JPH07266597A - プリントヘッド用駆動icおよびこれを用いたプリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド用駆動icおよびこれを用いたプリントヘッド

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JPH07266597A
JPH07266597A JP5942594A JP5942594A JPH07266597A JP H07266597 A JPH07266597 A JP H07266597A JP 5942594 A JP5942594 A JP 5942594A JP 5942594 A JP5942594 A JP 5942594A JP H07266597 A JPH07266597 A JP H07266597A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高集積化された単一種の駆動IC1を用いた
としても、印字データ処理の複雑化をそれほど招くこと
なく、複数の印字サイズに容易に対応できるプリントヘ
ッド用駆動ICおよびこれを用いたプリントヘッドを提
供すること。 【構成】 所定ビット数のシフトレジスタ3を内蔵する
とともに、データ・イン端子4aとデータ・アウト端子5d
をもつ駆動ICにおいて、上記シフトレジスタを複数の
分割し、各分割部において、データ・イン側の分割シフ
トレジスタの終端ビットにつながる追加データ・アウト
端子5a,5b,5cと、データ・アウト側の分割シフトレジス
タの先頭ビットにつながる追加データ・イン端子4b,4c,
4dを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、サーマルプリントヘ
ッドやLEDプリントヘッド等のプリントヘッドおよび
これに用いる駆動ICに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリントヘッドのうち、サーマ
ルプリントヘッドの構成は、たとえば特開平5−301
366号公報に示されている。ヘッド基板上には、その
長手方向に延びる細幅の発熱抵抗体が印刷形成され、こ
の発熱抵抗体を微小長さごとに区分した発熱ドットが同
じく絶縁基板上に搭載される駆動ICによって、印字デ
ータにしたがって個別に発熱駆動される。たとえば、B
4サイズの印字幅をもって200dpiの印字密度で印
字を行うようにするためには、2048個の発熱ドット
が列状配置される。
【0003】駆動ICは、連続する複数個ずつの発熱ド
ットの駆動を担当する。各駆動ICが担当する発熱ドッ
トの個数は、32個、64個、96個というように、3
2の倍数とするのが通常である。64個の発熱ドットを
駆動しうる駆動ICを用いる場合、B4サイズの印字を
行えるように2048個の発熱ドットを有するプリント
ヘッドを構成するには、32個の駆動ICがヘッド基板
上に搭載されることになる。
【0004】64個の発熱ドットを駆動する駆動ICの
上面一側には、64個の出力パッドが形成され、また、
両端部には、データ・イン端子パッドおよびデータ・ア
ウト端子パッドが形成される。そして、この駆動ICの
内部には、64ビットのシフトレジスタが内蔵される。
各駆動IC内のシフトレジスタは、基板上で隣合う駆動
ICのデータ・アウト端子パッドとデータ・イン端子パ
ッドとの間を導通させることにより実質的に連続させら
れ、32個の駆動ICにより、2048ビットのシフト
レジスタが実質的に形成されることになる。上記データ
・アウト端子パッドとデータ・イン端子パッド間の導通
は、各パッド間を直接的にワイヤボンディングしたり、
ヘッド基板上に形成された配線パターンを介してワイヤ
ボンディングする等して達成される。
【0005】各駆動ICの64個の出力パッドは、ヘッ
ド基板上に形成された個別電極配線の一端に対してワイ
ヤボンディングによってつながれ、各個別電極配線は、
当該駆動ICが駆動を担当するべき各発熱ドットに導通
させられる。
【0006】B4サイズの1ライン2048ビット分の
印字データが1番目の駆動ICのデータ・イン端子から
シリアル入力されると、このデータは、クロック信号に
したがって順次シフトレジスタ後流側に転送され、上述
した合計2048ビットのシフトレジスタ内に保持され
る。そして、各駆動ICに共通入力されるストローブ信
号により、各駆動IC内の64ビット分の印字データが
それぞれ出力される。具体的には、各駆動ICは、64
ビット分の印字データにしたがって、対応する出力パッ
ドないしこれに導通する発熱ドットをオン駆動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なプリントヘッド用の駆動ICは、これが担当する発熱
ドットの個数、すなわち、内部シフトレジスタのビット
数が増大する傾向にある。その理由は、第一に、IC製
造技術の進歩により、高集積化が可能となったこと、第
二に、プリントヘッド、とくにサーマルプリントヘッド
の小型化の要請がさらに強まっていること、第三に、部
品点数を減少させて製造コストを削減しうること、によ
る。
【0008】現時点においては、上記プリントヘッド駆
動用のICは、64ビットが主流であるが、96ビッ
ト、あるいは128ビットのものが実用化されつつあ
り、今後さらに大きなビット数をもつ駆動ICが開発さ
れる可能性が大きい。
【0009】今、たとえば128ビットの駆動ICを用
い、200dpiの印字密度でB4サイズとA4サイズ
の印字が可能なサーマルプリントヘッドを構成する場合
を考える。そのためには、2048ドットの発熱ドット
が必要であり、また、128ドットずつの駆動を担当す
る16個の駆動ICがヘッド基板上に搭載されることに
なる。B4サイズの印字は、1ライン2048ドット分
の印字データを上述のように入力することによって問題
なく行える。
【0010】一方、A4サイズの場合、1ラインの印字
データは1728ビットで形成される。そうして、上記
2048個の発熱ドットのうち、中央の1728ドット
分を駆動して印字を行うようにすることが、印字装置を
構成する上で好ましい。すなわち、161ドット目から
1888ドット目までの発熱ドットを用いてA4サイズ
の印字を行うようにするべきである。そのためには、上
記B4サイズ用のサーマルプリントヘッドを用いる場
合、1ライン2048ビットの印字データのうち、第1
〜第160ビットと、第1889〜第2048ビットに
空白データを挿入するデータ処理が必要となり、制御回
路の複雑化を招き、処理速度を高めることができない。
【0011】次に、200dpiの印字密度でA4サイ
ズ専用のサーマルプリントヘッドを構成する場合を考え
る。たとえば欧米では、ほとんどの書類がA4サイズで
あるため、欧米向けのファクシミリは、A4サイズ専用
機で足りるのである。A4サイズの1ラインの印字デー
タは1728ビットであるから、32ビットの駆動IC
なら1728÷32=54個、64ビットの駆動ICな
ら1728÷64=27個、96ビットの駆動ICなら
1728÷96=18個の駆動ICを搭載すればよい。
しかしながら、128ビットの駆動ICを用いようとす
ると、1728÷128=13.5となり、14個目の
駆動ICは、128ビットのうち、64ビットが不要と
なる。このような不要ビット分に空白データを挿入する
ことは、処理の複雑化を招くし、14個目の駆動ICだ
けを64ビットのものを用いることは、128ビットの
駆動ICとは別に64ビットの駆動ICの製造が必要で
あることを意味するし、プリントヘッド全体の構成に統
一性がとれなくなる。
【0012】本願発明は、以上のような事情のもとで考
え出されたものであって、高集積化された単一種の駆動
ICをもって、印字データ処理の複雑化をそれほど招く
ことなく、複数の印字サイズに容易に対応できるプリン
トヘッド用駆動ICおよびこれを用いたプリントヘッド
を提供することをその課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の各技術的手段を講じている。
【0014】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、所定個数の出力パッドと、この出力パッド数と対応
するビット数のシフトレジスタと、このシフトレジスタ
の先頭ビットにつながるデータ・イン端子と、このシフ
トレジスタの終端ビットにつながるデータ・アウト端子
とを有するプリントヘッド用駆動ICであって、上記シ
フトレジスタを複数に分割し、各分割部において、デー
タ・イン側の分割シフトレジスタの終端ビットにつなが
る追加データ・アウト端子と、データ・アウト側の分割
シフトレジスタの先頭ビットにつながる追加データ・イ
ン端子を設けたことを特徴としている。
【0015】本願の請求項2に記載した発明は、請求項
1のプリントヘッド用駆動ICにおいて、上記出力パッ
ドは96個であるとともに、上記シフトレジスタは96
ビットであり、このシフトレジスタは、32ビットずつ
3分割されていることを特徴としている。
【0016】本願の請求項3に記載した発明は、請求項
1のプリントヘッド用駆動ICにおいて、上記出力パッ
ドは128個であるとともに、上記シフトレジスタは1
28ビットであり、このシフトレジスタは、32ビット
ずつ4分割されていることを特徴としている。
【0017】本願の請求項4に記載した発明は、請求項
1、2または3のプリントヘッド用駆動ICを搭載する
プリントヘッドである。
【0018】本願の請求項5に記載した発明は、基板上
に請求項1のプリントヘッド用駆動ICを複数個搭載し
てなるプリントヘッドであって、隣合う駆動ICのデー
タ・アウト端子とデータ・イン端子間を導通させるとと
もに、各駆動ICにおいて、追加データ・アウト端子と
追加データ・イン端子間を導通させる一方、先頭の駆動
ICのデータ・イン端子と後端の駆動ICのデータ・ア
ウト端子間を第1のデータ転送系とするとともに、選択
された追加データ・イン端子とこれより後端側において
選択された追加データ・アウト端子間を第2のデータ転
送系としたことを特徴としている。
【0019】本願の請求項6に記載した発明は、基板上
に請求項1のプリントヘッド用駆動ICを複数個搭載し
てなるプリントヘッドであって、隣合う駆動ICのデー
タ・アウト端子とデータ・イン端子間を導通させるとと
もに、先頭の駆動ICのデータ・イン端子または先頭の
駆動ICの追加データ・イン端子のうち選択したものを
データ入力部とし、後端の駆動ICの追加データ・アウ
ト端子または後端の駆動ICのデータ・アウト端子のう
ち選択したものをデータ出力部とする一方、各駆動IC
において、上記データ入力部と上記データ出力部との間
における隣合う追加データ・アウト端子と追加データ・
イン端子間を導通させたことを特徴としている。
【0020】本願の請求項7に記載した発明は、請求項
5または6に記載したプリントヘッドにおいて、隣合う
駆動ICにおけるデータ・アウト端子とデータ・イン端
子間の導通または/および各駆動ICにおける追加デー
タ・アウト端子と追加データ・イン端子間の導通は、基
板上に形成した配線パターンと上記各端子間をワイヤボ
ンディングすることによって行っていることを特徴とす
る。
【0021】なお、本願発明のプリントヘッドは、サー
マルプリントヘッドとすることもできるし(請求項
8)、LEDプリントヘッドとすることもできる(請求
項9)。
【0022】
【発明の作用および効果】本願発明のプリントヘッド用
駆動ICは、従前の駆動ICに比較し、1つの駆動IC
内のシフトレジスタが複数に分割されていることに特徴
づけられる。データ・イン側の分割シフトレジスタの終
端ビットは、駆動IC上に設けられた追加データ・アウ
ト端子につながっており、データ・アウト側の分割シフ
トレジスタの先頭ビットは、駆動IC上に設けられた追
加データ・イン端子につながっている。したがって、上
記追加データ・アウト端子と追加データ・イン端子の導
通をはかれば、この駆動ICは、従前の駆動ICと機能
上同じとなる。
【0023】また、各分割シフトレジスタは、その先頭
ビットが必ずデータ・イン端子または追加データ・イン
端子につながり、終端ビットが必ずデータ・アウト端子
または追加データ・アウト端子につながっているので、
この駆動ICを分割シフトレジスタのビット数あるいは
その整数倍のビット数をもつ駆動ICとして機能させる
ことができる。
【0024】請求項2に記載した駆動ICのように、9
6ビットのシフトレジスタを32ビットずつ3分割した
ものとすると、この駆動ICを、96ビットの駆動IC
として機能させることができる他、32ビット、64ビ
ットの駆動ICとして機能させることができる。
【0025】請求項3に記載した駆動ICのように、1
28ビットのシフトレジスタを32ビットずつ3分割し
たものとすると、この駆動ICを、128ビットの駆動
ICとして機能させることができる他、32ビット、6
4ビット、96ビットの駆動ICとして機能させること
ができる。
【0026】請求項5に記載したプリントヘッドは、上
記のような機能をもつ複数個の駆動ICを用いて、2系
統のデータ転送系を有するように構成したものである。
このようにすれば、たとえば、B4サイズの印字データ
用のデータ転送系と、A4サイズの印字データ用データ
転送系を別個に設定することができる。128ビットの
駆動ICにおいてそのシフトレジスタが32ビットずつ
4分割されている場合、まず、16個の駆動ICがヘッ
ド基板上に搭載され、各駆動ICのデータ・アウト端子
とデータ・イン端子間を導通させるとともに、各駆動I
Cにおいて、32ビットずつの分割シフトレジスタを追
加データ・アウト端子と追加データ・イン端子間を導通
させることによってつなげる。
【0027】これにより、全てのシフトレジスタが一連
につながり、2048ビットのシフトレジスタが形成さ
れる。先頭(1個目)の駆動ICのデータ・イン端子と
後端(16個目)の駆動ICのデータ・アウト端子間に
より、B4サイズ用の2048ビットの第1のデータ転
送系が形成される。
【0028】そして、2個目の駆動ICの第2分割シフ
トレジスタの追加データ・イン端子と、15個目の駆動
ICの第3分割シフトレジスタの追加データ・アウト端
子間により、2048ビット中の中央の1728ビット
からなるA4サイズ用の第2のデータ転送系が形成され
る。
【0029】B4サイズの印字を行う場合には、制御に
おいて、上記第1の印字データ転送系が選択される。ま
た、A4サイズの印字を行う場合には、制御において、
上記第2の印字データ転送系が選択される。したがっ
て、2048ビットの印字データの先頭部分と後端部分
に空白データを挿入して実質的に2048ビットの印字
を行うようにする従来の手法に比較して、印字データ処
理および制御が簡単になる。
【0030】請求項6に記載したプリントヘッドは、上
記のような機能をもつ複数の駆動ICを用いて、所望の
印字幅を簡単に達成できるようにしたものである。たと
えば、128ビットの駆動ICを16個用いることによ
り、各駆動IC内のシフトレジスタの全てのビットを用
いてB4サイズ用のプリントヘッドを構成できることは
前述のとおりである。本願発明によれば、同じ128ビ
ット駆動ICを用いることにより、多種類の駆動ICを
準備することなく、次のようにして、A4サイズ用のプ
リントヘッドを構成することもできる。
【0031】すなわち、A4サイズの1ラインの印字デ
ータのビット数は1728ビットであるから、1728
÷128=13.5より、128ビットのシフトレジス
タの全てを用いる13個の駆動ICと、64ビット分の
分割シフトレジスタを用いる1個の駆動ICをつなげて
用いればよい。
【0032】なお、各駆動ICのデータ・アウト端子と
データ・イン端子の間、各駆動ICにおける追加データ
・アウト端子と追加データ・イン端子との間は、基板に
形成した配線パターンとの間にワイヤボンディングを施
すことにより簡単に導通させることができる。駆動IC
の出力パッドと個別電極間はワイヤボンディングによっ
て接続されるのが通常であるから、かかるデータ・アウ
ト端子とデータ・イン端子間のワイヤボンディングを介
した接続には、さほど困難性を伴うことはない。
【0033】このように、本願発明によれば、単一種の
駆動ICをもって、印字データ処理の複雑化を招くこと
なく、複数の印字サイズに容易に対応して適正なプリン
トヘッドを構成することができる。
【0034】また、高集積化されたビット数の大きい駆
動ICの標準化を進め、このような標準化された駆動I
Cにより、印字幅やデータ分割制御等の種々の要求に応
えることができるようになり、駆動ICのコストダウン
に加え、プリントヘッドの小型化によるコストダウンを
期待することができる。
【0035】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0036】図1は、本願発明のプリントヘッド用駆動
IC1の一実施例の構成を概略的に示している。この駆
動IC1は、128ビットの駆動ICであり、チップ上
面の一側縁に、128個の出力パッド21 〜2128 が千
鳥状に設けられている。この駆動IC1の内部には、1
28ビットのシフトレジスタ3が形成されており、各ビ
ット31 〜3128 は、上記各出力パッド21 〜2128
対応している。
【0037】上記シフトレジスタ3は、32ビットずつ
の4つの部分に分割されており、これらの分割されたシ
フトレジスタをここでは分割シフトレジスタ3a〜3d
という。
【0038】上記駆動ICチップの上面の他側縁の一端
(図1の左端)には、上記シフトレジスタ3の先頭ビッ
ト31 につながるデータ・イン端子パッド4aが、他端
(図1の右端)には、上記シフトレジスタ3の終端ビッ
ト3128 につながるデータ・アウト端子パッド5dが、
それぞれ設けられている。また、第1分割シフトレジス
タ3aと第2分割シフトレジスタ3bとの分割部には、
第1分割シフトレジスタ3aの終端ビット332につなが
る追加データ・アウト端子パッド5aと、第2分割シフ
トレジスタ3bの先頭ビット333につながる追加データ
・イン端子パッド4bが設けられている。同様に、第2
分割シフトレジスタ4bと第3分割シフトレジスタ3c
との分割部には、第2分割シフトレジスタ3bの終端ビ
ット364につながる追加データ・アウト端子パッド5b
と、第3分割シフトレジスタ3cの先頭ビット365につ
ながる追加データ・イン端子パッド4cが設けられてい
る。そして、第3分割シフトレジスタ3cと第4分割シ
フトレジスタ3dとの分割部には、第3分割シフトレジ
スタ3cの終端ビット396につながる追加データ・アウ
ト端子パッド5cと、第4分割シフトレジスタ3dの先
頭ビット397につながる追加データ・イン端子パッド4
dが設けられている。
【0039】上記駆動ICのチップ1の上面にはさら
に、クロック信号入力パッド6、ストローブ信号入力パ
ッド7、ロジック電源パッド9、パワーグランドパッド
10等が必要に応じて設けられる。
【0040】図1に表れているように、各分割シフトレ
ジスタ3a〜3dは、追加データ・アウト端子パッド5
a,5b,5cと追加データ・イン端子パッド4b,4
c,4dをそれぞれ導通させることにより、128ビッ
トの一連のシフトレジスタとすることもできるし、各追
加データ・イン端子パッド4b,4c,4dあるいは各
追加データ・アウト端子パッド5a,5b,5cを独立
のデータ・イン端子あるいはデータ・アウト端子として
用いることもできる。
【0041】図1においては、追加データ・アウト端子
パッド5a,5b,5cと追加データ・イン端子パッド
4b,4c,4d間の導通を、ヘッド基板11上に形成
した配線パターン12と各パッドとの間をワイヤボンデ
ィングすることによって達成しているが、各パッド間を
直接的にワイヤボンディングすることによってもよい。
【0042】図1において、符号13は、補助的なデー
タ・イン端子パッドを表している。全ての分割シフトレ
ジスタ3a〜3dを一連のシフトレジスタとして用いる
場合、この補助的なデータ・イン端子パッド13を用い
ると、内部的に全ての分割シフトレジスタが連結され
て、上述のように各追加データ・アウト端子パッド5
a,5b,5cと各追加データ・イン端子パッド4b,
4c,4d間を導通させる操作が不要となるように構成
しているのである。なお、このような補助的なデータ・
イン端子パッド13を設けるかどうか選択的な事項であ
る。
【0043】図2は、図1に示す駆動IC1を用いて2
00dpiの印字密度の印字をB4サイズとA4サイズ
の双方で行うことができるように構成したサーマルプリ
ントヘッド14を模式的に示している。
【0044】長矩形状をした絶縁基板11の一側縁に沿
って、2048個の発熱ドットD1〜D2048が配置され
ている。そして、この発熱ドットD1 〜D2048を128
ドットずつ担当して駆動する16個の駆動IC11 〜1
16が横一列に配置されている。各発熱ドットD1 〜D
2048にそれぞれ一端が導通させられる個別電極配線15
の他端が各駆動IC1の一側縁近傍まで延びており、こ
れら個別電極配線15は、それぞれ駆動IC1上の対応
する出力パッド21 〜2128 に対してワイヤボンディン
グによって接続される。
【0045】各駆動IC11 〜116において各追加デー
タ・アウト端子パッド5a,5b,5cと、各追加デー
タ・イン端子パッド4b,4c,4d間は、図1を参照
して既に説明したようにして導通させられ、内部の第1
〜第4分割シフトレジスタ3a〜3dは一連につなげら
れる。また、隣合う駆動IC間において、先行する駆動
ICのデータ・アウト端子パッド5dと、後続する駆動
ICのデータ・イン端子パッド4a間もまた、基板上の
配線パターン12を介してワイヤボンディングをするこ
とによって導通させられる。これにより、各駆動IC内
のシフトレジスタが全て一連につなげられて、2048
ビットのシフトレジスタができあがる。
【0046】第1番目の駆動IC11 のデータ・イン端
子パッド4aは、基板上の主データ・イン端子16から
延びるデータ・イン配線にワイヤボンディングによって
つなげられ、第16番目の駆動IC116のデータ・アウ
ト端子パッド5dは、基板上の主データ・アウト端子1
7から延びるデータ・アウト配線にワイヤボンディング
によってつなげられる。こうして主データ・イン端子1
6から主データ・アウト端子17に至る、2048ビッ
トからなるB4サイズ印字用の主データ転送系が形成さ
れる。
【0047】第2番目の駆動IC12 における第2分割
シフトレジスタ3bの先頭ビット3 33につながる追加デ
ータ・イン端子パッド4bはまた、基板上の副データ・
イン端子18から延びるデータ・イン配線につなげられ
ている。そして、第15番目の駆動IC115における第
3分割シフトレジスタ3cの終端ビット396につながる
追加データ・アウト端子パッド5cはまた、基板上の副
データ・アウト端子19から延びる副データ・アウト配
線につなげられている。こうして、副データ・イン端子
18から副データ・アウト端子19に至る、1728ビ
ットのA4サイズ印字用の副データ転送系が形成され
る。
【0048】B4サイズの印字を行う場合には、制御に
おいて、上記主データ転送系が選択され、A4サイズの
印字を行う場合には、制御において、上記副データ転送
系が選択される。
【0049】このように、本願発明においては、駆動I
Cに追加データ・アウト端子と追加データ・イン端子が
設けられているので、図2に示されるように、B4サイ
ズの印字とA4サイズの印字を行えるようにする場合、
A4印字幅を中央に配置することができながら、印字デ
ータ処理を効率よく行うことができる。
【0050】図3は、図1に示す駆動ICを用い、A4
サイズ専用のサーマルプリントヘッドを構成した例を示
している。A4サイズの印字幅は1728ドットである
ため、14個配置される駆動ICのうちの1個は、64
ビット分のみ機能させればよい。この場合についても、
図3に表れているように、14番目の駆動ICの第2分
割シフトレジスタの終端ビットにつながるデータ・アウ
ト端子パッド5bを基板上のデータ・アウト配線につな
げるようにすればよい。
【0051】図4は、本願発明のプリントヘッド用駆動
ICの第2の実施例を示しており、この例の場合、96
ビットのシフトレジスタ3が、32ビットずつ3分割さ
れている。そして、図1に示す駆動ICと同様、各分割
シフトレジスタ間は、追加データ・アウト端子パッドと
追加データ・イン端子パッドを介してつなげ得るし、ま
た、上記追加データ・アウト端子パッドと追加データ・
イン端子パッドを独立した端子として用いることができ
るようにしてある。
【0052】もちろん、本願発明の範囲は上述の実施例
に限定されるものではない。駆動ICについては、基本
ビット数は、64、96、128以外であってもよい。
また、シフトレジスタは、任意ビット数毎に分割するこ
とができる。
【0053】また、実施例はサーマルプリントヘッドを
構成することを前提として説明したが、駆動ICの基本
的構成および制御態様はLEDプリントヘッドについて
も同様である。したがって、本願発明は、サーマルプリ
ントヘッドの他、LEDプリントヘッド、その他、同様
の印字データを用いて同様の制御により印字を行うこと
ができるその他のプリントヘッドに適用し得る。
【0054】さらに、本願発明の駆動ICを用いてプリ
ントヘッドを構成する態様も、上述した実施例のものに
限定されない。たとえば、カラー印刷を行う場合には、
より迅速な印字データ処理が必要であるため、印字デー
タを印字幅について複数に分割し、同時処理するような
ことも必要となる。このような場合においても、本願発
明によれば、印字幅を任意ビット数の複数に分割し、各
分割されたそれぞれの印字幅について、データ・イン端
子とデータ・アウト端子を設定することが容易にできる
ので、上記の要求に簡単に答えることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のプリントヘッド用駆動ICの一実施
例の構成を模式的に示す平面図である。
【図2】図1の駆動ICを用いて構成されたサーマルプ
リントヘッドの一例を示す模式的平面図である。
【図3】図1の駆動ICを用いて構成されたサーマルプ
リントヘッドの他の例を示す模式的平面図である。
【図4】本願発明のプリントヘッド用駆動ICの他の実
施例の構成を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 駆動IC 21 〜2128 出力パッド 3 シフトレジスタ 3a〜3d 分割シフトレジスタ 4a データ・イン端子パッド 4b,4c,4d 追加データ・イン端子パッド 5a,5b,5c 追加データ・アウト端子パッド 5d データ・アウト端子パッド 11 ヘッド基板 14 サーマルプリントヘッド 15 個別電極配線 D1 〜D2048 印字ドット(発熱ドット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/455 H01L 33/00 L H04N 1/032

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定個数の出力パッドと、この出力パッ
    ド数と対応するビット数のシフトレジスタと、このシフ
    トレジスタの先頭ビットにつながるデータ・イン端子
    と、このシフトレジスタの終端ビットにつながるデータ
    ・アウト端子とを有するプリントヘッド用駆動ICであ
    って、 上記シフトレジスタを複数に分割し、各分割部におい
    て、データ・イン側の分割シフトレジスタの終端ビット
    につながる追加データ・アウト端子と、データ・アウト
    側の分割シフトレジスタの先頭ビットにつながる追加デ
    ータ・イン端子を設けたことを特徴とする、プリントヘ
    ッド用駆動IC。
  2. 【請求項2】 請求項1のプリントヘッド用駆動ICに
    おいて、上記出力パッドは96個であるとともに、上記
    シフトレジスタは96ビットであり、このシフトレジス
    タは、32ビットずつ3分割されている、プリントヘッ
    ド用駆動IC。
  3. 【請求項3】 請求項1のプリントヘッド用駆動ICに
    おいて、上記出力パッドは128個であるとともに、上
    記シフトレジスタは128ビットであり、このシフトレ
    ジスタは、32ビットずつ4分割されている、プリント
    ヘッド用駆動IC。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のプリントヘッド
    用駆動ICを搭載するプリントヘッド。
  5. 【請求項5】 基板上に請求項1のプリントヘッド用駆
    動ICを複数個搭載してなるプリントヘッドであって、
    隣合う駆動ICのデータ・アウト端子とデータ・イン端
    子間を導通させるとともに、各駆動ICにおいて、追加
    データ・アウト端子と追加データ・イン端子間を導通さ
    せる一方、先頭の駆動ICのデータ・イン端子と後端の
    駆動ICのデータ・アウト端子間を第1のデータ転送系
    とするとともに、選択された追加データ・イン端子とこ
    れより後端側において選択された追加データ・アウト端
    子間を第2のデータ転送系としたことを特徴とする、プ
    リントヘッド。
  6. 【請求項6】 基板上に請求項1のプリントヘッド用駆
    動ICを複数個搭載してなるプリントヘッドであって、
    隣合う駆動ICのデータ・アウト端子とデータ・イン端
    子間を導通させるとともに、先頭の駆動ICのデータ・
    イン端子または先頭の駆動ICの追加データ・イン端子
    のうち選択したものをデータ入力部とし、後端の駆動I
    Cの追加データ・アウト端子または後端の駆動ICのデ
    ータ・アウト端子のうち選択したものをデータ出力部と
    する一方、各駆動ICにおいて、上記データ入力部と上
    記データ出力部との間における隣合う追加データ・アウ
    ト端子と追加データ・イン端子間を導通させたことを特
    徴とする、プリントヘッド。
  7. 【請求項7】 隣合う駆動ICにおけるデータ・アウト
    端子とデータ・イン端子間の導通または/および各駆動
    ICにおける追加データ・アウト端子と追加データ・イ
    ン端子間の導通は、基板上に形成した配線パターンと上
    記各端子間をワイヤボンディングすることによって行
    う、請求項5または6のプリントヘッド。
  8. 【請求項8】 上記プリントヘッドはサーマルプリント
    ヘッドである、請求項5、6または7のプリントヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 上記プリントヘッドはLEDプリントヘ
    ッドである、請求項5、6または7のプリントヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126406A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Aoi Electronics Co Ltd サーマルヘッド駆動用集積回路

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