に設
定される。この構成によるときは任意設定した用紙走行
速度に対応するロータリカッターの傾斜角を一々算出す
る演算手段が不要となる。他の一つはロータリカッター
ユニットの傾斜角とその回転速度の両方を用紙走行速度
に応じて調整されるようにするものである。この形態で
は用紙走行速度を複数の範囲に区分し、その区分毎にロ
ータリカッターユニットの傾斜角を一つ設定し、その区
分内の用紙走行速度の任意の速度に対してはロータリカ
ッターの回転速度を調整することができる。
確な切断ができるので紙の裁断が能率的にできる。ロー
タリカッターを備えた装置がプリンタである場合、一枚
の印字パターンの長さによっては或る頁の印字の最中に
先行した頁の切断を行うことになる。本発明の場合用紙
の走行を止めないで切断ができるので、切断中も印字を
続けることができ、印字能率が向上し、印字むらが生じ
ない。本発明はロータリカッターの傾斜角を用紙走行速
度に応じて変えるもので、用紙走行速度が0即ち用紙を
停止させて切断する場合も、本発明プリンタの動作範囲
に含まれ、このときはロータリカッターの傾斜角は0と
なる。つまり本発明はロータリカッターの傾斜角を固定
していないので、用紙を停止させて切断する場合、例え
ば一枚だけプリントするような場合にも、切断縁を紙幅
に対し直角にすることができるのである。
図。
タリカッター等の関係を示す平面図
Claims (4)
- 【請求項1】 用紙走行中に切断動作を行うロータリカ
ッターユニットを内蔵するプリンタにおいて、用紙走行
面に直交する向きの支点ピンを設け、支点ピンを回転中
心としてカッターユニットを用紙の走行面内で回動可能
にし、用紙の走行速度に応じてロータリカッターの固定
刃の刃先線を用紙の走行方向と直角の方向から傾けるよ
うにしたロータリカッター内蔵プリンター。 - 【請求項2】 用紙走行速度に連動して前記カッターユ
ニットの両端位置の流れ方向変位差を与える機構を付加
することにより斜め切断補正を自動的に行う請求項1記
載のロータリカッター内蔵プリンタ。 - 【請求項3】 用紙走行速度に連動して前記カッターユ
ニットに切断指令信号を入力するタイミングを補正する
ことにより用紙流れ方向の切断位置を制御する請求項1
または2記載のロータリカッター内蔵プリンタ。 - 【請求項4】 ロータリカッターユニットを用紙の走行
面内で回動可能に保持する支点を、ロータリカッターの
固定刃の刃先線の刃幅方向の中央を通る用紙走行面垂線
上に位置させた請求項1、2または3記載のロータリカ
ッター内蔵プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08573294A JP3550719B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | ロータリカッター内蔵プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08573294A JP3550719B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | ロータリカッター内蔵プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266645A true JPH07266645A (ja) | 1995-10-17 |
JP3550719B2 JP3550719B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=13867020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08573294A Expired - Fee Related JP3550719B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | ロータリカッター内蔵プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3550719B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019171537A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 株式会社沖データ | 媒体切断装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP08573294A patent/JP3550719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
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JP2019171537A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 株式会社沖データ | 媒体切断装置及び画像形成装置 |
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