JPH07265861A - 殺菌水、その製造法及び製造装置 - Google Patents

殺菌水、その製造法及び製造装置

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JPH07265861A
JPH07265861A JP6085957A JP8595794A JPH07265861A JP H07265861 A JPH07265861 A JP H07265861A JP 6085957 A JP6085957 A JP 6085957A JP 8595794 A JP8595794 A JP 8595794A JP H07265861 A JPH07265861 A JP H07265861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 次亜塩素酸(HClO)の生成を阻害し、残
留塩素濃度が低くても、高い殺菌力を示す殺菌水、その
製造法及び製造装置を提供する。 【構成】 原水を5〜20μmのフィルター7に通した
後、陽極14と陰極13との間にイオン透過性の隔膜1
7を有する電解槽12に導入して、電圧50〜70V、
電流16〜25A、陽極室19からの吐出量3〜5L/
分、陰極室18からの吐出量5〜7L/分の条件で電解
する。その結果、陽極室19側から残留塩素濃度10p
pm以下、pH3以下、酸化還元電位1000〜130
0mVの酸性水が得られ、陰極室18側からpH10以
上、酸化還元電位−500〜−950mVのアルカリ性
水が得られ、これらの酸性水及びアルカリ性水は、優れ
た殺菌力を示す。なお、電解質の少ない原水には200
ppmを超えない範囲で塩化ナトリウムを添加でき、そ
の場合でも残留塩素濃度は変らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば飲食品店、食品
工場、病院等において、器具や手の消毒、あるいは食品
の殺菌などの用途に用いられる、水道水、井水等の電解
によって得られる殺菌水、その製造法及び製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、水が健康に及ぼす影響に関心が高
まり、アルカリイオン水発生器などが市販されている。
このアルカリイオン水発生器は、水道水や井戸水を浄水
器に通した後、陽極と陰極との間にイオン透過性の隔膜
を有する電解槽に導入して電解し、陰極室側からアルカ
リイオン水を取り出すものである。なお、浄水器として
は、1μm以下の粒子まで捕捉できる能力を有する中空
糸膜のフィルターが用いられている。
【0003】すなわち、水を電解すると、水中に溶けて
いるNa+ 、Ca2+、Mg2+などの陽イオンが陰極側に
移動し、Cl- 、SO4 2- などの陰イオンが陽極側に移
動する。その結果、陰極室側からアルカリ性の水が、陽
極室側から酸性の水が取り出される。
【0004】現在、一般家庭用として市販されているア
ルカリイオン水発生器は、アルカリ性水としてpH7〜
8のものが得られ、酸性水としてpH6〜4のものが得
られるようになっている。しかしながら、上記のような
pHのイオン水では、殺菌効果は乏しく、殺菌水として
利用することはできなかった。また、現在市販されてい
る一般家庭用のアルカリイオン水発生器では、上記より
も高いpHあるいは低いpHのイオン水を得ることは困
難であった。
【0005】一方、特開平1−180293号には、電
解によって得られる水であって、pH値が1.5〜3.
2、かつ、原水との電気伝導度の差(EC差)が下記数
1で示される範囲であることを特徴とする殺菌水が開示
されている。また、そのようなpH値の水を得るため、
電解の前処理段階で原水にNaClを添加して原水の電
気伝導度を高くすると共に、電解中に酸性水の一部をフ
ィードバックして循環させる殺菌水の製造方法が開示さ
れている。
【0006】
【数1】
【0007】また、特公平4−42077号には、原水
にNaCl水溶液を添加して電解槽の陽極室及び陰極室
に導入し、陽極室及び陰極室から電解された水を取り出
すと共に、陽極室から取り出された水の一部を原水と混
合して再び電解槽に導入することにより、殺菌水を製造
する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−18029
3号及び特公平4−42077号の方法によって得られ
る殺菌水は、原水にNaClを添加することにより、下
記化1の反応によって、陽極室側に次亜塩素酸(HCl
O)を発生させ、この次亜塩素酸の殺菌力を利用したも
のである。
【0009】
【化1】2Cl- →Cl2 +2e- Cl2 +H2 O→H+ +Cl- +HClO
【0010】また、特開平1−180293号に記載さ
れているように、従来の方法では、原水にNaCl等を
添加して原水の電気伝導度を上げなければ、pH値の低
い酸性イオン水を得ることはできなかった。
【0011】これらの一連の技術は、食塩を原料として
苛性ソーダ、塩素、水素を製造するソーダ電解の原理の
一部を援用して次亜塩素酸(HClO)を製造し、その
殺菌力を利用するものである。殺菌に必要な30〜50
ppmの高濃度HClOを得るためには、陽極における
Cl2 の生成を阻害するO2 の生成と塩素過電圧の上昇
を防止する必要がある。そのために、原水に高濃度の食
塩(NaCl)を添加し、Cl- の電解濃度を高めるこ
とにより、電圧50〜7V、電流12〜6Aの小電力で
電解を可能とし、これにより陽極におけるO2 の発生を
抑制し、電極面でのO2 の気泡付着による有効面積の減
少とか遮蔽効果を排除すると共に、塩素過電圧上昇を防
止してCl2 の生成を促進しHClOの生産性を高めて
いる。更に、陰極で遊離発生したOH- を陽極室に移行
させることでCl2 の不均化分解を促進させ、HClO
の生成を高め、酸性度を強めている。
【0012】しかしながら、近年、次亜塩素酸(HCl
O)や、さらし粉(Ca(ClO)2 )中の塩素が、1
0〜15ppm以上の濃度になると、生体内ではアミノ
酸と反応し、N−クロラミンを与えるほか、あらゆる化
合物を攻撃してクロル化、水酸化を起こし、DNAに影
響を与えるとか、発癌作用があるとかの疑いがもたれ、
食品添加剤として許可されないこととなった。このた
め、次亜塩素酸の殺菌力を利用した上記従来の殺菌水で
は、食品などに利用することが難しくなりつつある。
【0013】したがって、本発明の目的は、残留塩素濃
度が10ppm以下と低く、しかも次亜塩素酸(HCl
O)がなくても、別の機序によって、安全でしかも高い
殺菌力を示す殺菌水、その製造法及び製造装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、従来技術とは逆にHClOの生成を阻止し
ながら全く新しい機序によって殺菌水を提供しようとす
るものである。
【0015】すなわち、本発明の第1は、陽極と陰極と
の間にイオン透過性の隔膜を有する電解槽を用いて原水
を電解したとき、陽極室側から得られる酸性水であっ
て、pH3以下、表面張力68ダイン/cm以下、残留
塩素濃度10ppm以下で、酸化還元電位が1000〜
1300mVであることを特徴とする殺菌水を提供する
ものである。
【0016】また、本発明の第2は、陽極と陰極との間
にイオン透過性の隔膜を有する電解槽を用いて原水を電
解したとき、陰極室から得られるアルカリ性水であっ
て、pH10以上、表面張力67ダイン/cm以下、酸
化還元電位が−500〜−850mVであることを特徴
とする殺菌水を提供するものである。
【0017】更に、本発明の第3は、塩化ナトリウム含
量が200ppm以下の原水を、5〜20μmのフィル
ターに通す工程と、陽極と陰極との間にイオン透過性の
隔膜を設けて陽極室と陰極室とに仕切り、この陽極室と
陰極室との容積比率を4:6〜2:8とした電解槽の各
電解室に前記原水を導入して、電圧50〜70V、電流
16〜25Aの条件で電気分解する工程と、前記陽極室
と前記陰極室からの電解水の吐出量を5:5〜3:7の
比率になるように調整し、陽極室から3〜5L/分の流
速でpH3以下の酸性水を取出すと共に、陰極室から5
〜7L/分の流速でpH10以上のアルカリ性水を取り
出す工程とを含むことを特徴とする殺菌水の製造法を提
供するものである。
【0018】更にまた、本発明の第4は、陽極と陰極と
の間にイオン透過性の隔膜が配置され、この隔膜によっ
て陽極室と陰極室とが形成された電解槽と、この電解槽
の前記陽極室及び前記陰極室に原水を導入する原水導入
管と、前記電解槽の前記陽極室から酸性水を取り出す酸
性水導出管と、前記電解槽の前記陰極室からアルカリ性
水を取り出すアルカリ性水導出管とを備えた殺菌水の製
造装置において、前記原水導入管には、その途中に5〜
20μmのフィルターを有する濾過器が設けられ、前記
電解槽の前記陽極室と前記陰極室との容積比率は、4:
6〜2:8とされており、前記電解槽には、電解時の電
圧、電流を制御する制御装置が設けられ、前記酸性水導
出管及び前記アルカリ性水導出管には流量制御弁が設け
られていることを特徴とする殺菌水の製造装置を提供す
るものである。
【0019】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。本発明において原水としては、普通の水道水(上
水)、井戸水などが使用される。このような原水中に
は、Na+ 、K+ 、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Cu+
どをはじめとする陽イオンや、Cl- 、SO4 2- 、CO
3 2- 、NO3 -などのようなの陰イオンが、多かれ少なか
れ含まれている。
【0020】しかしながら、原水中には、溶解している
イオンの他に、鉄サビの如く複合の金属酸化物として結
晶構造をもっているものも多く含まれる。それらは配位
多面体、正四面体、正八面体、立方体をしており、その
金属イオンに配位している酸素イオンは、それぞれ4、
6、8個であるが、こうした配位多面体が隅、稜、面を
共有して空間的に連結し、結晶構造をしていることが判
明した。これらの結晶構造物のうち、粒径の大きいもの
は、電解磁場内に入っても解体されず、イオン化せずに
既にイオン化している金属をも取り込み、電導度を下
げ、電解の阻害要因となるばかりか、隔膜の目詰まりを
起こしていた。
【0021】この原因を究明して次のようなことが判明
した。すなわち、これらの結晶構造をもっているものの
うち、1つの原子価が安定な典型金属であるMg、C
a、Sr、Ba、Al、Ir、Gaなどの酸化物、例え
ばMgO、CaO、Al23、Ga23 、MgAl2
4 の例をみると、バンドギャップが大きく、また不
安定性に基づく不純物準位が導入されてくるため、極め
て電気伝導性が悪い。従来の方法では、それをカバーす
るためにNaClを多量使用していたのである。
【0022】ところが、本発明者らは、上記原水中に含
まれる結晶構造を有する金属酸化物も、20μm以下の
粒径のものは、電圧50〜70V、電流16〜25Aの
条件で、しかも所定の流速で電解すると、その磁場内で
バラバラに解体され、すべてがイオン化すること、それ
によって原水中の電気伝導度が飛躍的に上がることを見
いだした。
【0023】このため、本発明の方法では、電解に先立
って上記原水を、5〜20μmのフィルター(捕集でき
る最小粒子径が5〜20μmのフィルター)に通して、
それ以下の粒径のものだけを電解槽に導入するようにし
たのである。このフィルターとしては、合成繊維をマッ
ト状に成形したものが好ましく使用され、特に、ポリオ
レフィン(ポリプロピレン)系熱融着性複合繊維からな
る「チッソCPフィルター」(商品名、チッソ株式会社
製)が好ましい。なお、上記フィルターの捕集能力は、
10〜20μmであることがより好ましい。
【0024】上記フィルターの捕集能力が5μmよりも
細かいと、水中に浮遊している金属酸化物がほとんど除
去されてしまうため、後述する理由から本発明で規定す
るpH値の酸性水及びアルカリ性水を得ることができな
い。また、上記フィルターの捕集能力が20μmよりも
粗いと、フィルターを通過した金属酸化物がブロックの
まま解体されず、電気伝導度を高める阻害要因となるば
かりか、電解槽の隔膜の目詰まりを起こしやすくなると
いう問題がある。
【0025】なお、原水中に溶解している電解質の量
は、水質によって異なり、そのため電気伝導度も異なっ
てくる。溶解金属の比較的多い、すなわち電気伝導度が
高い原水は、そのままでも本発明の方法によってpH3
以下の酸性水を得ることができる。しかし、溶解金属が
極端に少ない原水においては、原水導入管に塩化ナトリ
ウムを添加する定量ポンプを付設して、原水中の塩化ナ
トリウム含量が200ppmを超えない範囲で、塩化ナ
トリウムを添加することが好ましい。原水の塩化ナトリ
ウム含量が200ppm以下であれば、最終的に得られ
る酸性水の残留塩素濃度は10ppm以下になる。
【0026】本発明において、電解槽としては、チタン
−白金電極等からなる陽極と、ステンレス電極等からな
る陰極との間に、イオン透過性の隔膜を配置して、陽極
室と陰極室とに区画し、この陽極室と陰極室との容積比
率を4:6〜2:8にし、かつ、電解時の電圧、電流を
制御する制御装置を設けたものが用いられる。この場
合、陽極と隔膜の間に電極面にそって水流の方向に、整
流手段である直径約2mmφのチタン丸棒を幅約3cm
間隔に設置することが好ましい。また、陽極室と陰極室
に原水を導入する原水導入管は、同径で、同圧の水圧が
かかるように接続することが好ましい。更に、陽極室か
ら酸性水を取り出す酸性水導出管と、陰極室からアルカ
リ性水を取り出すアルカリ性水導出管には、それらの流
出速度を調整するための流量制御弁を設ける。
【0027】上記の電解槽を用い、制御装置によって電
圧50〜70V、電流16〜25Aとなるように調整す
るとともに、陽極室と陰極室からの電解水の吐出量が
5:5〜3:7の比率になるように流量制御弁を調整
し、陽極室から3〜5L/分の流速で酸性水を取出すと
共に、陰極室から5〜7L/分の流速でアルカリ性水を
取り出す。
【0028】こうして得られた酸性水は、pH3以下、
表面張力68ダイン/cm以下、残留塩素濃度10pp
m以下で、酸化還元電位が1000〜1300mVであ
る。また、アルカリ性水は、pH10以上、表面張力6
7ダイン/cm以下、酸化還元電位が−500〜−85
0mVである。
【0029】
【作用】上記の装置において、20μm以上の複合酸化
物(鉄サビ等)を除いた原水を容積比4:6〜2:8の
陽極室と陰極室に同量、同圧の状態で送入し、吐水側の
陽極と陰極の吐出比率を5:5〜3:7の比率で吐出水
量を調整することにより陽極室側の水圧が高まる。そし
て、食塩を添加する従来法の電解条件より高い、電圧5
0〜70V、電流16〜25Aで電解を行い、吐出水の
流速を陽極室側では3〜5L/分とし、陰極室側では5
〜7L/分とする。
【0030】その結果、陽極では酸素(O2 )の発生が
促進される。なお、陽極としてチタン−白金電極を用い
れば、白金の触媒活性によってO2 の気泡は電解浴中に
分散できると共に、高い塩素過電圧が生じCl2 の生成
が抑制される。更に、陽極電極に沿って、φ2mmのチ
タン丸棒等を配設すれば、水が一定方向に流れ、流速が
速くなることにより、O2 が電極面に付着するのを防ぐ
ことができる。
【0031】こうして、Cl2 の生成が阻害される。そ
ればかりか、塩素(Cl2 )は、水素(H2 )、酸素
(O2 )及び窒素(N2 )と同様2原子分子であり、そ
の生成熱は大きい。そこで、ハロゲン元素の塩素が更に
大きい酸素の電気陰性度をもつ元素原子と電子を共有し
て結合すると、+1から+7まで種々の酸化状態をつく
り出す。塩素の電気陰性度が3.0であり、酸素の電気
陰性度が3.5と更に大きく原子間の強力な共有結合が
でき、Cl2 O、Cl22 、Cl27 という酸化物
ができる。陽極室ではOHを分離してO2 ができて、H
ClOの生成が阻害されるばかりか陰極で遊離されたO
- が陽極室の高い水圧によって陽極側に流れることを
防止し、Cl2 とOH- との不均化分解でHClOが生
成されることが防止される。
【0032】更に、20μm以下の複合酸化金属のブロ
ックは、電解磁場ですべてイオン化し、これが陽極室の
発生酸素と結合して金属酸化物となる。そして、SiO
2 やAl23 にみられるように、酸化物の生成熱の大
きいものほど水のOH基でおおわれ、H+ の増加によっ
て酸性度を強める。また、金属イオンに吸着する酸素
は、O2 、O2 -、O- 、O2 の形で結合しており、酸素
が電子受容性であるために電解における電気化学エネル
ギーを容易に保有し酸化還元電位を高めることができ
る。
【0033】このように小さい金属酸化物粒子は、電解
槽中で電解されるとイオン化して溶解するので、NaC
l等の塩分を添加しなくても原水中の電解質が増加して
電気分解が効率的に行われる。また、電解質の溶存量の
少ない原水に200ppm以下のNaClを添加して
も、本発明方法の機序によってCl2 、HClOの発生
が阻害され、食塩の有無に関係なく残存塩素は10pp
m以下となる。また、このような電解過程を経た電解水
はオキソニュームイオン結合が小さくなり、陽極側で
は、表面張力68ダイン/cm以下で浸透性が高く、p
H3以下、酸化還元電位1000〜1300mVの酸性
水を、また陰極側では陽極室との内圧差によりOH-
オンが陽極側に流出せず、アルカリ度を下げるのを防止
するので、表面張力67ダイン/cm以下で、pH10
以上、酸化還元電位−500〜−850mVの高濃度の
OH- を含む殺菌水を得ることが可能となる。
【0034】なお、従来のアルカリイオン水発生器で
は、原水を中空糸膜などのフィルターに通してから電解
槽に導入するため、上記のような金属酸化物粒子がほと
んど除去されてしまい、金属酸化物粒子の溶解による電
解質の増加効果がなく、電気分解を効果的に行うことが
できず、殺菌の機序を発揮する条件を満たすことができ
なかった。
【0035】本発明は、酸性水、アルカリ性水のそれぞ
れの特徴を生かして、安全な殺菌方法を提供するもので
ある。
【0036】本発明による殺菌水の機序について述べる
と、一般に菌は非常に種類が多く、その生態も様々であ
るが、とくに病原菌と呼ばれる菌には三つの基本形があ
る。球菌(coocus)、桿菌(bacillu
s)、らせん菌(spirillum)があり、基本
構造は、細胞壁、細胞質膜、細胞質、核からな
っており、菌の種類によっては細胞壁の外側に莢膜とか
粘液層というエンベロープというもので覆われているも
のもある。
【0037】まず、酸性の殺菌水のもつ電気的エネルギ
ーである1000mV以上の酸化還元電位の水に菌体が
接触すると、還元作用でエネルギーの放出が行なわれ
る。菌体細胞の融合実験でプロトプラスト法という手法
があるが、微小電流i=1〜50μA、接続時間Δt=
0.25〜50msによって細胞膜に穴があき、iが著
しく大きくなると細胞膜が破壊される現象が起こる。こ
れと同様なことが細菌の粘膜、細胞壁を通して細胞膜に
接触電気エネルギーの流入が起こると膜に穴があいたり
破壊されたりする。しかしこれですぐに死滅するのでは
なく、この浸透性の高い水が細胞内に侵入し、更に酸性
度の高い水によってタンパク変性と膨圧により菌が死滅
する。しかし芽胞菌の場合は、抵抗性が強く、芽胞の芽
の部分から浸透性の高い水と共にFe2+イオンを送り込
み、内部でペルフェリールイオンFe2 +O2 により、
細胞質を形成している多価不飽和脂肪酸の酸化しやすい
−CH2 −からHを奪い、H22 を生成し、更にFe
+ によりOHラジカルを生ぜしめ、リン脂質を次々と酸
化分解して死滅させる。これは生体内の老細胞解体の機
序を人為的に行なうものである。
【0038】一方、アルカリ性水の殺菌の機序は、菌の
細胞質が一定の浸透圧をもって生きてきており、これが
破壊されると溶菌することがわかっている。まず、pH
10以上に菌をおくことにより、菌の生存環境を破壊
し、この水のもつ高い浸透性を利用して、菌体内の細胞
質の浸透圧に強い変化を起こさせることによって、溶菌
死滅させることができる。更に、pH10以上の水に食
物を含浸させ、加熱すると、食物に付着している菌の熱
抵抗性が弱まり、その菌のもつ抵抗力より短時間低温加
熱で死滅させることができる。
【0039】このように、本発明の殺菌水の作用は、H
ClOの酸化力と毒素による殺菌とは異なり、微小電流
によるプロトプラスト効果とか、生体内で起こっている
細胞の解体と再生の機序を再現させるものであるから、
DNAなどの遺伝子に打撃を与えることがなく、しがっ
て安全に使用することができる。
【0040】したがって、上記酸性水及びアルカリ性水
を殺菌水として、飲食品店、食品工場、病院等における
器具や手の消毒、あるいは食品の殺菌などの用途に用い
ることができる。
【0041】
【実施例】図1、2には、本発明の殺菌水の製造装置の
一実施例が示されている。原水導入管1は、減圧弁2、
圧力スイッチ3、電磁弁4を介して、フィルター槽5に
連結されている。フィルター槽5は、有底円筒状のケー
シング6内に、同じく有底円筒状のフィルター7を配置
し、このフィルター7を蓋体11で支持した構造をなし
ている。原水導入管1は、フィルター7の内側に連通す
る導入路8に連結され、連結管9は、フィルター7の外
側に連通する導出路10に連結されている。なお、この
実施例において、フィルター7としては、10μm以上
の粒子を捕捉できる能力を有する「チッソCPフィルタ
ー」(商品名、チッソ株式会社製)を用いた。
【0042】電解槽12は、円筒状のステンレス電極か
らなる陰極13と、この陰極13よりも直径の小さい円
筒状のチタン−白金電極からなる陽極14とを同心状に
配置し、それらの上限端面を環状の蓋体15、16で封
止した構造をなす。また、陰極13と陽極14との間に
は、同じく円筒状の隔膜17がその両端を蓋体15、1
6に支持されて設置されており、電解槽12内を外側の
陰極室18と、内側の陽極室19と容積比3:7の比率
で区画している。この隔膜17は、陽イオンを陽極室1
9側から陰極室18側に透過させ、陰イオンを陰極室1
8側から陽極室19側に透過させる。
【0043】連結管9は、その先端が管9a、9bに分
岐し、一方の管9aは、電解槽12底部の蓋体16に設
けられた陰極室18内への導入路20に連結され、他方
の管9bは、上記蓋体16に設けられた陽極室19内へ
の導入路21に連結されており、いずれも同径で、同圧
の原水が導入される構造とされている。また、電解槽1
2の上部の蓋体15には、陰極室18からアルカリ性水
を取り出すための導出路22が形成され、これにアルカ
リ性水導出管23が連結され、電磁弁24、流量制御弁
28を介してアルカリ性水を供給するようになってい
る。更に、上部の蓋体15には、陽極室19から酸性水
を取り出すための導出路25が形成され、これに酸性水
導出管26が連結され、電磁弁27、流量制御弁29を
介して酸性水を供給するようになっている。そして、上
記流量制御弁28、29により、陽極室19からの吐出
量と、陰極室18からの吐出量との比が、4.5:5.
5となるように調整されている。
【0044】なお、電解層12には、陽極14と陰極1
3とに電力を供給する電源30と、この電源30からの
電力を制御する制御装置31とが設けられている。ま
た、図2に示すように、陽極室19には、陽極14の軸
方向に沿って平行に、φ2mmのチタン丸棒32が、3
cm間隔で8本配設されている。
【0045】したがって、原水を原水導入管1から、減
圧弁2、圧力スイッチ3、電磁弁4を介して、フィルタ
ー槽5のフィルター7の内部に導入すると、フィルター
7を内側から外側に通過して連結管9より流出する。こ
のとき、10μm以上の電解磁場で解体されない大きさ
の粒子はフィルター7に捕捉され、電解槽12の隔膜1
7の目詰まりを防止できる。なお、圧力スイッチ3は、
常に一定の水圧の原水がフィルター槽5に供給されるよ
うに、水圧を検出して減圧弁2や電磁弁4を制御するも
のである。
【0046】連結管9に流出した原水は、分岐管9a、
9bに分流されて、電解槽12の陰極室18及び陽極室
19にそれぞれ同圧、同量で流入する。陽極室19に流
れ込んだ原水は、前記チタン丸棒32によって高流速で
陽極室19内を流れる。電解槽12では、陽極14と陰
極13との間で電圧が印加され、原水の電解が行われ
る。このとき、電圧50〜70V、電流16〜25Aと
なるように制御装置31で電力を調整し、陽極室19か
らは3〜5L/分の流速で吐出し、陰極室18からは5
〜7L/分の流速で吐出するように調整する。
【0047】その結果、陽極14では、O2 が積極的に
生成されると共に、高い塩素過電圧によってCl2 の生
成が抑制される。このとき、フィルター7を通過した金
属酸化物等の粒子は、すべて分解イオン化する。そし
て、Na+ 、K+ 、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Cu+
どの陽イオンは、隔膜17を通過して陰極室18側に移
動し、Cl- 、SO4 2- 、CO3 2- 、NO3 -などの陰イ
オンは、隔膜17を通過して陽極室19側に移動する。
陽極14では、積極的にO2 が生成され、金属酸化物が
生産される。陰極13では、OHが遊離生成される。こ
のため、陽極室19から吐出するイオン水はpH3以下
の強酸性となり、陰極室18から吐出するイオン水は、
pH10以上の強アルカリ性となる。
【0048】実施例1 水質の異なる4種類の原水について、図1に示した装置
を用い、表1に示した条件で電解を行い、酸性水を製造
した。こうして得られた試料No.1〜4の酸性水につ
いて、それぞれpH、酸化還元電位(ORP)、電気伝
導度(EC)、残留塩素濃度(ppm)を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0049】一方、表1の試料No.5〜8は、特開平
1−180293号公報に記載された方法で製造した酸
性水のデータであり、同公報の第530頁、第4〜7表
のそれぞれ最下欄に記載されたものに対応している。
【0050】また、表1の試料No.9〜10は、特公
平4−42077号に記載された方法で製造した酸性水
のデータであり、同公報の第230〜231頁の実施例
1、4に記載されたものに対応している。
【0051】このように本発明の方法によれば、残留塩
素濃度を10ppm以下に抑えて、しかもpHを3以下
にすることができる。
【0052】
【表1】
【0053】実施例2 採取地及び水質が異なる3種類の原水を、図1に示した
装置を用いて、表2に示した条件で電解し、酸性水及び
アルカリ性水を製造した。こうして得られた試料No.
11〜14の酸性水及びアルカリ性水について、それぞ
れpH、酸化還元電位(ORP)、電気伝導度(E
C)、残留塩素濃度(ppm)を測定した。その結果を
表2に示す。
【0054】このように、本発明の方法によれば、各種
の水質の原水から、pH3以下、残留塩素10ppm以
下、酸化還元電位1000mV以上の酸性水と、pH1
0以上、酸化還元電位−500mV以下のアルカリ性水
を製造することができる。
【0055】
【表2】
【0056】実施例3 東京都千代田区の上水道から採取した原水(pH7.
3、ORP736mV、EC211μS、残留塩素0.
8ppm)を用い、フィルターを用いない(試料No.
16)か、あるいは10μmのフィルター(試料No.
17)、5μmのフィルター(試料No.18)、1μ
mのフィルター(中空糸膜)(試料No.19)、0.
5μmのフィルター(中空糸膜)(試料No.20)を
それぞれ用い前処理した後、電圧、電流を同一にして電
解を行った。
【0057】こうして得られたそれぞれの酸性水及びア
ルカリ性水について、pH、酸化還元電位(ORP)、
電気伝導度(EC)、残留塩素濃度(ppm)を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0058】このように、フィルターなしの場合、及び
1μm以下のフィルターを用いた場合には、残留塩素濃
度は10ppm以下であっても、pH3以下の酸性水及
びpH10以上のアルカリ性水を得ることはできなかっ
た。これに対して、10μm又は5μmのフィルターを
用いた場合には、pH3以下、残留塩素10ppm以
下、酸化還元電位1000mV以上の酸性水と、pH1
0以上、酸化還元電位−500mV以下のアルカリ性水
が得られることがわかる。
【0059】
【表3】
【0060】実施例4 実施例1で得られた表1のNo.1の酸性水を用いて、
殺菌効果試験を行った。試験方法は、試料(酸性水)に
大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、緑膿菌、腸炎
ビブリオ菌の菌液を添加、混合し、1.5分及び10分
後の生菌数を測定した。
【0061】なお、菌数測定時における正確な生菌数を
得るため、予め予備試験を行い、添加菌が死滅しない検
体濃度を確認した。すなわち、検体をSCDLP培地
(日本製薬製)で10倍に希釈したところ、30分作用
後においても試験菌の死滅がみられなかった。したがっ
て、各測定時点において検体を直ちにSCDLP培地で
10倍に希釈することにより、各時点における生菌数の
測定が可能であると考えて測定を行った。
【0062】この結果を表4に示す。なお、比較のため
通常の水道水を用いて行った結果を併せて示す。表4か
ら、本発明で得られた酸性水は、大腸菌、黄色ブドウ球
菌、サルモネラ菌、緑膿菌、腸炎ビブリオ菌のいずれに
対しても十分な殺菌効果があることがわかる。
【0063】
【表4】
【0064】実施例5 実施例2で得られた表2のNo11の酸性水及びアルカ
リ性水を用いて、大腸菌に対する殺菌効果試験を行なっ
た。
【0065】試験方法は、試験水(酸性水又はアルカリ
性水)に、大腸菌の菌液(菌数210,000/ml) を添加、混
合し、30秒、1分、2分、3分、5分後の生菌数を測
定した。生菌数の測定方法は、実施例4と同様である。
この結果を表5に示す。
【0066】
【表5】
【0067】表5の結果から、本発明によって得られる
アルカリ性水も、優れた殺菌効果を有することがわか
る。
【0068】実施例6 蒸留水、水道水、本発明の方法で得られた酸性水(pH
2.8、酸化還元電位1050mV、電導度954μs
/cm)、及び本発明の方法で得られたアルカリ性水
(pH11.8、酸化還元電位−700mV、電導度3
23μs/cm)について、大平理化工業株式会社製の
デュヌーイ氏表面張力計を用いて、20℃における表面
張力を測定した。その結果を表6に示す。
【0069】
【表6】
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次亜塩素酸(HClO)の生成が抑制され、残留塩素濃
度が低くても優れた殺菌効果を示す酸性水からなる殺菌
水を提供することができる。また、強い浸透圧と界面活
性作用によって殺菌効果を示すアルカリ性水からなる殺
菌水を提供することができる。これらの殺菌水は、人体
に安全であるから、飲食品店、食品工場、病院等におい
て、器具や手の消毒、あるいは食品の殺菌など、広い用
途に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するための装置の一例
を示す概略断面図である。
【図2】図1の装置における電解槽の横断面図である。
【符号の説明】
1 原水導入管 5 フィルター槽 7 フィルター 9 連結管 12 電解槽 13 陰極 14 陽極 17 隔膜 18 陰極室 19 陽極室 23 アルカリ性水導出管 26 酸性水導出管 28、29 流量制御弁 30 電源 31 制御装置 32 チタン丸棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極との間にイオン透過性の隔膜
    を有する電解槽を用いて原水を電解したとき、陽極室側
    から得られる酸性水であって、pH3以下、表面張力6
    8ダイン/cm以下、残留塩素濃度10ppm以下で、
    酸化還元電位が1000〜1300mVであることを特
    徴とする殺菌水。
  2. 【請求項2】 陽極と陰極との間にイオン透過性の隔膜
    を有する電解槽を用いて原水を電解したとき、陰極室か
    ら得られるアルカリ性水であって、pH10以上、表面
    張力67ダイン/cm以下、酸化還元電位が−500〜
    −850mVであることを特徴とする殺菌水。
  3. 【請求項3】 塩化ナトリウム含量が200ppm以下
    の原水を、5〜20μmのフィルターに通す工程と、 陽極と陰極との間にイオン透過性の隔膜を設けて陽極室
    と陰極室とに仕切り、この陽極室と陰極室との容積比率
    を4:6〜2:8とした電解槽の各電解室に前記原水を
    導入して、電圧50〜70V、電流16〜25Aの条件
    で電気分解する工程と、 前記陽極室と前記陰極室からの電解水の吐出量を5:5
    〜3:7の比率になるように調整し、陽極室から3〜5
    L/分の流速でpH3以下の酸性水を取出すと共に、陰
    極室から5〜7L/分の流速でpH10以上のアルカリ
    性水を取り出す工程とを含むことを特徴とする殺菌水の
    製造法。
  4. 【請求項4】 陽極と陰極との間にイオン透過性の隔膜
    が配置され、この隔膜によって陽極室と陰極室とが形成
    された電解槽と、この電解槽の前記陽極室及び前記陰極
    室に原水を導入する原水導入管と、前記電解槽の前記陽
    極室から酸性水を取り出す酸性水導出管と、前記電解槽
    の前記陰極室からアルカリ性水を取り出すアルカリ性水
    導出管とを備えた殺菌水の製造装置において、前記原水
    導入管には、その途中に5〜20μmのフィルターを有
    する濾過器が設けられ、前記電解槽の前記陽極室と前記
    陰極室との容積比率は、4:6〜2:8とされており、
    前記電解槽には、電解時の電圧、電流を制御する制御装
    置が設けられ、前記酸性水導出管及び前記アルカリ性水
    導出管には流量制御弁が設けられていることを特徴とす
    る殺菌水の製造装置。
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